JP3715620B2 - 取り替え可能なパッドを有する外科用クランプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本出願は、2000年1月25日に出願された米国特許出願第09/491,237号の一部継続出願である。この米国特許出願第09/491,237号は、1999年6月18日に出願された米国特許出願第09/336,131号の一部継続出願である。本明細書中、これらの出願の全体をそれぞれ参考のため援用する。
【0002】
(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、外科手術用クランプに関する。より詳細には、本発明は、取り換え可能なパッドを有する外科手術用クランプに関する。
【0003】
【従来の技術】
(関連技術の説明)
外科手術用クランプには、様々なサイズの異なる種類のクランプ形状(例えば、曲線状のジョー(jaw)、直線状のジョー等)のものがある。加えて、多くの異なる種類のジョー面があり、クランプによって行なわれる特定の機能に適合するようになっている。異なる機能を行う際、異なるクランプを用いるか、または、状況によっては取り換え可能なパッドをジョーに付加することができる。
【0004】
多くの既存の外科手術用クランプには、硬質のクランプ面を有するジョーがある。これらのクランプ用のいくつかの取り換え可能なパッドは、ジョーに適合するように設計され、これにより、より柔軟なクランプ面を提供する。しかし、これらのパッドは往々にしてかさばり、クランプおよびジョーの平滑性が低減する。さらに、これらのパッドは典型的には、直線状のジョーのみに適合するように設計されており、パッド自体も直線状である場合が多い。そのため、曲線状またはS字形状等のような他の形状が必要とされている。
【0005】
曲線状の取り換え可能でかつ平滑性を備えるパッドを有する他の既存の外科手術用クランプも有るが、これらの平滑なパッドは柔軟性に欠け、多くの用途に不適切となり得る。
【0006】
柔軟なパッドを有するさらに他の既存の外科手術用クランプも有るが、これらのパッドは取り換え不可能である。そのため、パッドの洗浄を行うのが困難になる。オートクレービングを柔軟なまたは繊細なパッドに行うと、パッドの劣化速度または損傷速度が速まる原因となり得、その結果、パッド表面の柔軟性または繊細性が低減し得る。別の例として、パッド表面の柔軟性または繊細性が低減するようにパッド表面を構築して、パッドの寿命を長くする選択肢がある。
【0007】
いくつかの外科手術用クランプには取り換え可能かつ柔軟なパッドを有するもの(例えば、米国特許第3,503,398号)があるが、それらのクランプには他の懸念事項がある。パッドを遠位端から取り付けると、パッドはその方向から滑り落ち得る。パッドが滑り落ちる可能性を低減すると、パッドを取り付ける際の手間が増え得、さらには、クランプに取り付けられたパッド部分の柔軟性が無くなり得る。
【0008】
最後に、いくつかの既存の外科手術用クランプには、取り換え可能かつジョーにしっかりと固定されるパッドを有するものがある。このようなクランプの場合、血管または組織がクランプされた後、パッドが横方向に移動し得る。この横方向の動きのため、ぐらつきを受けてクランプを不安定にし、その結果、血管の剪断または組織の破断が発生し得る。従って、パッドをジョーに堅固に固定する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、取り換え可能なパッドを受け入れるための伸長空洞または溝(channel)を備えたジョーを有する外科手術用クランプを提供することにより、既存のデバイスの上記および他の問題に対処するものである。
【0010】
一実施形態によれば、本発明の外科手術用クランプは、一対の伸長ジョーを含む。この一対の伸長ジョーは、互いに向かって移動するように互いに接続され、上記ジョーのうち少なくとも1つは、もう一方のジョーに対する外部表面を有する。伸長空洞は、上記ジョー内において長手方向に延びる。上記空洞は、クランプパッドを滑らせながら受け入れるように適合される。上記外部表面を通じて伸長溝部が開き、上記空洞を上記外部表面に長手方向に接続する。上記溝部は概して、上記空洞に長手方向に対応する。
【0011】
別の実施形態において、上記ジョーの少なくとも1つは、上記ジョーの係合面および上記係合面に概して対向する上記ジョーの裏打面の両方に向かって開く伸長溝部を含む。ブリーチ部位が、上記伸長溝部と連絡し、上記係合面および上記裏打面の両方に向かって開く。上記ブリーチ部および上記溝部は、クランプパッドを滑らせながら受け入れるように適合される。
【0012】
本発明はまた、取り換え可能なパッドを作製する方法に関する。上記方法は、可撓性の伸長取付け部材を提供する工程と、上記取付け部材周囲にパッドを形成する工程とを含む。
【0013】
本発明はまた、上記外科手術用クランプのジョー中に取り換え可能なパッドを取り付ける方法も提供する。1つの方法は、可撓性の伸長取付け部材を有するパッドおよび上記パッドから概して長手方向に延びる引抜コードを提供する工程と、外側クランプ面において少なくとも1つの伸長ジョーを有する外科手術用クランプを提供する工程とを含む。上記ジョーは、上記ジョー内部において長手方向に延びる伸長空洞と、上記空洞の一端において上記ジョーから開く空孔とを有する。上記空洞は、上記取付け部材を滑らせながら受け入れるように構成される。上記方法はまた、上記引抜コードを上記空洞中に挿入する工程と、上記引抜コードを上記空孔中に通す工程と、上記引抜コードに張力を付与して上記取付け部材を上記空洞中に引き込み、上記パッドを上記ジョーの上記クランプ面上の所定位置に固定する工程と、を含む。
【0014】
別の取り付け方法は、類似のパッドと、ブリーチ部ならびに上記ジョー内において長手方向に延びかつ上記ジョーの係合面および裏打面両方に対して開く伸長溝部を有する外科手術用クランプとを提供する工程を含む。上記パッドは上記ブリーチ中に挿入され、上記パッド本体が上記ジョーの上記係合面上に延び、かつ、上記取り付け部材の固定部が上記ジョーの上記裏打面に沿って追随するように、上記取付け部材を上記伸長溝部中に引き込む。上記パッドは、上記パッドを上記ジョー上に引く作業を支援する取外し可能なタブを含み得る。上記タブは、所定位置に配置されると、上記パッドから取り外し可能となる。あるいは、上記パッドは、上記パッド中を延びるガイド空孔を含み得、これにより、上記パッドを上記ジョー上に取り付ける作業を支援する。プルストリングまたはプルストラップを上記ガイド空孔中に固定して、上記プルストリングまたはプルストラップを用いて上記パッドを上記ジョー上に引き、上記パッドが所定位置に配置された後、上記プルストリングまたはプルストラップを切断することができる。
【0015】
本発明の上記取り換え可能なパッドは、外科手術用クランプのジョーの外部表面上に延びるように構成された伸長本体と、上記本体に接続され、かつ、伸長空洞または上記ジョーの長手方向に延びる溝部内においてスライド可能な受け入れを行えるように構成された可撓性の伸長取付け部材とを含み得る。上記取付け部材は、上記パッド本体内部に配置され、上記パッド本体を内部から強化する安定部と、上記溝部中を延びるかまたは空洞内に適合するように構成された固定部とを含み得る。上記固定部を連続させるか、または、上記固定部を不連続にして、上記パッドの可撓性をさらに向上させ、(特にジョーが曲線をなす場合のジョーへの)取り付けをより容易にすることができる。
【0016】
本発明のこれらの実施形態の主な目的は、特殊な器具を用いずに簡単に取り付けることが可能な取り換え可能なパッドを備える外科手術用クランプを提供することである。
【0017】
別の目的は、上記パッド上に引抜コード、タブ、プルストリングまたはプルストラップを提供して引張力を生成し、取付けおよび/または除去を容易化することである。
【0018】
さらに別の目的は、上記クランプと上記パッドとの間の横方向の動きに耐える取り換え可能なパッドを備えた外科手術用クランプを提供することである。
【0019】
さらに別の目的は、円滑かつコンパクトな取り換え可能なパッドを備えた外科手術用クランプを提供することである。
【0020】
さらなる目的は、1つのパッド構成を様々な広範囲のジョー形状に用いることを可能にする可撓性の取り換え可能なパッドを備えた外科手術用クランプを提供することである。
【0021】
上記および他の目的は、以下の詳細な説明および添付の図面を鑑みれば明らかとなる。添付の図面は、本発明の原理を用いた例示的実施形態を説明するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
1つの局面において、本発明は、互いに向かって動くように一緒に接続された細長い一対のジョーであって、このジョーのうち少なくとも一対のジョーが、他方のジョーの反対側に外面を有する、一対のジョーと、スライドさせてクランプパッドを受けるように調整された細長い空洞であって、この少なくとも一方のジョー内に長手方向に延びる、空洞と、この外面を通じて開口する細長い溝であって、長手方向にこの空洞をこの外面に連絡し、長手方向にこの空洞とほぼ同じ大きさである、溝と、を備える、外科用クランプ、
を提供する。
【0023】
好ましい実施態様において、上記溝の少なくとも一部分は、上記空洞の断面幅より狭い断面幅を有し得る。
【0024】
好ましい実施態様において、本発明は、上記空洞の一方の端部に形成されたホールをさらに備え得る。
【0025】
さらに好ましい実施態様において、上記ホールはほぼ円形の断面を有し得る。
【0026】
好ましい実施態様において、上記一対のジョーは曲がり得る。
【0027】
好ましい実施態様において、上記溝は上記外面を分割し、この溝のいずれかの側に対するこの外面の一部分は、ほぼ平坦であり得る。
【0028】
好ましい実施態様において、上記空洞はほぼ円形の断面を有し得る。
【0029】
好ましい実施態様において、上記溝はほぼ矩形の断面をし得る。
【0030】
別の局面において、本発明は、ジョーの長手方向に延びる細長い空洞を有する外科用クランプのこのジョーに接続されるように構成された外科用クランプパッドであって、
外科用クランプのジョーの外面の上に延びるように構成された細長い本体と、
この本体に接続され、このジョーの長手方向に延びる細長い空洞内でスライドして受けられるように構成された、可撓性の細長い取付け部材と、
を備える、外科用クランプパッド、
を提供する。
【0031】
好ましい実施態様において、上記取付け部材は、この取付け部材から延びる複数の安定化エレメントをさらに含み、この安定化エレメントは、上記パッドを内部から強化するように、少なくとも部分的にこのパッド内に配置され得る。
【0032】
好ましい実施態様において、上記本体は、可撓性があり、曲がったジョーの上記外面の上に延びるように構成され得る。
【0033】
好ましい実施態様において、本発明は、上記パッドの一方の端部からほぼ長手方向に延びるドローコードをさらに備え得る。
【0034】
好ましい実施態様において、本発明は、上記本体と上記取付け部材とを接続するネックをさらに備え得る。
【0035】
さらに好ましい実施態様において、上記ネックは、上記取付け部材の断面幅よりも狭い断面幅を有し得る。
【0036】
さらに好ましい実施態様において、本発明は、上記ネックおよび上記本体内に、上記パッドを内部から強化するように構成されたメッシュ構造をさらに備え、このメッシュ構造が、上記取付け部材に取り付けられ得る。
【0037】
好ましい実施態様において、本発明は、プルストリングまたはプルストラップを受けるように上記パッドを通じて延びるガイドホールをさらに備え得る。
【0038】
さらに好ましい実施態様において、上記ガイドホールは、上記取付け部材を通じて延び得る。
【0039】
さらに好ましい実施態様において、上記ガイドホールは、上記細長い本体を通じて延び得る。
【0040】
さらに好ましい実施態様において、上記取付け部材は、この取付け部材の一方のパッドから延びるガイドタブをさらに含み、上記ガイドホールはこのガイドタブを通じて延び得る。
【0041】
さらに好ましい実施態様において、本発明は、上記ガイドホールを通じて取り付けられる、プルストリングまたはプルストラップをさらに備え得る。
【0042】
さらに好ましい実施態様において、本発明は、第2のガイドホールを有する上記取付け部材の他方の端部から延びる第2のガイドタブをさらに備え、この第2のガイドホールはこの第2ガイドタブを通じて延び得る。
【0043】
好ましい実施態様において、上記細長い本体は、組織に係合するように調整された表面を有するエラストマー材をさらに含み得る。
【0044】
好ましい実施態様において、上記取付け部材は、連続しない固定部分をさらに含み得る。
【0045】
別の局面において、本発明は、少なくとも一対のジョーが、互いにほぼ対向する係合表面と背面とを有する、互いに向かって動くように取り付けられた細長い一対のジョーと、このジョー内で長手方向に延び、両方の表面に対して開口する細長い溝と、この溝と連絡し、この係合表面および背面に対して開口するブリーチ部分とを備える、外科用クランプ、
を提供する。
【0046】
好ましい実施態様において、上記ジョーは曲線状であり得る。
【0047】
好ましい実施態様において、上記溝はほぼ矩形の断面を有し得る。
【0048】
別の局面において、本発明は、ジョー内で長手方向に延びる溝を有する外科用クランプのジョーに取り付けられるように構成された、外科用クランプパッドであって、
このジョーの外面の上に延びるように構成された細長い本体と、
このジョーの溝を通じて延びるように構成された固定部分と、この本体を内部から強化するようにこの細長い本体内に配置された安定化部分とを有する、可撓性の細長い取付け部材と、
を備える、外科用クランプパッド、
を提供する。
【0049】
好ましい実施態様において、上記細長い本体は、可撓性があり、曲線状のジョーに合わせられ得る。
【0050】
好ましい実施態様において、本発明は、上記パッドの一方の端部から延びる取り外し可能なタブをさらに備え得る。
【0051】
好ましい実施態様において、上記細長い本体は、組織に係合するように調整された表面を有するエラストマー材をさらに含み得る。
【0052】
さらに好ましい実施態様において、上記安定化部分は、上記パッド本体まで延びる、1つ以上の安定化エレメントをさらに含み得る。
【0053】
さらに好ましい実施態様において、上記1つ以上の安定化エレメントのうちの少なくとも1つは、上記パッド本体の上記組織係合表面に対してほぼ垂直に延び得る。
【0054】
さらに好ましい実施態様において、上記1つ以上の安定化エレメントのうちの少なくとも1つは、上記パッド本体の上記組織係合表面に対してほぼ平行に延び得る。
【0055】
さらに好ましい実施態様において、第1の1つ以上の安定化エレメントは、上記パッド本体の上記組織係合表面に対してほぼ垂直に延び、第2の1つ以上の安定化エレメントは、このパッド本体のこの組織係合表面に対してほぼ平行に延び得る。
【0056】
好ましい実施態様において、本発明は、プルストリングまたはプルストラップを受けるように上記パッドを通じて延びるガイドホールをさらに備え得る。
【0057】
さらに好ましい実施態様において、上記ガイドホールは、上記取付け部材を通じて延び得る。
【0058】
さらに好ましい実施態様において、上記ガイドホールは、上記細長い本体を通じて延び得る。
【0059】
さらに好ましい実施態様において、上記取付け部材は、この取付け部材の一方の端部から延びるガイドタブをさらに含み、上記ガイドホールは、このガイドタブを通じて延び得る。
【0060】
さらに好ましい実施態様において、本発明は、上記ガイドホールを通して取り付けられたプルストリングまたはプルストラップをさらに備え得る。
【0061】
さらに好ましい実施態様において、本発明は、第2のガイドホールを有する上記取付け部材の他方の端部から延びる第2のガイドタブをさらに備え、この第2のガイドホールはこの第2のガイドタブを通じて延び得る。
【0062】
好ましい実施態様において、上記固定部分は、連続し得ない。
【0063】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態よる例示的な外科手術用クランプ50を示す。クランプ50が血管Vをクランプしようとする様子を示す。クランプ50は、器官または他の身体組織をクランプする際にも用いられ得る。
【0064】
クランプ50は、クランプを操作するための指受け部52および親指受け部54を含む。クランプ50が血管Vに用いられる際、つめ部56およびラチェット歯部58はクランプ50をロックする。ハンドル60および62は、ピン64によって旋回可能に結合される。ジョー66および68は、クランプ力を血管Vに付与し、その際、パッド80がクランプ力を吸収する。
【0065】
図2は、ジョー66およびパッド80を取り外した様子を拡大した図である。溝部82は、ジョー66に沿って長手方向に延びる。溝部82は、溝筋と同延のジョー66内部に概して円柱状の空間90と連絡する溝筋を形成する。溝部82の一端は、空間90に向かって開く大きな口部83を形成する。口部83の反対側の空間90の端部は、空孔84で形成される。パッド80があご66に取り付けられると、パッド80用の引抜コード86は、図5〜9および付随する文章を参照してより詳細に説明するように、空孔84中を通過する。取付け部材85は、パッド80と同延であり、好適には引抜コード86の一部である。引抜コード86は、フィラメントとも呼ばれ得る。
【0066】
図3は、ジョー66を図2の線3−3で切った断面図である。ジョー66は概して、U字型の形状をした下部表面を有し、これにより円滑性を得ている。空間90は、ジョー66内で長手方向に延びる。溝部82は、空間90をジョー66の外部表面92に接続する。外部表面92は、パッド80の取付けが容易となるよう概して平坦であり、角度付けされ得る。角度付けを行うと、パッド80がジョー66に対して横方向に移動するのが避けられる。空間90は、溝部82よりも断面幅が大きく、これにより、パッド80を空間90内に固定している。
【0067】
図4は、パッド80を図2の線4−4で切った断面図である。首部96は、引抜コード86をパッド本体98に接続する。パッド80がジョー66に取り付けられると、パッド本体98は、外部表面92(図3を参照)にはまる。パッド80がジョー66に取り付けられると、引抜コード86は、空間90(図3を参照)内にはまる。首部96は溝部82(図3を参照)よりも僅かに短く、これにより、パッド80がジョー66に取り付けられると、パッド本体98が外部表面92に対してきつく引っ張られて、これにより、パッド本体98と外部表面92との間の横方向の動きが抑制される。あるいは、首部96が溝部82内にぴったりとはまるようにして、パッド本体98と外部表面92との間の横方向の動きを抑制してもよい。パッド80とジョー66との間の横方向の動きを低減することは、パッドのジョーに対するぐらつきを最小限にし、クランプ50を身体の組織、器官または血管に用いることから生じる外傷の可能性を低減するために重要である。
【0068】
首部96は好適には、以下にさらに詳述するような熱可塑性エラストマーから構成される。首部96における幾何学的構成および材料を改変して、溝部82にはまるように調整してもよい。例えば、首部96を比較的硬質のプラスチックまたは比較的軟質のプラスチックから構成してもよいし、または、首部96を溝部82よりもやや幅広にしてもよい。
【0069】
パッド本体98は好適には、図4中に示すような(また図10〜13およびそれに付随する文章を参照してさらに詳述するような)クランプ面100を有する。パッド本体98の顕著な構造としては、Baxter CorpによるモデルDSAFE33 FOGARTY DOUBLE SAFEJAW挿入セットに類似して、ピラミッド状がある。しかし、パッド本体98は、他にも様々な広範囲の他の表面を有し得る。例えば、パッド本体98の表面は、他の外科手術用クランプにおいて現在用いられているような、硬質、軟質、平滑、凹凸であってもよい。パッド本体98は好適には、以下にさらに詳述するような熱可塑性エラストマーから構成される。
【0070】
引抜コード86は、直径0.062インチのポリエステルモノフィラメントであり得る。引抜コード86はまた、溝部内を追随するのに適切な支柱強度を有するナイロンまたはポリプロピレンでもよい。
【0071】
図2Aは、ジョー66aの改変例の一部を示し、これは、逆転構成または鍵穴構成と呼ばれ得る。ジョー66aは、首部96aおよび取り付けエレメント86aを含み、取り付けエレメントは首部よりも幅広である。パッド80aは、首部96aおよび取り付けエレメント86aを取り付けるように適合され、他の点ではパッド80に類似する。パッド80aは、ジョー66aの遠位端または近位端から取り付けられ得る。
【0072】
図16A、16Bおよび17は、本発明の外科手術用クランプジョーの別の実施形態を示す。ジョー166は、ジョーの長さに沿って長手方向に延びる伸長溝部182を含む。溝部は、ジョーを通じて延びて、概して互いに対向する係合面183および裏打面184の両方に向かって開く。図16B中に示すように、溝部は、概して矩形の断面を有する。ブリーチ部185は、溝部の近位に配置され、溝部と連絡する。ブリーチ部は、伸長パッド本体198および伸長取付け部材186を含むパッド180を受け入れるように構成される。取付け部材186は、固定部188および安定部194をさらに含む。ブリーチ部185は、溝部182よりもやや幅広にされ、これにより、パッドの固定部を受け入れるように適合される。
【0073】
図18A〜18Dは、パッド180をジョー166上に取り付ける様子を示す。パッド本体198は、ジョー上に取り付けられると、ジョーの係合面183と係合し、ジョーの係合面183に固定される。取付け部材186は、溝部182および固定部188中を延びて、裏打面184と係合し、これにより、パッドをジョー上の所定の位置に固定する。図2のジョー66と異なり、ジョー166は、引抜コードを収容する空孔をジョーの遠位端において含まない。パッド180をジョー上に取り付ける作業を支援するために、パッドは、パッドが取り付けられた後はパッドからちぎることが可能なタブ190を含む。図2のパッド80も、首部96が溝部182中で延び、引抜コード86がジョー166の裏打面184と係合した状態で、ジョー166に取り付けが可能である。
【0074】
図19A〜19Cは、本発明によるジョーのさらに別の実施形態を示す。ジョー166aは、同様に、ジョーの長さに沿って長手方向に延び、ジョーの係合面183および裏打面184に向かって開く伸長溝部182を含む。この実施形態において、ブリーチ部185aは、ジョーの裏打面側からパッドを受け入れるように構成される。図19B中に示すように、パッドをジョー上に取り付けるためにこの方向で受け入れるために、ブリーチ部185aは、パッド本体の幅を受け入れるのに十分な断面幅を有する。
【0075】
図22Aおよび22Cは、本発明によるパッドの別の実施形態を示し、このパッドは、パッド中を延びるガイド空孔を有する。これらのガイド空孔も同様に、本明細書において以下により詳細に説明するように、パッドをジョー上に取り付ける作業を支援する。図22Aのパッド280aは、取付け部材286aとおおむね同じ面において取付け部材286aから延びるガイドタブ290aを含む。ガイド空孔291aは、ガイドタブ中を延びる。ガイドタブは好適には、取付け部材286aと同じ材料で構築され、最も好適には、ショアデュロメータで40D−80Dの熱可塑性の材料で構築される。プルストリング292aは、ガイド空孔291aを通じて固定され、引張力に耐えることができる任意の適切なフィラメント(例えば、ストリング、縫合糸、モノフィラメント、またはマルチフィラメント(例えば、編み込み型KEVLARTM(DuPont)フィラメント))で形成され得る。図22Bのパッド280bは、ガイドタブ290bを含み、このガイドタブ290bは、パッド280aのガイドタブ290aに類似するが、パッド表面と概して平行の面において取付け部材286bから伸びる。ガイド空孔291bも同様に、ガイドタブ290b中を延びる。プルストラップ292bは、取付け部材を通して固定され、好適には取付け部材と同じ熱可塑性材料で形成される。図22Cのパッド280cは、取付け部材中を直接延びるガイド空孔291cを含む。プルストリング292cは、パッド280aのプルストリング292aについて述べた材料と同じ材料で形成され得、ガイド空孔を通して固定される。ガイド空孔について他の位置を企図してもよい。例えば、ガイド空孔をパッドクッションを通じて延伸させてもよい。このような構成の場合、空孔を強化して、クッションが引張力によって破断するのを防いでもよい。
【0076】
図25および26は、本発明のパッドのさらに別の実施形態を示す。パッド380は、図16Aのパッド180に類似し、伸長パッド本体398および取付け部材386を含む。しかし、固定部388は不連続であり、具体的には、取付け部材386に沿って互いに間隔を空けて断続的に配置されたセグメント389で形成される。本明細書中により詳細に説明するように、この構成のパッドは、曲線状のジョーであっても、手作業でジョー上に容易に取り付けが可能であり、引抜コード、プルストリングまたは他の取付け支援器具も不要である。
【0077】
(パッドの取付け)
図5〜9は、パッド80をジョー66に取り付ける工程を示す。図5は、引抜コード86の遠位端を溝部82および空洞90の近位端において口部83に挿入する様子を示す。図6は、引抜コード86が空孔84から出てくるまで引抜コード86を空間90中に通した様子を示す。この点において、首部96は、溝部82中に入ろうとする。
【0078】
図7は、引抜コード86を引っ張ってパッド80をジョー66内に係合させ、人間の指がパッドを口部83中に導いてパッドを取り付けている様子を示す。引抜コード86は、概して均一の引張力をパッド80に付加する。これにより、(押込み力だけで挿入を行った場合に発生する可能性があるような)パッド80がその遠位端において拡張して、空間90および溝部82の内部表面と結合する傾向が低減する。係合プロセスの間、パッド80を指で押してもよい。このような押込みおよび引張りを組み合わせると、引張りのみを用いる場合よりも、パッド80をジョー66の内部表面中を良好に動かすことが可能となる。
【0079】
取付け部材85が口部83中に入る際、取付け部材85が撓む点に留意されたい。この可撓性は、空間を均一に直線状にする必要無く、取付け部材85を空間中に挿入することを可能にする。
【0080】
図8は、パッド80がジョー66と十分に係合し、引抜コード86が不要となったために切断された様子を示す。図9は、パッド80をその近位端において把持器具で摘み、後方の力および上方の力を付加して、パッドを口部83から引っ張り出すことにより、パッド80を除去することができることを示す。
【0081】
上述の概して均一の引張り力による利点に加えて、引抜コード86は、他にも複数の利点を有する。引抜コード86を空間90中にはめることにより、引抜コード86は、パッド80をジョー66に取り付けて、単一の構造(引抜コード86)で取り付け機能および取付け機能の両方を行うことができるようにするように機能する。引抜コード86は、取付け作業中に特殊な器具を用いる必要無く、パッド80をジョー66に取り付けることを可能にする。
【0082】
図18A〜18Dは、パッド180をジョー166上に取り付ける工程を示す。先ず、パッド180を、ブリーチ部185が係合面183に対して開いている箇所に挿入する。パッドがブリーチ部中を通じて送られると、パッドはジョーの溝部182と係合し、溝部182はブリーチ部と連絡する。パッドが溝部と係合すると、パッド本体198は、図18A中に示すように、ジョーの係合面183上に伸びる。取付け部材186が溝部184中を延びると、固定部188はジョーの裏打面184に沿って追随し、これにより、パッドをジョーに固定する。
【0083】
パッドをブリーチ部に挿入し、手作業で溝部に沿って先導するか、または、パッドをブリーチ中に押して通した後、そのパッドを器具(例えば、鉗子)で摘まんでブリーチ部中に先導し、溝部に沿って引っ張ることが可能である。上述したように、ジョー166は自身の遠位端において空孔を持たない。実際は、使用中の組織の外傷を最小限にするために、ジョーの遠位端が平滑となり丸みを帯びるのが望ましくあり得る。次いで、取付けを容易にするために、パッド180に、ブリーチ部185中を通過し、かつ、取り付け部材186から伸びるように構成された取外し可能なタブ190を提供する。パッドをブリーチ中に送った後は、タブ190を摘み、ジョーの裏打面側に沿って引っ張って、パッドを所定位置に配置することが可能となる。この方法でパッドを取り付けた後は、(例えば、タブを捩るかまたはポキリと折り取ることによってあるいは切り取ることによって)タブを除去することが可能となる。
【0084】
図20Aおよび20Bに、パッド180aのジョー166aへの装着を示す。パッドは、類似する様態で装着される。違いは、ブリーチ部分185aが、ジョーの背面側から、パッド180aを受けるように構成されていることである。図20Bに示すように、パッド本体198aは、パッド本体の幅が収まるほどの広さのブリーチ部分185aを通じて、取付け部材186aが溝182にはめられるまで、送られる。その後、パッドは、上記の方法と同様の方法を用いて、ジョーの上の位置に移動し得る。また、パッドは、パッドの装着に役立つように、取付け部材から延びている、図16Aに示すタブに類似するタブ(図示せず)を含み得る。
【0085】
また、パッド280a〜280cは、装着が容易になるように構成される。図22Aに示すように、パッド280aには、ガイドタブ290aと、ガイドタブのガイドホール291aを通して取り付けられるプルストリング292aとが設けられる。ガイドタブは、取付け部材286aとほぼ同じ平面上に延び、ガイドタブの一部分または全部が、同様に、ジョー溝(図示せず)の中に引かれ得る。プルストリング292aは、つかまれ、引っ張られて、張力をガイドタブに伝えて、パッドを、ジョーの上の位置まで動かし得る。この方法は、パッドを曲線状のジョーに装着する場合に特に有用である。図23に示すように、パッドは、パッドに加えられる力が曲線に対して接線方向である場合に、曲線状のジョーへと最も容易に引っ張られ得る。プルストリングの使用によって、パッドに加えられる引力の方向の容易かつ素早い調整が可能になり、曲線状のジョーの場合、曲線の接線に沿った力の簡略的かつ容易な保持が可能になり、パッドのより容易な装着が可能になる。図22Bに示すパッド280bは、同様に取付け部材286bから延びるガイドタブ290bを含む。プルストラップ292bは、ガイドホール291bを通して取り付けられ、パッド280aのプルストリングと同様に用いられ、同様の様態でパッドを装着する。パッド280cは、ガイドホール291cを通して取り付けられるプルストリング292cを含む。プルストリング292cは、同様に用いられて、パッドをジョーの上に装着し得る。装着された後、プルストリング292aおよび292c、あるいはプルストラップ292bは、切り落とされ得、クランプは使用に備えて配置される。
【0086】
また、ガイドタブの構成も、パッドの装着に役立つ。ガイドタブ290bは、パッド表面に対してほぼ平行な平面に延び、ジョーの外側または係合表面に沿って横断し得、パッド本体のエラストマー材よりも、ジョー表面上を容易に滑る。同様に、ガイドタブ290aは、取付け部材とほぼ同じ平面に延び、ジョー溝にそって、容易に横断し得、滑り得る。
【0087】
本発明の取り替え可能なパッドにおいて、装着されたパッドのクランプジョーからの除去に役立つように、パッドの他の端部に第2のタブが提供され得る。また、この第2のタブも、そこを通じて延びるガイドホールを含み得る。第2のタブに引力または張力を加えることによって、取付け部材は、細長い空洞またはジョーの溝から引かれる。第2のタブが設けられる場合、つかむための道具、例えば、鉗子、やっとこ(pincers)などを用いて、タブに張力を加えることが簡便であり得る。図24において、パッド280dは、第2のガイドタブ292dおよび第2のガイドホール291dを含む。タオルクランプTは、ガイドタブをはさみ、ガイドホール291dを通して取り付けられている。タオルクランプに力を加えることによって、パッドの取付け部材の、ジョー(図示せず)との係合関係がなくなり得る。
【0088】
図25および26のパッド380も、装着が容易になるように構成され、特に、上述したように、間にギャップがある、断続的に間隔が開けられたセグメント389から形成される不連続な固定部分388が設けられる。このセグメントは、ジョー66または166のいずれかへのパッドの固定において、パッド180の連続的な固定部分と同じ程度に機能する。セグメントの間にギャップを提供することによって、パッドにはより大きな可撓性、特に横方向の可撓性が与えられる。この可撓性によって、パッドが、ジョー、特に曲線状のジョーに、より容易に装着されるようになる。特に、固定部分のセグメント化された性質は、パッドの横方向の曲げに対する抵抗をより弱め、そのことによって、曲線状のジョー上への装着を容易にする。セグメントは、均一であってもよいし、均一でなくてもよい。代替的な実施形態(図示せず)において、最も近位のセグメントは、直径が、他のセグメントより長く、わずかに幅が広くてもよい。装着される場合、このような構成によって、この近位のセグメントは、受けるジョー空洞によりしっかり圧縮(compression)され、そのことによって、パッドを位置に「固定する」。
【0089】
この構成のパッドは、例えば、プルタブまたはドローコード、ならびにジョー側での対応するスルーホールなしに、曲線が付けられたジョーの上に容易に手動で装着される。所望される場合、パッドの可撓性をより高めるために、取付け部材がパッド本体にしっかりと接続されたままになるように構造上の充分な一体性を保持するという条件で、セグメント間のギャップが、取付け部材(図示せず)までさらに延ばされ得る。あるいは、これらのパッドには、ドローコード、タブ、および/またはガイドホール、ならびに、上述したように、プルストリングまたはプルストラップが設けられ得る。
【0090】
除去可能なパッドの提供は、除去可能なパッドのないクランプに対して、多数の利点を有する。パッドは、個別に殺菌され得、滅菌状態下での装着用に提供される。除去可能なパッドを有するクランプは、清潔にするのも容易である。パッドが除去され、クランプがオートクレーブにかけられ、その後、新たなパッドが装着され得る。(オートクレーブは、クランプの軟らかい部分、そうでない場合には非金属部分を、劣化させるか、そうでない場合には摩耗させるので、多くのクランプにおいて、パッドが省かれる。同様に、軟らかいパッド、そうでない場合には壊れやすいパッドは、摩耗し得るので、これらは、容易に取り替えられ得る。)このパッドは、異なる表面を有し得るので、異なる表面が所望される場合、適切なパッドが容易に装着され得る。さらに、パッドは、例えば、図15のパッド80および図23のパッド280aについて示すように、曲線が付けられたジョーまたはS字型のジョーに装着されるように可撓性を有し得る。このような場合、多くのクランプ形状(直線状、曲線状、S字形など)について、同じパッド構成が用いられ得るので、簡便性および経済性における利点が得られ得る。
【0091】
(パッド構成)
図10〜13に、補強メッシュ110を含むパッド80の製造における様々な段階を示す。図10には、パッドの全長に対して、ドローコード86が長さ約6〜8インチであり得ることが示される。実際のパッド位置は、メッシュ110によって示されるように、パッドが装着されるべきジョーの長さに近似する長さであり得る。例えば、パッド80は、長さ約25〜86ミリメートルであり得る。
【0092】
メッシュ110は、平織りの布(例えば、濾布)であり得、1インチにつき約20〜100本の範囲内、好ましくは、1インチにつき46本の糸を有する。好適な材料は、ナイロンメッシュである。メッシュ110は、好ましくは、45度の角度で斜めに切断され、そのことにより、糸は切断方向に対してある角度の傾斜をもって延びる。
【0093】
パッド80の製造の好適な方法において、メッシュ110は、長手方向に半分で折り曲げられ、長手方向の第1の鋳型に配置され、V字型を形成する。その後、ナイロンまたはポリプロピレンが、くぼみに射出成形され、ドローコード86を形成する。射出成形プロセスによって、ドローコード86がメッシュ110の糸に接続される。
【0094】
次に、メッシュおよびプルストリング構造が、第1の鋳型から除去され、長手方向の第2の鋳型120に配置される。その断面を図14に示す。第2の鋳型120は、本体空洞124、首空洞126、およびドローコード空洞128を有する。ドローコード86は、ドローコード空洞128内にはまる。他の空洞は、熱可塑性エラストマー材の形を作り、図4に示すパッド80の首96およびパッド本体98を形成する。
【0095】
メッシュ110は、再度、鋳型120内のV字型に配置される。その後、熱可塑性エラストマーが第2の鋳型120に注入されて、ドローコード86上、メッシュ110の周りにパッド80を形成する。エラストマーは、好適には、30デュロメータであり、ショア「A」であり、約15〜70デュロメータの範囲である。好適なエラストマーは、Shell Corp製のKratonブランドである。他のエラストマー材として、シリコンおよびウレタンがある。あるいは、首96は、パッド本体の材料とは異なる材料、例えば、プラスチックから形成され得る。
【0096】
三角状のクランプ表面100は、鋳型120の適切な覆い部分によって、形成され得る。エラストマーが硬化した後、パッド80は、第2の鋳型120から除去される。
【0097】
変更された好適な方法において、パッド80は、メッシュ110の1つのウェブのみを用いて、製造され得る。好ましくは、ドローコード86が接続された後、得られるV字型メッシュ110の1つのウェブは、パッド80が鋳造される前に切断される。これによって、パッド80において、2つのV字型メッシュではなく、1つのウェブメッシュ構造が得られる。ドローコード86の他のオプションは、メッシュ110の折り曲げられていないウェブの一端に沿って接続されることである。
【0098】
第2の方法において、ドローコード86が設けられ、長手方向のスリットがドローコードに作られる。その後、メッシュ110は、折り曲げられ、折り曲げられた端部部分は、スリットに配置される。図11に、この構成の断面図を示す。その後、メッシュ110は、糊または他の接着剤を用いて、ドローコード86に接続され得る。その後、好適な方法において、上述したように、エラストマーが鋳造される。
【0099】
図12は、パッド内のメッシュ110の好適な方向付けを示す、パッド80の断面図である。パッド本体98は、メッシュ110のサポートを提供する。その後、メッシュ110およびパッド98本体98は、相互的に強化し合う。この相互的な強化は、パッド80をジョー66に装着するプロセスの間、有用である。さらに、相互強化は、首96が、ジョー66の外面92に対して、パッド本体98を引っ張る場合、有用である。
【0100】
図13は、細部を示すために一部分を切開した、パッドの透視図である。この図には、鋳造プロセスの間、パッド本体98およびネック96のエラストマー材がメッシュ110のフィラメントの間を流れることが示されている。硬化されるとき、エラストマー材は、フィラメントをカプセル化し、フィラメントを互いに結合させ、硬化されたパッドに結合し、ウェブ状の構造が形成される。このカプセル化は、「Surgical Clamp Pads With Elastomer Impregnated Mesh」という名称の同時係属出願中の出願第09/336,018号に、より詳細に述べられている。この出願は、1999年6月18日に出願され、本願と共通の譲受人に譲渡されており、本明細書中で参考として援用される。この同時継続中の出願は、メッシュ自体が、パッド本体98から突出して、クランプ表面100を形成し得ることを、より詳細に述べている。
【0101】
図10Aに、メッシュ110の代わりに用いられて、パッドを内部から強化し得る安定化エレメント112を示す。安定化エレメント112は、ドローコード86と同じ材料、例えば、ナイロンまたはポリプロピレンから作られ得る。安定化エレメント112は、ドローコード86の鋳造と同時に鋳造され得る。上記で詳細に述べたように、取付け部材85は、好ましくは、ドローコード86の安定化エレメント112に相応する部分である。
【0102】
図18Cに示すように、パッド180は、類似する様態で安定化部分194が取付け部材186と同時に鋳造され、その後、パッド本体198が、形成された安定化部分にわたって鋳造されて、形成され得る。安定化部分および取付け部材は、パッド本体自体と比較して、より固く、よりたわみにくい材料である、ナイロンまたはポリプロピレンのような材料から同様に形成され、そのことによって、横方向の移動に対してパッドが強化される。パッド280a〜280d、ならびに380も、同様の様態で形成され得る。パッド280a〜280dについて、ガイドタブが、取付け部材と一体に形成されることが好ましい。パッド380は、同様の様態で形成され得る。固定部分388のセグメント389は、直接鋳造されてもよいし、あるいは、固定部分がまず連続的に形成され、その後、連続的な部分からギャップまたはノッチが切り出されて、セグメント380を形成してもよい。
【0103】
図21A〜21Dに、様々な構成を有する安定化エレメントを含む、代替的な実施形態を示す。各パッド180a〜180dは、取付け部材186a〜186dを含み、各取付け部材が、固定部分192a〜192dを含み、各固定部分が、パッド本体に延びる1つ以上の安定化エレメント196a〜196dをさらに含む。それぞれの場合において、安定化エレメントは、パッド表面の下で終端する。
【0104】
パッド180aは、パッドの組織係合表面に対してほぼ垂直に、パッド本体198aまで延びる安定化エレメント196aを含む。パッド180bは、互いに発散する2つの安定化エレメント196bを含む。パッド180cは、パッド本体内で横方向に、すなわち、パッドの組織係合表面に対してほぼ平行に延びる安定化エレメント196cを含む。パッド180dは、パッド内で横方向に延びるが、上方向、すなわち、パッドの組織係合表面に対してほぼ垂直に延びる部分も含む、安定化エレメント196dを含む。
【0105】
当業者であれば、本発明において、横方向の安定性を高めるように機能し、且つ、係合される組織への外傷を最小限にするようにパッド自体の充分な圧縮を可能にする、幅広い範囲の様々な安定化エレメントの構成が考慮に入れられていることを理解する。例えば、要素の相対的な厚さ、および要素が延びるパッド内の深さが、調整されて、横方向の動きおよび圧縮に対する所望の抵抗を得ることが可能である。また、安定化エレメントは、パッドの全長の範囲にわたって、全長に沿って延びてもよいし、あるいは、パッドの一部分の範囲内で延びてもよい。このようにして、安定化エレメントの構成が調整されて、パッドの全体的な可撓性が変更され得る。
【0106】
図21Eに、図21A〜Dのパッドの変更例を示す。パッド180eは、パッド180dに類似し、安定化エレメント196eを含む。安定化エレメント196eの一部分は、パッド本体198e内で横方向に延びる。しかし、安定化エレメント196eの一部分は、パッド本体から延び、上記の方法によってパッドがジョー(図示せず)に接続される場合、本発明によるクランプジョーの対応する係合表面と直接接触する。安定化エレメントのジョー表面との直接接触によって、要素が、パッド本体のエラストマー材よりも、より容易にジョー表面の上をスライドするので、パッドのジョーへの装着が容易になる。
【0107】
上記の詳細な説明から、本発明が、本明細書の最初に述べた目的を達成することを可能にすることが認められる。本発明は、特に、取り替え可能なパッドを受けるように、空洞または溝を有する外科用クランプを提供する。パッドは、容易に装着および除去されるためのドローコード、タブ、プルストリング、またはプルストラップを含み得る。
【0108】
外科的クランプは、上記の利点に加えて、現存するクランプに対して、全般的に多くの利点を有する。本発明による取り替え可能なパッドは、より滑らかであり、より低いプロファイルを有し、より柔らかく繊細な材料から作られ得る。多くの現存するパッドは直線状のジョーにしか合わないが、このようなパッドによって、パッドを用いるクランプの利用可能な形状が増加する。
【0109】
本発明の実施形態には、本発明を実施する際に採用される、本明細書中で説明された様々な代替例があることが、理解されるべきである。添付の特許請求の範囲が本発明の範囲を規定し、特許請求の範囲内の構造およびその均等物が、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
【0110】
置き換えパッドを受ける細長い空洞または溝を有する外科用クランプ。このパッドは、ジョーの細長い空洞または溝に係合可能な、可撓性のある取付け部材と共に形成される。パッドは、ジョーの上の位置にパッドを引くためのタブ、ドローコード、プルストリング、またはプルストラップを含み得る。また、本発明の外科用クランプは、互いに向かって動くように接続された細長い一対のジョーであって、少なくとも一方のジョーが遠位端を有しならびに他方のジョーの反対側に外面を有する一対のジョーと、スライドさせてクランプパッドを受けるように調整された細長い空洞であって、少なくとも一方のジョー内に長手方向に延びる空洞と、空洞と連絡し、ジョーの外面を通じて開口する細長い溝であって、ジョーに沿って長手方向に延び、ジョーの遠位端の近傍の位置で終端する溝とを備える。
【0111】
【発明の効果】
本発明により、取り換え可能なパッドを受け入れるための伸長空洞または溝(channel)を備えたジョーを有する外科手術用クランプが提供され、これにより、既存のデバイスの上記および他の問題が対処される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に従って構築された外科手術用クランプの斜視図である。
【図2】図2は、図1の外科手術用クランプのジョーの分解斜視図であり、図1の外科手術用クランプのジョーを分解して、クランプ用のパッドを取り外した様子を示す。
【図2A】図2Aは、本発明の第2の実施形態によるジョーの分解斜視図であり、ジョーの構成部分が分解されている。
【図3】図3は、図2の線3−3によって指定された面でとった断面図である。
【図4】図4は、図2の線4−4によって指定された面でとった断面図である。
【図5】図5は、図1の外科手術用クランプのジョーの拡大斜視図であり、パッドをジョー中に取り付ける工程を示す。
【図6】図6は、図1の外科手術用クランプのジョーの拡大斜視図であり、パッドをジョー中に取り付ける工程を示す。
【図7】図7は、図1の外科手術用クランプのジョーの拡大斜視図であり、パッドをジョー中に取り付ける工程を示す。
【図8】図8は、図1の外科手術用クランプのジョーの拡大斜視図であり、パッドをジョー中に取り付ける工程を示す。
【図9】図9は、図1のクランプのジョーの拡大斜視図であり、パッドをジョーから除去する様子を示す。
【図10】図10は、本発明のパッドの第1の実施形態のメッシュ付き引抜コードの斜視図である。
【図10A】図10Aは、本発明の第3の実施形態の安定エレメント付き引抜コードの斜視図である。
【図11】図11は、図10の線11−11によって指定された面でとった断面図である。
【図12】図12は、本発明の第2の実施形態に従って構築されたパッドの長手方向の線に対して垂直の面においてとられた断面図である。
【図13】図13は、図12のパッドの一部を切り取った様子の斜視図である。
【図14】図14は、本発明のパッドを形成するのに適切なモールドの断面図である。
【図15】図15は、本発明の第2の実施形態による外科手術用クランプのジョーの分解斜視図であり、クランプの構成部分を分解して、曲線状のジョーを備えたクランプを示す。
【図16A】図16Aは、本発明の別の実施形態による外科手術用クランプジョーと、取り外されたパッドとの構成部分を分解した様子の斜視図であり、伸長溝部がジョーおよびジョーの係合面中を延びている様子を示す。
【図16B】図16Bは、図16Aの線16B−16Bによって指定された面に沿ってとった図16Aのジョーの断面図である。
【図17】図17は、図16Aのジョーの別の斜視図であり、ジョーの裏打面を示す。
【図18A】図18Aは、図16Aのジョーおよびパッドの斜視図であり、パッドをジョー上に取り付ける様子を示す。
【図18B】図18Bは、図16Aのジョーおよびパッドの斜視図であり、パッドをジョー上に取り付ける様子を示す。
【図18C】図18Cは、図18Bのジョーおよびパッドを組み立てて、図18Bの線18C−18Cでとった断面図である。
【図18D】図18Dは、図18Bのジョーおよびパッドを組み立てたものの側面図である。
【図19A】図19Aは、図16A中に示すジョーの改変例を分解したものの斜視図である。
【図19B】図19Bは、図19Aの線19B−19Bによって指定された面に沿ってとった図19Aのジョーの断面図である。
【図19C】図19Cは、図19Aの線19C−19Cによって指定された面に沿ってとった図19Aのジョーの断面図である。
【図20A】図20Aは、図19Aのジョーの別の斜視図であり、ジョーの裏打面を示す。
【図20B】図20Bは、図19Aのジョーの斜視図であり、本発明によるパッドをジョー上に取り付けた様子を示す。
【図21A】図21Aは、図18C中に示すパッドの別の実施形態である。
【図21B】図21Bは、図18C中に示すパッドの別の実施形態である。
【図21C】図21Cは、図18C中に示すパッドの別の実施形態である。
【図21D】図21Dは、図18C中に示すパッドの別の実施形態である。
【図21E】図21Eは、図18C中に示すパッドの別の実施形態である。
【図22A】図22Aは、本発明のさらなる実施形態によるパッドを分解したものの斜視図である。
【図22B】図22Bは、本発明のさらなる実施形態によるパッドを分解したものの斜視図である。
【図22C】図22Cは、本発明のさらなる実施形態によるパッドを分解したものの斜視図である。
【図23】図23は、曲線状のジョーを有する本発明の外科手術用クランプ上に図22Aのパッドを取り付けた様子の平面図である。
【図24】図24は、図22Aの実施形態によるパッドを本発明の外科手術用クランプから除去する様子の側面図である。
【図25】図25は、本発明の別の実施形態によるパッドの斜視図である。
【図26】図26は、図25のパッドの側面図である。
Claims (21)
- ジョー内で長手方向に延びる溝を有する外科用クランプのジョーに取り付けられるように構成された、外科用クランプパッドであって、
該ジョーの外面の上に延びるように構成された細長い本体と、
該ジョーの溝を通じて延びるように構成された固定部分と、該本体を内部から強化するように該細長い本体内に配置された安定化部分とを有する、可撓性の細長い取付け部材と、
を備える、外科用クランプパッド。 - 前記細長い本体は、可撓性があり、曲線状のジョーに合わせられ得る、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記パッドの一方の端部から延びる取り外し可能なタブをさらに備える、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記細長い本体が、組織に係合するように調整された表面を有するエラストマー材をさらに含む、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記安定化部分が、前記パッド本体まで延びる、1つ以上の安定化エレメントをさらに含む、請求項4に記載の外科用クランプパッド。
- 前記1つ以上の安定化エレメントのうちの少なくとも1つが、前記パッド本体の前記組織係合表面に対してほぼ垂直に延びる、請求項5に記載の外科用クランプパッド。
- 前記1つ以上の安定化エレメントのうちの少なくとも1つが、前記パッド本体の前記組織係合表面に対してほぼ平行に延びる、請求項5に記載の外科用クランプパッド。
- 第1の1つ以上の安定化エレメントが、前記パッド本体の前記組織係合表面に対してほぼ垂直に延び、第2の1つ以上の安定化エレメントが、該パッド本体の該組織係合表面に対してほぼ平行に延びる、請求項5に記載の外科用クランプパッド。
- 前記可撓性の細長い取付け部材から延びる1つ以上のガイドタブをさらに備える、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- プルストリングまたはプルストラップを受けるように前記パッドを通じて延びるガイドホールをさらに備える、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記ガイドホールが、前記取付け部材を通じて延びる、請求項10に記載の外科用クランプパッド。
- 前記ガイドホールが、前記細長い本体を通じて延びる、請求項10に記載の外科用クランプパッド。
- 前記取付け部材が、該取付け部材の一方の端部から延びるガイドタブをさらに含み、前記ガイドホールが、該ガイドタブを通じて延びる、請求項10に記載の外科用クランプパッド。
- 前記ガイドホールを通して取り付けられたプルストリングまたはプルストラップをさらに備える、請求項10に記載の外科用クランプパッド。
- 第2のガイドホールを有する前記取付け部材の他方の端部から延びる第2のガイドタブをさらに備え、該第2のガイドホールは該第2のガイドタブを通じて延びる、請求項13に記載の外科用クランプパッド。
- 前記固定部分は、連続していない、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記連続しない固定部分が、断続的に間隔が開けられたセグメントから形成される、請求項16に記載の外科用クランプパッド。
- 前記パッドの一方の端部からほぼ長手方向に伸びるドローコードをさらに備える、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記本体と前記取付け部材とを接続するネックをさらに備える、請求項1に記載の外科用クランプパッド。
- 前記ネックが、前記取付け部材の断面幅よりも狭い断面幅を有する 、請求項19に記載の外科用クランプパッド。
- プルストリングまたはプルストラップを受けるように前記パッドを通じて延びるガイドホールをさらに備える、請求項19に記載の外科用クランプパッド。
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