JP3708442B2 - 沈砂池の集砂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、下水処理設備の沈砂池に沈澱した土砂を沈砂池の底部に設けた集砂ピット
に集めるための集砂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
沈砂池は、終末処理場等の下水処理設備に設置され,下水中の土砂を沈澱除去するものであるので、沈砂池の使用に伴い,その底には土砂が堆積する。
【0003】
そのため、沈砂池においては、適宜の時期にその沈砂池の底に堆積した土砂を外部に排出することが必要となり、沈砂池内に堆積した土砂は集砂ピットに集めて各種の揚砂装置により沈砂池外に排出されるようになっている。
【0004】
ところで、堆積した土砂を集砂ピットに集めるための,従来の集砂装置には、例えば底部に集砂ピットを備えた沈砂池であって、該沈砂池の底部に複数の給水ノズルを設置して、各給水ノズルから供給される水で前記沈砂池に堆積した土砂を前記集砂ピットに集める沈砂池の集砂装置があり、この集砂装置では、沈砂池内で下水中に位置したノズルから水を噴射させて下水中で土砂を移動させるものであり、比較的簡単な装置構成によって沈砂池の底部に広く沈澱した土砂を集砂ピットに集めることができる。
【0005】
しかし、かかる従来の集砂装置においては、下水の貯溜された沈砂池の底部に堆積された土砂を水圧に打ち勝って移動させることが必要であるので、ノズルからの水の吐出圧が高圧になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種の集砂装置において、前記ノズルから水を高圧で噴射させると、沈砂池の底部に堆積した土砂の一部が噴射水によって下水中に舞い上がって浮遊し、その後に底部に再度沈澱して堆積することとなるので、効率的に集砂することができない。
【0007】
また、多数設置された各ノズルから同時に高圧の水を噴射するので、各ノズルからの噴射水同士が互いに衝突し、その後の噴射水の方向性が集砂に好ましい向きと異なってしまうので、その水によって集砂ピットに向けて移送しようとする土砂も必ずしも集砂ピットに移送されず、この意味からも集砂が良好に行なわれるものとはなっていない。
【0008】
この発明は、このような事情に基づいてなされたもので、水を用いて沈砂池に堆積した土砂を集砂ピットに集めるものでありながら、集砂の効率を高めることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、底部に集砂ピットを備えた沈砂池であって、該沈砂池の底部には、前記集砂ピットに向けて周囲の底部の深さが深くなる傾斜を設け、前記沈砂池の底部に設置された複数の給水ノズルに水を供給する第1のポンプと前記集砂ピット内から水をくみ出す第2のポンプとを備えて、前記沈砂池の底部に水を吐出して前記沈砂池に堆積した土砂を前記集砂ピットに集める沈砂池の集砂装置において、前記集砂ピットは、前記沈砂池の底部の長手方向中央部に配置して形成され、前記集砂ピットから概ね沈砂池の幅方向に延在する第1のトラフと、前記集砂ピットから概ね沈砂池の長手方向に延在する第2のトラフとをともに前記集砂ピット側が低くなるように形成して、前記第1のトラフ及び前記第2のトラフにより前記底部を領域に区分し、これらの各領域となる底部表面をそれぞれ前記集砂ピット側が低くなるように傾斜させたことを特徴とする沈砂池の集砂装置である。
【0010】
この集砂装置によれば、水を用いて沈砂池に堆積した土砂を集砂ピットに集めるものでありながら、従来より集砂の効率を高めることができる。
【0020】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の沈砂池の集砂装置において、前記各領域にはその領域に堆積した土砂を水で前記トラフに移送する給水ノズルを設置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置である。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の沈砂池の集砂装置において、前記領域の底部表面上に、互いに平行に複数の小トラフを設けてあることを特徴とする沈砂池の集砂装置である。
【0022】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の沈砂池の集砂装置において、前記領域の底部表面上で、前記小トラフにより区分された各部毎にそれぞれ給水ノズルを配置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置である。
【0023】
求項5記載の発明は、請求項4記載の沈砂池の集砂装置において、前記給水ノズルを前記各部の沈砂池側壁に沿った位置に配置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置である。
【0030】
【実施例】
以下、図面に示す実施例によりこの発明を説明するが、まず図1から図8によって第1実施例を説明する。
【0031】
この実施例は、終末処理場内のポンプ場における雨水処理設備に適用したものである。
【0032】
この実施例の雨水処理設備1は、図6に示すように、第1の雨水沈砂池2と第2の雨水沈砂池3とを有するもので、これらの2つの雨水沈砂池2,3は上流側の流入渠(不図示)と後述のポンプ井4との間に並列に配置されている。
【0033】
なお、これらの雨水沈砂池2,3は同様に構成されているので、以下の沈砂池の構造説明は第1の雨水沈砂池2のみについて行なうこととする。
【0034】
すなわち、第1の雨水沈砂池2を経由する雨水処理設備1は、不図示の流入渠の下流側に不図示のゲートを介して第1の雨水沈砂池2が接続され、この第1の雨水沈砂池2の下流側が、雨水ポンプ5を備えたポンプ井4に接続されてその全体が構成されている(図2参照)。
【0035】
そして、前記不図示のゲートの下流側で、第1の雨水沈砂池2の直近となる上流側の位置には、ダム装置6が設置されている。
【0036】
このダム装置6は例えば気密性を備えたナイロン織布からなる袋体であって、その袋体を膨張・収縮させることにより数分程度で起伏動作が可能であり、このダム装置6を起立させることにより上流側からの雨水等の下水が第1の雨水沈砂池2へ侵入することを防止し、このダム装置6を倒伏させることによって雨水を第1の雨水沈砂池2に導くものである。
【0037】
このダム装置6の下流側に設置された第1の雨水沈砂池2の底部7の中央部には集砂ピット8が形成され、この集砂ピット8内には揚砂ポンプ11が設置されており、この揚砂ポンプ11はこの発明の第2のポンプに該当するものである(図1)。
【0038】
なお、この発明の第2のポンプを前記揚砂ポンプ11等の揚砂装置と別個に設置することとしても本願発明を実施することができる。
【0039】
集砂ピット8は、この第1の雨水沈砂池2内で雨水から分離して底部7の全体にわたって沈澱された土砂を集め、ここからその土砂を第1の雨水沈砂池2の外部に排出するためのものである。
【0040】
そのため、集砂ピット8が第1の雨水沈砂池2の底部7において最深部となり、底部7の全体的形状は前記集砂ピット8に向けて周囲の底部7が深くなるように傾斜して形成されており(図3および図5参照)、この底部7には堆積した土砂を前記集砂ピット8に導く複数種類のトラフが次のように形成されている。
【0041】
すなわち、この実施例の第1の雨水沈砂池2の底部7においては、雨水沈砂池2の長手方向の中央部分に底部7を幅方向に横断する第1のトラフ12が形成され、雨水沈砂池2の幅方向の中央部分には第2のトラフ13が形成されており、これらの第1および第2のトラフ12,13の交差部分に前記集砂ピット8が形成されている(図1)。
【0042】
前記第1のトラフ12において、前記集砂ピット8の両側の部分はともに集砂ピット8側が深くなるように傾斜されており(図5参照)、前記第2のトラフ13においても集砂ピット8の両側の部分が同様に集砂ピット8側が深くなるように傾斜されている(図3参照)。
【0043】
そして、第1の雨水沈砂池2の底部7は、このような第1のトラフ12と第2のトラフ13とによって4つの領域に区分されており、この底部7に形成されたこれらの各領域は、図1において前記第2のトラフ13より下方に示され,前記第1のトラフ12より上流側の領域を領域Aといい、第1のトラフ12より下流側の領域を領域Bという。
【0044】
また、同図において、第2のトラフ13より上方に示され,前記第1のトラフ12より上流側の領域を領域Cといい、第1のトラフ12より下流側の領域を領域Dということとする。
【0045】
これらの領域A,B,C,Dにおいて、底部7の表面は、概ね前記第1のトラフ12と第2のトラフ13との双方の傾斜に沿って傾斜した平面であり、したがって各領域となる底部7の表面はいずれもその最大傾斜線をおよそ前記集砂ピット8側に向けたものとなっている。
【0046】
そして、これらの各領域の底部7の表面には、それぞれ前記第1のトラフ12と平行に多数の小トラフ14が形成されており、これらの小トラフ14はいずれも前記第2のトラフ13側を低く形成して、その下流端を前記第2のトラフ13に合流させてある。これにより、小トラフ14は、周囲の底部7から集砂ピット8に向けて深くなるように傾斜されている。
【0047】
したがって、これらの小トラフ14は、いずれも第2のトラフ13を通じて集砂ピット8側の低いトラフを形成している。
【0048】
また、前記底部7の表面上は、これらの小トラフ14により均等な大きさの多数の小エリア7aに区分されている。
【0049】
これらの各小エリア7aにおいては、雨水沈砂池2の側壁2aに沿った位置にそれぞれ給水ノズル15が対応して設置されており、これらの給水ノズル15はいずれも前記第2のトラフ13側を指向して各小エリア7aの表面上に水を吐出するように配置されている。なお、各給水ノズル15から吐出される水の圧力は、例えば1kg/cm2程度の比較的低圧である。
【0050】
また、この実施例において、前記集砂ピット8に設置される揚砂ポンプ11は、土砂混じりの水を吸引することのできる,いわゆる水中サンドポンプであって、この実施例ではスクリュー渦巻式水中ポンプである。
【0051】
このような雨水沈砂池2の下流端部には、公知の雨水沈砂池と同様にろ格機16が設置され、さらにその下流側に前記ポンプ井4が設置されている(図2参照)。
【0052】
このポンプ井4は、前記のような第1の雨水沈砂池2および第2の雨水沈砂池3で土砂を分離した雨水等の下水を、雨水ポンプ5により放流渠にくみ出して排水するものである。
【0053】
そして、この実施例においては、このポンプ井4に前記雨水ポンプ5とは別に滞溜水ポンプ18が設置されている。
【0054】
この滞溜水ポンプ18はこの発明でいう第1のポンプに該当するものであり、後述するようにこの滞溜水ポンプ18による水を前記給水ノズル15に導き、沈砂池2,3内に堆積した土砂の集砂が行なわれる。なお、この滞溜水ポンプ18により各給水ノズル15から吐出される水量は、前記揚砂ポンプ11の吐出量よりも小さく設定されたものである。
【0055】
以上のような雨水処理設備1において、第1および第2の雨水沈砂池2,3での堆積した土砂を排出するための除砂装置は、図6に示すとおりである。
【0056】
前記滞溜水ポンプ18の吐出側には、第1の雨水沈砂池2に給水を行なう第1の給水系21と,第2の雨水沈砂池3に給水を行なう第2の給水系22とが並列に接続されており、前記滞溜水ポンプ18を汚水沈砂池23に接続するリリーフ回路24が設けられている。
【0057】
この第1の給水系21と第2の給水系22とは同様の回路構成であるため、以下においては第1の給水系21について説明を行い第2の給水系22についての説明は省略する。なお、図1において、第2の給水系22の該当部分には第1の給水系21の対応部分の参照番号にダッシュを付して示す。
【0058】
前記滞溜水ポンプ18からの管路が第1の給水系21に分岐された後、管路はさらに5つに分岐され、この5つの分岐管には電動弁からなる集砂弁がそれぞれ設置されている。
【0059】
第1の集砂弁25は前記領域Aの給水ノズル15群への給水を、第2の集砂弁26は前記領域Bの給水ノズル15群への給水を断続するものである。第3の集砂弁27は前記第1および第2のトラフ12,13の端部に設置された各給水ノズル15への給水を断続するもので、第4の集砂弁28は領域Dの給水ノズル15群,第5の集砂弁29は領域Cの給水ノズル15群への給水を断続するものである。
【0060】
なお、前記揚砂ポンプ11の吐出側から延びる管路31は汚水沈砂池23に導かれ、雨水沈砂池2,3から排出した土砂は汚水沈砂池23に送られるようになっている。
【0061】
このような除砂装置は、不図示のマイクロコンピュータによって制御されており、集砂動作をスタートさせると、例えば図7,図8に示す手順にしたがってその動作を行なう。
ステップ1
まず、第1および第2の雨水沈砂池2,3のそれぞれに設置されたダム装置6(図7において、ダム1号,ダム2号と記す)に不図示のコンプレッサからの圧縮空気を供給して起立状態とする。これによって、各雨水沈砂池2,3への下水等の侵入が防止される。
ステップ2
次に、滞溜水ポンプ切換弁19を開く。滞溜水ポンプ18からの水を汚水沈砂池23に移送する準備である。
ステップ3
滞溜水ポンプ18の運転を開始する。これによって、ポンプ井4内の雨水を汚水沈砂池23に移送して沈砂池2内に貯溜されている雨水量を軽減し,同時にポンプ井4内に貯溜された雨水等の下水の水面高さを調節する。
ステップ4
ポンプ井4中の雨水等の下水の水面高さが所要の高さとなると、滞溜水ポンプ18の運転を停止する。
ステップ5
ステップ4で第1の雨水沈砂池2内の雨水量が軽減され,かつポンプ井4内の雨水等の下水の水面高さの調節が完了したので、下水の汚水沈砂池23への移送が不要となり滞溜水ポンプ切換弁19を閉とする。
ステップ6
ステップ5で準備作業が完了したので、ステップ6において、後から詳しく説明する第1の雨水沈砂池2での所定の除砂動作が行なわれる(図8参照)。
ステップ7
ステップ6において第1の雨水沈砂池2の除砂動作が完了すると、これに続いて第2の雨水沈砂池3の除砂動作を行なう。なお、この第2の雨水沈砂池3の除砂動作は第1の雨水沈砂池2における除砂動作と同様であるので詳述しない。
ステップ8
ステップ7で第2の雨水沈砂池3における除砂動作が完了すると、滞溜水ポンプ切換弁19を開く。ステップ9でのポンプ井4からの下水移送の準備動作である。
ステップ9
この後、滞溜水ポンプ18の運転を開始し、ポンプ井4に残留する下水を汚水沈砂池23に移送する。
【0062】
これは、ポンプ井4中に雨水等の下水が滞溜したままとしておくと、滞溜水が腐敗して悪臭を生じるので、これを軽減するためである。
ステップ10
ポンプ井4内の雨水等が所定の少量にまで減少した後、滞溜水ポンプ18の運転を停止する。
【0063】
これにより、ポンプ井4内がドライ化され、悪臭の発生が軽減される。
ステップ11
ステップ10でポンプ井4内がドライ化された後、滞溜水ポンプ切換弁19を閉じる。
【0064】
そして、前記ステップ6において行なわれる第1の沈砂池処理の具体的内容は、図8に示すとおりである。
ステップ101
第1の沈砂池処理に入ると、まず、第1の雨水沈砂池2に設置された揚砂ポンプ11の自動運転が開始する。
【0065】
この揚砂ポンプ11は、第1の雨水沈砂池2内に滞溜する水の水面が集砂ピット8内に位置した排水状態を維持するものであって、その集砂ピット8内の水位が一定以上の場合に自動的に運転を行い,水位がそれより低くなるとその運転が自動的に停止するものである。
【0066】
この自動運転による揚砂ポンプ11の駆動が停止し、集砂ピット8中の水位が一定より低くなった後、ステップ102に進む。
ステップ102
ステップ102においては、第3の集砂弁27を開き、滞溜水ポンプ18の駆動準備を行なう。
ステップ103
ステップ103で滞溜水ポンプ18の運転を開始する。これによって、第1および第2のトラフ12,13の外側端部に配置された各給水ノズル15から比較的低圧(例えば1kg/cm2)で水が吐出され、前記第1および第2のトラフ12,13中に堆積された土砂が集砂ピット8に移送される。
【0067】
これにともなって、前記集砂ピット8の水位が上昇するので、前記揚砂ポンプ11は適宜駆動を開始し、集砂ピット8に集められた土砂は汚水沈砂池23に移送される。
【0068】
そして、前記滞溜水ポンプ18の吐出量が揚砂ポンプ11の吐出量より小さいので、揚砂ポンプ11は集砂ピット8内の水位が所定の位置に低下した時点で自動的にその停止を行なう。
【0069】
なお、揚砂ポンプ11のこのような動作は以下の各ステップにおいてもフローチャートとは独立して自動的に行なわれるものである。
ステップ104
ステップ103の後、第1の集砂弁25を開く。これによって、領域Aに堆積された土砂は、給水ノズル15群からの給水により底部7の表面から洗い流され、前記小トラフ14および第2のトラフ13を経て集砂ピット8に集められ、揚砂ポンプ11で排出される。
ステップ105
時間T1の経過後、第1の集砂弁25を閉じ、第2の集砂弁26を開く。
【0070】
この時間T1は、前記領域Aに堆積した土砂を洗い流すのに要する時間であり、例えば1分程度であるが、堆積した土砂量に応じて適宜調節することが好ましい。
ステップ106
時間T2の経過後、第2の集砂弁26を閉じ、第4の集砂弁28を開く。時間T2は領域Bに堆積した土砂を洗い流すのに必要な時間である。
ステップ107
時間T3の経過後、第4の集砂弁28を閉じ、第5の集砂弁29を開く。時間T3は領域Dに堆積した土砂を洗い流すのに必要な時間である。
ステップ108
時間T4の経過後、第5の集砂弁29を閉じる。時間T4は領域Cに堆積した土砂を洗い流すのに必要な時間である。
ステップ109
時間T5の経過後、滞溜水ポンプ18の駆動を停止させ、第3の集砂弁27を閉じる。
ステップ110
時間T6の経過後、前記揚砂ポンプ11の自動運転を解除してその駆動を停止させて第1の雨水沈砂池2の処理を終了する。
【0071】
時間T6は、底部7に付着した雨水等が集砂ピット8まで流れ落ち、第1の雨水沈砂池2を確実に排水するための時間である。
【0072】
このような動作を行なうこの実施例において、給水ノズル15からの水による土砂の集砂ピット8への移送状況を詳しく説明すると次のようである。
【0073】
第1の雨水沈砂池2を、その中に滞溜する水の水面が前記集砂ピット8内に位置した排水状態として、底部7が空気中に露出した状態とした後、例えばステップ104のように前記給水ノズル15から比較的低圧で水が吐出する。
【0074】
このとき給水ノズル15は、小トラフ14と平行に設置され、第2のトラフ13方向に向けて小エリア7aの表面に吹き付けるように水を吐出するので、小エリア7a上に堆積した土砂は、その給水ノズル15からの水により、小エリア7a上から第2のトラフ13あるいは小トラフ14に洗い落とされる。
【0075】
このとき、同一の領域に属する各給水ノズル15は前記のように同時に水を同方向に吐出し、各給水ノズル15からの水はそれぞれの各小エリア7a上を流れるが、隣接する小エリア7aとの間に小トラフ14が配置されているので、各給水ノズル15からの水や土砂が隣の小エリア7a上に移動することがなく、各給水ノズル15からの水等が隣の小エリア7aでの集砂作業を妨げることが防止される。
【0076】
小トラフ14に洗い落とされた土砂は、その小トラフ14の両側の小エリア7aに設置された給水ノズル15からの水が、その小トラフ14に両側から流れ落ち集合するので、その水によって、その小トラフ14の傾斜にしたがって第2のトラフ13に向けて移送される。
【0077】
そして、第2のトラフ13に達した土砂は、前記同一の領域に設置された各給水ノズル15からの水が各小トラフ14等から第2のトラフ13に合流するので、その多量の水によって集砂ピット8に向けて移送され、集砂ピット8において前記揚砂ポンプ11で沈砂池2外にくみ出される。
【0078】
なお、前記領域の第1のトラフ12側端部に位置する小エリア7aにおいては、その上に堆積した土砂の一部は、前記と同様に小トラフ14および第2のトラフ13を経て集砂ピット8に移送されるが、残部は小エリア7aの縁部から第1のトラフ12内に洗い落とされて集砂ピットに達する。
【0079】
このように、この実施例において、底部7上に堆積した土砂は、主に前記小トラフ14,第2のトラフ13,第1のトラフ12を経て集砂ピットに集められるものである。
【0080】
そして、この土砂を移送するための水も前記各トラフ14,13,12に集中的に合流させるものであるので、流水トラフとして比較的少量の水であってもそれによる土砂の移送能力は大きい状態に維持されている。
【0081】
以上説明した第1実施例においては、第1の雨水沈砂池2を前記の排水状態として、底部7を空気中に露出した状態とするので、従来のように底部に堆積した土砂の一部が下水中に舞い上がって浮遊し、その後に底部に再度沈澱して堆積することがない。
【0082】
また、第1の雨水沈砂池2の底部7に、小トラフ14と第2のトラフ13により、集砂ピット8に連なり,集砂ピット8側を低く形成したトラフを形成してあるので、各給水ノズル15からの水で動かされる土砂は、前記小トラフ14等に捕捉され、この小トラフ14等には各給水ノズル15からの水が集中して流れるので、土砂を確実に集砂ピット8に移送することができる。
【0083】
したがって、この第1実施例によれば、従来より集砂の効率を高めることができる。
【0084】
とくに、この実施例の除砂装置においては、前記領域Aの給水ノズル15群と領域Cの給水ノズル15群,および前記領域Bの給水ノズル15群と領域Dの給水ノズル15群とは水の吐出方向が互いに向き合った位置関係に配置され、両者の領域に堆積された土砂の流路として第2のトラフ13が共用される関係になっているが、この実施例では図8のように、各領域毎に順次給水を行なうこととして、土砂による前記第2のトラフ13のつまりを防止し、揚砂ポンプ11の負担を平準化させることにより、前記第2のトラフ13や揚砂ポンプ11の能力が比較的小さいものであっても円滑に集砂できるようになっている。
【0085】
なお、前記の第1実施例においては、前記時間T1〜T6をそれぞれ異なる最適の数値のものとすることが好ましいが、一律に一定値として制御を簡素化することとしてもよい。
【0086】
以上説明した実施例において、前記各領域を構成する底部7は、全体として概ね平面状に形成されたものであるが、これに限らず、次に示す第2実施例のように構成してもよい。
【0087】
第2実施例は、図9〜図11に示すように、底部7に段部を形成したもので、前記第1実施例と同様に第1のトラフ12と第2のトラフ13とで底部7を領域A〜領域Dの4つの領域に区分するとともに、これらの各領域を前記第2のトラフ13と平行に形成された段部でさらに細分化したものである。
【0088】
例えば、図9に示す領域Cについて具体的に説明すると、領域Cは段部C1,C2,C3の3つに区分され、これらの段部C1,C2,C3上を経由して前記第2のトラフ13に直交する方向に延在する小トラフ14が一定間隔で形成されている。
【0089】
そして、この第2実施例においては、各段部C1,C2,C3毎に給水ノズル群を配置し、これらに堆積した土砂の第2のトラフ13への移送を行なわせることとしたものである。
【0090】
なお、給水ノズル群は区別のため、以下において、段部C1に対応して水を吐出するものを給水ノズル15C1、段部C2に対応するものを給水ノズル15C2、段部C3に対応するものを給水ノズル15C3のように表示することとし、また、前記実施例と同様の点については説明を繰り返さない。
【0091】
これらの給水ノズル15C1,15C2,15C3は、図11に示すように、前記第1実施例と同様の第5の集砂弁29の下流側に3つの分岐管を設け、それらの各分岐管に設置された,前記の集砂弁と同様の電動弁からなる下段集砂弁31,中段集砂弁32,上段集砂弁33を介してそれぞれが設置されている。
【0092】
このような第2実施例においては、まず、上段集砂弁33を開いて給水ノズル15C3から水を段部C3上に吐出させ、段部C3上に堆積した土砂を小トラフ14または下側の段部C2まで洗い落とす。
【0093】
この後、前記上段集砂弁33を閉じ、代わりに中段集砂弁32を開いて給水ノズル15C2から段部C2上に水を吐出させ、土砂を前記と同様に小トラフ14または下側の段部C1上に洗い落とす。この際、先に段部C3から落とされた土砂は、段部C2上に堆積した土砂とともに、さらに下側の段部C1上に洗い落とされる。
【0094】
最下段の段部C1においても、前記中段集砂弁32の閉止に代えて開かれる下段集砂弁31を経て給水ノズル15C1から水が吐出され、これによって、前記段部C2から落下した土砂とともに、段部C1上に堆積した土砂は、同様にして第2のトラフ13に到達し、第2のトラフ13は前記第1実施例と同様にその土砂を集砂ピット8に移送する。
【0095】
なお、この第2実施例においては、その他の領域A,B,Dも前記と同様の構造によって前記と同様に土砂の移送が行なわれるものである。
【0096】
このような第2実施例においては、各給水ノズル15C1,15C2,15C3による土砂の移送距離が小さいので、土砂を確実に第2のトラフ13に移送することができ効率的に集砂することができる。
【0097】
次に図12により第3実施例を説明する。
【0098】
この第3実施例は、前記第2のトラフ13の設置を省略するとともに、前記第1のトラフ12を全体として集砂ピット8とし、さらに段部C1,C2,C3,C4,A1,A2,A3,A4を第1の雨水沈砂池2の幅方向に延びる前記集砂ピット8と平行に底部7に形成したことが前記第2実施例と異なる。
【0099】
この第3実施例においても、第1の沈砂池2の長手方向断面においては、前記図10と概ね同様であり、前記第2実施例と同様に土砂の移送が行なわれるものである。
【0100】
前記した第2実施例およびこの第3実施例においても、底部7を実質的に空気中に露出した状態とするので、従来のように底部に堆積した土砂の一部が下水中に舞い上がって浮遊し、その後に底部に再度沈澱して堆積することがない。
【0101】
また、底部7に、集砂ピット8に連なり,集砂ピット8側を低く形成したトラフを形成してあるので、土砂を確実に集砂ピット8に移送することができ、従来より集砂の効率を高めることができる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に従えば、水を用いて沈砂池に堆積した土砂を集砂ピットに集めるものでありながら、集砂の効率を高めることのできる沈砂池の集砂装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雨水沈砂池の平面図である。
【図2】第1実施例の雨水処理設備の概略断面図である。
【図3】雨水沈砂池の要部を拡大した断面図である。
【図4】図3のP−P線に沿う断面図である。
【図5】図3のQ−Q線に沿う断面図である。
【図6】第1実施例の除砂装置の全体回路説明図である。
【図7】第1実施例の除砂装置の全体動作のフローチャートである。
【図8】第1の雨水沈砂池の処理内容のフローチャートである。
【図9】第2実施例の底部を拡大した平面図である。
【図10】図9のR−R線に沿う断面図である。
【図11】第2実施例の除砂装置における回路の要部説明図である。
【図12】第3実施例の底部全体を示す平面図である。
【符号の説明】
2 第1の雨水沈砂池
7 底部
8 集砂ピット
12 第1のトラフ
13 第2のトラフ
14 小トラフ
15 給水ノズル

Claims (5)

  1. 底部に集砂ピットを備えた沈砂池であって、該沈砂池の底部には、前記集砂ピットに向けて周囲の底部の深さが深くなる傾斜を設け、前記沈砂池の底部に設置された複数の給水ノズルに水を供給する第1のポンプと前記集砂ピット内から水をくみ出す第2のポンプとを備えて、前記沈砂池の底部に水を吐出して前記沈砂池に堆積した土砂を前記集砂ピットに集める沈砂池の集砂装置において、
    前記集砂ピットは、前記沈砂池の底部の長手方向中央部に配置して形成され
    前記集砂ピットから概ね沈砂池の幅方向に延在する第1のトラフと、前記集砂ピットから概ね沈砂池の長手方向に延在する第2のトラフとをともに前記集砂ピット側が低くなるように形成して、前記第1のトラフ及び前記第2のトラフにより前記底部を領域に区分し、これらの各領域となる底部表面をそれぞれ前記集砂ピット側が低くなるように傾斜させたことを特徴とする沈砂池の集砂装置。
  2. 請求項1に記載の沈砂池の集砂装置において、前記各領域にはその領域に堆積した土砂を水で前記トラフに移送する給水ノズルを設置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置。
  3. 請求項1又は2に記載の沈砂池の集砂装置において、前記領域の底部表面上に、互いに平行に複数の小トラフを設けてあることを特徴とする沈砂池の集砂装置。
  4. 請求項3記載の沈砂池の集砂装置において、前記領域の底部表面上で、前記小トラフにより区分された各部毎にそれぞれ給水ノズルを配置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置。
  5. 請求項4記載の沈砂池の集砂装置において、前記給水ノズルを前記各部の沈砂池側壁に沿った位置に配置したことを特徴とする沈砂池の集砂装置。
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