JP3713005B2 - 設定表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プログラマブルコントローラ等の外部装置に接続可能な設定表示装置に関し、特にデジタル方式タッチパネルの改良されたタッチキー検出手段を有する設定表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1において、デジタル方式のタッチパネルの押圧動作検出の基本動作について述べられているように、従来デジタル方式のタッチパネルは、複数の電極線を一本づつ切換ながら押圧動作の検出が行われている。
また、この種の設定表示装置では、タッチキーが存在する領域のみについて、走査検出が行われている。
【0003】
図20は、従来の設定表示装置の画面表示例を示す図であり、図20(a)は、画面例、図20(b)は、走査順序を示す図である。
例えば、図20(a)に示すような画面例2000を表示する場合、設定表示装置上でタッチキーとして動作する数値入力部品2050〜2055と、タッチスイッチ部品2056〜2066が、便宜上点線で表示された透明電極線群である走査線2010〜2020上に存在するが、走査線▲7▼2016上には部品が存在しないために、図20(b)に示すような順序で、走査線2010〜走査線2020に対して一本づつ走査を行い、押圧動作の検出を行っている。
また、走査する走査線を切換える時間間隔である抽出選択切換時間間隔は、固定であり、抽出選択切換時間間隔をtとしたとき、走査線▲7▼2016を除く全ての走査線2010〜2020について、検出頻度1回/10tで走査を行っている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−129806号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来技術の課題の説明
以上の説明で明らかなとおり、従来装置におけるタッチキーの動作検出方法では、タッチキー表示の有無に関らず、全タッチパネル領域を一律に走査して、動作中のタッチキーを検出するか、表示されたタッチキー部分のみを一律に走査して、動作中のタッチキーを検出することが行われていた。
このため、全領域の一律走査を行う前者の事例では、画面プログラムは単純化されるものの、マイクロプロセッサが不要な掃引動作を行って、全体的な制御応答性を低下させる問題点があった。
また、必要領域の一律走査を行う後者の事例では、マイクロプロセッサの不要な走査動作は行われないものの、高速応答性が求められるタッチキーの検出を基準にして全てのタッチキーの検出を行うために、やはり全体的な制御応答性が低下する問題点があった。
【0006】
(2)発明の目的の説明
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、高速応答性が求められるタッチキーの動作を速やかに検出すると共に、マイクロプロセッサの負担を軽減することができる設定表示装置を得ることを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる設定表示装置においては、画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、画面プログラムに基づきシリアルインタフェースを介して入力されるプログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、表示器の表示画面上のタッチキーの領域を登録する領域登録手段、表示器の表示画面の領域毎に押圧動作の検出頻度を設定する画面領域別検出頻度設定手段、この画面領域別検出頻度設定手段によって設定された表示画面の領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、動作読取り回路部を制御してタッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、領域登録手段は、表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域を設定し、画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域を読出し、タッチキーの領域を登録するタッチキー領域登録手段によって構成され、
画面領域別検出頻度設定手段は、表示器の表示画面を複数の領域に分割し、分割された領域毎に押圧動作の検出頻度を設定し、画面プログラムメモリに記憶させる検出頻度記憶手段によって構成され、
走査制御手段は、画面領域別検出頻度設定手段によって設定された分割された領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されているものである。
【0008】
また、画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、画面プログラムに基づきシリアルインタフェースを介して入力されるプログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、表示器の表示画面上のタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を登録する設定登録手段、この設定登録手段によって登録されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、動作読取り回路部を制御してタッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、
設定登録手段は、表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を設定し、画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域検出頻度記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を読出し、タッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を登録するタッチキー領域検出頻度登録手段によって構成され、
走査制御手段は、設定登録手段によって設定されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されているものである。
【0009】
また、選択順序配分手段は、検出頻度をkとし、検出頻度がk=0〜nに設定される走査線数をNkとしたときに、一巡の選択動作回数N=Σk×Nkの中で、検出頻度kに設定された走査線は、k回の選択が略等間隔で行われるように走査線の選択順序を設定するものである。
【0010】
さらに、抽出選択切換時間間隔をTとしたとき、一巡の選択動作回数Nと抽出選択切換時間間隔Tとの積である一巡動作周期の目標値T0を設定する目標周期設定手段を備え、抽出選択切換時間間隔設定手段は、一巡の選択動作回数Nの大小に応じて、設定された目標値T0に接近するように抽出選択切換時間間隔Tを設定するものである。
【0011】
また、一巡動作周期の目標値をプログラマブルコントローラを介して取得する目標値優先情報設定手段を備え、目標値優先情報設定手段によって取得された一巡動作周期の目標値は、抽出選択切換時間間隔の設定に当たって、優先使用されるものである。
【0012】
また、検出頻度をプログラマブルコントローラを介して取得する検出頻度優先情報設定手段を備え、検出頻度優先情報設定手段によって取得された検出頻度は、走査制御手段で優先使用されるものである。
【0013】
さらにまた、抽出選択切換時間間隔をプログラマブルコントローラを介して取得する抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段を備え、抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段によって取得された抽出選択切換時間間隔は、抽出選択切換時間間隔設定手段により設定された抽出選択切換時間間隔よりも押圧動作検出手段で優先使用されるものである。
【0014】
また、待機状態制御手段と状態移行検出手段とを備え、
待機状態制御手段は、各走査線の検出頻度が均等になるように走査線の選択順序を設定すると共に、抽出選択切換時間間隔を大に設定して、設定に基づき押圧動作検出手段によりタッチキーの押圧動作を監視するように構成され、
状態移行検出手段は、タッチキーが所定時間以上にわたって押圧動作されないことを検出して待機状態制御手段を有効にすると共に、タッチキーが押圧動作されたときに、待機状態制御手段を無効にするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
(1)実施の形態1(図1)の構成の詳細な説明
以下、この発明の実施の形態1の構成について、図1に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による設定表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、100は以下に説明する各要素によって構成される設定表示装置、110は設定表示装置100を制御する第一マイクロプロセッサ(以降、第一CPUという)、111は第一CPU110にバス接続され、マスクROM又はフラッシュメモリ等の不揮発メモリによって構成された第一システムメモリ、112はEEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成された画面プログラムメモリで、第一CPU110にバス接続されており、設定表示装置100の動作を制御するための画面プログラムが格納されている。
113は第一CPU110と共同し、処理過程の各種データを一時的に格納するRAM等によって構成された第一ワーキングメモリ、114は第一CPU110にバス接続され、後述するプログラマブルコントローラ150との更新情報や後述する動作読取回路部115の読取り情報が格納されるバッファメモリ、115は第一CPU110と接続され、後述するタッチパネル116の押圧動作を読取り、第一CPU110に適した形式の信号を返す動作読取回路部、116は動作読取回路部115と接続されているデジタル方式のタッチパネル、117は第一CPU110と接続され、第一CPU110からの信号を後述する表示器118に適した形式に変換する表示ドライバ、118は表示ドライバ117に接続され、表示ドライバ117からの信号に基づいて表示を行う表示器である。
119は第一CPU110にバス接続された第一シリアルインタフェース、120は第一CPU110にバス接続された第二シリアルインタフェース(シリアルインタフェース)、121は第一シリアルインタフェース119のシリアル端子に接続された第一接続コネクタ、122は第二シリアルインタフェース120のシリアル端子に接続された第二接続コネクタ、140は第一接続コネクタ121と接続され、設定表示装置100を制御する画面プログラムを作成し、画面プログラムメモリ112に書き込む画面プログラム作成用外部ツールである。
【0016】
150はタッチパネル付き設定表示装置100と併用されるプログラマブルコントロ−ラ(以下PLC)、160は第二CPU(マイクロプロセッサ)、161はプログラマブルコントローラ150の全体の制御をおこなうシステムプログラムが格納されている第二システムメモリ、162は後述のシーケンスプログラム作成用外部ツール190により作成されたシーケンスプログラムを格納しておくプログラムメモリ、163は第二CPU160が演算実行中に変数や演算の途中結果などを格納する第二ワーキングメモリ、164はデータレジスタ・補助リレー等の制御情報が格納されるデバイスメモリ、165は第二CPU160に対してバス接続された第三シリアルインタフェース、166は第三シリアルインタフェース165に接続された第三コネクタで、第二接続コネクタ122に接続されることによって、PLC150と設定表示装置100が接続される。167は第三シリアルインタフェース165に接続された第四コネクタである。第二システムメモリ161及びプログラムメモリ162は、たとえば、フラッシュメモリやEEPROMなどの不揮発性のメモリにより構成され、上記各種メモリは、第二CPU160に対してバス接続されている。
【0017】
168は第二CPU160にバス接続された出力インタフェース回路、169は第二CPU160にバス接続された入力インタフェース回路、180は出力機器、170は出力機器180と出力インタフェース回路168を接続する第五コネクタ、181は入力機器、171は入力機器181と入力インタフェース回路169を接続する第六コネクタであり、第二CPU160はプログラムメモリ162に格納されたシ−ケンスプログラムに応動し、入力信号に対応した出力信号を発生するものである。
190はシーケンスプログラムを作成するために使用するシーケンスプログラム作成用外部ツールであり、第四コネクタ167を介して第三シリアルインタフェース165に接続されている。
【0018】
(2)実施の形態1(図1)の動作の詳細な説明
図1のとおり構成された設定表示装置において、設定表示装置100内の画面プログラムメモリ112には、画面プログラム作成用外部ツール140によって作成された画面プログラムが、第一接続コネクタ121、第一シリアルインタフェース119、第一CPU110を介して格納されている。
また、PLC150内のプログラムメモリ162には、シーケンスプログラム作成用外部ツール190によって作成されたシーケンスプログラムが、第四接続コネクタ167、第三シリアルインタフェース165、第二CPU160を介して格納されている。
設定表示装置100とPLC150は、第二接続コネクタ122・第三コネクタ166を介してシリアル接続されていて、多数のデバイスメモリ164の一部の内容は、モニタ情報としてバッファメモリ114の一部に送信されるようになっている。
また、バッファメモリ114の一部の内容は、設定・制御情報として多数のデバイスメモリ164の一部に送信されるようになっている。
表示器118には、画面プログラムメモリに格納された画面プログラムの内、一枚の画面が第一システムメモリ111のシステムプログラムに基づいて表示される。
タッチパネル116、動作読取回路部115の詳細な説明は後述する。
【0019】
(3)実施の形態1(図2)の構成の詳細な説明
図2は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の部分詳細を示すブロック図であり、図2(a)は、走査線群と検出線群を示し、図2(b)は、図1の設定表示装置のタッチパネル116及び動作読取回路部115の詳細を示している。
図2において、201は透明電極線群から構成される走査線群、202は同じく透明電極線群から構成される検出線群である。タッチパネル116は、一対の直交透明電極線群220から構成され、走査線群201と検出線群202が直交に、かつ、一定の隙間を保って配置されている。
211は走査線群201のいずれか一本に電流を流す走査レジスタ、212は検出線群202に流れる電流を検出する検出レジスタである。動作読取回路部115は、走査レジスタ211と検出レジスタ212から構成されている。
【0020】
(4)実施の形態1(図2)の動作の詳細な説明
図2のような構成では、動作読取回路部115のうち走査レジスタ211は、第一CPU110からの信号によって走査線群201の中の一本の電極線に電流を流す。
走査線群201と検出線群202は、直交かつ一定の隙間を保って配置されているため、使用者がタッチパネル116上の特定の領域を押下すると接触する仕組みになっている。
押下動作によって接触した走査線群201の中の一本の電極線に電流が流されると、検出線群202の接触した電極線に電流が流れ、検出レジスタ212に取り込まれる。
検出レジスタ212で検出されたデータは、第一CPU110に適した形式で送られる。
【0021】
(5)実施の形態1(図3)の動作の詳細な説明
図3は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の基本動作を示すフローチャートであり、第一CPUの動作を示している。
図3において、S300は動作を開始する開始ステップであり、S301は画面プログラムの受信状態に移行するかどうかを判定する画面転送判定ステップであり、S302は画面プログラムを画面プログラムメモリ112に書込む画面プログラム書込みステップであり、S303は表示画面が変更されるかどうかを判定する表示画面変更判定ステップであり、S304は選択表示画面を登録する選択表示画面登録ステップであり、S305は画面プログラムメモリ112の内の選択された画面を表示する画面表示ステップであり、S306は使用者によるタッチキーの押圧動作を検出する押圧動作検出ステップであり、S307は押圧動作が行われたときに画面プログラムメモリ112の情報に基づいて動作を行う動作処理ステップであり、S308は終了判定を行うステップであり、S309は動作を終了する終了ステップである。
【0022】
図3によると、設定表示装置100は、通常は画面プログラムメモリ112に格納された画面プログラムの中から一枚の画面データを読出し、第一システムメモリ111のシステムプログラムに基づいて、バッファメモリ114の値などを表示器118に表示する画面表示ステップS305と、使用者による押圧動作を検出する押圧動作検出ステップS306と、押圧動作に関連した処理を行う動作処理ステップS307を繰り返している。
【0023】
また、画面転送判定ステップS301により画面プログラムが書き込まれることを認識した場合は、画面プログラム転送モードに移行し、画面プログラムメモリ112に画面プログラム作成用外部ツール140から受信した画面プログラムを書き込む。
また、表示画面変更判定ステップS303により表示画面が変更されることを認識した場合は、選択表示画面登録ステップS304が実行される。
さらに、動作終了判定ステップS308によって終了条件を検知したときは、動作を終了する。
【0024】
(6)実施の形態1(図4)の動作の詳細な説明
図4は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の主要機能の動作を示すフローチャートである。
図4において、400は画面プログラム書込みステップS302(図3)の詳細を示すフローチャートであり、401は選択表示画面の登録ステップS304(図3)の詳細を示すフローチャートであり、402は検出動作ステップS306(図3)の詳細を示すフローチャートである。
先ず、フローチャート400について説明する。
S410は画面プログラムの書込みを開始するステップであり、S411はタッチキー情報を設定記憶するステップ(タッチキー領域記憶手段)であり、S412は検出頻度レベル情報を設定記憶するステップ(検出頻度記憶手段)であり、S413は優先情報を設定するステップであり、S414はその他の情報を設定記憶するステップであり、S415は画面プログラムの書込みを終了するステップである。
【0025】
次に、フローチャート401について説明する。
S420は選択表示画面の登録を開始するステップであり、S421はタッチキーの領域情報を登録するステップ(タッチキー領域登録手段)であり、S422は優先情報の存在を判定するステップであり、S423は画面プログラムメモリ112に格納された優先情報に基づいてPLC150のデバイスメモリ164から値を読取るステップであり、S424は走査する選択順序を配分するステップ(選択順序配分手段)であり、S425は抽出選択切換時間間隔を決定するステップ(抽出選択切換時間間隔設定手段)であり、S426は選択表示画面の登録を終了するステップである。
【0026】
次に、フローチャート402について説明する。
S430はタッチキーの押圧動作の検出を開始するステップであり、S431は選択順序配分ステップS424によって配分された順序に従って走査線を抽出し電流を流すステップ(検定選択手段)であり、S432は検出線の電流を検出するステップ(導通検出手段)であり、S433は導通領域を検出し第一CPU110に対して適切な信号を送るステップ(導通領域判定手段)であり、S434は押圧動作の検出を終了するステップである。
【0027】
なお、450はタッチキーの領域登録手段で、ステップS411とステップS421によって構成され、451は画面領域別検出頻度設定手段で、ステップS412によって構成され、452は優先情報設定手段(目標値優先情報設定手段、検出頻度優先情報設定手段、抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段)で、ステップS413によって構成され、453は走査制御手段で、ステップS424とステップS425によって構成され、454はタッチキーの押圧動作検出手段で、ステップS431とS432とS433によって構成されている。
【0028】
図4の画面プログラム書込みフローチャート400によると、設定表示装置100は、画面プログラム作成用外部ツール140から受信した画面プログラムデータの内、タッチキー情報をタッチキー情報記憶ステップS411で、検出頻度レベル情報を検出頻度レベル情報記憶ステップS412で、優先情報を優先情報記憶ステップS413で、その他の情報をその他情報記憶ステップS414で画面プログラムメモリ112に書込む。
【0029】
図4の選択表示画面登録フローチャート401によると、設定表示装置100は、画面プログラムメモリ112から選択された画面データを読出し、タッチキー領域情報登録ステップS421でタッチキーの領域情報をワーキングメモリ113に登録し、タッチパネル上の対応する領域をタッチキーとして動作させる。さらに優先情報存在判定ステップS422で、優先情報があることを認識すると、PLCデバイ値読取りステップS423で、PLC150のデバイスメモリ164の該当部分の値を読取る。
さらに選択順序配分ステップS424で選択順序を、時間間隔決定ステップS425で抽出選択切換時間間隔を決定する。
【0030】
図4の押圧動作検出フローチャート402によると、設定表示装置100は、走査ステップS431において選択順序配分ステップS424で決定された選択順序に基づいて、走査線群201の中から一本の電極線を抽出し、走査レジスタ211から電流を流
す。
検出ステップS432では、検出線群202に流れる電流を検出レジスタ212で検出してデータを第一CPU110に送り、導通領域判定ステップS433では電流を流した走査線番号と検出ステップS432の結果から押下されることによって導通した領域を判定する。
【0031】
(7)実施の形態1(図5)の構成の詳細な説明
図5は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の画面設定例を示す図であり、図5(a)は、画面イメージにあわせて画面領域別検出頻度を設定する設定画面の説明図、図5(b)は、図5(a)の設定画面によって設定された画面領域別検出頻度の設定結果の説明図である。
図5(a)において、500は画面プログラム作成外部ツール140の画面領域別検出頻度を設定するための設定画面であり、501は画面プログラム作成外部ツール140において作成された画面イメージであり、550〜555は設定画面内501に配置された数値入力部品であり、556〜566は設定画面内501に配置されたタッチスイッチ部品であり、510〜520は走査線である。数値入力部品550〜555とタッチスイッチ部品556〜566は、設定表示装置100の表示器118上に表示されるときに、タッチキー領域登録ステップS421でタッチパネル116上の特定の領域がタッチキーとして登録される。
570は走査線番号表示欄であり、571は画面領域別検出頻度設定欄である。
【0032】
(8)実施の形態1(図5)の動作の詳細な説明
図5(a)によると、設定表示装置100用の画面データを画面データ作成用外部ツール140で作成する際に、画面領域別検出設定画面ではあらかじめ配置された部品群に重ねて走査線群510〜520の位置が点線で表示されている。使用者は、画面イメージ501の下に走査線番号表示欄570とあわせて表示されている画面領域別検出頻度設定欄571に領域範囲を矢印で、該当領域の検出頻度レベルを数値で入力することによって、画面領域別検出頻度情報が設定でき、設定の結果は図5(b)に示すようになる。
【0033】
(9)実施の形態1(図6)の構成の詳細な説明
図6は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の画面表示例を示す図であり、図6(a)は、図5(a)のように作成された画面を設定表示装置100で表示するときの画面の説明図、図6(b)は、図5(b)のように設定された画面領域別検出頻度レベルに基づいて設定表示装置内で走査線ごとの検出レベルが設定された状態の説明図である。
図6(a)において、600は設定表示器100で表示される画面であり、610〜620は走査線群201を便宜上表示したものであり、650〜666は図5(a)において設定された部品の表示された状態である。
【0034】
(10)実施の形態1(図6)の動作の詳細な説明
図6(a)によると、設定表示装置100上では図5(a)で作成したイメージが表示され、部品650〜666の座標は、タッチキー領域登録ステップS421(図4)で登録され、タッチパネル116の対応個所が、タッチキーとして動作する。
このとき、走査線▲7▼616上には、タッチキーとして動作する部品が存在していないため、図5(b)の設定情報に関わらず、走査線▲7▼616の走査線ごとの検出レベルは0となる。
またその他の走査線群610〜615、617〜620の走査線ごとの検出レベルは、図5(b)のとおりに設定され、その結果は、図6(b)のようになる。
【0035】
(11)実施の形態1(図7)の動作の詳細な説明
図7は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(概要)である。
図7において、S700はステップS424(図4)の選択順序配分を開始するステップであり、S701はブロック登録のステップであり、S702はブロック配分のステップであり、S703は選択順序配分の終了のステップである。
【0036】
図7によると、選択順序配分ステップS424は、ブロック登録ステップS701とブロック配分ステップS702の二つのステップによって実行される。
【0037】
(12)実施の形態1(図8)の動作の詳細な説明
図8は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(詳細その1)であり、図8(a)は、図7のフローチャートにおけるブロック登録ステップS701の詳細を示すフローチャート、図8(b)は、図8(a)による登録結果の説明図である。
図8(a)において、S800はブロック登録を開始するステップであり、S801は登録ブロック番号Kの初期化ステップであり、S802は走査線番号Iの初期化ステップであり、S803は走査線別登録数Jの初期化ステップであり、S804は走査線登録終了判定ステップであり、S805は走査線登録ステップであり、S806は登録ブロック番号加算ステップであり、S807は登録ブロック番号超過判定ステップであり、S808は登録ブロック番号再初期化ステップであり、S809は走査線別登録数の加算ステップであり、S810は走査線番号加算ステップであり、S811は全走査線登録完了判定ステップであり、S812はブロック登録終了ステップである。
【0038】
図8(a)のフローチャートによると、最大検出レベルと同じ数のブロックが用意され、各走査線は、図6(b)の表に記された検出レベル数分ブロックに登録され、登録先のブロックは、1から順に加算され、総ブロック数を超過すると1に戻る。
以上のように登録されることにより、各走査線は、検出レベルと同数分、別々のブロックに登録され、図8(b)に示すようになる。
【0039】
(13)実施の形態1(図9)の動作の詳細な説明
図9は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(詳細その2)であり、図9(a)は、図7のフローチャートにおけるブロック配分ステップS702の詳細を示すフローチャート、図9(b)は、図9(a)による配分結果の説明図である。
図9(a)において、S900はブロック配分を開始するステップであり、S901は奇数ブロック初期化ステップであり、S902は奇数ブロック終了判定ステップであり、S903は奇数ブロック登録ステップであり、S904は奇数ブロック加算ステップであり、S905は偶数ブロック初期化ステップであり、S906は偶数ブロック終了判定ステップであり、S907は偶数ブロック登録ステップであり、S908は奇数ブロック加算ステップであり、S909はブロック配分終了ブロックである。
【0040】
図9(a)のフローチャートによると、奇数ブロックが若い番号順に並んだ後、偶数ブロックが若い番号順に並ぶことになる。
このため走査順序は、図9(b)のとおりとなり、一巡の走査順序の中で、各走査線は検出レベルと同数分、かつ、略等間隔に登録されることとなる。
【0041】
(14)実施の形態1(図10)の詳細な説明
図10は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の動作結果を示す図(その1)であり、図10(a)は、一巡の選択動作回数の説明図、図10(b)は、各検出レベルに設定された走査線の検出頻度の説明図である。
【0042】
一巡の選択動作回数Nは、検出頻度レベルをk、検出頻度レベルがk=0〜nに設定されている検定選択電極線数をNkとした時に、N=Σk×Nkの計算式で表わされる。ここで、検出頻度レベルkに設定された電極線は、k回の選択を略等間隔で行われるようになっている。
このように、一巡の選択動作回数は、図9(b)においても示されているが、図10(a)のように、25回となる。
各走査線は、走査ステップS431で、抽出選択切換時間間隔に設定された一定の時間間隔ごとに、図9(b)のように決定された走査順序どおりに走査線を抽出し、走査を行う。
このため、抽出選択切換時間間隔をtとすると、各レベルに設定された走査線の検出頻度は、図10(b)のようになり、従来の設定表示装置において同一の画面を走査する場合の検出頻度1回/10tと比較すると、レベル1やレベル2に設定された走査線の検出頻度は低下するものの、レベル4に設定された走査線の検出頻度は高くなる。
【0043】
(15)実施の形態1(図11)の詳細な説明
図11は、この発明の実施の形態1による設定表示装置の動作結果を示す図(その2)であり、一巡動作周期の目標値を設定した際の抽出選択切換時間間隔の決定、及び検出頻度の算出結果を説明するものである。
【0044】
実施の形態1において、システムメモリ又は画面プログラムメモリに格納された目標周期設定手段により、一巡の選択動作回数Nと抽出選択切換時間間隔Tとの積である一巡動作周期の目標値T0を設定記憶し、一巡の選択動作回数Nの大小に応じて抽出選択切換時間間隔Tを変更して、目標値T0に接近させるようにしている。
すなわち、一巡の動作周期目標値を40tとすると、図11に示すように抽出選択切換時間間隔は40t/25となり、検出レベルが4に設定された走査線の検出頻度は1回/10tとなる。
つまり、単位時間内に走査線に電流を流す回数は25/40となる。
このことから、従来例と比較すると、レベル4に設定された走査線の検出頻度を保ったまま、単位時間内に電流を流す回数を減らすことにより消費電力の低減が図れる。
【0045】
実施の形態1によれば、タッチキーの領域登録手段とタッチキーの押圧動作検出手段と画面領域別検出頻度設定手段と走査制御手段とを備えたので、高速応答性が求められるタッチキーを表示画面の特定領域に集中させておいて、特定領域にあるタッチキーの動作を高頻度に走査検出すると共に、高速応答性が求められないタッチキーの動作を低頻度に走査検出することによって、マイクロプロセッサの負担を軽減しながらタッチキーの動作検出性能を向上することができる効果がある。
また、選択順序配分手段は、検出頻度レベルを、kとし、検出頻度レベルがk=0〜nに設定されている走査線数をNkとした時に、一巡の選択動作回数N=Σk×Nkの中で、検出頻度レベルkに設定された走査線は、k回の選択を略等間隔で行うようになっているので、手軽な整数値演算によって、検出頻度レベルに応じた均等周期で走査制御が行え、マイクロプロセッサの負担を軽減することができる効果がある。
また、一巡の選択動作回数Nと抽出選択切換時間間隔Tとの積である一巡動作周期の目標値T0を設定記憶して、一巡の選択動作回数Nの大小に応じて抽出選択切換時間間隔Tを変更して目標値に接近させるようにしたので、検出するべきタッチキーの点数が少ない場合に、不必要に高頻度の動作検出が行われないようにして、マイクロプロセッサの負担を軽減することができる効果がある。
【0046】
実施の形態2.
(16)実施の形態2の構成の詳細な説明
実施の形態2のシステム構成、タッチパネル及び読取り回路部の詳細な構成、並びに基本動作のフローチャートは、実施の形態1同じく、それぞれ図1、図2、図3で表される。
【0047】
(17)実施の形態2(図12)の動作の詳細な説明
図12は、この発明の実施の形態2による設定表示装置の主要機能の動作を示すフローチャートであり、図3のフローチャートの詳細を示すフローチャートである。
図12において、1200は画面プログラム書込みステップS302(図3)の詳細を示すフローチャートであり、1201は選択表示画面の登録ステップS304(図3)の詳細を示すフローチャートであり、1202は検出動作ステップS306(図3)の詳細を示すフローチャートである。
先ず、フローチャート1200について説明する。
S1210は画面プログラムの書込みを開始するステップであり、S1211はタッチキー情報を設定記憶するステップ(タッチキー領域検出頻度記憶手段)であり、S1213は優先情報を設定するステップであり、S1314はその他の情報を設定記憶するステップであり、S1215は画面プログラムの書込みを終了するステップである。
【0048】
次に、フローチャート1201について説明する。
S1220は選択表示画面の登録を開始するステップであり、S1221はタッチキーの設定情報を登録するステップ(タッチキー領域検出頻度登録手段)であり、S1227は各走査線の検出レベルを設定するステップであり、S1222は優先情報の存在を判定するステップであり、S1223は画面プログラムメモリ112に格納された優先情報に基づいてPLC150のデバイスメモリ164から値を読取るステップであり、S1224は走査する選択順序を配分するステップであり、S1225は抽出選択切換時間間隔を決定するステップであり、S1226は選択表示画面の登録を終了するステップである。
【0049】
次に、フローチャート1202について説明する。
S1230はタッチキーの押圧動作の検出を開始するステップであり、S1231は選択順序配分ステップS1224によって配分された順序に従って走査線を抽出し、電流を流すステップであり、S1232は検出線の電流を検出するステップであり、S1233は導通領域を検出し、第一CPU110に対して適切な信号を送るステップであり、S1234は押圧動作の検出を終了するステップである。
【0050】
1250はタッチキーの領域登録手段(設定登録手段)で、ステップS1211とS1221によって構成され、1252は優先情報設定手段で、ステップS1213によって構成され、1253は走査制御手段で、ステップS1224とS1225によって構成され、1254はタッチキーの押圧動作検出手段で、ステップS1231とS1232とS1233によって構成されている。
【0051】
図12の画面プログラム書込みフローチャート1200によると、設定表示装置100は記画面プログラム作成用外部ツール140から受信した画面プログラムデータの内、タッチキー情報をタッチキー情報記憶ステップS1211で、優先情報を優先情報記憶ステップS1213で、その他の情報をその他情報記憶ステップS1214で、画面プログラムメモリ112に書込む。
【0052】
図12の選択表示画面登録フローチャート1201によると、設定表示装置100は画面プログラムメモリ112から選択された画面データを読出し、タッチキー設定情報登録ステップS1221でタッチキーの領域情報とタッチキーの動作検出頻度レベル情報を第一ワーキングメモリ113に登録し、走査線検出レベル設定ステップS1227でタッチキー設定情報に基づいて各走査線の検出レベルを設定し、優先情報存在判定ステップS1222で優先情報があることを認識すると、PLCデバイス値読取りステップS1223で、PLC150のデバイスメモリ164の該当部分の値を読取る。
さらに選択順序配分ステップS1224で選択順序を、時間間隔決定ステップS1225で抽出選択切換時間間隔を決定する。
【0053】
図12の押圧動作検出フローチャート1202によると、設定表示装置100は走査ステップS1231において、選択順序配分ステップS1224で決定された選択順序に基づいて、走査線群201の中から一本の電極線を抽出し、走査レジスタ211から電流を流す。
検出ステップS1232では、検出線群202に流れる電流を検出レジスタ212で検出してデータを第一CPU110に送り、導通領域判定ステップS1233では、電流を流した走査線番号と検出ステップS1232の結果から押下されることによって導通した領域を判定する。
【0054】
(18)実施の形態2(図13)の構成の詳細な説明
図13は、この発明の実施の形態2による設定表示装置の画面設定例を示す図であり、画面プログラム作成を説明するものである。図13(a)は、画面イメージにあわせてタッチキーの動作検出頻度レベルを設定する設定画面の説明図、図13(b)、図13(c)は、図13(a)の設定画面によって設定された画面領域別検出頻度レベルの設定結果の説明図である。
図13(a)において、1300は画面プログラム作成外部ツール140の部品別動作検出頻度レベルを設定するための設定画面であり、1301は画面プログラム作成外部ツール140において作成された画面イメージであり、1350〜1355は設定画面内1301に配置された数値入力部品であり、1356〜1366は設定画面内1301に配置されたタッチスイッチ部品であり、1367は設定表示装置100上で表示・非表示が切換わり、かつ、表示位置が変化するキーボード部品、1310〜1320は走査線である。
数値入力部品1350〜1355とタッチスイッチ部品1356〜1366は、設定表示装置100の表示器118上に表示されるときに、タッチキー領域登録ステップS421で、タッチパネル116上の特定の領域がタッチキーとして登録される。
【0055】
(19)実施の形態2(図13)の動作の詳細な説明
図13(a)によると、設定表示装置100用の画面データを画面データ作成用外部ツール140で作成する際に、画面領域別検出レベル設定画面では、あらかじめ配置された部品群に重ねて走査線群1310〜1320の位置が点線で表示されている。
使用者は、各部品1350〜1367の右下部の枠の中に数値を入力することによって、タッチキーの押圧動作検出頻度レベルを設定でき、設定の結果は、図13(b)及び図13(c)に示されるように、各々の部品の設定情報の一部として格納され、設定表示装置100に送られる。
【0056】
(20)実施の形態2(図14)の構成の詳細な説明
図14は、この発明の実施の形態2による設定表示装置の画面表示例を示す図であり、図13のようにして作成された画面を設定表示装置100で表示するときの画面及び、走査線ごとの検出レベルの説明図である。
図14(a)は、図13(a)のように作成された画面を設定表示装置100で表示するとき、後述のキーボード部品1467が非表示の状態の説明図である。
図14(a)において、1400は、設定表示器100で表示される画面であり、1410〜1420は、走査線群201を便宜上表示したものであり、1450〜1466は、図13(a)において設定された部品の表示された状態である。
図14(b)は、図13(a)のように設定された部品が、図14(a)のように表示されたときの走査線ごとの検出レベルが設定された状態の説明図である。
【0057】
図14(c)は、図13(a)のように作成された画面を設定表示装置100で表示するとき、後述のキーボード部品1467が表示された状態の説明図である。
図14(c)において、1401は、設定表示器100で表示される画面であり、1467は、図13(a)において設定されたキーボード部品が表示された状態である。
図14(d)は、図13(a)のように設定された部品が、図14(c)のように表示されたときの走査線ごとの検出レベルが設定された状態の説明図である。
【0058】
図14(e)において、1402は、設定表示器100で表示される画面であり、キーボード部品1467が、図14(c)とは異なる位置に表示されている状態の説明図である。
図14(f)は、図13(a)のように設定された部品が、図14(e)のように表示されたときの走査線ごとの検出レベルが設定された状態の説明図である。
【0059】
(21)実施の形態2(図14)の動作の詳細な説明
図14(a)のように図13(a)で設定された画面が表示されるとき、走査線ごとの検出レベルは、各走査線上に存在するタッチキーとして動作する部品のうち動作検出頻度レベルが最大の部品のそれと等しく設定され、その結果、図14(b)のようになる。
同様に、図14(c)のように表示されるときは、図14(d)のように設定され、図14(e)のように表示されるときは、図14(f)のように設定される。
このとき、他の部品の下に隠れて表示されていない部品などは、検出レベルを設定する際に参照されない。
図14(a)では、走査線▲4▼1413のレベルは3であるが、図14(c)では、2になっているのはこのためである。
【0060】
画面の表示状態が変化するときは、表示画面変更判断ステップS303(図3)により変更が検出され、選択表示画面登録ステップS304が実行され、その中の走査線検出レベル設定ステップS1227で走査線ごとの検出レベルが設定される。
以上のように、同一の画面であっても、部品の表示状態に合わせて各走査線の検出レベルが設定される。
【0061】
(22)実施の形態2の動作の詳細な説明
実施の形態2において、図14(b)、図14(d)、図14(f)のように各走査線ごとの検出レベルが設定されると、選択順序の配分・選択切換時間間隔の決定は、実施の形態1と同様に処理される。
【0062】
実施の形態2によれば、タッチキーの設定登録手段とタッチキーの押圧動作検出手段と走査制御手段とを備えたので、同一の表示画面上でタッチキーの数・領域が変化するような用途において、タッチキー毎に設定された動作検出頻度レベルによって緩急走査を行い、高速応答を求められるタッチキーの動作を高頻度に走査検出すると共に、高速応答性が求められないタッチキーの動作を低頻度に走査検出することによって、マイクロプロセッサの負担を軽減しながらタッチキーの動作検出性能を向上することができる効果がある。
【0063】
実施の形態3.
(23)実施の形態3(図15)の構成の詳細な説明
図15は、この発明の実施の形態3による設定表示装置の動作を説明する図であり、図15(a)は、画面領域別検出頻度設定情報の優先設定の説明図、図15(b)は、画面領域別検出頻度設定情報の優先設定が存在するときの設定表示装置の動作の説明図である。
【0064】
(24)実施の形態3(図15)の動作の詳細な説明
図15(a)では、図5(b)では検出レベルが数値で設定された代わりに、PLC150のデバイスメモリ164の特定の個所を指すデバイスD100、D101、D102が設定されている。
図15(a)のように、検出レベルの代わりにデバイスが設定されている場合は、優先情報が設定されていることとなり、優先情報存在判断ステップS422(図4)・S1222(図12)において認識され、PLCデバイス読取りステップが実行され、図15(b)のようにデバイスメモリ164の対応する個所の値が設定表示装置100に送られ、この値が画面領域別検出頻度として扱われ、それぞれ1、3、2と設定される。
【0065】
実施の形態3によれば、画面領域別検出頻度設定情報について、プログラマコントローラから送信されたデータを優先的に代替使用するようにしたので、画面領域別検出頻度をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出が行える効果がある。
【0066】
実施の形態4.
(25)実施の形態4(図16)の詳細な説明
図16は、この発明の実施の形態4による設定表示装置の動作を説明する図であり、図16(a)は、抽出選択切換時間間隔の優先設定の説明図、図15(b)は、抽出選択切換時間間隔の優先設定が存在するときの設定表示装置の動作の説明図である。
【0067】
(26)実施の形態4(図16)の動作の詳細な説明
図16(a)では、抽出選択切換時間間隔に対してPLC150のデバイスメモリ164の特定の個所を指すデバイスD150が設定されている。
図16(a)のように、デバイスが設定されている場合は、優先情報が設定されていることとなり、優先情報存在判断ステップS422(図4)・S1222(図12)において認識され、PLCデバイス読取りステップが実行され、図16(b)のように、デバイスメモリ164の対応する個所の値が、設定表示装置100に送られ、この値が抽出選択切換時間間隔として扱われ、3msecに設定される。
【0068】
実施の形態4によれば、抽出選択切換時間間隔について、プログラマブルコントローラから送信されたデータを優先的に代替使用するようにしたので、抽出選択切換時間間隔をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出が行える効果がある。
【0069】
実施の形態5.
(27)実施の形態5(図17)の構成の詳細な説明
図17は、この発明の実施の形態5による設定表示装置の動作を説明する図であり、図17(a)は、一巡動作周期目標値設定情報の優先設定の説明図、図17(b)は、一巡動作周期目標値設定情報の優先設定が存在するときの設定表示装置の動作の説明図である。
【0070】
(28)実施の形態5(図17)の動作の詳細な説明
図17(a)では、一巡動作周期目標値に、PLC150のデバイスメモリ164の特定の個所を指すデバイスD200が設定されている。
図17(a)のように、デバイスが設定されている場合は、優先情報が設定されていることとなり、優先情報存在判断ステップS422(図4)・S1222(図12)において認識され、PLCデバイス読取りステップが実行され、図17(b)のように、デバイスメモリ164の対応する個所の値が設定表示装置100に送られ、この値が一巡動作周期目標値として扱われ、25msecと設定される。
【0071】
実施の形態5によれば、一巡動作周期の目標値について、プログラマブルコントローラから送信されたデータを優先的に代替使用するようにしたので、一巡動作周期の目標値をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出が行える効果がある。
【0072】
実施の形態6.
(29)実施の形態6(図18)の動作の詳細な説明
図18は、この発明の実施の形態6による設定表示装置の基本動作を示すフローチャートである。
図18において、S1800は動作を開始する開始ステップであり、S1801は画面プログラムの受信状態に移行するか判定する画面転送判定ステップであり、S1802は画面プログラムを画面プログラムメモリ112に書き込む画面プログラム書込みステップであり、S1803は表示画面が変更されるか判定する表示画面変更判定ステップであり、S1804は選択表示画面を登録する選択表示画面登録ステップである。
S1810は所定時間以上操作が行われていないことを判定する無操作状態判定ステップであり、S1811は待機状態制御を行うステップであり、S1805は画面プログラムメモリ112の内の選択された画面を表示する画面表示ステップであり、S1806は使用者によるタッチキーの押圧動作を検出する押圧動作検出ステップであり、S1807は押圧動作が行われたときに画面プログラムメモリ112の情報に基づいて動作を行う動作処理ステップであり、S1808は終了判定を行うステップであり、S1809は動作を終了する終了ステップである。
【0073】
図18によると、設定表示装置100は、通常は画面プログラムメモリ112に格納された画面プログラムの中から一枚の画面データを読出し、第一システムメモリ111のシステムプログラムに基づいて、バッファメモリ114の値などを表示器118に表示する画面表示ステップS1805と、使用者による押圧動作を検出する押圧動作検出ステップS1806と、押圧動作に関連した処理を行う動作処理ステップS1807を繰り返している。
【0074】
また、画面転送判定ステップS1801により、画面プログラムが書き込まれることを認識した場合は、画面プログラム転送モードに移行し、画面プログラムメモリ112に画面プログラム作成用外部ツール140から受信した画面プログラムを書き込む。
また、表示画面変更判定ステップS1803により表示画面が変更されることを認識した場合は、選択表示画面登録ステップS1804が実行される。
また、無操作状態判定ステップS1810(状態移行検出手段)で、所定時間以上使用者による操作が行われていないと判定した場合は、待機状態制御ステップS1811(待機状態制御手段)が行われ、検出頻度・抽出選択切換時間間隔が設定される。
さらに、動作終了判定ステップS1808によって、終了条件を検知したときは、動作を終了する。
【0075】
(30)実施の形態6(図19)の構成の詳細な説明
図19は、この発明の実施の形態6による設定表示装置の画面表示例を示す図である。
図19において、1900は設定表示装置の表示画面であり、1950〜1966は通常はタッチキーとして動作する部品であり、1980は設定表示装置が待機状態であることを示すコメント表示部品である。
【0076】
(31)実施の形態6(図19)の動作の詳細な説明
図19は、待機状態の画面であり、このときの操作順序・選択抽出切換時間間隔は、待機状態制御ステップS1811で設定されていて、画面領域別検出頻度レベル・タッチキーの動作検出頻度レベル・優先設定情報等の設定に関係なく全ての走査線を低速で走査する。
この状態でタッチスイッチ1980を押下すると、タッチスイッチ1980が消えるとともに、待機状態が解除され、表示画面変更判定ステップS1803により変更が認識され、選択表示画面登録ステップS1804が実行されることにより、通常の動作状態に戻る。
【0077】
実施の形態6によれば、無操作状態判定ステップにより無操作状態を判定したとき、待機状態に制御するので、オペレータが居ない状態での高頻度なタッチキーの動作検出を回避したり、特定タッチキーが押圧されるまではその他のタッチキーの動作検出を行わないようにすることができ、マイクロプロセッサの負担軽減や安全性の向上に役立てることができる効果がある。
【0078】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、画面プログラムに基づきシリアルインタフェースを介して入力されるプログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、表示器の表示画面上のタッチキーの領域を登録する領域登録手段、表示器の表示画面の領域毎に押圧動作の検出頻度を設定する画面領域別検出頻度設定手段、この画面領域別検出頻度設定手段によって設定された表示画面の領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、動作読取り回路部を制御してタッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、
領域登録手段は、表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域を設定し、画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域を読出し、タッチキーの領域を登録するタッチキー領域登録手段によって構成され、
画面領域別検出頻度設定手段は、表示器の表示画面を複数の領域に分割し、分割された領域毎に押圧動作の検出頻度を設定し、画面プログラムメモリに記憶させる検出頻度記憶手段によって構成され、
走査制御手段は、画面領域別検出頻度設定手段によって設定された分割された領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されているので、高速応答性が求められるタッチキーの動作を高頻度に走査検出すると共に、高速応答性が求められないタッチキーの動作を低頻度に走査検出することによって、押圧動作検出手段の負担を軽減しながらタッチキーの動作検出性能を向上させることができる。
【0079】
また、画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、画面プログラムに基づきシリアルインタフェースを介して入力されるプログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、表示器の表示画面上のタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を登録する設定登録手段、この設定登録手段によって登録されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、動作読取り回路部を制御してタッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、
設定登録手段は、表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を設定し、画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域検出頻度記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を読出し、タッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を登録するタッチキー領域検出頻度登録手段によって構成され、
走査制御手段は、設定登録手段によって設定されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されているので、同一の表示画面上でタッチキーの数及び領域が変化するような用途において、タッチキー毎に設定された動作検出頻度レベルによって緩急走査を行い、高速応答を求められるタッチキーの動作を高頻度に走査検出すると共に、高速応答性が求められないタッチキーの動作を低頻度に走査検出することによって、押圧動作検出手段の負担を軽減しながらタッチキーの動作検出性能を向上させることができる。
【0080】
また、選択順序配分手段は、検出頻度をkとし、検出頻度がk=0〜nに設定される走査線数をNkとしたときに、一巡の選択動作回数N=Σk×Nkの中で、検出頻度kに設定された走査線は、k回の選択が略等間隔で行われるように走査線の選択順序を設定するので、手軽な整数値演算によって、検出頻度レベルに応じた均等周期で走査制御が行え、押圧動作検出手段の負担を軽減することができる。
【0081】
さらに、抽出選択切換時間間隔をTとしたとき、一巡の選択動作回数Nと抽出選択切換時間間隔Tとの積である一巡動作周期の目標値T0を設定する目標周期設定手段を備え、抽出選択切換時間間隔設定手段は、一巡の選択動作回数Nの大小に応じて、設定された目標値T0に接近するように抽出選択切換時間間隔Tを設定するので、検出するべきタッチキーの点数が少ない場合に、不必要に高頻度の動作検出が行われないようにして、押圧動作検出手段の負担を軽減することができる。
【0082】
また、一巡動作周期の目標値をプログラマブルコントローラを介して取得する目標値優先情報設定手段を備え、目標値優先情報設定手段によって取得された一巡動作周期の目標値は、抽出選択切換時間間隔の設定に当たって、優先使用されるので、一巡動作周期の目標値の設定をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出を行うことができる。
【0083】
また、検出頻度をプログラマブルコントローラを介して取得する検出頻度優先情報設定手段を備え、検出頻度優先情報設定手段によって取得された検出頻度は、走査制御手段で優先使用されるので、検出頻度の設定をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出を行うことができる。
【0084】
さらにまた、抽出選択切換時間間隔をプログラマブルコントローラを介して取得する抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段を備え、抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段によって取得された抽出選択切換時間間隔は、抽出選択切換時間間隔設定手段により設定された抽出選択切換時間間隔よりも押圧動作検出手段で優先使用されるので、抽出選択切換時間間隔の設定をプログラマブルコントローラにより制御して、制御状況に見合った適切な動作検出を行うことができる。
【0085】
また、待機状態制御手段と状態移行検出手段とを備え、
待機状態制御手段は、各走査線の検出頻度が均等になるように走査線の選択順序を設定すると共に、抽出選択切換時間間隔を大に設定して、設定に基づき押圧動作検出手段によりタッチキーの押圧動作を監視するように構成され、
状態移行検出手段は、タッチキーが所定時間以上にわたって押圧動作されないことを検出して待機状態制御手段を有効にすると共に、タッチキーが押圧動作されたときに、待機状態制御手段を無効にするので、オペレータが居ない状態での高頻度なタッチキーの動作検出を回避することができ、押圧動作検出手段の負担軽減に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による設定表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の部分詳細を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の主要機能の動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の画面設定例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の画面表示例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(概要)である。
【図8】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(詳細その1)である。
【図9】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の走査順序の決定を示すフローチャート(詳細その2)である。
【図10】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の動作結果を示す図(その1)である。
【図11】 この発明の実施の形態1による設定表示装置の動作結果を示す図(その2)である。
【図12】 この発明の実施の形態2による設定表示装置の主要機能の動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態2による設定表示装置の画面設定例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態2による設定表示装置の画面表示例を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態3による設定表示装置の動作を説明する図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による設定表示装置の動作を説明する図である。
【図17】 この発明の実施の形態5による設定表示装置の動作を説明する図である。
【図18】 この発明の実施の形態6による設定表示装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態6による設定表示装置の画面表示例を示す図である。
【図20】 従来の設定表示装置の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 設定表示装置、110 第一マイクロプロセッサ(第一CPU)、
111 第一システムメモリ、112 画面プログラムメモリ、
113 第一ワーキングメモリ、114 バッファメモリ、
115 動作読取回路部、116 タッチパネル、117 表示ドライバ、
118 表示器、119 第一シリアルインタフェース、
120 第二シリアルインタフェース、121 第一接続コネクタ、
122 第二接続コネクタ、140 画面プログラム作成用外部ツール、
150 プログラマブルコントロ−ラ(PLC)、
160 第二CPU、161 第二システムメモリ、
162 プログラムメモリ、163 第二ワーキングメモリ、
164 デバイスメモリ、165 第三シリアルインタフェース、
166 第三コネクタ、167 第四コネクタ、
168 出力インタフェース回路、169 入力インタフェース回路、
170 第五コネクタ、171第六コネクタ、180 出力機器、
181 入力機器、190 シーケンスプログラム作成用外部ツール、
201 走査線群、202 検出線群、211 走査レジスタ、
212 検出レジスタ、220 一対の直交透明電極線群、
450,1250 タッチキーの領域登録手段、
451 画面領域別検出頻度設定手段、
452,1252 優先情報設定手段、453,1253 走査制御手段、
454,1254 タッチキーの押圧動作検出手段、
570 走査線番号表示欄、571 画面領域別検出頻度設定欄。

Claims (8)

  1. 画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、上記画面プログラムに基づき上記シリアルインタフェースを介して入力される上記プログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、上記走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、上記表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、上記表示器の表示画面上のタッチキーの領域を登録する領域登録手段、上記表示器の表示画面の領域毎に押圧動作の検出頻度を設定する画面領域別検出頻度設定手段、この画面領域別検出頻度設定手段によって設定された表示画面の領域毎の検出頻度に基づき、上記走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、上記動作読取り回路部を制御して上記タッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、
    上記領域登録手段は、上記表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域を設定し、上記画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域を読出し、上記タッチキーの領域を登録するタッチキー領域登録手段によって構成され、
    上記画面領域別検出頻度設定手段は、上記表示器の表示画面を複数の領域に分割し、上記分割された領域毎に押圧動作の検出頻度を設定し、上記画面プログラムメモリに記憶させる検出頻度記憶手段によって構成され、
    上記走査制御手段は、上記画面領域別検出頻度設定手段によって設定された上記分割された領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、上記走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
    上記押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により上記走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、上記タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されていることを特徴とする設定表示装置。
  2. 画面プログラム作成用外部ツールによって作成された画面プログラムを記憶する画面プログラムメモリと、プログラマブルコントローラと接続されるシリアルインタフェースと、上記画面プログラムに基づき上記シリアルインタフェースを介して入力される上記プログラマブルコントローラの動作状態に応じたタッチキーの画面を表示する表示器と、この表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作が読取られるように、互いに直交する走査線及び検出線によって構成されたタッチパネルと、上記走査線に電流を流し、押圧動作時に導通する検出線を検出することにより、上記表示器上に画面表示されたタッチキーの押圧動作を読取る動作読取り回路部とを有する設定表示装置において、上記表示器の表示画面上のタッチキーの領域及び上記タッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を登録する設定登録手段、この設定登録手段によって登録されたタッチキーの領域及び上記タッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、上記走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔を設定する走査制御手段、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔に基づき、上記動作読取り回路部を制御して上記タッチキーが押圧される押圧動作を検出する押圧動作検出手段を備え、
    上記設定登録手段は、上記表示器の表示画面内で押圧操作の対象となる連接領域の座標情報によって形成されるタッチキーの領域及び上記タッチキーの領域毎の押圧動作の検出頻度を設定し、上記画面プログラムメモリに記憶させるタッチキー領域検出頻度記憶手段と、この画面プログラムメモリに記憶されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を読出し、上記タッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度を登録するタッチキー領域検出頻度登録手段によって構成され、
    上記走査制御手段は、上記設定登録手段によって設定されたタッチキーの領域及びタッチキーの領域毎の検出頻度に基づき、走査線の選択順序を設定する選択順序配分手段と、上記走査線の抽出選択切換時間間隔を設定する抽出選択切換時間間隔設定手段によって構成され、
    上記押圧動作検出手段は、設定された走査線の選択順序及び抽出選択切換時間間隔により上記走査線を選択する検定選択手段と、この検定選択手段によって選択された走査線と押圧動作時に導通する検出線を検出する導通検出手段と、上記タッチキーの領域内で導通検出された検出線の有無を判定する導通領域判定手段によって構成されていることを特徴とする設定表示装置。
  3. 上記選択順序配分手段は、検出頻度をkとし、検出頻度がk=0〜nに設定される走査線数をNkとしたときに、一巡の選択動作回数N=Σk×Nkの中で、検出頻度kに設定された走査線は、k回の選択が略等間隔で行われるように上記走査線の選択順序を設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の設定表示装置。
  4. 上記抽出選択切換時間間隔をTとしたとき、上記一巡の選択動作回数Nと抽出選択切換時間間隔Tとの積である一巡動作周期の目標値T0を設定する目標周期設定手段を備え、上記抽出選択切換時間間隔設定手段は、一巡の選択動作回数Nの大小に応じて、上記設定された目標値T0に接近するように抽出選択切換時間間隔Tを設定することを特徴とする請求項3記載の設定表示装置。
  5. 一巡動作周期の目標値をプログラマブルコントローラを介して取得する目標値優先情報設定手段を備え、上記目標値優先情報設定手段によって取得された一巡動作周期の目標値は、上記抽出選択切換時間間隔の設定に当たって、優先使用されることを特徴とする請求項4記載の設定表示装置。
  6. 検出頻度をプログラマブルコントローラを介して取得する検出頻度優先情報設定手段を備え、上記検出頻度優先情報設定手段によって取得された検出頻度は、上記走査制御手段で優先使用されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の設定表示装置。
  7. 抽出選択切換時間間隔をプログラマブルコントローラを介して取得する抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段を備え、上記抽出選択切換時間間隔優先情報設定手段によって取得された抽出選択切換時間間隔は、上記抽出選択切換時間間隔設定手段により設定された抽出選択切換時間間隔よりも上記押圧動作検出手段で優先使用されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の設定表示装置。
  8. 待機状態制御手段と状態移行検出手段とを備え、
    上記待機状態制御手段は、各走査線の検出頻度が均等になるように上記走査線の選択順序を設定すると共に、抽出選択切換時間間隔を大に設定して、上記設定に基づき上記押圧動作検出手段によりタッチキーの押圧動作を監視するように構成され、上記状態移行検出手段は、タッチキーが所定時間以上にわたって押圧動作されないことを検出して上記待機状態制御手段を有効にすると共に、上記タッチキーが押圧動作されたときに、上記待機状態制御手段を無効にすることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の設定表示装置。
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