JP3713329B2 - 超音波ドプラ診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、肥大型心筋症などの左室拡張障害などを有効に診断できる超音波ドプラ診断技術に係り、とくに、心筋(心臓壁)や血管壁の運動情報をドプラ法を用いて検出し、その演算結果をカラー表示する組織ドプライメージング(TDI)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、心臓や血管の機能を定量的に評価することは、心臓病の診断にとって必須となっており、各種の診断方法が試みられている。
【0003】
この内、超音波による診断においては、例えば心臓左室のリアルタイムのBモード断層像を観察することで行われることが多かった(左室は心臓の機能評価の中心になるからである)。この観察によれば、虚血性心疾患、左室拡張障害など、病状がかなり進んだ重度の場合には、ある程度の診断が可能ではある。
【0004】
近年、より高度な、専門化された診断法もいくつか提案されている。例えば、虚血性心疾患の診断専門の左室壁運動解析法がある。この解析法は、左室の収縮期と拡張期における心筋の厚みの変化を測定して、厚みの変化が少ない部位を「収縮能が低下した部位」、即ち「虚血部位」であると診断するものである。この解析のアルゴリズムには種々の方式が考えられており、そのいずれにおいても、Bモード断層像を用いて収縮末期及び拡張末期における左室心内膜又は心外膜のトレースを行い、そのトレース情報を用いて測定している。
【0005】
また、心筋梗塞を診断する方法として、ストレスエコー法も知られている。この診断方法は、運動、薬物、電気刺激などにより心臓に負荷を与え、この負荷の前後における心臓の超音波断層像(Bモード像)を夫々録画しておく。そして、負荷をかける前と後の画像を一つのモニタに並列に表示し、心臓の収縮期と拡張期における心筋の厚みの変化(心筋は通常、収縮期に厚くなる)を比較し、梗塞部位を特定するものである。
【0006】
しかしながら、上述した各種の診断方法には、以下のような種々の不都合があった。
【0007】
まず、Bモード断層像を目視・観察する診断の場合、モニタ画面は単にリアルタイム像を表示しているだけであるから、器官の機能低下の判定や異常組織の識別が難しく、虚血性心疾患における局所的な収縮能低下部位、左室拡張障害などの詳細な情報を得ることは、相当に熟練を積んだ医師であっても実際上、難しかった。また、左室壁運動解析法は虚血性心疾患に専門の診断法であり、汎用性に乏しい。
【0008】
このような状況の中で、比較的有利な第1の手法として、組織ドプライメージング(TDI)装置を用いることがある。この装置によれば、心筋などの組織の動きが反映されたエコー信号からドプラ信号が抽出され、そのドプラ信号を周波数解析として得られる運動速度情報がカラー断層像として表示される。このカラー断層像は順次フレーム毎に更新して表示されるか、又は、フリーズ像として表示される。
【0009】
さらに、第2の手法として、近年、組織の輪郭トレースと色付け処理とを組み合せて画像化する超音波診断装置が知られている。これは、例えば心筋の場合、収縮期におけるBモード断層像(白黒)の各フレームにおいて心内膜の輪郭をトレースして輪郭線間の領域に異なる色付けを行って表示するものである。これにより心内膜面が収縮と共にリアルタイムに動いて見える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した第1および第2の方法によっても依然として以下のような不都合がある。
【0011】
つまり、第1の手法に係る組織ドプライメージング装置は、ある瞬間の時間における組織ドプラ像しか表示しないので、運動の経時的な変化を観察するには適していない。組織ドプラ像により心臓や血管の機能を評価する場合、Bモード像を目視・観察する方法に比べて、速度情報を直接観察できる点で有利ではあるが、器官の機能低下の判定や異常部位の識別には操作上の手間が多大となり、また判定や識別には依然として熟練を要し、困難が伴っている。
【0012】
また第2の手法に係るBモード像上の輪郭トレースと色付け処理とを組み合せた装置の場合、次のような不都合がある。
【0013】
第1に、画像化の元になる画像情報がBモードの形態的情報であり、心筋各部位の運動情報に乏しい。例えば各フレーム間の心内膜間は一律に同一色でペイントされ、運動の時間的変化のその形態を表わしているだけである。これによる診断は結局のところ、前述した左室壁解析法と同類を成すもので、心筋梗塞などの異常を内膜面の形態変化から読み取ることである。病状が相当に進んでかなり重度にならなければ明瞭な形態変化は普通表れないから、かかる診断法は病状の初期段階の早期発見には適していない。
【0014】
第2に、内膜トレースの精度の問題がある。上述のように、異常部位の発見を内膜の形態変化のみに依存している場合、内膜トレースの精度が問題となる。精度が低下すれば、誤診や異常部位の見落しにつながることも考えられ、装置の信頼性も低下する。
【0015】
本発明は、以上のような従来技術の不都合に鑑みてなされたもので、被検体内組織の運動動態を定量的に且つ容易に評価できる超音波ドプラ診断装置およびその取扱い方法を提供することを主目的とする。
【0016】
本発明の他の目的は、ドプラ法により解析した被検体内組織の運動情報それ自体に基づいて組織の運動動態を定量的に且つ容易に評価できるようにする超音波診断装置およびその取扱い方法を提供するにある。
【0017】
本発明の別の目的は、被検体内組織の運動の時間的変化を容易に観測できるようにした超音波診断装置およびその取扱い方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る超音波ドプラ診断装置は、超音波信号を被検体の断面に沿ってスキャンし、この被検体からの反射超音波信号に応じた電気量のエコー信号を得る送受信手段と、前記エコー信号から前記被検体内の運動する組織に因るドプラ信号を抽出する抽出手段と、前記ドプラ信号を周波数解析して前記被検体内組織の運動に関する前記被検体内組織の断面上の二次元画像データをフレーム毎に演算する演算手段とを備えた超音波ドプラ診断装置において、前記演算手段により経時的に演算される前記二次元画像データの内の新旧の複数フレームの二次元画像データを重畳する重畳手段と、この重畳手段により重畳された二次元画像データを前記被検体内組織の運動状態に応じたカラー処理に付して表示する表示手段とを備える。
【0019】
好適には、前記被検体内組織の運動に依存した基準信号を収集する信号収集手段を備える一方、前記重畳手段は、前記基準信号に同期した重畳処理を実行させる指令手段を備える。例えば、前記被検体内組織は被検体の心筋であり、前記基準信号はその心筋の心電図波形の一部を形成する波形ピーク信号である。また例えば、前記指令手段は、前記被検体の心筋の収縮運動又は拡張運動の少なくとも一方の運動を前記波形ピーク信号に同期した一定時間毎に重畳処理を実行させる手段である。
【0020】
好適には、前記重畳手段は、前記複数フレームの二次元画像データの新旧の任意の一方を他方よりも優先して重畳処理可能なデータ重畳処理手段を備える。このデータ重畳処理手段は、好適な一態様として、前記新旧の2つの二次元画像データに別々に変更可能な重み付け係数を画素毎に乗じて重み付けを行う重み付け回路を有する。前記2つの重み付け係数は例えば、1と0又は0と1である。
【0021】
さらに別の態様として、前記重畳手段は、前記被検体内組織の断面形状および運動方向の特徴に基づいて前記重畳処理に対する複数の重畳モードを予め記憶している記憶手段と、前記複数の重畳モードの中から所望のモードを選択する選択手段とを備えることができる。前記記憶手段に予め記憶された複数の重畳モードは、例えば、前記複数フレームの二次元画像データの内の新旧いずれのフレームを優先させるかに拠り分類された重畳モードである。例えば、前記被検体内組織は被検体の心筋であり、前記記憶手段に予め記憶された複数の重畳モードは前記被検体の心筋の収縮期の内膜優先の第1の重畳モード、収縮期の外膜優先の第2の重畳モード、拡張期の外膜優先の第3の重畳モード、拡張期の内膜優先の第4の重畳モードである。この場合、前記記憶手段は、前記第1〜第4の重畳モードを前記心筋の収縮期から拡張期に至る1心周期に亘って組み合された複数の組合せパターンとして記憶している手段であることが望ましい。
【0022】
さらに、別の態様として、前記重畳手段は前記新旧の複数フレームの時相情報を画素毎に取り込んで重畳処理を行う手段であり、前記表示手段により表示される画像上にROIを移動可能に設定するROI設定手段と、前記ROIを前記画像上で移動させたときにROI位置の画素を提供している画像フレームの時相情報を求める時相情報演算手段とを備えることができる。例えば、前記時相情報は前記重畳手段により重畳される前記新旧の複数フレームの二次元画像データのフレームの経時的順番を表わす番号であり、前記表示手段はその番号を前記重畳された二次元画像データと共に表示する手段である。
【0023】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1〜図6に基づき説明する。この実施の形態に係る超音波ドプラ診断装置は、組織としての心筋や血管壁のTDI(組織ドプライメージング:Tissue Doppler Imaging)による画像を得る装置である。
【0024】
図1には、超音波ドプラ診断装置のブロック構成を示す。図に示すように、この超音波診断装置は、被検者との間で超音波信号の送受信を担う超音波プローブ11と、この超音波プローブ11を駆動し且つ超音波プローブ11の受信信号を処理する装置本体12と、この装置本体12に接続され且つ心電情報を検出するECG(心電計)13とを備える。
【0025】
この内、超音波プローブ11はフェーズド・アレイ形に形成されている。装置本体12は、この超音波プローブ11に接続された送受信部21を備え、この出力側の一系路として、位相検波器22,A/D変換器23,MTIフィルタ24,運動速度解析部25,DSC( Digital Scan Converter )26,カラー処理器27,画像合成器28,D/A変換器29,及びカラーモニタ30が順次接続されている。DSC26には本発明の主要素の一つを成す重畳制御器31が並設されている。また送受信部21のもう一系路の出力は別のDSC32を介して前記画像合成器28に至る。
【0026】
送受信部21は、与えられるレートパルスの周期で超音波プローブ11を駆動するとともに超音波プローブ11からのエコー信号を整相加算する送受信回路21a、この送受信回路21aにラスタアドレスなどの必要情報を与えるRPG(レートパルスジェネレータ)21b、及びBモード用画像信号を生成する包絡線検波器21cとを備える。
【0027】
プローブ11は送受信回路21aのパルサ回路の駆動により励振され、被検体に向けて超音波パルス信号が送信される。この超音波パルス信号は、例えば心臓を含む各組織で反射され、再びプローブ11に戻ってくる。プローブ11のトランスデューサは反射超音波信号を再び電圧信号(エコー信号)に変換し、そのエコー信号を送受信回路21aに出力する。
【0028】
送受信回路21aの信号処理回路は、入力したエコー信号に遅延をかけて整相加算し、スキャン方向に超音波ビームを絞った等価なエコービーム信号を生成する。この整相加算されたエコービーム信号は、包絡線検波される。
【0029】
送受信回路21aの出力側は前記位相検波器22,A/D変換器23,MTIフィルタ24に順次接続されている。位相検波器22はミキサとローパスフィルタを備える。心筋のような運動をしている組織や血流で反射したエコー信号は、ドプラ効果によって、その周波数にドプラ偏移(ドプラ偏移周波数)を受けている。位相検波器20は送受信回路21aから出力されるエコー信号をドプラ偏移周波数について位相検波を行い、検波した低周波数のドプラ信号のみをMTIフィルタ( Moving Target Indication Filter )24に出力する。
【0030】
MTIフィルタ24は、運動速度の大きさが「心筋<弁<血流」の関係にあることを利用して、位相検波されたドプラ信号から組織運動以外の血流などの不要なドプラ成分を除去し、超音波ビーム方向の組織のドプラ信号を効率よく検出する。つまり、MTIフィルタ24は一種のローパスフィルタとして機能する。
【0031】
周波数解析部25は、自己相関法などに拠り断層面の各サンプル点のドプラ周波数解析を行う周波数解析器25aを有するとともに、その解析結果に基づいて、各サンプル点の平均ドプラ周波数(平均速度)を演算する速度演算器25b,分散値(スペクトラムの乱れ度)を演算する分散演算器25c、及び強さ(パワー)を演算するパワー演算器25dを備える。
【0032】
速度、分散、パワーの演算器25b〜25dはそれらの演算結果を後段のDSC26に出力可能になっている。
【0033】
DSC26は、画像データの超音波走査方式から標準TV方式へのフォーマット変換処理は勿論のこと、本発明に係る複数フレームの画像の重畳処理の中心を成す回路である。また分散およびパワーの情報は、主に、平均速度の情報に対するノイズキャンセラとして使用されるもので、DSC26はその演算機能も備えている。DSC26は具体的には後述するように図2に示すように構成されている。
【0034】
このDSC26には重畳制御器31が並設されており、両者が共働して上述のフォーマット変換および重畳処理などを行う。その詳細は後述する。
【0035】
DSC26で処理された画像データはカラー処理器27に送られる。カラー処理器27はその画像データに、例えば運動方向(プローブに近付く又は離れる方向)毎に異なる色相のRGBカラーリング処理(速度の大きさに輝度値に変調)を施して、TDI画像データとして画像合成器28に送る。一方、送受信部21の包絡線検波器21cからはBモードの画像信号が出力されている。この画像信号はBモード用のDSC32によりフォーマット変換され、デジタル量のBモード画像データとして同様に画像合成器28に供給されている。
【0036】
画像合成器28は例えばマルチプレクサを有して構成され、画素毎に、TDI画像データまたはBモード画像データの何れかを択一的に選択することにより、両データを1フレームの画像に合成する。TDI画像データ(カラーデータ)が存在する画素はそのカラーデータが優先的に選択され、カラーデータが存在しない画素についてはBモードデータが選択される。これにより、白黒のBモード像にカラーのTDI像が重畳されたフレーム画像データが形成され、この画像データがD/A変換器29を介してカラーモニタ30に送られる。この結果、Bモード像を背景としてTDI像がほぼリアルタイムに表示される。
【0037】
次にECG系を説明する、この超音波診断装置には、ECG( Electro Cardio Gram )系としてECGアンプ41を備え、このECGアンプ41にECG13が検出した心電図信号が供給される。ECGアンプ41の出力側はECGデータ発生器42を介して画像合成器28に至るとともに、トリガ信号発生器43およびタイミング信号発生器44をこの順に介して前記RPG21bに至る。
【0038】
トリガ信号発生器43の出力側は重畳制御器31にも至る。ECGデータ発生器42は心電図信号を表わす波形データを発生し、これを画像合成器28を介してカラーモニタ30に送り、画像に重畳表示させる。
【0039】
トリガ信号発生器43は心電図信号の中の例えばR波に応答してトリガ信号を発生する。このトリガ信号に同期した微小時間間隔のタイミング信号がタイミング信号発生器44から出力される。このタイミング信号は、データ収集タイミングを決する信号であり、RPG21bに送られる。
【0040】
この超音波診断装置にはさらに操作系の要素として、術者やオペレータがスキャン条件、患者情報、ROI情報などの必要な情報をマニュアルで入力できる操作器51を備える。この操作器51からの操作情報はCPU52に渡され、CPU52がその情報を処理して、遅延時間情報、ROI情報などを作る。これらの情報はそれぞれの必要な回路に送られて所望スキャンが可能になるとともに、特にROI情報はROIデータ発生器53に送られる。これにより、ROIデータ発生器53からROIに関するグラフィックデータ、キャラクタデータなどのデータが画像合成器28に出力され、同じく画像上に表示される。
【0041】
続いて、DSC26を図2を参照して説明する。DSC26は、その入力側に置かれたフォーマット変換および各種演算のためのメモリ60と、前記重畳処理を行う画像重畳部61とが備えられている。メモリ60の書込みには前記各演算器25b〜25dの出力データが供給される。
【0042】
画像重畳部61は、その入力側に2入力の乗算器64を配し、この乗算器64の出力端を2入力の加算器65の一方の入力端に接続している。乗算器64の一方の入力端は前記メモリ60の読出し側に接続され、もう一方の入力端は重み付け回路66に接続されている。重み付け回路66は変更可能な係数Knに対応した信号を出力する。
【0043】
加算器65の出力側は、図1に示す前記カラー処理器27に至るとともに、別の二次元メモリ67の書込み側に至る。このメモリ67は画素毎に重畳した断層面の画像データを一時記憶するために置かれている。メモリ67の読出し側回路は、別の2入力の乗算器68の一方の入力端に接続されている。乗算器68のもう一方の入力端には別の重み付け回路69が接続されている。この重み付け回路69は変更可能な係数Kmに応じた電気量の信号を出力する。乗算器68の出力端は前記加算器65のもう一方の入力端に接続され、これにより画像データをフレーム同士で重畳させるための閉ループが形成されている。
【0044】
このDSC26にはまた、前述した画像データの重畳処理をコントロールする重畳制御器31が並設されている。この重畳制御器31は、例えばCPUを搭載して構成されるとともに、後述するECG系から心拍に関するトリガ信号を受けており、これに同期した制御が可能になっている。重畳制御器31はDSC入力側に配したメモリ60に対する画像データの書込み/読出しを制御するとともに、画像重畳部61の重み付け回路66,69の画素毎の係数出力および一時記憶用のメモリ67に対する画像データの書込み/読出しを制御するようになっている。
【0045】
メモリ60にはまた、前述したノイズキャンセリングなどの演算を行う演算回路70が併設されている。
【0046】
とくに、メモリ60への画像データの書込み/読出しにより画像データのフォーマット変換が行なわれる。フォーマット変換された画像データは、その画素毎に、乗算器64で係数Knが掛けられ、加算器65で過去の重畳(又は単独)画像データに加算(重畳)される。この加算(重畳)データは後段の表示系に出力される一方で、メモリ67に一時記憶される。このメモリ67の記憶データは重畳制御器31からの読出し信号に同期して画素毎に読み出された後、乗算器69で別の係数Kmが掛けられる。この乗算データは画素毎に前記加算器65に送られ、新たな画像データの加算(重畳)に供せられる。
【0047】
以上の重畳動作は、次のように要約することができる。画像重畳部61で既に記憶(重畳)している1フレーム前の画像または1フレーム前までの重畳画像を旧画像Mとし、これから重畳する現フレームの画像を新画像Nとすると、画像重畳部61全体としては、
【数1】
Km ・M+Kn ・N ……(1)
但し、Km,Kn:重み付け係数(0≦Km ,Kn ≦1,Km +Kn =1)として表わされる画素データの重畳が画素毎に実行される。
【0048】
この結果、図2に模式的に示す如く、新画像NはフレームCの画像であり、旧画像Mは過去の2フレームA,Bが重畳された1フレームの画像であるとすると、新規に重畳された画像M+Nは現フレームCまでの3フレームA,B,Cが1フレームに重畳された画像である。
【0049】
さらに、この画像重畳部61の別の特徴を説明する。それは2つの重み付け係数Km,Kn間に相対的な大小関係(ただし、Km+Kn=1)を設定することで、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対して新,旧画像の何れか一方を優先(強調)できることである。具体的には、
(1)旧画像Mに存在する画素を新画像Nよりも優先する場合;Km>Knの関係に設定する。
(2)新画像Nに存在する画素を旧画像Mよりも優先する場合;Km<Knの関係に設定する。
【0050】
これにより、例えばKm,Kn≠0,1(又は1,0)の場合、新旧画像M,Nに共に存在する画素が適宜な割合で重畳される。係数K m ,K n は診断目的に応じて切り替えるようにすればよい。
【0051】
なお、新旧画像M,Nの何れかのみに存在する画素は、K m ,K n =0,1(又は1,0)に設定することで、そのまま表示される(優先される)。つまり、Km=1,Kn=0に設定することで、旧画像Mのみに存在する画素がそのまま表示される。反対に、Km=0,Kn=1に設定することで、新画像Nのみに存在する画素がそのまま表示される。
【0052】
この重畳処理は周期的な運動を行っている心筋の表示に特に有用である。すなわち、係数Km,Knの大小関係を制御して心臓収縮期と心臓拡張期の互いに反対の方向の心筋運動を視覚的に容易に把握できるようになるからである。
【0053】
これを図3(a)〜(d)の模式図を用いて説明する。心臓収縮期の内膜の診断を所望する場合、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対してKm>Knに設定し、図3(a)に示すように旧画像優先の重畳状態を創出すればよい(図3(a)はKm=1,Kn=0の場合を示す)。また心臓収縮期の外膜の運動状態を診断する場合、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対して反対にKm<Knに設定する。これにより、図3(b)に示す如く新画像優先の重畳画像となり、最新の外膜が明瞭となる(図3(b)はKm=0,Kn=1のとき)。
【0054】
心臓拡張期の場合、内膜を診断するには新旧の画素A,Bに共に存する画素に対してKm<Knとし、図3(d)に示す如く新画像優先とすることが最適である(図3(d)はKm=0,Kn=1)。
【0055】
一方、外膜を診断する場合、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対してKm>Knに設定し、図3(c)に示す如く旧画像優先とすればよい(図3(c)はKm=1,Kn=0)。係数Km,Knのこのような重み付け(すなわち新旧画像の優先順位)により、心筋が動いたときにその膜の部分を時系列的に連続して表示できる。
【0056】
重み付け係数Km,Knの設定・切替は重畳制御器31が担う。この制御の一例を図5に基づいて後述する。係数Km,Knの値は必ずしも0または1に限定されるものではなく、0〜1の間であれば、小数値をとってもよい。
【0057】
次に、本超音波診断装置の画像重畳機能に係る動作の一例を図3〜図6を参照して説明する。この画像重畳機能は、特に、心臓のように周期的に運動する組織を有する器官に臨床価値が大であるので、心臓を対象部位とする場合について以下に説明する。
【0058】
前述した図3に示す如く、心臓の場合には収縮期か拡張期か、および、内膜優先か外膜優先かにより、合計4つの重畳モードに分類される。つまり、
図3(a);重畳モードI;収縮期/内膜(旧画像)優先、
図3(b);重畳モードII;収縮期/外膜(新画像)優先、
図3(c);重畳モードIII;拡張期/外膜(旧画像)優先、
図3(d);重畳モードIV;拡張期/内膜(新画像)優先
の4種である。
【0059】
そこで、収縮期から拡張期までを連続的にスキャン・表示するときの、それらのモードI〜IVの組合せ方は図4に示すように4パターンA〜Dになる。すなわち、
組合せパターンA;重畳モードI+IV,
組合せパターンB;重畳モードII+III,
組合せパターンC;重畳モードI+III,
組合せパターンD;重畳モードII+IV
である。いずれのパターンで重畳させるかは診断目的などに応じてオペレータ(術者)から操作器51を介して指令される。当然に、それらの組合せパターンの種類を交互に切り替えてスキャン・表示させてもよい。この組合せパターンに依らずに、収縮期または拡張期だけを重畳モードI〜IVの選択によって指令してもよい。
【0060】
いま、組合せパターンA〜Dのいずれかに基づいて拡張から収縮までを連続的にスキャン・表示するものとする。
【0061】
CPU52は操作器51からのオペレータの操作情報に基づいてスキャン条件、表示条件などを判断する。この判断結果に基づいてCPU52からRPG21b、送受信回路21aにスキャン制御に必要な指令が与えられ、例えば電子セクタスキャン方式で超音波スキャンが開始される。CPU52からはまた、重畳制御器31に対して組合せパターンA〜Dの中の何れかのパターンが、前記係数Km,Knの値と共に指令される。いま、内膜を中心に画像化するため、組合せパターンA(重畳モードI+IV)が指令されているとする。また、周波数解析部25には速度演算が指令されているとする。
【0062】
重畳制御器31は、トリガ信号発生器43が出力するR波に呼応したトリガ信号を監視しつつ、心筋が収縮を開始したか否かを判断する(図5、ステップ101)。この判断でNOの場合は、収縮開始を認識できるまで待機する一方、YESの場合は前心拍の画像(前画面)をクリアする(ステップ102)。この画面初期化はメモリ60,67の画素値を強制的に零に置換することで行う。
【0063】
次いで、前記重畳モードIを実現するため、重み付け係数Km=1,Kn=0を重み付け回路46,49に指令する(ステップ103)。
【0064】
次いで、ステップ104に移り、収縮開始の時刻t10からΔt(例えば50msec)時間経過したか否かを判断する。Δt時間が経過すると(YES)、重畳制御器31はDSC26のメモリ60,67に画像データの書込み/読出しを指令する(ステップ105)。
【0065】
これにより、前述した如く、それまでのフレーム画像と現在のフレームとの画素値の重畳が順次行われる。いまの場合、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対して重み付け係数Km=1,Kn=0に設定されているから図3(a)の旧画像優先、すなわち内膜優先の状態である。収縮開始後の最初の1枚目スキャンの場合、図6のt=t11に示す如く、その1枚目のTDI像HMのみが表示される。
【0066】
次のステップ106では、トリガ信号発生器43からのトリガ信号が収縮末期の時相を表わしているか否かが判断される。なお、この判断はR波のトリガ信号入力後の時間計測値に基づいて行ってもよい。NOの場合、ステップ104,105の処理が繰り返される。このため、収縮期に割り当てたΔt時間を適宜に設定することにより、2枚目以降のTDI画像がこの収縮期の過去のTDI像に重畳して、図6のt=t12〜t=t1mに示す如く、表示される。これにより、1枚目の心筋の全体像に加えて、その内膜が次々と加わったTDI像がカラーで得られる。つまり、収縮期における収縮運動の内膜の経時的変化の様子がカラーで視覚化される。
【0067】
重畳制御器31は、その後、ステップ106にて収縮末期である(YES)と判断すると、今度は拡張期に入るから、現在の表示画像を一定時間Δtだけホールドした後、クリアする(ステップ107)。次いで、重み付け係数をそれまでの大小関係とは反対に、新旧の画素A,Bに共に存する画素に対してKm=0,Kn=1に切り替えるよう重み付け回路69,66に指令が出される(ステップ108)。
【0068】
次いで、拡張開始(収縮末期)からΔt時間が経過したか否かが判断され(ステップ109)、YESの場合には前述と同様の画像データの重畳処理が収縮開始までΔ時間毎に実行される(ステップ110,111)。この拡張期には重み付け係数Km,Knの変更により新画像(内膜)優先で表示される。
【0069】
拡張期の最初の表示では図6のt=t21に示すように、拡張開始時の心筋HMのTDI単独像である。その後、同図t=t22〜t=t2nに示すように、次々と新画像が経時的に加わって(重畳)カラー表示され、内膜の拡張運動の様子がカラーで視覚化される。
【0070】
以上のように組合せパターンAの表示を採用することで、図6に示すように、心筋の収縮開始から拡張末期まで内膜の運動(位置変化)を優先させた経時的なTDI重畳像をカラーで視覚化できる。したがって、内膜の円周方向の一部に心筋梗塞などの部位が在ると、その部分の運動速度は小さい又は殆ど零であるため、例えば内膜の運動変化を表わす一部の輝度(例えば図6のt=t1mにおけるDS部分を参照のこと)が暗い状態又はのっぺりした状態で表示される。このため、術者は重畳されたTDI像を一見するだけで異常部位の存在を認識することができ、診断上、非常に有効なツールとなる。
【0071】
同様に、外膜を診断したい場合は、図4に示す組合せパターンBを指令すればよいし、外膜/内膜を見たい場合、同図の組合せパターンC又はDを指令してもよい。内膜または外膜の縁からどの位の幅を重畳させない部分として残すかは、重畳処理を指令する周期Δtの値によって決められる。
【0072】
このように本実施形態によれば、同一画面上で心筋などの運動の時間的変化を表示できるから、従来の組織ドプライメージング装置のリアルタイム画像に比べて、過去から現在までの運動の様子がより明確に表わされる。これにより、器官の機能低下や異常部位の識別の容易化が図られる。
【0073】
また、従来法の別の一つである、Bモード上の輪郭トレースと色付け処理とを組み合わせた表示法に比べても、非常に優位である。すなわち、内膜面または外膜面の相互間の領域は速度情報自体を表示しているので、その色相や輝度が内膜または外膜の部位の運動状態の把握を容易にしている。例えば、赤い色相の一部分に青い色相の部分が混ざっている場合、その部分だけが反対方向に動いており、心筋に異常があることを認識できる。また全体に高い輝度であるのに、その一部が低輝度の場合も、その一部の心筋運動能力が低下していることを認識できる。このように運動する内膜または外膜の形態(運動情報としての形態)の情報に加えて、運動速度のプローブに対する方向やその大小自体を画像から認識できることは画像診断上、従来には無い利点である。また、心筋などの輪郭トレースを使用していないから、トレースの精度とは無縁であり、比較的簡単かつ容易に組織運動の時間的変化を同一画面上で表示できる。
【0074】
なお、上述した図5および図6に示した収縮期から拡張期までの重畳処理は一例であり、画像のクリアやホールド処理の仕方などについては各種の処理法が想定される。
【0075】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る超音波診断装置を図7〜図9に基づいて説明する。
【0076】
この実施形態は、前述したTDIカラー像の重畳表示状態における重畳前(元)のフレーム像の認識に関する。心筋の場合、収縮期または拡張期における内膜または外膜の同一部位はプローブに対してほぼ同一方向が動くので、その部位の色相は心筋像の内側から外側にかけてほとんど同一の色相(例えば赤または青)を呈する。このため、重畳されたTDI心筋像上のある画素位置は、元の何番目のフレーム像が寄与しているのかが分り難いことがある。本実施形態によれば、かかる事態を回避でき、重畳表示像の特定の位置の画素が元のフレーム像の何番目のものか、すなわち収縮期又は拡張期における心時相が容易に分る。
【0077】
上記目的を達成するため、この超音波診断装置は図7に示す構成を採る。この装置は、第1実施形態と同一又は同等の構成を有するものであるが、主として重畳制御器31およびDSC26による画像データの取扱い方並びにCPU52が図8に示す処理を合せて実行することが第1実施形態とは異なる。
【0078】
重畳制御器31は、収縮期または拡張期における重畳処理前のフレーム画像枚数(No.)を認識できる。例えば所定時間Δtの到来回数をカウントすることにより可能である。そこで、フォーマット変換用のメモリ60に読み込んだ画像データに、画素毎に、フレーム画像No.のデータを与えて記憶させる。すなわち、1枚目のフレーム画像であれば、その全部の画素に画素値(速度情報)とフレームNo.データ=1が与えられる。このため、優先度の高い方のフレームの画像データ(画素値+フレームNo.データ)がそのまま上書きされて出力側のメモリ67に記憶される。メモリ60および67は画素値およびフレームNo.データの両方を1フレーム分記憶できるメモリ容量を有する。なお、重み付け回路66,69および加算器65はフレームNo.データの演算には関与しないようになっている。また、カラー処理器27は重畳された1フレームのTDI像の内、画素値のみにカラーリングを行うようになっている。
【0079】
重畳制御器31は、また、CPU52からの指令に応答して画像重畳部61のメモリ67に記憶されている画像データを読み出し、前記フレームNo.データを画素毎に判読できるようになっている。
【0080】
CPU52は図8の処理を行う。すなわち、操作器51からの術者の操作信号に基づいてROI指定か否かを判断する(ステップ121)。この判断がYESになるときは、画面初期位置へのROI表示をROIデータ発生器53を介して指令する(ステップ122)。ROIとして、ここでは図9に示すように、「X」形状のものが使われるとする。
【0081】
次いで、ROIの画素位置が存在する元の画像フレームNo.を決定するように重畳制御器31に指令する(ステッフ123)。これにより、重畳制御器31はメモリ67の画像データを読み出して、ROI位置に相当する画素が有しているフレームNo.を調べ、CPU52に送り返す。そこで、CPU52は決定した画像フレームNo.をROIデータ発生器53を介して表示させる(ステップ124)。
【0082】
さらにCPU52はステップ125〜127の処理を行う。つまり、操作情報に基づいてROIの移動を判断し(ステップ125,126)、ROIの移動位置を判定する(ステップ127)。この求められた新しいROI位置に対して再びステップ123,124の処理が施される。このステップ123〜127の繰返しにより、ROI位置の判定、画像フレームNo.の表示が所定の微小時間毎に実施されることになる。
【0083】
いま、例えば図9の収縮末期(内膜優先)のフリーズ重畳像においてROIが指定されたとする。そのROI位置が図9のように心筋重畳像の最外側の場合、対応する画素が有している画像フレームNo.=1であるから、モニタ画面上の所定位置に数字で「1」枚目が表示される。
【0084】
この状態から例えばROIを矢印E方向に動かしていったとする。この場合、ROIの位置は最外側のリング状心筋領域から出ないので、「1」枚目の表示は変らない。しかし、ROIを矢印F方向に動かしていった場合、ROIは内側のリング状の新画像を次々と横切って進むので、リング状領域が変わる毎に、「1」枚目、「2」枚目、「3」枚目、…と表示が変わっていく。
【0085】
これにより、術者はROIを動かしながら元の画像のフレームNo.、すなわち収縮期または拡張期における心時相(時間)を認識できる。具体的には、収縮期および拡張期における重畳処理枚数は所定時間Δtの設定により概略決まる。したがって、その枚数表示を見ることによって、現在のROI位置が各周期のどの辺に対応しているのかを容易に推定でき、診断に活かすことができる。なお、ROIが心筋領域から外れて背景像上に位置した場合、枚数を表わす数字は表示されないか、特定のメッセージが表示される。
【0086】
したがって、このようなROIのドラッグ機能を併せて搭載することにより、重畳されたTDI像が同一の色相を帯びている場合でも、運動の経過タイミングを容易に推定・把握することができ、診断機能の豊富化を達成することができる。また、かかる元画像のフレームNo.データ(すなわち、時相情報)を、重畳TDI像の評価に活用することもできる。
【0087】
上述した重畳処理は、リアルタイムに再生する装置を例示したが、イメージメモリ再生(1ないし複数心拍のループ再生時を含む)を行う再生装置にも前述したDSC26および重量制御器31を同様に組み込んで、前述した各種のモード(パターン)で重畳表示させることができる。
【0088】
また、この超音波診断の対象は、心臓の鼓動に対応して収縮・拡張する血管壁であってもよい。
【0089】
さらに、この超音波ドプラ診断装置において、上述の重畳処理の回路に、従来から知られている組織ドプライメージングのリアルタイムな処理回路を併設してもよい。
【0090】
【発明の効果】
このように本発明によれば、同一画面上で心筋などの運動の時間的変化を表示でき、過去から現在までの運動の様子がより明確に表わされるとともに、被検体内組織としての、例えば被検体内心筋の内膜面または外膜面の相互間の領域は速度情報自体を表示することができる。したがって、従来のような組織ドプライメージング装置によるリアルタイム画像を目視する手法や、Bモード上の輪郭トレースと色付け処理との組み合わせによる画像を観察する手法に比べて、器官の機能低下や異常部位を容易かつ簡単に識別することができ、診断の信頼性と患者スループットとを向上させ、また操作者の手間を軽減することができる。また、被検体内組織の輪郭トレースを必要としていないから、信号処理の複雑化を招くこともなく、比較的簡単な回路構成で容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る超音波ドプラ診断装置のブロック図。
【図2】 DSCの概略構成を示すブロック図。
【図3】 運動組織を心筋に譬たときの重畳モード別の重畳状態を模式的に表す図。
【図4】 1心周期における重畳モードの組合せを示す図。
【図5】 重畳制御器の処理例を示すフローチャート。
【図6】 内膜重視の収縮期〜拡張期に亘る重畳表示状態の模式的な説明図。
【図7】 第2の実施形態に係る超音波ドプラ診断装置の部分ブロック図。
【図8】 CPUによるROIドラッグ機能の処理を示すフローチャート。
【図9】 ROIの位置を動かしたときの元の画像フレームNo.の表示状態を説明する図。
【符号の説明】
11 超音波プローブ
12 装置本体
13 ECG
21 送受信部
22 位相検波器
24 MTIフィルタ
25 周波数解析部
26 DSC
27 カラー処理器
29 D/S変換器
30 カラーモニタ
31 重畳制御器
43 トリガ信号発生器
51 操作器
52 CPU
53 ROIデータ発生器
60,67 メモリ
64,68 乗算器
65 加算器
66,69 重み付け回路
Claims (13)
- 超音波信号を被検体の断面に沿ってスキャンし、この被検体からの反射超音波信号に応じた電気量のエコー信号を得る送受信手段と、前記エコー信号から前記被検体内の運動する組織に因るドプラ信号を抽出する抽出手段と、前記ドプラ信号を周波数解析して前記被検体内組織の運動に関する前記被検体内組織の断面上の二次元画像データをフレーム毎に演算する演算手段とを備えた超音波ドプラ診断装置において、
前記演算手段により経時的に演算される前記二次元画像データの内の新旧の複数フレームの二次元画像データを重畳する重畳手段と、この重畳手段により重畳された二次元画像データを前記被検体内組織の運動状態に応じたカラー処理に付して表示する表示手段とを備えたことを特徴とする超音波ドプラ診断装置。 - 前記被検体内組織の運動に依存した基準信号を収集する信号収集手段を備える一方、
前記重畳手段は、前記基準信号に同期した重畳処理を実行させる指令手段を備える請求項1記載の超音波ドプラ診断装置。 - 前記被検体内組織は被検体の心筋であり、前記基準信号はその心筋の心電図波形の一部を形成する波形ピーク信号である請求項2記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記指令手段は、前記被検体の心筋の収縮運動又は拡張運動の少なくとも一方の運動を前記波形ピーク信号に同期した一定時間毎に重畳処理を実行させる手段である請求項3記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記重畳手段は、前記複数フレームの二次元画像データの新旧の任意の一方を他方よりも優先して重畳処理可能なデータ重畳処理手段を備える請求項1記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記データ重畳処理手段は、前記新旧の2つの二次元画像データに別々に変更可能な重み付け係数を画素毎に乗じて重み付けを行う重み付け回路を有する請求項5記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記2つの重み付け係数は1と0又は0と1である請求項6記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記重畳手段は、前記被検体内組織の断面形状および運動方向に基づいて前記重畳処理に対する複数の重畳モードを予め記憶している記憶手段と、前記複数の重畳モードの中から所望のモードを選択する選択手段とを備える請求項2記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記記憶手段に予め記憶された複数の重畳モードは、前記複数フレームの二次元画像データの内の新旧いずれのフレームを優先させるかに拠り分類された重畳モードである請求項8記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記被検体内組織は被検体の心筋であり、前記記憶手段に予め記憶された複数の重畳モードは前記被検体の心筋の収縮期の内膜優先の第1の重畳モード、収縮期の外膜優先の第2の重畳モード、拡張期の外膜優先の第3の重畳モード、拡張期の内膜優先の第4の重畳モードである請求項9記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記記憶手段は、前記第1〜第4の重畳モードを前記心筋の収縮期から拡張期に至る1心周期に亘って組み合された複数の組合せパターンとして記憶している手段である請求項10記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記重畳手段は前記新旧の複数フレームの時相情報を画素毎に取り込んで重畳処理を行う手段であり、前記表示手段により表示される画像上にROIを移動可能に設定するROI設定手段と、前記ROIを前記画像上で移動させたときにROI位置の画素を提供している画像フレームの時相情報を求める時相情報演算手段とを備えた請求項1記載の超音波ドプラ診断装置。
- 前記新旧の複数フレームの時相情報は前記重畳手段により重畳される前記二次元画像データのフレームの経時的順番を表わす番号であり、前記表示手段はその番号を前記重畳された二次元画像データと共に表示する手段である請求項12記載の超音波ドプラ診断装置。
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