JP6014327B2 - メダルゲーム機 - Google Patents
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Description
しかし、このようなゲーム機は、ホッパから貯留部へのメダル供給によりメダル切れを生じさせてしまい、ゲームを中断してしまうことがあった。
第2の発明は、第1の発明に記載のメダルゲーム機において、前記各プレイ部(St1〜St4)は、前記プレイヤにメダルMを払い出す払出手段(6、6B、6C、6D)と、前記プレイ領域(F1〜F4)内に設けられ、載置されたメダルを押し出して落下させ、その一部を前記ホッパ手段に回収させ、その他を前記払出手段に払い出すプッシャ台手段(4、4B、4C、4D)とを備え、前記貯留放出手段は、複数の前記プレイ領域のなかから選択したプレイ領域に前記メダルを振り分けて放出すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第3の発明は、第2の発明に記載のメダルゲーム機において、前記供給管理手段は、前記プレイ領域が一定枚数のメダルを載置し、前記プレイ領域に投入及び放出されたメダルと同数のメダルが前記プッシャ台手段から落下するものと仮定し、前記プッシャ台手段から落下したメダルのうち、所定の割合のメダルが前記ホッパ手段に回収されるものとして、ホッパ手段のメダル収容枚数を推測すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第4の発明は、第3の発明に記載のメダルゲーム機において、前記供給管理手段は、前記貯留放出手段のメダルの放出時に、メダルが放出される前記プレイ領域の前記ホッパ手段の前記メダル収容枚数が所定枚数を下回る場合、前記メダル収容枚数が前記所定枚数を上回るまでは、そのホッパ手段以外の他のホッパ手段によりメダルを供給させること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第5の発明は、第2の発明から第4の発明までのいずれかの発明のメダルゲーム機において、前記各メダル投入部は、投入された前記メダルの投入枚数Tをカウントする投入メダルカウンタ(3−1、3B−1、3C−1、3D−1)を備え、前記供給管理手段は、前記各プレイ領域に投入及び放出されたメダルの枚数と、前記払出手段に払い出されるメダルの枚数との比率Pを設定する設定部(50)を備え、前記ホッパ手段に収容されたメダルの枚数をIとし、前記貯留放出手段から放出されたメダル枚数をWとし、前記ホッパ手段から前記貯留放出手段に供給したメダル枚数をUとしたときに、前記各ホッパ手段のメダルの収容枚数Hを次式で推測し、前記収容枚数Hに基づいて、前記貯留放出手段へメダルを供給する前記ホッパ手段を選択すること、
H=I+T×(1−P)+W×(1−P)−U
を特徴とするメダルゲーム機である。
第6の発明は、複数のプレイヤがそれぞれプレイ可能な複数のプレイ部(St1〜St4)を備え、前記各プレイ部は、前記プレイヤがプレイするプレイ領域(F1〜F4)と、前記プレイヤのメダル投入に応じてプレイ領域内にメダル(M)を投入するメダル投入部(3、3B、3C、3D)と、を備えるメダルゲームのプログラムにおいて、コンピュータ(1)を、前記各プレイ部内に設けられ、前記プレイ領域内のメダルを収容するホッパ手段(13、13B、13C、13D)と、メダルを貯留し、前記プレイ部にメダルを放出する貯留放出手段(17)と、前記各ホッパ手段のメダル収容枚数に応じて、前記複数のホッパ手段のなかから選択した前記ホッパ手段から、前記貯留放出手段へメダルを供給する供給管理手段と、して機能させることを特徴とするメダルゲームのプログラムである。
第1及び第6の発明は、ホッパ手段のメダル収容枚数に応じて、複数のホッパ手段のなかから選択したホッパ手段から貯留放出手段へメダルを供給する。これにより、例えばメダル収納枚数の少ないホッパ手段から貯留放出手段にメダルを供給することを避けることができ、各ホッパ手段のメダル切れによるゲームの中断を抑制することができる。
第2の発明は、載置されたメダルを押し出して落下させ、その一部をホッパ手段に回収させ、その他を払出手段に払い出すプッシャ台手段を備え、貯留放出手段が、複数のプレイ領域のなかから選択したプレイ領域にメダルを振り分けて放出する、いわゆるプッシャゲームである。これにより、プッシャゲームにおいて第1の発明の効果と同様の効果を奏することができる。
第3の発明は、プレイ領域が一定枚数のメダルを載置し、プレイ領域に投入及び放出されたメダルと同数のメダルがプッシャ台手段から落下するものと仮定し、プッシャ台手段から落下したメダルのうち、所定の割合のメダルがホッパ手段に回収されたものとして、ホッパ手段のメダル収容枚数を推測する。これにより、簡易な方法でホッパ手段のメダル収容枚数を推測することができ、その推測した収容枚数によって貯留放出手段へメダルを供給するホッパ手段を適切に選択することができる。また、ホッパ手段のメダル収容枚数をカウントする装置を設ける必要がなく、メダルゲーム機の部材コストの増加を回避することができる。
第4の発明は、貯留放出手段のメダル放出時に、メダルが放出されるプレイ領域のホッパ手段のメダル収容枚数が所定枚数を下回る場合、メダル収容枚数が所定枚数を上回るまでは、そのホッパ手段以外の他のホッパ手段によりメダルを供給させる。ここで、メダル放出後、プッシャ台のメダルが一定枚数になるには、ある程度の時間を要する。そのため、第4の発明は、貯留放出手段からメダルが放出されたプレイ部のホッパ手段のメダル収容枚数が少ない場合に、そのホッパ手段が、プッシャ台のメダルが一定枚数になる前、すなわちプッシャ台手段から押し出されたメダルを回収する前に、メダルを貯留放出手段に供給してメダル切れを生じさせてしまうのを回避することができる。
第5の発明は、式により各ホッパ手段のメダルの収容枚数Hを推測し、その収容枚数Hに基づいて、貯留放出手段にメダルを供給するホッパ手段を選択する。これにより、より具体的に各ホッパ手段のメダル収容枚数を容易に推測することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態のゲーム機を示す図である。
図1は、実施形態のゲーム機1の斜視図である。
図2は、実施形態のゲーム機1のメダル落下孔5の詳細を説明する図である。
図3は、実施形態のゲーム機1内におけるメダルMの動きを説明する図である。
ゲーム機1は、ケース2、ステーションSt1〜St4(プレイ部)、プレイ領域F1〜F4、貯留放出装置17、メダル放出部20A、20Bを備えている。
ウィンドウ2aは、ゲーム機1の内部と外部とを仕切る部材であり、ゲーム機1の内部がプレイ領域Fとなっている。ウィンドウ2aは、ゲーム機1の内部が視認できるように、透明なガラス、樹脂等により形成される。
ステーションSt1〜St4は、4人のプレイヤが独立してプレイ可能な装置を有する領域である。ステーションSt1は、ゲーム機1の手前側Y1の左側X1の領域であり、ステーションSt2は、手前側Y1の右側X2の領域であり、ステーションSt3は、奥側Y2の左側X1の領域であり、ステーションSt4は、奥側Y2の右側X2の領域である。
なお、プレイ領域Fとは、プレイヤが投入したメダルMで実際にプレイをするゲーム機1の内部の領域をいう。本実施形態では、ウィンドウ2aよりも内側の領域がプレイ領域Fであり、プレイ領域F内に、プレイ領域F1〜F4が設けられている。
ステーションSt1は、メダル投入装置3(メダル投入部)、プッシャ台4、メダル落下孔5、外部払い出し口6(払出手段)、チェッカ7、スロット8、ホッパ13を備えている。
メダル投入装置3は、プレイヤがプレイ領域F1にメダルMを投入するための装置であり、ステーションSt1の正面の左側X1及び右側X2にそれぞれ設けられている。メダル投入装置3は、左右方向Xに回転可能であり、プレイヤがメダルMの投入方向を変更することができる。メダル投入装置3は、メダル投入部分に投入されたメダルMをカウントするメダルカウンタ3−1を備える。
メダルカウンタ3−1は、メダルMのカウント信号を制御部40(後述する)に出力する。
往復テーブル4aは、メダル投入装置3から投入されたメダルM、後述するようにメダル放出部20Aから放出されたメダルM等を、受け止めて載置するためのテーブルである。往復テーブル4aは、固定テーブル4bに対して奥行方向Yに往復移動するように、モータ等から構成される駆動装置(図示せず)が設けられている。
固定テーブル4bは、メダル投入装置3から投入されたメダルM、後述するように放出されたメダルM、往復テーブル4aから落下したメダルM等を、受け止めて載置するためのテーブルである。固定テーブル4bは、往復テーブル4aの下側に配置されている。固定テーブル4b上のメダルMは、往復テーブル4aの往復移動にともなって手前側Y1に押し出され、メダル落下孔5又はチェッカ7に落下する。
払出孔5aは、固定テーブル4bの手前側Y1に設けられた開口孔であり、外部払い出し口6に連通している。
親落ち孔5bは、固定テーブル4bの上面左側X1及び右側X2の側壁の一部に設けられた開口孔であり、ホッパ13のメダル収容部14(後述する)に連通している。
図1及び図3に示すように、外部払い出し口6は、払出孔5aに落下したメダルMを、外部に払い出す払い出し口である。外部払い出し口6に払い出されたメダルMは、プレイヤが獲得してメダル投入装置3からプレイ領域F1に再び投入することができる。
チェッカ7は、外部払い出し口6に連通している。そのため、チェッカ7に入賞したメダルは、検出部7−1に検出された後、外部払い出し口6に払い出される。
スロット8は、3つの数字を揃える抽選装置であり、後述するように、小当たり、大当たり等の抽選を行う。スロット8は、プレイ領域F1,F3をまたがって配置された基台9A上に配置されている。
メダル収容部14は、メダルMを収容する部分であり、親落ち孔5bに連通している。メダル収容部14は、ケース2の内側のプレイ領域F1の下側に配置される。
メダル搬送部15は、レール状の部材によってメダルMを運搬する部分である。メダル搬送部15は、貯留搬送部15−1、少量放出部15−2を備える。
少量放出部15−2は、メダル放出部20の傾斜部20A−1、20A−2に対してメダルMを搬送する部分である。
メダル振分部16は、メダル搬送部15のメダル供給の振り分けをする装置である。
メダル振分部16は、貯留搬送部15−1、少量放出部15−2にメダルMをそれぞれ振り分ける振分部16−1、16−2から構成される。
なお、本実施形態において、放出とは、貯留皿17a、各少量放出部15−2、15B−2、15C−2、15D−2から各プレイ領域F1〜F4へメダルMを出すことをいう。また、払い出しとは、ゲーム機1外部へメダルMを出すことをいう。
送りねじ17b−1,17b−2は、プレイ領域F内に鉛直方向Zに延在するように、平行して配置されている。送りねじ17b−1は、手前側Y1に配置され、送りねじ17b−2は、奥側Y2に配置されている。送りねじ17b−1、17b−2は、DCモータ等(図示せず)によって鉛直方向Zの軸回りに回転駆動され、貯留皿17aを鉛直方向Zに駆動する。
これによって、傾斜駆動部17cは、貯留皿17aをメダル放出部20A、20Bの方向に傾斜して、貯留皿17aに貯留している複数のメダルMを、メダル放出部20A、20Bへと流し込むようにして移動する。
傾斜部20A−1は、メダル放出部20Aのプレイ領域F1側に設けられた斜面であり、少量放出部15−2から搬送されたメダルMや、貯留皿17aから流し出されたメダルMをプレイ領域F1に放出する。
傾斜部20A−2は、メダル放出部20Aのプレイ領域F3側に設けられた斜面であり、少量放出部15C−2から搬送されたメダルMや、貯留皿17aから流し出されたメダルMをプレイ領域F3に放出する。
メダル放出部20Bは、ステーションSt2、St4にメダルMを大量放出、少量放出する部分であり、プレイ領域F1、F3をまたがって配置された基台9B上に配置されている。メダル放出部20Bの形態は、メダル放出部20Aの形態と同様である。
図4に示すように、ゲーム機1は、上記ハードウェアの他に、記憶部30、制御部40、設定部50を備えている。
図中、メダル投入装置3B〜3D、チェッカ7B〜7D、スロット8B〜8D、ホッパ13B〜13D、メダル搬送部15B〜15D、メダル振分部16B〜16Dは、ステーションSt2〜St4それぞれのメダル投入装置、チェッカ、スロット、ホッパ、メダル搬送部、メダル振分部であり、それらの構成は、ステーションSt1のメダル投入装置3、チェッカ7、スロット8、ホッパ13、メダル搬送部15、メダル振分部16と同様である。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御装置等を備えた情報処理装置をいい、ゲーム機1は、記憶部30、制御部40、設定部50等を備えた情報処理装置であり、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
制御部40は、ゲーム機1の各部を統括制御する制御回路であり、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。制御部40は、メダル供給管理部41、プレイ進行部42を備え、必要に応じてこれら各部の間で情報を伝達することができる。
制御部40は、記憶部30に記憶された各種プログラムや、設定部50の設定情報等を適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
メダル供給管理部41は、メダルMを少量放出する場合、各ステーションのうち少量放出を必要とするステーションのホッパを駆動させて、そのホッパの少量放出部からメダル放出部20A、20Bに対してメダルMを放出する。
H=I+T×(1−P)+W×(1−P)−U+Ws×(1−P)−Ws
例えば、ステーションSt1のホッパ13について、ゲーム機1の電源投入時にメダル収容部14に収容されたメダル枚数がI1=500であり、プレイ領域F1に投入されたメダル枚数がT1=100であり、プレイ領域F1に少量放出されたメダル枚数がWs1=30であり、大量放出されたメダル枚数W1=100であり、ホッパ13が貯留皿17aに供給したメダル枚数がU1=10であり、プレイ領域F1に投入又は放出されたメダルMの枚数と、外部払い出し口6に払い出されるメダルMの枚数との比率がP=0.6(60%)である場合、ホッパ13内に推測されるメダルの収容枚数は、H1=552となる。
上記式よって、メダル供給管理部41は、より具体的に各ホッパのメダル収容枚数を容易に推測することができる。
しかし、実際には、プレイ領域にメダルMが大量放出された後に、放出されたメダルMによってプッシャ台に載置されていたメダルMが押し出され、その一部が親落ち孔5bに落下して回収される。そのため、貯留放出装置17がプレイ領域へメダルMを大量放出した時点と、ホッパがプッシャ台からメダルMを回収した時点とには、時間差が生じる。
本実施形態では、メダル供給管理部41は、各少量放出部によるメダルMの少量放出時には、上記処理を行わない。これは、少量放出の場合、親落ち孔5bからホッパへのメダルMの回収枚数が大量放出の場合に比べて非常に少なく、少量放出直後からプレイ領域上のメダル枚数が一定であると考えることができ、メダル供給管理部41が予測した収容枚数と実際にホッパに収容された収容枚数とは、差異が小さいからである。
設定部50は、ゲーム機1の管理者が、ゲーム機1の電源投入前に各メダル収容部に予め収容するメダルMの枚数Iや、各プレイ領域に投入又は放出されたメダルMの枚数と各外部払い出し口に払い出されるメダルMの枚数との比率Pを入力する部分である。
図5は、実施形態のゲーム機1の動作を説明するフローチャートである。
なお、以下、主にステーションSt1の動作について説明するが、ステーションSt2〜St4の動作も同様である。
最初に、ステップS(以下、単に「S」という)10において、プレイヤがメダルMをメダル投入装置3から投入すると、メダル投入装置3のメダルカウンタ3−1がメダルのカウント信号を制御部40に出力して、制御部40が処理を開始する。
S30において、メダル供給管理部41は、ゲーム機1の各ホッパのメダル収容部14、14B、14C、14Dのメダル収容枚数H1〜H4を推測する。
S40において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
S60において、プレイ進行部42は、チェッカ7の検出部(図示せず)の出力に応じて、メダルMがチェッカ7に入賞したか否かを判定する。この場面でメダルMが入賞する場合は、プレイヤがメダル投入装置3からメダルMを投入して、プッシャ台4上のメダルMがチェッカ7に入賞する場合である。
プレイ進行部42は、メダルMがチェッカ7に入賞したと判定した場合には(S60:YES)、S70に進み、一方、メダルMがチェッカ7に入賞していないと判定した場合には(S60:NO)、S130に進む。
S80において、プレイ進行部42は、スロット8の抽選結果が小当たりであるか否かを判定する。なお、小当たりである場合は、「7」以外の数字が3つ揃った場合、つまりスロット8の表示が「000」、「111」等になった場合である。
プレイ進行部42は、小当たりであると判定した場合(S80:YES)、S81に進み、一方、小当たりではないと判定した場合(S80:NO)、S90に進む。
この結果、プッシャ台4に載置されるメダルMが増加するので、プッシャ台4上のメダルMは、往復テーブル4aの往復移動にともなって手前側Y1に移動し、固定テーブル4bから落下する可能性が大きくなる。メダルMは、固定テーブル4bから払出孔5aに落下した場合には、外部払い出し口6に払い出され、プレイヤに獲得される。一方、親落ち孔5bに落下した場合には、メダルMは、ホッパ13のメダル収容部14に回収される。
S83において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
S84において、メダル供給管理部41は、選択したホッパを駆動し、貯留皿17aに20枚のメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給したメダル枚数を管理する。
なお、メダル供給管理部41は、メダルの供給枚数が多い場合などにおいては、2以上のホッパから貯留皿17aにメダルMを供給してもよい。また、2以上のホッパから供給する場合において、メダル供給管理部41は、各ホッパのメダル収容枚数に応じて、各ホッパのメダルの供給枚数に差をつけてもよい。例えば、メダル供給後の各ホッパのメダル収容枚数が均等になるように、メダル供給管理部41は、各ホッパからメダルMを供給させることも可能である。
プレイ進行部42は、大当たりであると判定した場合(S90:YES)、S91に進み、一方、大当たりではないと判定した場合(S90:NO)、S100に進む。
具体的には、メダル供給管理部41は、鉛直方向駆動部17b及び傾斜駆動部17cを制御して、貯留皿17aをメダル放出部20Aの上側に配置し、貯留皿17aをメダル放出部20Aの傾斜部20A−1の方へ傾斜させる。この結果、貯留皿17aのメダルMは、傾斜部20A−1に流れ込むにようにして受け渡されて移動し、傾斜部20A−1を滑り落ちてプレイ領域F1へと放出される。
大量放出が終了すると、メダル供給管理部41は、貯留皿17aを再び水平位置に戻す。
S110において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
S120において、メダル供給管理部41は、選択したホッパを駆動し、貯留皿17aに5枚のメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給したメダル枚数を管理する。
なお、貯留皿17aに貯留されたメダルMの枚数、すなわち大量放出のメダル枚数Wは、ゲーム機1の全てのホッパ13、13B、13C、13Dが、上述のS50、S84、S120において供給したメダル枚数の総数であるため、メダル供給管理部41で管理することができる。また、各ホッパから貯留皿17aに供給されたメダルMの枚数Uは、各ステーションSt1〜St4のホッパが、それぞれ、上述のS50、S84、S120において供給したメダル枚数の総数であるため、メダル供給管理部41で管理することができる。
また、ゲーム機1は、簡易な方法で各ホッパのメダル収容枚数を具体的に推測することができ、その推測した収容枚数によって貯留放出装置へメダルMを供給するホッパを適切に選択することができる。さらに、ホッパのメダル収容枚数をカウントする装置等を設ける必要がなく、ゲーム機1の部材コストが増加するのを回避することができる。
(1)実施形態において、メダル供給管理部41は、メダルMが10枚以上投入された場合(S20:YES)、チェッカ7に入賞したが小当たり、大当たりに該当しなかった場合(S90:NO)、小当たりによるメダルMの少量放出処理(S81)後の場合において、貯留放出装置17にメダルMを供給する例を示したが、これに限定されない。例えば、メダル供給管理部41は、メダルMの大量放出処理(S91)後において、貯留放出装置17に所定の枚数のメダルMを供給してもよい。
(4)実施形態において、ゲーム機1は、プッシャゲームの例を示したが、これに限定されない。例えば、ゲーム機は、メダルMを賭ける競馬ゲーム等に用いてもよい。
3、3B、3C、3D メダル投入装置
4、4B、4C、4D プッシャ台
6、6B、6C、6D 外部払い出し口
13、13B、13C、13D ホッパ
17 貯留放出装置
20A、20B メダル放出部
40 制御部
41 メダル供給管理部
42 プレイ進行部
50 設定部
M メダル
Claims (3)
- 複数のプレイヤがそれぞれプレイ可能な複数のプレイ部を備えるメダルゲーム機において、
前記各プレイ部は、
前記プレイヤがプレイするプレイ領域と、
前記プレイヤのメダル投入に応じてプレイ領域内にメダルを投入するメダル投入部と、
前記各プレイ部内に設けられ、前記プレイ領域内のメダルを収容するホッパ手段と、
前記プレイヤにメダルを払い出す払出手段と、
前記プレイ領域内に設けられ、載置されたメダルを押し出して落下させ、その一部を前記ホッパ手段に回収させ、その他を前記払出手段に払い出すプッシャ台手段とを備え、
メダルを貯留し、前記プレイ部にメダルを放出する貯留放出手段と、
前記各ホッパ手段のメダル収容枚数に応じて、前記複数のホッパ手段のなかから選択した前記ホッパ手段から、前記貯留放出手段へメダルを供給する供給管理手段とを備え、
前記貯留放出手段は、複数の前記プレイ領域のなかから選択したプレイ領域に前記メダルを振り分けて放出し、
前記供給管理手段は、
前記プレイ領域が一定枚数のメダルを載置し、前記プレイ領域に投入及び放出されたメダルと同数のメダルが前記プッシャ台手段から落下するものと仮定し、
前記プッシャ台手段から落下したメダルのうち、所定の割合のメダルが前記ホッパ手段に回収されるものとして、ホッパ手段のメダル収容枚数を推測すること、
を特徴とするメダルゲーム機。 - 複数のプレイヤがそれぞれプレイ可能な複数のプレイ部を備えるメダルゲーム機において、
前記各プレイ部は、
前記プレイヤがプレイするプレイ領域と、
前記プレイヤのメダル投入に応じてプレイ領域内にメダルを投入するメダル投入部と、
前記各プレイ部内に設けられ、前記プレイ領域内のメダルを収容するホッパ手段と、
前記プレイヤにメダルを払い出す払出手段と、
前記プレイ領域内に設けられ、載置されたメダルを押し出して落下させ、その一部を前記ホッパ手段に回収させ、その他を前記払出手段に払い出すプッシャ台手段とを備え、
メダルを貯留し、前記プレイ部にメダルを放出する貯留放出手段と、
前記各ホッパ手段のメダル収容枚数に応じて、前記複数のホッパ手段のなかから選択した前記ホッパ手段から、前記貯留放出手段へメダルを供給する供給管理手段とを備え、
前記貯留放出手段は、複数の前記プレイ領域のなかから選択したプレイ領域に前記メダルを振り分けて放出し、
前記各メダル投入部は、投入された前記メダルの投入枚数Tをカウントする投入メダルカウンタを備え、
前記供給管理手段は、
前記各プレイ領域に投入及び放出されたメダルの枚数と、前記払出手段に払い出されるメダルの枚数との比率Pを設定する設定部を備え、
前記ホッパ手段に収容されたメダルの枚数をIとし、前記貯留放出手段から放出されたメダル枚数をWとし、前記ホッパ手段から前記貯留放出手段に供給したメダル枚数をUとしたときに、前記各ホッパ手段のメダルの収容枚数Hを次式で算出し、前記収容枚数Hに基づいて、前記貯留放出手段へメダルを供給する前記ホッパ手段を選択すること、
H=I+T×(1−P)+W×(1−P)−U
を特徴とするメダルゲーム機。 - 請求項1又は請求項2に記載のメダルゲーム機において、
前記供給管理手段は、前記貯留放出手段のメダルの放出時に、メダルが放出される前記プレイ領域の前記ホッパ手段の前記メダル収容枚数が所定枚数を下回る場合、前記メダル収容枚数が前記所定枚数を上回るまでは、そのホッパ手段以外の他のホッパ手段によりメダルを供給させること、
を特徴とするメダルゲーム機。
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