JP3710233B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は印画紙に映像情報等の印画を行うプリンタに係わり、特にサーマルヘッドと感熱紙を用いて印画を行う感熱方式のプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図20及び図21は、特公昭61−176258号公報に示された従来のプリンタの構成を示すそれぞれ斜視図及び側面断面図である。図において、1は熱を印加することにより発色するロール状に巻かれた印画紙、2は印画紙ホルダ、3はゴム等の軟質材を表面に有するプラテンローラ、4はカッター、5は排出ローラ、6はバックアップコロ、7は排出トレー、8は複数の発熱体を有する記録ヘッド、9は軸、10は軸、11は押圧レバー、12はコイルスプリング、13は押圧解除レバー、14は軸、15は偏心カム、16は板ばね、17はマイクロスイッチである。但し、これらの参照符号は図20及び図21においてのみ有効であり、他の図における参照符号とは関連しない。
【0003】
このように構成された従来のプリンタにおける印画紙1の装填方法(セット動作)について説明する。まず記録部カバーを兼ねた排出トレー7を開き、ロール状の印画紙1を印画紙ホルダ2に保持させ、さらにその先端をプラテンローラ3と記録ヘッド8との間に挟み込む。
【0004】
次いで押圧解除レバー13を矢印aに示すごとく上に持ち上げると、偏心カム15が矢印bに示す時計方向へ回動して、マイクロスイッチ17を押し、印画紙セットプログラムが動作する。これによってプラテンローラ3及び排出ローラ5が矢印c,dに示すごとく反時計方向へ回動し、印画紙1を排出トレー7へと搬送する。
【0005】
次に操作者は印画紙1の先端が排出ローラ5から外へ排出されたことを確認した後にカットスイッチ(図示せず)を押すと、カッター4が動作してシート状の印画紙1をカットし、カットした印画紙1を排出する。これと共に装置内の印画紙1をカット先端が記録ヘッド8の印画位置にくるように巻き戻し、印画紙1のセットを完了する。
【0006】
上記セット動作に際し、押圧解除レバー13の回動に伴って偏心カム15に固設された板ばね16が記録ヘッド8を矢印e方向へ押圧する。従ってセット動作しているときは記録ヘッド8とプラテンローラ3との圧接力が弱まり、記録ヘッド8が印画紙1を押圧する力が小さくなる。この場合の記録ヘッド8とプラテンローラ3との圧接力は印画時における両者の圧接力よりも小さいもののプラテンローラ3が印画紙1を搬送するには十分な圧接力となるような板ばね16を使用している。
【0007】
このように印画紙1の装填が行われた後、押圧解除レバー13を押し込み、記録ヘッド8をプラテンローラ3に正規の押圧力で圧接する。その後、プラテンローラ3を駆動して記録ヘッド8に記録信号を入力することにより記録ヘッド8の所定の発熱体が発熱し、印画紙1上に印画される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のプリンタでは、印画紙1が搬送径路中に詰まった状態、いわゆる紙ジャムが発生した場合、プラテンローラ3から排出トレー7までの紙搬送経路が記録ヘッド8、カッター4等の各部材により覆い隠されているので、詰まった印画紙1が取り除きにくいという問題点があった。
【0009】
また、印画紙1を装填するには上記の手順が必要であるので、印画紙1の装置への装着が面倒であると共に、装着に時間を要するという問題点もあった。
【0010】
更に、排出ローラ5およびその駆動機構が必要なので装置の構造が複雑となるという問題点もあった。
【0011】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は紙ジャムが発生した際、詰まった紙が容易に取り出すことができるプリンタを得るものである。また、第2の目的は印画紙1の装置への装着を容易に、かつ短時間で装着できるプリンタを得るものである。そして、第3の目的は簡単な構造で使い勝手の良いプリンタを得るものである。
【0012】
更に、印画品質の高いプリンタ、設計裕度の高いプリンタを得ることをも目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、印画紙に記録する記録ヘッドを有する本体と、前記印画紙を保持する印画紙ホルダと、プラテンローラとを有し、前記本体に対して第1の軸を中心として回動可能に取り付けられたドアとを備えるプリンタである。そして前記ドアが前記本体から開放された場合には前記印画紙ホルダ及び前記プラテンローラが露出し、印画時においては前記ドアが本体へと閉められて前記プラテンローラが前記記録ヘッドと共に前記印画紙を挟む。
【0014】
この発明のうち請求項1にかかるものは、上記のプリンタであって、前記本体は、前記本体に固定された第2の軸を中心として回動し、回動力を供給する駆動力供給手段を更に有し、前記ドアは、前記ドアに固定された第3の軸を中心として回動して前記プラテンローラに前記回動力を伝達する第1の駆動力伝達要素を更に有する。そして、前記本体及び前記ドアのいずれに対しても移動可能な第4の軸を中心として回動し、前記駆動力供給手段と前記第1の駆動力伝達要素との間で前記回動力を伝達する第2の駆動力伝達要素と、前記第2の軸及び前記第4の軸に回動可能に取り付けられた第1のアームと、前記第3の軸及び前記第4の軸に回動可能に取り付けられた第2のアームとを更に備える。
【0015】
この発明のうち請求項2にかかるものは、請求項1記載のプリンタであって、前記ドアが前記本体へと閉じられている状態においては、前記第2の軸と前記第4の軸を結ぶ第1の線と、前記第3の軸と前記第4の軸を結ぶ第2の線とがほぼ直交する。
【0016】
この発明のうち請求項3にかかるものは、上記のプリンタであって、付勢部材によって第1の方向に付勢され、前記ドアが閉じられることによって前記第1の方向とは逆の第2の方向に付勢され、前記第1及び第2の方向に回動可能なレバーと、前記印画紙を切断するための刃部と、係合部とを有し、前記レバーに回動可能に取り付けられるカッターと、前記係合部と係合し、前記レバーが前記第2の方向に回動することによって前記カッターを前記本体から前記ドアへ向かう方向へ案内するカム部とを更に備える。
【0017】
この発明のうち請求項4にかかるものは、上記のプリンタであって、前記本体に設けられた第1の固定端と、前記ドアに設けられた第2の固定端と、前記第1及び第2の固定端との間に設けられ、両者を引きつける方向に付勢する付勢手段とを更に備える。そして、前記ドアが閉じている状態から開放する状態へ移動するにつれて、前記第2の固定端が、前記第1の軸と前記第1の固定端とを結ぶ線に対して下方から上方へと移動する。
【0018】
この発明のうち請求項5にかかるものは、請求項1記載のプリンタであって、前記プラテンローラに固着された第1の歯車と、前記第1の駆動力伝達要素及び前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車とを更に備える。そして前記第1及び第2の歯車ははすば歯車である。
【0019】
この発明のうち請求項6にかかるものは、請求項5記載のプリンタであって、前記第1の歯車は軟質材料で形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
A.構成の説明
図1及び図2は、この発明の実施の形態であるプリンタを示すそれぞれ左側面図及び右側面図である。また図3乃至図8は相互に連結されて当該プリンタの分解斜視図を示す図面である。図4は仮想線P4P4で、図5は仮想線P1P1で、図6は仮想線P3P3で、図7は仮想線P2P2で、それぞれ図3と連結される。また図6と図7は仮想線P3P3で連結される。なお、プリンタにとっての正面は、仮想線P2P2が描かれた側として規定され、図8に示された裏蓋60は装置本体18の背面に装着される。但し、プリンタの構成を明確にするため、他の要素の形状を示すのに障害となる構成要素はこれらの図において適宜省略している。
【0021】
図9は当該プリンタを示す左側面図である。但し、主として装置本体18の正面に向かって(以下本願において左右の採り方は同様)左側に設けられた側板よりも内部側の構造を示している。また、後述する印画待機状態が示されている。
【0022】
装置本体18は各部材の基台として機能する。ドア19は装置本体18に対して軸30を中心として回動可能に取り付けられている。ドア19は印画紙ホルダ2を有しており、プラテンローラ3を支持している。装置本体18側に設けられたばねフック53と、ドア19側に設けられたばねフック54との間には、ドア19の解放用ばね55が結合されている。当該プリンタの正面には排紙口57が設けられ、印画紙1の出口として機能する。
【0023】
プラテンローラ3を回動駆動するための駆動源としてモータ20が設けられており、モータ20の駆動力は伝達面に凹凸状の歯を有するタイミングベルト21によって歯車23に伝達される。歯車23はタイミングベルト21に噛み合うプーリと同軸で一体的に形成された歯車部を有し、装置本体18に回動可能に取り付けられている。また、タイミングベルト21に所定の張力を付与するためにテンションプーリ22が設けられている。
【0024】
ドア19にはこれに対して回動可能に固定された歯車24が設けられており、歯車24は大小2つの歯車241,242が同軸かつ一体的に形成されている。歯車23の回動中心を中心として回動可能に第1のアーム25が、歯車24の回動中心を中心として回動可能に第2のアーム26が、それぞれ取り付けられる。ここで第2のアーム26は第1のアーム25と回動可能に結合されている。
【0025】
第1のアーム25および第2のアーム26の結合点には歯車27が回動可能に取り付けられる。歯車27は、それぞれ歯車23,241と噛み合う大小2つの歯車が同軸かつ一体的に形成されており、その回動中心は装置本体18、ドア19のいずれに対しても可動である。
【0026】
プラテンローラ3にはプラテン歯車28が固着され、ドア19に回動可能に取り付けられた歯車29は、歯車242とプラテン歯車28とに噛み合う。
【0027】
本実施の形態ではモータ20の駆動力を回動力として伝達する伝達機械要素として歯車23,27,24,29、プラテン歯車28を用いているが、これらの代替として他の伝達機械要素、例えばタイミングベルトを採用することができる。
【0028】
印画紙1を装置に装填する際、ロックを解除してドア19を開放可能とするためのロック解除レバー31が装置本体18の左側の側板よりも、更にプラテン歯車28よりも外側に設けられている。図1、図9においては他の構成要素を表示できるように、ロック解除レバー31の輪郭が細線で描かれている。
【0029】
ロック解除レバー31にはピン56が取り付けられ、ロックレバー45に係合する。ドア19上にはロックピン47が設けられ、ロックレバー45はロックピン47と係合してドア19が開放するのを規制する。ロックレバー45はピン46を中心として回動自在である一方、その右後端にはばね52が結合し、ロックピン47に係合させる方向へ付勢される。
【0030】
ドア19との当接部32aを有するカッター収納レバー32は、装置本体18に回動可能に取り付けられ、ばね33によってドア19の当接部19aに当接する方向(図1の反時計方向、図2の時計方向)へ付勢されている。装置本体18にはカム部34が設けられ、カッター35の移動を案内する。カッター35はカッター収納レバー32とカム部34への係合部を有し、鋸状の刃部を有する。
【0031】
天板48とヘッドホルダ36の間にはヘッドばね49が設けられ、記録ヘッド8をプラテンローラ3に押圧する。ヘッドホルダ36は記録ヘッド8を支持しており、装置本体18に植設されたピン58の側周に接しつつ回動可能に設けられている。記録ヘッド8の上方には記録ヘッド8の過熱を防ぐ冷却板37も設けられ、これを冷却するために冷却ファン50が裏蓋60に設けられている。
【0032】
ヘッドアップレバー38にはヘッドアップピン39が固着されており、これがヘッドホルダ36と当接しつつ、装置本体18に支持されたピン40を中心として回動可能となっている。ヘッドアップレバー38にはカムフォロワ41も固着されており、ヘッドアップ用カム42に当接する。ヘッドアップレバー38はヘッドホルダ36から離れる方向へばね51によって付勢される。
【0033】
ヘッドアップ用カム42を駆動するためにローディングモータ44が設けられている。そしてローディングモータ44の駆動力は駆動歯車列43によってヘッドアップ用カム42へ伝達される。
【0034】
B.動作の説明.
(B−1)ドア19の開放について:
印画待機状態である図9において、ロック解除レバー31を図中反時計方向に回動することにより、ロックレバー45に係合したピン56がばね52(図2、図3参照)の付勢に逆らってロックレバー45を図中時計方向に回動させる。
【0035】
図10は上記の操作により、ドア19上に設けられたロックピン47とロックレバー45との係合が解除された状態を示す左側面図である。ばね55はドア19側に設けられたばねフック54を装置本体18側に設けられたばねフック53へと引きつけるので(図2参照)、ドア19は軸30を中心として図1の時計方向に回動する。図11は上記の操作により、ドア19が開放された様子を示す左側面図であり、ドア19が開放される前の状態を示す図1と対比する図面である。また、図12は上記の操作により、ドア19が開放された様子を示す右側面図であり、ドア19が開放される前の状態を示す図2と対比する図面である。
【0036】
図2に示されたようにドア開放用のばね55はばねフック53、54に係合されており、ロックピン47とロックレバー45とが係合している状態では、軸30とばねフック53とを結ぶ直線よりもばねフック54が下方に位置する。従って、ばね55はドア19を開放する方向に付勢している。ばね55がこのような状態にあるときにロックピン47とロックレバー45との係合が解除されることにより、ドア19は開放し始める。そして一旦ドア19が開放し始めれば、自重によってドア19が開放する方向へと更に付勢される。そしてドア19の開放が進むにつれ、軸30とばねフック53とを結ぶ直線よりもばねフック54が上方に位置するようになり、ばね55はドア19の自重に逆らってドア19を閉じる方向に付勢する事になる(図12)。
【0037】
このようにしてドア19が軸30を中心として回動する際に、ばね55は装置本体側ばねフック53を中心に回動しながらその引っ張り長さが変化する。つまりドア19が開放される初期の段階ではばね55は伸びた状態なのでドア19を開放する方向へ作用するが、その後ドア回動半ばでばね55は最も縮んだ状態を取り、その後再びばね55は伸ばされるのでドア19を閉じる方向へ作用する。かかる動作のため、ドア19が開放するにつれてその重心位置が変化し、ドア19の開放力が増大してもこれをばね55が減じることになる。その結果、ドア19が開放終了に近づくにつれて急激に開放することがなく、ほぼ開放速度を一定にし、装置動作に品位を与えることができる。
【0038】
(B−2)印画紙1の装着について:
図11に示されたようにドア19が開放されると、印画紙ホルダ2及びプラテンローラ3が装置外部に露出する。この露出した印画紙ホルダ2にロール状の印画紙1を装着し、その紙端を持って印画紙1を引き出してプラテンローラ3に載せる。この際、プラテンローラ3に若干巻き付けるようにすることが望ましい。
【0039】
その後ドア19を閉めると、ばね52(図2、図3参照)により図9においてロックレバー45が反時計方向に付勢されているので、ロックピン47と再び係合してドア19を閉めた状態に固定する。印画紙1はテンションローラ61によってテンションが与えられつつ装置排紙口57から若干突出した状態で印画紙1の装着が終了する。
【0040】
このように構成されたプリンタにおいては、印画紙ホルダ2がドア19と一体で構成されているので、ドア19を開放すると印画紙ホルダ2が露出する。従って、印画紙1の装着が容易に行える。
【0041】
また、プラテンローラ3もドア19と一体で構成されているので、印画紙1は印画終了後、直ちに装置外部に排出される。このため排出機構を別途設ける必要がない。
【0042】
更に、印画紙ホルダ2及びプラテンローラ3がドア19と一体で構成されているので、ドア19を開放することにより、図11に示すごとく印画紙1の搬送経路を完全に露出させることができる。従って、紙ジャムが発生した場合にも、詰まった印画紙1を容易に取り除くことができる。
【0043】
また、このように構成されたプリンタにおいては図11に示すごとくドア19を開放する際、装置本体18側に設けられた歯車23の回動中心とドア19の回動中心(軸30)とが異なるため、歯車23とドア19側に設けられた歯車24との距離が変化する。しかし装置本体18に取り付けられた回動可能な第1のアーム25と、第1のアーム25及びドア19の双方に回動可能に取り付けられた第2のアーム26とは相対的に回動移動する。そのため第1のアーム25および第2のアーム26の結合点に回動可能に取り付けられ、しかも歯車23,242の両方にかみ合った歯車27がドア19及び装置本体18のいずれに対しても移動し、ドア19の回動中心(軸30)と第一のアーム25の装置本体18側の回動中心(歯車23の回動中心)との距離の変化が相殺される。
【0044】
従って、歯車23,24のかみ合いがはずれることなくドア19を開放することができる。このためドア19の回動中心たる軸30と歯車23との中心を一致させる必要がないので歯車径を大きく取ることができ、よって大きな駆動力を伝達することができる等、設計の自由度を増大することができる。
【0045】
図13は図1に示された構成のうち、第1及び第2のアーム25,26ならびに歯車23,27,24の結合関係を抽出して示す左側面図である。第1のアーム25上の二つの伝達機械要素である歯車23,27の中心を結ぶ線と、ドア19に設けられた第2のアーム26上の二つの伝達機械要素である歯車27,24の中心を結ぶ線のなす角度(第1及び第2のアーム25,26の交差角度)をθとする。
【0046】
この角度θをドア19を閉じた状態でほぼ90゜(±30゜程度の範囲ならば実用上問題は少ない)とすることにより、第1のアーム25の回動方向が第2のアーム26の軸方向(アーム半径方向)となり、第1のアーム25の回動方向のがたつきを抑制することができる。同様にして第2のアーム26の回動方向のがたつきを第1のアーム25により抑制することが可能となる。
【0047】
このようにドア19を閉じた時の第1及び第2のアーム25,26の交差角度θを概ね90゜に設定することにより、これらの回動中心の軸と軸受との間隙においてがたつきが生じたとしても、歯車等の伝達機械要素の回動方向へ与える影響を小さく抑えることができる。
【0048】
(B−3)印画動作について:
図9に示された印画待機状態から印画ボタン(図示せず)を押すことにより、ローディングモータ44が回動する。ローディングモータ44の駆動力は駆動歯車列43によってヘッドアップ用カム42に伝達され、これを回動駆動する。
【0049】
図14はこのようにしてヘッドアップ用カム42が上方へと移動した様子を示す左側面図である。同図に示すごとく、ヘッドアップ用カム42により押し下げられていたカムフォロワ41がばね51(図3)により引き上げられることにより、ヘッドアップレバー38が図14の時計方向に回動する。これに伴ってヘッドばね49が伸びようとする力により、ヘッドホルダ36が図14の時計方向へ回動し記録ヘッド8をプラテンローラ3に押圧する。
【0050】
次いでモータ20を駆動することによって、その駆動力がタイミングベルト21、歯車23,27,24,29を介してプラテン歯車28に伝達され、プラテンローラ3によって印画紙1が搬送される。この搬送に伴って記録ヘッド8に記録信号を送り、所定の発熱体を発熱させることにより印画紙1上に印画される。
【0051】
印画が終了すると所定量だけ印画紙1を送り出した後、ローディングモータ44が回動し、駆動歯車列43により駆動力がヘッドアップ用カム42に伝達され、これを回動駆動し、ヘッドアップ用カム42によりカムフォロワ41を押し下げ、ヘッドホルダ36をヘッドばね49に抗じて押し上げ、記録ヘッド8をプラテンローラ3より離間させる。この状態が次の印画待機状態となる。
【0052】
一般にプラテンローラを駆動する駆動系に歯車を用いたプリンタにおいては、印画した際に印画紙1の搬送方向と直交する方向の縞状の濃淡(以下「送りむら」)が印画紙上1に生じやすい。図15は送りむらを模式的に示す平面図である。送りむらは、プラテンローラ3に固着したプラテン歯車28と、これに噛み合う一連の歯車29,242の送りピッチに応じて生じる。これを平歯車で解消しようとすれば、歯車の精度を高め、軸間距離の厳しい管理を行わなければならない。
【0053】
そこでプラテンローラ3を駆動する複数の歯車のうち、プラテンローラ3に固着したプラテン歯車28と、これに噛み合う一連の歯車29,242に、はすば歯車を用いてもよい。これによってプラテンローラ3を滑らかに回動駆動できるため、上記のような送りむらが生じ難く、良好な印画品質が確保できる。
【0054】
また、更に少なくとも歯車28をプラスチック等の軟質材料で形成することにより、これに固着されたプラテンローラ3をより滑らかに回動駆動できる。図16及び図17は実験により求めた、良好な印画品質が得られる歯車軸間距離の裕度を示すグラフである。いずれも縦軸には軸間距離裕度を任意単位で採っている。図16はプラテン歯車28と、歯車29,242とに平歯車を用いた第1の場合の結果を示し、図17はプラテン歯車28と、歯車29,242とにプラスチック等の軟質材料で形成したはすば歯車を用いた第2の場合を示す。歯車の精度は平歯車の方が高いものを用いているが、この実験結果から、プラスチック等の軟質材料で形成されたはすば歯車をプラテン歯車28に用いることにより、歯車精度および歯車軸間距離の裕度を増し、装置を製作する際の調整を容易にすることができることがわかる。
【0055】
(B−4)印画紙1の切断について:
印画終了後、印画紙1の端を持ち、斜め上方に引き上げることにより印画紙1とカッター35が接触し、印画紙1が切断される。図1に示すごとくカッター収納レバー32はばね33によって図中の反時計方向(図2では時計方向)に回動付勢されているが、印画時等のドア19を閉めた状態ではその当接部32aがドア19の当接部19aに当接してこの付勢に抗している。
【0056】
図18及び図19は、いずれもカッター収納レバー32、カッター35、装置本体18に設けられたカム部34近傍の構成を示す左側面図であり、それぞれドア19を閉めた状態及び開放した状態を示している。図18、図19においては装置本体18に隠れているカッター35の位置を明確にするため、その輪郭が細線で描かれている。
【0057】
図3、図18、図19に示されるように、カッター収納レバー32の前端にはカッター35が回動可能に取り付けられている。また、カッター35にはピン35aが植設されており、これは装置本体18に設けられたカム部34に係合している。
【0058】
ドア19を閉めた状態では、カッター収納レバー32がドア19によって位置決めされ、カッター35は下方に付勢され、印画紙1を切断するための所定の位置に置かれている(図18)。この状態からドア19を開放するとドア19とカッター収納レバー32の当接が開放され、ばね33によりカッター収納レバー32は反時計方向に回動する(図19)。これに伴いカッター35はカム部34によって案内されつつ上方に引き上げられ、カッター収納レバー32に対して時計方向に回動し、ドア19から本体18へと進む方向に引っ込む。
【0059】
このようにしてカッター35はドア19が閉じているときにドア19に隠れているのみならず、更にドア19が開放されたときにも装置内部の上方に移動して装置意匠の陰に隠れる。従って、印画紙1の交換時や紙ジャム処理の際にもカッター35に手が触れることがなく、安全に作業をすることができる。
【0060】
【発明の効果】
この発明にかかるプリンタによれば、印画紙が紙詰まりを起こした場合(紙ジャムが発生した場合)、ドアを本体から開放することにより印画紙の搬送経路は完全に露出し、詰まった印画紙を容易に取り除くことができる。
【0061】
また、印画紙を装填する際にも印画紙ホルダがドアに設けられており、ドアを開放すると印画紙ホルダが露出するため、印画紙の装着を容易に行うことができる。更に、プラテンローラがドアに設けられており、印画紙は印画終了後、直ちに装置外部に排出されるため排出機構が不要であり、装置の構造が簡単である。
【0062】
この発明のうち請求項1にかかるプリンタによれば、本体側の第2の軸に回動可能な第1のアームと、ドア側の第3の軸に回動可能な第2のアームとは、移動可能な第4の軸を中心として相対的に回動移動する。従って第2の軸と第3の軸との距離が変化しても、駆動力供給手段並びに第1及び第2の駆動力伝達要素の相互における回動力の伝達が損なわれることはない。
【0063】
従って、ドアが本体に対して回動する中心となる第1の軸と、本体側に設けられた駆動力供給手段の中心である第2の軸とは一致させる必要がない。このため、例えば駆動力供給手段に歯車を採用した場合には、その径を大きく採って大きな回動力をプラテンローラに供給することができて小さな装置で大きな印画サイズに対応できる等、設計の自由度が増す効果がある。
【0064】
この発明のうち請求項2にかかるプリンタによれば、第1及び第2のアームの回動中心の軸において、例えば軸受が設けられてその間隙により生ずるがたつきが存在しても、これが駆動力供給手段並びに第1及び第2の駆動力伝達要素の相互における回動力の伝達に与える影響を小さく抑えるように働く。従って、印画品質を悪化させることを防ぐことができる。
【0065】
この発明のうち請求項3にかかるプリンタによれば、ドアを開放した際、付勢部材によりレバーは第1の方向に回動し、カッターは本体内部へと引っ込む。ドアを閉じればレバーが第2の方向に回動し、カッターは所定の位置へと移動する。よってドアを閉めた状態においてはカッターは印画紙を切断するために所定の位置にあるが、ドアを開放した際にカッターは装置意匠の陰に収納されるので、印画紙交換時、およびジャム処理の際にカッターに手が触れることがなく、安全に作業ができる。
【0066】
この発明のうち請求項4にかかるプリンタによれば、ドアが第1の軸を中心として回動する際に、付勢手段は第1の固定端を中心に回動しながらその引っ張り長さが変化する。つまりドアが開放される初期の段階では付勢手段はドアを開放する方向へ作用するが、第2の固定端が第1の軸と第1の固定端よりも上方に存在するようになるとドアを閉じる方向へ作用する。よってドアの自重によりドアが開放する動作を抑制するように働く。
【0067】
従ってドアの重心位置の変化によるその開放力の増大を減じることができるため、ドアの開放速度変化を抑え、装置動作に品位を与えることができる。
【0068】
この発明のうち請求項5にかかるものによれば、プラテンローラを滑らかに回動駆動でき、良好な印画品質が確保できる。
【0069】
この発明のうち請求項6にかかるものによれば、歯車精度および歯車軸間距離の裕度を増すことができるので製作時の調整が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態であるプリンタの左側面図である。
【図2】 この発明の実施の形態であるプリンタの右側面図である。
【図3】 図4乃至図8と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図4】 図3及び図5乃至図8と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図5】 図3及び図4並びに図6乃至図8と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図6】 図3乃至図5並びに図7及び図8と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図7】 図3乃至図6及び図8と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図8】 図4乃至図7と相俟ってこの発明の実施の形態であるプリンタの分解斜視図を示す図面である。
【図9】 この発明の実施の形態であるプリンタの左側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態であるプリンタの左側面図である。
【図11】 この発明の実施の形態であるプリンタの左側面図である。
【図12】 この発明の実施の形態であるプリンタの右側面図である。
【図13】 第1及び第2のアーム25,26ならびに歯車23,27,24の結合関係を示す左側面図である。
【図14】 この発明の実施の形態であるプリンタの左側面図である。
【図15】 プリンタにおいて印画紙搬送系により生じる送りむらを示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態であるプリンタの第1の場合の歯車軸間距離裕度を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態であるプリンタの第2の場合の歯車軸間距離裕度を示す図である。
【図18】 カッター収納レバー32、カッター35、装置本体18に設けられたカム部34近傍の構成を示す左側面図である。
【図19】 カッター収納レバー32、カッター35、装置本体18に設けられたカム部34近傍の構成を示す左側面図である。
【図20】 従来のプリンタの構成を示す斜視図である。
【図21】 従来のプリンタの構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 印画紙、2 印画紙ホルダ、3 プラテンローラ、8 記録ヘッド、18装置本体、19 ドア、23,24 歯車、25,26 アーム、30 軸、32 カッター収納レバー、33,55 ばね、34 カム部、35 カッター、53,54 ばねフック。
Claims (6)
- 印画紙に記録する記録ヘッドを有する本体と、
前記印画紙を保持する印画紙ホルダと、プラテンローラとを有し、前記本体に対して第1の軸を中心として回動可能に取り付けられたドアと
を備え、
前記ドアが前記本体から開放された場合には前記印画紙ホルダ及び前記プラテンローラが露出し、
印画時においては前記ドアが本体へと閉められて前記プラテンローラが前記記録ヘッドと共に前記印画紙を挟むプリンタにおいて、
前記本体は、前記本体に固定された第2の軸を中心として回動し、回動力を供給する駆動力供給手段を更に有し、
前記ドアは、前記ドアに固定された第3の軸を中心として回動して前記プラテンローラに前記回動力を伝達する第1の駆動力伝達要素を更に有し、
前記本体及び前記ドアのいずれに対しても移動可能な第4の軸を中心として回動し、前記駆動力供給手段と前記第1の駆動力伝達要素との間で前記回動力を伝達する第2の駆動力伝達要素と、
前記第2の軸及び前記第4の軸に回動可能に取り付けられた第1のアームと、
前記第3の軸及び前記第4の軸に回動可能に取り付けられた第2のアームと
を更に備えるプリンタ。 - 前記ドアが前記本体へと閉じられている状態においては、前記第2の軸と前記第4の軸を結ぶ第1の線と、前記第3の軸と前記第4の軸を結ぶ第2の線とがほぼ直交する、請求項1記載のプリンタ。
- 印画紙に記録する記録ヘッドを有する本体と、
前記印画紙を保持する印画紙ホルダと、プラテンローラとを有し、前記本体に対して第1の軸を中心として回動可能に取り付けられたドアと
を備え、
前記ドアが前記本体から開放された場合には前記印画紙ホルダ及び前記プラテンローラが露出し、
印画時においては前記ドアが本体へと閉められて前記プラテンローラが前記記録ヘッドと共に前記印画紙を挟むプリンタにおいて、
付勢部材によって第1の方向に付勢され、前記ドアが閉じられることによって前記第1の方向とは逆の第2の方向に付勢され、前記第1及び第2の方向に回動可能なレバーと、
前記印画紙を切断するための刃部と、係合部とを有し、前記レバーに回動可能に取り付けられるカッターと、
前記係合部と係合し、前記レバーが前記第2の方向に回動することによって前記カッターを前記本体から前記ドアへ向かう方向へ案内するカム部と
を更に備えるプリンタ。 - 印画紙に記録する記録ヘッドを有する本体と、
前記印画紙を保持する印画紙ホルダと、プラテンローラとを有し、前記本体に対して第1の軸を中心として回動可能に取り付けられたドアと
を備え、
前記ドアが前記本体から開放された場合には前記印画紙ホルダ及び前記プラテンローラが露出し、
印画時においては前記ドアが本体へと閉められて前記プラテンローラが前記記録ヘッドと共に前記印画紙を挟むプリンタにおいて、
前記本体に設けられた第1の固定端と、
前記ドアに設けられた第2の固定端と、
前記第1及び第2の固定端との間に設けられ、両者を引きつける方向に付勢する付勢手段と
を更に備え、
前記ドアが閉じている状態から開放する状態へ移動するにつれて、前記第2の固定端が、前記第1の軸と前記第1の固定端とを結ぶ線に対して下方から上方へと移動するプリンタ。 - 前記プラテンローラに固着された第1の歯車と、
前記第1の駆動力伝達要素及び前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車と
を更に備え、
前記第1及び第2の歯車ははすば歯車である請求項1記載のプリンタ。 - 前記第1の歯車は軟質材料で形成された請求項5記載のプリンタ。
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