JP3715708B2 - パルスモータ制御装置及び方法 - Google Patents

パルスモータ制御装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像データの通信またはコピーすることが可能な画像通信装置等に用いられている画像読取り装置、特にそのパルスモータ制御装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像通信装置、例えばファクシミリ等における画像読み取りに用いられる駆動モータとしてはパルスモータが主流として用いられている。そして、このパルスモータを駆動する為のモータ駆動装置としては、それ専用のスレーブCPU等を用いて、これに特定の駆動制御法をプログラムすることによりソフト的に制御する方法が主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な従来の手法においては、同一の駆動手法、制御方法をもつ機器にのみにしか、その制御プログラムを用いることができないという汎用性の問題がある。また、これよりその機器特有のプログラムを開発する必要があるため、製品開発時の負担が大きいという問題や、更にスレーブCPU等を用いることによる機器のコストアップ、またはこれによる消費電力の増加等の問題があった。
【0004】
本発明の目的は、上記欠点を排除し、所望のパラメータを設定することにより種々のパルスモータ駆動制御を実現できる幅広い汎用性をもち、しかも安価に実現できるパルスモータ制御装置及び方法を提供することある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のパルスモータ制御装置は次のような構成からなる。即ち、
パルスモータの駆動制御を行うパルスモータ制御装置であって、
複数の励磁パターンを記憶する励磁パターン記憶手段と、
前記励磁パターン記憶部から、所望のパターンを選択する励磁パターン選択手段と、
選択された励磁パターンデータを前記パルスモータに出力する出力手段と、
少なくとも1つのモータ駆動時間を記憶するモータ駆動タイム記憶手段と、
少なくとも1つのモータ駆動ステップを記憶するモータ駆動ステップ記憶手段と、
一定時間毎に入力されるトリガ同期信号とトリガ信号とより、所望のモータ駆動トリガ信号を生成する駆動トリガ生成手段と、
前記モータ駆動トリガ信号に応じて、前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段より所望のデータを選択するデータセレクタ手段と、
前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動タイムの値をカウントする駆動タイマと、
前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動ステップの値をカウントする駆動ステップカウンタ手段とを備える。
【0006】
あるいは、
パルスモータの駆動制御を行うパルスモータ制御装置であって、
複数の励磁パターン記憶手段と、
該例示パターンから所望の励磁パターンを選択する励磁パターンセレクタ手段と、
選択された励磁パターンデータを前記パルスモータに出力する出力手段と、
少なくとも1つのモータ駆動時間を記憶するモータ駆動タイム記憶手段と、
少なくとも1つのモータ駆動ステップを記憶するモータ駆動ステップ記憶手段と、
駆動許可信号が入力されることにより駆動開始信号を生成する駆動開始信号生成手段と、
前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段より所望のデータを選択するデータセレクタ手段と、
前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動タイム記憶手段の値をカウントする駆動タイマ手段と、
前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動ステップ記憶手段の値をカウントする駆動ステップカウンタ手段とを備える。
【0007】
あるいは、
トリガ信号に基づいてパルスモータに駆動データを入力して制御するパルスモータ制御装置であって、
1つの駆動データを出力するモータ駆動時間と、前記モータ駆動時間を1ステップとしてモータを駆動する駆動ステップ数と、モータへの出力信号となる複数の励磁パターンと、モータが駆動されていないことの判定基準となるトリガ同期信号カウンタ値と、パルスモータの相毎に駆動電流を出力する電流制御時間と、該電流制御時間駆動電流を出力したあと出力される所定の電流制御パターンと、パルスモータの駆動に駆動信号を合わせるためのトリガ同期信号遅延時間とを少なくとも記憶するパラメータ記憶手段と、
前記モータ駆動時間に応じた長さの駆動信号として、前記駆動ステップ数に応じた数、前記励磁パターンから読み出し、前記トリガ同期信号遅延時間分遅延させて出力するとともに、その際、前記励磁パターンを前記電流制御時間出力後、残り時間は前記電流制御パターンを出力する駆動信号出力手段と、
前記パルスモータを駆動する同期信号を数え、前記トリガ同期信号カウンタ値に達する間、前記駆動信号が出力されない場合に、当該パルスモータ制御装置を初期化する手段とを備える。
【0008】
また、本発明のパルスモータ制御方法は次のような構成からなる。即ち、
トリガ信号に基づいてパルスモータに駆動データを入力して制御するパルスモータ制御方法であって、
1つの駆動データを出力するモータ駆動時間と、前記モータ駆動時間を1ステップとしてモータを駆動する駆動ステップ数と、モータへの出力信号となる複数の励磁パターンと、パルスモータの相毎に駆動電流を出力する電流制御時間と、該電流制御時間駆動電流を出力したあと出力される所定の電流制御パターンと、パルスモータの駆動に駆動信号を合わせるためのトリガ同期信号遅延時間とを、所定の記憶部に設定するパラメータ設定工程と、
前記モータ駆動時間に応じた長さの駆動信号として、前記駆動ステップ数に応じた数、前記励磁パターンから読み出し、前記トリガ同期信号遅延時間分遅延させて出力するとともに、その際、前記励磁パターンを前記電流制御時間出力後、残り時間は前記電流制御パターンを出力する駆動信号出力工程とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態におけるパルスモータ駆動回路を用いた画像通信装置の構成を簡単なブロック図にて説明する。
【0010】
図1に画像通信装置10の概略を示している。パルスモータ駆動装置1は多数のカウンタ及びレジスタ等によりハードロジックで構成されている。メイン制御部2はマイクロプロセッサ等により構成される。パルスモータ駆動回路3はパルスモータ駆動装置1より出力される駆動データに従って、パルスモータ4を駆動する。パルスモータ4は、読み取ろうとする画像が記録されている用紙を搬送する。なお、紙を固定し、スキャナ6をパルスモータ4によって移動する場合もある。画像スキャナ5は、パルスモータ4の駆動により、搬送されてくる紙面上の画像データを読み取り、電気信号に変換する。スキャナ部6は画像スキャナ5中にあって光−電気信号変換を行う。紙センサ7はパルスモータ4より搬送されてくる紙を検知する。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)8は、オペレータにより設定可能なデータ等が格納されている。ROM(リード・オンリ・メモリ)9は、マイクロプロセッサ等により構成されたメイン制御部2を制御するプログラムやオペレータ・メッセージ等が格納されている。
【0011】
図2は、パルスモータ駆動装置1の内部構成を示した図である。励磁パターン記憶部11は、パルスモータを駆動する際の相励磁パターン及び各相の電流制御パターンを複数通り保持する。励磁パターンセレクタ部12は、位相監視カウンタ14による駆動信号のカウント値に基づいて、励磁パターン記憶部11中の複数の励磁パターンデータより、円滑にパルスモータ駆動するように励磁パターンを選択する。例えば、パルスモータ4が停止した場合、位相監視カウンタ14の値を基に、再度パルスモータ4を駆動する際に、励磁的に整合のとれた励磁パターンを選択することで、パルスモータ4をスムーズに再駆動できる。
【0012】
駆動出力制御部13は、励磁パターンセレクタ部12より選択された励磁パターンを実際に出力する際に、モータ駆動電流制御信号等を用いて最適な出力とする。モータ位相監視カウンタ14は、駆動信号をカウントすることにより、励磁パターン記憶部11より最適な励磁パターンを選択するパラメータ出力し、また、順逆転信号を入力することによりモータの順転及び逆転を行う。
【0013】
駆動ステップカウンタ15は、駆動信号をカウントすることにより、所望の駆動速度によってパルスモータ駆動が実際に行われたステップ数をカウントする。駆動タイマ16は、所望の駆動速度によりパルスモータ4の励磁相切り替えを実行する為の駆動信号を出力する。データセレクタ部17は、モータ駆動トリガ信号、加減速信号、データ固定信号等の指示により、駆動ステップカウンタ15及び駆動タイマ16に入力するデータを順次選択する。例えば、モータを加速する場合、データセレクタ部17は、駆動タイマとして順次大きな値を選択し、モータ駆動ステップとしてモータが追従するのに必要な値を選択することで、加速していく。また、データ固定信号がデータセレクタ部17に入力されていると、データセレクタ部17は、その時点でのモータ駆動タイマ値及びモータ駆動ステップ値を選択し続けてモータを駆動する。もしくは所望の駆動データを選択して駆動する。モータのモータ駆動ステップ記憶部18は、データセレクタ部17に出力するモータ駆動ステップデータを少なくとも1つ保持する。モータ駆動タイム記憶部19は、データセレクタ部17に出力するモータ駆動タイムデータを少なくとも1つ保持する。
【0014】
駆動トリガ生成回路20は、メイン制御部2より入力されるトリガ信号とトリガ同期信号と駆動ステップカウンタ15のキャリー信号を用いて、実際にパルスモータ4を駆動する信号であるモータ駆動トリガ信号を生成する。トリガ同期信号カウンタ21は、メイン制御部2より入力されるトリガ同期信号をカウントし、また駆動タイマ16及び駆動トリガ生成回路20より出力される信号である上記駆動信号をロード信号とする。トリガ同期信号カウント記憶部22は、トリガ同期信号カウンタ21に設定する値を保持する。
【0015】
尚、このブロック図中にはクロック端子は記していないが、各カウンタ及び記憶部は全て同一のクロックで駆動している。また、モータ駆動ステップ記憶部18、モータ駆動タイム記憶部19、励磁パターン記憶部11は、半導体メモリを有しており、ステップカウンタ値、駆動タイム値、励磁パターンをデジタル値として記憶する。
【0016】
図3は駆動出力制御部13の内部構成について示した図である。電流制御パターンセレクタ部23は、励磁パターンセレクタ部12より入力される励磁パターン中の電流制御パターンと、電流制御パターン記憶部24に保持されている電流制御パターンより、トリガ同期信号カウンタのキャリー信号及び26の電流制御カウンタのキャリー信号の指示を受けて、所望の電流制御パターンを選択する。電流制御パターン記憶部24は、ある特定の電流制御パターンを保持する。電流制御タイム記憶部25は、電流制御パターン記憶部24に保持されている所望の電流制御パターンに切り替える時間を保持する。電流制御カウンタ26は、電流制御タイム記憶部25に保持されている時間をカウントし、電流制御パターンセレクタ部23にキャリー信号を送出する。また、電流制御カウンタ26は、モータ駆動電流制御信号をイネーブル信号とし、駆動信号をロード信号とするものである。尚、このブロック図中にはクロック単位は記していないが、各カウンタ及び記憶部は全て同一のクロックで駆動している。
【0017】
図4は駆動トリガ生成回路20の内部構成について示した図である。トリガ同期信号遅延時間記憶部27は、メイン制御部2より入力されるトリガ同期信号を遅延させる所望時間を保持する。トリガ同期信号遅延カウンタ28は、トリガ同期信号をロード信号とし、トリガ同期信号遅延時間記憶部27に設定された値よりカウントを開始する。同期回路29は、駆動ステップカウンタ15より出力されるキャリー信号を出力条件とし、トリガ同期信号遅延カウンタ28のキャリー信号とメイン制御部2より入力されるトリガ信号を同期させ、実際にパルスモータ4を駆動するトリガ信号であるモータ駆動トリガ信号を出力する。尚、このブロック図中にはクロック端子は記していないが、各カウンタ及び記録部は全て同一のクロックで駆動している。
【0018】
次に画像通信装置10によるパルスモータ駆動の制御方法について説明する。図5,図6は本実施の形態におけるパルスモータ駆動装置1による基本的な制御フローチャートを示したものである。
【0019】
装置に電源がいれられると、ステップS101では画像通信装置がスタンバイ状態にある。ステップS102では7に示す紙センサにより装置に紙が挿入されたことを確認する。ここで、紙が存在しなければステップS101に戻り、存在するならばステップS103に進む。
【0020】
ステップS103では励磁パターン記憶部11、モータ駆動ステップ記憶部18、モータ駆動タイム記憶部19等の各記憶部に、制御部2から、本装置に応じて決定されたデータを設定する。このデータは、パルスモータ4を制御するその方法に応じて適宜決められているもので、例えばROM9に予め格納されている値を読み出して、各記憶部に設定する。
【0021】
ステップS104で、スタートキーの押下等の駆動開始の為の外部入力があればステップS105へ進み、そうでなければステップS101に戻る。ステップS105では、メイン制御部2からの割り込み処理により入力されるトリガ同期信号とトリガ信号及び駆動ステップカウンタキャリー信号を用いて、駆動トリガ生成回路20からモータ駆動トリガ信号を出力する。
【0022】
ステップS106ではモータ駆動トリガ信号をトリガとして、メイン制御部2より送出される加減速信号及びデータ固定信号の値に応じた駆動タイム及び駆動ステップの各データを、モータ駆動ステップ記憶部18及びモータ駆動タイム記憶部19からデータセレクタ部17により選択し、選択したデータをそれぞれ駆動ステップカウンタ15及び駆動タイマ16に設定する。各々の記憶部より選択して設定する。
【0023】
ステップS107では、モータ駆動トリガ信号により位相監視カウンタ14をカウンタし、そのカウント数を励磁パターンセレクタ部12に出力することにより励磁パターン記憶部11より新たな励磁パターンを選択する。また、この時、メイン制御部2より送出される順逆転信号を検証し、位相監視カウンタ14をアップカウントまたはダウンカウントするかを判別することにより、モータ駆動方向の順転若しくは逆転を決定する。ステップS108で、駆動出力制御部13を経て、パルスモータ駆動回路3に駆動データを出力する。この出力によりパルスモータは1ステップ回転する。なお、ここで設定される値は、駆動タイマ16に対してT1,駆動ステップカウンタ15に対してS1とする。
【0024】
ステップS109では、紙センサ7により装置内の紙の有無を確認し、紙が無ければステップS119に進み、紙が有ればステップS110に進む。
【0025】
ステップS110では、ステップS106で設定した駆動タイム値T1が0かどうかを判断する。0であればステップS112に進み、0でなければステップS111に進む。ステップS111に進んだ場合は駆動タイマ16が0になるまでカウントを繰り返す。ステップS112では駆動タイマ16がT1=0になることにより駆動信号を出力する。
【0026】
ステップS113では駆動信号により位相監視カウンタ14をカウントし、そのカウント数を励磁パターンセレクタ部12に出力することにより励磁パターン記憶部11より新たな励磁パターンを選択する。また、この時、メイン制御部2より送出される順逆転信号を検証し、位相監視カウンタ14をアップカウントまたはダウンカウントするかを判別することにより、モータ駆動方向の順転若しくは逆転を決定する。
【0027】
ステップS114では、ステップS113で選択した励磁パターンに従って、駆動出力制御部13を経て、パルスモータ駆動回路3に駆動データを出力する。この出力によりパルスモータは1ステップ回転する。
【0028】
ステップS115で紙センサ7により装置内の紙の有無を確認し、紙がなければステップS119に進み、紙が有ればステップS116に進む。ステップS116では、ステップS106で設定した駆動ステップ値S1が0であるかどうかを判断し、0であればステップS105に進み同様の動作を繰り返す。0でなければ駆動ステップ数S1をカウントする。そしてステップS118で駆動タイマ16にステップS106で選択されたデータT1を再度設定してステップS110に進み、以下同様の動作を繰り返す。
【0029】
以上のような構成及び手順により、パルスモータを駆動するためのタイマ及びステップカウンタ及び励磁パターンを、装置に合わせたパラメタとして各記憶部に記憶しておき、パルスモータの駆動制御を行うことができる。
【0030】
図7は図5,図6に示した制御手順による基本的なタイミングチャートを示したものである。図7に示すように、メイン制御部2からの割込み信号であるトリガ信号及びトリガ同期信号を用いて、モータ駆動トリガ信号を出力し、パルスモータ4の駆動を開始する。また、モータ駆動トリガ信号の出力は駆動ステップカウンタ15のキャリー信号出力の有無を条件としている。パルスモータ4を駆動する信号である駆動信号は、モータ駆動トリガ信号と駆動タイマ16のキャリー信号で構成されている。そして、前述したようにモータ駆動トリガ信号の出力は駆動ステップカウンタ15のキャリー信号出力の有無を条件としており、これを出力する場合には駆動タイマ16及び駆動ステップカウンタ15に新しいデータを設定入力し、これが無い場合には駆動タイマ16に同じデータを再設定している。以下、この動作を繰り返し行い、メイン制御部2からのトリガ信号が入力されない場合には、パルスモータ4の駆動は停止する。
【0031】
図8は、図2中のモータ駆動を監視するトリガ同期信号カウンタ記憶部22とトリガ同期信号信号カウンタ21の制御フローチャートを示したものである。これは、パルスモータ4がロックした状態を、メイン制御部2からの割り込み信号であるトリガ同期信号をカウントすることにより検知し、出力電流値を適当な値、例えば0に設定することにより、パルスモータロック時の発煙・発火を防止する制御である。
【0032】
ステップS201で駆動信号が出力されることにより、トリガ同期信号カウンタ記憶部22よりトリガ同期信号カウンタ21に、装置に応じて予め決定された値T2を設定する。ステップS202ではトリガ同期信号が入力される。ステップS203で、ステップS201で設定されたカウンタ値T2が0であるかどうかを判断し、0であればステップS203に進み、0でなければステップS204に進む。ステップS204ではT2の値をカウントする。
【0033】
ステップS205では駆動信号が出力されたかどうかを判断し、出力されたならばステップS201に戻り同様の動作を繰り返す。出力されていなければステップS202に戻り、更にトリガ同期信号をカウントする。
【0034】
ステップS206では、ステップS203の結果より、パルスモータ4はロック状態にあると判断する。そして、現在出力中の駆動出力を適当な値に設定することにより、パルスモータ4の発煙・発火等を防止する。ステップS207ではステップS206の処理が実施されたことを確認し、メイン制御部2で新たにタイマT3を起動する。メイン制御部2では、ステップS208でタイマT3が0であるかどうかを判断し、0であればステップS211に進みスタンバイ状態とする。0でなければタイマT3をカウントする。そしてステップS210で駆動信号が出力されたかどうかを判断し、出力されたならばステップS201に進み同様の動作を繰り返す。出力されていなければ、ステップS208に進みタイマT3のカウント動作を継続する。
【0035】
このような手順で、パルスモータおよびその制御のしかたに応じたカウンタ値をパラメータとして設定することで、パルスモータの損傷を未然に防止することができる。
【0036】
図9は、図8に示した制御の簡単なタイミングチャートである。図9に示すように駆動信号が停止し、任意のトリガ同期信号をカウントしても、駆動信号が入力されない場合には、トリガ同期カウンタ21よりキャリー信号が出力される。そして、上述のキャリー信号を検出することにより図中の制御信号の出力をイネーブルとし、駆動信号が出力されることによりディスエーブルとする。これにより、パルスモータ駆動電流を適当な値に設定する。
【0037】
図10は、図3に示す駆動出力制御部13の制御フローチャートを示したものである。これは、パルスモータ駆動時にモータトルクが過剰となった時に、駆動電流値のみを適当な値に設定することにより、モータのオーバランなどの障害を防止するものである。また、モータトルクが不足した場合においても、これと同様の制御を実施することによりパルスモータ4を円滑に駆動することができる。
【0038】
駆動出力制御部13は、図5,図6中のステップS108及びステップS114により駆動データを出力した後に、ステップS301で駆動信号をロード信号として電流制御タイム記憶部25より電流制御カウンタ26に記憶されているデータを設定入力する。ステップS302でモータ駆動電流制御信号がイネーブルになっているかどうかを判断し、イネーブルであればステップS303に進み、ディスエーブルであれば終了する。ステップS303では電流制御カウンタT4を起動する。ステップS304で電流制御カウンタT4が0かどうかを判断し、0であればステップS306に進み、0でなければステップS305に進みカウントを継続する。ステップS306では電流制御カウンタのキャリー信号を受けることにより、電流制御パターン記憶部24よりあらかじめ記憶されている電流制御パターンを電流制御パターンセレクタ部23で選択し、新たな電流制御パターンとして出力する。図11は図10の制御を実施した場合のモータ駆動波形の概略図である。図11中、「設定時間T4」が電流制御タイム記憶部25から読み込んで設定した時間であり、「設定電流値」が電流制御パターン記憶部23から読み込んだ値である。設定電流値は単純な値ではなく、電流制御パターンセレクタ部23によって駆動データ等に基づいて適当な値が選択される。図11では、モータの正転時と逆転時とで異なるパターンと出力している。
【0039】
このように、パルスモータ4の駆動信号の出力時に、電流制御タイム記憶部25に記憶された時間間隔で、電流制御パターン記憶部24に記憶された信号パターンを出力することで、いかなる用途に用いられるものであろうと、パルスモータ4の円滑な駆動を実現できる。
【0040】
図12は、図4に示す駆動トリガ生成回路20の制御フローチャートを示したものである。パルスモータの駆動開始はトリガ信号を入力し、それをトリガ同期信号に同期させてモータ駆動トリガ信号を出力することにより行っている。この制御では、モータ駆動が実際に行われるタイミングと、モータ駆動トリガ信号が送出されるタイミングを微調整するためのものである。
【0041】
ステップS401でトリガ同期信号が入力される。ステップS402でトリガ同期信号が入力されることにより、トリガ同期信号遅延カウンタ28にトリガ同期信号遅延タイム記憶部27よりデータを設定する。ステップS403でトリガ同期信号遅延カウンタを起動する。ステップS404でカウンタの値が0になったかどうかを判断し、0ならばステップS406に進み、0でなければステップS405に進みカウントを継続する。ステップS406で駆動ステップカウンタのキャリー信号が出力されているならば、トリガ同期遅延カウンタのキャリー信号とトリガ信号を同期させ、モータ駆動トリガ信号を出力する。
【0042】
このようにして、モータ駆動が実際に行われるタイミングとモータ駆動トリガ信号が送出されるタイミングとを、トリガ同期信号遅延タイム記憶部27に記憶させてそれを用いることで、モータに応じて柔軟にタイミングの制御を実現することができる。
上記実施形態に記載されたパラメータをまとめるとつぎのようなものとなる。▲1▼モータ駆動タイム記憶部…1つの駆動データを出力している時間を設定する。これは加速,減速などに応じて複数通りのデータが記憶されている。
▲2▼モータ駆動ステップ記憶部…モータ駆動トリガ信号でモータを駆動するステップ数を設定する。これは加速,減速などに応じて複数通りのデータが記憶されている。
▲3▼励磁パターン記憶部…駆動データの信号パターンを設定する。これは、正・逆転に応じた複数のパターンを記憶している。
▲4▼トリガ同期信号カウンタ記憶部…駆動信号が出力されない時間、すなわちパルスモータが駆動されていない場合に、スタンバイ状態に戻すまでの時間を設定する。
▲5▼電流制御パターン記憶部,
▲6▼電流制御タイム記憶部…相毎の励磁電流として、電流制御タイム記憶部に設定された時間ごとに制御電流パターン記憶部に記憶されたパターンを出力して、パルスモータのオーバーランやトルクの過剰を防止する。電流制御パターンは、モータの正逆転等に応じて複数通り記憶されている。
▲7▼トリガ同期信号遅延タイム記憶部…モータ駆動トリガ信号の出力タイミングを、モータの実際の駆動タイミングに合わせるために遅延する時間を設定する。
【0043】
以上説明したようなパラメータにより、本実施形態の画像通信装置に用いたパルスモータ制御装置では、パルスモータを駆動するためのタイマ及びステップカウンタ及び励磁パターンを、装置に合わせたパラメータとして各記憶部に記憶しておき、パルスモータの駆動制御を行うことができる。
【0044】
また、パルスモータおよびその制御のしかたに応じたカウンタ値をパラメータとして設定することで、パルスモータの損傷を未然に防止することができる。
【0045】
また、パルスモータの駆動信号の出力時に、電流制御タイム記憶部25に記憶された時間間隔で、電流制御パターン記憶部24に記憶された信号パターンを出力することで、いかなる用途に用いられるものであろうと、パルスモータ4の円滑な駆動を実現できる。
【0046】
また、モータ駆動が実際に行われるタイミングとモータ駆動トリガ信号が送出されるタイミングとを、トリガ同期信号遅延タイム記憶部27に記憶させてそれを用いることで、モータに応じて柔軟にタイミングの制御を実現することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態に於ける画像通装置の概略構成は図1と同様である。従って、第1の実施の形態と同じ構成となる部分についてはその説明を省略する。
【0047】
図13に、パルスモータ駆動装置1の概略構成ブロック図を示す。また、図13における駆動出力制御部13は図3と同様である。励磁パターン記憶部11はパルスモータを駆動する際の相励磁パターン及び各相の電流制御パターンを保持する。励磁パターンセレクタ部12は、励磁パターン記憶部11中の励磁データより、円滑にパルスモータ駆動するように順次励磁パターンを選択する。駆動出力制御部13は、励磁パターンセレクタ部12より選択された励磁パターンを実際に出力する際に、モータ駆動電流制御信号等を用いて最適な出力とする。
【0048】
モータ位相監視カウンタ14は、駆動信号をカウントすることにより、励磁パターン記憶部11より最適な励磁パターンを選択するパラメータ出力し、また、順逆転信号を入力することによりモータの順転及び逆転を行う。駆動ステップカウンタ15は、駆動信号をカウントすることにより、所望の駆動速度によってパルスモータ駆動が実際に行われたステップ数をカウントする。駆動タイマ16は、所望の駆動速度によりパルスモータの励磁相切り替えを実行する為の駆動信号を出力する。
【0049】
データセレクタ部17は、駆動開始信号、加減速信号、データ固定信号等の指示により、駆動ステップカウンタ15及び駆動タイマ16に入力するデータを順次選択する。モータ駆動ステップ記憶部18は、データセレクタ部17に出力するモータ駆動ステップデータを保持する。モータ駆動タイム記憶部19は、データセレクタ部17に出力するモータ駆動タイムデータを保持する。駆動開始信号生成回路30は、メイン制御部2より入力される駆動許可信号と駆動ステップカウンタ15のキャリー信号を用いて、モータ駆動を開始させる為、駆動タイマ16にデータを設定する信号である駆動開始信号を出力する。
【0050】
トリガ同期信号カウンタ21は、メイン制御部2より入力されるトリガ同期信号をカウントし、また駆動タイマ16及び駆動トリガ生成回路20より出力される信号である駆動信号をロード信号とする。トリガ同期信号カウント記憶部22はトリガ同期信号カウンタに設定する値を保持する。尚、このブロック図中にはクロック端子は記していないが、各カウンタ及び記憶部は全て同一のクロックで駆動している。
【0051】
次に第2の実施の形態の制御方法について説明する。図14,図15は第2実施の形態の基本的な制御の流れを示すフローチャートである。
【0052】
ステップS501では画像通信装置がスタンバイ状態にある。ステップS502では紙センサ7により装置に紙が挿入されたことを確認する。ここで、紙が存在しなければステップS501に進み、存在するならばステップS503に進む。ステップS503では励磁パターン記憶部11、モータ駆動ステップ記憶部18、モータ駆動タイム記憶部19等の各記憶部に、モータの制御のしかたに応じた適当なデータを設定する。
【0053】
ステップS504でスタートキーの押下等の駆動開始の為の外部入力があればステップS505へ進み、そうでなければステップS501に進む。ステップS505では駆動許可信号がイネーブルであるかどうかを判断し、イネーブルであるならばステップS509へ進み、ディスエーブルであるならばステップS506に進む。ステップS506ではメイン制御部2のタイマT6を起動する。そして、ステップS507でこのタイマT6が0かどうかを判断し、0であるならばステップS521に進み、0でなければステップS508に進みカウントを継続する。また、タイマT6は駆動許可信号がイネーブルになったならば、その値はリフレッシュされる。
【0054】
ステップS509では駆動ステップカウンタ15のキャリー信号を出力条件とし、駆動許可信号が入力されることにより駆動開始信号生成回路30より駆動開始信号を出力する。ステップS510では駆動開始信号が入力されることによりモータ駆動ステップ記憶部18とモータ駆動タイム記憶部19より、データセレクタ部17でデータを選択し、駆動ステップカウンタ15に値S2を、駆動タイマ16にT7を入力設定する。また、この時同時に、メイン制御部2より送出される加減速信号及びデータ固定信号を検証し、所望の駆動タイム及び駆動ステップの各データを各々の記憶部より選択して設定する。
【0055】
ステップS511で駆動タイマ16が0かどうかを判断し、0であればステップS513に進み、0でなければステップS512に進む。ステップS512に進んだ場合は駆動タイマ16が0になるまでカウントを繰り返す。ステップS513では再度駆動許可信号がイネーブルであるかどうかを判断し、イネーブルであればステップS514に進み、ディスエーブルであればステップS521に進む。ステップS514では駆動タイマ16のタイマ値=0になることにより駆動信号を出力する。
【0056】
ステップS515では駆動信号により位相監視カウンタ14をカウントし、そのカウント数を励磁パターンセレクタ部12に出力することにより励磁パターン記憶部11より新たな励磁パターンを選択する。また、この時、メイン制御部2より送出される順逆転信号を検証し、位相監視カウンタ14をアップカウントまたはダウンカウントするかを判別することにより、モータ駆動方向の順転若しくは逆転を決定する。ステップS516では、ステップS515で選択された励磁パターンに従って、駆動出力制御部13を経て、パルスモータ駆動回路3に駆動データを出力する。この出力によりパルスモータは1ステップ回転する。
【0057】
ステップS517では紙センサ7により装置内の紙の有無を確認し、紙がなければステップS521に進み、紙が有ればステップS518に進む。ステップS518では、ステップS510で設定した駆動ステップ値S2が0であるかどうかを判断し、0であればステップS505に進み同様の動作を繰り返す。0でなければステップS519で駆動ステップカウンタをカウントする。そしてステップS520で駆動タイマにステップS510で選択されたデータを再度設定してステップS511に進み、以下同様の動作を繰り返す。
【0058】
なお、第2の実施の形態において、他のブロックの制御は、第1の実施の形態に示したものと同様である。
【0059】
図16は図14,図15に示した制御の基本的タイミングチャートを示したものである。図16に示すように、本実施形態におけるパルスモータ駆動装置1は、メイン制御部2からの信号である駆動許可信号を用いて、駆動開始信号を出力して駆動タイマ16にデータを設定する。また、駆動開始信号の出力は駆動ステップカウンタ15のキャリー信号出力の有無を条件としている。モータを駆動する信号である駆動信号は、駆動タイマ16のキャリー信号で構成されている。駆動開始信号は上述のように駆動ステップカウンタ15のキャリー信号出力の有無を条件としており、これは駆動タイマ16及び駆動ステップカウンタ15に新しいデータを設定入力する場合にのみ出力される。そして、このデータに従って駆動タイマ16はカウントを行い、この駆動開始信号が入力されない場合には、駆動タイマ16のキャリー信号により同データを駆動タイマ16に再設定している。以下、この動作を繰り返し行い、メイン制御部からの駆動許可信号がディスエーブルになった場合には、パルスモータ4の駆動は停止する。このようにして、本実施形態のパルスモータ駆動装置は、パルスモータを駆動するためのタイマ及びステップカウンタ及び励磁パターンを、装置に合わせたパラメタとして各記憶部に記憶しておき、パルスモータの駆動制御を行うことができる。
【0060】
以上説明したように、第1及び第2の実施形態の装置によれば、パルスモータ駆動の制御手法をハードロジックで構成し、また、その制御ロジックに幅広い汎用性をもたせていることにより、所望のパラメータを各記憶部に設定することにより容易にパルスモータを駆動することができる。これにより、ソフトにかかる負担を大幅に軽減することができる。また、このハードロジックを各ゲートアレイ中に流用することにより、スレーブCPUにかかるコストを削減することを可能とした。
【0061】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るパルスモータ制御装置及び方法は、所望のパラメータを設定することにより種々のパルスモータ駆動制御を実現できる幅広い汎用性をもち、しかもそれを安価に実現できるという効果を奏する。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】画像通信装置のブロック図である。
【図2】第1実施の形態のパルスモータ駆動装置のブロック図である。
【図3】駆動出力制御部のブロック図である。
【図4】駆動トリガ生成回路のブロック図である。
【図5】第1実施の形態の基本的制御フローチャートである。
【図6】第1実施の形態の基本的制御フローチャートである。
【図7】第1実施の形態の基本的タイミングチャートである。
【図8】パルスモータ駆動監視の制御フローチャートである。
【図9】パルスモータ駆動開始のタイミングチャートである。
【図10】相毎の電流制御フローチャートである。
【図11】相毎の電流制御に関する波形概略図である。
【図12】トリガ同期信号遅延制御フローチャートである。
【図13】第2実施の形態のパルスモータ駆動装置のブロック図である。
【図14】第2実施の形態の基本制御フローチャートである。
【図15】第2実施の形態の基本制御フローチャートである。
【図16】第2実施の形態の基本的タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パルスモータ駆動装置
2 メイン制御部
3 パルスモータ駆動回路
4 パルスモータ
5 画像スキャナ手段
6 スキャナ
7 紙センサ
8 RAM
9 ROM
10 画像通信装置
11 励磁パターン記憶部
12 励磁パターンセレクタ部
13 駆動出力制御部
14 位相監視カウンタ
15 駆動ステップカウンタ
16 駆動タイマ
17 データセレクタ部
18 データ駆動ステップ記憶部
19 モータ駆動タイム記憶部
20 駆動トリガ生成回路
21 トリガ同期カウンタ
22 トリガ同期信号カウント記憶部
23 電流制御パターンセレクタ部
24 電流制御パターン記憶部
25 電流制御タイム記憶部
26 電流制御カウンタ
27 トリガ同期信号遅延タイム記憶部
28 トリガ同期信号遅延カウンタ
29 同期回路
30 駆動開始信号生成回路

Claims (21)

  1. パルスモータの駆動制御を行うパルスモータ制御装置であって、
    複数の励磁パターンを記憶する励磁パターン記憶手段と、
    前記励磁パターン記憶部から、所望のパターンを選択する励磁パターン選択手段と、
    選択された励磁パターンデータを前記パルスモータに出力する出力手段と、
    少なくとも1つのモータ駆動時間を記憶するモータ駆動タイム記憶手段と、
    少なくとも1つのモータ駆動ステップを記憶するモータ駆動ステップ記憶手段と、
    一定時間毎に入力されるトリガ同期信号とトリガ信号とより、所望のモータ駆動トリガ信号を生成する駆動トリガ生成手段と、
    前記モータ駆動トリガ信号に応じて、前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段より所望のデータを選択するデータセレクタ手段と、
    前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動タイムの値をカウントする駆動タイマと、
    前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動ステップの値をカウントする駆動ステップカウンタ手段と
    を備えることを特徴とするパルスモータ制御装置。
  2. 前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段にはそれぞれ複数通りのデータを格納し、前記データセレクタ手段は、加減速信号を入力することにより、前記モータ駆動タイム及び前記モータ駆動ステップを、パルスモータの加速または減速を行うように選択することを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  3. 前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段は複数通りのデータを格納し、前記データセレクタ手段は、データ固定信号を入力することにより、その時点におけるモータ駆動タイム及びモータ駆動ステップを選択することを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  4. 出力されている励磁パターンを識別する位相監視カウンタ手段を更に備え、前記パルスモータが停止した場合においても再度前記パルスモータを駆動する場合には、前記位相監視カウンタ手段に格納された値をもとに、励磁的に整合のとれた励磁パターンを出力して、前記パルスモータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  5. トリガ同期信号の入力をカウントするトリガ同期信号カウンタ手段を更に備え、該カウンタ手段の値がある一定の値になった場合に前記パルスモータへの出力電流を所定の値にすることを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  6. トリガ同期信号の入力をカウントするトリガ同期信号カウンタ手段と、前記トリガ同期信号カウンタ手段の設定値を記憶するトリガ同期信号カウント記憶手段を更に備え、前記トリガ同期信号カウント記憶手段に記憶されているカウント数経過しても前記パルスモータの励磁状態が変化しない場合には、パルスモータへの出力電流を所定の値にすることを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  7. トリガ信号を遅延させるトリガ信号遅延手段を持ち、前記トリガ信号を出力するタイミングと実際にモータが駆動を開始するタイミングを同期させることを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  8. 励磁出力する電流値を励磁相切り替え時から所定時間経過後に所定の電流値に設定することを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  9. 順逆転信号が入力されることにより、パルスモータの順転及び逆転を行うことを特徴とする請求項1に記載のパルスモータ制御装置。
  10. パルスモータの駆動制御を行うパルスモータ制御装置であって、
    複数の励磁パターン記憶手段と、
    該例示パターンから所望の励磁パターンを選択する励磁パターンセレクタ手段と、
    選択された励磁パターンデータを前記パルスモータに出力する出力手段と、
    少なくとも1つのモータ駆動時間を記憶するモータ駆動タイム記憶手段と、
    少なくとも1つのモータ駆動ステップを記憶するモータ駆動ステップ記憶手段と、
    駆動許可信号が入力されることにより駆動開始信号を生成する駆動開始信号生成手段と、
    前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段より所望のデータを選択するデータセレクタ手段と、
    前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動タイム記憶手段の値をカウントする駆動タイマ手段と、
    前記データセレクタ手段により選択された前記モータ駆動ステップ記憶手段の値をカウントする駆動ステップカウンタ手段と、
    を備えることを特徴とするパルスモータ制御装置。
  11. 前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段はそれぞれ複数通りのデータを格納し、前記データセレクタ手段は、加減速信号を入力することにより、前記パルスモータの加速及び減速を行うように前記モータ駆動タイム及び前記モータ駆動ステップを選択することを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  12. 前記モータ駆動タイム記憶手段及び前記モータ駆動ステップ記憶手段はそれぞれ複数通りのデータを格納し、前記データセレクタ手段は、データ固定信号を入力することにより、その時点での前記モータ駆動タイム及び前記モータ駆動ステップを選択することを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  13. 出力されている励磁パターンを識別する位相監視カウンタ手段を更に備え、前記パルスモータが停止した場合に、再度パルスモータを駆動する際に、前記位相監視カウンタ手段の値をもとに、励磁的に整合のとれた励磁パターンを出力して前記パルスモータを駆動することを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  14. 励磁相切り替え時よりカウントを開始するタイマ手段を更に備え、前記励磁パターン出力手段により出力される励磁パターンに対応する電流値を、励磁相切り替え時から所定時間経過後に、所定の電流値に設定することを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  15. 順逆転信号を入力されることにより、パルスモータの順転及び逆転を行うことを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  16. 一定時間毎に入力されるトリガ同期信号とトリガ信号より所望のモータ駆動トリガ信号を生成する駆動トリガ生成手段と、前記駆動開始信号生成手段によるパルスモータ駆動と前記駆動トリガ生成手段によるパルスモータ駆動とを切り替える切替手段とを更に備えることを特徴とする請求項10に記載のパルスモータ制御装置。
  17. 前記所定の値とは0であることを特徴とする請求項5または6に記載のパルスモータ制御装置。
  18. トリガ信号に基づいてパルスモータに駆動データを入力して制御するパルスモータ制御装置であって、
    1つの駆動データを出力するモータ駆動時間と、前記モータ駆動時間を1ステップとしてモータを駆動する駆動ステップ数と、モータへの出力信号となる複数の励磁パターンと、モータが駆動されていないことの判定基準となるトリガ同期信号カウンタ値と、パルスモータの相毎に駆動電流を出力する電流制御時間と、該電流制御時間駆動電流を出力したあと出力される所定の電流制御パターンと、パルスモータの駆動に駆動信号を合わせるためのトリガ同期信号遅延時間とを少なくとも記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記モータ駆動時間に応じた長さの駆動信号として、前記駆動ステップ数に応じた数、前記励磁パターンから読み出し、前記トリガ同期信号遅延時間分遅延させて出力するとともに、その際、前記励磁パターンを前記電流制御時間出力後、残り時間は前記電流制御パターンを出力する駆動信号出力手段と、
    前記パルスモータを駆動する同期信号を数え、前記トリガ同期信号カウンタ値に達する間、前記駆動信号が出力されない場合に、当該パルスモータ制御装置を初期化する手段と
    を備えることを特徴とするパルスモータ制御装置。
  19. 前記駆動信号出力手段は、パルスモータの順転及び逆転に応じて異なる励磁パターンを駆動信号として出力することを特徴とする請求項18に記載のパルスモータ制御装置。
  20. 前記駆動信号出力手段は、パルスモータの加速及び減速に応じて異なる励磁パターンを駆動信号として出力することを特徴とする請求項18に記載のパルスモータ制御装置。
  21. トリガ信号に基づいてパルスモータに駆動データを入力して制御するパルスモータ制御方法であって、
    1つの駆動データを出力するモータ駆動時間と、前記モータ駆動時間を1ステップとしてモータを駆動する駆動ステップ数と、モータへの出力信号となる複数の励磁パターンと、パルスモータの相毎に駆動電流を出力する電流制御時間と、該電流制御時間駆動電流を出力したあと出力される所定の電流制御パターンと、パルスモータの駆動に駆動信号を合わせるためのトリガ同期信号遅延時間とを、所定の記憶部に設定するパラメータ設定工程と、
    前記モータ駆動時間に応じた長さの駆動信号として、前記駆動ステップ数に応じた数、前記励磁パターンから読み出し、前記トリガ同期信号遅延時間分遅延させて出力するとともに、その際、前記励磁パターンを前記電流制御時間出力後、残り時間は前記電流制御パターンを出力する駆動信号出力工程と
    を備えることを特徴とするパルスモータ制御方法。
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