JP3709217B2 - トランスミッタ装置および電子的撮像装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、トランスミッタ装置、詳しくは計測手段である露出計等によって計測された撮影条件に係る情報等を、着脱自在な記録媒体を介して電子的撮像装置に供給するようになしたトランスミッタ装置、および、これを使用する電子的撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子的撮像装置等における被写体の露出計測の方法としては、従来より、入射光式と反射光式の測光方式が、それぞれ一般的に実用化されている。
ここで、上記入射光式の測光方式とは、図14に示すように、電子的撮像装置であるカメラ101による撮像が行なわれる際に、この撮像に先立って撮像環境の測光が行なわれる。この場合において、上記カメラ101の撮像視野内において光源102から発せられ、被写体103に入射(照射)する光の照度、すなわち、被写体面照度を、上記被写体103の主要被写体面の直前において、計測手段であり計測器である単体露出計104等によって測光を行なって、その撮像環境下における露出値を決定する方式をいうものである。
【0003】
上記入射光式の測光方式を適用する計測器は、上述のように、例えば単体露出計104等として広く利用されているものである。この入射光式の測光方式により、上記カメラ101の撮像視野内に位置する上記被写体103の直前において計測された情報等は、計測者(撮影者)等によって上記被写体103の被写体位置から、上記カメラ本体101が設置されている撮影位置まで移動せられることにより、この情報等に基づいて決定された露出値等、つまり、上記計測手段により計測された撮影条件に係る情報等を、上記カメラ101側に供給するようにしたものである。
【0004】
上記入射光式の測光方式の利点は、被写体の明暗差を忠実に再現することができるために、精度の高い露出計測を行なうことが可能であり、また、被写体面照度を計測するようにしているために、逆光時の撮影等において悪影響を与える余分な光がカットされた露出計測が行なわれることとなり、正確な露出計測を行なうことができるという点にある。
【0005】
一方、上記反射光式の測光方式とは、図15に示すように、電子的撮像装置であるカメラ101Aによる撮像が行われる際に、この撮像に先立って撮像環境の測光が行なわれる。この場合において、光源102から発せられ、上記カメラ101Aの撮像視野内の被写体103によって反射される反射光、すなわち、被写体輝度を測光するものであって、例えば、上記カメラ101Aの本体内に一体的に内蔵された計測手段である内蔵露出計等によって、上記カメラ本体101Aの位置において、上記カメラ本体101Aの内蔵露出計等を、上記被写体103へ向けることで、上記被写体103の被写体輝度平均を測光し、この計測値に基づいて露出値等を決定する方式をいうものである。
【0006】
上記反射光式の測光方式を適用する計測器においては、測光する部分の輝度平均が18%(パーセント)の灰色面であると仮定して露出値が決定されるように設定されているため、被写体の明暗差は中庸に再現されるようなっており、このため極端な測定誤差がなく、無難な露出値を得ることができるという利点がある。
【0007】
また、上記反射光式の測光方式においては、上記被写体103からの反射光を測定する方式であるために、計測手段である露出計等をカメラ101Aの本体内に内蔵することが可能であるので、例えば、動きのある被写体103等に対しても、容易にかつ迅速に離れた位置から適正露出の決定を行なうことができるという利点もある。
【0008】
従って、現在においては、上記反射光式の測光方式を適用した計測器が主流となっており、種々の計測器である露出計等が一般的に実用化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記入射光式の測光方式を適用する計測器においては、上記被写体103の直前の位置において、計測手段である単体露出計104等によって測光を行なう方式であるので、上記単体露出計104自体をカメラ本体101に組み込むことができないという問題点がある。
【0010】
そのために、上記被写体103の位置において計測した後、この計測した情報に基づいて露出値が決定されると、上記決定された露出値等は上記カメラ101本体側に供給される必要がある。
【0011】
上記決定された露出値等を、上記単体露出計から上記カメラ101本体側に対して供給する場合には、入力ミス等が生じてしまう可能性が考えられる。さらに、上記計測された情報に基づいてカメラ本体側で露出値を決定する際にも、正確な適正露出値を得るためには、熟練した技術が必要とされるという問題点がある。
【0012】
そして、上記入射光式の測光方式を適用する計測手段である単体露出計等においては、その形態が大きなものとなってしまうために携帯性が悪く、持ち運びに不便であるという問題点があると共に、計測のための電源を必要とするので、単体露出計本体内に電源を備える必要が生じ、このために、上記単体露出計の回路規模も大きなものとなり、かつ消費電力も大きくなってしまうという問題点がある。
【0013】
一方、上記反射光式の測光方式を適用する計測器によれば、例えば、逆光時の撮影等を行なう場合等のように、上記被写体103とその背景(バック)との明暗差が大きい撮影条件での計測を行なう場合には、上記被写体103の背景の反射率によっては、画面内のハイライト部の像が潰れてしまったりする場合がある。このように、背景(バック)の反射率等が露出値に影響を与えてしまう場合があるため、計測手段によって計測して得られた露出値に対する補正が必要となる場合があるという問題点が生じる。そして、この露出補正値を決定するためには、熟練した技術が必要となるという問題点がある。
【0014】
また、従来の電子的撮像装置における測色手段においては、反射光式の計測方式であるTTL測色等による測色が一般的に行なわれており、この場合には、計測された光の色が、光源から直接入射される色であるのか、あるいは、被写体から反射される光の色、すなわち、被写体の有する固有の色であるかの判別を行なうことが困難であるという問題点がある。
【0015】
そこで、この問題を解決するために、例えば、RGB三色センサ等を利用して測色を行なう方法等も考えられるが、この場合には、多種の光の混合、例えば、蛍光灯等の下においてビデオライト等を被写体に照射して撮影を行なう場合の測色計測等において、蛍光灯、ビデオライト等の多種の光が混合してしまい、計測結果に影響を与えてしまうという問題点がある。
【0016】
本発明の目的は、上記従来の問題点を解消し、測光方式として、入射光式にみられる利点の高精度な計測機能を有効に利用して得られる撮影条件に係る情報を、より簡単な手段によってカメラ本体側に伝送し、より良好な条件での撮影を行なうことができるようにするトランスミッタ装置、および、これを使用する電子的撮像装置を提供するにある。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明によるトランスミッタ装置は、対応する電子的撮像装置とは別体に構成された筐体部と、上記電子的撮像装置による撮影条件に係る情報を計測する計測手段と、自己の上記筐体部および上記電子的撮像装置のいずれにも収容または接続するために適合する記録媒体を着脱自在なコネクタ手段と、上記計測手段により計測された撮影条件に係る情報を、上記記録媒体に格納する情報格納手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
本発明による電子的撮像装置は、撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、自己の筐体部に着脱自在な記録媒体に上記撮影条件に係る情報を格納する情報格納手段とを有してなる別体のトランスミッタ装置に対応する電子的撮像装置であって、上記記録媒体を着脱自在としたコネクタ手段と、上記コネクタ手段に装着された上記記録媒体から上記撮影条件に係る情報を受け取るための情報受取手段と、少なくとも上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報に基づいて該当する撮影条件を設定することを可能にするための撮影条件設定手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
本発明による電子的撮像装置は、対応する電子的撮像装置とは別体に構成された筐体部と、上記電子的撮像装置による撮影条件に係る情報を計測する計測手段と、自己の上記筐体部および上記電子的撮像装置のいずれにも収容または接続するために適合する記録媒体を着脱自在な第1のコネクタ手段と、上記計測手段により計測された撮影条件に係る情報を、上記記録媒体に格納する情報格納手段とを具備したトランスミッタ装置と、上記記録媒体を着脱自在とした第2のコネクタ手段と、該第2のコネクタ手段に装着された上記記録媒体から上記撮影条件に係る情報を受け取るための情報受取手段と、少なくとも上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報に基づいて該当する撮影条件を設定することを可能にするための撮影条件設定手段とを具備した撮像装置とを具備したことを特徴とする。
【0020】
本発明によるトランスミッタ装置は、少なくとも上記計測手段による計測と上記情報格納手段による格納を指示する操作部と、上記計測手段により計測された上記撮影条件に係る情報を表示する表示部を、さらに具備したことを特徴とする。
【0021】
本発明によるトランスミッタ装置は、上記計測手段は、測光手段を含んでいることを特徴とする。
【0022】
本発明によるトランスミッタ装置は、上記計測手段は、測色手段を含んでいることを特徴とする。
【0023】
本発明によるトランスミッタ装置は、上記計測手段は、測距手段を含んでいることを特徴とする。
【0027】
本発明による電子的撮像装置は、撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、上記計測手段による撮影条件に係る情報である第1の情報と、上記記録媒体から上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報である第2の情報と、上記第1の情報または第2の情報のいずれか一方の情報を優先的に用いて自己の該当する撮影条件を設定する優先手段とを具備することを特徴とする。
【0028】
本発明による電子的撮像装置は、上記優先手段は、上記第2情報に優先的に依拠して自己の該当する撮影条件を設定するようしたことを特徴とする。
【0029】
本発明による電子的撮像装置は、撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、上記計測手段による撮影条件に係る情報である第1の情報と、上記記録媒体を上記コネクタ手段に装着することにより上記情報受取手段によって受け取られた、上記トランスミッタ装置にて計測された撮影条件に係る情報である第2の情報と、上記第1の情報と第2の情報の双方の情報に基づく情報に依拠して自己の該当する撮影条件を設定する演算手段とを具備することを特徴とする。
【0030】
本発明による電子的撮像装置は、撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、上記計測手段によって計測された撮影条件に係る情報である第1の情報と、上記記録媒体を上記コネクタ手段に装着することにより上記情報受取手段によって受け取られた、上記トランスミッタ装置にて計測された撮影条件に係る情報である第2の情報と、上記第1の情報または第2の情報のいずれか一方の情報を優先的に用いて自己の該当する撮影条件を設定する第1のモードと、上記第1の情報と第2の情報との双方の情報に基づく情報に依拠して該当する撮影条件を設定する第2のモードと、上記第1のモードと第2のモードの少なくとも2つのモードのうちのいずれか一方のモードを切換選択可能なモード選択手段とを具備することを特徴とする。
【0039】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施例の露出計機能を具備したトランスミッタ装置と電子的撮像装置とを示す図であって、図1は、この第1実施例の露出計機能を具備したトランスミッタ装置の外観を示す斜視図であり、図2は、このトランスミッタ装置の構成を示すブロック構成図である。また、図3は、上記トランスミッタ装置を利用して撮像を行なう電子的撮像装置であるカメラの構成を示すブロック構成図を示している。以下に、その構成を説明する。
【0040】
なお、この第1実施例の上記トランスミッタ装置は、電子的撮像装置であるカメラとは別体に構成され、当該対応する電子的撮像装置であるカメラの撮像視野に配置され得るように設けられた筐体部によって構成されており、撮影条件に係る情報を得る機能の一つとして露出計機能を具備しているものである。ここで、別体とは、上記トランスミッタ装置の筐体と電子的撮像装置の筐体とは、その双方がそれぞれ別に構成されていることを示しているもので、上記トランスミッタ装置と電子的撮像装置との間において、例えば信号線等によって結ばれている場合をも含むものとする。
【0041】
図1に示すように、この第1実施例のトランスミッタ装置1は、計測手段である露出計機能部を有すると共に、上記計測手段により計測した複数のデータについて演算等を行なうことでデータの変換等を行なう変換機能部と、上記計測データや演算データ等の情報を、例えば、無線または有線通信等によって電子的撮像装置側へと伝送し供給する伝送機能部を構成する情報供給手段と、上記電子的撮像装置とは別体に構成された筐体部とから構成されているものである。
【0042】
すなわち、測光センサ、測色センサおよび測距センサ等が配置され、測光、測色または測距等を行なうための測光手段、測色手段、測距手段であり計測用受光部である計測部2と、この計測部2によって計測された各種のデータ値等を表示するための表示部3と、計測にあたって使用データ(詳細は後述する。)と計測項目(詳細は後述する。)との切り替えを行なうための切替ボタン4と、各種の選択項目等をキャンセルするためのキャンセルボタン5と、2段式よりなっており、第1段目のレリーズによってデータの送信を行い、第2段目のレリーズによってカメラ側のシャッターレリーズ等を行なって、上記カメラを遠隔操作するためのリモートコントロール手段であるレリーズボタン6と、上記使用データや計測項目を選択するためのカーソルボタン7と、このカーソルボタン7によって選択された各種項目の確定や、複数の計測点に係る計測値に所定の演算を施した演算結果の確定等を行なうための確定ボタン8と、上記トランスミッタ装置1の電源のオン(ON)/オフ(OFF)を行なうための電源スイッチ9と、計測された計測値を、このトランスミッタ装置1内に配設されているメモリ13(後述する。)に格納し、これを保持するためのスイッチである保持動作指示操作部であり、例えば、ロック式ボタン等からなる計測ボタン10と、計測された計測値等の情報をカメラ側に送信するための伝送機能部を構成する情報供給手段である送信部11等によって構成されている。
【0043】
なお、上記計測ボタン10は、上記トランスミッタ装置1の筐体部を、操作者等によって把持された場合において、把持手の拇指によって操作可能な位置に設けられており、かつ、上記把持手によって被測定光の入射が阻害されない位置に、上記計測用受光部である上記計測部2が配設されている。
【0044】
また、図2に示すように、上記トランスミッタ装置1は、上記変換機能部を形成するCPU等からなるマイコン12によって制御されるようになっており、また、このマイコン12は、上記トランスミッタ装置1の計測手段である露出計機能部による複数の計測点に係る計測値に所定の演算を施し、その演算値を、情報供給手段(後述する。)によって上記カメラ側に供給可能にするための演算手段でもある。
【0045】
上記マイコン12には、メモリ13が電気的に接続されており、上述のように、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測された計測値等が格納され保持されるようになっていると共に、上記マイコン12には、例えば、計測指示やデータの演算指示等の入力を行なうための指示入力装置18が接続されており、上記マイコン12に各種の指示を与えるようになっている。
【0046】
また、上記マイコン12には、測光回路14、測色回路15、測距回路15aがそれぞれ電気的に接続されており、この測光回路14、測色回路15、測距回路15aには、上記計測部2にそれぞれ配置されている測光センサ、測色センサ、または測距センサが接続されている。これによって、測光、測色、測距等が行なわれるようになっている。
【0047】
さらに、上記マイコン12には、伝送機能部を構成する情報供給手段であるリモコン送信回路16が接続されており、このトランスミッタ装置1の計測手段によって計測された計測値等の情報をカメラ側に送信することができるようになっていると共に、上記レリーズボタン6によって上記カメラ側のシャッターレリーズ等のリモートコントロールができるようになっている。
【0048】
またさらに、上記マイコン12に接続された表示装置17によって、上記表示部3に、計測された各種のデータ等の情報を表示するようになっている。
【0049】
そして、上記トランスミッタ装置1に対して電源を供給するための電源19等によって構成されている。
【0050】
一方、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測された撮影条件に係る情報等は、電子的撮像装置であるカメラ側に情報供給されることによって撮像のために利用されることとなる。そこで、図3に、上記電子的撮像装置であるカメラの構成を示すブロック構成図を示し、このカメラの構成を以下に説明する。
【0051】
図3に示すように、この第1実施例における電子的撮像装置であるカメラは、CPU等からなるマイコン33によって制御されるようになっており、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測され、上記トランスミッタ装置1の情報供給手段であるリモコン送信回路16から送信された撮影条件に係る各種の情報等は、情報受取手段であるリモコン受信回路37によって受信されるようになっている。このリモコン受信回路37は、上記マイコン33内に設けられたデータ判別手段34と電気的に接続されており、上記受信された情報等の判別がなされるようになっている。
【0052】
また、上記マイコン33には、指示入力装置35が電気的に接続されており、これによって、上記カメラを操作するための各種の指示が入力されるようになっている。
【0053】
一方、上記電子的撮像装置であるカメラ本体の前面側には、撮影レンズ20が配設されており、この撮影レンズ20を通して被写体像が撮像されるようになっている。
【0054】
すなわち、上記撮影レンズ20を通して入射される光線は、上記撮影レンズ20の後方に配置されているシャッター/絞り21によって、その光量を調節されて、その後方に配置されているCCD24に撮像されるようになっている。
【0055】
ここで、上記マイコン33には、撮影条件設定手段である露出制御回路26を介してアクチュエータ23が接続されており、上記マイコン33は、上記トランスミッタ装置1からの撮影条件に係る情報等に基づいて、上記露出制御回路26を介して上記アクチュエータ23を制御するようになっており、これによって、上記シャッター/絞り21等を駆動することで露出制御が行なわれるようになっている。
【0056】
なお、上記露出制御回路26は、上記トランスミッタ装置1の計測手段により計測され、上記情報供給手段によってカメラ側の情報受取手段により受け取られた撮影条件に係る情報等に基づいて、該当する撮影条件、例えば、AE(自動露出調節)、AWB(自動ホワイトバランス調整)、AF(自動焦点調節;オートフォーカス)等のうちの、いずれか一つまたは複数の調整または設定を行なうことができる撮影条件設定手段を構成するものである。
【0057】
また、上述したように、上記撮影レンズ20を通して入射される被写体像は、その後方に配置されているCCD24に撮像される。このCCD24は、CCDドライバ25を介して上記露出制御回路26に接続されており、この露出制御回路26は、上記CCD24も制御するようになっている。
【0058】
そして、上記CCD24に入力された被写体像は、撮像処理回路29によって処理されると共に、記録/再生回路31を介してメモリカードインターフェース36と電気的に接続されており、このメモリカードインターフェース36への画像情報等の記録、もしくは、上記メモリカードインターフェース36に記録されている画像情報等の再生等が行われるようになっている。なお、上記撮像処理回路29内の測色回路30は、反射光を利用したAWBを実行するための回路部である。
【0059】
このとき、上記記録/再生回路31に接続されているビューファインダー32によって、画像情報を観察することができるようになっている。つまり、上記撮影中の被写体像等の画像情報を、上記メモリカードインターフェース36への記録を行なうと同時に、上記ビューファインダー32に対してリアルタイムに、再生表示を行なうことができるようになっている。
【0060】
他方、上記撮影レンズ20と上記CCD24との間には、ミラー22が配設されており、このミラー22によって、上記撮影レンズ20に入射された光線による被写体像は、その上方に反射されるようになっている。上記ミラー22の上方部には、TTL測光センサ27を介して測光回路28が配設されている。
【0061】
そして、上記測光回路28は、上記マイコン33と電気的に接続されており、このマイコン33の制御によってTTL測光、すなわち、上記反射光式の測光方式による測光が行われるようになっている。つまり、上記ミラー22、TTL測光センサ27、測光回路28等によって、反射光式の測光方式であるカメラ内蔵型の露出計測装置が構成されている。
そして、上記カメラ本体に対して電源を供給するための電源38が配設され、これらによって、上記電子的撮像装置であるカメラは構成されている。
【0062】
このように構成された上記第1実施例のトランスミッタ装置1およびカメラにおいて、上記トランスミッタ装置1によって露出の計測を行ない、その情報をカメラ側に供給する際の作用を、以下に説明する。
【0063】
なお、上記トランスミッタ装置1による露出計測の基本的な作用については、上述の図14において説明した入射光式の測光方式の計測手段である単体露出計104によって行われる際の計測手順と全く同様である。また、カメラ内蔵型の露出計測装置による露出計測の基本的な作用については、上述の図15において説明した反射光式の測光方式の計測手段であるカメラ内蔵型露出計によって行われる際の計測手順と全く同様である(図14、図15参照)。
【0064】
まず、図1に示す上記トランスミッタ装置1の電源スイッチ9によって、電源オン(ON)状態とした後、上記切替ボタン4によって、所望の項目の選択、すなわち、使用データ/計測項目のいずれかの選択を行なう。ここで、上記使用データには、上記トランスミッタ装置1の計測手段による計測データ(以降、RCと略記する。)、カメラ側に内蔵されている上記カメラ内蔵型露出計による計測データ(以降、TTLと略記する。)、上記RCとTTLの平均データ(以降、MIXと略記する。)があり、また、上記計測項目には、測光、測色等の項目がある。
【0065】
ここでは、まず初めに使用データを選択するものとすると、まず、上記トランスミッタ装置1の切替ボタン4によって、項目として使用データが選択されると、次に、上記使用データの中で、RC、TTL、MIXのいずれのデータの計測を行なうかの選択をカーソルボタン7によって行ない、この選択されたデータ項目を上記トランスミッタ装置1に対して有効にするために上記確定ボタン8により決定する。さらに、上記切替ボタン4によって計測項目を選択した後、この計測項目中の測光、測色等のいずれかの項目を上記カーソルボタン7によって選択し、上記確定ボタン8によって決定する。このとき、これらの項目を同時に選択するようにしてもよい。これによって、上記トランスミッタ装置1による計測の準備が完了する。
【0066】
次に、図14に示すように、上記トランスミッタ装置1を、カメラの撮像視野内の被写体位置の計測を行なう計測点に配置して、上記トランスミッタ装置1の計測部2をカメラの撮影レンズ20に対して正対させる。
【0067】
そして、この位置において上記トランスミッタ装置1の計測ボタン10を押すことで、計測された撮影条件に係る情報等は、上記トランスミッタ装置1内のメモリ13(図2参照)内に、一時的に格納され保持される。なお、このとき、複数の計測点において計測が行なわれる場合の動作は、図4のフローチャートに示す通りである。この図4によって、複数の計測点において計測するの場合の動作を、以下に説明する。
【0068】
図4に示すように、ステップS1において、上記トランスミッタ装置1の計測ボタン10が押されることによって、上述のように、1回目の測光が行われ、ステップS2において、上記1回目の測光データX1が、上記メモリ13に測光データX1として格納され保持されると共に、上記表示部3には、上記1回目の測光データX1が表示される。
【0069】
続いて、ステップS3において、上述の1回目とは別の計測点において、上記トランスミッタ装置1の計測ボタン10が、再度押されることにより、2回目の測光が行われ、ステップS4において、上記2回目の測光データX2が、上記マイコン12によって演算され、上記メモリ13に測光データX1+X2として格納され保持されると共に、上記表示部3には、上記2回目の測光データX2が表示される。
【0070】
同様にして、ステップS5,S6においてn回の計測、すなわち、複数の計測点(n点)での測光が行われた後、ステップS7において、確定ボタン8が押されると、上記メモリ13内に格納されているn回分の測光データX1+X2+…+Xnが、上記マイコン12によって演算され、上記計測データの平均値XAV={(X1+X2+…+Xn)/n}}が算出されると共に、上記表示部3には、上記演算結果である平均値XAVが表示される(ステップS8)。
【0071】
そして、上記演算結果である複数の計測点の平均値XAVが確定された後、ステップS9において、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことで、上記平均値XAVの情報は、上記トランスミッタ装置1内のリモコン送信回路16によって、カメラ側のリモコン受信回路37対して送信される。これにより、上記トランスミッタ装置1によって計測された情報等が、カメラ側に供給されることとなる。
【0072】
なお、上述のように、各ステップにおいて計測動作がなされた後、または、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことによって、上記計測データ等がカメラ側に送信される以前の状態、すなわち、上記レリーズボタン6が押される直前までの各状態において、上記トランスミッタ装置1のキャンセルボタン5が押されると、その都度、計測動作をキャンセルすることができる。そして、その場合においては、上記メモリ13に格納されている測光データ等が、すべて初期化されて、初期状態に戻るようになっている。
【0073】
また、図5は、複数の計測点において計測を行なう場合の動作の、別の例を示すフローチャートである。
図5に示すように、複数の計測点を計測する場合においては、その計測の都度、トランスミッタ装置1内のマイコン12によって平均値の演算を行なうようにしても同様である。
【0074】
すなわち、ステップS11において、上記トランスミッタ装置1の計測ボタン10が押されることによって、上述と同様に1回目の測光が行われた後、ステップS12において、上記1回目の測光データX1が、上記メモリ13に測光データ{(0+X1)/1}として格納され保持されると共に、上記表示部3には、上記1回目の測光データXAV1が表示される。
【0075】
続いて、ステップS13において、2回目の測光が行われ、これにより得られた測光データX2は、次のステップS14において、上記マイコン12によって、上記1回目の測光データXAV1に加算され、さらに、その平均値XAV2={(XAV1+X2)/2}の演算が行われ、この演算結果である平均値XAV2が、上記メモリ13に格納され保持されると共に、上記表示部3に表示される。
【0076】
このようにして、前回までの測光データの平均値の演算結果XAV(n−1)と、次のn回目の測光データXnとの平均値XAVn={(XAV(n−1)+Xn)/n}の演算を、測光の都度行なうようにして、複数の計測点の計測値の平均値XAVnを求めた後(ステップS15,S16)、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことにより、n点計測の平均値XAVnをカメラ側に送信することとなる。
【0077】
なお、この図5に示す別の例においても、図示されていないが、上述の図4において説明した場合と同様に、上記レリーズボタン6が押される以前の状態において、上記キャンセルボタン5が押されることにより、その都度、計測動作をキャンセルすることができるようになっており、上記メモリ13の測光データ等を初期化することができるようになっている。
【0078】
上述したように、上記ステップS9(図4)、または、上記ステップS17(図5)において、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことによって、上記トランスミッタ装置1の情報供給手段である送信部11から送信された撮影条件に係る情報等は、カメラ側のリモコン受信回路37の受信部によって受信され、さらに、上記カメラ側のマイコン33内のデータ判別手段34による判別がなされる。
【0079】
ここで、上記受信された情報、すなわち、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測された撮影条件に係る情報等が、上記使用データ(RC,TTL,MIX等)、計測項目(測光、測色等)のそれぞれの、どのような計測データであるかの判別がなされる。
【0080】
このとき、上記データ判別手段34によって判別がなされた後の使用データRC,TTL,MIX等は、それぞれ、図6〜図8のフローチャートに示すように処理される。
すなわち、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測され、上記送信部11によって送信された撮影条件に係る情報等は、上記カメラ側のリモコン受信回路37の受信部によって受信される。この撮影条件に係る情報等が、上記マイコン33内のデータ判別手段34によって、上記RCであると判別されると、図6に示すフローチャートによって処理され、また、上記撮影条件に係る情報等が、上記TTLであると判別されると、図7に示すフローチャートによって処理される。そして、上記撮影条件に係る情報等が、上記MIXであると判別されると、図8に示すフローチャートによって処理される。
【0081】
まず、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測され、情報供給手段によりカメラ側に送信された撮影条件に係る情報等が、使用データがRC、計測項目が測光であると上記データ判別手段34によって判別された場合の動作シーケンスを、図6によって、以下に説明する。
【0082】
図6に示すように、ステップS21において測光が行なわれ、ステップS22において確定ボタン8が押されることで、上記測光データが確定されると共に、例えば、複数の計測点における計測が行われた場合には、上記マイコン12における演算が行われる。
【0083】
続いて、ステップS23において、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことによって、上記計測され演算等がなされて確定された撮影条件に係る情報、例えば、測光値等の情報等が、次のステップS24において、上記トランスミッタ装置1側の送信部11からカメラ側のリモコン受信回路37の受信部へと送信される。
【0084】
なお、上述のステップS21〜S24における上記トランスミッタ装置1(リモコン側)の動作シーケンスは、上述の図4、図5において詳細に説明したものと同様の動作シーケンスであって、簡略化して説明したものである。
【0085】
そして、上述のステップS24において、上記トランスミッタ装置1の送信部11によって送信された撮影条件に係る情報等の信号は、次のステップS25において、カメラ側の上記リモコン受信回路37の受信部によって受信される。このとき、上記撮影条件に係る情報等が受信されなかった場合には、ステップS26において、上記表示部3等にその旨の警告がなされる一方、上記受信された撮影情報に係る情報等の信号が、上記マイコン33内のデータ判別手段34によって、上記使用データがRCであるとの判別がなされると、ステップS27において、上記受信された撮影情報に係る情報等に基づいて、上記カメラ側のマイコン33による演算がなされた後、最適露出値が算出されると共に、その演算結果に基づいて上記撮影条件設定手段である露出制御回路26が、シャッター/絞り21を駆動し、例えば、シャッター速度値、絞り値等の設定がなされる。
【0086】
続いて、次のステップS28で、カメラの操作者(撮影者)等によって、上記レリーズボタン6の2段目が押される(レリーズされる)ことにより、上記トランスミッタ装置1のリモートコントロール手段によるシャッターレリーズ操作がなされて撮影が行われる。
【0087】
そして、ステップS29において、この回の撮影動作において、上記メモリ13等に格納されていたデータおよび情報等が、すべて初期化(クリア)され、上記トランスミッタ装置1およびカメラは、次の撮影ための待機状態に戻る。
【0088】
次に、カメラ側の内蔵露出計等によって、TTL測光が行われる場合の動作シーケンスを、図7によって以下に説明する。
まず、図7に示すように、ステップS31において、上記トランスミッタ装置1のレリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)。すると、ステップS32において、上記トランスミッタ装置1の送信部11から、カメラ側のリモコン受信回路37の受信部に対して信号が送信されるが、このとき、上記トランスミッタ装置1の計測手段においては、露出計測等の計測動作が行われていないので、上記送信信号の中には、測光値等の情報は含まれていない。
【0089】
次にステップS33において、上記トランスミッタ装置1側の送信部11からの信号が、カメラ側のリモコン受信回路37の受信部によって受信される。このとき、上記送信部11からの信号が受信されなかった場合には、ステップS34において、上記表示部3等にその旨の警告がなされる一方、上記受信された信号が、上記マイコン33内のデータ判別手段34によって判別され、信号中に測光値等の情報が含まれていないことが判別されると、ステップS35において、上記TTL測光センサ27、測光回路28等からなるカメラ側の内蔵露出計等によるTTL測光が行われる。
【0090】
そして、ステップS36において、上記カメラ側の内蔵露出計等による計測結果に基づいて、カメラ側のマイコン33による演算が行われて、最適露出値が算出されると共に、その演算結果に基づいて上記撮影条件設定手段による撮影条件の設定が行われる。
【0091】
続いて、次のステップS37で、カメラの操作者(撮影者)等によって、上記レリーズボタン6の2段目が押される(レリーズされる)ことにより、上記トランスミッタ装置1のリモートコントロール手段によるシャッターレリーズ操作がなされて撮影が行われる。
【0092】
そして、ステップS38において、この回の撮影動作において、上記メモリ13等に格納されていたデータ、情報等が、すべて初期化(クリア)され、上記トランスミッタ装置1およびカメラは、次の撮影のための待機状態に戻る。
【0093】
また、上記データ判別手段34によって、上記トランスミッタ装置1側から送信された情報等が、使用データがMIX、計測項目が測光であると判別された場合の動作シーケンスを、図8によって以下に説明する。
図8に示すように、ステップS41において測光が行なわれ、ステップS42において確定ボタン8が押されることで演算が行われ、さらに、ステップS43において、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことで、上記トランスミッタ装置1の計測手段により計測され、マイコン12において演算がなされた測光値等の撮影条件に係る情報等が、ステップS44において、上記トランスミッタ装置1の送信部11から、カメラ側のリモコン受信回路37の受信部へと送信される。
【0094】
なお、上述のステップS41〜S44の間における上記トランスミッタ装置1(リモコン側)の動作シーケンスは、上述の図4、図5において詳細に説明したものと同様の動作シーケンスであって、簡略化して説明したものである。
【0095】
そして、上述のステップS44において、上記トランスミッタ装置1の送信部11によって送信された撮影条件に係る情報等の信号は、次のステップS45において、カメラ側の上記リモコン受信回路37の受信部によって受信される。
【0096】
なお、ここで、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測され、カメラ側の情報受取手段であるリモコン受信部によって受信された、上記撮影条件に係る情報等について、第2情報ということとする。
【0097】
上述のステップS45において、上記撮影条件に係る情報等が受信されなかった場合には、ステップS46において、上記表示部3等にその旨の警告がなされた後、ステップS48のTTL測光へと移行する一方、上記受信された撮影条件に係る情報等が、上記マイコン33内のデータ判別手段34によって判別され、使用データがMIX、計測項目が測光であると判別されると、ステップS47において、上記送信されたRCデータは、カメラ側のメモリ等に一時的に格納される。
【0098】
続いて、ステップS48において、カメラ側の内蔵露出計によってTTL測光が行われる。このカメラ側の内蔵露出計によって計測された撮影条件に係る情報等について、第1情報ということとする。
【0099】
そして、次のステップS49において、上記カメラ側の内蔵露出計によって計測された計測値、すなわち、第1情報と、上記トランスミッタ装置1の計測手段によって計測され、カメラ側に送信されてメモリ等に格納されたRCデータ、すなわち、第2情報とが、上記マイコン33によって演算されることとなる。
【0100】
ここで、例えば、上記第1情報または第2情報のいずれか一方の情報を、優先手段でもある上記データ判別手段34によって優先的に用いて自己の該当する撮影条件の設定を行なう第1モードと、上記第1情報または第2情報との双方の情報に基づく情報、すなわち、上記第1情報と第2情報との平均値に依拠して自己の該当する撮影条件の設定を行なう第2モードとの内、少なくともいずれか一方のモードを、モード選択手段でもある上記データ判別手段34によって、切り換え選択が行われる。
【0101】
そして、ステップS50において、上記演算結果に基づく最適露出値が算出され、また、上記撮影条件設定手段による撮影条件の設定が行われる。
【0102】
続いて、次のステップS51で、カメラの操作者(撮影者)等によって、上記レリーズボタン6の2段目が押される(レリーズされる)ことにより、上記トランスミッタ装置1のリモートコントロール手段によるシャッターレリーズ操作がなされて撮影が行われる。
【0103】
そして、ステップS52において、この回の撮影動作において、上記メモリ等に格納されていたデータ、情報等が、すべて初期化(クリア)され、上記トランスミッタ装置1およびカメラは、次の撮影のための待機状態に戻る。
【0104】
以上説明したように上記第1実施例によれば、入射光式の高精度な露出計測機能を具備する上記トランスミッタ装置1によって計測された撮影条件に係る情報等を、無線または有線通信によって電子的撮像装置であるカメラ側へと伝送することによって供給するようにしたので、より正確な適正露出値等を得ることができると共に、この露出値等をカメラ側に設定するための手間を省略することができ、より良好な条件で撮影を行なうことができる。
【0105】
図9は、本発明の第2実施例を示す図であって、図9は、この第2実施例のトランスミッタ装置および電子的撮像装置についての概念を示す図である。
【0106】
図9に示すように、この第2実施例のトランスミッタ装置60は、上述の第1実施例のトランスミッタ装置1と同様、電子的撮像装置であるカメラ50と別体に構成されており、当該対応する電子的撮像装置であるカメラ50の撮像視野に配置され得るように設けられた筐体部によって構成され、露出計機能を具備しているものである。
【0107】
そして、上記トランスミッタ装置60内に、着脱自在に配設された計測結果を格納したメモリカード60A等を、カメラ50側のカードスロット等に装着することができるようになっている。これによって、上記トランスミッタ装置60側の撮影条件に係る各種情報等を、無線や有線等の手段を用いることなくカメラ50側に簡単に供給することができるようになっている。なお、上記トランスミッタ装置60の筐体部内に着脱自在に配設されている情報供給手段であるメモリカード60Aとして画像データ格納用メモリカード等を兼用し、これを上記筐体部より取り外し、上記画像データ格納用メモリカード等のコネクタ部を、これと適合する情報受取手段であるカメラ50側のカードスロット等のコネクタ部に接続することで、上記撮影条件に係る情報等を、上記トランスミッタ装置60側からカメラ50側へと供給するようにしてもよい。
【0108】
次に、図10は、本発明の第3実施例の露出計機能を具備したトランスミッタ装置の外観を示す斜視図であり、図11は、このトランスミッタ装置の構成を示すブロック構成図である。そして、図12は、上記トランスミッタ装置を利用して撮影を行なう電子的撮像装置であるカメラの構成を示すブロック構成図を示している。上記トランスミッタ装置60の構成について、図10によって以下に説明する。
図10に示すように、上記トランスミッタ装置60は、計測手段である露出計機能部を有すると共に、上記計測手段により計測した複数のデータについて演算等を行なうことでデータの変換を行なうデータ変換機能部を有している。
【0109】
また、上記トランスミッタ装置60は、例えば、画像データ格納用メモリカード等の外郭部と同様の形態からなっており、カメラ側が有しているカードスロット等のコネクタ部に適合するコネクタ部を有している。従って、情報供給手段である上記トランスミッタ装置60側のコネクタ部を、これと適合する情報受取手段であるカメラ側のコネクタ部に接続することで、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測され、メモリ等に格納されている計測データや演算データ等の撮影条件に係る情報等を、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側へと直接供給することができるようになっている。
【0110】
そして、上記トランスミッタ装置60は、測光センサおよび測色センサが配置され、測光または測色を行なうための測光手段、測色手段、測距手段であり計測用受光部である計測部51と、この計測部51によって計測された各種のデータ値等を表示するための表示部52と、計測にあたって上記使用データと計測項目との切り替えを行なうための切替ボタン58と、各種の選択項目をキャンセルするためのキャンセルボタン53と、上記使用データや計測項目を選択するためのカーソルボタン59と、このカーソルボタン59によって選択された各種項目の確定や、複数の計測点に係る計測値に所定の演算を施した演算結果の確定等を行なうための確定ボタン57と、上記トランスミッタ装置60の電源のオン(ON)/オフ(OFF)を行なうための電源スイッチ54と、計測された計測値を上記トランスミッタ装置1内に配設されているメモリ62(後述する。)に格納し、保持するためのスイッチである保持動作指示操作部であり、例えば、ロック式ボタン等からなる計測ボタン56と、計測された計測値等の情報をカメラ側に供給するためのカメラ側のメモリカードスロット内のコネクタ部に適合する情報供給手段であるコネクタ部55等によって構成されている。
【0111】
なお、上記計測ボタン56は、上記トランスミッタ装置60の筐体部を、操作者等によって把持された場合において、把持手の拇指によって操作可能な位置に設けられており、かつ、上記把持手によって被測定光の入射が阻害されない位置に、上記計測用受光部である上記計測部51が配設されている。
【0112】
また、図11に示すように、上記トランスミッタ装置60は、上記変換機能部を形成するCPU等からなるマイコン61によって制御されるようになっており、また、このマイコン61は、上記トランスミッタ装置1の計測手段である露出計機能部による複数の計測点に係る計測値に所定の演算を施し、その演算値を、情報供給手段(後述する。)によって上記カメラ側に供給可能にするための演算手段でもある。
【0113】
また、上記マイコン61には、メモリ62が電気的に接続されており、上述のように、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測された計測値等が格納され保持されるようになっていると共に、上記情報供給手段を構成するコネクタ部55を有するインターフェース回路63が、電気的に接続されている。これにより、上記メモリ62に格納された撮影条件に係る情報等が、上記インターフェース回路63によって、上記コネクタ部55を介してカメラ側に供給されるようになっている。
【0114】
そして、上記マイコン61には、例えば、計測指示やデータの演算指示等の入力を行なうための指示入力装置66が接続されており、上記マイコン61に各種の指示を与えるようになっている。
【0115】
また、上記マイコン61には、測光回路64、測色回路65、測距回路65aがそれぞれ電気的に接続されており、この測光回路64、測色回路65、測距回路65aには、上記計測部51にそれぞれ配置されている測光センサ、測色センサ、測距センサが接続されており、これによって、測光、測色、測距等を行なわれるようになっている。
【0116】
さらに、上記マイコン61に接続された表示装置67によって、上記表示部52に、計測された各種のデータ等を表示するようになっている。
そして、上記トランスミッタ装置60に電源を供給するための電源68等によって構成されている。
【0117】
一方、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測された撮影条件に係る情報等は、電子的撮像装置である上記カメラ側へと情報供給されることによって撮像のために利用されることとなる。そこで、図12に、上記電子的撮像装置であるカメラの構成を示すブロック構成図を示し、このカメラの構成を以下に説明する。
【0118】
なお、この第3実施例における上記電子的撮像装置であるカメラは、上述の第1実施例のカメラと基本的に同様の構成からなっており、上述の第1実施例のカメラにおけるリモコン受信回路37に代えて、インターフェース回路69が設けられている点が異なる。従って、この図12においては、上述の第1実施例と同様の構成部材について、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0119】
図12に示すように、この第2実施例のカメラも、CPU等からなるマイコン33によって制御されるようになっており、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測され、該トランスミッタ装置60内のメモリ62に格納された撮影条件に係る各種の情報等は、上記トランスミッタ装置60の情報供給手段であるコネクタ部55と、カメラ側のインターフェース回路69のコネクタ部とが接続されることによって、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側へと供給されるようになっている。
【0120】
上記インターフェース回路69は、カメラ側のメモリカードスロット部に設けられ、外部媒体と接続するためのコネクタ部と、このコネクタ部に接続されている外部媒体が、上記トランスミッタ装置60であるのか、あるいは、上記画像データ格納用メモリカード等であるのかを弁別する弁別手段71と、この弁別手段71の弁別結果によって切り替えを行なう切替装置72と、カードインターフェース70等によって構成されている。
【0121】
そして、上記弁別手段71によって、上記コネクタ部に上記画像データ格納用メモリカード等が接続されていると弁別された場合には、上記コネクタ部からの接続は、上記切替装置72によって上記カードインターフェース70側に切り替えられて、このカードインターフェース70に接続されている上記記録・再生回路31へと画像データ等のデータが送られるようになっていると共に、上記カードインターフェース70は、上記マイコン33と接続されており、このマイコン33との間で、例えば、画像データ等のやりとりが行われるようになっている。
【0122】
一方、上記弁別手段71によって、上記コネクタ部に上記トランスミッタ装置60が接続されていると弁別された場合には、上記コネクタ部からの接続は、上記切替装置72によって、上記マイコン33内に設けられたデータ判別手段34に接続されるように切り替えが行われるようになっている。
【0123】
このように構成された上記第3実施例のトランスミッタ装置60の計測手段によって露出等の計測を行ない、その露出データ等の撮影条件に係る情報等が、上記カメラ側に供給される際の作用を、以下に説明する。
【0124】
なお、このとき、上記トランスミッタ装置60の計測手段による露出計測手順については、上述の図14において説明した入射光式の測光方式の計測器によって行われる計測手順と同様であり、また、カメラ内蔵型の露出計測装置による露出計測の基本的な計測手順については、上述の図15において説明した反射光式の測光方式の計測器による計測の手順とまったく同様である。
【0125】
また、上記トランスミッタ装置60は、例えば、メモリカード等の外郭部と同様の形態を有しており、さらに、カメラ側のカードスロットのコネクタ部に適合する上記コネクタ部55を有するものとして説明する。
【0126】
まず、上記トランスミッタ装置60の電源スイッチ54によって、電源オン(ON)状態とした後、上記切替ボタン58によって、所望の項目の選択、すなわち、上記使用データ(RC,TTL,MIX等)および上記計測項目(測光、測色等)のいずれの項目によって計測を行なうかの選択を行なう。ここでは、まず初めに使用データを選択した後、計測項目を選択する手順について説明する。
【0127】
上記トランスミッタ装置60の切替ボタン58によって、項目として使用データが選択されると、次に、上記使用データの中で、RC、TTL、MIX等のいずれのデータの計測を行なうのかの選択をカーソルボタン59によって行ない、この選択されたデータ項目が、上記トランスミッタ装置60に対して有効とするために上記確定ボタン57を押すことによって確定する。
【0128】
続いて同様に、上記切替ボタン58によって計測項目を選択した後、この計測項目中の測光、測色等のいずれの項目によって計測するかの選択を上記カーソルボタン59によって行ない、上記確定ボタン58を押すことによって確定する。これによって、上記トランスミッタ装置60による露出計測の準備が完了する。
【0129】
次に、上述の図14において説明した入射光式の測光方式の計測手段の手順と同様に、上記露出計機能を具備したトランスミッタ装置60をカメラの撮像視野内の被写体位置の計測を行なう計測点に配置させ、上記トランスミッタ装置60の計測部51をカメラの撮影レンズ20に対して正対させることで計測が行なわれる。
【0130】
そして、この位置において上記トランスミッタ装置60の計測ボタン56を押すことで、上記計測手段によって計測された撮影条件に係る情報等は、上記トランスミッタ装置60内のメモリ62等に一時的に格納され保持される。
【0131】
なお、このとき、複数の計測点において計測を行なう場合の動作は、上述の第1実施例において説明した図4、図5に示すフローチャートによる一連の動作シーケンスと同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
ただし、上述の第1実施例においては、上記レリーズボタン6の1段目が押される(レリーズされる)ことによって、上記計測データの平均値XAVの情報等を、上記トランスミッタ装置1内のリモコン送信回路16から、カメラ側のリモコン受信回路37対して送信するようになっているが、この第3実施例の上記トランスミッタ装置60においては、例えば、複数の計測点における計測を行なった後において、上記確定ボタン55を押すことで、上記メモリ62等に格納されているそれぞれの計測点における撮影条件に係る情報等が、上記マイコン61によって演算(平均値の算出等)され、その演算結果が、再度、上記メモリ62等に格納されて保持されることとなる。
【0132】
そして、上記トランスミッタ装置60のコネクタ部55と、これに適合するカメラ側のカードスロットのコネクタ部とを接続することにより、上記計測手段により計測され演算がなされた後、上記メモリ62に一時的に格納され保持されている撮影条件に係る情報等は、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側に伝送されることとなる。
なお、ここでは、上記カメラ側のカードスロット等は1スロットだけ具備されているものとして説明を行なうものとするが、各別にカードスロットを備えるようにしても良い。
【0133】
上述のように、上記トランスミッタ装置60は、例えば画像データ格納用メモリカード等と同様の形態を有しており、かつ、カメラ側のカードスロット等のコネクタ部に適合するコネクタ部55を有している。そして、このコネクタ部55が、これに適合する上記カメラ側のカードスロット等のコネクタ部と接続された場合において、上記カメラ側の電源スイッチがオン(ON)状態にある場合には、上記カメラ側のインターフェース回路69内の弁別手段71は、上記カメラ側のカードスロット等のコネクタ部に、どのような媒体が接続されたかの弁別を行なう。
【0134】
このとき、上記弁別手段71によって、上記カメラ側のカードスロット等のコネクタ部に、上記トランスミッタ装置60のコネクタ部55が接続されていることが確認されると、上記切替手段72は、カメラ側のマイコン33側へと、その接続を切り替え、上記マイコン33によって、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測された上記撮影条件に係る情報等が、自動的に上記トランスミッタ装置60内のメモリ62側から読み出される。これによって、上記メモリ62に一時的に格納されていた撮影条件に係る情報等は、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側へと伝送されることとなる。
【0135】
そして、上記カメラ側のマイコン33に伝送された上記撮影条件に係る情報等は、上記マイコン33内のデータ判別手段34によって、使用データがRCであるのか、MIXであるのか、あるいは、測定項目が測光であるのか、測色であるのか等の判別がなされ、さらに、上記データ判別手段34によって判別された情報に基づいて、上記マイコン33による適正露出値等が算出されることとなる。
【0136】
以上説明したように上記第3実施例によれば、上記トランスミッタ装置60を上記画像データ格納用メモリカード等と同様の形態とし、これにカメラ側のカードスロット等のコネクタ部に適合するコネクタ部55を具備するように構成したので、上記トランスミッタ装置60のコネクタ部55と、上記カメラ側のカードスロット等のコネクタ部とを接続することで、上記トランスミッタ装置60の計測手段によって計測され、上記メモリ62等に保持されている撮影条件に係る情報等を、自動的にトランスミッタ装置60側からカメラ側へと、容易に伝送することができる。
【0137】
なお、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側へと、撮影条件に係る情報等を伝送するために、上記双方の機器を接続すべく設けられたコネクタ部55について、例えば、ケーブル付きのコネクタ部とする場合が考えられ、この場合においても同様に、上記トランスミッタ装置60側からカメラ側への撮影条件に係る情報等の伝送を、容易に行なうことができる。
【0138】
これと同時に、上記トランスミッタ装置60とカメラとを接続する場合に、上述のように、例えばケーブル付きコネクタ等を適用する有線通信によれば、上記トランスミッタ装置60とカメラ側との電源38を共用することができるようになる。従って、上記トランスミッタ装置60側において、上記電源68を配設する必要がなく、上記トランスミッタ装置60に対してカメラ側から電力の供給を行なうように構成することができる。これによって、上記トランスミッタ装置60をより小型化することが可能となる。
【0139】
ところで、上述のように、上記カメラ側のカードスロット等が1スロットだけしか具備されていない場合においては、上記トランスミッタ装置60を上記情報等の伝送のためにカメラ側のカードスロット等に接続した場合には、例えば、画像を記録するための画像データ格納用メモリカード等を接続することができない状態となる。従って、上記カメラにおいて、上記カードスロット等を2スロット以上配設するようにすれば、上記トランスミッタ装置60と、上記画像データ格納用メモリカード等の両方を、同時に接続することが可能である。
【0140】
そこで、上述の第3実施例の変形例の電子的撮像装置であるカメラのブロック構成図を、図13に示し、この第3実施例の変形例のカメラの構成について、以下に説明する。
【0141】
図13に示すように、この第3実施例の変形例におけるカメラの構成は、上述の図12に示す第3実施例のカメラにおける上記インターフェース回路69を省略したものである。
【0142】
すなわち、上記インターフェース回路69に代えて、メモリカードインターフェース36とトランスミッタ装置インターフェース73とを、それぞれ配設するようにしたものであって、このメモリカードインターフェース36とトランスミッタ装置インターフェース73には、それぞれ独立したコネクタ部を設け、上記メモリカードインターフェース36は、上記画像データ格納用メモリカード等を接続するための専用カードスロットを構成し、また上記トランスミッタ装置インターフェース73は、上記トランスミッタ装置60を接続するための専用カードスロットを構成するようにしたものである。
【0143】
上記メモリーカードインターフェース36は、上記記録・再生回路31と電気的に接続されており、上記画像データ等の記録・再生を行なうようになっており、また、上記トランスミッタ装置インターフェース73は、上記マイコン33のデータ判別手段34と電気的に接続されて、上記トランスミッタ装置60側から伝送される撮影条件に係る情報等の判別を行なうようになっている。
【0144】
このように構成することによって、上記第3実施例の変形例におけるカメラによれば、少なくとも2以上のカードスロット等を配設することで、一方のカードスロット等に上記トランスミッタ装置60が接続されている場合においても、他方のカードスロット等に上記画像データ格納用メモリカード等を、同時に接続することができる。
【0145】
また、上記トランスミッタ装置60を使用していない場合においても、上記カメラ側の専用カードスロットに収納しておくことで、カメラと一体的に携帯することとなり、携帯性の向上に寄与すると共に、上記トランスミッタ装置60とカメラ本体とを別体に設けるようにしたことによって生じる、上記トランスミッタ装置60を、携帯時において紛失してしまうという心配も解消することができる。
【0146】
一方、2つのカードスロット等において、接続する外部媒体、すなわち、上記トランスミッタ装置60、画像データ格納用メモリカード等の媒体に対応する専用のカードスロット等とすることにより、上述の第2実施例における上記インターフェース回路69を不要とすることができる。つまり、カメラ側のコネクタ部に接続されている外部媒体の弁別を行ない、その弁別結果に応じて接続を切り替えるようにするといった複雑な回路を不要とすることができ、カメラ側の小型化に寄与することができる。
【0147】
他方、上記カメラ側に配設する少なくとも2以上のカードスロット等のそれぞれに、上述の第3実施例のカメラにおけるような、インターフェース回路を配設するように構成すれば、上記トランスミッタ装置60が接続されていない場合には、上記2以上のカードスロット等に対して、その空きスロットの数だけ、画像を記録するための画像データ格納用メモリカード等を接続することができるので、記録容量の増大化に寄与することができると共に、カメラ本体内のスペースを無駄にすることなく、効率の良い電子的撮像装置とすることができる。
【0148】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、測光方式として入射光式にみられる利点の高精度な計測機能を有効に利用した結果得られる各種の撮影条件に係る情報を、メモリカード等の情報記録媒体を利用することによって、より簡単に電子的撮像装置本体側に伝送し、より良好な条件での撮影を行なうことができるようにするトランスミッタ装置、および、これを使用する電子的撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の露出計機能を具備したトランスミッタ装置を示す外観斜視図。
【図2】上記図1のトランスミッタ装置のブロック構成図。
【図3】上記図1のトランスミッタ装置を利用して撮像を行なう電子的撮像装置の構成を示すブロック構成図。
【図4】上記図1のトランスミッタ装置によって複数の計測点において計測が行なわれる際の動作を示すフローチャート。
【図5】上記図1のトランスミッタ装置によって複数の計測点において計測が行なわれる際の動作の別の例を示すフローチャート。
【図6】上記図1のトランスミッタ装置により計測された情報等が、電子的撮像装置側のデータ判別手段により、RCであると判別された場合の動作を示すフローチャート。
【図7】上記図1のトランスミッタ装置により計測された情報等が、電子的撮像装置側のデータ判別手段により、TTLであると判別された場合の動作を示すフローチャート。
【図8】上記図1のトランスミッタ装置により計測された情報等が、電子的撮像装置側のデータ判別手段により、MIXであると判別された場合の動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例のトランスミッタ装置および電子的撮像装置についての概念を示す図。
【図10】本発明の第3実施例のトランスミッタ装置の外観を示す斜視図。
【図11】上記図10のトランスミッタ装置の構成を示すブロック構成図。
【図12】上記図10のトランスミッタ装置を利用して撮像を行なう電子的撮像装置の構成を示すブロック構成図。
【図13】上記図10のトランスミッタ装置を利用して撮像を行なう電子的撮像装置において、その変形例を示す電子的撮像装置の構成を示すブロック構成図。
【図14】従来の入射光式の測光方式の計測手段である単体露出計による計測手順を説明する図
【図15】従来の反射光式の測光方式の計測手段であるカメラ内蔵型露出計による計測手順を説明する図。
【符号の説明】
1、60……トランスミッタ装置(計測手段、情報供給手段、リモートコントロール手段)
2,51……計測部(計測用受光部)
3,52……表示部
4,58……切替ボタン
5,53……キャンセルボタン
6……レリーズボタン
7,59……カーソルボタン
8,57……確定ボタン(保持動作指示操作部)
9,54……電源スイッチ
10……送信部(情報供給手段)
12,33……マイコン(CPU;演算手段)
13,62……メモリ(情報格納手段)
26……露出制御回路(撮影条件設定手段)
28……測光回路(カメラ内蔵露出計;測光手段)
34……データ判別手段
36……メモリーカードインターフェース
37……リモコン受信回路(情報受取手段)
50……カメラ(電子的撮像装置)
55……コネクタ部(トランスミッタ装置側)
56……計測ボタン
69……インターフェース回路(情報受取手段)
Claims (11)
- 対応する電子的撮像装置とは別体に構成された筐体部と、
上記電子的撮像装置による撮影条件に係る情報を計測する計測手段と、
自己の上記筐体部および上記電子的撮像装置のいずれにも収容または接続するために適合する記録媒体を着脱自在なコネクタ手段と、
上記計測手段により計測された撮影条件に係る情報を、上記記録媒体に格納する情報格納手段と、
を具備することを特徴とするトランスミッタ装置。 - 撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、自己の筐体部に着脱自在な記録媒体に上記撮影条件に係る情報を格納する情報格納手段とを有してなる別体のトランスミッタ装置に対応する電子的撮像装置であって、
上記記録媒体を着脱自在としたコネクタ手段と、
上記コネクタ手段に装着された上記記録媒体から上記撮影条件に係る情報を受け取るための情報受取手段と、
少なくとも上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報に基づいて該当する撮影条件を設定することを可能にするための撮影条件設定手段と、
を具備することを特徴とする電子的撮像装置。 - 対応する電子的撮像装置とは別体に構成された筐体部と、上記電子的撮像装置による撮影条件に係る情報を計測する計測手段と、自己の上記筐体部および上記電子的撮像装置のいずれにも収容または接続するために適合する記録媒体を着脱自在な第1のコネクタ手段と、上記計測手段により計測された撮影条件に係る情報を、上記記録媒体に格納する情報格納手段とを具備したトランスミッタ装置と、
上記記録媒体を着脱自在とした第2のコネクタ手段と、該第2のコネクタ手段に装着された上記記録媒体から上記撮影条件に係る情報を受け取るための情報受取手段と、少なくとも上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報に基づいて該当する撮影条件を設定することを可能にするための撮影条件設定手段とを具備した撮像装置と、
を具備したことを特徴とする電子的撮像装置。 - 少なくとも上記計測手段による計測と上記情報格納手段による格納を指示する操作部と、上記計測手段により計測された上記撮影条件に係る情報を表示する表示部を、さらに具備したことを特徴とする請求項1または3に記載のトランスミッタ装置。
- 上記計測手段は、測光手段を含んでいることを特徴とする請求項1、3または4に記載のトランスミッタ装置。
- 上記計測手段は、測色手段を含んでいることを特徴とする請求項1、3または4に記載のトランスミッタ装置。
- 上記計測手段は、測距手段を含んでいることを特徴とする請求項1、3または4に記載のトランスミッタ装置。
- 撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、
上記計測手段による撮影条件に係る情報である第1の情報と、
上記記録媒体から上記情報受取手段によって受け取られた撮影条件に係る情報である第2の情報と、
上記第1の情報または第2の情報のいずれか一方の情報を優先的に用いて自己の該当する撮影条件を設定する優先手段と、
を具備することを特徴とする請求項2または3に記載の電子的撮像装置。 - 上記優先手段は、上記第2の情報に優先的に依拠して自己の該当する撮影条件を設定するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の電子的撮像装置。
- 撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、
上記計測手段による撮影条件に係る情報である第1の情報と、
上記記録媒体を上記コネクタ手段に装着することにより上記情報受取手段によって受け取られた、上記トランスミッタ装置にて計測された撮影条件に係る情報である第2の情報と、
上記第1の情報と第2の情報の双方の情報に基づく情報に依拠して自己の該当する撮影条件を設定する演算手段と、
を具備することを特徴とする請求項2または3に記載の電子的撮像装置。 - 撮影条件に係る情報を計測するための計測手段と、
上記計測手段によって計測された撮影条件に係る情報である第1の情報と、
上記記録媒体を上記コネクタ手段に装着することにより上記情報受取手段によって受け取られた、上記トランスミッタ装置にて計測された撮影条件に係る情報である第2の情報と、
上記第1の情報または第2の情報のいずれか一方の情報を優先的に用いて自己の該当する撮影条件を設定する第1のモードと、
上記第1の情報と第2の情報との双方の情報に基づく情報に依拠して該当する撮影条件を設定する第2のモードと、
上記第1のモードと第2のモードの少なくとも2つのモードのうちのいずれか一方のモードを切換選択可能なモード選択手段と、
を具備することを特徴とする請求項2または3に記載の電子的撮像装置。
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JP25396294A JP3709217B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | トランスミッタ装置および電子的撮像装置 |
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JP (1) | JP3709217B2 (ja) |
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- 1994-10-19 JP JP25396294A patent/JP3709217B2/ja not_active Expired - Fee Related
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