JP2004094678A - 図形表示制御装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU10は、トレースポインタ機能実行入力に応じて、表示部100のグラフ上の所定位置にトレースポインタを表示させるとともに、表示部10の所定位置にスクロールバーを表示させる。さらに、CPU10は、当該スクロールバーによるトレースポインタ移動操作に応じて、トレースポインタをグラフに沿って移動させる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、図形の表示制御に関するものであり、詳細には、表示画面に表示される図形を操作するためのスクロールバーを表示制御する図形表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、入力された数式等に基づいてグラフ等の図形を作成する作図描画機能を備えた装置が知られている。この種の装置として、例えば、方程式計算、行列演算、複素数演算等の計算機能、財務計算機能、統計機能等のような、多種類の機能を備えた関数電卓において、上述した作図描画機能を備えたもの(以下、グラフ関数電卓という。)が知られている。このグラフ関数電卓は、計算機能を利用した各種技術計算の演算結果をグラフ線図化して表示させることができるので、数理処理の理解等に役立ち、教育現場や研究機関等において広く活用されている。
【0003】
このグラフ関数電卓は、スクロールバーを表示させる機能を有しており、このスクロールバーを操作して、画面上のグラフ線図を移動させることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記グラフ関数電卓では、グラフ線図の一部を注視する場合には、スクロールバーにより注視区間を画面中央側に移動させることしかできない。すなわち、前記グラフ関数電卓は、グラフ線図を単に描画するのみであるので、グラフ線図の一部を注視するには不便であり、スクロールバーを用いても、グラフ線図が通過する座標、グラフ線図の傾き具合等の特徴を、正確に理解し難いという問題点がある。
【0005】
本発明の課題は、上述した従来の問題点を解消するため、スクロールバーによりグラフ線図の注視区間の特徴をより正確に理解することのできる図形表示制御装置及びプログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の図形表示制御装置は、
記憶部に記憶された図形情報に基づいて、表示画面にグラフ線図を表示する図形表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップA12)と、所定方向に延びユーザにより操作可能なスクロールバーを、前記表示画面に表示するスクロールバー表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップA14)と、
前記スクロールバーの前記表示画面上における操作状態を検知する操作検知手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップA20)と、
前記操作検知手段により検知された操作状態に基づいて、前記表示画面のグラフ線図上の所定位置に、トレースポインタを表示するトレースポインタ表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップA22)と、
を備えたことを特徴としている。
【0007】
また、請求項14に記載のプログラムは、
コンピュータに対して、
記憶部に記憶された図形情報に基づいて、表示画面にグラフ線図を表示する図形表示機能と、
所定方向に延びユーザにより操作可能なスクロールバーを、前記表示画面に表示するスクロールバー表示機能と、
前記スクロールバーの前記表示画面上における操作状態を検知する操作検知機能と、
前記操作検知機能により検知された操作状態に基づいて、前記表示画面のグラフ線図上の所定位置に、トレースポインタを表示するトレースポインタ表示機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0008】
この請求項1又は14に記載の発明によれば、スクロールバーを表示画面上にて操作することにより、表示画面上に描画されたグラフ線図上の所定位置にトレースポインタを移動させることができる。従って、グラフ線図の注視区間をトレースポインタが連続的に移動するようスクロールバーを操作することにより、グラフ線図の注視区間における特徴、概形等を正確に理解することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の図形表示制御装置において、
前記スクロールバー表示手段は、前記グラフ線図における所定の座標軸に対応して、前記スクロールバーを表示する手段であることを特徴としている。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、スクロールバーを所定の座標軸方向に操作することにより、グラフ線図上のトレースポインタを所定の座標軸方向を基準として移動させることができ、グラフ線図の所定の座標軸方向における傾き、変化量等の特徴を把握することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の図形表示制御装置において、
前記スクロールバーは、前記座標軸方向に延びるバー部分と、前記バー部分上を移動可能でユーザにより移動操作されるスクロールポインタと、を有し、
前記トレースポインタ表示手段は、前記スクロールポインタの前記バー部分における表示位置に基づいて、前記トレースポインタを表示させる手段であって、
前記スクロールバー表示手段は、前記グラフ線図における前記トレースポインタの移動範囲に対応して前記スクロールバーの長手方向長さを設定し、前記表示画面に前記スクロールバーを表示する移動範囲対応表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図9に示すステップC20)を備えることを特徴としている。
【0012】
この請求項3に記載の発明によれば、トレースポインタの移動範囲に対応した長さのバー部分を有するスクロールバーが表示され、スクロールポインタによりトレースポインタをその移動範囲内で移動させることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の図形表示制御装置において、
前記スクロールポインタの前記バー部分上の移動量に対応する、前記トレースポインタの前記座標軸に基づいた移動量を設定するポインタ移動量設定手段(例えば、図2に示すCPU10:図9に示すステップC20)を備えたことを特徴としている。
【0014】
この請求項4に記載の発明によれば、スクロールポインタの移動量に対応するトレースポインタの移動量を設定することができる。従って、グラフ線図の注視区間の長さに応じて、トレースポインタを所望の移動量とすることができ、グラフ線図の注視区間における特徴、概形等をより正確に理解することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の図形表示制御装置において、
前記トレースポインタの前記グラフ線図上における前記座標軸方向の移動範囲を設定する移動範囲設定手段(例えば、図2に示すCPU10:図6に示すステップB24)を備えたことを特徴としている。
【0016】
この請求項5に記載の発明によれば、グラフ線図の注視区間の長さに応じて、トレースポインタを所望の移動範囲とすることができ、グラフ線図の注視区間における特徴、概形等をより正確に理解することができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の図形表示制御装置において、
前記スクロールバーの長手方向両端と、これに対応するグラフ線図上の座標点とを結んだ線を表示するスクロール量表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図9に示すステップC22)を備えたことを特徴としている。
【0018】
この請求項6に記載の発明によれば、スクロールバーの両端と、これに対応するグラフ線図上の座標点とを結んだ線を視認することにより、トレースポインタの移動範囲及び移動量と、スクロールバーとの対応付けを的確に把握することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記トレースポインタの表示位置における前記グラフ線図の接線方向が、所定の基準軸の方向と一致するように、前記グラフ線図を回転させる接線回転手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップA24〜A32)を備えたことを特徴としている。
【0020】
この請求項7に記載の発明によれば、トレースポインタの表示位置におけるグラフ線図の接線方向を把握することができる。すなわち、トレースポインタを連続的に移動させると、これに伴ってグラフ線図もまた連続的に回転するので、グラフ線図の注視区間の傾き等の特徴をより正確に把握することができる。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の図形表示制御装置において、
前記接線回転手段による前記グラフ線図の回転に対応する一次変換行列を表示する一次変換表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図12に示すステップD20,D22)を備えたことを特徴としている。
【0022】
この請求項8に記載の発明によれば、グラフ線図の回転に対応する一次変更行列が表示されるので、この行列からグラフ線図の傾き等の特徴を正確に把握することができるし、この行列を用いて座標変換等の解析を行うことができ、実用に際して極めて有利である。
【0023】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記スクロールバー表示手段は、互いに独立した複数の前記スクロールバーを表示する複数バー表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図6に示すステップB24)を備えることを特徴としている。
【0024】
この請求項9に記載の発明によれば、複数のスクロールバーが表示されるので、各スクロールバーごとにトレースポインタの移動範囲及び移動量を設定することができる。従って、グラフ線図の注視区間が複数である場合や、グラフ線図の注視するパラメータが複数である場合であっても、各スクロールバーにより所望のグラフの性質を別個に把握することができる。
【0025】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記操作検知手段により検知された操作状態に基づいて、切断平面をその法線方向へ移動させる平面移動手段(例えば、図2に示すCPU10:図15に示すステップE20)と、
前記図形情報に基づいて、図形の前記切断平面による切断面を表示する切断面表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図15に示すステップE22)と、
を備えたことを特徴としている。
【0026】
この請求項10に記載の発明によれば、切断平面を所望の位置へ移動させることにより、図形の所望の位置の切断面を把握することができる。すなわち、所定方向の断面から図形の特徴、概形等を把握することができる。
【0027】
また、請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記記憶部は、複数の前記図形情報を記憶しており、
前記図形表示手段は、複数の前記図形情報に対応する前記グラフ線図をそれぞれ前記表示画面上に表示する手段であり、
前記トレースポインタ表示手段は、前記スクロールバー表示手段により表示された前記スクロールバーに対応する前記トレースポインタを、前記複数のグラフ線図の内の1つのグラフ線図上に前記トレースポインタを表示する手段であり、
前記トレースポインタ表示手段により前記トレースポインタが表示される前記グラフ線図を変更するグラフ線図変更手段(例えば、図2に示すCPU10:図18に示すステップF26,F28)を備えたことを特徴としている。
【0028】
この請求項11に記載の発明によれば、複数のグラフ線図が表示された際に、トレースポインタが表示されるグラフ線図を切り替えることにより、複数のグラフ線図の特徴、概形を把握することができる。
【0029】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記トレースポインタを前記表示画面外へ移動するよう前記スクロールバーが操作された場合に、移動後の前記トレースポインタが前記表示画面内に表示されるように、前記グラフ線図の表示範囲を変更する表示範囲変更手段(例えば、図2に示すCPU10:図21に示すステップG26)を備えたことを特徴としている。
【0030】
この請求項12に記載の発明によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、これに追従してグラフ線図の表示範囲が変更されるので、トレースポインタを見失うことはないし、トレースポインタの移動後におけるグラフ線図の区間を認識することができる。
【0031】
また、請求項13に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の図形表示制御装置において、
前記トレースポインタを前記表示画面外へ移動するよう前記スクロールバーが操作された場合に、移動後の前記トレースポインタが前記表示画面内に表示されるよう前記前記グラフ線図を縮小して表示する縮小表示手段(例えば、図2に示すCPU10:図24に示すステップH26〜H30)を備えたことを特徴としている。
【0032】
この請求項13に記載の発明によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、グラフ線図が縮小されるので、トレースポインタを見失うことはないし、グラフ線図全体におけるトレースポインタの移動後の位置を認識することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図25を参照して、本発明に係る図形表示制御装置の実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、本発明を、グラフ表示機能を有するグラフ関数電卓に適用した場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0034】
図1に、このグラフ関数電卓1の概観図の一例を示す。同図に示すように、グラフ関数電卓1は、ディスプレイ2と、各種キー群4と、入力ペン6とを備える。各種キー群4を構成するキーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザーは、これらのキーを押下してグラフ関数電卓1を操作する。さらに、ユーザーは、入力ペン6を使用したディスプレイ2上のエリア選択により操作を行うことも可能である。
【0035】
また、このグラフ関数電卓1には、計算機能、グラフ機能、プログラム機能等の種々の機能が搭載され、利用する機能に対応する動作モードを選択することにより、上述した各機能を実現することができるようになっている。例えば、グラフモードの選択操作を行うと、動作モードがグラフモードに設定され、例えば、設定した表示範囲に基づいた座標系でグラフ等の図形を描画させることができる。
【0036】
〔第1の実施の形態〕
先ず、本発明を適用した第1の実施の形態について説明する。図2は、グラフ関数電卓1の機能構成を示す図である。同図に示すように、グラフ関数電卓1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random access Memory)40、入力部60、位置検出回路70、タブレット80、表示駆動回路90、表示部100の各部によって構成される。
【0037】
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行う。具体的には、CPU10は、入力部60或いはタブレット80から入力される操作信号に応じてROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果をRAM40に格納するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜に表示駆動回路90に出力して、当該表示信号に対応した表示情報を表示部100に表示させる。
【0038】
また、第1の実施の形態を実現するため、CPU10は、特に、ROM20に格納されるトレースポインタ制御プログラム202と、図形回転制御プログラム204とに従って処理を実行する。
【0039】
具体的には、CPU10は、トレースポインタ機能実行入力に応じて、表示部100のグラフ上の所定位置にトレースポインタを表示させるとともに、表示部100の所定位置にスクロールバーを表示させる。さらに、CPU10は、当該スクロールバーによるトレースポインタ移動操作に応じて、トレースポインタをグラフに沿って移動させる。
【0040】
ROM20には、各種初期設定、ハードウェアの検査、あるいは、必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU10は、グラフ関数電卓1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、グラフ関数電卓1の動作環境を設定する。
【0041】
また、ROM20には、メニュー表示処理、各種設定処理、グラフ描画処理等のグラフ関数電卓1の動作に係る各種処理プログラムや、グラフ関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等が格納される。本実施形態においては、特に、トレースポインタ制御プログラム202と、図形回転制御プログラム204とが格納される。
【0042】
RAM40は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。特に、描画するグラフ等の図形の数式データを保持する数式データ格納領域402と、表示部100に表示させるグラフの表示範囲を保持する表示範囲データ格納領域404と、当該図形の描画データを保持する描画データ格納領域406と、スクロールバーの配置位置、配置方向、描画データ、当該スクロールバーに対応付けられたグラフの識別情報といったスクロールバーデータを保持するスクロールバーデータ格納領域408と、グラフ上のトレースポインタの配置位置、描画データ、スクロールバーの操作量に対応する移動量といったトレースポインタデータを保持するトレースポインタデータ格納領域409とを備える。描画データ格納領域406には、特に、グラフを回転させた際の回転行列データ406aが格納される。
【0043】
入力部60は、数値や数式等の入力、機能選択等に必要なキー群を備えた入力装置であり、押下されたキーの押下信号等をCPU10に出力する。この入力部60におけるキー入力により、特に、モードの切り替え、関数演算処理等の実行、グラフ表示を指示するグラフ実行、トレース処理を指示するトレース実行、処理の終了やモードの解除、グラフ上の座標を指定するトレースポインタ等の各種ポインタやメニュー画面におけるカーソル等の移動、各種選択操作やトレース位置の確定指示、数式の入力やプログラムの編集、或いはプレゼンテーションファイルの作成等の入力手段を実現する。尚、この入力部60は、図1に示すキー群4に相当するものである。
【0044】
また、グラフ関数電卓1は、入力装置として、タブレット80を備える。このタブレット80は、表示部100における位置を指示する入力ペン(図1に示す入力ペン6に相当)等の装置と、指示された表示部100の位置を感知する装置とが組み合わされた入力装置であり、タブレット80に接続される位置検出回路70は、タブレット80により指示された位置座標を検出する。このタブレット80を使用すれば、表示部100における位置を細かく指定することができ、タブレット80を使用した表示部100のエリア選択により、上述した入力部60における指示手段を実現することができる。特に、このタブレット80を使用して表示部100に表示されるスクロールバーを操作し、グラフに対するスクロール操作や、スクロールバー方向の設定操作が可能である。
【0045】
表示駆動回路90は、CPU10から入力される表示信号に基づいて表示部100を制御して各種画面を表示させるものであり、表示部100は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部100は、図1に示すディスプレイ2に相当するものである。
【0046】
次に、図3及び図4を参照して、本発明を適用した第1の実施の形態におけるスクロールバー制御処理について説明する。図3は、グラフ関数電卓1の動作フロー、図4は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0047】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの数式や表示範囲の入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。そして、図3に示すように、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップA10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップA12)。
【0048】
図4(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面600の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面600には、設定された表示範囲に基づいたグラフ602が描画されている。
【0049】
また、CPU10は、トレースポインタ機能の実行入力を検知すると(ステップA14)、トレースポインタ制御プログラム202を実行し、図4(b)に示すように、先ず、グラフ602の所定位置にトレースポインタ604を表示させるとともに(ステップA16)、表示部100の所定位置にスクロールバー606を表示させる(ステップA18)。
【0050】
尚、本実施の形態においては、図4(b)に示すように、トレースポインタ604の表示とともに、トレースポインタ604の座標が座標表示部608に表示される。また、スクロールバー606は、従来公知のものと同様であり、所定の座標軸に対応している。本実施の形態では、スクロールバー606はx軸に対応しており、左右方向に延びるバー部分606aと、バー部分606a上を長手方向に移動するスクロールポインタ606bを有している。
【0051】
そして、CPU10は、スクロールバーによるポインタの移動操作を検知すると(ステップA20)、移動操作量に応じたスクロールポインタの位置を算出してスクロールポインタの表示を更新する(ステップA22)。そして、CPU10は、図形回転制御プログラム204を実行し、当該算出したスクロールポインタ位置におけるグラフの接線を算出する(ステップA24)。
【0052】
ここで、CPU10は、接線と基準軸とでなす角度を算出し(ステップA26)、この接線が基準軸と一致する図形の回転行列を算出する(ステップA28)。そして、この回転行列に基づいて、グラフを回転させたグラフ表示データを算出した後(ステップA30)、この更新されたグラフ表示データをグラフ表示画面に表示する(ステップA32)。
【0053】
例えば、図4(b)に示すグラフ表示画面600において、入力ペンによりスクロールバー606を選択してドラッグすると、図4(c)に示すように、グラフ表示画面600のトレースポインタ604が移動するとともに、グラフ602におけるトレースポインタ604の座標における接線がx軸と平行となるようグラフ602が回転して表示更新される。図4には、基準軸としてx軸が選択されているものを示しているが、基準軸がy軸や、他の直線であってもよいことは勿論である。図4(d)には、図4(c)から、さらにトレースポインタ604を移動した場合のグラフ602の表示状態を示す。
【0054】
また、CPU10は、機能解除入力操作を監視するとともに、ポインタ移動操作の再実行の入力を受け付け、機能解除入力を検知したと判断した場合には(ステップA34:YES)、本処理を終了する。
【0055】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、スクロールバーを表示画面上にて操作することにより、表示画面上に描画されたグラフ上の所定位置にトレースポインタを移動させることができる。従って、グラフの注視区間をトレースポインタが連続的に移動するようスクロールバーを操作することにより、グラフの注視区間における特徴、概形等をより正確に理解することができる。
また、所定の座標軸に対応してスクロールバーが表示されるので、スクロールバーを所定の座標軸方向に操作することにより、グラフ上のトレースポインタを所定の座標軸方向を基準として移動させることができ、グラフの所定の座標軸方向における傾き、変化量等の特徴を把握することができる。
また、トレースポインタの表示位置におけるグラフの接線方向を把握することができる。すなわち、トレースポインタを連続的に移動させると、これに伴ってグラフもまた連続的に回転するので、グラフの注視区間の傾き等の特徴をより正確に把握することができる。
【0056】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。尚、第2の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図5(a)に示すROM21、RAM40を図5(b)に示すRAM41に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0057】
先ず、図5を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態におけるROM21とRAM41の構成について説明する。図5(a)にROM21の、(b)にRAM41の構成をそれぞれ示す。図5(a)に示すように、ROM21には、特に、複数スクロールバー制御プログラム212が格納される。
【0058】
また、図5(b)に示すように、RAM41は、特に、数式データ格納領域412と、表示範囲データ格納領域414と、描画データ格納領域416と、スクロールバーデータ格納領域418と、トレースポインタデータ格納領域419とを備える。本実施の形態では、スクロールバーデータ格納領域418には、特に、第1スクロールバーデータ418aと、第2スクロールバーデータ418bとが格納される。
【0059】
本発明を適用した第2の実施の形態により、複数のスクロールバーによりトレースポインタを移動させるグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、複数スクロールバー制御プログラム212に従って処理を実行する。
【0060】
具体的には、CPU10は、複数のスクロールバーを表示させるとともに、各スクロールバーごとにトレースポインタの移動範囲、移動量等を設定した後、新たに1つのスクロールバーを表示させる。そして、CPU10は、1つのスクロールバーにより既に設定された移動範囲、移動量等に基づいてトレースポインタの操作処理を行う。
【0061】
次に、図6及び図7を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態における複数スクロールバー制御処理について説明する。図6は、グラフ関数電卓1の動作フロー、図7は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す。
【0062】
モードの切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの数式や表示範囲の入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。そして、図6に示すように、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップB10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップB12)。
【0063】
図7(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面610の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面610には、設定された表示範囲に基づいたグラフ612が描画されている。
【0064】
また、CPU10は、スクロールバードロップ機能実行入力を検知すると(ステップB14)、複数スクロールバー制御プログラム212の実行を開始し、先ず、グラフ表示画面610に機能が実行されたことを表示する(ステップB16)。この後、CPU10は、スクロールバーの移動範囲と機能の指定操作を検知すると(ステップB18)、スクロールバーの機能と移動範囲データを確保する(ステップB20)。
【0065】
例えば、図7(b)に示すように、初回の指定操作が行われると、グラフ表示画面610には、所定方向の第1のスクロールバー616が表示される。尚、本実施の形態においては、図7(b)に示すように、トレースポインタ614の表示とともに、トレースポインタ614の座標が座標表示部618に表示される。また、第1のスクロールバー616は、従来公知のものと同様であり、左右方向に延びるバー部分616aと、バー部分616a上を長手方向に移動するスクロールポインタ616bを有している。本実施の形態においては、第1のスクロールバー616のバー部分616aの両端部と、この移動範囲に対応するグラフ612の両座標とは、破線616cにより結ばれた状態が一時的に表示される。
【0066】
また、例えば、図7(c)に示すように、2回目の指定操作が行われると、第1のスクロールバー616に加え、所定方向の第2のスクロールバー617が表示される。また、第2のスクロールバー617は、従来公知のものと同様であり、左右方向に延びるバー部分617aと、バー部分617a上を長手方向に移動するスクロールポインタ617bを有している。本実施の形態においては、第1のスクロールバー617のバー部分617aの両端部と、この移動範囲に対応するグラフ612の両座標とは、破線617cにより結ばれた状態が一時的に表示される。
【0067】
また、CPU10は、複数のスクロールバーの結合操作を検知すると(ステップB22)、複数のスクロールバーの機能と移動範囲を確保して(ステップB24)、図7(d)に示すように、第1のスクロールバー616及び第2のスクロールバー617の表示を解除するとともに、グラフ表示画面610の所定方向にわたって延びる第3のスクロールバー619を表示する。図7(d)に示すように、第3のスクロールバー619もまた、左右方向に延びるバー部分619aと、バー部分619a上を長手方向に移動するスクロールポインタ619bを有している。
【0068】
この状態で、CPU10は、スクロールバーの操作実行入力を検知すると(ステップB26)、スクロールバーの移動量を算出し(ステップB28)、この移動量に基づいてスクロールバー表示データを更新してグラフ表示画面610に表示する(ステップB30)。さらに、CPU10は、スクロールバーに関連づけられた機能の操作データを算出する(ステップB32)。本実施の形態においては、この操作データは、スクロールバーの移動により操作されるグラフ612上のトレースポインタの座標を含む。
【0069】
次いで、CPU10は、トレースポインタの座標が、ステップB24にて確保された移動範囲の外であるか否かを判定する(ステップB34)。トレースポインタの座標が移動範囲の外である場合は、関連する機能データを再計算し(ステップB36)、関連する機能データを表示更新する(ステップB38)。具体的には、トレースポインタの座標を、グラフにおける操作範囲の臨界座標となるよう再計算し、図7(f)に示すように、トレースポインタ614をこの臨界座標の位置に表示更新する。
【0070】
尚、ステップB34にて、トレースポインタの座標が移動範囲内である場合は、図7(e)及び(g)に示すように、この座標に基づいてグラフ612上にトレースポインタ614を表示更新する(ステップB38)。
【0071】
また、CPU10は、終了入力操作を監視するとともに、ポインタ移動操作の再実行の入力を受け付け、終了入力を検知したと判断した場合には(ステップB40:YES)、本処理を終了する。
【0072】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、複数のスクロールバーが表示されるので、各スクロールバーごとにトレースポインタの移動範囲及び移動量を設定することができる。従って、グラフの注視区間が複数である場合や、グラフの注視するパラメータが複数である場合であっても、各スクロールバーにより所望のグラフの性質を別個に把握することができる。
また、複数のスクロールバーの機能を結合して新たな1つのスクロールバーを生成するようにしたので、1つのスクロールバーの操作により複数のスクロールバーによるトレースポインタの移動処理等を行うことができる。
【0073】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。尚、第3の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図8(a)に示すROM22、RAM40を図8(b)に示すRAM42に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0074】
先ず、図8を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態におけるROM22とRAM42の構成について説明する。図8(a)にROM22の、(b)にRAM42の構成をそれぞれ示す。図8(a)に示すように、ROM22には、特に、ポインタ移動量設定プログラム222と、スクロール量表示プログラム224とが格納される。
【0075】
また、図8(b)に示すように、RAM42は、特に、数式データ格納領域422と、表示範囲データ格納領域424と、描画データ格納領域426と、スクロールバーデータ格納領域428と、トレースポインタデータ格納領域429とを備える。また、描画データ格納領域426には、特に、スクロール量データ426aが格納される。また、トレースポインタデータ格納領域429には、特に、スクロールバーの移動量に対応付けられたトレースポインタの移動量データ429aが格納される。
【0076】
本発明を適用した第3の実施の形態により、スクロールバーに対応付けられるトレースポインタの移動量を設定し、スクロールバーの両端とこれに対応するグラフ線図上の点を結んだ線を表示するグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、ポインタ移動量設定プログラム222と、スクロール量表示プログラム224とに従って処理を実行する。
【0077】
具体的には、CPU10は、スクロールバードロップ機能入力を検知し、スクロールバーの移動範囲及び機能の指定入力を検知すると、所定長さのスクロールバーを表示させるとともに、スクロールバーの両端と設定された移動範囲に対応するグラフ線図上の点を破線により結んでスクロール量を表示する。
【0078】
次に、図9及び図10を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態におけるポインタ移動量設定処理及びスクロール量表示処理について説明する。図9は、グラフ関数電卓1の動作フロー、図10は、表示部100に表示される表示画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0079】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの数式や表示範囲の入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。そして、図9に示すように、CPU10は、グラフ実行入力を検知すると(ステップC10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップC12)。
【0080】
図10(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面620の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面620には、設定された表示範囲に基づいたグラフ622が描画されている。
【0081】
また、CPU10は、スクロールバードロップ機能実行入力を検知すると(ステップC14)、グラフ表示画面620に機能が実行されたことを表示する(ステップC16)。この後、CPU10は、ポインタ移動量設定プログラム222及びスクロール量表示プログラム224の実行を開始し、スクロールバーの移動範囲と機能の指定操作を検知すると(ステップC18)、スクロールバーの機能と移動範囲データを設定する(ステップC20)。このとき、図10(b)に示すように、CPU10は、スクロールバー626のバー部分626aの長手方向両端と、これに対応するグラフ622上の座標点とを破線626cで結ぶ(ステップC22)。
【0082】
尚、本実施の形態においては、図10(b)に示すように、トレースポインタ624の表示とともに、トレースポインタ624の座標が座標表示部628に表示される。また、スクロールバー626は、左右方向に延びるバー部分626aと、バー部分626a上を長手方向に移動するスクロールポインタ626bを有している。
【0083】
そして、CPU10は、スクロールバーによるトレースポインタの移動操作を検知すると(ステップC24)、スクロールポインタの移動操作がスクロールバーによるものか否かを判定する(ステップC26)。トレースポインタの移動操作がスクロールバーによるものである場合は、スクロールバーの移動量に対応付けられたトレースポインタの移動量を算出する(ステップC28)。トレースポインタの移動操作がスクロールバーによるものでない場合、例えばトレースポインタ移動キーによる操作である場合は、グラフ表示画面の設定に従ってトレースポインタの移動量を算出する(ステップC30)。
【0084】
トレースポインタの移動量を算出した後、CPU10は、グラフ表示画面620に表示する表示データを算出し(ステップC32)、算出された表示データに基づいてグラフ表示画面620を更新する(ステップC34)。本実施の形態では、この表示データは、グラフ表示画面620に表示されるトレースポインタの位置データと、このトレースポインタの座標データとが含まれる。
【0085】
例えば、図10(b)に示すグラフ表示画面620において、入力ペンによりスクロールバー626を選択して所定方向へドラッグすると、図10(c)に示すように、グラフ表示画面620のトレースポインタ624が、スクロールバー626に対応付けられた移動量だけ移動する。本実施の形態では、スクロールバー626の移動表示量に比して、トレースポインタ624の所定座標軸方向の移動量は細かく設定されている。図10(c)に示すグラフ表示画面620において、ポインタ移動操作キーを操作すると、図10(d)に示すように、グラフ表示画面620のトレースポインタ624が、グラフ表示画面620の設定に従った移動量だけ移動する。尚、図10(d)には、スクロールバー626の表示範囲を超えて、トレースポインタ624を移動させた場合のグラフ表示画面620の状態を示す。
【0086】
また、CPU10は、終了入力操作を監視するとともに、ポインタ移動操作の再実行の入力を受け付け、終了入力を検知したと判断した場合には(ステップC36:YES)、本処理を終了する。
【0087】
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、トレースポインタの移動範囲に対応した長さのバー部分を有するスクロールバーが表示され、スクロールポインタによりトレースポインタをその移動範囲内で移動させることができる。
また、スクロールポインタの移動量に対応するトレースポインタの移動量及び移動範囲を設定することができる。従って、グラフの注視区間の長さに応じて、トレースポインタを所望の移動量及び移動範囲とすることができ、グラフの注視区間における特徴、概形等をより正確に理解することができる。
また、スクロールバーの両端と、これに対応するグラフ線図上の座標点とを結んだ線を視認することにより、トレースポインタの移動範囲及び移動量と、スクロールバーとの対応付けを的確に把握することができる。
【0088】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。尚、第4の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図11(a)に示すROM23、RAM40を図11(b)に示すRAM43に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0089】
先ず、図11を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態におけるROM23とRAM43の構成について説明する。図11(a)にROM23の、(b)にRAM43の構成をそれぞれ示す。図11(a)に示すように、ROM23には、特に、変換行列表示プログラム232が格納される。
【0090】
また、図11(b)に示すように、RAM43は、特に、数式データ格納領域432と、表示範囲データ格納領域434と、描画データ格納領域436と、スクロールバーデータ格納領域438と、トレースポインタデータ格納領域439とを備え、描画データ格納領域436には、特に、グラフを回転させた際の回転行列データ436aが格納される。
【0091】
本発明を適用した第4の実施の形態により、グラフを回転させた一次変換行列を表示するグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、変換行列表示プログラム232に従って処理を実行する。
【0092】
具体的には、CPU10は、グラフが回転した際に、回転前から回転後への一次変換行列を算出して、グラフ表示画面に表示させる。グラフの回転は、例えば第1の実施の形態のようにスクロールバーによるものであってもよいし、例えば操作キー入力によるものであってもよい。
【0093】
次に、図12及び図13を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態における変換行列表示の制御処理について説明する。図12は、グラフ関数電卓の動作フロー、図13は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0094】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの数式や表示範囲の入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。そして、図12に示すように、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップD10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップD12)。
【0095】
図13(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面630の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面630には、設定された表示範囲に基づいたグラフ632が描画されている。また、グラフ632上にはトレースポインタ634が表示され、トレースポインタ634の座標が座標表示部638に表示される。また、スクロールバー636は、左右方向に延びるバー部分636aと、バー部分636a上を長手方向に移動するスクロールポインタ636bを有している。
【0096】
また、CPU10は、スクロールバーの操作入力を検知すると(ステップD14)、スクロールバーによりグラフを回転させる設定となっているか否かを判断する(ステップD16)。尚、本実施の形態のグラフ関数電卓は、スクロールバーの操作入力によるグラフの移動設定を、回転移動の設定とするか、平行移動の設定とするか、択一的に選択するようになっている。
【0097】
CPU10は、グラフを回転させる設定となっていると判断すると、変換行列表示プログラム232の実行を開始し、グラフの回転後の描画データを算出して(ステップD18)、図13(b)に示すように、回転後のグラフを描画する。次いで、グラフの回転前から回転後への一次変換行列を算出し(ステップD20)、図13(c)に示すように、グラフ表示画面630の所定位置に一次変換行列639を表示するよう表示データを更新する(ステップD22)。
【0098】
また、CPU10は、グラフを回転させない設定、すなわち、グラフを平行移動させる設定となっていると判断すると、グラフの平行移動後の描画データを算出して(ステップD24)、平行移動後のグラフを描画する。
【0099】
また、CPU10は、ステップD22又はステップD24の後、機能解除入力操作を監視するとともに、ポインタ移動操作の再実行の入力を受け付ける。そして、機能解除入力を検知したと判断した場合には(ステップD26:YES)、行列データを消去して(ステップD28)、一次変換行列の表示を解除した状態で表示データを更新し(ステップD30)、本処理を終了する。
【0100】
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、グラフの回転に対応する一次変更行列が表示されるので、この行列からグラフの傾き等の特徴を正確に把握することができるし、この行列を用いて座標変換等の解析を行うことができ、実用に際して極めて有利である。
【0101】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。尚、第5の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図14(a)に示すROM24、RAM40を図14(b)に示すRAM44に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0102】
先ず、図14を参照して、本発明を適用した第5の実施の形態におけるROM24とRAM44の構成について説明する。図14(a)にROM24の、(b)にRAM44の構成をそれぞれ示す。図14(a)に示すように、ROM24には、特に、切断平面移動プログラム242と、切断面表示プログラム244とが格納される。
【0103】
また、図14(b)に示すように、RAM44は、特に、数式データ格納領域442と、表示範囲データ格納領域444と、描画データ格納領域446と、スクロールバーデータ格納領域448と、トレースポインタデータ格納領域449とを備え、描画データ格納領域446には、特に、切断平面データ446aが格納される。
【0104】
本発明を適用した第5の実施の形態により、図形データの切断面を表示するグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、切断平面移動プログラム242と、切断面表示プログラム244とに従って処理を実行する。
【0105】
具体的には、CPU10は、タップされた平面を切断平面とし、スクロールバーの操作によりこの切断平面を移動させて、移動後の切断平面の位置における図形の切断面を表示させる。すなわち、本実施の形態では、切断平面がトレースポインタとして機能する。
【0106】
次に、図15及び図16を参照して、本発明を適用した第5の実施の形態における切断面表示制御処理について説明する。図15は、グラフ関数電卓の動作フロー、図16は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0107】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画する図形(3Dグラフ)の指定入力等、図形(3Dグラフ)の描画にかかる設定項目の入力を待機する。この際、CPU10は、3Dグラフ呼出入力を検知すると(ステップE10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップE12)。
【0108】
図16(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面640の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面640には、設定された表示範囲に基づいた3Dグラフ642が描画されている。また、スクロールバー646は、左右方向に延びるバー部分646aと、バー部分646a上を長手方向に移動するスクロールポインタ646bを有している。
【0109】
また、CPU10は、グラフ表示画面640上で、図16(b)に示すように入力ペン6により所定方向の切断平面のタップ入力を検知すると(ステップE14)、切断平面移動プログラム242の実行を開始し、この切断平面をアクティブ平面としてグラフ表示画面640に表示する(ステップE16)。
【0110】
図16(c)に、この段階で表示されるグラフ表示画面640の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面640には、タップされた平面に、アクティブ平面643が表示される。
【0111】
また、CPU10は、スクロールバーによる操作入力を検知すると(ステップE18)、切断面表示プログラム244の実行を開始し、操作量に応じてアクティブ平面を移動させ(ステップE20)、移動後のアクティブ平面により3Dグラフを切断した切断面のデータ処理を行う(ステップE22)。この切断面の新規データにより、表示データを更新する(ステップE24)。
【0112】
例えば、図16(c)に示すように、アクティブ平面643の移動操作が行われると、グラフ表示画面640には、図16(d)に示すように、このアクティブ平面643で3Dグラフ642を切断した切断面645が表示される。
【0113】
また、CPU10は、平面変更入力操作を監視し、平面変更入力を検知したと判断した場合には(ステップE26:YES)、ステップE12へと移行する。平面変更入力が検知されない場合には(ステップE26:NO)、本処理を終了する。
【0114】
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、アクティブ平面を所望の位置へ移動させることにより、3Dグラフの所望の位置の切断面を把握することができる。すなわち、所定方向の断面から図形の特徴、概形等を把握することができる。
【0115】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。尚、第6の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図17(a)に示すROM25、RAM40を図17(b)に示すRAM45に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0116】
先ず、図17を参照して、本発明を適用した第6の実施の形態におけるROM25とRAM45の構成について説明する。図17(a)にROM25の、(b)にRAM45の構成をそれぞれ示す。図17(a)に示すように、ROM25には、特に、選択図形スクロールバー制御プログラム252が格納される。
【0117】
また、図17(b)に示すように、RAM45は、特に、数式データ格納領域452と、表示範囲データ格納領域454と、描画データ格納領域456と、スクロールバーデータ格納領域458と、トレースポインタデータ格納領域459とを備え、スクロールバーデータ格納領域458には、特に、選択図形対応付けデータ458aが格納される。
【0118】
本発明を適用した第6の実施の形態により、選択された図形をスクロールバーにより独立的に移動させるグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、選択図形制御プログラム252に従って処理を実行する。
【0119】
具体的には、CPU10は、表示部100に表示されているグラフの内、特定のグラフの選択操作を検知し、選択されたグラフとスクロールバーとを対応付ける。また、CPU10は、スクロールバーの移動操作に応じて、スクロールバーに対応付けられたグラフに表示されるトレースポインタを移動して表示更新する。
【0120】
次に、図18及び図19を参照して、本発明を適用した第6の実施の形態における選択図形制御処理について説明する。図18は、グラフ関数電卓の動作フロー、図19は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0121】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの指定入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。この際、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップF10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップF12)。
【0122】
図19(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面650の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面650には、設定された表示範囲に基づいた第1のグラフ652と、第2のグラフ653が描画されている。尚、本実施の形態では、グラフ表示画面650の右側には、予めスクロールバー656が表示されている。スクロールバー656は、上下方向に延びるバー部分656aと、バー部分656a上を長手方向に移動するスクロールポインタ656bを有している。
【0123】
また、CPU10は、アクティブグラフの指定操作を検知すると(ステップF4)、選択図形スクロールバー制御プログラム252の実行を開始し、アクティブグラフを指定されたグラフに更新する(ステップF16)。本実施の形態においては、図19(a)に示すように、入力ペン6によりグラフ表示画面650内の各グラフ652,653の何れかを指定することにより、アクティブグラフが更新される。
【0124】
例えば、図19(a)に示すようにアクティブグラフが指定されると、図19(b)に示すように、スクロールバー656のスクロールポインタ656aに対応して、選択されたグラフ上にトレースポインタ654が表示され、トレースポインタ654の座標が座標表示部658に表示される。尚、図19(b)には、第1のグラフ652が指定された状態を図示している。
【0125】
また、CPU10は、スクロールバーによる操作入力を検知すると(ステップF18)、操作状態に対応してアクティブグラフのデータを再計算する(ステップF20)。本実施の形態では、再計算されるデータに、トレースポインタの表示位置データ、アクティブグラフの描画データ、トレースポインタの座標データが含まれる。そして、CPU10は、この再計算されたデータに基づいて、図19(c)に示すように、グラフ表示画面を更新する(ステップF22)。
【0126】
また、CPU10は、アクティブグラフの切り替え入力を検知すると(ステップF24)、アクティブグラフの切り替え処理を行い(ステップF26)、切り替えの指定をされたグラフをアクティブグラフとして表示する(ステップF28)。
【0127】
例えば、図19(d)に示すように、入力ペン6によりアクティブグラフの切り替え操作が行われると、図19(e)に示すように、スクロールバー656のスクロールポインタ656aに対応して、選択されたグラフ上にトレースポインタ654が表示される。尚、図19(d)には、アクティブグラフが第1のグラフ652から第2のグラフ653へ切り替えられた状態を図示している。
【0128】
また、CPU10は、終了入力操作を監視するとともに、終了入力を検知したと判断した場合には(ステップF30:YES)、本処理を終了する。尚、終了入力を検知しない場合には(ステップF30:NO)、ステップF18〜ステップF28を繰り返す。すなわち、CPU10は、アクティブグラフの切り替えを受け付ける。そして、CPU10は、例えば図19(e)の状態から図19(f)の状態にスクロールポインタ656aが操作されると、アクティブグラフのグラフ表示画面を更新する。
【0129】
以上説明したように、第6の実施の形態によれば、複数のグラフが表示された際に、トレースポインタが表示されるグラフを切り替えることにより、複数のグラフの特徴、概形を把握することができる。
【0130】
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第7の実施の形態について説明する。尚、第7の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図20(a)に示すROM26、RAM40を図20(b)に示すRAM46に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0131】
先ず、図20を参照して、本発明を適用した第7の実施の形態におけるROM26とRAM46の構成について説明する。図20(a)にROM26の、(b)にRAM46の構成をそれぞれ示す。図20(a)に示すように、ROM26には、特に、表示範囲変更プログラム262が格納される。
【0132】
また、図20(b)に示すように、RAM46は、特に、数式データ格納領域462と、表示範囲データ格納領域464と、描画データ格納領域466と、スクロールバーデータ格納領域468と、トレースポインタデータ格納領域469とを備え、表示範囲データ格納領域464には、表示範囲変更データ464aが格納される。
【0133】
本発明を適用した第7の実施の形態により、トレースポインタがグラフ表示画面外へ移動した際に、グラフの表示範囲を変更して、トレースポインタをグラフ表示画面内に表示させるグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、表示範囲変更プログラム262に従って処理を実行する。
【0134】
具体的には、CPU10は、スクロールバー操作によりトレースポインタが初期のグラフ表示範囲の外へ移動すると、トレースポインタがグラフ表示画面内となるように表示範囲データを更新する。また、CPU10は、表示範囲データの更新後に、トレースポインタを画面の略中央に表示させる。
【0135】
次に、図21及び図22を参照して、本発明を適用した第7の実施の形態における表示範囲変更制御処理について説明する。図21は、グラフ関数電卓の動作フロー、図22は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0136】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの指定入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。この際、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップG10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップG12)。また、CPU10は、ポインタ表示機能の実行を検知すると(ステップG14)、グラフ上の算出された座標にトレースポインタを表示する(ステップG16)。
【0137】
図22(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面660の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面660には、設定された表示範囲に基づいたグラフ662が描画されている。また、グラフ662には、トレースポインタ664が表示されている。尚、本実施の形態では、図22(a)に示すように、x軸及びy軸に対応する第1のスクロールバー666及び第2のスクロールバー667がそれぞれ表示される。各スクロールバー666,667は、対応する座標軸方向に延びるバー部分666a,667aと、バー部分666a,667a上を長手方向に移動するスクロールポインタ666b,667bをそれぞれ有している。また、各バー部分666a,667aには、グラフ表示画面660の表示範囲に対応する仕切部666c,667cが表示される。
【0138】
また、CPU10は、図22(b)に示すような入力ペン6によるスクロールバーの操作を検知し(ステップG18)、スクロールバーがリリースされたことを検知すると(ステップG20)、表示範囲変更プログラム262の実行を開始し、算出されるトレースポインタの座標が初期の表示画面の範囲外であるか否かを判別する(ステップG22)。このとき、トレースポインタの座標が初期表示画面の範囲外である場合は、表示範囲データを更新せずに通常の処理を行う(ステップG24)。
【0139】
また、トレースポインタの座標が初期表示画面の範囲外である場合は、トレースポインタの座標がグラフ表示画面の範囲内となるよう表示範囲データを更新する(ステップG26)。
【0140】
ステップG24又はステップG26の後、CPU10はスクロールバーの操作による新たなグラフデータを算出し(ステップG28)、図22(c)に示すように、このグラフデータをグラフ表示画面に表示する(ステップG30)。この後、トレースポインタの表示データを更新するとともに(ステップG32)、トレースポインタの位置データを更新し(ステップG34)、図22(d)に示すように、表示データ及び位置データに基づいてトレースポインタをグラフ表示画面に表示して(ステップG36)、本処理を終了する。
【0141】
以上説明したように、第7の実施の形態によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、これに追従してグラフの表示範囲が変更されるので、トレースポインタを見失うことはないし、トレースポインタの移動後におけるグラフ線図の区間を認識することができる。
【0142】
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第8の実施の形態について説明する。尚、第8の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成は、第1の実施の形態において図2に示して説明したグラフ関数電卓1の構成において、ROM20を図23(a)に示すROM27、RAM40を図23(b)に示すRAM47に置き換えた構成と同様であり、以下、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0143】
先ず、図23を参照して、本発明を適用した第8の実施の形態におけるROM27とRAM47の構成について説明する。図23(a)にROM27の、(b)にRAM47の構成をそれぞれ示す。図23(a)に示すように、ROM27には、特に、表示倍率変更プログラム272が格納される。
【0144】
また、図23(b)に示すように、RAM47は、特に、数式データ格納領域472と、表示範囲データ格納領域474と、描画データ格納領域476と、スクロールバーデータ格納領域478と、トレースポインタデータ格納領域479とを備え、表示範囲データ格納領域474には、特に、表示倍率データ474aが格納される。
【0145】
本発明を適用した第8の実施の形態により、トレースポインタがグラフ表示画面外へ移動した際に、グラフの表示倍率を変更して、トレースポインタをグラフ表示画面内に表示させるグラフ関数電卓の機能を実現する。CPU10は、表示倍率変更プログラム272に従って処理を実行する。
【0146】
具体的には、CPU10は、スクロールバー操作によりトレースポインタが初期のグラフ表示範囲の外へ移動すると、トレースポインタがグラフ表示画面内となるように表示範囲データの表示倍率データを更新する。また、CPU10は、トレースポインタの移動処理が終了すると、表示倍率をもとの倍率に戻して表示範囲データの更新した後、トレースポインタを画面上に表示させる。
【0147】
次に、図24及び図25を参照して、本発明を適用した第8の実施の形態における表示倍率変更制御処理について説明する。図24は、グラフ関数電卓の動作フロー、図25は、表示部100に表示される画面の遷移例をそれぞれ示す図である。
【0148】
モード切り替え操作によりグラフモードが指示されると、CPU10は、グラフモードに係る所定のプログラムの実行を開始してグラフモードを設定し、描画するグラフの指定入力等、グラフの描画にかかる設定項目の入力を待機する。この際、CPU10は、グラフ描画入力を検知すると(ステップH10)、入力された設定項目に従ってグラフ描画処理を行う(ステップH12)。また、CPU10は、ポインタ表示機能の実行を検知すると(ステップH14)、表示範囲データの倍率データをRAMに記憶させるとともに(ステップH16)、グラフ上の算出された座標にトレースポインタを表示する(ステップH18)。
【0149】
図25(a)に、この段階で表示されるグラフ表示画面670の一例を示す。同図に示すように、グラフ表示画面670には、設定された表示範囲に基づいたグラフ672が描画されている。また、グラフ672上にはトレースポインタ674が表示され、グラフ表示画面670にはスクロールバー676が表示されている。このスクロールバー676は、左右方向に延びるバー部分676aと、バー部分676a上を長手方向に移動するスクロールポインタ676bを有している。また、バー部分676aには、グラフ表示画面660の表示範囲に対応する仕切部676cが表示される。
【0150】
また、CPU10は、図25(b)に示すような入力ペン6によるスクロールバーの操作を検知し(ステップH20)、トレースポインタの表示データ及び座標データを更新する(ステップH22)。そして、CPU10は、算出されるトレースポインタの座標が初期の表示画面の範囲外であるか否かを判別し(ステップH24)、範囲外である場合は、トレースポインタがグラフ表示画面内となるように縮小する倍率データを再計算して更新する(ステップH26)。この後、表示画面の倍率変更に伴って、CPU10は、グラフ表示データを再計算し(ステップH28)、図25(c)に示すように、このグラフ表示データに基づいてグラフを表示画面に表示する(ステップH30)。尚、ステップH24にて、算出されたトレースポインタの座標が初期の表示画面の範囲内である場合は、表示画面の倍率データの変更処理をすることなく、通常の処理を行う。CPU10は、スクロールバーがリリースされ、トレースポインタの移動操作が解除されるまでステップH20〜H30の動作を繰り返す(ステップH32)。
【0151】
トレースポインタの移動操作が解除されると、CPU10は、RAM47に記憶された表示範囲データの倍率データを読み出し(ステップH34)、トレースポインタの移動操作が解除された状態の画面を、読み出した倍率データに変更する(ステップH36)。この後、表示画面の倍率変更に伴って、CPU10は、グラフ表示データを再計算し(ステップH38)、図25(d)に示すように、このグラフ表示データに基づいてグラフを表示画面に表示して(ステップH40)、本処理を終了する。
【0152】
以上説明したように、第8の実施の形態によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、グラフ線図が縮小されるので、トレースポインタを見失うことはないし、グラフ線図全体におけるトレースポインタの移動後の位置を認識することができる。
【0153】
以上、8個の実施の形態について、本発明をグラフ関数電卓に適用した場合を例にとって説明したが、本発明である図形表示制御装置を汎用コンピュータやパーソナルコンピュータ等によって実現することも勿論可能である。具体的には、上述した各プログラムをオペレーティングシステム(OS)下で稼働するソフトウェアとして構成させ、ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク等の各種記憶媒体に格納する。
【0154】
【発明の効果】
請求項1又は14に記載の発明によれば、スクロールバーを表示画面上にて操作することにより、表示画面上に描画されたグラフ線図上の所定位置にトレースポインタを移動させることができる。従って、グラフ線図の注視区間をトレースポインタが連続的に移動するようスクロールバーを操作することにより、グラフ線図の注視区間における特徴、概形等を正確に理解することができる。
【0155】
また、請求項2に記載の発明によれば、スクロールバーを所定の座標軸方向に操作することにより、グラフ線図上のトレースポインタを所定の座標軸方向を基準として移動させることができ、グラフ線図の所定の座標軸方向における傾き、変化量等の特徴を把握することができる。
【0156】
また、請求項3に記載の発明によれば、トレースポインタの移動範囲に対応した長さのバー部分を有するスクロールバーが表示され、スクロールポインタによりトレースポインタをその移動範囲内で移動させることができる。
【0157】
また、請求項4に記載の発明によれば、グラフ線図の注視区間の長さに応じて、トレースポインタを所望の移動量とすることができる。
【0158】
また、請求項5に記載の発明によれば、グラフ線図の注視区間の長さに応じて、トレースポインタを所望の移動範囲とすることができる。
【0159】
また、請求項6に記載の発明によれば、スクロールバーの両端と、これに対応するグラフ線図上の座標点とを結んだ線を視認することにより、トレースポインタの移動範囲及び移動量と、スクロールバーとの対応付けを的確に把握することができる。
【0160】
また、請求項7に記載の発明によれば、トレースポインタの表示位置におけるグラフ線図の接線方向を把握することができる。
【0161】
また、請求項8に記載の発明によれば、グラフ線図の回転に対応する一次変更行列が表示されるので、この行列からグラフ線図の傾き等の特徴を正確に把握することができる。
【0162】
また、請求項9に記載の発明によれば、複数のスクロールバーが表示されるので、各スクロールバーごとにトレースポインタの移動範囲及び移動量を設定することができ、グラフ線図の注視区間が複数である場合や、グラフ線図の注視するパラメータが複数である場合であっても、各スクロールバーにより所望のグラフの性質を別個に把握することができる。
【0163】
また、請求項10に記載の発明によれば、切断平面を所望の位置へ移動させることにより、図形の所望の位置の切断面を把握することができる。
【0164】
また、請求項11に記載の発明によれば、複数のグラフ線図が表示された際に、トレースポインタが表示されるグラフ線図を切り替えることにより、複数のグラフ線図の特徴、概形を把握することができる。
【0165】
また、請求項12に記載の発明によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、これに追従してグラフ線図の表示範囲が変更されるので、トレースポインタを見失うことはないし、トレースポインタの移動後におけるグラフ線図の区間を認識することができる。
【0166】
また、請求項13に記載の発明によれば、トレースポインタが表示画面外へ移動しても、グラフ線図が縮小されるので、トレースポインタを見失うことはないし、グラフ線図全体におけるトレースポインタの移動後の位置を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したグラフ関数電卓の概観図の一例を示す図である。
【図2】第1の実施の形態におけるグラフ関数電卓の構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図4】第1の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図7】第2の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図9】第3の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図10】第3の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図11】第4の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図12】第4の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図13】第4の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図14】第5の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図15】第5の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図16】第5の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図17】第6の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図18】第6の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図19】第6の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図20】第7の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図21】第7の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図22】第7の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【図23】第8の実施の形態におけるROMの構成(a)、及びRAMの構成(b)の一例を示す図である。
【図24】第8の実施の形態におけるグラフ関数電卓の動作フローを示す図である。
【図25】第8の実施の形態における画面の遷移の一例を示す図である。
【符号の説明】
Claims (14)
- 記憶部に記憶された図形情報に基づいて、表示画面にグラフ線図を表示する図形表示手段と、
所定方向に延びユーザにより操作可能なスクロールバーを、前記表示画面に表示するスクロールバー表示手段と、
前記スクロールバーの前記表示画面上における操作状態を検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段により検知された操作状態に基づいて、前記表示画面のグラフ線図上の所定位置に、トレースポインタを表示するトレースポインタ表示手段と、
を備えたことを特徴とする図形表示制御装置。 - 前記スクロールバー表示手段は、前記グラフ線図における所定の座標軸に対応して、前記スクロールバーを表示する手段であることを特徴とする請求項1に記載の図形表示制御装置。
- 前記スクロールバーは、前記座標軸方向に延びるバー部分と、前記バー部分上を移動可能でユーザにより移動操作されるスクロールポインタと、を有し、
前記トレースポインタ表示手段は、前記スクロールポインタの前記バー部分における表示位置に基づいて、前記トレースポインタを表示させる手段であって、
前記スクロールバー表示手段は、前記グラフ線図における前記トレースポインタの移動範囲に対応して前記スクロールバーの長手方向長さを設定し、前記表示画面に前記スクロールバーを表示する移動範囲対応表示手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の図形表示制御装置。 - 前記スクロールポインタの前記バー部分上の移動量に対応する、前記トレースポインタの前記座標軸に基づいた移動量を設定するポインタ移動量設定手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の図形表示制御装置。
- 前記トレースポインタの前記グラフ線図上における前記座標軸方向の移動範囲を設定する移動範囲設定手段を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の図形表示制御装置。
- 前記スクロールバーの長手方向両端と、これに対応するグラフ線図上の座標点とを結んだ線を表示するスクロール量表示手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の図形表示制御装置。
- 前記トレースポインタの表示位置における前記グラフ線図の接線方向が、所定の基準軸の方向と一致するように、前記グラフ線図を回転させる接線回転手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。
- 前記接線回転手段による前記グラフ線図の回転に対応する一次変換行列を表示する一次変換表示手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の図形表示制御装置。
- 前記スクロールバー表示手段は、互いに独立した複数の前記スクロールバーを表示する複数バー表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。
- 前記操作検知手段により検知された操作状態に基づいて、切断平面をその法線方向へ移動させる平面移動手段と、
前記図形情報に基づいて、図形の前記切断平面による切断面を表示する切断面表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。 - 前記記憶部は、複数の前記図形情報を記憶しており、
前記図形表示手段は、複数の前記図形情報に対応する前記グラフ線図をそれぞれ前記表示画面上に表示する手段であり、
前記トレースポインタ表示手段は、前記スクロールバー表示手段により表示された前記スクロールバーに対応する前記トレースポインタを、前記複数のグラフ線図の内の1つのグラフ線図上に前記トレースポインタを表示する手段であり、
前記トレースポインタ表示手段により前記トレースポインタが表示される前記グラフ線図を変更するグラフ線図変更手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。 - 前記トレースポインタを前記表示画面外へ移動するよう前記スクロールバーが操作された場合に、移動後の前記トレースポインタが前記表示画面内に表示されるように、前記グラフ線図の表示範囲を変更する表示範囲変更手段を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。
- 前記トレースポインタを前記表示画面外へ移動するよう前記スクロールバーが操作された場合に、移動後の前記トレースポインタが前記表示画面内に表示されるよう前記前記グラフ線図を縮小して表示する縮小表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の図形表示制御装置。
- コンピュータに対して、
記憶部に記憶された図形情報に基づいて、表示画面にグラフ線図を表示する図形表示機能と、
所定方向に延びユーザにより操作可能なスクロールバーを、前記表示画面に表示するスクロールバー表示機能と、
前記スクロールバーの前記表示画面上における操作状態を検知する操作検知機能と、
前記操作検知機能により検知された操作状態に基づいて、前記表示画面のグラフ線図上の所定位置に、トレースポインタを表示するトレースポインタ表示機能と、
を実現させるためのプログラム。
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