JP2002158458A - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
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- JP2002158458A JP2002158458A JP2000356208A JP2000356208A JP2002158458A JP 2002158458 A JP2002158458 A JP 2002158458A JP 2000356208 A JP2000356208 A JP 2000356208A JP 2000356208 A JP2000356208 A JP 2000356208A JP 2002158458 A JP2002158458 A JP 2002158458A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレキシブル配線板の断線不良の発生を防止
し、小型化およびコストダウンを図ることができる電子
機器を提供すること。 【解決手段】 ヒンジ機構部16は、第1回路基板30
に対して電気的に接続する第1配線部120と、第2回
路基板32に対して電気的に接続する第2配線部122
と、第1配線部120と第2配線122部の間に位置し
て第1配線部120と第2配線部122を接続している
中間配線部124を有するフレキシブル配線板70,7
2を有し、フレキシブル配線板70,72の中間配線部
124は、第1ヒンジ部材60の内部と第2ヒンジ部材
62の内部に渡って配置され、フレキシブル配線板7
0,72の中間配線部124には、スリット130が形
成されている。
し、小型化およびコストダウンを図ることができる電子
機器を提供すること。 【解決手段】 ヒンジ機構部16は、第1回路基板30
に対して電気的に接続する第1配線部120と、第2回
路基板32に対して電気的に接続する第2配線部122
と、第1配線部120と第2配線122部の間に位置し
て第1配線部120と第2配線部122を接続している
中間配線部124を有するフレキシブル配線板70,7
2を有し、フレキシブル配線板70,72の中間配線部
124は、第1ヒンジ部材60の内部と第2ヒンジ部材
62の内部に渡って配置され、フレキシブル配線板7
0,72の中間配線部124には、スリット130が形
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば携帯電話
のような電子機器に関するものである。
のような電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の一例として、携帯電話を例に
挙げる。携帯電話の形式としては、図16に示すような
2つの筐体1000,1001を有する形式のものがあ
る。これらの筐体1000,1001は、ヒンジ100
2により開閉可能に連結されている。筐体1000には
キーボード1003が配置されており、筐体1001に
は液晶表示部1004が配置されている。筐体1000
の中には基板1005が収容されており、筐体1001
の中には基板1006が収容されている。これらの基板
1005,1006は、図16に示すヒンジ1002の
筒状部品1010,1012を通っているフレキシブル
配線板により電気的に接続されている。
挙げる。携帯電話の形式としては、図16に示すような
2つの筐体1000,1001を有する形式のものがあ
る。これらの筐体1000,1001は、ヒンジ100
2により開閉可能に連結されている。筐体1000には
キーボード1003が配置されており、筐体1001に
は液晶表示部1004が配置されている。筐体1000
の中には基板1005が収容されており、筐体1001
の中には基板1006が収容されている。これらの基板
1005,1006は、図16に示すヒンジ1002の
筒状部品1010,1012を通っているフレキシブル
配線板により電気的に接続されている。
【0003】図17(A)、(B)は、このフレキシブ
ル配線板1020と筒状部品1010および1012を
示している。フレキシブル配線板1020は、筒状部品
1010,1012の中に折り曲げるようにして組み込
まれている。このフレキシブル配線板1020は図18
に示すように略Z字形に形成されており、その端部には
端子部1030と端子部1040が形成されている。端
子部1030は図16の筐体1000側の基板1005
に電気的に接続され、端部1040は筐体1001の基
板1006に電気的に接続されている。
ル配線板1020と筒状部品1010および1012を
示している。フレキシブル配線板1020は、筒状部品
1010,1012の中に折り曲げるようにして組み込
まれている。このフレキシブル配線板1020は図18
に示すように略Z字形に形成されており、その端部には
端子部1030と端子部1040が形成されている。端
子部1030は図16の筐体1000側の基板1005
に電気的に接続され、端部1040は筐体1001の基
板1006に電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフレ
キシブル配線板1020は、図17(B)に示すように
折り曲げて形成しているので、フレキシブル配線板10
20には屈曲部分1050が生じてしまう。図16に示
す筐体1000と筐体1001をヒンジ1002を介し
て開閉すると、図17に示す屈曲部分1050は過度の
力をくり返して受けて、フレキシブル配線板1020の
導体部分の断線が生じてしまう。
キシブル配線板1020は、図17(B)に示すように
折り曲げて形成しているので、フレキシブル配線板10
20には屈曲部分1050が生じてしまう。図16に示
す筐体1000と筐体1001をヒンジ1002を介し
て開閉すると、図17に示す屈曲部分1050は過度の
力をくり返して受けて、フレキシブル配線板1020の
導体部分の断線が生じてしまう。
【0005】また、図17(B)に示すように、フレキ
シブル配線板1020の端部1030と1040には、
それぞれ嵌合部材1060,1062を必要とする。こ
れらの嵌合部材1060,1062は、図16の基板1
005,1006のコネクタ1070,1072に対し
てそれぞれはめ込んで接続することにより電気的に接続
する。このために、部品点数が多く組立性が悪い構造で
あり、図16のヒンジ1002の小型化およびコストダ
ウンが困難である。そこで本発明は上記課題を解消し、
フレキシブル配線板の断線不良の発生を防止し、小型化
およびコストダウンを図ることができる電子機器を提供
することを目的としている。
シブル配線板1020の端部1030と1040には、
それぞれ嵌合部材1060,1062を必要とする。こ
れらの嵌合部材1060,1062は、図16の基板1
005,1006のコネクタ1070,1072に対し
てそれぞれはめ込んで接続することにより電気的に接続
する。このために、部品点数が多く組立性が悪い構造で
あり、図16のヒンジ1002の小型化およびコストダ
ウンが困難である。そこで本発明は上記課題を解消し、
フレキシブル配線板の断線不良の発生を防止し、小型化
およびコストダウンを図ることができる電子機器を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、操作
部を有する第1筐体部分と、ヒンジ機構部を用いて連結
されて情報の表示部を有する第2筐体部分と、前記第2
筐体部分と前記第1筐体部分を連結して前記第2筐体部
分と前記第1筐体部分を重ねて折り畳むためのヒンジ機
構部とを有する電子機器であり、前記ヒンジ機構部は、
前記第1筐体部分側の第1回路基板と前記第2筐体部分
側の第2回路基板を電気的に接続するフレキシブル配線
板であって、前記第1回路基板に対して電気的に接続す
る第1配線部と、前記第2回路基板に対して電気的に接
続する第2配線部と、前記第1配線部と前記第2配線部
の間に位置して前記第1配線部と前記第2配線部を接続
している中間配線部を有する前記フレキシブル配線板
と、前記フレキシブル配線板の前記第1配線部を収容し
て前記第1筐体部分と一体に動く第1ヒンジ部材と、前
記フレキシブル配線板の前記第2配線部を収容して前記
第1ヒンジ部材に対して回転可能に連結され、前記第2
筐体部分と一体に動く第2ヒンジ部材と、を有し、前記
フレキシブル配線板の前記中間配線部は、前記第1ヒン
ジ部材の内部と前記第2ヒンジ部材の内部に渡って配置
され、前記フレキシブル配線板の中間配線部には、スリ
ットが形成されていることを特徴とする電子機器であ
る。
部を有する第1筐体部分と、ヒンジ機構部を用いて連結
されて情報の表示部を有する第2筐体部分と、前記第2
筐体部分と前記第1筐体部分を連結して前記第2筐体部
分と前記第1筐体部分を重ねて折り畳むためのヒンジ機
構部とを有する電子機器であり、前記ヒンジ機構部は、
前記第1筐体部分側の第1回路基板と前記第2筐体部分
側の第2回路基板を電気的に接続するフレキシブル配線
板であって、前記第1回路基板に対して電気的に接続す
る第1配線部と、前記第2回路基板に対して電気的に接
続する第2配線部と、前記第1配線部と前記第2配線部
の間に位置して前記第1配線部と前記第2配線部を接続
している中間配線部を有する前記フレキシブル配線板
と、前記フレキシブル配線板の前記第1配線部を収容し
て前記第1筐体部分と一体に動く第1ヒンジ部材と、前
記フレキシブル配線板の前記第2配線部を収容して前記
第1ヒンジ部材に対して回転可能に連結され、前記第2
筐体部分と一体に動く第2ヒンジ部材と、を有し、前記
フレキシブル配線板の前記中間配線部は、前記第1ヒン
ジ部材の内部と前記第2ヒンジ部材の内部に渡って配置
され、前記フレキシブル配線板の中間配線部には、スリ
ットが形成されていることを特徴とする電子機器であ
る。
【0007】請求項1では、電子機器のヒンジ機構部の
フレキシブル配線板は、第1筐体部分側の第1回路基板
と第2筐体部分側の第2回路基板を電気的に接続するも
のである。このフレキシブル配線板は、第1回路基板に
対して電気的に接続する第1配線部と第2回路基板に対
して電気的に接続する第2配線部と、第1配線部と第2
配線部の間に位置して第1配線部と第2配線部を接続し
ている中間配線部を有している。第1ヒンジ部材は、フ
レキシブル配線板の第1配線部を収容する。第2ヒンジ
部材は、フレキシブル配線板の第2配線部を収容して第
1ヒンジ部材に対して回転可能に連結されている。フレ
キシブル配線板の中間配線部は、第1ヒンジ部材の内部
と第2ヒンジ部材の内部に亘って配置され、このフレキ
シブル配線板の中間配線部には、スリットが形成されて
いる。これにより、第1筐体部分と一体になって第1ヒ
ンジ部材が第2ヒンジ部材に対して回転する際に、フレ
キシブル配線板の中間配線部にはスリットが形成されて
いることから、フレキシブル配線板の中間配線部におい
て屈曲する部分に過度の力が加わっても分散されるの
で、フレキシブル配線板の導体部分の断線不良の発生を
防止することができる。
フレキシブル配線板は、第1筐体部分側の第1回路基板
と第2筐体部分側の第2回路基板を電気的に接続するも
のである。このフレキシブル配線板は、第1回路基板に
対して電気的に接続する第1配線部と第2回路基板に対
して電気的に接続する第2配線部と、第1配線部と第2
配線部の間に位置して第1配線部と第2配線部を接続し
ている中間配線部を有している。第1ヒンジ部材は、フ
レキシブル配線板の第1配線部を収容する。第2ヒンジ
部材は、フレキシブル配線板の第2配線部を収容して第
1ヒンジ部材に対して回転可能に連結されている。フレ
キシブル配線板の中間配線部は、第1ヒンジ部材の内部
と第2ヒンジ部材の内部に亘って配置され、このフレキ
シブル配線板の中間配線部には、スリットが形成されて
いる。これにより、第1筐体部分と一体になって第1ヒ
ンジ部材が第2ヒンジ部材に対して回転する際に、フレ
キシブル配線板の中間配線部にはスリットが形成されて
いることから、フレキシブル配線板の中間配線部におい
て屈曲する部分に過度の力が加わっても分散されるの
で、フレキシブル配線板の導体部分の断線不良の発生を
防止することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の電子
機器において、前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部は、前記第1ヒンジ部材から前記第1回
路基板側に突き出しており、前記フレキシブル配線板の
前記第2配線部の接続端子部は、前記第2ヒンジ部材か
ら前記第2回路基板側に突き出している。請求項2で
は、フレキシブル配線板の第1配線部の接続端子部は第
1ヒンジ部材から突き出している。フレキシブル配線板
の第2配線部の接続端子部は、第2ヒンジ部材から突き
出している。これにより、第1配線部の接続端子部は第
1筐体部分の第1回路基板に対して容易に電気的に接続
できる。第2配線部の接続端子部は、第2筐体部分の第
2回路基板に対して容易に電気的に接続できる。
機器において、前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部は、前記第1ヒンジ部材から前記第1回
路基板側に突き出しており、前記フレキシブル配線板の
前記第2配線部の接続端子部は、前記第2ヒンジ部材か
ら前記第2回路基板側に突き出している。請求項2で
は、フレキシブル配線板の第1配線部の接続端子部は第
1ヒンジ部材から突き出している。フレキシブル配線板
の第2配線部の接続端子部は、第2ヒンジ部材から突き
出している。これにより、第1配線部の接続端子部は第
1筐体部分の第1回路基板に対して容易に電気的に接続
できる。第2配線部の接続端子部は、第2筐体部分の第
2回路基板に対して容易に電気的に接続できる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の電子
機器において、前記第1配線部の接続端子部は、前記第
1筐体部分の前記第1回路基板側のコネクタに対して着
脱自在に電気的に接続され、前記第2配線部の接続端子
部は、前記第2筐体部分の前記第2回路基板側のコネク
タに対して着脱自在に電気的に接続される。請求項3で
は、第1配線部の接続端子部は、第1筐体部分の第1回
路基板側のコネクタに対して着脱自在に電気的に接続さ
れており、第2配線部の接続端子部は、第2筐体部分の
第2回路基板のコネクタに対して着脱自在に電気的に接
続される。これにより第1回路基板と第2回路基板のそ
れぞれのコネクタに対して第1配線部の接続端子部と第
2配線部の接続端子部をそれぞれ簡単な構造でありなが
ら電気的に接続できる。
機器において、前記第1配線部の接続端子部は、前記第
1筐体部分の前記第1回路基板側のコネクタに対して着
脱自在に電気的に接続され、前記第2配線部の接続端子
部は、前記第2筐体部分の前記第2回路基板側のコネク
タに対して着脱自在に電気的に接続される。請求項3で
は、第1配線部の接続端子部は、第1筐体部分の第1回
路基板側のコネクタに対して着脱自在に電気的に接続さ
れており、第2配線部の接続端子部は、第2筐体部分の
第2回路基板のコネクタに対して着脱自在に電気的に接
続される。これにより第1回路基板と第2回路基板のそ
れぞれのコネクタに対して第1配線部の接続端子部と第
2配線部の接続端子部をそれぞれ簡単な構造でありなが
ら電気的に接続できる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載の電子
機器において、前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部には、補強部材が配置され、前記フレキ
シブル配線板の前記第2配線部の接続端子部には、別の
補強部材が配置されており、前記第1ヒンジ部材は前記
第1配線部の接続端子部を固定する保持部を有し、前記
第2ヒンジ部材は前記第2配線部の接続端子部を固定す
る保持部を有する。請求項4では、第1配線部の接続端
子部には補強部材が配置され、第2配線部の接続端子部
にも別の補強部材が配置されている。この第1配線部の
接続端子部の位置は第1ヒンジ部材に固定されており、
第2配線部の接続端子部の位置は第2ヒンジ部材に固定
されている。これにより、従来用いられていたようなフ
レキシブル配線板に対して嵌合部材を設ける必要がな
く、補強部材を有する第1配線部の接続端子部は第1回
路基板のコネクタに対して着脱自在に簡単かつ確実に電
気的に接続できるとともに、別の補強部材を有する第2
配線部の接続端子部は、第2回路基板のコネクタに対し
て着脱可能に簡単にかつ確実に電気的に接続することが
できる。
機器において、前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部には、補強部材が配置され、前記フレキ
シブル配線板の前記第2配線部の接続端子部には、別の
補強部材が配置されており、前記第1ヒンジ部材は前記
第1配線部の接続端子部を固定する保持部を有し、前記
第2ヒンジ部材は前記第2配線部の接続端子部を固定す
る保持部を有する。請求項4では、第1配線部の接続端
子部には補強部材が配置され、第2配線部の接続端子部
にも別の補強部材が配置されている。この第1配線部の
接続端子部の位置は第1ヒンジ部材に固定されており、
第2配線部の接続端子部の位置は第2ヒンジ部材に固定
されている。これにより、従来用いられていたようなフ
レキシブル配線板に対して嵌合部材を設ける必要がな
く、補強部材を有する第1配線部の接続端子部は第1回
路基板のコネクタに対して着脱自在に簡単かつ確実に電
気的に接続できるとともに、別の補強部材を有する第2
配線部の接続端子部は、第2回路基板のコネクタに対し
て着脱可能に簡単にかつ確実に電気的に接続することが
できる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1に記載の電子
機器が、前記情報の表示部として液晶表示装置を有する
携帯電話である。
機器が、前記情報の表示部として液晶表示装置を有する
携帯電話である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1と図2は、本発明の電子機器の一例で
ある携帯電話を示している。この携帯電話10は、概略
的には第1筐体部分12、第2筐体部分14、ヒンジ機
構部16、アンテナ18およびバッテリ20等を有して
いる。第1筐体部分12と第2筐体部分14は、プラス
チック、たとえばABS(アクリロニトリルブタジエン
スチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、
ナイロン、POM(ポリアセタール)、強さや軽さを考
慮してマグネシューム合金等により作られている。第1
筐体部分12は、操作部22と、マイク24および第1
回路基板30を有している。操作部22は、たとえばテ
ンキー等や、電話をかける時に押すボタン22Aや電話
を切る時に押すボタン22B、あるいはその他の必要な
機能を発揮するためのテンキーを有している。図1の第
2筐体部分14は、スピーカ26と、表示部の一例であ
る液晶表示装置28等を有している。液晶表示装置28
は、各種の情報を表示することができる部分である。第
1筐体部分12の中には第1回路基板30が収容されて
おり、第2筐体部分14の中には第2回路基板32が収
容されている。
ある携帯電話を示している。この携帯電話10は、概略
的には第1筐体部分12、第2筐体部分14、ヒンジ機
構部16、アンテナ18およびバッテリ20等を有して
いる。第1筐体部分12と第2筐体部分14は、プラス
チック、たとえばABS(アクリロニトリルブタジエン
スチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、
ナイロン、POM(ポリアセタール)、強さや軽さを考
慮してマグネシューム合金等により作られている。第1
筐体部分12は、操作部22と、マイク24および第1
回路基板30を有している。操作部22は、たとえばテ
ンキー等や、電話をかける時に押すボタン22Aや電話
を切る時に押すボタン22B、あるいはその他の必要な
機能を発揮するためのテンキーを有している。図1の第
2筐体部分14は、スピーカ26と、表示部の一例であ
る液晶表示装置28等を有している。液晶表示装置28
は、各種の情報を表示することができる部分である。第
1筐体部分12の中には第1回路基板30が収容されて
おり、第2筐体部分14の中には第2回路基板32が収
容されている。
【0014】図1のヒンジ機構部16は、第1筐体部分
12と第2筐体部分14を、中心軸CLを中心として図
1の開いた状態か図2に示す閉じた状態にできるように
なっている。たとえば第1筐体部分12に対して第2筐
体部分14をR方向に沿って中心軸CLを中心として折
り畳むことができる。これにより液晶表示装置28と操
作部22は、第1筐体部分12と第2筐体部分14の内
側にして保護することができる。このヒンジ機構部16
は、次のような構造を有している。第1筐体部分12の
突出部50に対して、第2筐体部分14の突出部52が
はまり込んでおり、突出部52は突出部52に対して、
図示しないたとえばピンにより回転可能に支持されてい
る。
12と第2筐体部分14を、中心軸CLを中心として図
1の開いた状態か図2に示す閉じた状態にできるように
なっている。たとえば第1筐体部分12に対して第2筐
体部分14をR方向に沿って中心軸CLを中心として折
り畳むことができる。これにより液晶表示装置28と操
作部22は、第1筐体部分12と第2筐体部分14の内
側にして保護することができる。このヒンジ機構部16
は、次のような構造を有している。第1筐体部分12の
突出部50に対して、第2筐体部分14の突出部52が
はまり込んでおり、突出部52は突出部52に対して、
図示しないたとえばピンにより回転可能に支持されてい
る。
【0015】図1の第1筐体部分12の突出部50,5
0の間には、第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ部材62
が配置されている。第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ部
材62は、突出部50の凹部64の中に並べて位置して
おり、中心軸CLを中心として互いに回転可能になって
いる。図3および図4は、この第1ヒンジ部材60と第
2ヒンジ部材62および第1筐体部分側の第1回路基板
30と第2筐体部分側の第2回路基板32の構造例を示
している。図3は、図1に示すように第1筐体部分12
と第2筐体部分14が開いた状態を示し、図4は、図2
に示すように第1筐体部分12と第2筐体部分14が閉
じた状態の例を示している。
0の間には、第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ部材62
が配置されている。第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ部
材62は、突出部50の凹部64の中に並べて位置して
おり、中心軸CLを中心として互いに回転可能になって
いる。図3および図4は、この第1ヒンジ部材60と第
2ヒンジ部材62および第1筐体部分側の第1回路基板
30と第2筐体部分側の第2回路基板32の構造例を示
している。図3は、図1に示すように第1筐体部分12
と第2筐体部分14が開いた状態を示し、図4は、図2
に示すように第1筐体部分12と第2筐体部分14が閉
じた状態の例を示している。
【0016】図5は、第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ
部材62および2つのフレキシブル配線板70,72を
示す分解斜視図である。図6は、図5の第1ヒンジ部材
60と第2ヒンジ部材62および2つのフレキシブル配
線板70,72を組み立てている途中の状態を示してい
る。
部材62および2つのフレキシブル配線板70,72を
示す分解斜視図である。図6は、図5の第1ヒンジ部材
60と第2ヒンジ部材62および2つのフレキシブル配
線板70,72を組み立てている途中の状態を示してい
る。
【0017】図3〜図5に示す第1ヒンジ部材60は、
特に図5に示すように、ハウジング80とカバー81を
有している。同様にして第2ヒンジ部材62も、ハウジ
ング83とカバー85を有している。第1ヒンジ部材6
0と第2ヒンジ部材62の材質としては、図1に示す第
1筐体部分12と第2筐体部分14を形成している材質
と同じものあるいは異なるものを採用することができ
る。第1ヒンジ部材60のハウジング80の中には収容
空間S1が形成されている。ハウジング80に対してカ
バー81をはめ込むことで、たとえば圧入によりワンタ
ッチで固定することができる。カバー81は保持部90
を有している。この保持部90の一方の面には2つの位
置決め用のボス91が形成されているとともに、他方の
面には同様にして2つの位置決め用のボス93が形成さ
れている。保持部90は、ハウジング80の溝80Aに
はめ込むことにより、カバー81とハウジング80を一
体化して固定することができる。カバー81は円形状の
穴95を有している。
特に図5に示すように、ハウジング80とカバー81を
有している。同様にして第2ヒンジ部材62も、ハウジ
ング83とカバー85を有している。第1ヒンジ部材6
0と第2ヒンジ部材62の材質としては、図1に示す第
1筐体部分12と第2筐体部分14を形成している材質
と同じものあるいは異なるものを採用することができ
る。第1ヒンジ部材60のハウジング80の中には収容
空間S1が形成されている。ハウジング80に対してカ
バー81をはめ込むことで、たとえば圧入によりワンタ
ッチで固定することができる。カバー81は保持部90
を有している。この保持部90の一方の面には2つの位
置決め用のボス91が形成されているとともに、他方の
面には同様にして2つの位置決め用のボス93が形成さ
れている。保持部90は、ハウジング80の溝80Aに
はめ込むことにより、カバー81とハウジング80を一
体化して固定することができる。カバー81は円形状の
穴95を有している。
【0018】第2ヒンジ部材62のカバー85は、保持
部100を有している。この保持部100の一方の面に
は2つの位置決め用のボス97が設けられており、保持
部100のもう1つの面にはやはり2つの位置決め用の
ボス99が設けられている。保持部100はカバー85
の一方の面から垂直に突出して形成されているが、カバ
ー85の他の面には、円筒状のはめこみ部102が形成
されている。このはめこみ部102の中心は中心軸CL
であり、カバー81の穴95の中心と一致している。は
めこみ部102の途中には、2つの爪104が設けられ
ている。はめこみ部102は、カバー81の穴95に通
した後に、ハウジング80の収容空間S1に挿入され
る。そして2つの爪104はカバー81の穴95の周辺
部96に対してワンタッチで引っ掛けることができる。
カバー85はハウジング83に対してワンタッチで、た
とえば圧入により固定することができる。これにより、
カバー85とハウジング83からなる第2ヒンジ部材6
2は、カバー81とハウジング80からなる第1ヒンジ
部材60に対して、中心軸CLを中心として爪104の
かみ合いにより回転自在に保持される。
部100を有している。この保持部100の一方の面に
は2つの位置決め用のボス97が設けられており、保持
部100のもう1つの面にはやはり2つの位置決め用の
ボス99が設けられている。保持部100はカバー85
の一方の面から垂直に突出して形成されているが、カバ
ー85の他の面には、円筒状のはめこみ部102が形成
されている。このはめこみ部102の中心は中心軸CL
であり、カバー81の穴95の中心と一致している。は
めこみ部102の途中には、2つの爪104が設けられ
ている。はめこみ部102は、カバー81の穴95に通
した後に、ハウジング80の収容空間S1に挿入され
る。そして2つの爪104はカバー81の穴95の周辺
部96に対してワンタッチで引っ掛けることができる。
カバー85はハウジング83に対してワンタッチで、た
とえば圧入により固定することができる。これにより、
カバー85とハウジング83からなる第2ヒンジ部材6
2は、カバー81とハウジング80からなる第1ヒンジ
部材60に対して、中心軸CLを中心として爪104の
かみ合いにより回転自在に保持される。
【0019】第2ヒンジ部材62のハウジング83は、
収容空間S2を有している。ハウジング83の溝83A
には保持部100がはめ込まれて固定できるようになっ
ている。保持部90のボス91,93は、ハウジング8
0の内側の溝80Bの中にそれぞれはめ込まれる。保持
部100のボス97,99は、ハウジング83の溝83
Bに対してそれぞれはめ込まれる。ハウジング80は、
平坦面80Dと円弧面80Eを有している。ハウジング
83は平坦面83Dと円弧面83Eを有している。
収容空間S2を有している。ハウジング83の溝83A
には保持部100がはめ込まれて固定できるようになっ
ている。保持部90のボス91,93は、ハウジング8
0の内側の溝80Bの中にそれぞれはめ込まれる。保持
部100のボス97,99は、ハウジング83の溝83
Bに対してそれぞれはめ込まれる。ハウジング80は、
平坦面80Dと円弧面80Eを有している。ハウジング
83は平坦面83Dと円弧面83Eを有している。
【0020】次に、図5の2枚のフレキシブル配線板7
0,72について説明する。フレキシブル配線板70,
72は、図7〜図9に示している。フレキシブル配線板
70,72はほぼ同一形状であり、図7(A)と図8に
示すフレキシブル配線板70と図7(B)と図8に示す
フレキシブル配線板72は、ほぼ同じ構造のものであ
る。
0,72について説明する。フレキシブル配線板70,
72は、図7〜図9に示している。フレキシブル配線板
70,72はほぼ同一形状であり、図7(A)と図8に
示すフレキシブル配線板70と図7(B)と図8に示す
フレキシブル配線板72は、ほぼ同じ構造のものであ
る。
【0021】図7(A)と図8のフレキシブル配線板7
0は、第1配線部120、第2配線部122および中間
配線部124を有している。第1配線部120と第2配
線部122は平行であるが、位置がずれている。中間配
線部124は、第1配線部120と第2配線部122の
間に位置しており、中間配線部124は第1配線部12
0と第2配線部122を電気的に接続している。第1配
線部120は、補強部材121を有している。第2配線
部122は補強部材123を有している。補強部材12
1,123は、たとえばガラスエポキシ材やポリイミド
材あるいはポリエステル材により作られている。第1配
線部120の途中には、2つの穴127が形成されてい
る。第2配線部122にも2つの穴127が形成されて
いる。中間配線部124の長手方向Eは、第1配線部1
20と第2配線部122の長手方向Fに対してたとえば
直交する方向である。しかしこのE方向は、F方向に関
して直交以外の方向であっても勿論構わない。
0は、第1配線部120、第2配線部122および中間
配線部124を有している。第1配線部120と第2配
線部122は平行であるが、位置がずれている。中間配
線部124は、第1配線部120と第2配線部122の
間に位置しており、中間配線部124は第1配線部12
0と第2配線部122を電気的に接続している。第1配
線部120は、補強部材121を有している。第2配線
部122は補強部材123を有している。補強部材12
1,123は、たとえばガラスエポキシ材やポリイミド
材あるいはポリエステル材により作られている。第1配
線部120の途中には、2つの穴127が形成されてい
る。第2配線部122にも2つの穴127が形成されて
いる。中間配線部124の長手方向Eは、第1配線部1
20と第2配線部122の長手方向Fに対してたとえば
直交する方向である。しかしこのE方向は、F方向に関
して直交以外の方向であっても勿論構わない。
【0022】図7(B)および図9に示すフレキシブル
配線板72は、第1配線部120、第2配線部122、
中間配線部124を有しており、第1配線部120には
補強部材121が配置され、第2配線部122には補強
部材123が配置されている。フレキシブル配線板72
の他の部分については、フレキシブル配線板70と同じ
であるので、その説明を用いる。
配線板72は、第1配線部120、第2配線部122、
中間配線部124を有しており、第1配線部120には
補強部材121が配置され、第2配線部122には補強
部材123が配置されている。フレキシブル配線板72
の他の部分については、フレキシブル配線板70と同じ
であるので、その説明を用いる。
【0023】図8および図9において特徴的なのは、フ
レキシブル配線板70,72の中間配線部124の中
に、1つまたは複数本のスリット130が、たとえばE
方向に沿って平行に形成されていることである。図10
(A)は、図8および図9のフレキシブル配線板70,
72のA−A線における断面構造例を示しており、図1
0(B)は図8、図9のフレキシブル配線板70,72
のB−Bにおける断面構造例を示している。図10
(C)は、図8、図9の中間配線部124のC−Cにお
ける断面構造例を示している。
レキシブル配線板70,72の中間配線部124の中
に、1つまたは複数本のスリット130が、たとえばE
方向に沿って平行に形成されていることである。図10
(A)は、図8および図9のフレキシブル配線板70,
72のA−A線における断面構造例を示しており、図1
0(B)は図8、図9のフレキシブル配線板70,72
のB−Bにおける断面構造例を示している。図10
(C)は、図8、図9の中間配線部124のC−Cにお
ける断面構造例を示している。
【0024】図10(A)〜図10(C)においては、
フレキシブル配線板70,72の導体134は、絶縁物
136,138により囲まれている。ただし、図10
(C)に示すように中間配線部124には、上述したス
リット130が形成されている。このスリット130
は、フレキシブル配線板の厚み方向dに沿ったスルーホ
ールであってもよいし、途中でその形成が止まっている
穴であっても勿論構わない。このようなスリット130
を形成することにより、中間配線部124が曲って屈曲
部分が生じたとしても、そこの屈曲部分に加わる力を分
散するので中間配線部124が折れにくく、中間配線部
124内の導体134が断線しない。
フレキシブル配線板70,72の導体134は、絶縁物
136,138により囲まれている。ただし、図10
(C)に示すように中間配線部124には、上述したス
リット130が形成されている。このスリット130
は、フレキシブル配線板の厚み方向dに沿ったスルーホ
ールであってもよいし、途中でその形成が止まっている
穴であっても勿論構わない。このようなスリット130
を形成することにより、中間配線部124が曲って屈曲
部分が生じたとしても、そこの屈曲部分に加わる力を分
散するので中間配線部124が折れにくく、中間配線部
124内の導体134が断線しない。
【0025】図8と図9に示すフレキシブル配線板7
0,72は、接続端子部を有している。詳細に説明する
と、フレキシブル配線板70,72の第1配線部120
は、各々接続端子部150と接続端子部152を有して
いる。接続端子部150は、補強部材121により強度
が補強されている。同様にして接続端子部152も、補
強部材123により強度が補強されている。図5のフレ
キシブル配線板70,72が、第1ヒンジ部材60側の
保持部90と第2ヒンジ部材62側の保持部100に対
して固定された状態の例を示している。
0,72は、接続端子部を有している。詳細に説明する
と、フレキシブル配線板70,72の第1配線部120
は、各々接続端子部150と接続端子部152を有して
いる。接続端子部150は、補強部材121により強度
が補強されている。同様にして接続端子部152も、補
強部材123により強度が補強されている。図5のフレ
キシブル配線板70,72が、第1ヒンジ部材60側の
保持部90と第2ヒンジ部材62側の保持部100に対
して固定された状態の例を示している。
【0026】図11(A)では、図5の保持部90のボ
ス91が、フレキシブル配線板70の接続端子部150
の穴127にはめ込まれている。同様にしてボス93
は、フレキシブル配線板72の接続端子部150の穴1
27にはめ込まれている。このようにして、フレキシブ
ル配線板70,72の接続端子部150が保持部90に
対して保持して固定できる。
ス91が、フレキシブル配線板70の接続端子部150
の穴127にはめ込まれている。同様にしてボス93
は、フレキシブル配線板72の接続端子部150の穴1
27にはめ込まれている。このようにして、フレキシブ
ル配線板70,72の接続端子部150が保持部90に
対して保持して固定できる。
【0027】図11(B)では、保持部100のボス9
7が、フレキシブル配線板70の接続端子部152の穴
127にはめ込まれている。保持部100のボス99
は、フレキシブル配線板72の接続端子部152の穴1
27にはめ込まれている。このようにして、フレキシブ
ル配線板70,72の接続端子部152は保持部100
に対して保持して固定できる。
7が、フレキシブル配線板70の接続端子部152の穴
127にはめ込まれている。保持部100のボス99
は、フレキシブル配線板72の接続端子部152の穴1
27にはめ込まれている。このようにして、フレキシブ
ル配線板70,72の接続端子部152は保持部100
に対して保持して固定できる。
【0028】接続端子部150,152が保持部90,
100に対して保持した状態では、図4と図6に示すよ
うに、接続端子部150は第1ヒンジ部材60から第1
回路基板30側に突出して保持されており、フレキシブ
ル配線板の接続端子部152は、第2ヒンジ部材62か
ら第2回路基板32側に突出して保持されている。
100に対して保持した状態では、図4と図6に示すよ
うに、接続端子部150は第1ヒンジ部材60から第1
回路基板30側に突出して保持されており、フレキシブ
ル配線板の接続端子部152は、第2ヒンジ部材62か
ら第2回路基板32側に突出して保持されている。
【0029】図3と図4および図12は、フレキシブル
配線板の接続端子部150が対応する第1回路基板30
のコネクタ200に対して電気的に接続されており、か
つフレキシブル配線板の接続端子部152が第2回路基
板32のコネクタ210に対して電気的に接続されてい
る例を示している。図12に示すように、第1筐体部分
側の第1回路基板30の一方の面と他方の面には、コネ
クタ200がそれぞれ1つずつ電気的に接続されてい
る。同様にして第2筐体部分側の第2回路基板32の一
方と他方の面には、やはりコネクタ210がそれぞれ1
つずつ電気的に接続されている。
配線板の接続端子部150が対応する第1回路基板30
のコネクタ200に対して電気的に接続されており、か
つフレキシブル配線板の接続端子部152が第2回路基
板32のコネクタ210に対して電気的に接続されてい
る例を示している。図12に示すように、第1筐体部分
側の第1回路基板30の一方の面と他方の面には、コネ
クタ200がそれぞれ1つずつ電気的に接続されてい
る。同様にして第2筐体部分側の第2回路基板32の一
方と他方の面には、やはりコネクタ210がそれぞれ1
つずつ電気的に接続されている。
【0030】第1回路基板30のコネクタ200,20
0に対しては、各フレキシブル配線板の接続端子部15
0がそれぞれG方向に沿って挿入されることにより電気
的に接続されている。第2回路基板32のコネクタ21
0に対しては、フレキシブル配線板の接続端子部152
がそれぞれH方向にはめ込むことにより電気的に接続さ
れている。このように接続する場合に、補強部材12
1,123が各接続端子部150,152に設けられて
いることから、フレキシブル配線板自体が折れ曲がらず
に、確実にコネクタに対して差し込んで電気的に接続で
きる。
0に対しては、各フレキシブル配線板の接続端子部15
0がそれぞれG方向に沿って挿入されることにより電気
的に接続されている。第2回路基板32のコネクタ21
0に対しては、フレキシブル配線板の接続端子部152
がそれぞれH方向にはめ込むことにより電気的に接続さ
れている。このように接続する場合に、補強部材12
1,123が各接続端子部150,152に設けられて
いることから、フレキシブル配線板自体が折れ曲がらず
に、確実にコネクタに対して差し込んで電気的に接続で
きる。
【0031】図13(A)および(B)では、コネクタ
200あるいはコネクタ210の構造例を示している。
接続端子部150あるいは152は、コネクタ200あ
るいは210の開口部230に差し込まれた後に、コネ
クタ200のロック爪240をT方向に回すことによ
り、接続端子部150あるいは152の導体部分は、コ
ネクタ200あるいは210の対応する電気接続端子2
50に対して電気的にワンタッチで接続することができ
る。
200あるいはコネクタ210の構造例を示している。
接続端子部150あるいは152は、コネクタ200あ
るいは210の開口部230に差し込まれた後に、コネ
クタ200のロック爪240をT方向に回すことによ
り、接続端子部150あるいは152の導体部分は、コ
ネクタ200あるいは210の対応する電気接続端子2
50に対して電気的にワンタッチで接続することができ
る。
【0032】図14は2枚のフレキシブル配線板70,
72と、第1回路基板30と第2回路基板32を示して
いる。このように2枚のフレキシブル配線板70,72
を用いるのは次の理由からである。すなわち、第1回路
基板30の表面30Fと裏面30Bと、第2回路基板3
2の表面32Fと裏面32Bにそれぞれ実装する部品の
レイアウトを考えて、フレキシブル配線板70が表面3
0Fの部品と裏面32Bの部品を電気的に接続し、かつ
フレキシブル配線板72が裏面30Bの部品と表面32
Fの部品を電気的に接続すれば、2枚の回路基板30,
32の表面と裏面における回路接続ルートを少なくする
ことができ、しかもワンタッチで簡単に行えるメリット
がある。
72と、第1回路基板30と第2回路基板32を示して
いる。このように2枚のフレキシブル配線板70,72
を用いるのは次の理由からである。すなわち、第1回路
基板30の表面30Fと裏面30Bと、第2回路基板3
2の表面32Fと裏面32Bにそれぞれ実装する部品の
レイアウトを考えて、フレキシブル配線板70が表面3
0Fの部品と裏面32Bの部品を電気的に接続し、かつ
フレキシブル配線板72が裏面30Bの部品と表面32
Fの部品を電気的に接続すれば、2枚の回路基板30,
32の表面と裏面における回路接続ルートを少なくする
ことができ、しかもワンタッチで簡単に行えるメリット
がある。
【0033】次に、上述した図1の携帯電話10におい
て、図5に示す第1ヒンジ部材60および第2ヒンジ部
材62と2枚のフレキシブル配線板70,72の組立て
の手順について説明する。フレキシブル配線板70,7
2の接続端子部150,152には、それぞれ補強部材
がすでに接着剤等により固定されている。各接続端子部
には穴127が形成されている。図5と図7に示すよう
に、フレキシブル配線板70,72は、平行になるよう
にして、フレキシブル配線板70,72の接続端子部1
50側がほぼ180度折り返された状態にする。そして
フレキシブル配線板70,72の接続端子部152はそ
れぞれ第2ヒンジ部材62のカバー85のはめこみ部1
02の中を通して、ハウジング83の収容空間S2に収
容する。そして接続端子部152,152は、図4と図
6に示すようにハウジング83の溝83Aから外に突き
出す状態で、図5の接続端子部152,152の穴12
7に対してそれぞれカバー85の保持部100のボス9
7,99をはめ込む。その後カバー85の保持部100
をハウジング83の溝83Aにはめ込むようにして、カ
バー85とハウジング83をワンタッチで一体化して固
定する。
て、図5に示す第1ヒンジ部材60および第2ヒンジ部
材62と2枚のフレキシブル配線板70,72の組立て
の手順について説明する。フレキシブル配線板70,7
2の接続端子部150,152には、それぞれ補強部材
がすでに接着剤等により固定されている。各接続端子部
には穴127が形成されている。図5と図7に示すよう
に、フレキシブル配線板70,72は、平行になるよう
にして、フレキシブル配線板70,72の接続端子部1
50側がほぼ180度折り返された状態にする。そして
フレキシブル配線板70,72の接続端子部152はそ
れぞれ第2ヒンジ部材62のカバー85のはめこみ部1
02の中を通して、ハウジング83の収容空間S2に収
容する。そして接続端子部152,152は、図4と図
6に示すようにハウジング83の溝83Aから外に突き
出す状態で、図5の接続端子部152,152の穴12
7に対してそれぞれカバー85の保持部100のボス9
7,99をはめ込む。その後カバー85の保持部100
をハウジング83の溝83Aにはめ込むようにして、カ
バー85とハウジング83をワンタッチで一体化して固
定する。
【0034】一方、フレキシブル配線板70,72のも
う一方の接続端子部150,150は、第1ヒンジ部材
60のカバー81の穴95の中を通り、ハウジング80
内の収容空間S1の中に収容する。そして接続端子部1
50,150を、ハウジング80の溝80Aから取り出
した状態にする。この状態で、接続端子部150,15
0の穴127には、それぞれ保持部90のボス91,9
3をそれぞれはめ込む。その後、保持部90を溝80A
にはめ込むようにして、カバー81とハウジング80を
ワンタッチで一体化して固定する。その後、第2ヒンジ
部材62のカバー85のはめこみ部102を、第1ヒン
ジ部材60のカバー81の穴95にはめ込むことで、2
つの爪104,104は、カバー81の内側にワンタッ
チで引っ掛かる。これによって、第1ヒンジ部材60は
第2ヒンジ部材62に対して中心軸CLを中心として回
転可能である。
う一方の接続端子部150,150は、第1ヒンジ部材
60のカバー81の穴95の中を通り、ハウジング80
内の収容空間S1の中に収容する。そして接続端子部1
50,150を、ハウジング80の溝80Aから取り出
した状態にする。この状態で、接続端子部150,15
0の穴127には、それぞれ保持部90のボス91,9
3をそれぞれはめ込む。その後、保持部90を溝80A
にはめ込むようにして、カバー81とハウジング80を
ワンタッチで一体化して固定する。その後、第2ヒンジ
部材62のカバー85のはめこみ部102を、第1ヒン
ジ部材60のカバー81の穴95にはめ込むことで、2
つの爪104,104は、カバー81の内側にワンタッ
チで引っ掛かる。これによって、第1ヒンジ部材60は
第2ヒンジ部材62に対して中心軸CLを中心として回
転可能である。
【0035】次に、図3あるいは図4の状態に一体化さ
れた第1ヒンジ部材60の接続端子部150と第2ヒン
ジ部材62の接続端子部152は、それぞれ基板30,
32のコネクタ200,210に対してそれぞれはめ込
んで電気的に接続される。この場合には、すでに述べた
ように図13(A)、(B)に示すように、コネクタ2
00あるいは210のロック爪240をT方向に回すだ
けで、簡単にコネクタ200あるいは210と、接続端
子部150あるいは152を電気的に接続することがで
きる。
れた第1ヒンジ部材60の接続端子部150と第2ヒン
ジ部材62の接続端子部152は、それぞれ基板30,
32のコネクタ200,210に対してそれぞれはめ込
んで電気的に接続される。この場合には、すでに述べた
ように図13(A)、(B)に示すように、コネクタ2
00あるいは210のロック爪240をT方向に回すだ
けで、簡単にコネクタ200あるいは210と、接続端
子部150あるいは152を電気的に接続することがで
きる。
【0036】このように組み立てた図1に示す第1ヒン
ジ部材60と第2ヒンジ部材62を有する携帯電話10
を使用者が使用する時に、第1筐体部分12に対して第
2筐体部分14をたとえばR方向に閉じたりあるいはそ
の逆方向に開いたりして、図3の開いた状態から図4に
示す閉じた状態を繰り返したとしても、図9に示すよう
にフレキシブル配線板70,72の中間配線部124に
はスリット130が1本または複数本形成されているの
で、この中間配線部124において屈曲部分が生じたと
してもこの屈曲部分にかかる力を分散してしまうので、
フレキシブル配線板内に収容されている導体が断線する
ような現象は全く生じない。このような構造を採用する
ことでフレキシブル配線板の可撓性をより向上すること
ができ、断線不良の発生を防止できる。
ジ部材60と第2ヒンジ部材62を有する携帯電話10
を使用者が使用する時に、第1筐体部分12に対して第
2筐体部分14をたとえばR方向に閉じたりあるいはそ
の逆方向に開いたりして、図3の開いた状態から図4に
示す閉じた状態を繰り返したとしても、図9に示すよう
にフレキシブル配線板70,72の中間配線部124に
はスリット130が1本または複数本形成されているの
で、この中間配線部124において屈曲部分が生じたと
してもこの屈曲部分にかかる力を分散してしまうので、
フレキシブル配線板内に収容されている導体が断線する
ような現象は全く生じない。このような構造を採用する
ことでフレキシブル配線板の可撓性をより向上すること
ができ、断線不良の発生を防止できる。
【0037】また、従来と異なり、複雑な構造のコネク
タをフレキシブル配線板の接続端子部に取り付ける必要
がないので、部品の点数を削減し、組立性を向上し、図
1に示すヒンジ機構部16の小型化およびコストダウン
を図ることができる。
タをフレキシブル配線板の接続端子部に取り付ける必要
がないので、部品の点数を削減し、組立性を向上し、図
1に示すヒンジ機構部16の小型化およびコストダウン
を図ることができる。
【0038】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、フレキシ
ブル配線板はコネクタに対していわゆるバックロック方
式で図13に示すように着脱可能に固定できるようにな
っている。しかしこれに限らず、他の方式を採用するこ
とも勿論可能である。また、電子機器の一例として携帯
電話を図示しているが、これに限らず他の種類の電子機
器、たとえば携帯情報端末あるいは、電子カメラ、電子
ビデオ、携帯音響機器、自動車用情報端末等において、
第1筐体部分と第2筐体部分が、ヒンジ機構部を中心と
して重ねて畳めるような構造のもの、たとえばノート型
のパーソナルコンピュータや、デジタルカメラ、デジタ
ルビデオ、ヘッドフォンステレオ、カーナビゲーショ
ン、カーオーディオ、半導体オーディオ、携帯メール端
末等にも本発明の電子機器に含まれるのである。
れるものではない。上述した実施の形態では、フレキシ
ブル配線板はコネクタに対していわゆるバックロック方
式で図13に示すように着脱可能に固定できるようにな
っている。しかしこれに限らず、他の方式を採用するこ
とも勿論可能である。また、電子機器の一例として携帯
電話を図示しているが、これに限らず他の種類の電子機
器、たとえば携帯情報端末あるいは、電子カメラ、電子
ビデオ、携帯音響機器、自動車用情報端末等において、
第1筐体部分と第2筐体部分が、ヒンジ機構部を中心と
して重ねて畳めるような構造のもの、たとえばノート型
のパーソナルコンピュータや、デジタルカメラ、デジタ
ルビデオ、ヘッドフォンステレオ、カーナビゲーショ
ン、カーオーディオ、半導体オーディオ、携帯メール端
末等にも本発明の電子機器に含まれるのである。
【0039】また、図5に示すように、第1ヒンジ部材
と第2ヒンジ部材は、爪104を用いて、ワンタッチで
回転可能に連結できるようになっているが、爪を用いず
に他の方式を採用することも勿論可能である。第1ヒン
ジ部材60のカバー81とハウジング80の固定は、圧
入によりワンタッチではめ込んで固定する方式以外に、
ねじで止めて固定するようにしても勿論構わない。第2
ヒンジ部材62のハウジング83とカバー85の固定に
関しても第1ヒンジ部材60と同様である。
と第2ヒンジ部材は、爪104を用いて、ワンタッチで
回転可能に連結できるようになっているが、爪を用いず
に他の方式を採用することも勿論可能である。第1ヒン
ジ部材60のカバー81とハウジング80の固定は、圧
入によりワンタッチではめ込んで固定する方式以外に、
ねじで止めて固定するようにしても勿論構わない。第2
ヒンジ部材62のハウジング83とカバー85の固定に
関しても第1ヒンジ部材60と同様である。
【0040】図15は本発明の別の実施の形態を示して
いる。この実施の形態の携帯電話10は、図1の携帯電
話10と異なるのは、第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ
部材62が、ヒンジ機構部16の中に収容されており、
外からは見えないようになっている。これにより外観上
見ばえがよくなる。図15のその他の構成要素は図1の
ものと同じである。図1と図15の実施の形態のいずれ
においても、第1筐体部分12が第2筐体部分14に対
してR方向に開きすぎるのを防止する部分をヒンジ機構
部16に設けるのが望ましい。
いる。この実施の形態の携帯電話10は、図1の携帯電
話10と異なるのは、第1ヒンジ部材60と第2ヒンジ
部材62が、ヒンジ機構部16の中に収容されており、
外からは見えないようになっている。これにより外観上
見ばえがよくなる。図15のその他の構成要素は図1の
ものと同じである。図1と図15の実施の形態のいずれ
においても、第1筐体部分12が第2筐体部分14に対
してR方向に開きすぎるのを防止する部分をヒンジ機構
部16に設けるのが望ましい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレキシブル配線板の断線不良の発生を防止し、小型化
およびコストダウンを図ることができる。
フレキシブル配線板の断線不良の発生を防止し、小型化
およびコストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の、電子機器の一例である携帯電話を示
しており、第1筐体部分と第2筐体部分が開いた状態を
示す図。
しており、第1筐体部分と第2筐体部分が開いた状態を
示す図。
【図2】図1の携帯電話の第1部分と第2部分が閉じた
状態を示す図。
状態を示す図。
【図3】第1筐体部分と第2筐体部分が開いた状態にお
いて、第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材が第1回路基板
と第2回路基板に電気的に接続されている状態の例を示
す図。
いて、第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材が第1回路基板
と第2回路基板に電気的に接続されている状態の例を示
す図。
【図4】第1筐体部分と第2筐体部分が閉じた状態にお
いて、第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材が第1回路基板
と第2回路基板側に接続されている例を示す図。
いて、第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材が第1回路基板
と第2回路基板側に接続されている例を示す図。
【図5】第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材およびフレキ
シブル配線板を示す分解斜視図。
シブル配線板を示す分解斜視図。
【図6】第1ヒンジ部材と第2ヒンジ部材および第2ヒ
ンジ部材内に一部が収容されたフレキシブル配線板を示
す分解斜視図。
ンジ部材内に一部が収容されたフレキシブル配線板を示
す分解斜視図。
【図7】フレキシブル配線板の一例を示す斜視図。
【図8】フレキシブル配線板の展開例を示す斜視図。
【図9】もう1つのフレキシブル配線板の展開例を示す
斜視図。
斜視図。
【図10】図8と図9のフレキシブル配線板のA−A、
B−BおよびC−Cにおける断面構造例を示す図。
B−BおよびC−Cにおける断面構造例を示す図。
【図11】フレキシブル配線板の接続端子部が第1ヒン
ジ部材と第2ヒンジ部材のそれぞれの保持部に固定され
た状態の例を示す図。
ジ部材と第2ヒンジ部材のそれぞれの保持部に固定され
た状態の例を示す図。
【図12】フレキシブル配線板の接続端子部が第1回路
基板と第2回路基板のそれぞれのコネクタに対して電気
的に接続されている状態の例を示す図。
基板と第2回路基板のそれぞれのコネクタに対して電気
的に接続されている状態の例を示す図。
【図13】フレキシブル配線板の接続端子部が第1回路
基板あるいは第2回路基板のコネクタに対して電気的に
接続される例を示す斜視図。
基板あるいは第2回路基板のコネクタに対して電気的に
接続される例を示す斜視図。
【図14】2枚のフレキシブル配線板と2枚の回路基板
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図15】本発明の別の実施の形態を示す斜視図。
【図16】従来の携帯電話の例を示す斜視図。
【図17】従来の携帯電話におけるヒンジ機構の例を示
す図。
す図。
【図18】図17のヒンジ機構に用いられているフレキ
シブル配線板の形状を示す図。
シブル配線板の形状を示す図。
10・・・携帯電話(電子機器)、12・・・第1筐体
部分、14・・・第2筐体部分、16・・・ヒンジ機構
部、28・・・液晶表示装置(表示部)、30・・・第
1回路基板、32・・・第2回路基板、60・・・第1
ヒンジ部材、62・・・第2ヒンジ部材、70,72・
・・フレキシブル配線板、90・・・第1ヒンジ部材の
保持部、100・・・第2ヒンジ部材の保持部、120
・・・フレキシブル配線板の第1配線部、122・・・
フレキシブル配線板の第2配線部、121,123・・
・フレキシブル配線板の補強部材、124・・・フレキ
シブル配線板の中間配線部、127・・・フレキシブル
配線板の穴、130・・・中間配線部のスリット、15
0,152・・・フレキシブル配線板の接続端子部、C
L・・・中心軸
部分、14・・・第2筐体部分、16・・・ヒンジ機構
部、28・・・液晶表示装置(表示部)、30・・・第
1回路基板、32・・・第2回路基板、60・・・第1
ヒンジ部材、62・・・第2ヒンジ部材、70,72・
・・フレキシブル配線板、90・・・第1ヒンジ部材の
保持部、100・・・第2ヒンジ部材の保持部、120
・・・フレキシブル配線板の第1配線部、122・・・
フレキシブル配線板の第2配線部、121,123・・
・フレキシブル配線板の補強部材、124・・・フレキ
シブル配線板の中間配線部、127・・・フレキシブル
配線板の穴、130・・・中間配線部のスリット、15
0,152・・・フレキシブル配線板の接続端子部、C
L・・・中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗方 憲二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高島 宏一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高盛 恵 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 内田 強士 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 逸見 幸伸 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB12 AB42 BB12 GA52 GB26 5K023 BB04 BB26 DD06 DD08 EE02 HH07 LL01 LL06 NN00 NN06
Claims (5)
- 【請求項1】 操作部を有する第1筐体部分と、ヒンジ
機構部を用いて連結されて情報の表示部を有する第2筐
体部分と、前記第2筐体部分と前記第1筐体部分を連結
して前記第2筐体部分と前記第1筐体部分を重ねて折り
畳むためのヒンジ機構部とを有する電子機器であり、 前記ヒンジ機構部は、 前記第1筐体部分側の第1回路基板と前記第2筐体部分
側の第2回路基板を電気的に接続するフレキシブル配線
板であって、前記第1回路基板に対して電気的に接続す
る第1配線部と、前記第2回路基板に対して電気的に接
続する第2配線部と、前記第1配線部と前記第2配線部
の間に位置して前記第1配線部と前記第2配線部を接続
している中間配線部を有する前記フレキシブル配線板
と、 前記フレキシブル配線板の前記第1配線部を収容して前
記第1筐体部分と一体に動く第1ヒンジ部材と、 前記フレキシブル配線板の前記第2配線部を収容して前
記第1ヒンジ部材に対して回転可能に連結され、前記第
2筐体部分と一体に動く第2ヒンジ部材と、を有し、 前記フレキシブル配線板の前記中間配線部は、前記第1
ヒンジ部材の内部と前記第2ヒンジ部材の内部に渡って
配置され、前記フレキシブル配線板の中間配線部には、
スリットが形成されていることを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部は、前記第1ヒンジ部材から前記第1回
路基板側に突き出しており、前記フレキシブル配線板の
前記第2配線部の接続端子部は、前記第2ヒンジ部材か
ら前記第2回路基板側に突き出している請求項1に記載
の電子機器。 - 【請求項3】 前記第1配線部の接続端子部は、前記第
1筐体部分の前記第1回路基板側のコネクタに対して着
脱自在に電気的に接続され、前記第2配線部の接続端子
部は、前記第2筐体部分の前記第2回路基板側のコネク
タに対して着脱自在に電気的に接続される請求項2に記
載の電子機器。 - 【請求項4】 前記フレキシブル配線板の前記第1配線
部の接続端子部には、補強部材が配置され、前記フレキ
シブル配線板の前記第2配線部の接続端子部には、別の
補強部材が配置されており、 前記第1ヒンジ部材は前記第1配線部の接続端子部を固
定する保持部を有し、前記第2ヒンジ部材は前記第2配
線部の接続端子部を固定する保持部を有する請求項3に
記載の電子機器。 - 【請求項5】 前記情報の表示部として液晶表示装置を
有する携帯電話である請求項1に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000356208A JP2002158458A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000356208A JP2002158458A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002158458A true JP2002158458A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18828495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000356208A Withdrawn JP2002158458A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002158458A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005117604A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Chi Mei Communication Systems Inc | 携帯電話 |
| KR100498328B1 (ko) * | 2002-08-01 | 2005-07-01 | 엘지전자 주식회사 | 폴더형 휴대 단말기의 에프피시비 회동 컨넥터 구조 |
| JP2008182522A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 折畳み式電子機器 |
| CN100433948C (zh) * | 2003-07-24 | 2008-11-12 | 日本电气株式会社 | 柔性衬底和电子设备 |
| US12287669B2 (en) | 2020-02-10 | 2025-04-29 | Samsung Electronics Co., Ltd | Foldable electronic device |
-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000356208A patent/JP2002158458A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100498328B1 (ko) * | 2002-08-01 | 2005-07-01 | 엘지전자 주식회사 | 폴더형 휴대 단말기의 에프피시비 회동 컨넥터 구조 |
| CN100433948C (zh) * | 2003-07-24 | 2008-11-12 | 日本电气株式会社 | 柔性衬底和电子设备 |
| US7531752B2 (en) | 2003-07-24 | 2009-05-12 | Nec Corporation | Flexible substrate and electronic device |
| JP2005117604A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Chi Mei Communication Systems Inc | 携帯電話 |
| JP2008182522A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 折畳み式電子機器 |
| US12287669B2 (en) | 2020-02-10 | 2025-04-29 | Samsung Electronics Co., Ltd | Foldable electronic device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |