JP3714417B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はハイブリッド車両の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車両(以下、HEV)の中には、エンジンに何らかの不具合が発生して動作しない場合であっても、バッテリからの電力供給により、モータのみによる動力で走行可能となっているものがある。これはエンジン故障時においてもモータを使用して自力走行を可能とするHEVならではのフェールセーフ機構となっている。
【0003】
さらに、特開2001-145210では、エンジン故障検出時に、モータのみによる走行とし、かつ走行距離を可能な限り延長できるような処理を行っている。具体的には、できるだけ電力消費が少なく運転できるように変速機の効率が良くなる運転状態とするほか、通常時よりも低い充電状態になるまでバッテリが使用できるようにバッテリの制限範囲を広げている。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】
ところで、このような従来の制御装置では、一般的にシステムに異常を判定した場合には、少なくともそのトリップ中(イグニッションキーをOFFにするまで)はその異常判定を維持することが多い。
【0005】
しかし、HEVでは、一般にエンジンの燃料消費率の高い運転領域、すなわち低出力領域で運転中や停車中は燃費向上のためにエンジンを自動的に停止するため、エンジンの停止及び再始動を行う機会が多く、また、再始動時におけるエンジンの状態も変化に富んでおり、なかなか完爆に達しないような状態が従来の普通のエンジン車両と比較して頻度が高くなる。
【0006】
そのため、HEVにおける完爆不能の多くは、エンジンの故障によるものではなく、一時的な要因により完爆不能となっている場合である。例えば、高速道路を比較的高出力で長時間巡航した後、そのまま直ちに停止してアイドルストップへ移行する場合のように、高濃度のエバポガスが大量にシリンダに流入すると、シリンダ内の混合比が過濃となり、エバポガス濃度が低下してくるまで完爆に達せず、完爆不能と判定されてしまう。このような一時的な要因で完爆不能と判定し、これを「故障」の一種と判断してそのトリップ中はエンジン始動禁止としてしまうと、それ以後エンジン及び発電機による電力供給手段が使えなくなり、車両の走行可能距離をかえって短縮させる結果となる。
【0007】
本発明は、このような技術的課題を鑑みてなされたもので、ハイブリッド車両において完爆不能と判断されても可能な限りエンジンの再始動を試行するようにし、ハイブリッド車両の走行可能距離を長くすることを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、エンジンと、エンジンのクランク軸に連結される発電機と、車両の駆動輪に連結される駆動モータと、前記発電機及びモータに接続されるバッテリとを備えたハイブリッド車両の制御装置において、前記エンジンを停止し前記発電機による発電を停止するエンジン停止モードと、前記エンジンに正トルクを発生させて発電機を駆動する発電モードとを含む複数の運転モードから現在の運転状況に適した運転モードを選択する運転モード判定手段と、前記エンジンが正トルクを発生しているか否かを判断する完爆判定手段と、前記運転モードがエンジン停止モードから発電モードへ変化した後所定期間内に前記完爆判定が成立しなかったとき、前記エンジンの始動が不可能であると判定する完爆不能判定手段と、車両が停車状態となったときに前記完爆不能判定を解除する完爆不能判定解除手段とを備え、前記運転モード判定手段は、前記完爆不能判定が成立している場合にエンジン停止モードを選択することを特徴とするものである。
【0009】
【作用及び効果】
ハイブリッド車両ではエンジンが故障していなくても一時的にエンジンが完爆不能に陥ることがあり、完爆不能判定によりエンジンの再始動が禁止される可能性が高くなるところ、本発明によれば、完爆不能判定を受けてエンジンの始動が禁止されたとしても、車両が停車状態となったときに完爆不能判定が解除され、エンジンの始動動作が再び許可される。
【0010】
これにより、完爆不能と判断されたとしてもそのトリップ中でエンジンの始動動作が再び行われるようになり、エンジンの始動に成功した場合には残った燃料を用いてエンジン及び発電機に発電を行わせることができるので、バッテリに残っている電力のみで走行を続ける場合よりも車両の航続距離を延ばすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は本発明に係る制御装置を備えたハイブリッド車両の概略構成を示しており、エンジン1の駆動力は無段変速機(以下、CVT)3を介して図示しない駆動輪に伝達される。CVT3は回転電機4、5からなり、入力側の回転電機4がエンジン1の出力軸2に、出力側の回転電機5が駆動軸7に連結されている。基本的に、回転電機4が発電機として働き、回転電機5は回転電機4の発電した電力によって駆動されるモータとして働くので、以下、回転電機4を発電機、回転電機5をモータという。
【0013】
発電機4、モータ5は永久磁石式交流同期モータ等の交流機であり、それぞれインバータ8と接続されている。発電機4、モータ5の回転速度はインバータ8の駆動周波数に応じて制御され、インバータ8の駆動周波数の比がCVT3の変速比(=入力回転速度/出力回転速度)となる。また、インバータ8にはバッテリ27が接続されている。
【0014】
トランスミッションコントローラ11には、回転速度センサ21(入力回転速度検出手段)からの発電機回転速度(CVT3の入力回転速度)Ni、回転速度センサ22(出力回転速度検出手段)からのモータ回転速度(CVT3の出力回転速度)Noが入力される。トランスミッションコントローラ11は、統合コントローラ13により演算される目標発電機回転速度tNiと目標モータトルクtToとが得られるようにインバータ8の駆動周波数を制御する。
【0015】
また、発電機4、モータ5の間にはクラッチ6が介装されており、クラッチ6を締結することにより発電機4の入力軸とモータ5の出力軸とを連結することができる。クラッチ6はエンジンコントローラ12からの指令に応じて制御され、例えば、CVT3の入力回転速度と出力回転速度が等しいときにクラッチ6を締結してエンジン1の駆動力を直接駆動輪に伝達し、これによって発電機4、モータ5の損失を抑制して車両の燃費性能を向上させる。
【0016】
エンジンコントローラ12は、統合コントローラ13により演算される目標エンジントルクtTeが得られるように電子制御スロットル14の開度TVOを制御する。このときスロットル開度に応じた吸入空気量がエンジン1に流れ込み、吸入空気流量Qaは電子制御スロットル14上流に設けたエアフローメータ23(吸入空気量検出手段)により計量される。エンジンコントローラ12では、吸入空気流量Qaとクランク角センサ24で検出されるエンジン回転速度とに基づいて燃料インジェクタ15を用いての燃料噴射制御と点火プラグ16を用いての点火時期制御とを行う。
【0017】
統合コントローラ13には、上記トランスミッションコントローラ11、エンジンコントローラ12を介して、回転速度センサ21、22検出される入力回転速度Ni及び出力回転速度No、エアフローメータ23で検出される吸入空気流量Qa、クランク角センサ24で検出されるエンジン回転速度Neが入力される他、アクセルセンサ31(アクセル踏み込み量検出手段)で検出されるアクセルペダルの踏み込み量APO、ブレーキペダルが踏み込まれていることを検出するブレーキスイッチ32(ブレーキ操作検出手段)の出力、アクセルペダルが踏み込まれていないことを検出するアイドルスイッチ33(アイドル状態検出手段)の出力等が入力される。統合コントローラ13は、これら入力される各種信号に基づきエンジン1、発電機4及びモータ5を協調動作制御し(制御内容の詳細は後述)、運転者が望む駆動力を高い効率でもって実現する。さらに、停車時や低負荷運転時には、所定のエンジン自動停止条件(車速が所定車速以下、アクセル踏み込み量が所定量以下等)が成立したことを条件としてエンジン1を自動的に停止させ、燃料消費量及び排気エミッションの更なる低減を図る。
【0018】
また、運転者による始動操作(イグニッションキーON)を受けた始動及びアイドルストップ解除時の自動的な始動を含むエンジン始動時において、エンジン1が完爆し正トルクを発生して自力回転を開始したか否かを判定し、何らかの原因でエンジン1が完爆不能になっていると判定された場合は以後のエンジン1の始動を禁止する。なお、エンジン1の始動させる場合は、バッテリ27から発電機4に電力を供給し、発電機4をモータとして動作させてエンジン1のクランキングを行うものとする。
【0019】
ここで従来のハイブリッド車両では一旦完爆不能と判断された場合は以後完爆不能判定が継続されエンジンの始動は行われなかったのであるが、本発明に係る制御装置を備えたハイブリッド車両においては、車両が停車状態になると所定条件下で完爆不能判定を解除し、エンジン1の始動が再び行われるようにする。これは完爆不能には故障によるもの以外に混合気過濃などによる一時的なものもあることを考慮したものであり、これによってエンジン1の再始動を行う機会をできるだけ多く確保する。
【0020】
以下、統合コントローラ13が行う制御の内容について詳細に説明する。なお、各制御ブロック図はエンジン1、発電機4及びモータ5への目標値が所定時間毎(例えば10ms毎)に演算されるよう動作するものとする。
【0021】
図2は統合コントローラ13が行う協調動作制御の制御ブロック図を示したものである。
【0022】
これについて説明すると、乗算部B1では、目標駆動トルク基本値tTo0[Nm]に出力回転速度No[rad/s](=モータ回転速度)を乗じて目標駆動出力基本値tPo0[W]を演算する。ここで用いられる出力回転速度Noは、センサ22で検出された出力回転速度No[rpm]をブロックB2で所定回転速度NOMIN#[rpm]以上に制限し、ブロックB3で定数G1を乗じて単位を[rad/s]に換算した値である。出力回転速度Noを所定回転速度NOMIN#以上に制限するのは停車時においても目標駆動出力基本値tPo0をゼロ以上の値とし、クリープトルクを発生させるためである。目標駆動トルク基本値tTo0は、例えばアクセル踏み込み量APOと車速VSPに基づき所定のマップを参照して演算される値である。
【0023】
そして、ブロックB4では、上記目標駆動出力基本値tPo0に対し、後述する駆動出力制限値TPOLIM[W]に従い制限処理を行う(モータ目標値制限手段)。このブロックB4の働きによりエンジン1の始動動作を行う際にモータ5の目標駆動力を低く抑え、モータ5の消費電力を抑えて始動に用いられる電力を確保する。なお、ブロックB4内の「min」はブロックB4に入力される2つ値のうち小さいほうを選択し出力することを意味する。この制限後の目標駆動出力基本値tPo0がエンジン1、発電機4及びモータ5の制御目標値を決定するための基本的なパラメータとなる。
【0024】
ブロックB5では、上記制限処理後の目標駆動力基本値tPo0に対し、駆動力の応答性を補正するフィルタ処理を施し、ブロックB6、B7ではフィルタ処理後の値tPoを出力回転速度No[rad/s]で除し、さらに定数G3を乗じて目標出力軸トルクtTo[Nm]を演算しトランスミッションコントローラ11に出力する。
【0025】
一方、加算器B8は上記tPo0にモータ損失LOSSmを加算して目標入力基本値tPo1[W]を演算し、加算器B9はこれに発電機損失LOSSgを加算して目標入力仕事率基本値tPo2[W]を演算する。さらに加算器B10は目標入力仕事率基本値tPo2にバッテリ27の目標充放電量tPc[W]を加算し目標入力仕事率tPo3[W]を演算する。このtPo3が発電機4の目標入力回転速度tNi[rpm]とエンジン1の目標トルクtTe[Nm]を演算する際の基本値となる。
【0026】
ここで、モータ損失LOSSmは、ブロックB11において、出力回転速度No及び目標モータトルクtToに基づき図中に示すモータ損失マップM1を参照することにより演算される。また、発電機損失LOSSgは、ブロックB12において、入力回転速度Ni及び目標エンジントルクtTeの前回値に基づき図中に示す発電機損失マップM2を参照することにより演算される。ブロックB12で発電機トルクではなく目標エンジントルクtTeに基づき発電機損失LOSSgを演算するようにしているのは、発電機4は回転速度制御を行っているので、目標回転速度を実現するために発電機4のトルクは短い周期で変動していることが多く、そのトルク値を用いて発電機損失LOSSgを求めようとすると上記tPo2、tPo3が変動し、それにより目標入力回転速度tNi及び目標エンジントルクtTeまでも変動してしまい、結果としてさらに発電機トルク変動を増大させてしまうことがあるからである。
【0027】
なお、エンジン1を燃料カットして発電機4により力行動作させる場合には、ブロックB13のスイッチ切換により、ブロックB14において入力回転速度Niに基づきエンジンブレーキトルクテーブルT1を参照して演算されるエンジン1のエンジンブレーキトルクTenbr[Nm]がブロックB12に入力され、ブロックB12は、目標エンジントルクtTeの前回値に代えてエンジンブレーキトルクTenbrに基づいて発電機損失LOSSgを演算する。なお、ブロックB13はブロック上方から入力される値(ここでは運転モードFMODE)応じてブロック左側から入力される値のいずれかを選択するスイッチであり、ブロック上方から入力される値に応じていずれの値が選択されるかはブロック左側の各入力線の脇に記載されている(他の図面における同様のブロックも同様に機能するものとする。)。
【0028】
ブロックB15では、目標入力仕事率tPo3に基づき図中に示す目標入力回転テーブルT2を参照することにより第1目標入力回転速度基本値tNi1[rpm]を演算する。テーブルT2は発電状態において、目標とする仕事率に対して、予めエンジン1及び発電機4の回転速度を定めておいたものである。例えば、各目標入力仕事率、すなわち各エンジン出力に対して、その出力が得られる回転速度とトルクの組み合わせの中から、最もエンジン1ならびに発電機4の効率が良く、燃費が最良となる組み合わせを定めておく。また、発電機4が力行動作中は、ブロックB16において、目標入力仕事率tPo3に基づきtNi1算出用のテーブルT2とは別のテーブルT3を参照することにより第2目標入力回転速度基本値tNi2が演算される。
【0029】
ブロックB17では、後述する運転モード判定(エンジン停止、発電、モータリング)に従い0rpm、tNi1、tNi2のいずれかを選択し出力する。ブロックB18では、ブロックB17の出力値に対してブロックB5におけるフィルタ処理と同じ位相補正フィルタ処理を施し、フィルタ処理後の値を目標入力回転速度tNiとしてトランスミッションコントローラ11に出力する。この目標入力回転速度tNiが発電機4の回転速度制御目標値となる。
【0030】
ブロックB20では、目標入力仕事率tPo3を現在の入力回転速度Niで除し、これを目標エンジントルクtTeとしてエンジンコントローラ12に出力する。ここで用いる入力回転速度Niはセンサ21で検出された入力回転速度Ni[rpm]にブロックB21において定数G3を掛けて単位を[rad/s]に変換した値である。
【0031】
また、ブロックB22では運転モードFMODEが0(エンジン停止)または2(モータリング)のときに燃料カット要求フラグfFCROに燃料カット実行を許可する1をセットし、エンジンコントローラ13に出力する。燃料カット要求フラグfFCROに1がセットされたときはエンジンコントローラ13は燃料インジェクタ15による燃料噴射を停止する。
【0032】
次に、図3は、統合コントローラ13が行う運転モード判定(運転モード判定手段)の制御ブロック図である。
【0033】
制御ブロックは、目標駆動トルクtToの値に基づいてモータ5の力行/回生すなわち発電機4の発電/モータリングを判定する発電モード判定部(B31、B32)と、バッテリ27の充電状態SOC及び完爆不能判定fIGNGに基づいてエンジン停止判定を行うエンジン停止判定部(ブロックB33ないしB36)と、これら発電モード判定部及びエンジン停止判定部における判定結果に基づき運転モードFMODEを選択するブロックB37とから構成される。なお、ブロックB31、B33、B34は、ブロックに入力される2つの値の間でブロック内に記載される不等号あるいは等号が成立する場合(ただし、上側に入力される値を左辺に置き、下側に入力される値を右辺に置く)に1を出力し、成立しない場合に0を出力するように機能する(他の図面における同様のブロックも同様に機能するものとする。)。
【0034】
発電モード判定部においては、ブロックB31で目標駆動トルクtTo0と減速判定トルクCSTTO#[Nm]とを比較し、目標駆動トルクtTo0が減速判定トルクCSTTO#以下で車両が減速状態にあるときはブロックB32において発電モードフラグGENMODに「モータリング」を意味する2をセットする。これに対し、目標駆動トルクtTo0が減速判定トルクCSTTO#よりも大きい場合は発電モードフラグGENMODに「発電」を意味する1をセットする。
【0035】
一方、エンジン停止判定部のブロックB33、B34においては次の2つの条件、
▲1▼バッテリ27の充電状態SOC[%]が所定値ISSOC#[%](エンジン停止許可SOC)以上であり、バッテリ27から電力を放電可能な状態であるか否か
▲2▼目標余裕駆動電力POMGN[W]に再始動で必要となる電力(始動時電力PENGST#[W])を加えた値がバッテリ余裕出力PBMGN[W]よりも小さく、バッテリ27から供給できるか否か
が判断され、ブロックB35、B36ではこれらの条件▲1▼及び▲2▼の両方が成立したとき、あるいは、後述する完爆不能判定処理(図6)によって完爆不能判定がなされているとき(フラグfIGNG=1)にエンジン停止判定フラグfENGSTPにエンジン1の始動禁止を示す1をセットする。
【0036】
上記条件▲2▼における目標余裕駆動電力POMGNは、運転者が加速しようとしてモータ5を最大トルク(許容されるトルクの最大値)まで出そうとした場合に現在の走行状態におけるモータ5の消費電力からみて必要となる追加分の電力を意味する。また、バッテリ余裕出力PBMGNは、現在のバッテリ出力に対して、さらにどれくらいの出力をバッテリ27から供給できるかを意味する。これによって、エンジン停止状態からエンジンを再始動して発電を再開するまでモータ5の電力を全てバッテリ27から供給できる場合にエンジン1を停止し発電機4による発電を停止するエンジン停止モードと判定するようにしている。
【0037】
また、完爆不能判定時はエンジン停止判定フラグfENGSTPには常に1がセットされるので、ブロックB37では発電モード判定部の判定結果に拘わらず運転モードFMODEは常に1にセットされ、エンジン1及び発電機4は停止状態になるように制御される。
【0038】
また、図4は統合コントローラ13が行う目標余裕駆動電力PGMGNの演算処理(目標駆動力演算手段)の制御ブロック図である。
【0039】
ブロックB41では、出力回転速度No[rpm]に基づき図中に示すテーブルT4を参照することにより当該回転速度におけるモータ5の最大トルクTOMAX[Nm]を演算する。
【0040】
減算器B42ではこの最大トルクTOMAXから現在の目標駆動トルク基本値tTo0を差し引いて余裕駆動トルクTOMGN[Nm]を演算する。この余裕駆動トルクTOMGNはモータ5の性能よって決まる値であるが、モータ5の仕様によってはこの余裕トルクをすべて出してしまうと駆動力が過大となり、運転者に違和感を与える場合があるので、ブロックB43ではこれを避けるべく最大許容加速度Gに基づき設定される余裕駆動力上限値TOMGMX[Nm]により余裕駆動トルクTOMGNを制限する。余裕駆動トルク上限値TOMGMXは最大許容加速度Gに重力加速度9.8[m/s2]、車両重量[kg]、タイヤ半径[m]を乗じて得られる値を減速比で除して演算される値である。
【0041】
ブロックB44は上記制限処理後の余裕駆動トルクTOMGNにモータ回転速度Noを乗じて目標余裕駆動電力POMGN[W]を演算する。ここで演算に用いられる出力回転速度NoはブロックB45において出力回転速度No[rpm]に定数G3を乗じて単位を[rad/s]に変換したものである。
【0042】
また、図5は統合コントローラ13が行うバッテリ余裕出力PGMGNの演算処理(バッテリ余裕出力演算手段)の制御ブロック図である。
【0043】
ブロックB51ではバッテリ27の充電状態SOC[%]に基づき図中に示すテーブルT5を参照してバッテリ27の最大出力PBmax[W]を演算し、ブロックB52ではこのバッテリ最大出力PBmaxから現在のバッテリ出力PBOUT[W]を差し引いてバッテリ余裕出力PBMGN[W]を演算する。
【0044】
また、図6は統合コントローラ13が行う完爆不能判定(完爆不能判定手段)の制御ブロック図である。
【0045】
これによれば、運転モードFMODEが1(発電)、かつ完爆判定を行うブロックB61(詳しくは後述)でセットされる完爆判定フラグfIGOKが0(非完爆)の状態が駆動力制限判定時間DLPWLM#継続すると駆動力制限判定フラグfPWLMを1にセットする。同様に、クランキング継続上限時間DLIGNG#(>DLIGNM#)継続したら完爆不能と判定し、完爆不能判定フラグfIGNGに1をセットする。
【0046】
ブロックB62、B63におけるタイマルーチンは減算タイマであり、タイマ値が0となったら1を出力し、1が入力されるとタイマがそれぞれの所定のタイマ時間にリセットされ、入力が1のままであればタイマはリセットされ続け出力は0となる。つまり、ブロックB62、B63は、リセット入力によって出力が0になり、そのまま新たなリセット入力が無い状態が所定時間継続すると1を出力するように機能する。
【0047】
したがって、完爆判定フラグfIGOKが1あるいは運転モードFMODEが1でない(エンジン停止またはモータリング)ときは常に両方のタイマとものリセットされ、それぞれの出力は0となる。完爆判定フラグfIGOKが0(非完爆)かつ運転モードFMODEが1(発電)となるとタイマがリセットされなくなるので、そのまま所定時間が経過するとそれぞれの出力が1となる。
【0048】
ブロックB62、B63はこのように動作し、ブロックB64、B65のスイッチング動作を受けて駆動力制限判定フラグfPWLMおよび完爆不能判定フラグfIGNGがセットされる。ただし、完爆不能判定の解除判定を行うブロックB66(詳しくは後述)において完爆不能判定解除フラグfIGNCLが1となると、ブロックB67ないしB70のスイッチング動作により駆動力制限判定フラグfPWLMおよび完爆不能判定フラグfIGNGは上記処理に拘わらず0にセットされる(完爆不能判定解除)。
【0049】
また、図7は統合コントローラ13が行う完爆判定(完爆判定手段)の制御ブロック図であり、図6のブロックB61における処理に対応する。
【0050】
完爆判定においては、エンジン1が完爆したか否か、すなわちエンジン1が正のトルクを発生しているか否かを判断するために、発電機5のトルクを参照する。つまり、発電機5はエンジン1と連動して回転しており、また、目標入力回転速度tNiに基づいて回転速度制御(回転速度フィードバックによるトルク制御)を行っているので、目標入力回転速度tNiに応じて演算される発電機5の目標発電機トルクTTMGからエンジントルクを知ることができる(発電機トルク=−エンジントルク)。
【0051】
具体的には、運転モードFMODEが0でなく(ブロックB71で判定)、かつ目標発電機トルクTTMGが所定値TIGJD#(負値)以下(ブロックB72で判定)、かつ入力回転速度Niが所定値NIGJD#以上(ブロックB73で判定)の状態が所定時間DLIGOK#経過したらブロックB74において完爆判定フラグfIGOKを1にセットする。
【0052】
これにより、一旦完爆判定フラグfIGOKが1となると運転モードFMODEが0(エンジン停止)となるまでは完爆判定フラグfIGOKはクリアされず1のままとなる。
【0053】
また、図8は統合コントローラ13が行う完爆不能判定の解除判定(完爆不能判定解除手段)の制御ブロック図であり、図6のブロックB66における処理に対応する。
【0054】
この実施例では、簡易的にバッテリ27の放出可能エネルギに基づく解除判定を行えるように、バッテリ27の充電状態SOCに従って解除判定を行うこととしている。具体的には、ブロックB81は、バッテリ27の充電状態SOCがクランキング許可下限SOCであるSOCREN#以上(ブロックB83で判断)、車速VSPが所定値VIGNGCL#以下で車両が停車状態(ブロックB84で判断)、かつブレーキスイッチ32及びアイドルスイッチ33がONであるかを判断し、すべての条件が成立した時に1を出力する。そしてブロックB62、B63と同様の減算タイマであるブロックB82では、ブロックB81の出力が1の状態が所定時間DIGNGCL#継続したら完爆不能判定解除フラグfIGNGCLを1にセットする。
【0055】
これにより、バッテリ27が十分に放出可能エネルギを有しており、車両及び運転者の状態から「車両停止状態」と判断されたら、完爆不能判定が解除され、再度エンジン始動が試行されることになる。
【0056】
また、図9は統合コントローラ13が行うエンジン1の始動動作を行う際のモータ目標駆動出力の制限値である駆動出力制限値TPOLIM[W]の演算処理(モータ目標値制限値演算手段)の制御ブロック図である。
【0057】
これによると、ブロックB91には駆動力制限判定フラグfPWLMが入力され、フラグfPWLMが0の場合はモータ5の最大駆動出力TPOMAX#を、フラグfPWLMが1の場合は所定の制限値(完爆不能時駆動出力上限)PMXIGNG#(PMXIGNG#<TPOMAX#)をそれぞれ駆動出力制限値TPOLIMとして出力する。
【0058】
次に上記制御を行うことによる全体的な作用について説明する。
【0059】
本発明に係るハイブリッド車両においては、統合コントローラ13は、トランスミッションコントローラ11、エンジンコントローラ12を介してエンジン1、発電機4及びモータ5を協調制御し、運転者が望む駆動力を高い効率でもって実現する。
【0060】
エンジン停止状態からエンジン1を始動する際には、統合コントローラ13はエンジン1が完爆したか否かを判定し、何らかの原因で完爆不能になっていると判定された場合はエンジン1の始動を禁止する。但し、完爆不能にはエンジン1の故障によるもの以外に過濃混合気の供給によるもの等一時的なものもあることから、統合コントローラ13は車両が停止状態になると完爆不能判定を解除し、可能な限りエンジン1の再始動の機会を確保する。
【0061】
これにより、一旦完爆不能と判定とされても車両が停車状態となったときに完爆不能判定が解除されるので、エンジン1の始動が再度試みられることになる。したがって、エンジン1の再始動に成功した場合には残燃料を用いてエンジン1及び発電機4に発電を行わせ、発電された電力を用いてモータ5を駆動及びバッテリ27を充電することができ、バッテリ27に残っている電力のみ用いて走行を続ける場合よりも車両の航続距離を延ばすことができる。
【0062】
また、完爆不能判定に先立ちモータ5の出力を制限して始動動作中のモータ5の電力消費が抑制されるので、エンジン1の再始動に用いることができるバッテリ電力、すなわちエンジン1をクランキングする際に発電機4に供給することができる電力を少しでも多く確保することができ、エンジン始動の試行回数、試行時間を増やしてエンジン1が完爆に達する可能性を高めることができる。なお、上記実施形態ではモータ5の目標駆動出力を制限することでモータ5の消費電力を抑えているが、モータ5の目標駆動トルクを制限することでモータ5の消費電力を抑えるように構成しても良い。
【0063】
さらに、本発明によれば、始動動作に必要な電力及び最低限必要な走行距離等を考慮して完爆不能判定を解除するので、バッテリ電力の残量が少ないのに無理に始動動作を行ってバッテリ電力を使い果たしてしまい、始動もできない上にモータ走行もできないという事態を回避でき、車両の信頼性を向上させることができる。
【0064】
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0065】
図10は第2の実施形態において統合コントローラ13が行う完爆不能判定の制御ブロック図である。図6に示した第1の実施形態に対し、クランキング継続上限時間の演算処理を行うブロックB101が追加されており、ブロックB66における完爆不能の解除判定の内容が異なっている。
【0066】
図11はブロックB101におけるクランキング継続上限時間DLIGNG#の演算処理(クランキング継続上限時間演算手段)の具体的な内容を示したものである。
【0067】
これについて説明すると、ブロックB111では、バッテリ27の充電状態SOC[%]に基づき図中に示すテーブルT6を参照してバッテリ出力可能エネルギEBOMAX[Wh]を演算する。そして、ブロックB112では、このバッテリ出力可能エネルギEBOMAXをエンジン1をクランキングする際の単位時間当たりの消費電力であるクランキング電力PCRANK[W]で除し、ブロックではこれに係数Kを掛けて単位換算してクランキング継続上限時間DLIGNG[s]を演算する。
【0068】
図12はブロックB66における完爆不能判定の解除判定(完爆不能判定解除手段)の制御ブロック図である。図8に示した第1の実施形態と異なり、ブロックB83ではバッテリ27の充電状態SOCではなくクランキング継続上限時間DLIGNG#が所定値(要求下限クランキング時間)以上か否かを判断し、その結果に応じて完爆不能判定の解除判定を行う。
【0069】
すなわち、クランキング継続上限時間DLIGNG#をバッテリ27の出力可能エネルギから求め、エンジン1が完爆するために必要なクランキング時間(要求下限クランキング時間TOCRMN[s])がクランキング継続上限時間DLIGNG#以内であればバッテリ27から電力を供給することが可能であるとして完爆不能判定の解除判定を行い(フラグfIGNCL=1)、クランキング上限時間DLIGNG#よりも大きければ完爆不能判定の解除判定を行わないこととしている(フラグfIGNCL=0)。
【0070】
これにより、第2の実施形態では、バッテリ27の充電状態SOCが少なくクランキング可能な時間が短いために完爆不能判定を解除してエンジン1の始動動作が行われるようにしたとしてもエンジン1が完爆に達しないと見込まれるときは、車両が停車状態になったとしても完爆不能判定は解除されないことになる。また、ブロックB62においては、バッテリ27の充電状態SOCが少なくなるほどエンジン1の始動動作を開始してから完爆不能と判定するまでの時間が短くなるので、バッテリ27の電力が始動動作によって使い果たされるのが防止される。これにより、無理に始動動作を行ってバッテリ電力を使い果たし、エンジンの始動もできない上にモータによる走行もできないという事態を回避することができる。
【0071】
なお、この第2の実施形態ではクランキング継続上限時間DLIGNG#をバッテリ27の充電状態SOCに応じて可変としたが、駆動力制限判定時間DLPWLM#をクランキング継続上限時間DLIGNG#に対応させて(あるいは独立に)バッテリ27の充電状態SOCに応じて可変とし、バッテリ27の充電状態SOCが少なくなるほど短くなるように設定するようにしてもよい。
【0072】
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0073】
図13は第3の実施形態において統合コントローラ13が行う完爆不能判定(完爆不能判定手段)の制御ブロック図である。図6に示した第1の実施形態に対し、完爆不能判定の経験回数に基づいて駆動力制限判定時間DLPWLM#を演算するブロックB131が追加されている。
【0074】
図14はブロックB131における駆動力制限判定時間DLPWLM#の演算処理(駆動力制限判定時間演算手段)の制御ブロック図である。
【0075】
これによると、ブロックB141ないしB144では、完爆不能判定フラグfIGNGの立ち上がり、すなわちフラグfIGNGの0から1への変化を検出し、完爆不能判定フラグfIGNGの立ち上がりを検出すると1を出力し、ブロックB145ないしB147では、完爆不能判定フラグfIGNGの立ち上がりを受けると完爆不能判定カウンタCIGNGに1を加算する。これらブロックB141ないしB147が完爆不能回数カウント手段を構成する。
【0076】
そして、ブロックB148では、このカウンタCIGNGの値に基づき図中に示すテーブルT7を参照して駆動力制限判定時間DLPWLM#を演算する。カウンタCIGNGが大きくなる程、すなわち完爆不能と判定された回数(完爆不能回数)が大きくなるほどエンジン1が完爆しにくい傾向にあるので、ブロックB148では、完爆不能カウンタCIGNGが大きくなるにつれ駆動力制限判定時間DLPWLM#を小さく設定し、より早い時期からモータ5の駆動力制限が行われるようにする。
【0077】
したがって、この第3の実施形態では、完爆に達しにくい個体ではエンジン1の始動動作を開始してからモータ5の目標駆動力制限が行われるまでの時間が短縮されることになり、完爆に達しにくい個体であるほど早い時期からモータ5の消費電力が抑えられるようになる。これにより、エンジン1の始動動作に使用できる電力をさらに多く確保でき、運転性と発電電力確保の両立を図ることができる。
【0078】
なお、この第3の実施形態では駆動力制限判定時間DLPWLM#を完爆不能回数に応じて可変としたが、クランキング継続上限時間DLIGNG#を駆動力制限判定時間DLPWLM#に対応させて(あるいは独立に)バッテリ27の充電状態SOCに応じて可変とし、バッテリ27の充電状態SOCが少なくなるほど短くなるように設定するようにしてもよい。また、この第3の実施形態を上記第2の実施形態と組み合わせてもよい。
【0079】
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、上記各実施形態は本発明の適用例の一部を示すに過ぎず、本発明の範囲を上記実施形態の構成に限定する趣旨ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置が適用されるハイブリッド車両の概略構成図である。
【図2】統合コントローラが行う協調動作制御の制御ブロック図である。
【図3】統合コントローラが行う運転モード判定の制御ブロック図である。
【図4】統合コントローラが行う目標余裕駆動電力の演算処理の制御ブロック図である。
【図5】統合コントローラが行うバッテリ余裕出力の演算処理の制御ブロック図である。
【図6】統合コントローラが行う完爆不能判定の制御ブロック図である。
【図7】統合コントローラが行う完爆判定の制御ブロック図である。
【図8】統合コントローラが行う完爆不能判定の解除判定の制御ブロック図である。
【図9】統合コントローラが行う駆動出力制限値の演算処理の制御ブロック図である。
【図10】統合コントローラが行う完爆不能判定の制御ブロック図の別の例を示す(第2の実施形態)。
【図11】統合コントローラが行うクランキング継続上限時間の演算処理の制御ブロック図である。
【図12】統合コントローラが行う完爆不能判定の解除判定の制御ブロック図の別の例を示す。
【図13】統合コントローラが行う完爆不能判定の制御ブロック図のさらに別の例を示す(第3の実施形態)。
【図14】統合コントローラが行う駆動力制限判定時間の演算処理の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 エンジン
4 発電機
5 ジェネレータ
11 トランスミッションコントローラ
12 エンジンコントローラ
13 統合コントローラ
21、22 回転速度センサ
23 エアフローメータ
24 クランク角センサ
31 アクセルセンサ
32 ブレーキスイッチ
33 アイドルスイッチ

Claims (6)

  1. エンジンと、エンジンのクランク軸に連結される発電機と、車両の駆動輪に連結される駆動モータと、前記発電機及びモータに接続されるバッテリとを備えたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンを停止し前記発電機による発電を停止するエンジン停止モードと、前記エンジンに正トルクを発生させて発電機を駆動する発電モードとを含む複数の運転モードから現在の運転状況に適した運転モードを選択する運転モード判定手段と、
    前記エンジンが正トルクを発生しているか否かを判断する完爆判定手段と、
    前記運転モードがエンジン停止モードから発電モードへ変化した後所定期間内に前記完爆判定が成立しなかったとき、前記エンジンの始動が不可能であると判定する完爆不能判定手段と、
    車両が停車状態となったときに前記完爆不能判定を解除する完爆不能判定解除手段と、
    を備え、
    前記運転モード判定手段は、前記完爆不能判定が成立している場合にエンジン停止モードを選択することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記完爆不能判定解除手段は、前記バッテリの放出可能エネルギの大きさに基づいて完爆不能判定を解除するかどうか決定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記完爆不能判定手段が前記エンジンの始動が不可能であると判定する前に前記モータの目標駆動力あるいは目標トルクを制限するモータ目標値制限手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記運転モードがエンジン停止モードから発電モードに変化した後第1の所定時間以上完爆判定が成立しない場合に前記モータの目標駆動力あるいは目標トルクを制限するモータ目標値制限手段をさらに備え、
    前記完爆不能判定手段は、前記運転モードがエンジン停止モードから発電モードに変化した後第1の所定時間よりも長い第2の所定時間以上完爆判定が成立しない場合に前記エンジンの始動が不可能であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記第1の所定時間、第2の所定時間のうち少なくとも1つ以上をバッテリ放出可能エネルギに応じて可変としたことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 完爆不能判定の経験回数をカウントする完爆不能回数カウント手段をさらに備え、
    前記第1の所定時間、第2の所定時間の少なくとも1つ以上を完爆不能判定回数に応じて可変としたことを特徴とする請求項4または5に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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