JP3718046B2 - アドレス発生回路 - Google Patents
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、メモリからデータを読み出すためのアドレスを生成するアドレス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、LSIなどの半導体集積回路を検査する検査装置においては、検査のために各種のビットパターンを生成する必要がある。このため、一般に、メモリに所定ビット数のビットパターンを多数記憶させておき、プロセッサによりアドレス発生回路を制御して連続した読み出しアドレスを発生させることにより、メモリから所望のビットパターンを得ている。
【0003】
このような検査装置に用いられる従来のアドレス発生回路は、図2に示すように、プロセッサ31により第1のラッチ回路32にスタートアドレスを設定し、かつ第2のラッチ回路33にストップアドレスを設定することにより、カウンタ回路34がスタートアドレスからストップアドレスまでを所定の周期でカウントし、そのカウント値が読み出しアドレスとしてメモリ35に順次供給される構成であった。メモリ35は、カウンタ回路34から読み出しアドレスが供給されることにより、そのアドレスに格納されているデータを端子36に出力する。
【0004】
しかし、このような従来のアドレス発生回路では、スタートアドレスからストップアドレスまでの連続した一連のアドレスを発生する毎に次のスタートアドレスおよびストップアドレスをプロセッサ31により設定しなければならないので、プロセッサ31を動作させるためのソフトウェアが複雑になり、しかもプロセッサ31の負荷が大きくなるという課題があった。
【0005】
このため、プロセッサ31として比較的安価なマイクロコンピュータを用いた場合、処理速度が遅いので、たとえば1MHz〜20MHz程度のクロック周波数でカウンタ回路34を動作させるような高速動作時に、所定のタイミングでスタートアドレスおよびストップアドレスを書き換えることができず、最初に設定したスタートアドレスからストップアドレスまでの連続したアドレスをループ状に発生するだけの結果となってしまう。このようにアドレスのジャンプができない状況下でメモリ35から所望のビットパターンを発生させようとすると、スタートアドレスからストップアドレスまでのアドレス数が極めて大きくなり、メモリ35の所要容量が膨大なものになって、非常に不経済である。
【0006】
【発明の開示】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、発生すべきアドレスを指示するためのプロセッサの負荷を軽減できるアドレス発生回路を提供することを、その課題とする。
【0007】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本願発明の第1の側面によれば、メモリからデータを読み出すためのアドレスを生成するアドレス発生回路であって、外部からの第1のスタートアドレスをラッチする第1のラッチ回路と、外部からの第1のストップアドレスをラッチする第2のラッチ回路と、第1のラッチ回路にラッチされた第1のスタートアドレスの値から第2のラッチ回路にラッチされた第1のストップアドレスの値までをカウントして、そのカウント値を順次出力する第1のカウンタ回路と、複数の第2のスタートアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のスタートアドレスを出力する第1の記憶回路と、複数の第2のストップアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のストップアドレスを出力する第2の記憶回路と、第1の記憶回路から出力された第2のスタートアドレスの値から第2の記憶回路から出力された第2のストップアドレスの値までを、所定の周期でカウントして、そのカウント値をメモリの読み出しアドレスとして順次出力する第2のカウンタ回路とを備えたことを特徴とする、アドレス発生回路が提供される。
【0009】
このようにすれば、発生すべきアドレスを指示するためのプロセッサの負荷を軽減できる。
【0010】
すなわち、プロセッサにより第1のスタートアドレスおよび第1のストップアドレスを設定するだけで、第1のスタートアドレスから第2のスタートアドレスまでの各々のアドレス毎に、第1および第2の記憶回路に記憶された第2のスタートアドレスおよび第2のストップアドレスを発生することができ、この第2のスタートアドレスから第2のストップアドレスまでの連続したアドレスによって、メモリからデータが読み出される。換言すれば、スタートアドレスおよびストップアドレスが2段階に階層化されたことになり、プロセッサは上位階層のスタートアドレスおよびストップアドレスを設定するだけでよいので、負荷が軽減されるとともに、プロセッサを動作させるためのプログラムを簡単にできる。
【0011】
さらには、比較的安価なマイクロコンピュータをプロセッサとして用いても、高速動作時におけるアドレスのジャンプやループを任意に行うことができ、この結果、メモリにおいて記憶内容が同一であるアドレスを大幅に削減できることから、メモリを有効に利用できる。換言すれば、従来のアドレス発生回路と同一容量のメモリを用いた場合、多種多様のビットパターンを任意かつ高速に出力できる。
【0012】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
図1は、本願発明に係るアドレス発生回路の回路ブロック図であって、このアドレス発生回路は、第1のラッチ回路1、第2のラッチ回路2、第1のカウンタ回路3、第1の記憶回路4、第2の記憶回路5、および第2のカウンタ回路6を備えている。なお本実施形態においては、アドレス発生回路がLSIの検査装置に内蔵されているものとする。
【0015】
第1のラッチ回路1は、プロセッサ11からの第1のスタートアドレスを保持し、第1のカウンタ回路3に出力する。
【0016】
第2のラッチ回路2は、プロセッサ11からの第1のストップアドレスを保持し、第1のカウンタ回路3に出力する。
【0017】
第1のカウンタ回路3は、第1のラッチ回路1からの第1のスタートアドレスを初期値とし、第2のラッチ回路2からの第1のストップアドレスを最大カウント値として、第2のカウンタ回路6から桁上げ信号が供給される度に1ずつアップカウントして、カウント値を第1の記憶回路4および第2の記憶回路5に読み出しアドレスとして順次出力する。また第1のカウンタ回路3は、カウント値が最大カウント値に達したときに、プロセッサ11に桁上げ信号を出力する。
【0018】
第1の記憶回路4は、RAMにより構成され、かつ多数の第2のスタートアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路3からのカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のスタートアドレスを第2のカウンタ回路6に出力する。
【0019】
第2の記憶回路5は、RAMにより構成され、かつ多数の第2のストップアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路3からのカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のストップアドレスを第2のカウンタ回路6に出力する。
【0020】
第2のカウンタ回路6は、第1の記憶回路4からの第2のスタートアドレスを初期値とし、第2の記憶回路5からの第2のストップアドレスを最大カウント値として、所定周期のクロック信号が供給される度に1ずつアップカウントし、カウント値をメモリ12に読み出しアドレスとして順次出力する。また第2のカウンタ回路6は、カウント値が最大カウント値に達したときに、第1のカウンタ回路3に桁上げ信号を出力する。
【0021】
プロセッサ11は、マイクロコンピュータにより構成されており、検査装置の全体を制御する。
【0022】
メモリ12は、RAMにより構成されており、第2のカウンタ回路6から読み出しアドレスが供給されることにより、そのアドレスに格納されているデータを波形処理回路13に出力する。
【0023】
波形処理回路13は、メモリ12からのデータに波形整形などの処理を施して端子14に出力する。
【0024】
次に動作を説明する。プロセッサ11により第1のラッチ回路1に第1のスタートアドレスが供給され、かつ第2のラッチ回路2に第1のストップアドレスが供給されると、第1のラッチ回路1が第1のスタートアドレスを保持するとともに、その第1のスタートアドレスを初期値として第1のカウンタ回路3に出力し、かつ第2のラッチ回路2が第1のストップアドレスを保持するとともに、その第1のストップアドレスを最大カウント値として第1のカウンタ回路3に出力する。これにより第1のカウンタ回路3が、カウント値である初期値すなわち第1のスタートアドレスを読み出しアドレスとして第1の記憶回路4および第2の記憶回路5に出力する。
【0025】
これにより第1の記憶回路4が、第1のカウンタ回路3のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータすなわち第2のスタートアドレスを、初期値として第2のカウンタ回路6に出力する。また第2の記憶回路5が、第1のカウンタ回路3のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータすなわち第2のストップアドレスを、最大カウント値として第2のカウンタ回路6に出力する。これにより第2のカウンタ回路6が、クロック信号の立上がりに同期して、カウント値である初期値すなわち第2のスタートアドレスを読み出しアドレスとしてメモリ12に出力する。
【0026】
これによりメモリ12が、第2のカウンタ回路6のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータを波形処理回路13に出力する。このデータは、波形処理回路13により波形整形などの処理を施され、端子14を介して検査装置の所定回路に供給される。
【0027】
第2のカウンタ回路6に入力されているクロック信号の次の立上がりで、カウント値すなわちメモリ12の読み出しアドレスが1だけ増加し、メモリ12から出力されるデータの内容が更新される。
【0028】
以下同様に、クロック信号に同期してメモリ12から出力されるデータの内容が順次更新され、第2のカウンタ回路6のカウント値が最大カウント値である第2の記憶回路5からの第2のストップアドレスに達すると、第2のカウンタ回路6から第1のカウンタ回路3に桁上げ信号が供給される。
【0029】
これにより第1のカウンタ回路3のカウント値すなわち第1の記憶回路4および第2の記憶回路5の読み出しアドレスが1だけ増加し、第1の記憶回路4から出力されるデータすなわち第2のスタートアドレスと、第2の記憶回路5から出力されるデータすなわち第2のストップアドレスとが更新される。そして、更新された第2のスタートアドレスおよび第2のストップアドレスに基づいて、第2のカウンタ回路6が上記と同様に動作し、メモリ12からデータが順次読み出される。
【0030】
以下同様に、第1の記憶回路4から出力される第2のスタートアドレスと第2の記憶回路5から出力される第2のストップアドレスとが順次更新され、第1のカウンタ回路3のカウント値が最大カウント値である第2のラッチ回路2からの第1のストップアドレスに達すると、第1のカウンタ回路3からプロセッサ11に桁上げ信号が出力され、プロセッサ11により第1のラッチ回路1に次の第1のスタートアドレスが供給され、かつ第2のラッチ回路2に次の第1のストップアドレスが供給される。
【0031】
このような動作が繰り返されることにより、メモリ12から波形処理回路13および端子14を介して、LSIの検査に必要な所望のビットパターンが出力される。
【0032】
このように、メモリ12の読み出しアドレスの発生に必要なスタートアドレスとストップアドレスとを2段階の階層構造にし、プロセッサ11により上位階層である第1のスタートアドレスと第1のストップアドレスとを設定するので、プロセッサ11の負荷を良好に軽減させることができる。
【0033】
なお上記実施形態においては、第2のカウンタ回路6からの桁上げ信号を第1のカウンタ回路3にフィードバックしたが、桁上げ信号を用いずに、第1のカウンタ回路3と第2のカウンタ回路6とを互いに異なる周波数のクロック信号により動作させてもよい。この場合、第2のスタートアドレスから第2のストップアドレスまでのアドレス数が常に所定の定数になるように、第1の記憶回路4および第2の記憶回路5の記憶データを設定する必要がある。
【0034】
また上記実施形態においては、第1のカウンタ回路3および第2のカウンタ回路6としてアップカウンタを用いたが、ダウンカウンタを用いることも可能である。この場合、第2のラッチ回路2には第1のカウンタ回路3の最小カウント値が第1のストップアドレスとして保持され、第2の記憶回路5には第2のカウンタ回路6の最小カウント値が第2のストップアドレスとして格納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るアドレス発生回路の回路ブロック図である。
【図2】従来のアドレス発生回路の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のラッチ回路
2 第2のラッチ回路
3 第1のカウンタ回路
4 第1の記憶回路
5 第2の記憶回路
6 第2のカウンタ回路
11 プロセッサ
12 メモリ
【発明の属する技術分野】
本願発明は、メモリからデータを読み出すためのアドレスを生成するアドレス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、LSIなどの半導体集積回路を検査する検査装置においては、検査のために各種のビットパターンを生成する必要がある。このため、一般に、メモリに所定ビット数のビットパターンを多数記憶させておき、プロセッサによりアドレス発生回路を制御して連続した読み出しアドレスを発生させることにより、メモリから所望のビットパターンを得ている。
【0003】
このような検査装置に用いられる従来のアドレス発生回路は、図2に示すように、プロセッサ31により第1のラッチ回路32にスタートアドレスを設定し、かつ第2のラッチ回路33にストップアドレスを設定することにより、カウンタ回路34がスタートアドレスからストップアドレスまでを所定の周期でカウントし、そのカウント値が読み出しアドレスとしてメモリ35に順次供給される構成であった。メモリ35は、カウンタ回路34から読み出しアドレスが供給されることにより、そのアドレスに格納されているデータを端子36に出力する。
【0004】
しかし、このような従来のアドレス発生回路では、スタートアドレスからストップアドレスまでの連続した一連のアドレスを発生する毎に次のスタートアドレスおよびストップアドレスをプロセッサ31により設定しなければならないので、プロセッサ31を動作させるためのソフトウェアが複雑になり、しかもプロセッサ31の負荷が大きくなるという課題があった。
【0005】
このため、プロセッサ31として比較的安価なマイクロコンピュータを用いた場合、処理速度が遅いので、たとえば1MHz〜20MHz程度のクロック周波数でカウンタ回路34を動作させるような高速動作時に、所定のタイミングでスタートアドレスおよびストップアドレスを書き換えることができず、最初に設定したスタートアドレスからストップアドレスまでの連続したアドレスをループ状に発生するだけの結果となってしまう。このようにアドレスのジャンプができない状況下でメモリ35から所望のビットパターンを発生させようとすると、スタートアドレスからストップアドレスまでのアドレス数が極めて大きくなり、メモリ35の所要容量が膨大なものになって、非常に不経済である。
【0006】
【発明の開示】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、発生すべきアドレスを指示するためのプロセッサの負荷を軽減できるアドレス発生回路を提供することを、その課題とする。
【0007】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】
本願発明の第1の側面によれば、メモリからデータを読み出すためのアドレスを生成するアドレス発生回路であって、外部からの第1のスタートアドレスをラッチする第1のラッチ回路と、外部からの第1のストップアドレスをラッチする第2のラッチ回路と、第1のラッチ回路にラッチされた第1のスタートアドレスの値から第2のラッチ回路にラッチされた第1のストップアドレスの値までをカウントして、そのカウント値を順次出力する第1のカウンタ回路と、複数の第2のスタートアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のスタートアドレスを出力する第1の記憶回路と、複数の第2のストップアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のストップアドレスを出力する第2の記憶回路と、第1の記憶回路から出力された第2のスタートアドレスの値から第2の記憶回路から出力された第2のストップアドレスの値までを、所定の周期でカウントして、そのカウント値をメモリの読み出しアドレスとして順次出力する第2のカウンタ回路とを備えたことを特徴とする、アドレス発生回路が提供される。
【0009】
このようにすれば、発生すべきアドレスを指示するためのプロセッサの負荷を軽減できる。
【0010】
すなわち、プロセッサにより第1のスタートアドレスおよび第1のストップアドレスを設定するだけで、第1のスタートアドレスから第2のスタートアドレスまでの各々のアドレス毎に、第1および第2の記憶回路に記憶された第2のスタートアドレスおよび第2のストップアドレスを発生することができ、この第2のスタートアドレスから第2のストップアドレスまでの連続したアドレスによって、メモリからデータが読み出される。換言すれば、スタートアドレスおよびストップアドレスが2段階に階層化されたことになり、プロセッサは上位階層のスタートアドレスおよびストップアドレスを設定するだけでよいので、負荷が軽減されるとともに、プロセッサを動作させるためのプログラムを簡単にできる。
【0011】
さらには、比較的安価なマイクロコンピュータをプロセッサとして用いても、高速動作時におけるアドレスのジャンプやループを任意に行うことができ、この結果、メモリにおいて記憶内容が同一であるアドレスを大幅に削減できることから、メモリを有効に利用できる。換言すれば、従来のアドレス発生回路と同一容量のメモリを用いた場合、多種多様のビットパターンを任意かつ高速に出力できる。
【0012】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
図1は、本願発明に係るアドレス発生回路の回路ブロック図であって、このアドレス発生回路は、第1のラッチ回路1、第2のラッチ回路2、第1のカウンタ回路3、第1の記憶回路4、第2の記憶回路5、および第2のカウンタ回路6を備えている。なお本実施形態においては、アドレス発生回路がLSIの検査装置に内蔵されているものとする。
【0015】
第1のラッチ回路1は、プロセッサ11からの第1のスタートアドレスを保持し、第1のカウンタ回路3に出力する。
【0016】
第2のラッチ回路2は、プロセッサ11からの第1のストップアドレスを保持し、第1のカウンタ回路3に出力する。
【0017】
第1のカウンタ回路3は、第1のラッチ回路1からの第1のスタートアドレスを初期値とし、第2のラッチ回路2からの第1のストップアドレスを最大カウント値として、第2のカウンタ回路6から桁上げ信号が供給される度に1ずつアップカウントして、カウント値を第1の記憶回路4および第2の記憶回路5に読み出しアドレスとして順次出力する。また第1のカウンタ回路3は、カウント値が最大カウント値に達したときに、プロセッサ11に桁上げ信号を出力する。
【0018】
第1の記憶回路4は、RAMにより構成され、かつ多数の第2のスタートアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路3からのカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のスタートアドレスを第2のカウンタ回路6に出力する。
【0019】
第2の記憶回路5は、RAMにより構成され、かつ多数の第2のストップアドレスを記憶しており、第1のカウンタ回路3からのカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のストップアドレスを第2のカウンタ回路6に出力する。
【0020】
第2のカウンタ回路6は、第1の記憶回路4からの第2のスタートアドレスを初期値とし、第2の記憶回路5からの第2のストップアドレスを最大カウント値として、所定周期のクロック信号が供給される度に1ずつアップカウントし、カウント値をメモリ12に読み出しアドレスとして順次出力する。また第2のカウンタ回路6は、カウント値が最大カウント値に達したときに、第1のカウンタ回路3に桁上げ信号を出力する。
【0021】
プロセッサ11は、マイクロコンピュータにより構成されており、検査装置の全体を制御する。
【0022】
メモリ12は、RAMにより構成されており、第2のカウンタ回路6から読み出しアドレスが供給されることにより、そのアドレスに格納されているデータを波形処理回路13に出力する。
【0023】
波形処理回路13は、メモリ12からのデータに波形整形などの処理を施して端子14に出力する。
【0024】
次に動作を説明する。プロセッサ11により第1のラッチ回路1に第1のスタートアドレスが供給され、かつ第2のラッチ回路2に第1のストップアドレスが供給されると、第1のラッチ回路1が第1のスタートアドレスを保持するとともに、その第1のスタートアドレスを初期値として第1のカウンタ回路3に出力し、かつ第2のラッチ回路2が第1のストップアドレスを保持するとともに、その第1のストップアドレスを最大カウント値として第1のカウンタ回路3に出力する。これにより第1のカウンタ回路3が、カウント値である初期値すなわち第1のスタートアドレスを読み出しアドレスとして第1の記憶回路4および第2の記憶回路5に出力する。
【0025】
これにより第1の記憶回路4が、第1のカウンタ回路3のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータすなわち第2のスタートアドレスを、初期値として第2のカウンタ回路6に出力する。また第2の記憶回路5が、第1のカウンタ回路3のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータすなわち第2のストップアドレスを、最大カウント値として第2のカウンタ回路6に出力する。これにより第2のカウンタ回路6が、クロック信号の立上がりに同期して、カウント値である初期値すなわち第2のスタートアドレスを読み出しアドレスとしてメモリ12に出力する。
【0026】
これによりメモリ12が、第2のカウンタ回路6のカウント値に等しいアドレスに格納されているデータを波形処理回路13に出力する。このデータは、波形処理回路13により波形整形などの処理を施され、端子14を介して検査装置の所定回路に供給される。
【0027】
第2のカウンタ回路6に入力されているクロック信号の次の立上がりで、カウント値すなわちメモリ12の読み出しアドレスが1だけ増加し、メモリ12から出力されるデータの内容が更新される。
【0028】
以下同様に、クロック信号に同期してメモリ12から出力されるデータの内容が順次更新され、第2のカウンタ回路6のカウント値が最大カウント値である第2の記憶回路5からの第2のストップアドレスに達すると、第2のカウンタ回路6から第1のカウンタ回路3に桁上げ信号が供給される。
【0029】
これにより第1のカウンタ回路3のカウント値すなわち第1の記憶回路4および第2の記憶回路5の読み出しアドレスが1だけ増加し、第1の記憶回路4から出力されるデータすなわち第2のスタートアドレスと、第2の記憶回路5から出力されるデータすなわち第2のストップアドレスとが更新される。そして、更新された第2のスタートアドレスおよび第2のストップアドレスに基づいて、第2のカウンタ回路6が上記と同様に動作し、メモリ12からデータが順次読み出される。
【0030】
以下同様に、第1の記憶回路4から出力される第2のスタートアドレスと第2の記憶回路5から出力される第2のストップアドレスとが順次更新され、第1のカウンタ回路3のカウント値が最大カウント値である第2のラッチ回路2からの第1のストップアドレスに達すると、第1のカウンタ回路3からプロセッサ11に桁上げ信号が出力され、プロセッサ11により第1のラッチ回路1に次の第1のスタートアドレスが供給され、かつ第2のラッチ回路2に次の第1のストップアドレスが供給される。
【0031】
このような動作が繰り返されることにより、メモリ12から波形処理回路13および端子14を介して、LSIの検査に必要な所望のビットパターンが出力される。
【0032】
このように、メモリ12の読み出しアドレスの発生に必要なスタートアドレスとストップアドレスとを2段階の階層構造にし、プロセッサ11により上位階層である第1のスタートアドレスと第1のストップアドレスとを設定するので、プロセッサ11の負荷を良好に軽減させることができる。
【0033】
なお上記実施形態においては、第2のカウンタ回路6からの桁上げ信号を第1のカウンタ回路3にフィードバックしたが、桁上げ信号を用いずに、第1のカウンタ回路3と第2のカウンタ回路6とを互いに異なる周波数のクロック信号により動作させてもよい。この場合、第2のスタートアドレスから第2のストップアドレスまでのアドレス数が常に所定の定数になるように、第1の記憶回路4および第2の記憶回路5の記憶データを設定する必要がある。
【0034】
また上記実施形態においては、第1のカウンタ回路3および第2のカウンタ回路6としてアップカウンタを用いたが、ダウンカウンタを用いることも可能である。この場合、第2のラッチ回路2には第1のカウンタ回路3の最小カウント値が第1のストップアドレスとして保持され、第2の記憶回路5には第2のカウンタ回路6の最小カウント値が第2のストップアドレスとして格納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るアドレス発生回路の回路ブロック図である。
【図2】従来のアドレス発生回路の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のラッチ回路
2 第2のラッチ回路
3 第1のカウンタ回路
4 第1の記憶回路
5 第2の記憶回路
6 第2のカウンタ回路
11 プロセッサ
12 メモリ
Claims (1)
- メモリからデータを読み出すためのアドレスを生成するアドレス発生回路であって、
外部からの第1のスタートアドレスをラッチする第1のラッチ回路と、
外部からの第1のストップアドレスをラッチする第2のラッチ回路と、
前記第1のラッチ回路にラッチされた第1のスタートアドレスの値から前記第2のラッチ回路にラッチされた第1のストップアドレスの値までをカウントして、そのカウント値を順次出力する第1のカウンタ回路と、
複数の第2のスタートアドレスを記憶しており、前記第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のスタートアドレスを出力する第1の記憶回路と、
複数の第2のストップアドレスを記憶しており、前記第1のカウンタ回路のカウント値に等しいアドレスに格納されている第2のストップアドレスを出力する第2の記憶回路と、
前記第1の記憶回路から出力された第2のスタートアドレスの値から前記第2の記憶回路から出力された第2のストップアドレスの値までを、所定の周期でカウントして、そのカウント値を前記メモリの読み出しアドレスとして順次出力する第2のカウンタ回路とを備えたことを特徴とする、アドレス発生回路。
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JPH11232164A JPH11232164A (ja) | 1999-08-27 |
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JP03561398A Expired - Fee Related JP3718046B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | アドレス発生回路 |
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