JP3710292B2 - フェイスダウン実装構造 - Google Patents

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    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異方性導電接着フィルム、あるいは、異方性導電接着剤を用いて、ICを実装するフェイスダウン実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体の実装技術として、フェイスダウン実装構造には、フリップチップ方式が採用されている。このフリップチップ方式は、大型コンピューターの半導体実装方式として開発されたが、近年に到り、電子デバイスの駆動ICの多ピン化及び小型化の要求のためにも採用されるようになった。
【0003】
例えば、サーマルプリントヘッドにおいては、ヒーターを駆動するための駆動ICを3000〜4000bit分、あるいはそれ以上、搭載する必要が、また、各bit毎にヒーターと接続する必要があり、この点、一括で接続できることから、半田バンプによるフリップチップ方式が用いられている。
【0004】
近年、液晶表示装置のドライバ実装においても、表示装置の小型化の必要性から、パネル周辺のガラス配線基板上に、異方性導電フィルム(以下、ACFと称す)を用いて、IC基板上に金属突起(以下、バンプと称する)を形成した駆動ICを搭載するのに、上述のフリップチップ方式が用いられて、半田フラックスの問題を解消している。特に、液晶表示装置の場合は、基板材料が無アルカリガラスである朋珪酸ガラスであるために、その線膨張係数は4.3〜4.6×10-6/℃であって、シリコンの2.6×10-6/℃とでは、線膨張係数差が小さいので、ACFで、駆動ICを接着しても、何ら問題がなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このフリップチップ方式によるフェイスダウン実装に際して、IC基板としてのSiの線膨張係数と、ガラス配線基板の材料の線膨張係数とがかなり違う場合、新たな問題が提起される。
【0006】
例えば、以下のような線膨張係数の配線基板を用いる場合、
朋珪酸ガラス(コーニング社製 #7059):4.5×10-6/℃
バリウム朋珪酸(日本電気硝子製 BLC):5.1×10-6/℃
青板ガラス基板:8.8×10-6/℃
Al基板:23.1×10-6/℃
Cu基板:16.5×10-6/℃
ガラスエポキシ基板(FR−4):15×10-6/℃
即ち、図4の示すように、Al板あるいはCu板を用いて、この上に配線7aを形成した配線基板7と、半導体チップ(そのIC基板は符号5で示す)であるSiチップの組み合わせで、チップサイズ=2mm×10mmで、バンプサイズ=70μm角(バンプは符号1で示す)が330個の場合において、ACFで接合する条件とした場合は、ツール温度:350℃、圧力:15kgf、時間:60secで接合すると、接合後、室温になった時点で、ICの最上層である保護絶縁膜(以下、パシベーション膜と称す)10にクラック30が入り、その後、信頼性試験である温度サイクル試験を行ったところが、クラック30が進行して、配線切れを起こすことが解った。
【0007】
クラック30が入る箇所としては、図4において、Al配線の段差部あるいはバンプ1下の、端子(以下、Alパッドと称す)6の端部が挙げられる。即ち、このバンプ1を形成する場合に、バンプ1とAlパッド6と間には、必要なメタル層(以下、バリアメタルと称する)2が形成されているが、このバリアメタル2で覆われていないパシベーション10の段差部がクラックの原因個所である。
【0008】
同様に、Cu基材を用いた配線基板の場合も、Al基板と比較すれば、程度は軽いものの、矢張り、同様の事態(クラック)が発生した。これとは対称に、無アルカリガラス基板、白板ガラス基板の場合は、上述のクラックが発生しなかった。なお、青板ガラス基板の場合は、チップの大きさ、接合条件、あるいは、試験条件によって、クラックが発生することがある。また、ガラスエポキシ基板の場合は、他の基板材料と比較して、ヤング率が低いため、温度変化に対応して、線膨張係数差で発生する応力を、基板の変形で吸収するので、問題にならない。
【0009】
このように、加工時に発生する上述のクラックは、線膨張係数差による高温から常温に戻る際に、また、信頼性試験によるクラックは、常温から低温に曝された際に、バンプ側のパッド6や配線9の段差部において、線膨張係数差による伸び縮みによって応力の集中が起こり、バンプ周囲、及び、配線の段差部のパシベーション10にクラックが入ることが解った。
【0010】
上述の従来例によれば、特に、IC基板側のクラックは、バンプ周囲のAl端子の端部、あるいは、Al配線の段差部に、また、多層配線の交差部を覆ったパシベーションの段差から入り易く、加工時に加わる熱、温度サイクル試験などによる熱応力で進行し、それらが、ついには、Al配線、或いは、多結晶シリコン配線のオープン(断線)を起こすに至るのである。
【0011】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、少なくとも、パシベーションの段差の個所では、所要膜厚の金属膜で覆うことにより、局部的な熱応力集中を防止して、クラック発生を抑えた、フェイスダウン実装構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する手段】
この目的達成のために、本発明では、配線基板上に形成された配線及び端子に対応して、IC基板側の端子上にメタル層(バリアメタル)を、また、そのメタル層上に金属突起(バンプ)を設けて、導電性接着剤あるいは導電性接着フィルムを用いて、前記配線基板上の配線及び端子のある面と、前記IC基板側の金属突起のある面とを、互いに接着し、同時に、端子間の電気的接続をとるように構成したフェイスダウン実装構造において、前記金属突起の部分を除いて、前記IC基板の接着面側の、少なくとも、該IC基板上の配線及び端子に重なる保護絶縁膜(パシベーション膜)の段差部分を含む領域を、金属膜で覆い、前記金属膜は、前記金属突起の周囲で、該金属突起下のメタル層から延在する第1の金属膜、及び、前記第1の金属膜と形成位置の異なる第2の金属膜からなり、前記保護絶縁膜上に設けられていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明では、配線基板上に形成された配線及び端子に対応して、IC基板側の端子上にメタル層を、また、そのメタル層上に金属突起を設けて、導電性接着剤あるいは導電性接着フィルムを用いて、前記配線基板上の配線及び端子のある面と、前記IC基板側の金属突起のある面とを、互いに接着し、同時に、端子間の電気的接続をとるように構成したフェイスダウン実装構造において、前記金属突起の部分を除いて、前記IC基板の接着面側の、少なくとも、該IC基板上の配線及び端子に重なる保護絶縁膜の段差部分を含む領域を、金属膜で覆い、前記金属膜で覆う部分の段差部は、多層配線の交差部及び重なる部分の配線パターン端部に形成される保護絶縁膜の段差部であることを特徴とする。そして、この際、前記金属膜が前記金属突起下のバリアメタル層の延在部であり、その延在部によって、前記金属突起の下方に該バリアメタル層を介して配された最上層配線または最上層金属層の端部上に形成された前記保護絶縁膜表面の段差部を覆うのがよい。
【0014】
この場合、本発明の実施の形態において、前記金属膜が前記金属突起下のメタル層の一部であり、該金属突起の周囲で、前記保護絶縁膜上に延在されていること、あるいは、前記金属膜が、前記金属突起の周囲で、該金属突起下のメタル層から延在する第1の金属膜、及び、これとは別の第2の金属膜からなり、前記保護絶縁膜上に設けられていること、更に、前記IC基板の接着面側において、前記金属突起の部分を除いて、前記保護絶縁膜上の第2の金属膜を第2の保護絶縁膜で覆ったことなどが、その好ましい形である。
【0015】
また、上述の第2の保護絶縁膜は、その一部を、第1及び第2の金属膜で挟まれていること、前記配線及び端子に重なる前記保護絶縁膜は、その一部が前記端子と金属突起下のメタル層から延在する金属膜との間の一部に挟まれていること、メタル層から前記保護膜上に延在させた金属膜、あるいは、前記金属膜とは別にIC上に形成した第2の金属膜が、Ta、Ti、W、あるいは、これら金属の何れかの合金であること、前記金属膜の厚さは、3000オグストローム以上であること、前記保護絶縁膜は、ポリイミドあるいはポリアミド、エポキシ系の有機樹脂層であること、前記配線基板の線膨張係数が、前記IC基板の線膨張係数に対して3倍以上であること、前記配線基板の材料が、Cu、Al、Mo、Fe、Ni、あるいは、これら金属の何れかの合金であること、更には、前記金属膜で覆う部分の段差部は、多層配線の交差部及び重なる部分の配線パターン端部に形成される保護絶縁膜の段差部であることが、本発明の具体的な構成として、有効である。
【0016】
従って、本発明の上述の構成に依れば、所要膜厚の金属膜で、バンプ周囲の端子の端部、あるいは配線の段差部、更には、多層配線の交差部を覆ったパシベーションの段差部を覆うことにより、フリップチップ方式による実装に際して、線膨張係数差による熱応力集中を防止でき、パシベーション・クラックを防止することが可能になった。これにより、信頼性の高いフェイスダウン実装構造の製品を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明における第1の実施の実施の形態を示すフェイスダウン実装構造での駆動IC側の構成を示す模式的断面図である。また、図2は、本発明における駆動ICを配線基板にフリップチップ実装した状態を示す模式的断面図である。
【0018】
図1において、符号1はバンプで、材質はAuであり、2はバリアメタルであって、例えば、Ti層とPd層とを積層した構造であり、この実施の形態では、バンプ1の周囲に延在する部分2bが、本発明に係わる、パシベーション膜10のクラック防止のための金属膜(保護膜)を兼ねている。なお、符号5はSiの材料からなるIC基板、6はAl配線、8はバンプ1下のAlパッドであり、パシベーション膜10は、バンプ1の装着位置を除いて、Al配線6やAl端子8を被覆している。
【0019】
このように、ICの最上層配線であるAl配線6の端部を覆うパシベーション膜の表面には、符号2a、2bのような段差部分が形成されているが、この部分2a、2bをバリアメタル2の延在部で覆っている。これにより、この部分でのクラック発生を抑止できる。
【0020】
図2に示すように、上述の駆動ICは、そのバンプ1のある面を、異方性導電フィルム(ACF)3を介して、配線基板の配線及び端子のある面に接合している。なお、ここで、符号4は異方性導電フィルム3内に分散されている導電粒子、符号9はIC基板5の上の下層のAl配線、9aは下層配線9と上層のAl配線6とのコンタクトホール、また、10aはパシベーション膜10の一部で、両配線9及び6の層間絶縁膜である。
【0021】
バンプ1は、半導体の製造プロセスを終了したウエハーを洗浄した後、スパッタリングによって、先ずバリアメタル2の金属膜(この実施の形態では、Ti+Pdを基材とした4000オグストローム厚さのもの)を形成し、その上に設けられる。この場合、Ti上のPd層は残しておいても何ら問題はない。なお、この他には、一般に、バリアメタルとして、Ti、Pd以外にもW、WN、TiNあるいはTiWなどの層を少なくとも1層、用いることが知られている。
【0022】
また、バンプ1をメッキ法でバリアメタル2に付ける際の密着性を高めるために、バリアメタル2との密着層として、例えば、AuあるいはPd、もしくは、Cuを3000オグストロームの厚さで形成するのがよい。それには、密着層を先にパターン加工し、バリアメタル2を残す部分に密着層を残す。更に、バンプ1を設けたい部分だけに、メッキを行うためのレジストを塗布し、バンプ1を形成したい部分を開口し、バリアメタル2を共通電極として、バンプ1となるAuを電解メッキで形成するのである。その後、レジストを剥離し、密着層を除いた部分のバリアメタル2を、その密着層をマスクとして、エッチングし、熱処理を行い、メッキ部の密着性を上げて、バンプ1が最終的に形成される。
【0023】
前記メッキ密着層をパターン加工する場合には、所望の場所に、バリアメタル2を残し、メッキ時に、メッキレジストを載せることにより、バリアメタル2を金属膜(保護膜)として、Al配線6の上の所望の部分(特に、パシベーション膜10に段差が生じる端部)に位置して、パシベーション膜の上に金属膜(保護膜)を形成することが可能になる。
【0024】
なお、上記構成では、チップサイズ:9.5mm×2.4mmの駆動ICを用いて、配線及び端子を設けたAl基板7に、例えば、ソニーケミカル製ACF(CP84301)を用い、フリップチップ方式で実装を行ったところ、従来から問題であった断線が発生しないことが判明した。
【0025】
従って、上記構成のICを用いることにより、IC基板としてのSiと、配線基板としてのAl基板との、線膨張係数差による加工時あるいは信頼性試験において、熱応力集中によるパシベーション・クラックを防止することが可能になり、製品の信頼性を向上することが可能になった。
【0026】
(第2の実施の形態)
図3には、本発明に係わる第2の実施の形態が示されている。ここで、符号1はバンプであり、符号2はバリアメタルであり、Ti+Pdで構成され、パシベーション膜としてのポリイミド膜10の上に延在されていて、バンプ1の周囲に第1の金属膜を形成している。また、符号5はIC基板としてのSi、6はAl配線、8はバンプ下のAlパッドである。
【0027】
また、符号11はパシベーション膜10上に設けられた第2の金属膜(最上層金属層)で、この実施の形態では、Taで構成されていて、その一部11aは、パシベーション膜10の段差部を保護している。更に、符号12は、有機樹脂層で構成された第2の保護絶縁膜(パシベーション膜)で、この実施の形態では、ポリイミド膜を用いている。
【0028】
この実施の形態は、更なる応力緩和を意図しており、ここでは、第2の保護絶縁膜12は、その一部を、第1の金属膜2(バンプ1の周囲に延在された部分)及び別に設けた第2の金属膜11で挟まれており、また、最上層配線であるAl配線6及びAl端子8に重なるパシベーション膜10は、その一部が、Al端子8とバンプ1下のメタル層から延在する第1の金属膜2との間の一部に挟まれている。
【0029】
本発明に係わる半導体の製造プロセスにおいては、パシベーション膜であるSiN膜上に、スパッタリングを用いて、高融点金属であるTa膜を付け、所望の位置に残ように、パターン加工を行う。この場合、チップ端部付近の、Al配線6上に位置するパシベーション膜10の段差部分を覆うように、金属膜11としてのTa膜を、4000〜8000オグストロームの厚さで形成している。なお、この金属膜としては、Ti、W、あるいは、これらの金属の合金膜でも、同等の効果が得られる。
【0030】
更に、その上に第2の保護絶縁膜として、ポリイミド膜12を、2〜3μmの厚さで形成し、半硬化状態で、バンプ1の形成箇所において、前記ポリイミド膜をエッチングし、バンプ形成を行う端子部(Alパッド)に位置して開口部を設け、その後、ポリイミド膜のポストベークを行い、更に、第1の実施の形態での方法と同様に、バンプ周囲にバンプ下に設けられているバリアメタル(その厚さが4000オグストローム)を前記ポリイミド膜12上に延在させることによって、Ta膜11との層間絶縁膜として、このポリイミド膜12を挟み込む構成となる。
【0031】
この実施の形態では、先述の第1の実施の形態とは異なり、バリアメタル2のTi単層で保護する場合よりも更に応力緩和がはかられるから、製品の信頼性が更に向上することになる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したように、配線基板上に形成された配線及び端子に対応して、IC基板側の端子上にメタル層を、また、そのメタル層上に金属突起を設けて、導電性接着剤あるいは導電性接着フィルムを用いて、前記配線基板上の配線及び端子のある面と、前記IC基板側の金属突起のある面とを、互いに接着し、同時に、端子間の電気的接続をとるように構成したフェイスダウン実装構造において、前記金属突起の部分を除いて、前記IC基板の接着面側の、少なくとも、該IC基板上の配線及び端子に重なる保護絶縁膜の段差部分を含む領域を、金属膜で覆ったことで、フリップチップ方式における実装の際、更には、信頼性試験の際に、線膨張係数差による熱応力集中によるパシベーションクラックを防止することが可能になり、製品の品質向上をもたらす結果となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すICチップ側の構造を示す模式断面図である。
【図2】同じく、フェイスダウン実装の状況を示す模式断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すICチップ側の構造を示す模式断面図である。
【図4】従来の構成において、クラックが生じている状況を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 バンプ(金属突起)
2 バリアメタル(メタル層)
2a バリアメタルの保護膜(延在された金属膜)
3 異方性導電フィルム
4 導電粒子
5 Si基板(IC基板)
6 上層のAl配線
7 配線基板
7a 接合部の配線基板上の端子部
8 Alパッド
9 下層のAl配線
9a コンタクトホール
10 パシベーション膜(保護絶縁膜)
10a 層間絶縁膜
11 Ta膜(第2の金属膜)
11a Ta膜での保護部
12 ポリイミド膜(第2の保護絶縁膜)
30 パシベーション・クラック

Claims (8)

  1. 配線基板上に形成された配線及び端子に対応して、IC基板側の端子上にメタル層を、また、そのメタル層上に金属突起を設けて、導電性接着剤あるいは導電性接着フィルムを用いて、前記配線基板上の配線及び端子のある面と、前記IC基板側の金属突起のある面とを、互いに接着し、同時に、端子間の電気的接続をとるように構成したフェイスダウン実装構造において、
    前記金属突起の部分を除いて、前記IC基板の接着面側の、少なくとも、該IC基板上の配線及び端子に重なる保護絶縁膜の段差部分を含む領域を、金属膜で覆い、
    前記金属膜は、前記金属突起の周囲で、該金属突起下のメタル層から延在する第1の金属膜、及び、前記第1の金属膜と形成位置の異なる第2の金属膜からなり、前記保護絶縁膜上に設けられていることを特徴とするフェイスダウン実装構造。
  2. 配線基板上に形成された配線及び端子に対応して、IC基板側の端子上にメタル層を、また、そのメタル層上に金属突起を設けて、導電性接着剤あるいは導電性接着フィルムを用いて、前記配線基板上の配線及び端子のある面と、前記IC基板側の金属突起のある面とを、互いに接着し、同時に、端子間の電気的接続をとるように構成したフェイスダウン実装構造において、
    前記金属突起の部分を除いて、前記IC基板の接着面側の、少なくとも、該IC基板上の配線及び端子に重なる保護絶縁膜の段差部分を含む領域を、金属膜で覆い、
    前記金属膜で覆う部分の段差部は、多層配線の交差部及び重なる部分の配線パターン端部に形成される保護絶縁膜の段差部であることを特徴とするフェイスダウン実装構造。
  3. 前記IC基板の接着面側において、前記金属突起の部分を除いて、前記保護絶縁膜上の第2の金属膜を第2の保護絶縁膜で覆ったことを特徴とする請求項1に記載のフェイスダウン実装構造。
  4. 前記第2の保護絶縁膜は、その一部を、前記第1及び第2の金属膜で挟まれていることを特徴とする請求項に記載のフェイスダウン実装構造。
  5. 前記配線及び端子に重なる前記保護絶縁膜は、その一部が前記端子と金属突起下のメタル層から延在する金属膜との間の一部に挟まれていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のフェイスダウン実装構造。
  6. 前記金属膜の厚さは、3000オングストローム以上であることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のフェイスダウン実装構造。
  7. 前記保護絶縁膜は、ポリイミドあるいはポリアミド、エポキシ系の有機樹脂層であることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のフェイスダウン実装構造。
  8. 前記配線基板の材料が、Cu、Al、Mo、Fe、Ni、あるいは、これら金属の何れかの合金であることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のフェイスダウン実装構造。
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