JP3712645B2 - メダル遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機ユニットにより構成されるメダル遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の遊技機ユニットが、周状に配置されてメダル遊技機を構成している場合において、従来は、遊技機ユニット毎に独立してメダルの払い出しや取り込みを行う閉じた系となっていた。一方このようなメダル遊技機においては、プレイヤーに大量のメダルを払い出す場合、各メダル遊技機にそれぞれ設けられたエレベーター機構により各ユニットのメダル貯留装置から遊技機筐体上部へとメダルを搬送し、プレイヤーから見えるように遊技機の正面に配置された斜板上にメダルを滑走させて、メダル受け皿に落とし込むことにより、プレイヤーに対する演出効果を得ようとする試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、複数の遊技機ユニットにより構成されるメダル遊技機において各遊技機ユニット間にメダルの過不足が生じた場合に、遊技機ユニット間のメダルの融通を上記演出を行いながら実現できるメダル遊技機を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0005】
本発明のメダル遊技機は、所定の軸(X)の周囲に配置されるとともに筐体の少なくとも一部を共有する複数の遊技機ユニット(10a〜10f)からなるメダル遊技機(1)であって、各遊技機ユニットはそれぞれのメダル貯留装置(23)から筐体上部の所定の軸近傍にメダルを搬送するエレベーター機構(24)を有し、筐体上部の所定の軸近傍には、エレベーター機構により搬送されたメダルを各遊技機ユニットに分配するメダル分配機構(26)が備えられ、分配機構に連接し、各遊技機ユニットの正面に配置され、分配機構からメダルを視認可能に、各遊技機のユニットのメダルの貯留装置又はプレイヤー払い戻し位置のいずれかへ切り替えて誘導可能とする斜板(27、28)を備えたメダル遊技機により前記課題を解決する。
【0006】
このメダル遊技機によれば、遊技機ユニット間に生じるメダルの過不足をメダル分配機構によって解消することができる。また、本来演出効果のために設けられているエレベーター機構をユニット間に生じるメダルの過不足解消のために有効活用することができる。
【0008】
さらには、プレイヤーはゲームを行いつつ大量のメダルが斜板上を滑落して行くのを目の当たりにするので、ゲームの興趣をより高めることができる。
【0009】
また、上記構成において、遊技機ユニットのメダル貯留装置にメダルの残量を検知するメダル残量検知手段(41〜43)を備えるとともに、各遊技機ユニットのメダル残量検知手段からの情報にもとづいて各遊技機ユニットのメダル残量が所定量以上に保たれるように各遊技機ユニットのエレベーター機構およびメダル分配機構の動作を制御するメダル分配制御手段(50)を備えてもよい。
【0010】
このようにした場合には、メダル残量検知手段が各遊技機ユニット間のメダルの過不足に関する情報を捕捉し、その情報に基づいてエレベーター機構及びメダル分配機構の動作が制御される。したがって、自動的にメダルの過不足の調整を行うことができる。
【0011】
上記のように構成した場合にはさらに、各遊技機ユニットの斜板上には、メダル貯留装置へと通じる開口と、開口を開閉するための開閉機構(28d)とを備え、メダル分配制御手段は開閉機構の動作をも制御し、開口の開放の姿勢で、メダルはメダルの貯留装置へ通じ、開口の閉鎖の姿勢で、メダルはプレイヤーに払い戻される部位へ通じるように構成することもできる。
【0012】
このように構成した場合には、メダル分配機構を通じたメダルの流れが、プレイヤーに払い戻す場合と、各遊技機ユニット間のメダルの過不足を調整する場合とで、異なる経路を取ることができるので、遊技機設計上の自由度を高めることができる。またプレイヤーに対する演出上の効果も高めることができる。
【0013】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。始めに本発明の実施形態にかかるメダル遊技機の概要について図1及び図2を参照しつつ説明する。
【0015】
図1は、メダル遊技機の全体を示す斜視図、図2は図1におけるII−II線に沿ったメダル遊技機の垂直断面図である。本実施形態のメダル遊技機1は、6台の遊技機ユニット10a〜10fにより構成されている。以下において、各遊技機ユニットを区別する場合には符号の後にa、b、c、…等を付して「10a」、「10b」、「10c」のように表し、区別の必要のない場合には符号のみにて「10」のように表すこととする。
【0016】
各遊技機ユニット10a〜10fは、垂直な軸Xの周囲に等しい角度をもって配置されている。このメダル遊技機1においては、各遊技機ユニット10a〜10fのそれぞれにおいて各2名、最大12名のプレイヤーが同時にメダルゲームを楽しむことができる。
【0017】
各遊技機ユニット10a〜10fのプレイヤーに対面する高さの部分は、各遊技機ユニット10a〜10fが共有する、透明な円筒状アクリル板2により覆われている。
【0018】
遊技機ユニット10のそれぞれには、プレイヤーがメダルを遊技機1内に投入するためのメダルシューター20と、投入されたメダルの落下点近傍に一端が配置され、落下したメダルを転動させるために所定の傾きが設けられたプレイフィールド12と、プレイフィールド12の他端側に設けられ、プレイフィールド12上を転動してきたメダルが転落するように形成されているチャッカー44、44、44、…と、各チャッカー44に転落して回収されたメダルを貯留するホッパー23と、所定の入賞時にホッパー23からプレイヤーに対して払い出されたメダルを貯留するメダル受け皿13とが備えられている。
【0019】
メダルシューター20は、各遊技機ユニット10に2機ずつ設けられている。各遊技機ユニット10において、円筒状アクリル板2の側面外方には、それぞれ2本の垂直軸3、3がメダル遊技機1の筐体に取り付けられている。垂直軸3は、不図示のスラスト軸受けを介して遊技機1の筐体に取り付けられているので、自らの軸心の周りに水平面上を回転自由な状態にある。メダルシューター20は、垂直軸3にメダル遊技機1の内部方向に斜め下向きに傾けて取り付けられている。したがって、メダルシューター20は垂直軸3の周りに水平方向に所定の角度範囲で回動自由な状態にある。円筒状アクリル板2には、上記メダルシューター20の水平方向の回動を妨げないように開口部が設けられている。したがってプレイヤーは入賞を目指して目標のチャッカー44にメダルが落ち込むようにメダルシューター20のおよその狙いを定めることができる。
【0020】
各遊技機ユニット10a〜10fにおいては、前記したようにプレイフィールド12の先端側(メダル遊技機中心部側)に複数のチャッカー44、44、44、…が設けられている。各チャッカー44には不図示のメダル通過センサが設けられている。このセンサからの情報がメダル遊技機1の制御装置に伝えられて、所定の入賞に該当するか否かが判断される。所定の入賞と判断された場合には、メダルの払い出しが実行される。
【0021】
ホッパー23は遊技機ユニット10の内部に設けられている。一方メダル受け皿13はホッパーよりやや高い位置の遊技機筐体外面に取り付けられている。ホッパー23にはメダル受け皿13へとメダルを払い出すための、払い出し装置が備えられている。
【0022】
一方遊技機ユニット10のホッパー23には、貯留されているメダルをメダル遊技機1の上部へと搬送するエレベーター機構24が取り付けられている。エレベーター機構24は、その上端が各遊技機筐体の上部付近に達するまで筐体内部の柱に接するように取り付けられている。さらにエレベーター機構24の上端は、転送樋25に連結されている。転送樋25は、エレベーター機構24の上端から、メダル遊技機1の中央の軸X方向に下向きに傾斜して設けられている。転送樋25の他端側(メダル遊技機1の中央側)下方には、メダル分配機構26が設けられている。メダル分配機構26は、メダル遊技機1に1つだけ設けられ、各遊技機ユニット10a〜10fに共有されている。メダル分配機構26の詳細については後述する。
【0023】
メダル分配機構26の下方には、各遊技機ユニット10a〜10fのそれぞれに、メダル遊技機1の中心部から外方へ斜め下向きに設けられた斜板27が配置されている。斜板27の傾斜は下方へ行くほど緩やかになるように形成されている。
【0024】
図3は、通常時のメダルの流れを、メダル遊技機を簡略化して示す図である。本図には、メダル遊技機1において中央の軸Xの左右に対角線上に位置する二つの遊技機ユニット10aおよび10bが表されている。以降において説明する図4および図5においても同様である。以下に図の右側に表されている遊技機ユニット10aにおける通常のメダルの流れについて説明する。プレイヤーによりメダルシューター20に投入されたメダルは、メダルシューター20出口からプレイフィールド12の上面に転落する。プレイフィールド12には傾斜が設けられており、メダルはこの傾斜に沿ってメダル遊技機1の中心方向に向かって(図の左方向に向かって)転動し、プレイフィールド12の末端部に設けられているチャッカー44(図1参照)に転落する。各チャッカー44に落下したメダルは遊技機ユニット10の下部に配置されているホッパー23に回収される。また各チャッカー44に設けられているメダル通過センサからの情報により所定の役が成立したと判断された場合には、所定数のメダルがホッパー23からメダル受け皿13へと送出されプレイヤーに払い戻される。
【0025】
さらに、適宜所定のタイミングで、メダルはホッパー23からエレベーター機構24にて遊技機ユニット10の上部に送出される。遊技機ユニット10の上部に送出されたメダルは、転送樋25上を転動して、メダル遊技機1の中央に設けられたメダル分配機構26に落下する。メダル分配機構26は上方に大きく開口された漏斗状のメダル受け部26aと、受けたメダルを各遊技機ユニットに分配する振り分け部26bと、これらを中心軸Xの周りに回転させる駆動機構26d(図6参照)とを備えている。図3においては、振り分け部26bからのメダルが遊技機ユニット10aに振り分けられるように振り分け部26bの姿勢が設定されている。
【0026】
遊技機ユニット10aに振り分けられたメダルは直下に落下して、斜板27上を滑走する。斜板27はプレイヤーの正面付近に設けられているので、メダルの滑走の様子はプレイヤーからつぶさに観察されるようになっている。斜板27の下部斜板28は蝶番機構により図3の矢印の方向に回動可能となっている。下部斜板28は、通常は図3に示される位置まで回動され、その位置にて保持されている。このため斜板27の下部は開口しており、滑走してきたメダルはこの開口から下方へと落下し、通路29を経てホッパー23へと還流される。すなわちこの場合メダルは、ホッパー23からエレベーター機構24、転送樋25、メダル分配機構26を経て再びホッパー23に戻る。この過程において多量のメダルが斜板27上を滑走して、プレイヤーの興趣を盛り上げる演出効果が奏せられる。
【0027】
図4は、メダル分配機構からのメダルの払い出しを示す図である。通常、メダルの払い出しは上記したようにホッパー23からメダル受け皿13へと直接メダルが送出されることにより行われる。しかし、例えばメダルが所定態様にてチャッカー44に転落した結果大当たり等となり、通常のメダル払い出しではゲームの演出上盛り上がりに欠けると考えられるような場合に、大量のメダルを斜板27上を滑走させながらメダル受け皿13へと送出する演出が行われる。この場合、下部斜板28は斜板27の一部を形成するような位置に回動して、その位置において停止されている。すなわち図3では開口していた斜板27の下部は、下部斜板28が回動することにより閉鎖されるので、メダル分配機構26より落下してきたメダルは斜板27の全長を滑走することができ、その最先端部から通路31を経てメダル受け皿13へと送られる。これら斜板の開閉動作は、後述する制御装置50により制御される。
【0028】
図5は、遊技機ユニット10a〜10f間のメダルの融通を示す図である。遊技機ユニット10a、10bのホッパー23a、23bには、メダルの残量を検出するための検知器41a〜43a、41b〜43bがホッパー貯留槽のそれぞれ上段、中段および下段の高さに設けられている。これらの検知器は導通センサにより構成されており、左右のセンサ位置までメダルが貯留されると、両センサ間に電流が導通して、メダルの存在が感知される。上段検知器41a、41bがメダルを感知した場合にはホッパー23a、23bにはメダルが満杯に近い状態で貯留されている(ケース1)。上段検知器41a、41bがメダルを感知せず、中段検知器42a、42bがメダルを感知している場合には、ホッパー23a、23bにはメダルが半分程度貯留されている(ケース2)。下段検知器43a、43bのみメダルを感知している場合には、ホッパー23a、23bのメダル残量はかなり少ない状態にある(ケース3)。いずれの検知器もメダルを感知しない場合、ホッパー23a、23bのメダル残量はゼロに近い(ケース4)。
【0029】
例えば遊技機ユニット10aのホッパー23aの貯留メダル残量が上記ケース1またはケース2であって、遊技機ユニット10bのホッパー23bの貯留メダル残量がケース3またはケース4である場合、遊技機ユニット10aのメダルを遊技機ユニット10bに融通するため、後述する制御装置50(図6参照)の命令によって以下の動作が行われる。
【0030】
振り分け部26bのメダル出口は、図3の状態から垂直な軸Xの周りに180°回転させられて、遊技機ユニット10bの側に向けられる。斜板27bの下部斜板28bは図5の矢印の方向に回動されて、斜板27bの下部には開口が形成される。
【0031】
ホッパー23aからエレベーター機構24a、転送樋25aを経由してメダル分配機構26に投入されたメダルは、遊技機ユニット10bの斜板27b上に落下して滑走し、斜板27b下部の開口から下方へと落下し、通路29bを経てホッパー23bへと送られる。すなわちこの場合には、メダルの貯留量が多い遊技機ユニット10aから貯留量の少ない遊技機ユニット10bへのメダルの移動(融通)が行われる。また、その間にメダルが斜板27b上を滑走している状況を、遊技機ユニット10bにて遊技中のプレイヤー(この場合プレイヤーはすでに多くのメダルを獲得している可能性が高い。)にディスプレーする演出が行われる。
【0032】
図6は、上記各遊技機ユニット間のメダル分配を司る制御装置のブロック図である。各遊技機ユニットには上記したように、ホッパー23内部の上中下の各部分に検知器(メダル残量検知器)41〜43が設けられている。本実施形態に使用されている検知器は前記したとおり水平方向に2つの導通部を持つ導通センサである。メダルの量がこれら二つの導通部以上のレベルになると導通部において通電され、メダルがこの位置まで貯留されていることが検知される。これらの検知器から発せられる情報は後述する制御装置50のCPU51へと伝えられる。制御装置50は、メダルの分配に必要な各部の動作制御を実行するCPU51と、RAM54およびROM55を備えている。CPU51は、マイクロプロセッサユニット及びその動作に必要な各種の周辺回路を組み合わせて構成されている。ROM55はメダルの分配に必要な動作制御に関するプログラムや各種データを記憶している。また、RAM54はCPU51の作業領域として機能している。そしてCPU51がROM55に記憶されたソフトウエアと組み合わされることにより、本発明にかかるメダル遊技機のメダル分配機構制御装置として機能する。
【0033】
制御装置50には、CPU51からの各種命令を、駆動装置コントローラに伝達するための出力ポート53が備えられている。出力ポート53を介した各種命令は、遊技機ユニット10のエレベーター機構コントローラ24cおよび下部斜板開閉装置コントローラ28c、並びにメダル分配機構26のコントローラ26cへと伝えられる。
【0034】
図7は、メダル分配制御装置50による各駆動装置の動作制御を示すフローチャートである。ここに示される制御は、例えば入賞に伴うプレイヤーへのメダル払い出し等、ゲームそのものの動作制御と並行して行われる。したがって、本制御の開始はゲーム機の電源が「ON」にされた時である(ステップS1)。まず初めにメダルの払い出し中かどうかが判断される(ステップS2)。メダルの払い出し中ではないと判断された場合、各遊技機ユニット10のメダル残量が検知される(ステップS3)。ここでは前記したホッパー23に設けられた検知器41〜43からの情報により、メダル残量が所定量を下回る遊技機ユニット(以下においては「受け入れ側ユニット」10bという。)があるか否かが判断される(ステップS4)。ステップS4にて肯定判断された場合には、CPU51は各遊技機ユニットのメダル残量を検知する検知器41〜43からの情報を基に、ホッパー23内に最もメダル残量の多い遊技機ユニット(以下において「供給側ユニット」10aという。)がいずれであるかを判断する(ステップS5)。またCPU51は、分配機構26の駆動装置として設けられているDCモータ26dの動作制御を司るコントローラ26cに対して、メダル分配機構26振り分け部のメダル排出口を受け入れ側ユニット10bの方向に向けるよう命令を発する(ステップS6)。次いでCPU51は、受け入れ側ユニット10bの斜板27bに設けられた下部斜板28bの開閉を司る駆動装置28dの動作制御を司るコントローラ28cに対して、下部斜板28bを開放するように命令を発する(ステップS7)。さらにCPU51は、供給側ユニット10aのエレベーター機構24aに設けられた駆動装置24dの動作を司るコントローラ24cに対して、メダルをホッパー23から送出するように命令を発する(ステップS8)。以上によって、ホッパー23内のメダル残量が最も多いと判断された供給側ユニット10aから、メダル残量が所定量以下であると判断された受け入れ側ユニット10bへとメダルが送出されてゆく。この間にも、各遊技機ユニットのメダル残量検知器41〜43からの信号はCPU51に送信されているので、これに基づいてCPU51は、受け側遊技機ユニット10bのメダル残量が所定量となったか否かを判断する(ステップS9・S10)。
【0035】
ステップS4において否定判断された場合には処理はステップS2に戻される。またステップS10にて否定判断された場合には処理はステップS8に戻され、供給側ユニット10aから受け入れ側ユニット10bへのメダルの送出が継続される。
【0036】
ステップS10において肯定判断された場合には、供給側ユニット10aのエレベーター機構24aの動作停止命令が発せられ(ステップS11)、一方受け入れ側ユニット10bの下部斜板28bが斜板27bの開口を閉鎖するように動作するよう命令が発せられる(ステップS12)。これにより供給側および受け入れ側ユニットの各駆動部分は通常の姿勢に戻される。そして処理はステップS2に戻され、以上に説明した処理が繰り返されて、各遊技機ユニット間のメダル残量の均衡が図られる。
【0037】
なお以上の実施形態においては、遊技機ユニットが6台である場合について説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、ユニット数は2以上であれば本発明を適用することが可能である。
【0038】
また、エレベーター機構24に加えて、図2の実施形態にも示されているように、斜板27の下端部に一時メダル受け35を設けて、メダルを一時貯留し、ここから第二のエレベーター機構36により、遊技機上部の転送樋25まで送出するように構成してもよい。
【0039】
分配機構26から排出されたメダルは斜板27(28)上を滑走することにより、プレイヤーに対する演出効果を奏しているが、例えば多色の照明を、空間中を自由落下するメダルに当てるようにして演出を行ってもよい。メダル残量検知器41〜43は、導通センサを使用した例を説明したが、例えばホッパー23をロードセル上に載置して、重量によりメダル残量を検知するようにしてもよい。さらに遊技価値媒体としてメダル、すなわち円盤形状の媒体を使用した例を説明したが、本発明の技術思想は、例えば球形や、多角形、多面体などの形状を備えた遊技価値媒体にも適用可能なものである。
【0040】
以上、現時点において、最も実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うメダル遊技機もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、所定の軸の周囲に配置されるとともに筐体の少なくとも一部を共有する複数の遊技機ユニットからなるメダル遊技機であって、各遊技機ユニットはそれぞれのメダル貯留装置から筐体上部の所定の軸近傍にメダルを搬送するエレベーター機構を有し、筐体上部の所定の軸近傍には、エレベーター機構により搬送されたメダルを各遊技機ユニットに分配するメダル分配機構が備えられているメダル遊技機によれば、遊技機ユニット間に生じるメダルの過不足をメダル分配機構によって解消することができる。また、本来演出効果のために設けられているエレベーター機構をユニット間に生じるメダルの過不足解消のために有効活用することができる。
【0042】
上記メダル遊技機において、分配機構に連接してさらに各遊技機ユニットの正面に斜板を配置し、この斜板上に分配機構からのメダルを導く構成を備えることで、プレイヤーをしてメダルが当該斜板上を滑走する様子を視認可能とし、各遊技機ユニットのメダル貯留装置内へのメダルの落下を可能に構成した場合には、プレイヤーはゲームを行いつつ大量のメダルが斜板上を滑落して行くのを目の当たりにするので、ゲームの興趣をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メダル遊技機の全体を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】通常時のメダルの流れを示す図である。
【図4】メダル分配機構からのメダルの払い出しを示す図である。
【図5】遊技機ユニット間のメダルの融通を示す図である。
【図6】メダル分配制御装置のブロック図である。
【図7】メダル分配装置による制御のフローチャートである。
【符号の説明】
X 軸
1 メダル遊技機
10a 遊技機ユニット
10b 遊技機ユニット
10c 遊技機ユニット
10d 遊技機ユニット
10e 遊技機ユニット
10f 遊技機ユニット
23 ホッパー
24 エレベーター機構
26 メダル分配機構
27 斜板
28 下部斜板
28d 駆動装置(開閉機構)
41 上部検知器
42 中央部検知器
43 下部検知器
50 制御装置(メダル分配制御手段)

Claims (3)

  1. 所定の軸の周囲に配置されるとともに筐体の少なくとも一部を共有する複数の遊技機ユニットからなるメダル遊技機において、
    各遊技機ユニットはそれぞれのメダル貯留装置から前記筐体上部の前記所定の軸近傍に前記メダルを搬送するエレベーター機構を有し、
    前記筐体上部の所定の軸近傍には、前記エレベーター機構により搬送された前記メダルを前記各遊技機ユニットに分配するメダル分配機構が備えられ
    前記分配機構に連接し、各遊技機ユニットの正面に配置され、前記分配機構から前記メダルを視認可能に、前記各遊技機のユニットの前記メダルの貯留装置又はプレイヤー払い戻し位置のいずれかへ切り替えて誘導可能とする斜板、を備えたメダル遊技機。
  2. 前記遊技機ユニットのメダル貯留装置には前記メダルの残量を検知するメダル残量検知手段が備えられるとともに、前記各遊技機ユニットのメダル残量検知手段からの情報にもとづいて前記各遊技機ユニットのメダル残量が所定量以上に保たれるように前記各遊技機ユニットの前記エレベーター機構および前記メダル分配機構の動作を制御するメダル分配制御手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載されたメダル遊技機。
  3. 前記各遊技機ユニットの前記斜板上には、
    前記メダル貯留装置へと通じる開口と、
    前記開口を開閉するための開閉機構と、が備えられ
    前記メダル分配制御手段は前記開閉機構の動作をも制御し、
    前記開口の開放の姿勢で、前記メダルは前記メダルの貯留装置へ通じ、
    前記開口の閉鎖の姿勢で、前記メダルは前記プレイヤーに払い戻される部位へ通じることを特徴とする請求項に記載されたメダル遊技機。
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