JP3710343B2 - 移動通信ネットワークシステム及び移動通信端末に対する通話許可判定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動通信ネットワークシステム及び移動通信端末に対する通話許可判定方法、特に、通話をしている移動通信端末が、この移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動したとき、この移動通信端末に対して通話の許可を与えるか否か判定する、移動通信ネットワークシステム及び移動通信端末に対する通話許可判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴い、社会構造及び人々の行動範囲が多様化・拡大し、移動通信の果たす役割が益々重要となってきている。移動通信端末(特に、携帯電話)の普及拡大によって、移動通信市場が急速に拡大しつつある。この移動通信市場に、複数の企業が参加していて、各企業毎に、独自の移動通信ネットワークを確立している。
【0003】
上述の移動通信端末は、この移動通信端末が契約している業者の基地局(以下、契約基地局と言う。)に対して、一定周期で、この移動通信端末がどのゾーンにいるかの位置情報を送信している。この位置情報は、この契約基地局から、この契約基地局に接続された移動通信交換局(以下、契約移動通信交換局)に送信され、然る後、この契約移動通信交換局は、この位置情報を、記憶装置(具体的には、記憶装置中の位置登録用メモリ)に登録する。これによって、この契約移動通信交換局は、この移動通信端末がどの契約基地局が管轄するエリアにいるか常時把握できる。従って、送信元の移動通信端末が契約している業者の通信ネットワークのエリア内で、この送信元の移動通信端末が、該業者と契約している送信先の移動通信端末に電話をする為の回線接続を、契約基地局を経由して契約移動通信交換局に要求したときに、この契約移動通信交換局は、送信元及び送信先の移動通信端末の位置情報を予め把握しているから、送信元の移動通信端末は、契約基地局−移動通信交換局−契約基地局の経路を経て、送信先の移動通信端末と円滑に通話接続されることができる。これにより、送信元及び送信先の移動通信端末は、互いに通話できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、通話をしている送信元の移動通信端末が、契約基地局のゾーンから、他業者の基地局(以下、非契約基地局と言う。)のゾーンに移動したとき、この移動通信端末は、契約基地局に対して、位置情報を送信することができない。よって、この契約基地局は、契約移動通信交換局に対して、現在における移動通信端末の位置情報を送信することができない。よって、この契約移動通信交換局は、現在における移動通信端末の位置情報を把握できない。従って、送信元の移動通信端末は、契約基地局−移動通信交換局−契約基地局の経路を経て、送信先の移動通信端末と通話接続されることができない。この結果、送信元及び送信先の移動通信端末が、互いに通話できなくなるという支障を来す。
【0005】
そこで、通話をしている移動通信端末が、契約基地局のゾーンから、非契約基地局のゾーンに移動したとき、この移動通信端末に対して、通話の許可を与えるか否か判定する、移動通信端末に対する通話許可判定方法の出現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明の移動通信ネットワークシステムは、移動通信端末と、この移動通信端末と直接無線通信を行う基地局と、移動通信端末間の回線接続を行う、この基地局と基地局回線によって接続された移動通信交換局とを具える。そして、複数の業者が、独自の移動通信ネットワークを設けていて、かつそれぞれの業者の移動通信交換局間を接続する中継回線を具える。
【0007】
通話をしている移動通信端末が、この移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動した場合に、
先ず、移動通信端末は、非契約基地局に対して、一定周期で、この移動通信端末が契約している業者の情報を含む拡張位置登録情報を送信する。次に、非契約基地局は、この非契約基地局が接続された非契約移動通信交換局に対して、拡張位置登録情報を送信する。次に、非契約移動通信交換局は、契約基地局が接続された契約移動通信交換局に対して、拡張位置登録情報を送信する。次に、契約移動通信交換局は、拡張位置登録情報に基づいて、移動通信端末が契約基地局のゾーンにいたことを確認した後、この移動通信端末に対して、非契約基地局のゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定する。通話の許可を与える場合は、契約移動通信交換局は、非契約移動通信交換局に対して、この通話を継続させる為の通話継続信号を送信する。又は、通話の許可を与えない場合は、契約移動通信交換局は、非契約移動通信交換局に対して、この通話を終了させる為の通話終了信号を送信する。
【0008】
この発明の構成によれば、移動通信端末に通話の許可が与えられた場合は、この移動通信端末は、この通話を継続できる。
【0009】
この発明の実施に当たり、好ましくは、契約移動通信交換局は、基地局回線との物理的な接続機能を有する回線接続装置、中継回線との物理的な接続機能を有する回線接続装置、回線接続装置間に対して回線接続を制御する呼制御装置、及びこの制御に必要となるデータを保管している記憶装置を具える。上述の呼制御装置は、拡張位置登録情報とデータとを照合し、然る後、この移動通信端末に対して、非契約基地局のゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定する。
【0010】
又、この目的を達成するために、この発明の通話許可判定方法は、下記のように構成される。すなわち、通話をしている移動通信端末が、この移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動したとき、この移動通信端末に対して通話の許可を与えるか否か判定するに当たり、この発明の移動通信端末に対する通話許可判定方法では、先ず、移動通信端末は、非契約基地局に対して、一定周期で、この移動通信端末が契約している業者の情報を含む拡張位置登録情報を送信する。次に、非契約基地局は、この非契約基地局が接続された非契約移動通信交換局に対して、拡張位置登録情報を送信する。次に、非契約移動通信交換局は、契約基地局が接続された契約移動通信交換局に対して、この拡張位置登録情報を送信する。次に、契約移動通信交換局は、拡張位置登録情報に基づいて、移動通信端末が契約基地局のゾーンにいたことを確認した後、この移動通信端末に対して、非契約基地局のゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定する。ここで、通話の許可を与える場合は、契約移動通信交換局は、非契約移動通信交換局に対して、この通話を継続させる為の通話継続信号を送信する。又は、通話の許可を与えない場合は、契約移動通信交換局は、非契約移動通信交換局に対して、この通話を終了させる為の通話終了信号を送信する。
【0011】
この発明の方法によれば、移動通信端末に通話の許可が与えられた場合は、この移動通信端末は、この通話を継続できる。
【0012】
又、上述のこれらの発明の実施に当たり、好ましくは、前記拡張位置登録情報は、少なくとも、国番号、事業者番号、移動通信端末種別番号及び位置登録番号から構成されるのが良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、従って、この発明は、図示例に限定されるものではない。
【0014】
先ず、図1を参照して、移動通信ネットワークの階層構造の典型的な一例につき、説明する。
【0015】
図1は、移動通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【0016】
この移動通信ネットワークは、X社及びY社の移動通信ネットワークによって構成されている。X社及びY社のサービスエリアを、それぞれ、第1エリア10及び第2エリア12とする。
【0017】
第1エリア10には、X社保有の1個ないし複数個の基地局がある。この構成例では、1個の基地局、すなわち第1基地局14がある。第1基地局14の担当ゾーンを、第1ゾーン16とする。又、第1基地局14は、X社保有の第1基地局回線18によって、X社保有の第1移動通信交換局20と接続されている。
【0018】
又、第2エリア12には、Y社保有の1個ないし複数個の基地局がある。この構成例では、1個の基地局、すなわち第2基地局22がある。第2基地局22の担当ゾーンを、第2ゾーン24とする。第2ゾーン24及び上述の第1ゾーン16は、互いにオーバーラップしている。又、第2基地局22は、Y社保有の第2基地局回線26によって、Y社保有の第2移動通信交換局28と接続されている。
【0019】
又、これらの第1移動通信交換局20及び第2移動通信交換局28は、中継回線30によって接続されている。
【0020】
次に、第1移動通信交換局20の内部構成につき、説明する。
【0021】
この第1移動通信交換局20は、第1基地局回線18との物理的な接続機能を有する第1回線接続装置32、中継回線30との物理的な接続機能を有する第2回線接続装置34、これらの第1回線接続装置32及び第2回線接続装置34に対して回線接続を制御する第1呼制御装置36、該制御に必要となるデータを保管している第1記憶装置38、第1回線接続装置32及び第2回線接続装置34を接続している第1内部回線40、第1回線接続装置32及び第1呼制御装置36を接続している第2内部回線42、第2回線接続装置34及び第1呼制御装置36を接続している第3内部回線44、及び第1呼制御装置36及び第1記憶装置38を接続している第4内部回線46を具える。
【0022】
上述した第1呼制御装置36及び第1記憶装置38は、それぞれ、コンピュータの一部分を構成していて、第1呼制御装置36は、CPU(中央演算処理装置)を利用して構成されており、また、第1記憶装置38は、メモリを利用して構成されている。この第1記憶装置38には、例えば、利用者データ(利用者の料金滞納等に関するデータ等)及びトランスレータデータ(現在使用する中継回線に係るデータ)が保管されている。
【0023】
次に、第2移動通信交換局28の内部構成につき、説明する。
【0024】
この第2移動通信交換局28は、第2基地局回線26との物理的な接続機能を有する第3回線接続装置48、中継回線30との物理的な接続機能を有する第4回線接続装置50、これらの第3回線接続装置48及び第4回線接続装置50に対して回線接続を制御する第2呼制御装置52、該制御に必要となるデータを保管している第2記憶装置54、第3回線接続装置48及び第4回線接続装置50を接続している第5内部回線56、第3回線接続装置48及び第2呼制御装置52を接続している第6内部回線58、第4回線接続装置50及び第2呼制御装置52を接続している第7内部回線60、及び第2呼制御装置52及び第2記憶装置54を接続している第8内部回線62を具える。
【0025】
上述した第2呼制御装置52及び第2記憶装置54は、それぞれ、コンピュータの一部分を構成していて、第2呼制御装置52は、CPU(中央演算処理装置)を利用して構成されており、また、第2記憶装置54は、メモリを利用して構成されている。この第2記憶装置54には、例えば、利用者データ(利用者の料金滞納等に関するデータ等)及びトランスレータデータ(現在使用する中継回線に係るデータ)が保管されている。
【0026】
尚、X社及びY社は、予め、当該X社及びY社間を跨いで移動する移動通信端末に対する通話継続の許可ないし不許可を行う契約条項を定めているものとする。すなわち、この契約条項は、X社と契約している移動通信端末がX社の管轄ゾーン内で通話中であって、この移動通信端末がY社の管轄ゾーン内に入ったとき、この移動通信端末が通話を継続できる事前取り決めである。この契約条項に係る内容は、第1記憶装置38及び第2記憶装置54に予め入力されている。
【0027】
次に、図1及び図2を参照して、この発明における移動通信端末に対する通話許可判定方法につき、説明する。
【0028】
図2は、本願発明における移動通信端末に対する通話許可判定方法の手順を示す流れ図である。尚、下記の各信号K11〜K17は、図1において、割愛している。
【0029】
先ず、X社仕様の第1移動通信端末C1及びX社仕様の第2移動通信端末C2が、第1ゾーン16内で、通話中であるとする(S11)。このとき、第1移動通信端末C1−第1基地局14−第1基地局回線18−第1回線接続装置32−第1基地局回線18−第1基地局14−第2移動通信端末C2の経路で、回線接続されている。
【0030】
尚、上述のように、第1回線接続装置32、第2回線接続装置34、第3回線接続装置48及び第4回線接続装置50は、それぞれ、外部からの制御を受けて初めて、物理的に、回線接続及び接続解除を行う。つまり、これらの装置32、34、48及び50は、外部から接続を要求する為の信号を受信して初めて、回線接続を行い、又、外部から接続解除を要求する為の信号を受信して初めて、接続解除を行う。又、これらの装置32、34、48及び50は、外部から接続ないし接続解除を要求する為の信号を受信していない場合は、回線接続か解除された状態になっている。
【0031】
又、第1移動通信端末C1は、一定周期で、当該第1移動通信端末C1に係る拡張位置登録情報K11(後述)を発生させて、然る後、第1基地局14に対して、この拡張位置登録情報K11(後述)を送信している。又、第2移動通信端末C2も、一定周期で、当該第2移動通信端末C2に係る拡張位置登録情報K11を発生させて、然る後、第1基地局14に対して、この拡張位置登録情報K11を送信している。
【0032】
この構成例では、上述の拡張位置登録情報K11を、国番号(例えば、日本等を表す番号)、事業者番号(この場合、X社を表す番号)、移動通信端末種別番号(例えば、携帯電話等を表す番号)及び直前にいたゾーンの位置登録番号(この場合、第1ゾーン16を表す番号)とする。
【0033】
上述の第1基地局14は、この拡張位置登録情報K11に応答して、この拡張位置登録情報K11を、第1基地局14−第1基地局回線18−第1回線接続装置32−第2内部回線42の経路を経由して、第1呼制御装置36に送信する。この第1呼制御装置36は、この拡張位置登録情報K11を、第1記憶装置38に登録する。これによって、第1呼制御装置36は、拡張位置登録情報K11に含まれる各種の情報内容を元に、これらの第1移動通信端末C1及び第2移動通信端末C2が、それぞれ、どの基地局(この場合、第1基地局14)が管轄するエリア(この場合、第1ゾーン16)にいるか常時把握できる。
【0034】
尚、第1移動通信端末C1及び第2移動通信端末C2にとって、第1基地局14は、契約基地局である。又、第1移動通信端末C1及び第2移動通信端末C2にとって、第1移動通信交換局20は、契約移動通信交換局である。
【0035】
次に、移動通信端末C1が、第1ゾーン16から、第1ゾーン16及び第2ゾーン24のオーバーラップエリア、ないし第2ゾーン24内に移動したとする。そして、移動通信端末C1は、第2基地局22に対して、上述の拡張位置登録情報K11を、第2基地局22に送信する(S13)。
【0036】
尚、第1移動通信端末C1にとって、第2基地局22は、非契約基地局である。又、第1移動通信端末C1にとって、第2移動通信交換局28は、非契約移動通信交換局である。
【0037】
次に、第2基地局22は、この拡張位置登録情報K11に応答して、この拡張位置登録情報K11を、第2基地局回線26−第3回線接続装置48−第6内部回線58の経路を経由して、第2呼制御装置52に送信する(S15)。
【0038】
次に、第2呼制御装置52は、この拡張位置登録情報K11に応答して、この拡張位置登録情報K11に係るデータについて第2記憶装置54を検索し、然る後、第1移動通信端末C1がX社に属すること、及びこの移動通信端末C1が直前にいたゾーン、すなわち第1ゾーン16を把握する。この場合は、この第2呼制御装置52は、この第1ゾーン16を管轄する第1移動通信交換局20に、第7内部回線60−第4回線接続装置50−中継回線30の経路を経由して、上述の拡張位置登録情報K11を送信する(S17)。
【0039】
次に、第2回線接続装置34は、この拡張位置登録情報K11を受信すると、この拡張位置登録情報K11を、第3内部回線44を経由して、第1呼制御装置36に送信する。
【0040】
次に、この第1呼制御装置36は、第1記憶装置38内に保管されている第1移動通信端末C1に係るデータ(第1移動通信端末C1が第1ゾーン16にいたときに、この第1移動通信端末C1から第1呼制御装置36に送信された拡張位置登録情報K11)を検索して、第1移動通信端末C1が第1ゾーン16にいたことを確認する(S19)。
【0041】
次に、第1呼制御装置36は、第1記憶装置38内に予め入力されている契約条項(上述)を検索する(S21)。上述のように、この契約条項によれば、X社と契約している移動通信端末がX社の管轄ゾーン内で通話中であって、この移動通信端末がY社の管轄ゾーン内に入ったとき、この移動通信端末が通話を継続できることに予め決められている。
【0042】
従って、第1呼制御装置36は、第2移動通信端末C2−第1基地局14−第1基地局回線18−第1回線接続装置32−第1内部回線40−第2回線接続装置34−中継回線30の経路を接続させる。これと同時に、第1契約移動通信交換局20は、第3内部回線44、第2回線接続装置34、中継回線30、第4回線接続装置50及び第7内部回線60を経由して、第2呼制御装置52に対して、この通話を継続させる為の通話継続信号K13を送信する。第2呼制御装置52は、通話継続信号K13を受信すると、第1移動通信端末C1−第2基地局22−第2基地局回線26−第3回線接続装置48−第5内部回線56−第4回線接続装置50−中継回線30の経路を接続させる。これにより、第1移動通信端末C1及び第2移動通信端末C2間の回線接続が成立する(S23)。
【0043】
上述の実施例は、X社及びY社間に契約条項が有った場合における回線接続の成立の一例である。仮に、X社及びY社間に契約条項が無かったとすると、第1呼制御装置36は、第2内部回線42、第1回線接続装置32、第1基地局回線18及び第1基地局14を経由して、第2移動通信端末C2に通話不許可信号K15を送信する。これと同時に、第1呼制御装置36は、第3内部回線44、第2回線接続装置34、中継回線30、第4回線接続装置50及び第7内部回線60を経由して、第2呼制御装置52に対して、この通話を終了させる為の通話終了信号K17を送信する。第2呼制御装置52は、通話終了信号K17を受信すると、第6内部回線58、第3回線接続装置48及び第2基地局回線26を経由して、第2基地局22に対して、第1移動通信端末C1との通信を断絶させる。これにより、第1移動通信端末C1及び第2移動通信端末C2間の回線接続が終了する(S25)。
【0044】
この発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、設計に応じて種々の変更を加えることができる。
【0045】
例えば、上述の実施の形態では、エリア10及びエリア12には、それぞれ、X社及びY社保有の基地局が1個しか無いが、この基地局は複数個有っても良い。
【0046】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、この発明の移動通信ネットワークシステム及び移動通信端末に対する通話許可判定方法によれば、通話をしている移動通信端末が、この移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動したとき、この移動通信端末に対して通話の許可を与えるか否か判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信ネットワークの階層構造の典型的な一例を示す模式図である。
【図2】移動通信端末に対する通話許可判定方法の手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10:第1エリア
12:第2エリア
14:第1基地局
16:第1ゾーン
18:第1基地局回線
20:第1移動通信交換局
22:第2基地局
24:第2ゾーン
26:第2基地局回線
28:第2移動通信交換局
30:中継回線
32:第1回線接続装置
34:第2回線接続装置
36:第1呼制御装置
38:第1記憶装置
40:第1内部回線
42:第2内部回線
44:第3内部回線
46:第4内部回線
48:第3回線接続装置
50:第4回線接続装置
52:第2呼制御装置
54:第2記憶装置
56:第5内部回線
58:第6内部回線
60:第7内部回線
62:第8内部回線
C1:第1移動通信端末
C2:第2移動通信端末
Claims (5)
- 移動通信端末と、該移動通信端末と直接無線通信を行う基地局と、前記移動通信端末間の回線接続を行う、該基地局と基地局回線によって接続された移動通信交換局とを具える移動通信ネットワークにおいて、
複数の業者が、独自の移動通信ネットワークを設けていて、かつそれぞれの前記業者の前記移動通信交換局間を接続する中継回線を具え、
通話をしている移動通信端末が、該移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動した場合に、
先ず、前記移動通信端末は、前記非契約基地局に対して、一定周期で、該移動通信端末が契約している前記業者の情報を含む拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記非契約基地局は、該非契約基地局が接続された非契約移動通信交換局に対して、前記拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記非契約移動通信交換局は、前記契約基地局が接続された契約移動通信交換局に対して、前記拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記契約移動通信交換局は、前記拡張位置登録情報に基づいて、前記移動通信端末が前記契約基地局のゾーンにいたことを確認した後、該移動通信端末に対して、前記非契約基地局の前記ゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定し、
前記通話の許可を与える場合は、前記契約移動通信交換局は、前記非契約移動通信交換局に対して、該通話を継続させる為の通話継続信号を送信し、又は
前記通話の許可を与えない場合は、前記契約移動通信交換局は、前記非契約移動通信交換局に対して、該通話を終了させる為の通話終了信号を送信する
ことを特徴とする移動通信ネットワークシステム。 - 請求項1に記載の移動通信ネットワークシステムにおいて、
前記契約移動通信交換局は、前記基地局回線との物理的な接続機能を有する回線接続装置、前記中継回線との物理的な接続機能を有する回線接続装置、前記回線接続装置間に対して回線接続を制御する呼制御装置、及び該制御に必要となるデータを保管している記憶装置を具え、
前記呼制御装置は、前記拡張位置登録情報と前記データとを照合し、然る後、該移動通信端末に対して、前記非契約基地局の前記ゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定する
ことを特徴とする移動通信ネットワークシステム。 - 請求項1に記載の移動通信ネットワークシステムにおいて、
前記拡張位置登録情報は、少なくとも、国番号、事業者番号、移動通信端末種別番号及び位置登録番号から構成される
ことを特徴とする移動通信ネットワークシステム。 - 通話をしている移動通信端末が、該移動通信端末が契約している業者の契約基地局のゾーンから、他業者の非契約基地局のゾーンに移動した場合に、
先ず、前記移動通信端末は、前記非契約基地局に対して、一定周期で、該移動通信端末が契約している前記業者の情報を含む拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記非契約基地局は、該非契約基地局が接続された非契約移動通信交換局に対して、前記拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記非契約移動通信交換局は、前記契約基地局が接続された契約移動通信交換局に対して、前記拡張位置登録情報を送信し、
次に、前記契約移動通信交換局は、前記拡張位置登録情報に基づいて、前記移動通信端末が前記契約基地局のゾーンにいたことを確認した後、該移動通信端末に対して、前記非契約基地局の前記ゾーン内における通話の許可を与えるか否か判定し、
前記通話の許可を与える場合は、前記契約移動通信交換局は、前記非契約移動通信交換局に対して、該通話を継続させる為の通話継続信号を送信し、又は
前記通話の許可を与えない場合は、前記契約移動通信交換局は、前記非契約移動通信交換局に対して、該通話を終了させる為の通話終了信号を送信する
ことを特徴とする移動通信端末に対する通話許可判定方法。 - 請求項4に記載の移動通信端末に対する通話許可判定方法において、
前記拡張位置登録情報は、少なくとも、国番号、事業者番号、移動通信端末種別番号及び位置登録番号から構成される
ことを特徴とする移動通信端末に対する通話許可判定方法。
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