JP3711417B2 - グラフ表示装置及びグラフ表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばキー入力された任意の関数式をグラフ化して表示するグラフ表示装置及びグラフ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば関数式のグラフ表示機能を備えた電子計算機では、キー入力された任意の関数式y=f(x)をグラフ化して表示することができるが、この場合、まず、グラフ表示画面上でのx座標及びy座標の各座標レンジを設定してグラフの表示を指示することで、その設定座標レンジ内でのx値に対応するy値が算出され、グラフ化表示が成されるようになっている。
【0003】
前記座標レンジの設定を行なうのに際し、入力された関数式がどのような形のグラフとなるかを予め想定できる場合には、適切なレンジ設定を行なうことができるが、一般に、任意の関数式のグラフ化を指示する場合、ユーザはどのような形のグラフとなるのかを知りたいからグラフ化を指示するのであり、適切なレンジ設定を行なうことは困難である。
【0004】
よって、入力された関数式がどのような形のグラフとなるかを予め想定できない場合に、適当な座標レンジを設定して関数式のグラフ化を行なうと、座標レンジの設定幅が小さすぎて、設定座標レンジの範囲外に描画点が表示されたり、これとは逆に、座標レンジの設定幅が大きすぎて、表示されるグラフの大きさが小さくなってしまう等の問題が生じる。
【0005】
また、グラフが描画表示される際は、設定されている座標レンジのみで表示されてしまうので、同一グラフにおいて、グラフの大まかな形を知りたいときや、グラフの細部を知りたいとき等には、その都度異なるレンジを設定しなければならなかった。
【0006】
さらに、前記座標レンジの設定を行なうためのレンジ設定画面は、xmin ,xmax ,ymin ,ymax 等の各項目に対して数値データを入力するだけの画面であるため、このレンジ設定画面における座標レンジの設定操作後において、実際の座標が表示された際に、レンジ設定時においてユーザが想定していた形の座標とは異なる感じの座標となることがあり、例えばx軸,y軸の上下あるいは左右方向のバランスが悪い等の問題が生じることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、前記従来のグラフ表示機能を備えた電子計算機では、グラフ化すべき関数式に合わせた適切な座標レンジを設定することは非常に難しい問題があると共に、数値データを入力表示するだけのレンジ設定画面では、希望する形の座標表示を行なうためのレンジ設定を容易に行なうことはできない問題がある。
【0008】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、その目的は、希望する形の座標表示を行なうためのレンジ設定を容易に行なうことが可能になるグラフ表示装置及びグラフ表示方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係わるグラフ表示装置では、グラフを表示するための座標軸のレンジデータを入力するレンジ入力手段と、このレンジ入力手段によって入力されたレンジデータを表示するレンジデータ表示手段と、前記レンジ入力手段によって入力されるレンジデータに応じて座標軸を描画する描画手段と、この描画手段により描画した座標軸を表示する座標軸表示手段と、この座標軸表示手段によって表示される座標軸及び前記レンジデータ表示手段によって表示されるレンジデータとを同時に表示する表示手段とを具備し、前記レンジデータ入力手段は、前記座標軸表示手段により表示される座標軸上に任意のマークを表示してレンジデータを入力する座標軸を指定する座標指定手段と、レンジデータの変更入力を指示する変更指示手段と、この変更指示手段によりレンジデータの変更入力が指示される毎に前記座標指定手段によりマーク表示された座標軸のレンジデータから任意の値を加算又は減算するレンジ変更手段と、からなることを特徴とする。
【0010】
つまり、請求項1に係わるグラフ表示装置では、座標軸のレンジデータを入力して表示させると、入力されるレンジデータに応じた座標軸が描画され、座標軸とレンジデータの入力表示とが同時に表示されるので、座標表示を確認して容易にレンジ設定が行える。また座標軸を指定してレンジデータの変更入力を指示するだけで、指示する毎にマーク表示された座標軸のレンジデータから任意の値を加算又は減算してレンジを変更できるので、きわめて容易に分かりやすく、希望する形の座標表示を行なうためのレンジ設定ができることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係わるグラフ表示装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0014】
このグラフ表示装置は、CPU11を備えている。
前記CPU11は、キー入力部12からのキー操作信号に応じてROM13に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、このCPU11には、前記キー入力部12,ROM13の他、RAM14、表示駆動回路15、及び液晶表示部16が接続される。
【0015】
前記キー入力部12には、データ入力キー12a、「メニュー」キー12b、「Auto」キー12c、「Range」キー12d、「座標表示」キー12e、「座標入力」キー12f、「DRW」キー12g、「数表」キー12h、「積分」キー12i、「EXE」キー12j、「AC」キー12k、「EXIT」キー12m、「↑」キー12o、「↓」キー12p、「←」キー12q、「→」キー12r等が備えられる。
【0016】
データ入力キー12aは、英字,数字,記号キー等、グラフ化すべき関数式データを入力したり、座標レンジ設定用のデータを入力したりするためのキー群である。
【0017】
「メニュー」キー12bは、計算モード,グラフモード,プログラムモード等の動作メニューの選択を行なうためメニュー画面を表示させる際に操作される。「Auto」キー12cは、グラフモードにおいて自動的に座標レンジの設定を行ない関数式をグラフ化して表示するためのAuto処理を起動させる際に操作される。
【0018】
「Range」キー12dは、座標のレンジをマニュアルで設定するためのRange入力処理を起動させる際に操作される。
「座標表示」キー12eは、前記レンジ入力処理において実際の座標を表示させながらレンジ設定を行なう際に操作される。
【0019】
「座標入力」キー12fは、前記実際の座標を表示させながらのレンジ設定において設定対象となる座標軸をポインタWで指示して行なう際に操作される。
「DRW」キー12gは、設定された座標レンジに応じて関数式をグラフ表示する際に操作される。
【0020】
「数表」キー12hは、グラフ上の任意の点をポインタWで指示してそのxy座標を数表化して表示するための数表作成処理を起動させる際に操作される。
「積分」キー12iは、グラフ上の任意の範囲をポインタWで指示して積分演算を実行させるための積分処理を起動させる際に操作される。
【0021】
「EXE」キー12jは、グラフ上に移動表示させるポインタWの位置の確定や演算の実行を指示する際等に操作される。
「AC」キー12kは、各種の動作モードにおける処理の実行を中断する際に操作される。
【0022】
「EXIT」キー12mは、座標レンジの入力表示状態をグラフ式の入力表示状態に切り換える際等に操作される。
「↑」キー12o、「↓」キー12p、「←」キー12q、「→」キー12rは、表示画面上におけるカーソルVやポインタWの移動操作あるいは数値の更新操作を行なう際に操作される。
【0023】
前記ROM13には、このグラフ表示装置の全体の動作を制御するシステムプログラムが予め記憶されると共に、各種動作モードに応じたグラフ表示用,演算用等のサブプログラムも予め記憶される。
【0024】
図2は前記グラフ表示装置のRAM14に備えられるデータレジスタの構成を示す図である。
前記RAM14には、表示レジスタ14a、xmax レジスタ14b、xmin レジスタ14c、xstepレジスタ14d、ymax レジスタ14e、ymin レジスタ14f、ystepレジスタ14g、式記憶レジスタ14h、グラフ記憶レジスタ14i、ポインタ座標レジスタ14j、積分範囲レジスタ14k、そして、ワークエリア14mが備えられると共に、レンジ入力モードフラグレジスタM、積分範囲確定フラグレジスタTが備えられる。
【0025】
表示レジスタ14aには、被表示データがその描画データとして書込まれる。xmax レジスタ14b及びxmin レジスタ14cには、x座標レンジの最大値及び最小値が記憶される。
【0026】
xstepレジスタ14dには、x座標レンジの1ステップ当たりのスケール間隔値が記憶される。
ymax レジスタ14e及びymin レジスタ14fには、y座標レンジの最大値及び最小値が記憶される。
【0027】
ystepレジスタ14gには、y座標レンジの1ステップ当たりのスケール間隔値が記憶される。
式記憶レジスタ14hには、データ入力キー12aにより入力された関数式等の式データが記憶される。
【0028】
グラフ記憶レジスタ14iには、前記xmax レジスタ14b〜ystepレジスタ14gにて設定された座標レンジに従って前記式記憶レジスタ14hに記憶された関数式がグラフ化されて描画される。
【0029】
ポインタ座標レジスタ14jには、グラフ上に表示されるポインタWのxy座標が記憶される。
積分範囲レジスタ14kには、グラフ上でポインタWにより指定された積分範囲に対応する座標が記憶される。
【0030】
ワークエリア14mには、前記CPU11を中心とする各種グラフ表示処理の過程にて入出力されるデータが一時的に記憶保持される。
レンジ入力モードフラグレジスタMは、Range入力処理において「座標表示」キー12eが操作された際に“1”「座標入力」キー12fが操作された際に“2”にセットされる。
【0031】
積分範囲確定フラグレジスタTは、積分処理においてグラフ上の積分範囲が確定された際に“1”にセットされる。
次に、前記構成によるグラフ表示装置の動作について説明する。
【0032】
図3は前記グラフ表示装置の全体処理を示すフローチャートである。
キー入力部12の「メニュー」キー12bが操作されると、液晶表示部16に対し各種の動作メニューをアイコンにして表わしたメニュー選択画面が表示される(ステップS1→S2)。
【0033】
このメニュー選択画面の表示状態において、カーソルキー12o〜12rの操作により任意のアイコンが指定されて動作メニューが選択され「EXE」キー12jが操作されると、選択メニュー応じた動作モードが設定され、当該設定動作モードの初期画面が液晶表示部16に表示される(ステップS3→S4→S5)。
【0034】
このような、メニュー選択設定処理を経て、グラフモードが設定されると、グラフ描画処理が起動される(ステップS6→SA)。
図4は前記グラフ表示装置のグラフ描画処理を示すフローチャートである。
【0035】
キー入力部12の「Auto」キー12cが操作されると、自動的に座標レンジの設定を行ない関数式をグラフ化して表示するためのAuto処理が起動される(ステップA1→AB)。
【0036】
また、「Range」キー12dが操作されると、Range入力画面が表示され、座標のレンジをマニュアルで設定するためのRange入力処理が起動される(ステップA2→A3,AC)。
【0037】
また、「DRW」キー12gが操作されると、設定された座標レンジに応じて関数式のグラフ表示が行なわれる(ステップA4→A5,A6)。
また、「数表」キー12hが操作されると、グラフ表示中であるかが判断され、グラフ上の任意の点をポインタWで指示してそのxy座標を数表化して表示するための数表作成処理が起動される(ステップA7→A8→AD)。
【0038】
また、「積分」キー12iが操作されると、グラフ表示中であるかが判断され、グラフ上の任意の範囲をポインタWで指示して積分演算を実行させるための積分処理が起動される(ステップA9→A10→AE)。
【0039】
図5は前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「Auto」キー12cの操作に応じて起動されるAuto処理を示すフローチャートである。
図6は前記グラフ表示装置のAuto処理に伴なう関数式のグラフ化表示動作を示す図である。
【0040】
まず、図6(A)に示すように、グラフ化すべき関数式が「y1 =√x」、x座標レンジが「xmin :−1,xmax :8」として入力され、RAM14内のxmin レジスタ14c,xmax レジスタ14b,式記憶レジスタ14hにそれぞれ記憶設定されている状態で、図6(B)に示すように、「Auto」キー12cの操作に応じてAuto処理が起動されると、前記xmin レジスタ14cに記憶されているx座標レンジの最小値「xmin :−1」が式記憶レジスタ14hに記憶されている関数式「y1 =√x」に代入され、f(x)の演算処理が実行される(ステップB1)。
【0041】
このf(x)の演算処理において、エラー(解無し)となった場合には、その時点で関数式f(x)に代入されたx値が、前記xmax レジスタ14bに記憶されているx座標レンジの最大値「xmax :8」に到達したか否かが判断される(ステップB2→B3)。
【0042】
そして、前記関数式f(x)に代入されるx値がxmax に到達してないと判断された場合には、当該関数式f(x)に代入すべきx値が更新され、f(x)の演算処理が実行される(ステップB3→B4,B5)。
【0043】
こうして、前記ステップB2〜B5の処理が繰り返され、関数式f(x)に代入すべきx値が順次更新される状態で、f(x)の演算値が求められエラーではないと判断されると、その時点でのxy座標データが、グラフデータとしてRAM14内のグラフ記憶エリア14iに記憶される(ステップB2→B6)。
【0044】
ここで、グラフ記憶エリア14iに記憶されたグラフデータが1回目、つまり、先頭のグラフデータであると判断された場合には、このy値がy座標レンジの最大値及び最小値としてRAM14内のymax レジスタ14e,ymin レジスタ14fに記憶される(ステップB7→B8)。
【0045】
すると、再びx値がxmax に到達したか否かが判断されると共に、xmax に到達してない場合には、さらに、x値が更新されてf(x)の演算処理が実行され、エラーとして判断されなければ、その時点でのx値に応じたf(x)の演算処理により得られるxy座標データが、グラフデータとして前記RAM14内のグラフ記憶エリア14iに記憶される(ステップB3→B4,B5→B2→B6)。
【0046】
そして、グラフ記憶エリア14iに記憶されたグラフデータが1回目ではない、つまり、先頭のグラフデータではないと判断されると、当該グラフデータのy値がそれまでにグラフ記憶エリア14iに記憶されている全グラフデータの最小のy値(ymin )よりも小さいと判断された場合には、そのときのグラフデータのy値がy座標レンジの最小値としてRAM14内のymin レジスタ14fに記憶される(ステップB7→B9→B10)。
【0047】
一方、前記グラフ記憶エリア14iに記憶されたグラフデータが1回目ではない、つまり、先頭のグラフデータではないと判断された際に、当該グラフデータのy値がそれまでにグラフ記憶エリア14iに記憶されている全グラフデータの最大のy値(ymax )よりも大きいと判断された場合には、そのときのグラフデータのy値がy座標レンジの最大値としてRAM14内のymax レジスタ14eに記憶される(ステップB7→B11→B12)。
【0048】
こうして、前記グラフ記憶エリア14iに対し、前記x座標レンジxmin 〜xmax に対応させた関数式f(x)の演算処理による1回目,2回目のグラフデータが記憶されると、その時点でxmax レジスタ14b,xmin レジスタ14c,ymax レジスタ14e,ymin レジスタ14fに記憶設定されているxy座標レンジに従って、そこまでのグラフデータが表示レジスタ14aに描画され、図6(B)に示すように、液晶表示部16に表示される(ステップB13,B14)。
【0049】
ここで、キー入力部12の「AC」キー12kが操作されたと判断されない場合には、再びステップB3以降の処理に戻り、新たに更新されるx値に対応するf(x)の演算結果に基づき、グラフデータが追加記憶されると共に、その新たなグラフデータに応じてy座標レンジが見直され、図6(C)に示すように、そこまでのグラフデータを最大表示レンジとしたグラフの描画表示が繰り返される(ステップB15→B3〜B5→B2→B6〜B15)。
【0050】
こうして、グラフ化関数式f(x)に代入すべきx値が更新される毎に、新たに算出されるy値に応じてy座標レンジが設定し直され、常に最大レンジでのグラフ描画処理が繰り返される状態で、前記グラフ化関数式f(x)に代入されたx値がxmax レジスタ14bに記憶されているx座標レンジの最大値に到達したと判断されると、図6(D)に示すように、xmax レジスタ14b〜ystepレジスタ14gにて設定されているxy座標レンジ及び1ステップ当たりのスケール間隔値に応じて、前記グラフ表示が成された液晶表示部16に対してxy座標が表示される(ステップB3→B16)。
【0051】
一方、前記x値の更新毎に関数式f(x)に対応したグラフデータがそれまでの最大表示レンジにして順次表示される状態で、「AC」キー12kが操作されると、その時点でグラフデータの描画表示が中断され、xmax レジスタ14b〜ystepレジスタ14gにて設定されているxy座標レンジ及び1ステップ当たりのスケール間隔値に応じて、前記グラフ表示が成された液晶表示部16に対してxy座標が表示される(ステップB15→B16)。
【0052】
すなわち、前記Auto処理にあっては、関数式を入力してx座標レンジを設定するだけで、当該x座標レンジに基づき関数式に代入すべきx値が順次更新され、それぞれ対応するy値が算出される毎にそれまでのy値に応じたy座標レンジの最大値及び最小値が自動設定されてグラフデータとして描画表示され、この後、関数式に代入したx値が前記x座標レンジの最大値xmax に達した際、あるいは「AC」キー12kの操作によりグラフデータの描画表示を中断した際に、その時点におけるx座標レンジ及びy座標レンジに応じたxy座標が追加表示されるので、関数式に対応させたxy座標レンジを予め設定しなくても、自動的にグラフ表示できるだけでなく、その描画状態をリアルタイムに表示できるようになる。
【0053】
なお、前記Auto処理の説明にあっては、予め設定したx座標レンジに基づいて、関数式に対応するy値が算出され、y座標レンジが自動設定されてグラフデータが描画表示される場合について説明したが、予め設定したy座標レンジに基づいて、関数式に対応するx値を算出し、x座標レンジを自動設定してグラフデータを描画表示する場合でも、同様のAuto処理にて実現することができる。
【0054】
図7は前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「Range」キー12dの操作に応じて起動されるRange入力処理を示すフローチャートである。
図8は前記グラフ表示装置のRange入力処理における「座標表示」キー12eの操作に応じた座標レンジの入力表示動作を示す図である。
【0055】
図9は前記グラフ表示装置のRange入力処理における「座標入力」キー12fの操作に応じた座標レンジの入力表示動作を示す図である。
図8(A)に示すように、キー入力部12の「Range」キー12dが操作されると、x座標レンジ及びy座標レンジをマニュアル設定するためのレンジ入力設定画面が液晶表示部16に対して表示され、図7におけるレンジ入力処理が起動される(ステップA2→A3,AC)。
【0056】
このレンジ入力設定画面「図8(A)参照」において、レンジデータの入力位置はカーソルVにより指定されるもので、キー入力部12のデータ入力キー12aにより任意のレンジデータを入力すると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされてないと判断された後、前記レンジ入力設定画面上においてカーソルVにより指定されているレンジ設定項目にレンジデータが入力され、対応するレンジ設定レジスタ(14b〜14g)に記憶される(ステップC1→C2→C3)。
【0057】
例えば図8(A)に示すように、カーソルVが項目「xmin 」を指定している状態で、データ入力キー12aを操作して“−20”と入力すると、その入力されたレンジデータ“−20”がRAM14内のxmin レジスタ14cに記憶される。
【0058】
ここで、カーソルキー12o〜12rが操作された際に、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされてないと判断されると、そのカーソル操作に応じて表示画面上のカーソルVが移動され、任意のレンジ設定項目が指定される(ステップC4→C5→C6,C7)。
【0059】
そして、図8(B)に示すように、キー入力部12の「座標表示」キー12eが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“1”がセットされ、xy座標の各レンジ設定項目と共に、その時点の設定レンジに応じた座標が液晶表示部16に表示される(ステップC8→C9,C10)。
【0060】
例えば図8(B)に示すように、カーソルVが項目「xmin 」を指定している状態で、図8(C)に示すように、データ入力キー12aを操作して“−12”と入力すると、その入力されたレンジデータ“−12”がRAM14内のxmin レジスタ14cに記憶され(ステップC1→C2→C3)、さらに、「↓」キー12pを操作して表示画面上のカーソルVを移動させ次のレンジ設定項目「xmax 」を指定すると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“1”がセットされていると判断されることで、前記レンジデータを入力した項目「xmin 」が示すx座標レンジの最小値が“−12”として確定され、その設定レンジに応じた座標表示が行なわれる(ステップC4→C5→C6,C7→C11)。
【0061】
これにより、xy座標のレンジ設定に伴なう実際の座標を表示させながら、その表示座標が所望の形になるように、各レンジ設定項目に対するレンジデータを入力することができる。
【0062】
一方、図9(A)に示すように、キー入力部12の「座標入力」キー12fが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされ、xy座標の各レンジ設定項目と共に、その時点の設定レンジに応じた座標が液晶表示部16に表示される(ステップC12→C13,C14)。
【0063】
すると、最初に、座標表示画面におけるy軸上のmax値(ymax )に対応してポインタWが表示され、このポインタWにてレンジ設定項目が指定される(ステップC15)。
【0064】
ここで、「←」キー12qあるいは「→」キー12rが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされていると判断されることで、例えば「→」キー12rが操作される毎に、液晶表示部16に表示されている座標軸上のポインタWの位置が、前記y軸のmax位置(ymax )から同y軸のmin位置(ymin )→x軸のmax位置(xmax )→同x軸のmin位置(xmin )と切り換え表示され、レンジ設定項目の指定位置が切り換えられる(ステップC4→C5→C16→C17)。
【0065】
また、「↑」キー12oが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされていると判断されることで、前記ポインタwにより指定されているレンジ設定項目の座標レンジに対して、現在設定されている座標レンジ幅(max−min)の10分の1の値が加算され、その設定レンジが変更される共に、該設定レンジに応じた座標表示が行なわれる(ステップC4→C5→C18→C19→C11)。
【0066】
また、「↓」キー12pが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMに“2”がセットされていると判断されることで、前記ポインタwにより指定されているレンジ設定項目の座標レンジに対して、現在設定されている座標レンジ幅(max−min)の10分の1の値が減算され、その設定レンジが変更される共に、該設定レンジに応じた座標表示が行なわれる(ステップC4→C5→C18→C20→C11)。
【0067】
例えば図9(A)に示すように、ポインタWがy軸のmax位置に表示された状態で、図9(B)に示すように、「↓」キー12pが操作されると、既に設定されているy座標レンジの最大値(ymax “15”)からそのレンジ幅(ymax “15”−ymin “−15”)の10分の1の値“3”が減算され、新たにy座標レンジの最大値(ymax “12”)として変更設定されると共に、該設定レンジに応じた座標表示が行なわれる(ステップC4→C5→C18→C20→C11)。
【0068】
そして、図9(B)に示すように、ポインタWがy軸のmax位置に表示された状態で、図9(C)に示すように、「→」キー12rが2回操作されると、当該ポインタWの表示位置がy軸のmax位置からy軸のmin位置→x軸のmax位置と切り換え表示され、レンジ設定項目の指定位置が切り換えらる(ステップC4→C5→C16→C17)。
【0069】
さらに、図9(C)に示すように、ポインタWがx軸のmax位置に表示された状態で、図9(D)に示すように、「↑」キー12oが操作されると、既に設定されているx座標レンジの最大値(xmax “20”)に対しそのレンジ幅(xmax “20”−xmin “−20”)の10分の1の値“4”が加算され、新たにx座標レンジの最大値(xmax “24”)として変更設定されると共に、該設定レンジに応じた座標表示が行なわれる(ステップC4→C5→C18→C20→C11)。
【0070】
この後、前記ステップC1〜C20の処理を経て、例えば任意のxy座標レンジを設定し終えたことで、キー入力部12の「EXIT」キー12mが操作されると、RAM14内のレンジ入力モードフラグレジスタMが“0”にリセットされ、グラフ化すべき関数式の入力表示用の動作モードに切り換えられる(ステップC21→C22,C23)。
【0071】
これにより、xy座標のレンジ設定に伴なう実際の座標を表示させながら、その表示座標が所望の形になるように、各レンジ設定項目に対するレンジデータを入力することができ、しかも、カーソルキー12o〜12rの選択的な操作に応じて、所望の座標軸上にポインタWを表示させてレンジ設定の対象となる項目を指定できると共に、対応するレンジデータを変更設定することができる。
【0072】
そして、前記Range入力処理を経てxy座標レンジの設定を行なうと共に、グラフ式入力表示モードにおいて、グラフ化すべき所望の関数式を入力した状態で、キー入力部12における「DRW」キー12gが操作されると、RAM14内のxmax レジスタ14b〜ystepレジスタ14gにて設定されている座標レンジに応じて、式記憶レジスタ14hに記憶されている関数式のグラフデータがx座標軸及びy座標軸と共にグラフ記憶エリア14iに描画されると共に、表示レジスタ14aに展開され、液晶表示部16に表示される(ステップA4→A5,A6)。
【0073】
図10は前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「数表」キー12hの操作に応じて起動される数表作成処理を示すフローチャートである。
図11は前記グラフ表示装置の数表作成処理に伴なう数表表示動作を示す図である。
【0074】
キー入力部12における「数表」キー12hが操作されると、グラフ表示中であることが判断された後、図10における数表作成処理が起動され(ステップA7→A8,AD)、図11(A)に示すように、液晶表示部16に対し、既に表示されているグラフ表示画面と共に、数表表示画面が左右2分割されて表示される(ステップD1)。
【0075】
ここで、前記数表表示画面では、グラフ表示画面におけるグラフY1,Y2,…の本数分だけ、その数表データの表示エリアY1,Y2,…として用意される。
【0076】
そして、液晶表示部16に表示されたグラフ表示画面におけるグラフ上にポインタWが表示される(ステップD2)。
ここで、「↑」キー12oあるいは「↓」キー12pが操作されると、前記グラフ表示画面におけるポインタWの表示位置が他のグラフ上に切り換えられて表示される(ステップD3→D4)。
【0077】
すると、前記ポインタWが位置するグラフ上のx座標データがグラフ表示画面の左下に表示されると共に、対応するy座標データが数表表示画面の左下に表示される(ステップD5)。
【0078】
そして、「←」キー12qあるいは「→」キー12rが操作されると、ポインタWの表示位置が、対応するグラフ上をx軸の方向に沿って移動され、その移動位置に対応するx座標データ及びy座標データが更新されて表示される(ステップD6→D7→D5)。
【0079】
ここで、前記ポインタWの表示位置に対応するグラフ上の座標データは、RAM14内のポインタ座標レジスタ14jに逐次更新されて記憶される。
例えば図11(B)に示すように、「→」キー12rを繰り返し操作して、関数式Y1に対応するグラフ上のポインタWを任意の位置に移動させると共に、対応する座標データをリアルタイムに表示させた状態で、「EXE」キー12jが操作されると、数表表示画面において、ポインタWの表示位置に対応するグラフ上のx座標データ及びy座標データがそれぞれ数表化されて表示されると共に、他のグラフが表示されている場合には、ポインタWの位置するx座標に応じた他のグラフのy座標データも数表化されて並行表示される(ステップD8→D9,D10→D11)。
【0080】
そして、「AC」キー12kが操作されると、前記数表作成処理の起動状態は解除される。
なお、前記数表作成処理の説明にあっては、グラフ表示画面におけるポインタWの表示位置に対応して、各グラフのx座標データに対応するy座標データを数表化して表示する場合について説明したが、例えば図12に示すように、グラフ表示画面におけるポインタWの表示位置に対応して、各グラフのy座標データだけでなく、その微分係数も共に数表化して表示する構成としてもよい。
【0081】
図12は前記グラフ表示装置の数表作成処理に伴なう微分係数を含む数表表示動作を示す図である。
例えば、図12(A)に示すように、「→」キー12rを繰り返し操作してグラフ上のポインタWを移動させている状態にあっては、当該ポインタWの表示位置に対応したx座標データ及びy座標データとその微分係数のリアルタイムな表示が行なわれ、この後、図12(B)に示すように、「EXE」12jが操作されると、その時点でのポインタWの表示位置に対応したx座標データ及びy座標データとその微分係数が数表化されて表示される。
【0082】
図13は前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「積分」キー12iの操作に応じて起動される積分処理を示すフローチャートである。
図14は前記グラフ表示装置の積分処理に伴なう積分範囲の設定表示動作を示す図である。
【0083】
キー入力部12における「積分」キー12iが操作されると、グラフ表示中であることが判断された後、図13における積分処理が起動され(ステップA9→A10,AE)、図14(A)に示すように、液晶表示部16に表示されているグラフ上にポインタWが表示されると共に、そのポインタWの表示位置に対応するx座標データが表示される(ステップE1)。
【0084】
ここで、図14(B)に示すように、「→」キー12rが操作されると、そのキー操作毎に、液晶表示部16に表示されているグラフ上のポインタWの位置がx座標の+方向に移動され、対応するx座標データがリアルタイムに表示される(ステップE2→E3,E4→E2)。
【0085】
この場合、前記ポインタWは、グラフ上を1表示ドット毎に移動するので、これに対応してリアルタイムに表示されるx座標データは、小数点以下の桁数が多い半端な数値になる。
【0086】
例えばポインタWが表示されているグラフに対する積分範囲の下限値を「x=−1」として設定したい場合に、図14(B)に示したように、「→」キー12rを操作してポインタWを希望の方向に移動させても、対応するx座標データが半端な数値となる際に、データ入力キー12aにより「−」「1」と操作すると、表示画面上のx座標データが「x=−1」として入力表示される(ステップE5→E6)。
【0087】
こうして、ポインタWの表示されているグラフのx座標データを「x=−1」として入力表示させた状態で、図14(C)に示すように、「EXE」キー12jを操作すると、RAM14内の積分範囲確定フラグレジスタTに“1”がセットされてないと判断されることで、前記液晶表示部16に入力表示させたx座標データ「x=−1」が積分範囲の下限値としてRAM14内の積分範囲レジスタ14kに記憶される(ステップE7→E8→E9)。
【0088】
すると、RAM14内の積分範囲確定フラグレジスタTに対して“1”がセットされる(ステップE10)。
この後、図14(C)に示すように、再び「→」キー12rを繰り返し操作してポインタWを移動させ、対応するx座標データを更新表示させると、前記RAM14内の積分範囲確定フラグレジスタTが“1”にセットされていると判断されることで、前記RAM14内の積分範囲レジスタ14kに記憶された積分範囲の下限値(この場合「x=−1」)を基準として、積分範囲Zが順次反転されて表示される(ステップE2→E3,E4→E11)。
【0089】
そして、前記ポインタWが表示されているグラフに対する積分範囲の上限値を「x=−0.3」として設定したい場合に、図14(C)で示したように、「→」キー12rを操作してポインタWを希望の方向に移動させても、対応するx座標データが半端な数値となる際に、図14(D)に示すように、データ入力キー12aにより「−」「0」「.」「3」と操作すると、表示画面上のx座標データが「x=−0.3」として入力表示される(ステップE5→E6)。
【0090】
こうして、ポインタWの表示されているグラフのx座標データを「x=−0.3」とし、積分範囲の上限値として設定表示させた状態で、図14(E)に示すように、「EXE」キー12jを操作すると、RAM14内の積分範囲確定フラグレジスタTが“1”にセットされていると判断されることで、表示されているx座標データ「x=−0.3」を積分範囲の上限値として前記積分範囲レジスタ14kに記憶されている積分範囲の下限値「x=−1」との間で、対応するグラフ範囲の積分演算が実行され、その演算結果が表示される(ステップE7→E8→E12,E13)。そして、前記RAM14内の積分範囲確定フラグレジスタTが“0”にリセットされる(ステップE14)。
【0091】
一方、キー入力部12における「AC」キー12kが操作されると、前記積分処理の起動状態は解除され、積分範囲確定フラグレジスタTが“0”にリセットされる(ステップE15→E16)。
【0092】
したがって、前記構成のグラフ表示装置によれば、キー入力部12のデータ入力キー12aを操作して関数式を入力しx座標レンジを設定しただけの状態で、「Auto」キー12cを操作すると、設定したx座標レンジに基づき関数式に代入すべきx値が順次更新され、それぞれ対応するy値が算出される毎にそれまでのy値に応じたy座標レンジの最大値及び最小値が自動設定されてグラフデータとして描画表示され、この後、関数式に代入したx値が前記x座標レンジの最大値xmax に到達すると、その時点におけるx座標レンジ及びy座標レンジに応じたxy座標が追加されて表示されるので、関数式に対応させたxy座標レンジを予め設定しなくても、自動的に適切な座標レンジを設定してグラフ表示できるだけでなく、その描画状態をリアルタイムに表示できるようになる。
【0093】
また、前記構成のグラフ表示装置によれば、xy座標のレンジ設定に伴なう実際の座標を表示させながら、その表示座標が所望の形になるように、各レンジ設定項目に対するレンジデータを入力することができ、しかも、カーソルキー12o〜12rの選択的な操作に応じて、所望の座標軸上にポインタWを表示させてレンジ設定の対象となる項目を指定できると共に、対応するレンジデータを変更設定することができる。
【0094】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係わるグラフ表示装置によれば、座標軸のレンジデータを入力して表示させると、入力されるレンジデータに応じた座標軸が描画され、座標軸とレンジデータの入力表示とが同時に表示されるので、座標表示を確認して容易にレンジ設定が行える。また座標軸を指定してレンジデータの変更入力を指示するだけで、指示する毎にマーク表示された座標軸のレンジデータから任意の値を加算又は減算してレンジを変更できるので、きわめて容易に分かりやすく、希望する形の座標表示を行なうためのレンジ設定ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるグラフ表示装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記グラフ表示装置のRAMに備えられるデータレジスタの構成を示す図。
【図3】前記グラフ表示装置の全体処理を示すフローチャート。
【図4】前記グラフ表示装置のグラフ描画処理を示すフローチャート。
【図5】前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「Auto」キーの操作に応じて起動されるAuto処理を示すフローチャート。
【図6】前記グラフ表示装置のAuto処理に伴なう関数式のグラフ化表示動作を示す図。
【図7】前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「Range」キーの操作に応じて起動されるRange入力処理を示すフローチャート。
【図8】前記グラフ表示装置のRange入力処理における「座標表示」キーの操作に応じた座標レンジの入力表示動作を示す図である。
【図9】前記グラフ表示装置のRange入力処理における「座標入力」キーの操作に応じた座標レンジの入力表示動作を示す図。
【図10】前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「数表」キーの操作に応じて起動される数表作成処理を示すフローチャート。
【図11】前記グラフ表示装置の数表作成処理に伴なう数表表示動作を示す図。
【図12】前記グラフ表示装置の数表作成処理に伴なう微分係数を含む数表表示動作を示す図。
【図13】前記グラフ表示装置のグラフモードにおいて「積分」キーの操作に応じて起動される積分処理を示すフローチャート。
【図14】前記グラフ表示装置の積分処理に伴なう積分範囲の設定表示動作を示す図。
【符号の説明】
11 …CPU、
12 …キー入力部、
12a…データ入力キー、
12b…「メニュー」キー、
12c…「Auto」キー、
12d…「Range」キー、
12e…「座標表示」キー、
12f…「座標入力」キー、
12g…「DRW」キー、
12h…「数表」キー、
12i…「積分」キー、
12j…「EXE」キー、
12k…「AC」キー、
12m…「EXIT」キー、
12o…「↑」キー、
12p…「↓」キー、
12q…「←」キー、
12r…「→」キー、
13 …ROM、
14 …RAM、
14a…表示レジスタ、
14b…xmax レジスタ、
14c…xmin レジスタ、
14d…xstepレジスタ、
14e…ymax レジスタ、
14f…ymin レジスタ、
14g…ystepレジスタ、
14h…式記憶レジスタ、
14i…グラフ記憶レジスタ、
14j…ポインタ座標レジスタ、
14k…積分範囲レジスタ、
14m…ワークエリア、
M …レンジ入力モードフラグレジスタ、
T …積分範囲確定フラグレジスタ、
15 …表示駆動回路、
16 …液晶表示部、
V …カーソル、
W …ポインタ、
Z …積分範囲。
Claims (2)
- グラフを表示するための座標軸のレンジデータを入力するレンジ入力手段と、
このレンジ入力手段によって入力されたレンジデータを表示するレンジデータ表示手段と、
前記レンジ入力手段によって入力されるレンジデータに応じて座標軸を表示する座標軸表示手段と、
この座標軸表示手段によって表示される座標軸及び前記レンジデータ表示手段によって表示されるレンジデータとを同時に表示する表示手段とを具備し、
前記レンジデータ入力手段は、前記座標軸表示手段により表示される座標軸上に任意のマークを表示してレンジデータを入力する座標軸を指定する座標指定手段と、
レンジデータの変更入力を指示する変更指示手段と、
この変更指示手段によりレンジデータの変更入力が指示される毎に前記座標指定手段によりマーク表示された座標軸のレンジデータから任意の値を加算又は減算するレンジ変更手段と、
からなることを特徴とするグラフ表示装置。 - 座標軸とレンジデータとを同時に表示する表示手段を具備したグラフ表示装置に用いられるグラフ表示方法であって、
グラフを表示するための座標軸のレンジデータを入力するレンジ入力ステップと、
このレンジ入力ステップによって入力されたレンジデータを前記表示手段に表示させるレンジデータ表示ステップと、
前記レンジ入力ステップによって入力されるレンジデータに応じて座標軸を前記表示手段に表示する座標軸表示ステップと、
を具備し、
前記レンジデータ入力ステップは、前記座標軸表示ステップにより表示される座標軸上に任意のマークを表示してレンジデータを入力する座標軸を指定する座標指定ステップと、
レンジデータの変更入力を指示する変更指示ステップと、
この変更指示ステップによりレンジデータの変更入力が指示される毎に前記座標指定手段によりマーク表示された座標軸のレンジデータから任意の値を加算又は減算するレンジ変更ステップと、
からなることを特徴とするグラフ表示方法。
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