JP3713378B2 - 折り畳み式電話機 - Google Patents

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    • H01H3/161Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. for a door switch, a limit switch, a floor-levelling switch of a lift for actuation by moving a closing member, e.g. door, cover or lid
    • H01H3/162Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. for a door switch, a limit switch, a floor-levelling switch of a lift for actuation by moving a closing member, e.g. door, cover or lid associated with a hinge of the closing member

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳み式電話機に係わり、例えば、携帯型の折り畳み式電話機のマイクロフォンが配設されたフリップ(蓋体)が、本体部から着脱可能である折り畳み式電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ここで、従来の折り畳み式電話機について、図面を用いて説明する。
図8は、従来の折り畳み式電話機を示す斜視図である。
図8に示すように、折り畳み式電話機は、合成樹脂の成形品から成る略箱形の本体部としての第一のケース21と、同じく合成樹脂の成形品から成る、例えば、フリップ(蓋体)と称される略箱形の第二のケース31とを有している。
【0003】
第一のケース21は、対向する側壁21a、21bと、対向する上壁21cと下壁21dとによって四方が囲まれ、該側壁21a、21bと上壁21cと下壁21dとの上下を塞ぐ正面壁21eと、下面壁(図示せず)と、上壁21cの端部に配設された突出部21fとを備えている。
また、第一のケース21内には、少なくとも送話音声信号を電送信号に変換するための音声信号変換回路部26と、該音声信号変換回路部26に送話音声信号を入力する、例えば、フレキシブルプリント配線板などに形成された一対の接続線35、35と、図示していない電源回路部の電源を接離するマイクロスイッチ27とが配設されている。
そして、第一のケース21の正面壁21eには、例えばスピーカなどから成る受話部23と、液晶表示素子等から成る表示部24と、複数個の押し釦スイッチ等から成る操作部25とが配設されている。
【0004】
また、アンテナ22は、棒状の金属材から構成されている。このアンテナ22は、第一のケース21の突出部21fによってガイドされ、左側の側壁21aの近傍で、この側壁21aに沿って配置されており、突出部21fから第一のケース21の外方に引き延ばしたり、収納させたり出来るように配設されている。
【0005】
第二のケース31は、対向する側壁31a、31bと、対向する上壁31cと下壁31dとによって四方が囲まれ、該側壁31a、31bと、上壁31cと下壁31dとの上下を塞ぐ正面壁31eと下面壁(図示せず)とを備えている。そして、第二のケース31の正面壁31eの下端部には、例えばマイクロフォンなどから成る送話部32が配置され、また、第二のケース31内には、送話部32と音声信号変換回路部26とを接続する、例えば、フレキシブルプリント配線板などに形成された一対の接続線35、35が、第一のケース21から延設された状態で配設されている。
【0006】
そして、第一のケース21の下壁21dと、第二のケース31の上壁31cとは、例えば、蝶番形式など容易には外れない所定の形式で連結されており、第一のケース21と第二のケース31とは外れることなくふたつに折り畳むことができ、開いたり閉じたりすることが出来るように構成されている。
このような、従来の携帯型の折り畳み式電話機は、小型化による持ち運びの容易性と、利便性などの要望が満たされているために急速に普及してきている。この折り畳み式電話機は、所定の機能を満たす必要からその構造・デザインに制約が多く、フリップ(蓋体)を自由に交換することは、無理であった。その中で、折り畳み式電話機の本体部を覆うフリップにシールを張り付けたり、絵を描いたりすることで差別化しているのが現状である。
【0007】
そして、この折り畳み式電話機においては、折り畳まれ、閉じた状態から、第二のケース31を僅かに開いた状態にすると、この僅かに開いた状態を検知して第一のケース21のマイクロスイッチ27がオンの状態となり、このオンの状態を検知して、この折り畳み式電話機の電源をオンさせるように構成し、折り畳み式電話機を使用出来る状態にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の折り畳み式電話機では、第一のケース(本体部)の音声信号変換回路部と、第二のケース(フリップ)の送話部(マイクロフォン)とがフレキシブルプリント配線板などに形成された一対の接続線によって直接接続されていることから、第一のケースから第二のケースを容易に着脱・交換することが出来ない。このことから、デザイン上、融通性がないという問題がある。
【0009】
また、従来の折り畳み式電話機では、第二のケースが、時として僅かに開いた状態になると、第一のケースのマイクロスイッチが、オンの状態になり、この僅かに開いた状態が維持されると、折り畳み式電話機を使用しないにも係わらず、電源が入った状態となることから、電源を無駄に使用してしまうという問題がある。
【0010】
そこで、本発明の折り畳み式電話機では、上述の問題点を解決するものであり、その目的は、折り畳み式電話機の第一のケース(本体部)から第二のケース(フリップ)を容易に着脱・交換することができ、デザイン上、融通性がある第二のケースが配設された折り畳み式電話機を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースと、該一方のケースに配設され、コネクタ端子を有する回転型の第一コネクタ部とスイッチ部とを有する回転型コネクタ付スイッチと、他方のケースと、該他方のケースに配設され、コネクタ端子を有する第二コネクタ部とを備え、前記第一コネクタ部は、絶縁材から成り、回転可能な保持部材と、該保持部材に取り付けられた前記コネクタ端子と、該コネクタ端子に接続された状態で、前記保持部材の背面に形成された可動接点部とを有し、前記スイッチ部は、前記第一コネクタ部に設けた前記可動接点部と、前記可動接点部に対向して配設され前記可動接点部と接離する接点部を設けた絶縁板とからなり、前記第一コネクタ部と前記スイッチ部とを、前記保持部材を回転可能に保持する枠体と前記絶縁板を保持する取付部材とにより結合させることにより前記回転型コネクタ付スイッチを構成し、第一コネクタ部と第二コネクタ部とが互いの前記コネクタ端子を介して着脱可能に結合されると共に、一方のケースと他方のケースとが着脱可能に組み合わされて、一方のケースと他方のケースとが折り畳み式に開閉出来ることである。
【0012】
また、本発明の折り畳み式電話機は、前記一方または他方のケースの開閉で、前記第一コネクタ部が前記第2コネクタ部と結合した状態で前記一方のケースに対して回動し、前記第一コネクタ部の回動によって、前記第一コネクタ部に設けた前記可動接点部と、前記絶縁板に設けた前記接点部を接離させて前記回転型コネクタ付スイッチの前記スイッチ部が切り替えられることである。
【0013】
また、本発明の折り畳み式電話機は、ケースの折り畳み式に開閉する回動中心に、第一コネクタ部と第二コネクタ部との回動中心が配設されていることである。
【0014】
また、本発明の折り畳み式電話機は、一方または他方のケースが折り畳まれて対向する正面壁間の開閉角度が約120度以上開かれた時、第一コネクタ部の回動によりスイッチ部が切り替えられることである。
【0015】
また、本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースには、回転型コネクタ付スイッチのスイッチ部と接続された音声信号変換回路部が配設され、他方のケースには、第二コネクタ部と接続された送話部が配設され、第一コネクタ部と第二コネクタ部とが電気的に結合されていることである。
【0019】
また、本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースと、該一方のケースに配設され、コネクタ端子を有する回転型の第一コネクタ部とスイッチ部とを有する回転型コネクタ付スイッチと、他方のケースと、該他方のケースに配設され、コネクタ端子を有する第二コネクタ部とを備え、前記回転型コネクタ付スイッチは、回転型の前記第一コネクタ部と、該第一コネクタ部の回動によって切り換えられる第一スイッチ部、及び前記第一コネクタ部の回動によって切り換えられる第二スイッチ部とを有しており、前記第一スイッチ部は、前記第一コネクタ部に設けた第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部とから成り、前記第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、該第二可動接点部に接離する第二接点部とから成り、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが互いの前記コネクタ端子を介して着脱可能に結合されると共に、前記一方または他方のケースの開閉時に、前記第一コネクタ部の回動によって、前記第一スイッチ部が切り換えられると共に、前記回動部材が、前記第一コネクタ部によって回動されて、前記第二スイッチ部の切換えを行うようにしたことである。
【0020】
また、本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースには、音声信号変換回路部と電源回路部とが配設され、回転型コネクタ付スイッチの第一スイッチ部が音声信号変換回路部と接続され、第二スイッチ部が電源回路部と接続され、また、他方のケースには、第二コネクタ部と接続された送話部が配設され、第一コネクタ部と第二コネクタ部とが電気的に結合され、前記ケースの開閉時、前記第一スイッチ部と前記第二スイッチ部とが切り換えられるようにしたことである。
【0022】
また、本発明の折り畳み式電話機は、第一可動接点部を設け、絶縁材から成り、軸部を有する回転可能な保持部材と、第一接点部を取り付け、孔を有する絶縁板とを備え、軸部を絶縁板の孔を貫通して突出させ、突出した軸部によって、回動部材を回動するようにしたことである。
【0023】
また、本発明の折り畳み式電話機は、第一コネクタ部は、絶縁材から成り、回転可能な保持部材と、該保持部材に取り付けられコネクタ端子と、保持部材の背面に設けられた第一可動接点部とから成り、第一スイッチ部は、第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部と、該第一接点部を取り付けた第一絶縁板とから成り、第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、第二可動接点部に接離する第二接点部と、該第二接点部を取り付けた第二絶縁板とから成り、保持部材に設けられた軸部を、第一絶縁板の孔に貫通させ、前記軸部を介して前記回動部材を回転させるようにしたことである。
【0024】
また、本発明の折り畳み式電話機は、第一絶縁板と第二絶縁板とを保持する取付部材と、第一絶縁板と第二絶縁板との上部を覆う枠体とを備え、取付部材を枠体と結合させて、枠体と取付部材とで第一絶縁板と第二絶縁板とを覆うようにしたことである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の折り畳み式電話機の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の折り畳み式電話機を示す分解斜視図である。
図1に示すように、折り畳み式電話機は、合成樹脂の成形品から成る略箱形の本体部としての第一のケース21と、同じく合成樹脂の成形品から成る、例えば、フリップ(蓋体)と称される略箱形の第二のケース31とを有している。
【0026】
第一のケース21は、対向する側壁21a、21bと、対向する上壁21cと下壁21dとによって四方が囲まれ、該側壁21a、21bと上壁21cと下壁21dとの上下を塞ぐ正面壁21eと、下面壁(図示せず)とを備えている。
また、第一のケース21内には、少なくとも音声信号を電送信号に変換するための音声信号変換回路部26と、雄型のコネクタ端子7aを有する回転型の第一コネクタ部5とスイッチ部Dとを有する回転型コネクタ付スイッチCと、音声信号変換回路部26と回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dとを電気的に接続する、例えばフレキシブルプリント配線板などに形成された銅箔などから成る一対の第一接続線28、28と、音声信号変換回路部26を駆動するための電源回路部29とが配設されている。
【0027】
そして、第一のケース21の正面壁21eには、例えばスピーカなどから成る受話部23と、液晶表示素子等から成る表示部24と、複数個の押し釦スイッチ等から成る操作部25とが配設されている。
また、回転型コネクタ付スイッチCは、第一のケース21の下壁21dの近傍であって、第一コネクタ部5のコネクタ端子7aが下壁21dから露出した状態に配設されている。
【0028】
アンテナ22は、棒状の金属材から構成されている。このアンテナ22は、第一のケース21の突出部21fにガイドされ、左側の側壁21aの近傍で、この側壁21aに沿って配置されており、突出部21fから第一のケース21の外方に引き延ばしたり、収納させたり出来るように配設されている。
【0029】
第二のケース31は、対向する側壁31a、31bと、対向する上壁31cと下壁31dとによって四方が囲まれ、該側壁31a、31bと、上壁31cと下壁31dとの上下を塞ぐ正面壁31eと下面壁(図示せず)とを備えている。そして、第二のケース31の正面壁31eの下端部には、例えばマイクロフォンなどから成る音声信号を送話するための送話部32が配置され、上壁31cの近傍には、雌型のコネクタ端子33aを有する第二コネクタ部33が配設されている。 また、第二のケース31内には、送話部32からの音声信号を第二コネクタ部33に電送するための、例えばフレキシブルプリント配線板などに形成された銅箔などから成る一対の第二接続線34、34が配設されている。
【0030】
そして、第一のケース21の下壁21dと、第二のケース31の上壁31cとは、例えば、スナップイン形式や着脱可能なネジ固定形式など容易に、着脱・交換可能である所望の形式で連結(結合)されており、第一のケース21と第二のケース31とは、下壁21dと上壁31cとを回動の支点として、ふたつに折り畳むことができ、開いたり閉じたりすることが出来るように構成されている。
このとき第一のケース21に配設された回転型コネクタ付スイッチCの第一コネクタ部5と、第二のケース31の第二コネクタ部33とは着脱可能に結合されており、この結合された状態での第一コネクタ部5と、第二コネクタ部33との回動中心は、第一のケース21と第二のケース31とが折り畳み式に開閉する回動中心に配設されている。
【0031】
また、第一のケース21の下壁21dと、第二のケース31の上壁31cとが結合されたとき、回転型コネクタ付スイッチCの第一コネクタ部5のコネクタ端子7aが、第二コネクタ部33のコネクタ端子33aに差し込まれた(結合)状態であって、第一のケース21と、第二のケース31とが閉じた状態では、回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dは、オフの状態である。
そして、第二のケース31が、開かれて、例えば、約180度開く(回動)ことによって、第二のケース31に配設された第二コネクタ部33が回動し、この第二コネクタ部33の回動によって、第二コネクタ部33と接続されている回転型コネクタ付スイッチCの第一コネクタ部5が回動される。そして、第一コネクタ部5の例えば、約135度以上の回動で回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dがオフの状態からオンの状態に切り換えられる。
【0032】
そして、このオンの状態に切り換えられた折り畳み式電話機では、第一のケース21の音声信号変換回路部26と、第二のケース31の送話部32とは、結合された第一コネクタ部5と第二コネクタ部33とを介して電気的に接続されている。
また、このオンの状態に切り換えられた折り畳み式電話機では、スイッチ部Dのオン状態への切換を検知して、電源回路部29がオンの状態になり、折り畳み式電話機が使用出来る状態に維持される。
【0033】
そして、上記のような、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第一の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図2は、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチを示す斜視図、図3は、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチを示す正面図、図4は、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチを示す分解斜視図、図5は、図4に示す回転型コネクタ付スイッチの枠体を示す斜視図である。
【0034】
図2〜図5に示すように、枠体1は、金属板から成り、切断・折り曲げ加工にて略矩形に形成され、U字形状の側壁1aと、略中央部に円形の孔1cが形成され、前記側壁1aを繋ぐ前面壁1bとを備えている。また、枠体1の下面側と後面側とは、解放されている。
【0035】
取付部材2は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工して略L字形に形成され、矩形の後面壁2aと、該後面壁2aと直交する方向に形成された下壁2bと、該下壁2bの一方の側端面側に設けられた、矩形の複数個(例えば2個)の孔2c、2cとを備えている。
また、この取付部材2は、後面壁2aと下壁2bとで、枠体1の解放面を塞ぐように枠体1に結合されている。
【0036】
絶縁板3は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工にて略矩形に形成された接点部受け3aと、該接点部受け3aの略中央部に形成された円形の孔3bとを有している。
また、一対の接点部4は、弾性を有する平板状の金属材料から成り、接点部受け3aの前面側に配設されている。また、接点部4の中間部は、接点部受け3aにインサート成形加工によって埋設され、一方の端部には、端子4aが設けられ、他方の端部は、自由端となっており、接点部片4bが設けられている。また、端子4aは、接点部受け3aの下方の端面から外方に突出されている。
【0037】
また、この絶縁板3は、取付部材2の後面壁2aに重ねられた位置であって、接点部4の端子4a、4aが、取付部材2の孔2c、2cに挿通されて、外方に突出した状態で絶縁板3の下端面が取付部材2の下壁2b上に配設されている。
【0038】
第一コネクタ部5は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工した保持部材6と、保持部材6に取り付けられた雄型のコネクタ端子7aと、該コネクタ端子7aに接続された状態で、保持部材6の背面に形成された可動接点部7bとを備えている。
また、保持部材6は、円板状の鍔部6aと、該鍔部6aの一方の平面(背面)側の中央部に配設され、外方に突出された矩形の軸部6bと、鍔部6aの他方の平面(前面)側に配設され、外方に突出された矩形の筒状で先端部が開口された筒部6cとから成る。
また、雄型のコネクタ端子7aは、筒部6c内に配設され、可動接点部7bは、前記鍔部6aの背面の周縁部に略扇状に配設されている。
【0039】
そして、保持部材6の筒部6cは、枠体1の前面壁1bに配設された孔1cに挿通されて、枠体1から外方に突出された状態で配設され、保持部材6の軸部6bは、絶縁板3の孔3bに挿通された状態で配設されている。この状態で第一コネクタ部5は、枠体1に対して所定の回動範囲で回動自在に配設されている。
また、保持部材6の鍔部6aに配設された一対の可動接点部7b、7bと、絶縁板3に配設された一対の接点部4、4とは、対向して配設されている。
【0040】
また、この状態では、絶縁板3に設けられた接点部4、4の接点部片4b、4bに対して、第一コネクタ部5の可動接点部7b、7bが所定の回動角度(例えば、約135度)に回動された状態のとき、接点部片4b、4bと可動接点部7b、7bとが、それぞれ接触され、オフの状態からオンの状態になるように配設されている。そして、更に第一コネクタ部5は、回動(例えば、約180度まで)でき、この回動の状態ではオンの状態が維持される。また、この状態から第一コネクタ部5を元に戻す方向に回動させると、所定の回動角度で可動接点部7b、7bが接点部片4b、4bからそれぞれ離れて、オンの状態からオフの状態になる。
この回転型コネクタ付スイッチCが第一のケースに組み込まれると、図2に示すように第一コネクタ部5のコネクタ端子7aは、第二コネクタ部33のコネクタ端子33aと結合されている。
【0041】
即ち、回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dは、第一コネクタ部5に設けた可動接点部7bと、該可動接点部7bに接離する接点部4を設けた絶縁板3とで構成されている。
そして、上述したように、回転型コネクタ付スイッチCは、コネクタ端子7aを有する回転型の第一コネクタ部5と、スイッチ部Dとで構成されおり、枠体と取付部材とで、絶縁板3、可動接点部7b、及び接点部4を覆うように構成されている。
【0042】
次に、この回転型コネクタ付スイッチCの動作について説明する。
図3に示すように、本発明の回転型コネクタ付スイッチCは、枠体1に対して第一コネクタ部5が所定の回動範囲の回動をするように構成されている。そして、例えば、0度〜約135度の回動範囲では、この回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dは、オフ(OFF)の状態であって、第一コネクタ部5の可動接点部7bと絶縁板3の接点部4とが離れており、次の約135度〜約180度の回動範囲では、このスイッチ部Dは、オンの状態に成り、第一コネクタ部5の可動接点部7bと絶縁板3の接点部4とが接続されるように配設されている。
【0043】
そして、上述のような回転型コネクタ付スイッチCは、第一のケース21に組み込まれ、また、第二コネクタ部33は、第二のケース31に組み込まれて、第一のケース21と第二のケース31とが組み合わされると同時に、第一コネクタ部5と第二コネクタ部33とが結合されると、この折り畳み式電話機が構成され、その動作について説明する。
先ず、この折り畳み式電話機を使用しないときは、第一のケース21内にアンテナ22は収納され、且つ、第一のケース21と第二のケース31とは折り畳まれて、第一のケース21の正面壁21eと第二のケース31の正面壁31eとが組み合わされて、閉じられた状態に保持されている。この状態のとき、第一のケース21に配設された回転型コネクタ付スイッチCは、オフの状態である。
【0044】
そして、この折り畳み式電話機を使用するときは、第一のケース21内のアンテナ22を外方に引き出すと共に、折り畳まれた(閉じられた)第二のケース31を矢印A方向に、例えば、約180度位回動させて第二のケース31を第一のケース21から開くようにする。この第二のケース31の回動によって、第二のケース31の第二コネクタ部33が回動され、この第二コネクタ部33の回動で、第二コネクタ部33と結合された第一のケース21に配設された回転型コネクタ付スイッチCの第一コネクタ部5は回動し、第一コネクタ部5の回動で回転型コネクタ付スイッチCは、オンの状態になる。
【0045】
そしてまた、回転型コネクタ付スイッチCのスイッチ部Dがオンの状態になると、第一のケース21の音声信号変換回路部26と、第二のケース31の送話部32とは、結合された第一コネクタ部5と、第二コネクタ部33とを介して電気的に接続されている。
また、スイッチ部Dがオンの状態に切り換わると、このオンの状態を検知して、この第一のケース21の電源回路部29がオンの状態に切り換えられ、折り畳み式電話機が使用可能である状態となる。
【0046】
次に、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第二の実施の形態について説明する。図6は、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第二の実施の形態を示す斜視図、図7は、本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第二の実施の形態を示す分解斜視図である。この第二の実施の形態の回転型コネクタ付スイッチは、スイッチ部が2段(2回路)の構成であって、スイッチ部が1段(1回路)の構成である前述の第一の実施の形態と異なるが、基本的な構成は、前記第一の実施の形態とほぼ同様である。
【0047】
図6、図7に示すように、この回転型コネクタ付スイッチは、いわゆるスイッチ部が2段(2回路)の構成であり、その外形は第一の実施の形態と比較して、枠体の奥行きが長く形成されている。
【0048】
そして、枠体17は、金属板から成り、切断・折り曲げ加工にて略矩形に形成され、U字形状の側壁17aと、略中央部に円形の孔17cが形成され、前記側壁7aを繋ぐ前面壁17bとを備えている。また、枠体17の下面側と後面側とは、解放されている。
【0049】
取付部材8は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工して略L字形に形成され、矩形の後面壁8aと、該後面壁8aと直交する方向に形成された下壁8bと、前記後面壁8aに平行であって、下壁8bの中間部から上方に突出した仕切壁8dとを有している。下壁8bの一方の側端面側には、仕切壁8dを間にしてそれぞれ矩形の複数個(例えば2個づつ)の孔8cが配設されている。また、仕切壁8dの高さは、後面壁8aの高さに比べて低く形成されている。
また、この取付部材8は、後面壁8aと下壁8bとで、枠体17の解放面を塞ぐように枠体17に結合されている。
【0050】
第二絶縁板9は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工にて略矩形に形成された接点部受け9aと、該接点部受け9aの略中央部に形成された円形の孔9bとを有している。
また、一対の第二接点部10は、弾性を有する金属板から成り、前記接点部受け9aの前面側に配設され、第二接点部10の中間部は、接点部受け9aにインサート成形加工によって埋設され、一方の端部には、端子10aが設けられ、他方の端部は、自由端となっており、接点部片10bが設けられている。また、端子10aは、接点部受け9aの下方の端面から外方に突出されている。
【0051】
また、この第二絶縁板9は、取付部材8の後面壁8aに重ねられた位置であって、第二接点部10、10の端子10a、10aが、取付部材8の孔8c、8cにそれぞれ挿通されて、外方に突出した状態で第二絶縁板9の下端面が取付部材8の下壁8b上に配設されている。
【0052】
回動部材11は、絶縁性の合成樹脂材料に、成形加工して円板状に形成され、その略中央部には、矩形の孔11aが配設されている。また、回動部材11の平面(背面)側の周縁部に配設された金属板から成る略扇状の第二可動接点部11bが配設されている。
そして、回動部材11の第二可動接点部11bは、回動部材11の回動によって、第二絶縁板9の第二接点部10と接離するように対向して配設されている。また、回動部材11と、該回動部材11に設けた第二可動接点部11bと、該第二可動接点部11bに接離する第二接点部10とによって、第二のスイッチ部が構成される。
【0053】
また、第一絶縁板12は、その構成が前述の第二絶縁板9と同様であるので詳細な説明は省略する。
そして、第一絶縁板12は、接点部受け12aと、孔12bとを有している。また、一対の第一接点部13は、端子13aと、接点部片13bとを有し、第一接点部13の中間部は、第一絶縁板12の接点部受け12aに埋設された状態で配設されている。
そして、この第一絶縁板12は、取付部材8の後面壁8aに平行であって、仕切壁8dに重ね合わされて、第一絶縁板12の端子13a、13aが、取付部材8の孔8c、8cに挿通された状態で、第一絶縁板12の下端面が取付部材8の下壁8b上に配設されている。
【0054】
第一コネクタ部14は、絶縁性の合成樹脂材料を成形加工した保持部材15と、該保持部材15に取り付けられた雄型のコネクタ端子16aと、該コネクタ端子16aに接続された状態で、保持部材15の背面に形成された第一可動接点部16bとを備えている。
また、保持部材15は、円板状の鍔部15aと、該鍔部15aの後面側の中央部に配設され、外方に突出された断面が矩形の軸部15bと、鍔部15aの前面側に配設され、外方に突出された矩形の筒状で先端部が開口された筒部15cとから成る。
また、雄型のコネクタ端子16aは、筒部15c内に収納され、第一可動接点部16bは、鍔部15aの背面側の周縁部に略扇状に配設されている。
【0055】
そして、保持部材15の筒部15cは、前記枠体17の前面壁17bに配設された孔17cに挿通されて、枠体17から外方に突出された状態で配設され、この状態で第一コネクタ部14が、枠体17に対して所定の回動範囲で回動自在に配設されている。
また、前記保持部材15の軸部15bの長さは、前述の第一の実施の形態の回転型コネクタ付スイッチの第一コネクタ部5の軸部6bの長さよりも長く形成されている。
【0056】
また、保持部材15の軸部15bは、第一絶縁板12の孔12bと、回動部材11の孔11aと、第二絶縁板9の孔9bとを挿通して配設され、第一コネクタ部14に設けた保持部材15の回動によって、回動部材11が共に回動されるように配設されている。
また、保持部材15の鍔部15aの背面に配設された第一可動接点部16bと、第一絶縁板12に配設された第一接点部13とは、保持部材15の回動によって接離されるように配設されている。
そして、第一コネクタ部14に設けた第一可動接点部16bと、該第一可動接点部16bに接離する第一接点部13とで第一スイッチ部が構成されている。
【0057】
また、上述の如き構成の回転型コネクタ付スイッチは、第一絶縁板12と第二絶縁板9とを保持する取付部材8と、第一絶縁板12と第二絶縁板9との上部を覆う枠体17とを備え、取付部材8を枠体17と結合させて、枠体17と取付部材8とで第一絶縁板12と第二絶縁板9とを覆うように構成されている。
【0058】
そして、上述の如き構成の回転型コネクタ付スイッチは、第一コネクタ部14と、第一コネクタ部14の回動によって切り換えられる第一スイッチ部と、第一コネクタ部14の回動によって切り換えられる第二スイッチ部とを備えており、第一コネクタ部14の第一可動接点部16bが所定の回動角度(例えば、約120度)に回動された状態のとき、第一可動接点部16bと第一接点部13とが当接され、且つ、第一コネクタ部14の回動によって、回動部材11が回動され、この回動で回動部材11の第二可動接点部11bと第二接点部10とが接触され、それぞれオフの状態からオンの状態に切り換えられる。そして、第一コネクタ部14は、更に回動(例えば、180度まで)でき、そして、これ以降は、オンの状態が維持される。また、この状態から、第一コネクタ部14を元に戻す方向に回動させると、所定の回動角度で、第一可動接点部16bと第一接点部13、及び第二可動接点部11bと第二接点部10がそれぞれ離れて、オンの状態からオフの状態に切り換えられる。
【0059】
次に、この回転型コネクタ付スイッチの動作は、基本的には、前述の第一の実施の形態の回転型コネクタ付スイッチの動作と同様であることから説明は省略する。
また、この回転型コネクタ付スイッチは、前述の折り畳み式電話機の第一のケース21に配設されて、ケースの開閉時に、第一スイッチ部と第二スイッチ部とが切り換えられるように構成されている。また、このとき回転型コネクタ付スイッチの第一コネクタ部14は、前記第二のケース31に配設された前記第二コネクタ部33と着脱可能に結合されている。
【0060】
そして、第一スイッチ部は、前記第一のケース21に配設された、前記音声信号変換回路26と接続されており、第二スイッチ部は、前記電源回路部29と接続されていて、第一スイッチ部の接離によって、音声信号変換回路26と送話部32との接離(オン・オフ)が行われ、また、第二スイッチ部の接離によって、電源回路部29の接離(オン・オフ)が行われる。このことから、折り畳み式電話機の電源が入るのは、第二のケース31が開かれて、所定の回動角度以上の第一コネクタ部14の回動が行われた状態のときである。
【0061】
また、第一コネクタ部14の回動によって、スイッチ部がオンの状態になる回動角度は、第一、第二の実施の形態において、約135度又は、約120度であることの説明をしたが、これらの回動角度に限定されることはなく、充分にケースが開かれた状態である所望の回動角度(例えば、120度以上)以上でオンの状態になるように可動接点部を配設すれば良い。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースと、該一方のケースに配設され、コネクタ端子を有する回転型の第一コネクタ部とスイッチ部とを有する回転型コネクタ付スイッチと、他方のケースと、該他方のケースに配設され、コネクタ端子を有する第二コネクタ部とを備え、第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが着脱可能に結合されると共に、一方のケースと他方のケースとが着脱可能に組み合わされて、一方のケースと他方のケースとが折り畳み式に開閉出来ることから、他方のケースが、容易に一方のケースから着脱出来、且つ交換出来るので、デザイン上、融通性がある折り畳み式電話機を提供するという効果を奏する。
【0063】
また、本発明の折り畳み式電話機は、何れか一方のケースの開閉で、第一コネクタ部と第二コネクタ部とが共に回動し、第一コネクタ部の回動によって、回転型コネクタ付スイッチのスイッチ部が切り替えられることから、一方のケースを開閉することだけでスイッチ部の切り替えが出来、操作性が向上する。
【0064】
また、本発明の折り畳み式電話機は、ケースの折り畳み式に開閉する回動中心に、第一コネクタ部と第二コネクタ部との回動中心が配設されていることから、第一コネクタ部と第二コネクタ部との回動に無理な力が掛かることなく、安定した第一コネクタ部と第二コネクタ部との回動が行われる。
【0065】
また、本発明の折り畳み式電話機は、何れか一方のケースが約120度以上開かれた時、スイッチ部が切り替えられることから、折り畳み式電話機が、時として、例えば半開き状態に保持されてもスイッチ部が切り替えられないことから、折り畳み式電話機の電源がオンとなる通話動作状態にはならず、無駄な電力を使うことなく、長時間の使用が可能な折り畳み式電話機を提供できる。
【0066】
また、本発明の折り畳み式電話機は、一方のケースには、回転型コネクタ付スイッチのスイッチ部と接続された音声信号変換回路部が配設され、他方のケースには、第二コネクタ部と接続された送話部が配設され、第一コネクタ部と第二コネクタ部とが電気的に結合されていることから、送話部が配設された他方のケースが、容易に音声信号変換回路部が配設された一方のケースから着脱出来、且つ交換も出来るので、デザイン上、融通性がある折り畳み式電話機を提供するという効果を奏する。
【0067】
また、本発明の折り畳み式電話機は、スイッチ部は、第一コネクタ部に設けた可動接点部と、該可動接点部に接離する接点部を設けた絶縁板とで構成したことから、回動する第一コネクタ部に可動接点部を配設したので、可動接点部を可動させる別部材を必要とせずに、構成が簡単なスイッチ部を提供できる。
【0068】
また、本発明の折り畳み式電話機は、絶縁板を保持する取付部材を備え、該取付部材を枠体と結合させて、枠体と取付部材とで絶縁板を覆うようにしたことから絶縁板に設けた接点部に対する防塵効果が向上する。
【0069】
また、本発明の折り畳み式電話機は、回転型コネクタ付スイッチは、回転型の第一コネクタ部と、該第一コネクタ部の回動によって切り換えられる第一スイッチ部と、第二スイッチ部とを備えていることから、スイッチ切り換えの接点数が増加するので、この増えた接点数によって、多数の機能を確実に切り換えることが出来る。
【0070】
また、本発明の折り畳み式電話機は、第一スイッチ部は、前記第一コネクタ部に設けた第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部とから成り、第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、該第二可動接点部に接離する第二接点部とから成り、回動部材が、第一コネクタ部によって回動されて、第一スイッチ部と第二スイッチ部との切換えを行うようにしたことから、第一スイッチ部と第二スイッチ部とが第一コネクタ部の回動によって、同時に切り換えられるので、構成が簡単で安価に提供ができる。
【0071】
また、本発明の折り畳み式電話機は、第一コネクタ部は、絶縁材から成り、回転可能な保持部材と、該保持部材に取り付けられコネクタ端子と、保持部材の背面に設けられた第一可動接点部とから成り、第一スイッチ部は、第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部と、該第一接点部を取り付けた第一絶縁板とから成り、第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、第二可動接点部に接離する第二接点部と、該第二接点部を取り付けた第二絶縁板とから成り、保持部材に設けられた軸部を、第一絶縁板の孔に貫通させ、軸部を介して回動部材を回転させるようにしたことから、少ない構成部材にて組立られているので、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み式電話機の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第一の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第一の実施の形態を示す正面図である。
【図4】本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第一の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図5】図4に示す回転型コネクタ付スイッチの筺体を示す斜視図である。
【図6】本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第二の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の折り畳み式電話機に係わる回転型コネクタ付スイッチの第二の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図8】従来の折り畳み式電話機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、17 枠体
1c、17c 孔
2、8 取付部材
3 絶縁板
3b 孔
4 接点部
4a、10a、13a 端子
4b、10b、13b 接点部片
5、14 第一コネクタ部
6、15 保持部材
6b、15b 軸部
7a、16a、33a コネクタ端子
7b、16b 可動接点部(第一可動接点部)
9 第二絶縁板
9b 孔
10 第二接点部
11 回動部材
11a 孔
11b 第二可動接点部
12 第一絶縁板
12b 孔
13 第一接点部
21 第一のケース
26 音声信号変換回路
29 電源回路部
31 第二のケース(フリップ)
32 送話部
33 第二コネクタ部
C 回転型コネクタ付スイッチ
D スイッチ部

Claims (10)

  1. 一方のケースと、該一方のケースに配設され、コネクタ端子を有する回転型の第一コネクタ部とスイッチ部とを有する回転型コネクタ付スイッチと、他方のケースと、該他方のケースに配設され、コネクタ端子を有する第二コネクタ部とを備え、前記第一コネクタ部は、絶縁材から成り、回転可能な保持部材と、該保持部材に取り付けられた前記コネクタ端子と、該コネクタ端子に接続された状態で、前記保持部材の背面に形成された可動接点部とを有し、前記スイッチ部は、前記第一コネクタ部に設けた前記可動接点部と、前記可動接点部に対向して配設され前記可動接点部と接離する接点部を設けた絶縁板とからなり、前記第一コネクタ部と前記スイッチ部とを、前記保持部材を回転可能に保持する枠体と前記絶縁板を保持する取付部材とにより結合させることにより前記回転型コネクタ付スイッチを構成し、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが互いの前記コネクタ端子を介して着脱可能に結合されると共に、前記一方のケースと前記他方のケースとが着脱可能に組み合わされて、前記一方のケースと前記他方のケースとが折り畳み式に開閉出来ることを特徴とする折り畳み式電話機。
  2. 前記一方または他方のケースの開閉で、前記第一コネクタ部が前記第2コネクタ部と結合した状態で前記一方のケースに対して回動し、前記第一コネクタ部の回動によって、前記第一コネクタ部に設けた前記可動接点部と、前記絶縁板に設けた前記接点部を接離させて前記回転型コネクタ付スイッチの前記スイッチ部が切り替えられることを特徴とする請求項1記載の折り畳み式電話機。
  3. 前記ケースの折り畳み式に開閉する回動中心に、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部との回動中心が配設されていることを特徴とする請求項1、又は2記載の折り畳み式電話機。
  4. 前記一方または他方のケースが折り畳まれて対向する正面壁間の開閉角度が約120度以上開かれた時、前記第一コネクタ部の回動により前記スイッチ部が切り替えられることを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の折り畳み式電話機。
  5. 前記一方のケースには、前記回転型コネクタ付スイッチの前記スイッチ部と接続された音声信号変換回路部が配設され、前記他方のケースには、前記第二コネクタ部と接続された送話部が配設され、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが電気的に結合されていることを特徴とする請求項2、又は3、又は4記載の折り畳み式電話機。
  6. 一方のケースと、該一方のケースに配設され、コネクタ端子を有する回転型の第一コネクタ部とスイッチ部とを有する回転型コネクタ付スイッチと、他方のケースと、該他方のケースに配設され、コネクタ端子を有する第二コネクタ部とを備え、前記回転型コネクタ付スイッチは、回転型の前記第一コネクタ部と、該第一コネクタ部の回動によって切り換えられる第一スイッチ部、及び前記第一コネクタ部の回動によって切り換えられる第二スイッチ部とを有しており、前記第一スイッチ部は、前記第一コネクタ部に設けた第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部とから成り、前記第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、該第二可動接点部に接離する第二接点部とから成り、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが互いの前記コネクタ端子を介して着脱可能に結合されると共に、前記一方または他方のケースの開閉時に、前記第一コネクタ部の回動によって、前記第一スイッチ部が切り換えられると共に、前記回動部材が、前記第一コネクタ部によって回動されて、前記第二スイッチ部の切換えを行うようにしたことを特徴とする折り畳み式電話機。
  7. 前記一方のケースには、前記音声信号変換回路部と電源回路部とが配設され、前記回転型コネクタ付スイッチの前記第一スイッチ部が前記音声信号変換回路部と接続され、前記第二スイッチ部が前記電源回路部と接続され、また、前記他方のケースには、前記第二コネクタ部と接続された前記送話部が配設され、前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部とが電気的に結合されて、前記ケースの開閉時、前記第一スイッチ部と前記第二スイッチ部とが切り換えられるようにしたことを特徴とする請求項6記載の折り畳み式電話機。
  8. 前記第一可動接点部を設け、軸部を有する回転可能な絶縁材から成る保持部材と、前記第一接点部を取り付け、孔を有する絶縁板とを備え、前記軸部を前記絶縁板の孔を貫通して突出させ、突出した前記軸部によって、前記回動部材を回動するようにしたことを特徴とする請求項記載の折り畳み式電話機。
  9. 前記第一コネクタ部は、絶縁材から成り、回転可能な保持部材と、該保持部材に取り付けられコネクタ端子と、前記保持部材の背面に設けられた前記第一可動接点部とから成り、前記第一スイッチ部は、前記第一可動接点部と、該第一可動接点部に接離する第一接点部と、該第一接点部を取り付けた第一絶縁板とから成り、前記第二スイッチ部は、回動部材と、該回動部材に設けた第二可動接点部と、前記第二可動接点部に接離する第二接点部と、該第二接点部を取り付けた第二絶縁板とから成り、前記保持部材に設けられた前記軸部を、前記第一絶縁板の孔に貫通させ、前記軸部を介して前記回動部材を回転させるようにしたことを特徴とする請求項記載の折り畳み式電話機。
  10. 前記第一絶縁板と前記第二絶縁板とを保持する取付部材と、前記第一絶縁板と前記第二絶縁板との上部を覆う枠体とを備え、前記取付部材を前記枠体と結合させて、前記枠体と前記取付部材とで前記第一絶縁板と前記第二絶縁板とを覆うようにしたことを特徴とする請求項9記載の折り畳み式電話機。
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