JP3710559B2 - 発光半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に光半導体装置に関し、特に光ファイバ等の光導波路に対する光結合効率を向上させた半導体発光素子に関する。
近年、インターネットに代表される情報通信の普及に伴って、従来の幹線系の通信網だけでなく、一般家庭を含む加入者系通信網をも光ファイバにより構築した、大容量光ファイバ通信システムの導入が具体化しつつある。
【0002】
加入者系通信網を光ファイバで構築する場合、個々の加入者がそのコストを負担することになるため、このような大容量光ファイバ通信システムが普及するには、特にこのような加入者系の光ファイバ通信網をできるだけ安価に構築する必要がある。このため、かかる加入者系の端末において用いられる光モジュールにおいても、その費用を従来の半分から1/10くらいまで低下させることが要求されている。
【0003】
【従来の技術】
レーザダイオード等の光源を含んだ光モジュールを有する端末において、光ファイバとの光結合を達成するためには、光源を構成するレーザダイオードから出射する光ビームを高い効率で光ファイバのコアに注入する必要がある。しかし、レーザダイオードから出射する出力光ビームのビーム径はおおよそ1μm程度であるためその放射各は30°以上となり、径が10μm程度の単一モード光ファイバのコアに、そのままで正しく注入することは困難である。
【0004】
このため、従来の光モジュールでは、レンズを使って出射光ビームの径を拡げ、光ファイバへの結合を容易にしていた。しかし、かかる従来の構成では、高精度のレンズが必要になる上、レーザダイオードに対するレンズあるいは光ファイバの位置がわずかにでもずれると、光結合効率が大きく低下してしまう。このため、従来は、レーザダイオードを発振させ、その出力光を光ファイバ他端で観測しながらレーザダイオードに対するレンズおよび光ファイバの位置を熟練工が微調整していたが、このような方法では、光モジュールの費用は必然的に非常に高いものになってしまう。
【0005】
これに対して、従来より、レーザダイオードの出射端面側に、光閉じ込めを弱め出射光ビームのサイズを拡げるスポットサイズ変換構造を、レーザダイオードに対して一体的に集積・形成した構成が公知である (H. Kobayashi et al., IEEE Photon. Tech. Lett., vol.60, pp.1080 - 1081, 1994)。
【0006】
図10(A),(B)は従来の、スポットサイズ変換構造を備えたレーザダイオードの例を示す(Fukano, H., et al., Electron Lett. vol.31, pp.1439 - 1440, 1995 )。
図10(A)を参照するに、第1の導電型、例えばn型の基板1上には、バッファ層を兼用するn型の下側クラッド層2を含むメサ構造3が形成され、メサ構造3の上部には導波層およびこれに隣接した活性層を含むコア層4が形成される。前記コア層4を含むメサ構造3の左右には一対の埋め込み層5A,5Bがp型半導体層により形成され、さらにかかる構造の上には、前記コア層4および埋め込み層5A,5Bを覆うように、p型の上側クラッド層6が形成される。さらに、基板1の下面には第1の電極(図示せず)が、さらに上側クラッド層6の上面には、p+ 型のコンタクト層を介して第2の電極(図示せず)が形成される。また、前記p型埋め込み層5A,5B中には、n型の電流狭搾層(図示せず)が周知のように形成される。
【0007】
図10(A)のレーザダイオードでは、図10(B)に詳細に示すように、コア層4が、幅が一定な利得領域1Bと、コア層4の幅が光出射端面に向かって徐々に減少するテーパ導波路領域1Aとにより構成され、前記利得領域1Bでは、光強度分布1で示すように、コア層4への強い光閉じ込めが生じている。これに対し、前記テーパ導波路領域1Aでは、コア層4の幅が減少するため、光強度分布2で示すように光の閉じ込めが弱くなり、光は隣接する電流狭搾層5A,5B中に拡がる。
【0008】
すなわち、前記テーパ導波路領域1Aでは、コア層4を導波する光ビームのビーム径は利得領域1Bにおけるコア層4の幅よりも拡がって、光ファイバのコアに匹敵する径の大きい光ビームが前記レーザダイオードの出射端面より出射する。かかる径の大きな光ビームは回折による拡がりが小さく、丁度従来の、テーパ導波路領域1Aを欠いたレーザダイオードにおいて、出射端面側にレンズを設けたのと同様な効果が得られる。その結果、例えば前記テーパ導波路領域1Aの幅を、レーザダイオードの出射端において0.5μmまで減少させることにより、レーザダイオードのビーム放射角を、通常のレーザダイオードの1/3以下の10°程度まで狭めることができる。しかも、かかるテーパ導波路領域1Aでは、かかるビーム径の拡がりが実質的に損失なく実現される。また、テーパ導波路領域1Aは、利得領域1Bと一体的に共通の基板上に形成され、光集積回路を構成するものであり、レンズの場合のような微調整を必要としない。
【0009】
図11は、別のテーパ導波路領域を備えたレーザダイオードの構成を示す図である(Kobayashi, H., et al 前出,Tohmori, Y., et al., Electron. Lett. vol.31, pp.1838 - 1840, 1995 )。
図11の構成では、テーパ導波路領域において、コア層4の幅を変化させるかわりに厚さを出射端側に向かって徐々に減少させる。かかる構成においても、レーザダイオードの出射端側で光閉じ込めが弱まり、その結果、レーザダイオードは、出射端側にレンズを設けずとも、径の大きな光ビームを出力することが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図10(A),(B)のレーザダイオードでは、テーパ導波路領域1Aにおいて埋め込み層5A,5B中に侵入した光が、層5A,5B中での軸方向での構造の不完全さ、より具体的には凹凸、がたつきにより散乱されることがあるのが見出された。埋め込み層5A,5Bはメサ構造3をエッチングにより形成した後、これを埋め込むように形成されるため、多くの凹凸、がたつきなどが生じる可能性がある。このような、散乱光のうちの一部は前記コア層4に戻り、外部戻り光と同様にキャリア密度の変調等の作用を生じ、レーザダイオードの動作を不安定にする。
【0011】
そこで、本発明は、上記の課題を解決した発光半導体装置を提供することを概括的目的とする。
本発明のより具体的な課題は、軸方向に延在するコア層中に、光閉じ込めが強い第1の領域と、前記軸方向上で前記第1の領域と隣接した、光閉じ込めの弱い第2の領域とを形成された発光半導体装置において、前記第2の領域においてコア層から外側に拡散した光が、前記コア層の前記第1の領域に戻るのを抑止した発光半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を、
請求項1に記載したように、
出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成し
前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置により、または
請求項2に記載したように、
出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層の幅が一定である第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層の幅が減少する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成したことを特徴とする発光半導体装置により、または
請求項3に記載したように、
出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
前記コア層の外側に、前記コア層を両側から狭持するように形成された埋め込み層を有し、
前記埋め込み層中に、前記コア層から拡散した光を反射する反射面で画成された切込みを形成し
前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置により、または
請求項4に記載したように、
前記反射面は、前記軸方向に対して直交する平面又は該軸方向に対して斜交する平面よりなることを特徴とする請求項3記載の発光半導体装置により、または
請求項5に記載したように、
前記反射面は、結晶面よりなることを特徴とする請求項4記載の発光半導体装置により、または
請求項6に記載したように、
前記切り込みは、前記反射面とこれに対向する対向面とより画成され、前記反射面が前記軸方向となす角度は、前記対向面が前記軸方向となす角度とは異なることを特徴とする請求項3記載の発光半導体装置により、または
請求項7に記載したように、
前記反射面を金属で覆ったことを特長とする請求項3記載の発光半導体装置により、または
請求項8に記載したように、
出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
前記第1の領域には、前記発光半導体装置が形成する出力光ビームを吸収しうるバンドギャップを有する半導体層を形成し、
前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置により、または
請求項9に記載したように、
前記発光半導体装置は、前記コア層上に、導電型を有する半導体層よりなり前記コア層に至る電流路を構成するクラッド層と、前記電流路を左右から狭搾する、前記クラッド層とは逆の導電型を有する一対の電流狭搾層とを含み、前記半導体層は、前記第1の領域において、一対の前記電流狭搾層の各々の上に形成されることを特徴とする請求項8記載の発光半導体装置により、解決する。
【0013】
図1は、本発明の原理を説明する。
図1を参照するに、本発明では、テーパ導波路領域1Aにおいて埋め込み層5A中で散乱された光のうち、利得領域1Bにフィードバックされる成分を、テーパ導波路領域1Aと利得領域1Bの境界近傍に形成された溝7A,7B等の戻り光遮断構造7A,7Bにより遮断し、戻り光が利得領域にフィードバックされるのを阻止する。図1の構成では、戻り光は溝7A,7Bを画成する平面で反射され、利得領域1Bに到達することがない。あるいは、利得領域1Bに、コア4から離間して、かかる戻り光を吸収するようなバンドギャップを有する半導体層を形成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2(A),(B)および図3(C)は本発明の第1実施例を示す。ただし、図2(A)は本発明第1実施例によるレーザダイオード10の平面図、図2(B)はその斜視図、また図3(C)は透視側面図である。
【0015】
図2(A),(B)あるいは図3(C)よりわかるように、レーザダイオード10は、1.3μm帯でレーザ発振を行なう利得領域10Bと、領域10Bに軸方向上で隣接するテーパ導波路領域10Aとよりなり、前記テーパ導波路領域10Aは、前記利得領域10Bで形成された光ビームのビーム径を拡大するスポットサイズ変換構造として作用する。
【0016】
図2(A),(B)を参照するに、レーザダイオード10は、キャリア密度が0.5〜1×1018cm-3のn型InPよりなる下側クラッド層12を担持するn型InP基板11上に形成され、前記クラッド層12上には、波長に換算したバンドギャップをあらわすバンドギャップ波長λgが1.1μmになるような組成のInGaAsPよりなる、厚さが100nmの光ガイド層と、バンドギャップ波長λgが1.1μmのInGaAsPよりなる厚さが10〜15nmのバリア層と、バンドギャップ波長λgが1.35μmのInGaAsPよりなる厚さが6nmの量子井戸層とよりなるコア層13とが形成される。ただし、コア層13中において、前記バリア層と前記量子井戸層とは前記光ガイド層上に交互に5〜7回堆積され、MQW構造の活性層を形成し、活性層の最上部にはバリア層が形成される。さらに、前記コア層13の最上部、従って前記活性層の上部には、バンドギャップ波長が1.1μmのInGaAsPよりなる光ガイド層が、100nmの厚さに形成される。
【0017】
前記バッファ層12とコア層13を形成するにあたり、前記基板11上には、前記利得領域10Aに、前記バッファ層12が堆積される領域を両側から挟むようにSiO2 マスクを形成し、バッファ層12あるいはコア層13を構成する各々の層の厚さが、テーパ導波路領域10Aにおけるよりも厚くなるようにする。化合物半導体をMOCVD法あるいはMBE法により気相成長する場合、SiO2 等の非晶質マスクを堆積領域に隣接して形成した場合、かかるマスク上に供給した原料はマスク上を輸送され、堆積領域に到達して堆積層の厚さを増大させる現象が周知であり、本実施例においても、この現象を使ってバッファ層12とコア層13の厚さを、テーパ導波路領域10Aおよび利得領域10Bで変化させている。
【0018】
その結果、図3(C)の透視側面図に示すように、利得領域10Bにおけるコア層13の厚さは、テーパ導波路領域10Aにおけるコア層13の厚さよりも大きくなり、またテーパ導波路領域10Aでは、コア層13の厚さは光ビームの出射側端面に向かって徐々に減少する。
【0019】
次に、前記基板11上のSiO2 マスクを除去し、さらに前記コア層13上に、レーザダイオードの軸方向に延在するストライプ状のSiO2 パターンを形成する。さらに、かかるSiO2 パターンをマスクに、前記SiO2 パターン直下の領域を除き、前記コア層13およびクラッド層12、さらに基板11の上部に至るまでの部分をBr等を使ったエッチャントによりエッチング・除去し、クラッド層12およびコア層13を含むメサ構造を形成する。
【0020】
さらに、前記SiO2 ストライプを残したまま、キャリア密度が5×1017cm-3のp型InP層を約1μmの厚さに堆積し、メサ領域の両側に埋め込み層16A,16Bを形成する。さらにかかる構造上に、厚さ0.5μm、キャリア密度が2×1018cm-3のn型InP層を堆積し、電流狭搾構造17A,17Bを形成する。
【0021】
電流狭搾構造17A,17Bが形成された後、コア層13上のSiO2 ストライプパターンを除去し、コア層13およびその両側の電流狭搾構造17A,17Bを覆うように、厚さが4.0μm、キャリア密度が2×1018cm-3のp型InPよりなる上側クラッド層14を形成する。さらに、前記クラッド層14上に、厚さが0.1μm、キャリア密度が1×1019cm-3、バンドギャップ波長λgが1.3μmのp型InGaAsP層からなるキャップ層15を形成する。
【0022】
次に、得られた構造上に、前記キャップ層15を覆うようにレジストを形成し、通常のフォトリソグラフィによりパターニングを行なった後、得られたレジストパターンをマスクにエタン系のエッチングガスを使ったドライエッチングを行い、前記テーパ導波路領域10Aと前記利得領域10Bとの境界近傍に、図3(C)に示すように下側クラッド層12にまで達する垂直な溝18A,18Bを、コア層13を両側から挟持するように形成する。図示の例では、溝18A,18Bは、コア層13に対して側方に実質的に直角に延在する。
【0023】
さらに、前記溝18A,18Bが形成された後、前記キャップ層15からレジストパターンを除去し、さらにキャップ層15のうち、前記利得領域10Bを形成する部分にTi/Pt/Au構造を有する第1の電極19Aを、また前記基板11の裏面全体に、AuGe/Au構造の第2の電極19Bを形成する。ただし、電極19A,19Bは図2(A)および図3(C)では省略してある。
【0024】
典型的な例では、レーザダイオード10は、出力光ビームの出射側端面から反対側の端面までの共振器長が500μm、またコア層13の厚さが一定である前記利得領域10Bの長さが300μm、コア層13の幅が前記利得領域10Bおよび前記テーパ型導波路領域10Aを通じて1.2μmになるように形成され、さらにテーパ導波路領域10Aの長さは200μmに設定される。また、前記溝18A.18Bは、前記レーザダイオード10の出射側端面から軸方向上190μmの位置に、前記軸方向に測った幅tが10μmになるように形成される。その際、溝18A,18Bは、前記コア層13を中心に、相互に5μm離間して形成され、基板11に対して垂直方向に5μmの深さを有する。
【0025】
かかる構成のレーザダイオードでは、前記テーパ導波路領域10Aにおいて光閉じ込め作用が弱くなった結果コア層13から外部に漏れだした光は、周囲の埋め込み層16A,16B、あるいは電流狭搾構造17A,17B等におけるがたつき等により利得領域10Bに向かって散乱されたとしても、前記溝18A,18Bで反射され、利得領域10Bに戻ることはない。また、利得領域10Bでは、光ビームは前記コア層13中を1μm程度のビーム径で伝搬するため、このような溝18A,18Bを形成しても、コア層13中の光ビームに対する影響は現れない。
【0026】
溝18A,18Bを形成する位置は前記テーパ導波路領域領域10Aと利得領域10Bの境界近傍に限定されるものではないが、溝18A,18Bによる反射光の除去効果は、溝18A,18Bをこのようなコア層13中の光ビーム径が増大しはじめる位置に形成することにより最も効果的になる。溝18A,18Bを出射側端面により近い位置に形成すると、ビーム径の増大に伴って、溝18Aと溝18Bの間隔を拡げる必要が出てくるが、このような構成では、溝18Aと溝18Bの間の間隙を通って利得領域10Bに戻る光を遮断しきれない。また、逆に溝18A,18Bを前記出射側端面からより遠い、利得領域10B内の位置に形成すると、利得領域10Bのうち、前記溝18A,18Bよりもテーパ導波路領域10Aに近い部分では、戻り光を遮断することができない。
【0027】
図4は、本発明の第2実施例によるレーザダイオード20の構成を示す。ただし、図4中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図4の実施例では、ドライエッチングで形成された前記溝18A,18Bのかわりに、溝28A,28Bがウェットエッチングにより形成される。ウェットエッチングは、例えばHCl系のエッチング液を使って行なわれ、先の実施例と同様に、領域10Aと10Bの境界近傍に、前記コア層13よりも深く侵入するように敬せされる。
【0028】
ウェットエッチング法により形成された溝28A,28Bは結晶面により画成されており、理想的な反射面を形成する。さらに、溝28A,28Bを形成する結晶面は、一般に基板11主面に対して傾斜しており、その結果領域10Aにおいてコア層13から漏れだし、散乱されて戻ってきた光は溝28A,28Bで反射され、下方に、すなわち基板11の方向に進み、その結果、利得領域10Bに戻る光がさらに減少する。
【0029】
図4の構成において、その他の特徴は先に説明した第1実施例のものと同じであり、説明を省略する。
図5は、本発明の第3実施例によるレーザダイオード30の構成を示す。ただし、図5中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0030】
本実施例では、図2(A)に示した、コア層13から横方向に実質的に直角に延在する溝18A,18Bのかわりに、コア層13に対して斜めに延在する溝38A,38Bを形成する。ただし、溝38A,38Bは、いずれも基板11に対しては、溝18A,18Bと同様に垂直に延在する。かかる構成の溝38A,38Bを形成することにより、テーパ導波路領域10Aにおいてコア層13から外側に漏れだし散乱された光は、溝38A,38Bにより外側に反射され、利得領域10Bに戻ることがない。
【0031】
以上の各実施例において、溝18A,18B,28A,28B,38A,38B、あるいは48A,48Bの反射面を金属層で覆うことにより、さらに反射面の反射率が向上し、戻り光を減少させることが可能になる。
図6は、本発明の第4実施例によるレーザダイオード40の構成を示す。ただし、図6中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0032】
図6を参照するに、本実施例では、先に説明した一対の平行な面で画成される溝18A,18Bの代わりに、前記コア層13に対して斜交する第1の面48aあるいは48bと、前記コア層13に対して直交する第2の面48a’あるいは48b’とにより画成された溝48A,48Bが、マスクを使ったドライエッチングにより形成される。図6の構成では、例えば溝48Aにおいて、面48aと面48a’とが平行でないため、入射角の関係で面48aでは反射されず溝48Aに侵入した戻り光が、面48aとは異なった角度を有する面48a’で確実に反射されるため、面48a’を通って利得領域10Bに到達する戻り光はほとんどなくなる。同様な効果は溝48Bにおいても生じる。
【0033】
図7は、本発明の第5実施例によるレーザダイオード50の構成を示す。ただし、図7中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。また、図7中、説明の都合のため一部の構造は省略してある。
図7を参照するに、本実施例では、前記利得領域10Bに、前記テーパ導波路領域10Aにおいてコア層13から漏れだし、散乱されて利得領域10Bに戻った光を吸収する半導体戻り光吸収パターン51A,51Bを、前記コア層13の両側に、コア層13から離間して形成する。すなわち、半導体戻り光吸収パターン51A、51Bは、前記コア層13中を導波される光ビームの波長よりも長波長側にバンドギャップ波長を有する半導体材料により形成される。
【0034】
図8は、図7の構造をテーパ導波路領域10Aで切った横断面図である。
図8を参照するに、テーパ導波路領域10Aは図2(B)に示したような通常のレーザダイオードの構成を有し、基板11および下側クラッド層12を含むメサ構造の上部にコア層13が形成され、さらにメサ構造の左右に埋め込み層16A,16Bが形成される。また、電流狭搾層17A,17Bがコア層13の上方に、それぞれ埋め込み層16A,16Bの一部を覆うように形成されている。また、上側クラッド層14が、前記コア層13上に、前記電流狭搾層17A,17Bの間隙を埋めるように堆積され、クラッド層14上には上側電極19Aが、キャップ層15を介して堆積される。コア層13は、先にも説明したように、InGaAsPよりなる下側ガイド層と、前記下側ガイド層上に形成されたInGaAsPよりなるMQW構造の活性層と、前記活性層上に形成されたやはりInGaAsPよりなる上側ガイド層とにより構成される。
【0035】
先にも説明したように、コア層13の厚さはかかるテーパ導波路領域10Aにおいて減少しており、コア層13中を導波する光ビーム径は、かかる光閉じ込めの減少に伴って領域10Aにおいて拡大し、コア層13の光が外部に漏れだす。
図9は、図7のレーザダイオード50の、利得領域10Bにおける横断面図を示す。
【0036】
図9を参照するに、利得領域10Bでは、前記コア層13の厚さがテーパ導波路領域10Aにおけるよりも厚いこと以外に、半導体パターン51A,51Bを、前記電流狭搾層17A,17B上にそれぞれ形成することが特徴である。半導体吸収パターン51A,51Bは、例えばバンドギャップ波長が、レーザダイオードの発振波長である1.3μm以上になるような組成で、厚さが典型的には0.3μmの非ドープInGaAsP層より構成される。かかる半導体パターン51A,51Bは、前記コア層13がSiO2 ストライプパターンで保護された状態で、前記電流狭搾層17A,17Bを構成するn型InP層を堆積した後、これに引き続いて前記非ドープInGaAsP層を堆積し、さらに前記コア層13に対応する光導波路領域から前記InP層および前記非ドープInGaAsP層をエッチングにより選択的に除去することにより得られる。
【0037】
本実施例において、前記半導体吸収パターン51A,51Bは非ドープ半導体に限定されるものではなく、p型あるいはn型にドープされた半導体であってもよい。
以上の各実施例の説明では、基板11をn型の半導体としたが、本発明は、勿論各半導体層の導電型を逆にしても成立する。
【0038】
また、以上の説明では、前記テーパ導波路領域10Aではコア層13の厚さが減少するような構成を考えたが、図1に説明したような、コア層13の幅が減少するような構成のレーザダイオードでも本発明は同様に成立する。
さらに、本発明は、原理上は、上に説明した埋め込み型のレーザダイオード以外に、SAS型等、その他の導波構造のレーザダイオードにおいても全く同様に適用することができる。
【0039】
また、本発明は、埋め込み型のレーザダイオードでも、埋め込み構造を高抵抗半導体層により形成した装置に対しても適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
請求項1、2あるいは9記載の本発明の特徴によれば、出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上で、出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、前記第2の光閉じ込め強度を、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱く設定し、前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成することにより、あるいは出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層の幅が略一定である第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層の幅が減少する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成することにより、戻り光が前記第1の領域に対応する発光半導体装置の利得領域に侵入することによる、発光半導体装置の活性領域内でのキャリア密度の変調等の問題が解決され、発光半導体装置の動作が安定する。
【0041】
請求項3記載の本発明の特徴によれば、出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱く設定し、前記コア層の外側に、前記コア層を両側から狭持するように形成された埋め込み層を有し、前記埋め込み層中に、前記コア層から拡散した光を反射する反射面で画成された切込みを形成することにより、前記コア層から外側に拡散した光を、前記切り込み面において反射することができ、戻り光が発光半導体装置の利得領域に侵入するのを阻止することができる。
【0042】
請求項4,5記載の本発明の特徴によれば、前記反射面を前記軸方向に対して略直交または斜交する平面より形成することにより、前記戻り光を、発光半導体装置のコア層から外れた方向に逃がすことが可能になる。
請求項6記載の本発明の特徴によれば、前記切り込みを、前記切り込みを画成画成する第1の面が発光半導体装置の軸方向に対してなす角度が、前記第1の面に対向する第2の面が前記軸方向に対してなす角度と異なるように形成することにより、仮りに戻り光の一部が前記第1の面で反射されずに前記切り込み内に侵入しても、かかる戻り光を前記第2の面により、確実に反射することができ、発光半導体装置の利得領域への戻り光の侵入を殆ど完全に阻止することが可能になる。
【0043】
請求項7記載の本発明の特長によれば、前記反射面を金属層で覆うことにより、戻り光を効率的に反射させることができる。
請求項8,9記載の本発明の特徴によれば、
出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱く設定し、前記第1の領域に、前記発光半導体装置が形成する出力光ビームを吸収しうるバンドギャップを有する半導体層を形成することにより、発光半導体装置を構成する積層半導体構造の形成工程の一部として、戻り光抑止構造を形成することができ、戻り光抑止構造を備えた発光半導体装置を簡単に製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】(A),(B)は本発明の第1実施例によるレーザダイオードの構成を示す図(その一)である。
【図3】本発明の第1実施例によるレーザダイオードの構成を示す図(その二)である。
【図4】本発明の第2実施例によるレーザダイオードの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例によるレーザダイオードの構成を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例によるレーザダイオードの構成を示す図である。
【図7】本発明の第5実施例によるレーザダイオードの構成を示す図である。
【図8】図7のレーザダイオードのテーパ導波路領域における横断面図である。
【図9】図7のレーザダイオードの利得領域における横断面図である。
【図10】(A),(B)は、従来のスポットサイズ変換構造を備えた埋め込み型レーザダイオードの構成、およびその問題点を説明する図である。
【図11】従来の、別のスポットサイズ変換構造を備えた埋め込み型レーザダイオードの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,10 基板
1A,10A テーパ導波路領域
1B,10B 利得領域
2,12,14 クラッド層
3 メサ構造
4,13 コア層
15 キャップ層
5A,5B,16A,16B 埋め込み領域
7A,7B,18A,18B,28A,28B,38A,38B,48A,48B 戻り光抑止構造
48a,48a’,48b,48b’ 反射面
17A,17B 電流狭搾構造
19A,19B 電極
51A,51B 戻り光吸収パターン

Claims (9)

  1. 出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
    前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成し
    前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置
  2. 出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層の幅が一定である第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層の幅が減少する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
    前記第2の領域において前記コア層から外側に拡散した光が、前記第1の領域において前記コア層に戻るのを抑止する、戻り光抑止構造を形成したことを特徴とする発光半導体装置。
  3. 出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
    前記コア層の外側に、前記コア層を両側から狭持するように形成された埋め込み層を有し、
    前記埋め込み層中に、前記コア層から拡散した光を反射する反射面で画成された切込みを形成し
    前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置
  4. 前記反射面は、前記軸方向に対して直交する平面又は該軸方向に対して斜交する平面よりなることを特徴とする請求項3記載の発光半導体装置。
  5. 前記反射面は、結晶面よりなることを特徴とする請求項4記載の発光半導体装置。
  6. 前記切り込みは、前記反射面とこれに対向する対向面とより画成され、前記反射面が前記軸方向となす角度は、前記対向面が前記軸方向となす角度とは異なることを特徴とする請求項3記載の発光半導体装置。
  7. 前記反射面を金属で覆ったことを特長とする請求項3記載の発光半導体装置。
  8. 出射端を構成する一端から他端まで軸方向に延在するコア層を有し、前記コア層への第1の光閉じ込め強度を有する第1の領域と、前記軸方向上、前記出射端側で前記第1の領域に隣接した、前記コア層への第2の光閉じ込め強度を有する第2の領域とが形成された発光半導体装置において、
    前記第1の領域には、前記発光半導体装置が形成する出力光ビームを吸収しうるバンドギャップを有する半導体層を形成し、
    前記第2の光閉じ込め強度は、前記第1の光閉じ込め強度よりも弱いことを特徴とする発光半導体装置
  9. 前記発光半導体装置は、前記コア層上に、導電型を有する半導体層よりなり前記コア層に至る電流路を構成するクラッド層と、前記電流路を左右から狭搾する、前記クラッド層とは逆の導電型を有する一対の電流狭搾層とを含み、前記半導体層は、前記第1の領域において、一対の前記電流狭搾層の各々の上に形成されることを特徴とする請求項8記載の発光半導体装置。
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