JP6209020B2 - 半導体集積回路装置、表示装置および情報機器 - Google Patents

半導体集積回路装置、表示装置および情報機器 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路装置、表示装置および情報機器に関し、特にそれらの表示画面上に設けられたタッチセンサの制御回路に好適に利用できるものである。
スマートフォンを始めとして、表示画面上にタッチセンサが設けられ、表示画面をユーザが触れることによって、情報を入力することができる表示装置を備えた携帯機器等の情報機器が普及してきている。そのような情報機器に備えられる表示装置は、例えば液晶表示(LCD: Liquid Crystal Display)パネルとタッチパネルがインセル方式あるいはオンセル方式等で積層され、表示駆動IC(Integrated Circuit)とタッチ制御IC、或いはそれらが集積された1チップの半導体集積回路装置(IC)によって制御・駆動される。これらのICは、アプリケーションプロセッサと、MIPI/DSI(Mobile Industry Processor Interface / Display Serial Interface)、I2C(Inter-Integrated Circuit)などの通信路で接続され、表示データ、タッチ検出情報、その他制御コマンドやステータス情報の送受信を行っている。
特許文献1には、ディスプレイとタッチスクリーンを有するタッチスクリーンディスプレイと、装置の傾きを検出するセンサと、センサの検出に応じてディスプレイの画面の向きを変更するコントローラとを備える装置が開示されている。コントローラは、ユーザがタッチスクリーンに対して行うジェスチャによって、画面の向きを変更する機能を備えることにより、画面に表示された画像をユーザがより見やすい状態にすることができる。
特許文献2には、ユーザによる操作なしに操作性を高めることができる、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有した端末が開示されている。端末の傾きを検知することによって持ち手を推測し、さらにその持ち手に応じて入力しやすい領域を推定した上で、その領域にソフトウェアキーボードを提示する。
特許文献3には、タッチパネルを備えた表示装置において、制御応答性の低下を抑える技術が開示されている。表示画面の領域毎に押圧動作の検出頻度レベルを設定することができるように構成する。
特開2013−65293号公報 特開2012−256153号公報 特開2004−102911号公報
特許文献1、2及び3について本発明者が検討した結果、以下のような新たな課題があることがわかった。
携帯機器等の情報機器において、消費電力の低減は常に重要な課題である。表示画面上にタッチセンサが設けられた表示装置を備える携帯機器においても同様である一方、そのような機器では表示パネルの大画面化、高精細化の傾向が著しい。特許文献3に記載される技術は、表示画面の領域毎にタッチ操作の検出頻度レベルを設定することができるので、タッチ操作を検知する必要のない領域の検出頻度レベルを低く抑えることによって、消費電力が低減されることが期待できる。
このような情報機器には、特許文献1や特許文献2に記載される技術のように、ユーザがその機器を持つ向きを検知して、それに合わせて表示を変更する機能を備えるものがある。特許文献1や特許文献2に記載される情報機器では、特許文献1におけるコントローラのようなプロセッサが、装置の傾きを検出するセンサからの情報に基づいて、適切な表示方向を判断し、表示データを再計算することにより、表示の向きを変更している。そのような機能を有する機器において、上記のような、タッチ検出をする必要のない領域の検出頻度レベルを低く抑える技術を組合せることによって、消費電力を抑えようとする場合、機器が把持される向きに応じて、検出頻度レベルを低くする領域を再計算して変更し、その設定を変更する必要がある。プロセッサによる再計算は、演算量の増加に伴って応答性を劣化させるばかりでなく、消費電力を増加させる問題もある。
本発明の目的は、表示パネル上にタッチパネルが設けられた表示装置と、傾きを検出するセンサと、プロセッサとを備える情報機器において、その機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示装置と情報機器全体の消費電力を低く抑えることである。また、上記表示装置に搭載され、タッチパネルを制御しタッチ検出を行うタッチ制御ICであって、搭載された表示装置及び情報機器において上記の本発明の目的を達成し得る、タッチ制御ICを提供することである。
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本発明の一実施の形態によれば、下記の通りである。
すなわち、表示パネル上にタッチパネルが設けられた表示装置と、傾きを検出する傾き検出器と、プロセッサとを備える情報機器であって、表示装置はタッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作が可能で、そのタッチパネル内のタッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定することができるように構成される。表示装置は、画像表示方向レジスタを備え、プロセッサは、傾き検出器による検出結果に基づいて、画像表示方向を示すパラメータを画像表示方向レジスタに書込む。表示装置は、画像表示方向レジスタに格納されるパラメータが変更されたとき、タッチ検知停止領域をそのパラメータに基づいて変更する。タッチ制御ICは、上記の機能を備える半導体集積回路として構成され、表示装置に搭載される。
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域も変更されるので、表示装置と情報機器全体の消費電力を低く抑えることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置及び情報機器の構成を表すブロック図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る情報機器の構成例を表すブロック図である。 図3は、タッチ検知停止領域を示す説明図である。 図4は、画像表示方向が変更されたタッチ検知停止領域を示す説明図である。 図5は、表示装置のタッチ駆動動作(全画面スキャン)を表す波形図である。 図6は、表示装置のタッチ駆動動作(一部スキャン)を表す波形図である。 図7は、表示装置の画像表示方向が変更されたときの一部スキャンを表す波形図である。 図8は、検出周期が向上された一部スキャンを表す波形図である。 図9は、表示座標とタッチ駆動/検知線の座標との対応関係の説明図である。 図10は、TX/RX座標対応テーブルの説明図である。 図11は、タッチ検出対象画像座標指定レジスタと画像データ領域指定レジスタ及び画像表示方向レジスタの構成表である。 図12は、タッチ検知停止領域を指定し、表示装置に低消費電力動作をさせる動作例を表すフローチャートである。 図13は、実施形態3に係るタッチ制御ICの構成を表すブロック図である。 図14は、実施形態4に係る情報装置の構成例を表すブロック図である。 図15は、タッチ制御ICと表示ドライバICを別チップで構成した構成例を表すブロック図である。 図16は、タッチ制御ICと表示ドライバICを別チップで構成した、別の構成例を表すブロック図である。 図17は、タッチ制御ICと表示ドライバICを別チップで構成した、さらに別の構成例を表すブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<画像表示方向に基づいてタッチセンス停止領域を変更するタッチ制御IC>
傾きを検出する傾き検出器(3)が接続されるプロセッサ(2)を備える情報機器(100)に搭載され、表示パネル(4)と前記表示パネル上に積層されたタッチパネル(5)とを有する表示装置(1)に搭載されることが可能な半導体集積回路装置(6、8)であって、以下のように構成される。
前記半導体集積回路装置は、前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成される。
前記半導体集積回路装置は、画像表示方向レジスタ(14)を備える。前記画像表示方向レジスタは、前記プロセッサにより、前記傾き検出器の検出結果に基づいて算出された画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成される。前記半導体集積回路装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチ検知停止領域を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路(13)を備える。
これにより、搭載された情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域も変更されるので、表示装置の消費電力を低く抑えることができる。
〔2〕<表示座標の変換を行う表示駆動回路をオンチップ>
項1において、前記半導体集積回路装置は、前記プロセッサから一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて前記表示パネルに画像を表示可能に構成される(例えば表示ドライバ回路10)。前記半導体集積回路装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標を、前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、表示座標変換回路(11)をさらに備える。
これにより、搭載された情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域の座標変換と併せて、画像が表示される座標の変換も並行して行われるので、傾きの変更に対する応答を早くすることができる。
〔3〕<TX/RXイネーブルレジスタ>
項1または項2において、前記タッチパネルは、複数のタッチ駆動線(22_1〜22_m)と、前記複数のタッチ駆動線と交差する複数のタッチ検知線(32_1〜32_n)を備える(mとnは正の整数。)。
前記半導体集積回路装置は、前記複数のタッチ駆動線のそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路(21_1〜21_m)と、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路(31_1〜31_n)と、タッチ駆動イネーブルレジスタ(23)と、タッチセンスイネーブルレジスタ(33)とを有する。前記半導体集積回路装置は、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記複数のタッチ駆動回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成され、前記タッチセンスイネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記複数のタッチセンス回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域をきめ細かく設定することができる。
〔4〕<表示座標とタッチ駆動/検知線の座標対応テーブル>
項3において、前記半導体集積回路装置は、前記複数のタッチ駆動線の物理的位置と前記複数のタッチ検知線の物理的位置のそれぞれを、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標と対応付ける、座標対応テーブル(15)をさらに備える。前記変換演算回路は、前記座標対応テーブルを参照し、前記タッチ検知停止領域に基づいて前記タッチ駆動イネーブルレジスタと前記タッチセンスイネーブルレジスタとをそれぞれ設定する。
これにより、動作を停止させるべきタッチ駆動回路とタッチセンス回路とを、画像の表示座標から簡単に導出することができる。
〔5〕<座標対応テーブルを格納するNVM(Non Volatile Memory)>
項4において、前記半導体集積回路装置は、前記座標対応テーブルを格納可能な、不揮発性メモリ(NVM,16)を備える。
これにより、搭載されるタッチパネルと表示パネルの構造に適合する、座標対応テーブルを、表示装置内の不揮発性メモリに書き込むことができ、多種多様なタッチパネルと表示パネルに適合させることができる。
〔6〕<タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項1において、前記半導体集積回路装置は、前記タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ(12)を備える。
これにより、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔7〕<複数のタッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項6において、前記半導体集積回路装置は、複数の前記タッチ検知停止領域それぞれの起点と終点を指定する複数のレジスタ(12)を備える。
これにより、複数のタッチ検知停止領域を指定する場合であっても、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔8〕<RX−Filter−ADC(Analog to Digital Converter)の間欠動作>
項3において、前記半導体集積回路装置は、前記複数のタッチセンス回路の出力に接続されるフィルタ回路(34)と、前記フィルタ回路の出力に接続されるA/D変換器(35)とをさらに備え、前記タッチセンスイネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記フィルタ回路と前記A/D変換器のそれぞれを間欠動作させる制御を可能に構成される。
これにより、消費電力をさらに低く抑えることができる。
〔9〕<CPU(Central Processing Unit)の動作周波数>
項8において、前記半導体集積回路装置は、前記A/D変換器の出力を格納可能なメモリ(36)と、前記メモリにアクセス可能に接続されるCPU(26)とをさらに備え、前記タッチセンスイネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記CPUの動作周波数を変更する制御を可能に構成される。
これにより、消費電力をさらに低く抑えることができる。
〔10〕<TX/RXイネーブルレジスタ+TXの頻度向上>
項3において、前記半導体集積回路装置は、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域以外の、タッチセンス(タッチ検知)を行う領域において、検知の感度を向上させることができる。
〔11〕<画像表示方向に基づいてタッチセンス停止領域を変更する表示装置>
傾きを検出する傾き検出器(3)が接続されるプロセッサ(2)を備える情報機器(100)に搭載されることが可能であり、表示パネル(4)と前記表示パネル上に積層されたタッチパネル(5)とを有する表示装置(1)であって、以下のように構成される。
前記表示装置は、前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成される。
前記表示装置は、画像表示方向レジスタ(14)を備える。前記画像表示方向レジスタは、前記プロセッサにより、前記傾き検出器の検出結果に基づいて算出された画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成される。前記表示装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチ検知停止領域を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路(13)を備える。
これにより、搭載された情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域も変更されるので、表示装置の消費電力を低く抑えることができる。
〔12〕<表示座標の変換>
項11において、前記表示装置は、前記プロセッサから一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて前記表示パネルに画像を表示可能に構成される(例えば表示ドライバ回路10)。前記表示装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標を、前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、表示座標変換回路(11)をさらに備える。
これにより、搭載された情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域の座標変換と併せて、画像が表示される座標の変換も並行して行われるので、傾きの変更に対する応答を早くすることができる。
〔13〕<TX/RXイネーブルレジスタ>
項11または項12において、前記タッチパネルは、複数のタッチ駆動線(22_1〜22_m)と、前記複数のタッチ駆動線と交差する複数のタッチ検知線(32_1〜32_n)を備える。前記表示装置は、前記複数のタッチ駆動線のそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路(21_1〜21_m)と、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路(31_1〜31_n)と、タッチ駆動イネーブルレジスタ(23)と、タッチセンスイネーブルレジスタ(33)とを有する。前記表示装置は、前記タッチ駆動イネーブルレジスタに基づいて、前記複数のタッチ駆動回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成され、前記タッチセンスイネーブルレジスタに基づいて、前記複数のタッチセンス回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域をきめ細かく設定することができる。
〔14〕<表示座標とタッチ駆動/検知線の座標対応テーブル>
項13において、前記表示装置は、前記複数のタッチ駆動線の物理的位置と前記複数のタッチ検知線の物理的位置のそれぞれを、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標と対応付ける、座標対応テーブル(15)をさらに備える。前記変換演算回路は、前記座標対応テーブルを参照し、前記タッチ検知停止領域に基づいて前記タッチ駆動イネーブルレジスタと前記タッチセンスイネーブルレジスタとをそれぞれ設定する。
これにより、動作を停止させるべきタッチ駆動回路とタッチセンス回路とを、画像の表示座標から簡単に導出することができる。
〔15〕<座標対応テーブルを格納するNVM>
項14において、前記表示装置は、前記座標対応テーブルを格納可能な、不揮発性メモリ(NVM,16)を備える。
これにより、搭載されるタッチパネルと表示パネルの構造に適合する、座標対応テーブルを、表示装置内の不揮発性メモリに書き込むことができ、多種多様なタッチパネルと表示パネルに適合させることができる。
〔16〕<タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項11において、前記表示装置は、前記タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ(12)を備える。
これにより、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔17〕<複数のタッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項16において、前記表示装置は、複数の前記タッチ検知停止領域それぞれの起点と終点を指定する複数のレジスタ(12)を備える。
これにより、複数のタッチ検知停止領域を指定する場合であっても、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔18〕<TX/RXイネーブルレジスタ+TXの頻度向上>
項13において、前記表示装置は、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域以外の、タッチセンス(タッチ検知)を行う領域において、検知の感度を向上させることができる。
〔19〕<画像表示方向に基づいてタッチセンス停止領域を変更する情報機器>
表示パネル(4)と前記表示パネル上にタッチパネル(5)とが設けられた表示装置(1)と、傾きを検出する傾き検出器(3)と、プロセッサ(2)とを備える情報機器(100)であって、以下のように構成される。
前記表示装置は、前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成される。前記表示装置は、画像表示方向レジスタ(14)を備える。前記プロセッサは、前記傾き検出器による検出結果に基づいて、前記画像表示方向レジスタに画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成される。前記表示装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチ検知停止領域を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路(13)を備える。
これにより、情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域も変更されるので、表示装置と情報機器全体の消費電力を低く抑えることができる。
〔20〕<表示座標の変換>
項19に記載の情報機器において、前記表示装置は、前記プロセッサから一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて前記表示パネルに画像を表示可能に構成される(例えば表示ドライバ回路10)。前記表示装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標を、前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、表示座標変換演算回路(11)をさらに備える。
これにより、情報機器の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域の座標変換と併せて、画像が表示される座標の変換も並行して行われるので、傾きの変更に対する応答を早くすることができる。
〔21〕<TX/RXイネーブルレジスタ>
項19または項20に記載の情報機器において、前記タッチパネルは、複数のタッチ駆動線(22_1〜22_m)と、前記複数のタッチ駆動線と交差する複数のタッチ検知線(32_1〜32_n)を備える。
前記表示装置は、前記複数のタッチ駆動線のそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路(21_1〜21_m)と、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路(31_1〜31_n)と、タッチ駆動イネーブルレジスタ(23)と、タッチセンスイネーブルレジスタ(33)とを有する。
前記表示装置は、前記タッチ駆動イネーブルレジスタに基づいて、前記複数のタッチ駆動回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成され、前記タッチセンスイネーブルレジスタに基づいて、前記複数のタッチセンス回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域をきめ細かく設定することができる。
〔22〕<表示座標とタッチ駆動/検知線の座標対応テーブル>
項21に記載の情報機器において、前記表示装置は、前記複数のタッチ駆動線の物理的位置と前記複数のタッチ検知線の物理的位置のそれぞれを、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標と対応付ける、座標対応テーブル(15)をさらに備える。前記変換演算回路は、前記座標対応テーブルを参照して、前記タッチ検知停止領域に対応するタッチ駆動イネーブルレジスタとタッチセンスイネーブルレジスタを設定する。
これにより、動作を停止させるべきタッチ駆動回路とタッチセンス回路とを、画像の表示座標から簡単に導出することができる。
〔23〕<座標対応テーブルを格納するNVM>
項22に記載の情報機器において、前記表示装置は、前記座標対応テーブルを格納可能な、不揮発性メモリ(NVM,16)を備える。
これにより、搭載されるタッチパネルと表示パネルの構造に適合する、座標対応テーブルを、表示装置内の不揮発性メモリに書き込むことができ、多種多様なタッチパネルと表示パネルに適合させることができる。
〔24〕<タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項19に記載の情報機器において、前記表示装置は、前記タッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ(12)を備える。
これにより、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔25〕<複数のタッチ検知停止領域の起点と終点を指定するレジスタ>
項24に記載の情報機器において、前記表示装置は、複数の前記タッチ検知停止領域それぞれの起点と終点を指定する複数のレジスタ(12)を備える。
これにより、タッチ検知停止領域を指定する場合であっても、プロセッサは、タッチ検知停止領域の指定を少ない通信量で指定することができる。
〔26〕<TX/RXイネーブルレジスタ+TXの頻度向上>
項21に記載の情報機器において、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させる制御を可能に構成される。
これにより、タッチ検知停止領域以外の、タッチセンス(タッチ検知)を行う領域において、検知の感度を向上させることができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
〔実施形態1〕<画像表示方向に基づいてタッチセンス停止領域を変更する表示装置>
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置1及び情報機器100の構成を表すブロック図である。情報機器100は、表示装置1と傾きを検出する傾き検出器3とアプリケーションプロセッサ2とを備える。
表示装置1は、タッチパネル5に対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、タッチパネル5内のタッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定することができるように構成される。表示装置1は、画像表示方向レジスタ14を備える。アプリケーションプロセッサ2は、傾き検出器3による検出結果に基づいて画像表示方向レジスタ14に画像表示方向を示すパラメータを書込むことができる。表示装置1は、画像表示方向レジスタ14に格納されるパラメータが変更されたとき、タッチ検知停止領域を画像表示方向レジスタ14に格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路13を備える。
これにより、情報機器100の傾きに応じて表示領域を変更する場合に、表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域も変更されるので、表示装置1と情報機器100全体の消費電力を低く抑えることができる。表示領域の変更に伴って、タッチ検知停止領域が変更されないと、画面全体を対象にタッチ検知を行うこととなるため、消費電力を抑えることができないからである。
図2は、本発明の一実施の形態に係る情報機器100の構成例を表すブロック図である。情報機器100は、例えば、スマートフォンなどの携帯機器であり、表示装置1と、メイン回路基板99と、マイク95、スピーカ95、カメラ98、アンテナ97、バッテリ96等を含んで構成される。表示装置1は、表示パネル4とタッチパネル5と、それらを制御するタッチコントローラと表示ドライバを1チップ化したタッチ制御IC8とを備えて構成される。メイン回路基板99には、上述のアプリケーションプロセッサ2と傾きを検出する傾き検出器3とが搭載され、アプリケーションプロセッサ2は、例えば、MIPI/DSIやI2Cなどの通信路によってタッチ制御IC8と接続される。メイン回路基板99上でアプリケーションプロセッサ2には、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリ86とDRAM(Dynamic Random Access Memory)87が接続され、フラッシュメモリ86に格納されたアプリケーションプログラムが実行される。メイン回路基板99には、さらに、例えば、音声処理回路88と、画像処理回路93と、RFIC92とベースバンドIC91とRF回路90と、電源制御(Power Management)IC89が搭載される。音声処理回路88は、オーディオアンプと音声CODEC(COding and DECoding)を含み、マイク95やスピーカ95と接続されて、音声の入出力を行う。画像処理回路93はイメージセンサ等を含み、カメラ98と接続されて、映像を取り込んでディジタル化する。RF(Radio Frequency)回路90にはRFアンプ、フィルタ、スイッチ、GPS(Global Positioning System)等が含まれ、RFIC92とベースバンドIC91と共に、無線通信を行う。電源制御IC89は、接続されるバッテリ96から供給される電源を、必要に応じて昇圧/降圧などの電圧変換をし、或いはさらに安定化して、情報機器100内の種々の機能ブロックへ供給する。
図1に戻って、表示装置1またはタッチ制御IC8の構成例をさらに詳しく説明する。表示装置1またはタッチ制御IC8は、表示パネル4を駆動する表示ドライバ回路10と、タッチ線スキャン回路20と、タッチ状態検出回路30と、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12と、TX/RX座標対応テーブル15と、不揮発性メモリ(NVM)16とを備える。表示装置1またはタッチ制御IC8は、さらに、CPU26と、インターフェース27と、制御論理回路25とを含んで構成されても良い。特に制限されないが、タッチ制御IC8は、例えば、公知のCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor field effect transistor)半導体製造技術を用いて、シリコンなどの単一半導体基板上に形成される。
表示ドライバ回路10は、アプリケーションプロセッサ2から一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて表示パネル4に画像を表示することができる回路である。本実施形態の表示ドライバ回路10は、表示座標変換回路11を含み、画像表示方向レジスタ14に格納されるパラメータに基づいて、表示する画像を回転させることができる。例えば、情報機器100がスマートフォンなどの携帯機器であり、ユーザがこれを上下逆に持ったときには入力された表示データを180°回転させた位置に表示し、ユーザが右あるいは左に倒して持ったときには入力された表示データをその倒された方向に90°回転させた位置に表示する。
タッチパネル5は、互いに交差する複数のタッチ駆動線22_1〜22_mと、複数のタッチ検知線32_1〜32_nを備える。(mとnは正の整数。)タッチ線スキャン回路20は、複数のタッチ駆動線22_1〜22_mのそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路21_1〜21_mと、タッチ駆動イネーブルレジスタ23と、走査パルス生成回路24とを備える。走査パルス生成回路24は、複数のタッチ駆動回路21_1〜21_mに走査パルスを供給し、タッチ駆動イネーブルレジスタ23は、複数のタッチ駆動回路21_1〜21_mのそれぞれの動作を停止させる制御を行う。例えば、タッチ駆動イネーブルレジスタ23を、タッチ駆動回路21_1〜21_mに対応するレジスタTXEN1〜TXENmを含んで構成し、各レジスタに設定する値によって、タッチ駆動回路21_1〜21_mをそれぞれ独立に動作/停止させる制御を行う。
タッチ状態検出回路30は、複数のタッチ検知線32_1〜32_nのそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路31_1〜31_nと、タッチセンスイネーブルレジスタ33と、フィルタ34と、A/D変換器35と、RAM(Random Access memory)36とを備える。タッチセンス回路31_1〜31_nは、タッチパネル5が押された圧力、またはタッチパネル5への指などの接触または接近によって生じる電気力線分布の変化に起因する容量変化によって、タッチ検知線32_1〜32_nに生じる信号の変化を検知する。例えば、タッチパネル5が容量式の場合、複数のタッチ駆動線22_1〜22_mと複数のタッチ検知線32_1〜32_nが交差する箇所に線間容量があり、タッチ駆動線22_1〜22_mの走査信号が、この線間容量を介してタッチ検知線32_1〜32_nに伝搬する。タッチパネル5が押されるか、タッチパネル5に指が接触することによってタッチされた部分の線間容量が増加すると、タッチ検知線32_1〜32_nに伝搬する走査信号の振幅が大きくなる。タッチセンス回路31_1〜31_nは、タッチ検知線32_1〜32_nに伝搬する走査信号の振幅を増幅して出力する。タッチセンス回路31_1〜31_nの出力はフィルタ34を介してA/D変換器35に入力され、ディジタル値に変換されてRAM36に書き込まれる。CPU26は、制御論理回路25を介してRAM36から、タッチ検知線32_1〜32_nに伝搬した走査信号の振幅のディジタル化された値を読み出し、タッチパネル5のタッチの状態、即ち、タッチ箇所の座標、タッチ箇所の数、さらには、タッチ箇所の変化などを算出して、インターフェース27を介してアプリケーションプロセッサ2に送信する。アプリケーションプロセッサ2からRAM36へのアクセスを可能として、上記のようなタッチパネル5のタッチの状態を、アプリケーションプロセッサ2側で算出できるように構成しても良い。その場合には、CPU26は不要であり、制御論理回路25も簡略化される。一方、上述の例のように、表示装置1にCPU2を搭載することにより、アプリケーションプロセッサ2の演算処理負担を軽減し、表示装置1とアプリケーションプロセッサ2との通信データ量を減らすことができる。
タッチセンスイネーブルレジスタ33は、複数のタッチセンス回路31_1〜31_nのそれぞれの動作を停止させる制御を行う。上述のタッチ駆動イネーブルレジスタ23による、タッチ駆動回路21_1〜21_mの停止制御と併せて、タッチパネル5内のタッチ検出の必要がない領域へのタッチ駆動回路21_1〜21_mの動作と、タッチセンス回路31_1〜31_nの動作を停止することができるので、表示装置1と情報機器100全体の消費電力を低く抑えることができる。例えば、タッチセンスイネーブルレジスタ33を、タッチセンス回路31_1〜31_nに対応するレジスタRXEN1〜RXENnを含んで構成し、各レジスタに設定する値によって、タッチセンス回路31_1〜31_nをそれぞれ独立に動作/停止させる制御を行う。
タッチパネル5の一部の領域に対して、タッチ検知動作を停止する動作例について説明する。
図3と図4は、タッチ検知停止領域を示す説明図であり、図4は、画像表示方向が変更されたタッチ検知停止領域を示す説明図である。図5、図6、図7は、表示装置のタッチ駆動動作(全画面スキャン)を表す波形図であり、図5は全画面をスキャンする場合、図6は一部をスキャンする場合、図7は画像表示方向が変更されタッチ検知停止領域が変更された場合の、スキャン動作を表す。
図3は、タッチ検知停止領域を示す説明図である。表示パネル4とタッチパネル5が積層されており、表示パネルに3つの表示領域41、42、43がある例が示されている。表示領域41には例えば何らか出力情報が表示され、表示領域42と43にはキーボードが表示されている。タッチパネル5は、タッチ駆動線22_1〜22_8と、タッチ検知線32_1〜32_10を備え、タッチ駆動線22_1〜22_8はそれぞれタッチ駆動回路21_1〜21_8によって駆動され、タッチ検知線32_1〜32_10はそれぞれタッチセンス回路31_1〜31_10に接続される。タッチ駆動回路21_1〜21_8は図示を省略されているタッチ駆動イネーブルレジスタ23のTXEN1〜TXEN8によってオン/オフ制御され、タッチセンス回路31_1〜31_10は図示を省略されているタッチセンスイネーブルレジスタ33のRXEN1〜RXEN10によってオン/オフ制御される。表示領域41には情報が出力されているだけで検出を必要としない場合、表示領域41に対応して、タッチ検知停止領域51が指定される。一方、キーボードが表示される表示領域42と43に対応して、タッチ検出対象領域52と53が指定される。表示領域42と43との間の、特に何も表示される画像がない領域も、タッチ検知停止領域51に含まれる。このとき、タッチ駆動回路21_1〜21_3は、タッチ検出対象領域52と53上のタッチ駆動線22_1〜22_3を駆動するので、タッチ駆動イネーブルレジスタ23のTXEN1〜TXEN3によってオンに指定され、タッチ駆動回路21_4〜21_8は、タッチ検知停止領域51上のタッチ駆動線22_4〜22_8を駆動するので、タッチ駆動イネーブルレジスタ23のTXEN4〜TXEN8によってオフに指定される。タッチ検出対象領域52と53上のタッチ検知線32_1〜32_4と32_7〜32_10に接続されるタッチセンス回路31_1〜31_4と31_7〜31_10はオンに指定され、他のタッチセンス回路31_5〜31_6はオフに指定される。
図5と図6は、表示装置のタッチ駆動動作(全画面スキャン)を表す波形図であり、図6は、表示装置のタッチ駆動動作(一部スキャン)を表す波形図である。図5と図6には、それぞれ横軸に時間をとり、縦軸には上から順に、タッチ駆動回路21_1〜21_8(TX1〜TX8)の出力である、タッチ駆動線22_1〜22_8の波形が示される。タッチ検知停止領域の指定がなく、画面全体をスキャンする場合には、図5に示されるように、タッチ駆動回路21_1〜21_8(TX1〜TX8)は時刻t1から順次時刻t2、t3、t4、t5、t6、t7、t8に、タッチ駆動線22_1〜22_8に走査パルスを出力する。時刻t10〜t17も同様である。タッチ検知停止領域が指定された図3の例では、タッチ駆動回路21_1〜21_3はオンに指定され21_4〜21_8はオフに指定されるので、図6に示されるように、時刻t1〜t4、時刻t10〜t13にのみ、タッチ駆動線22_1〜22_3に走査パルスを出力する。
本実施形態の表示ドライバ回路10は、表示座標変換回路11を含み、画像表示方向レジスタ14に格納されるパラメータに基づいて、表示する画像を回転させることができる。これに伴って、タッチ検知停止領域をも回転させ、それに合わせて、タッチ駆動イネーブルレジスタ23のTXEN1〜TXEN8の値も更新される。ユーザがスマートフォンなどの携帯機器である情報機器100を、上下逆に持ったときに、入力された表示データが180°回転された位置に表示される例について説明する。
図4は、画像表示方向が変更されたタッチ検知停止領域を示す説明図である。図3の表示領域41、42、43はそれぞれ、180°回転されて、表示領域44、45、46に変換される。これに合わせてタッチ検知停止領域51はタッチ検知停止領域54に、タッチ検出対象領域52と53はそれぞれタッチ検出対象領域55と56に、変換される。これに合わせて、タッチ駆動イネーブルレジスタ23のTXEN1〜TXEN3の値はオンからオフに変更され、TXEN6〜TXEN8の値はオフからオンに変更される。
図7は、表示装置1の画像表示方向が変更されたときの一部スキャンを表す波形図である。図5、6と同様に、横軸に時間をとり、縦軸には上から順に、タッチ駆動回路21_1〜21_8(TX1〜TX8)の出力である、タッチ駆動線22_1〜22_8の波形が示される。図6で時刻t1〜t4、時刻t10〜t13にタッチ駆動線22_1〜22_3に出力された走査パルスの出力が停止され、代わって、時刻t7〜t9、時刻t15〜t18に、タッチ駆動線22_6〜22_8に走査パルスが出力される。
以上は、タッチ駆動イネーブルレジスタ23に着目して説明したが、タッチセンスイネーブルレジスタ33についても同様である。
表示領域が回転されて変更されたときに、タッチ検知停止領域が追随しないと、回転後の表示画像においてタッチ検出が必要な領域のタッチ検知動作が停止されたままになるという問題が生じる。回転後は画面全面をタッチ検知動作の対象とすることにより、この問題を解決することができるが、タッチ検知動作を停止することによる消費電力低減の効果を維持することができないという問題になる。本実施形態に示したように、表示領域の回転に合わせてタッチ検知停止領域を回転させ、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33の設定を変更することにより、表示領域が回転された後も、適切な領域のタッチ検知動作を停止することにより、消費電力低減の効果を維持することができる。
また、表示領域が回転されて変更されたときに、従来はアプリケーションプロセッサ2によって回転後の表示画像においてタッチ検出が必要な領域やタッチ検知停止領域を再設定する必要があった。本発明においては、タッチ制御IC8が自律的に、表示領域の回転に合わせてタッチ検知停止領域を回転させ、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33の設定を変更することにより、アプリケーションプロセッサ2による再設定の必要をなくすことができる。これにより、表示画像の作り手は、ソフトウェアにおいて、画像に対応するタッチ検知領域やタッチ検知停止領域などを指定すればよく、機器の方向やタッチ制御IC8と表示パネル4の物理的な接続を意識しなくてよい。この効果は、他の実施形態においても、同様に奏せられる。
<RX−Filter−ADCの間欠動作、CPUの動作周波数の最適化>
以上説明した表示装置1またはタッチ制御IC8において、タッチセンスイネーブルレジスタ33の設定値に基づいて、タッチセンス回路31_1〜31_nの出力に接続されるフィルタ回路34と、フィルタ回路34の出力に接続されるA/D変換器35とを、それぞれ間欠動作させることができる。さらに、タッチセンスイネーブルレジスタ33の設定値に基づいて、CPU26の動作周波数を変更(低く)することができる。これにより、消費電力をさらに低く抑えることができる。
<TX/RXイネーブルレジスタ+TXの頻度向上>
以上説明した表示装置1またはタッチ制御IC8において、タッチセンスイネーブルレジスタ33の設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させることができる。図8は、検出周期が向上された一部スキャンを表す波形図である。図5、6、7と同様に、横軸に時間をとり、縦軸には上から順に、タッチ駆動回路21_1〜21_8(TX1〜TX8)の出力である、タッチ駆動線22_1〜22_8の波形が示される。図6では、時刻t1〜t4、時刻t10〜t13にタッチ駆動線22_1〜22_3に走査パルスが出力された後、時刻t4〜t10、時刻t13〜t18の期間は、走査パルスは出力されない。一方、図8に示すように、時刻t1〜t4にタッチ駆動線22_1〜22_3に走査パルスが出力された後、それに引き続き時刻t5〜t8、時刻t9〜t12、時刻t13〜t17など、タッチ駆動線22_1〜22_3への走査パルスが繰り返し出力される。
これにより、タッチ検知停止領域以外の領域では、タッチ駆動とタッチセンスの頻度を向上させることができ、タッチ検知停止領域以外の、タッチセンス(タッチ検知)を行う領域において、検知の感度を向上させることができる。
<TX/RX座標対応テーブル>
図1に戻って、表示装置1またはタッチ制御IC8の構成例をさらに詳しく説明する。表示装置1またはタッチ制御IC8は、画像表示方向レジスタ14と、変換演算回路13と、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12と、TX/RX座標対応テーブル15と、不揮発性メモリ(NVM)16とを備える。アプリケーションプロセッサ2は、傾き検出器3による検出結果に基づいて画像表示方向レジスタ14に画像表示方向を示すパラメータを書込む。表示装置1またはタッチ制御IC8は、画像表示方向レジスタ14に格納されるパラメータが変更されたとき、タッチ検知停止領域を画像表示方向レジスタ14に格納される内容に基づいて変更する。
タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12は、表示パネル4上の画像のうち、タッチ検出の対象である画像の座標を指定するレジスタである。TX/RX座標対応テーブル15は、表示パネル4上の画像のための座標と、タッチ駆動線22_1〜22_m及びタッチ検知線32_1〜32_nの配置を対応付けるテーブルである。
図9は、表示座標とタッチ駆動/検知線の座標との対応関係の説明図である。図3、図4と同様に積層された表示パネル4とタッチパネル5が示され、タッチ駆動線22_1〜22_8とタッチ駆動回路21_1〜21_8、タッチ検知線32_1〜32_10とタッチセンス回路31_1〜31_10が示される。さらに、X方向に0〜Xまでの座標とY方向に0〜Yまでの座標が示される。
図10は、TX/RX座標対応テーブルの説明図である。タッチ駆動回路21_1〜21_8(TX1〜TX8)毎に、タッチ駆動線22_1〜22_8を中心とする座標範囲が示される。タッチ駆動回路21_1(TX1)に対応する座標範囲は0以上Y/8−1までの範囲である。以下、タッチ駆動回路21_2(TX2)、21_3(TX3)、21_4(TX4)、21_5(TX5)、21_6(TX6)、21_7(TX7)、21_8(TX8)のそれぞれに対応する座標範囲は、Y/8〜2Y/8−1、2Y/8〜3Y/8−1、3Y/8〜4Y/8−1、4Y/8〜5Y/8−1、5Y/8〜6Y/8−1、6Y/8〜7Y/8−1、7Y/8〜Yである。同様に、タッチセンス回路31_1〜31_10(RX1〜RX10)毎に、タッチ検出線32_1〜32_10を中心とする座標範囲が示される。タッチセンス回路31_1(RX1)に対応する座標範囲は0以上X/10−1までの範囲である。以下、タッチセンス回路31_2(RX2)、31_3(RX3)、31_4(RX4)、31_5(RX5)、31_6(RX6)、31_7(RX7)、31_8(RX8)、31_9(RX9)、31_10(RX10)のそれぞれに対応する座標範囲は、X/10〜2X/10−1、2X/10〜3X/10−1、3X/10〜4X/10−1、4X/10〜5X/10−1、5X/10〜6X/10−1、6X/10〜7X/10−1、7X/10〜8X/10−1、8X/10〜9X/10−1、9X/10〜Xである。
このテーブルは、NVM16に格納されるように構成されるとよい。例えば、表示装置1のうちタッチパネル5と表示パネル4以外の部分を1個または複数個のICに集積化する場合、ICとタッチパネル5、表示パネル4との組合せに自由度を持たせることができる。組合せられるタッチパネル5と表示パネル4の品種や仕様が確定した後に、NVM16にそのタッチパネル5と表示パネル4における、画像表示の座標とタッチ駆動線22_1〜22_m及びタッチ検知線32_1〜32_nの配置との対応関係を、TX/RX座標対応テーブル15として書き込むことができるからである。NVM16に格納されるように構成する代わりに、システム上のメモリ、例えば図2におけるフラッシュメモリ86に格納しておき、表示ドライバ回路10の起動時にレジスタに書き込むように構成しても良い。
〔実施形態2〕<タッチ検出対象画像座標指定レジスタ>
タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12は、表示パネル4上の画像のうち、タッチ検出の対象である画像の座標を指定するレジスタである。タッチ検出対象領域52と53は、例えば起点と終点の座標によって、その領域を特定することができる。
図11は、タッチ検出対象画像座標指定レジスタと画像データ領域指定レジスタ及び画像表示方向レジスタの構成表である。タッチ検出対象領域を指定するために、表示装置1は、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12としてタッチ検出対象領域起点指定レジスタTASXとタッチ検出対象領域終点指定レジスタTAEXとを備える。また、このTASXとTAEXとを1組として、複数組備えることにより、複数のタッチ検出対象領域を指定することができる。また、表示装置1は、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12として画像データ領域起点指定レジスタIASXと画像データ領域終点指定レジスタIAEXとを備える。このIASXとIAEXとを1組として、複数組備えることにより、複数の画像データ領域を指定することができる。画像表示方向レジスタ14は、X方向の画像データ表示方向設定レジスタDIRXとY方向の画像データ表示方向設定レジスタDIRYとによって構成される。さらに、表示装置1は、省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEを備える。省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEをセットすることにより、他のレジスタTASX、TAEX、TASY、TAEY、IASX、IAEX、IASY、IAEYの設定を有効にして低消費電力化動作を開始する。
図12は、タッチ検知停止領域を指定し、表示装置に低消費電力動作をさせる動作例を表すフローチャートである。初めに表示装置1が全画面タッチ検出モードにある状態(State1)で、画像データ表示方向設定レジスタDIRXとDIRYを設定する(S1)。次に画像データ領域起点指定レジスタIASXと画像データ領域終点指定レジスタIAEX、画像データ領域起点指定レジスタIASYと画像データ領域終点指定レジスタIAEYに画像データ領域の起点と終点を設定した後(S2)、表示画像を転送する(S3)。さらに、タッチ検出対象領域起点指定レジスタTASXとTASYとタッチ検出対象領域終点指定レジスタTAEXとTAEYとを設定する(S4)。その後、省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEをセットすることにより(S5)、以上の設定を有効にして、省電力タッチ検出モードを開始する(State2)。表示される画像が変更される時には、一旦省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEをリセットして全画面タッチ検出モード(State3)に戻し、表示画像を転送し(S7)、その画像に対応するタッチ検出対象領域起点指定レジスタTASXとTASYとタッチ検出対象領域終点指定レジスタTAEXとTAEYとを設定する(S8)。その後、省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEをセットすることにより(S9)、以上の新たな設定を有効にして、省電力タッチ検出モードを再開する(State4)。さらに表示される画像が変更される時には、再び省電力タッチモードイネーブルレジスタPSTEをリセットして(S10)、全画面タッチ検出モードに戻す。
以上述べたように、タッチ検出対象領域が起点と終点の座標によって指定されるので、アプリケーションプロセッサ2は、タッチ検知停止領域を少ない通信量で指定することができる。
〔実施形態3〕<タッチコントローラと表示ドライバの1チップ構成>
図13は、実施形態3に係るタッチ制御ICの構成を表すブロック図である。図2に示したように、表示パネル4とタッチパネル5とをそれぞれ制御するタッチコントローラと表示ドライバを、1チップに集積したタッチ制御IC8の構成例である。アプリケーションプロセッサ2とはMIPI/DSIなどの高速の通信路で接続され、インターフェース27において、通信パケットを解釈して、CPU26、制御論理回路25、表示ドライバ回路10にデータを振り分け、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12と画像表示方向レジスタ14にパラメータを書き込む。タッチ制御IC8は、アプリケーションプロセッサ2との通信路に接続されるための端子61と、タッチ駆動線22に接続されるための端子62と、タッチ検出線32に接続されるための端子63と、表示パネル4に接続されるための端子64とを備える。他の構成は、図1に示した表示装置1と同様であるので、重複する説明を省略する。タッチ制御IC8は例えば、表示パネル4とタッチパネル5とがインセル方式で積層された表示・タッチパネルに、フリップチップ実装される。1チップに集積されることにより、実装面積が小さく抑えられる。
〔実施形態4〕<タッチ制御ICと表示ドライバICの別チップ構成>
図14は、実施形態4に係る情報装置100の別の構成例を表すブロック図である。タッチ制御IC6と表示ドライバIC7とを別チップで構成し、タッチ制御IC6をメイン基板99上に実装し、表示ドライバIC7を表示パネル4上に実装した例である。他の構成は、図2と同様であるので、説明を省略する。タッチ制御IC6をメイン基板99上に実装する例を示したが、タッチパネル5または表示パネル4上に、表示ドライバIC7とともに実装してもよい。
図15は、タッチ制御IC6と表示ドライバIC7を別チップで構成した構成例を表すブロック図である。アプリケーションプロセッサ2と通信するため、タッチ制御IC6は、端子61_1とインターフェース27_1を備え、表示ドライバIC7は、端子61_2とインターフェース27_2とを備える。タッチ制御IC6とアプリケーションプロセッサ2と通信は、広い通信帯域幅を必要としない場合には、例えばI2Cに準拠する通信路で実現することができる。表示ドライバIC7とアプリケーションプロセッサ2と通信は、表示データの転送の為、広い通信帯域幅を必要とする場合には、例えばMIPI/DSIに準拠する高速の通信路で実現することができる。タッチ制御IC6と表示ドライバIC7を別チップで構成するために、画像表示方向レジスタについても、タッチ制御IC6と表示ドライバIC7のそれぞれに、画像表示方向レジスタ14_1と14_2とを備える。タッチ制御IC6と表示ドライバIC7の他の構成は、図1に示した表示装置1と同様であるので、重複する説明を省略する。
傾き検出器3によって傾きの変更が検知されたとき、実施形態1で説明したように、画像表示方向レジスタの内容を書き換えることにより、表示データの表示座標を変換し、合せてタッチ検知停止領域を変更し、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33の設定を変更する。アプリケーションプロセッサ2は、傾き検出器3によって傾きの変更が検知されたとき、タッチ制御IC6内の画像表示方向レジスタ14_1と表示ドライバIC7内の画像表示方向レジスタ14_2の両方に、同じパラメータを設定することにより、表示方向の変更に応じて、タッチ検出領域を適切に変更することができる。
図16は、タッチ制御IC6と表示ドライバIC7を別チップで構成した、別の構成例を表すブロック図である。図15に示した構成例では、画像表示方向レジスタ14と、変換演算回路13と、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12と、TX/RX座標対応テーブル15と、不揮発性メモリ(NVM)16とをタッチ制御IC6に備えたが、図16に示す構成例では、表示ドライバIC7側に備える。アプリケーションプロセッサ2と通信するため、タッチ制御IC6は、端子61_1とインターフェース27_3を備え、表示ドライバIC7は、端子61_2とインターフェース27_4とを備える。タッチ制御IC6は、インターフェース27_3を介して、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33にパラメータを書き込むことができるように構成されている。表示ドライバIC7は、画像表示方向レジスタ14と、変換演算回路13と、タッチ検出対象画像座標指定レジスタ12と、TX/RX座標対応テーブル15と、不揮発性メモリ(NVM)16とを備え、インターフェース27_4から画像表示方向レジスタ14とタッチ検出対象画像座標指定レジスタ12とに、パラメータを書き込むことができるように構成され、変換演算回路13の出力(変換結果)は、インターフェース27_4を介して出力できるように構成されている。タッチ制御IC6と表示ドライバIC7の他の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。
傾き検出器3によって傾きの変更が検知されたとき、実施形態1で説明したように、画像表示方向レジスタ14の内容を書き換えることにより、表示データの表示座標を変換し、合せてタッチ検知停止領域の座標も変換される。表示データの表示座標は表示ドライバ回路10内の表示座標変換回路11によって実行され、表示パネル4の表示に反映される。一方、タッチ検知停止領域の座標は、変換演算回路13によって変換され、インターフェース27_4を介してアプリケーションプロセッサ2に送出される。アプリケーションプロセッサ2は、受信した値に基づいて、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33に設定すべき値を算出し、その値を、インターフェース27_3を介してタッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33に書き込む。これにより、表示方向の変更に応じて、タッチ検出領域を適切に変更することができる。
図17は、タッチ制御IC6と表示ドライバIC7を別チップで構成した、さらに別の構成例を表すブロック図である。図16に示す構成例では、変換演算回路13によって変換されたタッチ検知停止領域の座標は、一旦アプリケーションプロセッサ2に出力され、それに基づいて算出されたパラメータが、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33に設定される。図16に示す構成例では、表示ドライバIC7に、変換演算回路13による変換結果を出力する端子65_2が設けられ、タッチ制御IC6には、タッチ駆動イネーブルレジスタ23とタッチセンスイネーブルレジスタ33にパラメータを書き込むための端子65_1が設けられる。タッチ制御IC6と表示ドライバIC7の他の構成は、図1に示した表示装置1と同様であるので、重複する説明を省略する。
端子65_1と端子65_2は互いに接続され、通信用のデータをフォーマットを予め定めて、通信が可能なように構成される。必要に応じてインターフェース回路や通信制御端子が追加される。直接接続されるため、アプリケーションプロセッサ2に対する負荷を増やすことがない。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、機器の傾きが180°変更された場合を例に挙げて説明したが、左右90°或いは、任意の角度の場合も同様である。ブロック図に示した機能ブロック分割の方法は、一例に過ぎず、他の機能ブロック分割によって同等の回路を構成することもできる。
1 表示装置
2 アプリケーションプロセッサ
3 傾き検出器(ジャイロスコープ、コンパス、加速度センサ)
4 表示パネル
5 タッチパネル
6 タッチ制御IC
7 表示ドライバIC
8 タッチコントローラと表示ドライバを1チップ化したタッチ制御IC
10 表示ドライバ回路
11 表示座標変換回路
12 タッチ検出対象画像座標指定レジスタ
13 変換演算回路
14 画像表示方向指定レジスタ
15 TX/RX座標対応テーブル
16 不揮発性メモリ(NVM)
20 タッチ線スキャン回路
21 タッチ駆動回路
22 タッチ駆動線
23 タッチ駆動イネーブルレジスタ
24 走査パルス生成回路
25 制御論理回路
26 CPU
27 インターフェース
30 タッチ状態検出回路
31 タッチセンス回路
32 タッチ検知線
33 タッチセンスイネーブルレジスタ
34 フィルタ
35 A/D変換器
36 RAM
41〜46 表示領域
51、54 タッチ検知停止領域
52、53、55、56 タッチ検出対象領域
61、62、63、64、65 端子
86 不揮発性メモリ(flashメモリ)
87 DRAM
88 音声処理回路(オーディオアンプ、音声CODEC)
89 電源制御(Power Management)IC
90 RF回路(RFIC用外付けアンプ、フィルタ、スイッチ、GPS)
91 ベースバンドIC
92 RF−IC
93 画像処理回路(Image Sensor)
94 スピーカ
95 マイク
96 バッテリ
97 アンテナ
98 カメラ
99 メイン回路基板
100 情報機器(携帯機器)

Claims (16)

  1. 傾きを検出する傾き検出器が接続されるプロセッサを備える情報機器に搭載され、表示パネルと前記表示パネル上に積層されたタッチパネルとを有する表示装置に搭載されることが可能な半導体集積回路装置であって、
    前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成され、
    画像表示方向レジスタを備え、
    前記画像表示方向レジスタは、前記プロセッサにより、前記傾き検出器の検出結果に基づいて算出された画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成され、
    前記タッチパネルは、前記タッチパネルにおける電気力線分布の変化に起因する容量変化によって変化する信号が生成される複数のタッチ検知線を備え、
    当該半導体集積回路装置は、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路と、タッチセンスイネーブルレジスタとを有し、
    前記タッチセンスイネーブルレジスタは、前記複数のタッチセンス回路にそれぞれに対応する複数のレジスタを含み、
    前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチセンスイネーブルレジスタの前記複数のレジスタの設定値を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路を備え
    前記複数のレジスタのそれぞれに設定された設定値に基づいて、前記複数のタッチセンス回路をそれぞれ独立に動作/停止させる制御を可能に構成される
    半導体集積回路装置。
  2. 請求項1において、前記プロセッサから一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて前記表示パネルに画像を表示可能に構成され、
    前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標を、前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、表示座標変換回路をさらに備える、半導体集積回路装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記タッチパネルは、更に、前記複数のタッチ検知線と交差する複数のタッチ駆動線備え、
    前記複数のタッチ駆動線のそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路と、ッチ駆動イネーブルレジスタと有し、
    前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記複数のタッチ駆動回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成され、半導体集積回路装置。
  4. 請求項3において、前記複数のタッチ駆動線の物理的位置と前記複数のタッチ検知線の物理的位置のそれぞれを、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標と対応付ける、座標対応テーブルをさらに備え、
    前記変換演算回路は、前記座標対応テーブルを参照して、前記タッチ検知停止領域に基づいて前記タッチ駆動イネーブルレジスタと前記タッチセンスイネーブルレジスタとをそれぞれ設定する、半導体集積回路装置。
  5. 請求項4において、前記座標対応テーブルを格納可能な、不揮発性メモリを備える、半導体集積回路装置。
  6. 請求項3において、前記複数のタッチセンス回路の出力に接続されるフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力に接続されるA/D変換器とをさらに備え、前記タッチセンスイネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記フィルタ回路と前記A/D変換器のそれぞれを間欠動作させる制御を可能に構成される、半導体集積回路装置。
  7. 請求項において、前記A/D変換器の出力を格納可能なメモリと、前記メモリにアクセス可能に接続されるCPUとをさらに備え、前記タッチセンスイネーブルレジスタの設定値に基づいて、前記CPUの動作周波数を変更する制御を可能に構成される、半導体集積回路装置。
  8. 請求項3において、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させる制御を可能に構成される、半導体集積回路装置。
  9. 傾きを検出する傾き検出器が接続されるプロセッサを備える情報機器に搭載されることが可能であり、表示パネルと前記表示パネル上に積層されたタッチパネルとを有する表示装置であって、
    前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成され、
    画像表示方向レジスタを備え、
    前記画像表示方向レジスタは、前記プロセッサにより、前記傾き検出器の検出結果に基づいて算出された画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成され、
    前記タッチパネルは、前記タッチパネルにおける電気力線分布の変化に起因する容量変化によって変化する信号が生成される複数のタッチ検知線を備え、
    当該表示装置は、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路と、タッチセンスイネーブルレジスタとを有し、
    前記タッチセンスイネーブルレジスタは、前記複数のタッチセンス回路にそれぞれに対応する複数のレジスタを含み、
    前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチセンスイネーブルレジスタの前記複数のレジスタの設定値を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路を備え
    前記複数のレジスタのそれぞれに設定された設定値に基づいて、前記複数のタッチセンス回路をそれぞれ独立に動作/停止させる制御を可能に構成される
    表示装置。
  10. 請求項において、前記プロセッサから一連の表示データを受信し、受信した表示データに基づいて前記表示パネルに画像を表示可能に構成され、
    前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標を、前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、表示座標変換回路をさらに備える、表示装置。
  11. 請求項または請求項10において、前記タッチパネルは、更に、前記複数のタッチ検知線と交差する複数のタッチ駆動線備え、
    前記表示装置は、前記複数のタッチ駆動線のそれぞれを駆動する複数のタッチ駆動回路と、ッチ駆動イネーブルレジスタと有し、
    前記タッチ駆動イネーブルレジスタに基づいて、前記複数のタッチ駆動回路のそれぞれの動作を停止させる制御を可能に構成され、表示装置。
  12. 請求項11において、前記複数のタッチ駆動線の物理的位置と前記複数のタッチ検知線の物理的位置のそれぞれを、前記表示パネルに表示されるべき画像の座標と対応付ける、座標対応テーブルをさらに備え、
    前記変換演算回路は、前記座標対応テーブルを参照して、前記タッチ検知停止領域に対応するタッチ駆動イネーブルレジスタとタッチセンスイネーブルレジスタを設定する、表示装置。
  13. 請求項12において、前記座標対応テーブルを格納可能な、不揮発性メモリを備える、表示装置。
  14. 請求項11において、前記タッチ駆動イネーブルレジスタの設定値に基づいて、複数のタッチ駆動回路の動作を停止させたとき、残りのタッチ駆動回路の動作の頻度を向上させる制御を可能に構成される、表示装置。
  15. 請求項から請求項14のうちのいずれか1項に記載される表示装置と、傾きを検出する傾き検出器と、プロセッサとを備える、情報機器。
  16. 表示パネルと前記表示パネル上にタッチパネルとが設けられた表示装置と、傾きを検出する傾き検出器と、プロセッサとを備える情報機器であって、
    前記表示装置は、前記タッチパネルに対するタッチ操作があった領域を検知するタッチ検知動作を可能に構成され、前記タッチパネル内の前記タッチ検知動作を停止するタッチ検知停止領域を指定可能に構成され、
    前記表示装置は、画像表示方向レジスタを備え、
    前記プロセッサは、前記傾き検出器による検出結果に基づいて、前記画像表示方向レジスタに画像表示方向を示すパラメータを書込み可能に構成され、
    前記タッチパネルは、前記タッチパネルにおける電気力線分布の変化に起因する容量変化によって変化する信号が生成される複数のタッチ検知線を備え、
    前記表示装置は、前記複数のタッチ検知線のそれぞれに接続される複数のタッチセンス回路と、タッチセンスイネーブルレジスタとを有し、
    前記タッチセンスイネーブルレジスタは、前記複数のタッチセンス回路にそれぞれに対応する複数のレジスタを含み、
    前記表示装置は、前記画像表示方向レジスタに格納される前記パラメータが変更されたとき、前記タッチセンスイネーブルレジスタの前記複数のレジスタの設定値を前記画像表示方向レジスタに格納される内容に基づいて変更する、変換演算回路を備え
    前記複数のレジスタのそれぞれに設定された設定値に基づいて、前記複数のタッチセンス回路をそれぞれ独立に動作/停止させる制御を可能に構成される
    情報機器。
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