JP3706972B2 - 電源コードに着脱自在な導通コネクター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源コードに対し着脱自在な導通コネクターの技術分野に係り、更に言えば、電源コードを利用して、LED(発光ダイオード、以下省略)等の電気光変換手段により所望の文字や図柄を形成等して発光させたり、小型モーターを作動させるために、電源コードに対しLEDや小型モーター等を接続する際に使用する導通コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
LEDは、電流を流すことで簡単に発光でき、発光波長や出力が安定して得られ、低消費電力で経済的な上、耐久性・信頼性にも優れ、あらゆる用途に広く利用されてきている。
【0003】
その利用形態としては、LEDの導線をプリント配線基板の回路に挿し込み、ハンダ付けをすることによって行うのが一般的である(例えば、実開平4−65485公報、特開平7−249851公報など参照)。
【0004】
また、図14と図15に例示したLEDの利用形態も公知に属する。すなわち、2本の導線a、aの間に所定の等間隔で並列接続される多数個のLED素子b…をハンダ付け等によって接続し、その2本の導線a、aを2枚の絶縁性のシートc、dの間に挟んで形成する帯状発光部材eである(実開平5−16400号公報参照)。なお、図14中の符号fは、スイッチと電源とタイマーとを備えた点滅ユニットであり、前記2本の導線a、aに接続されている。そして、例えば花束にリボンとして使用され、点滅ユニットfのスイッチを押すことにより、多数のLED素子5…が一斉に所定時間点滅する仕組みである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
プリント配線基板の回路へLEDを予め多数取り付けて発光させ、LEDランプやLEDディスプレイ、ドットマトリクスディスプレイとして、文字や図形を表示する従来一般の方法では、多数のLEDを1個1個ハンダ付けして取り付ける作業が大変面倒で手間がかかる。また、ハンダ付けした後の変更使用は不可である。さらに、基板自体を曲げるなど変形させる使用形態はあり得ない。
【0006】
この点、図14及び図15に例示した帯状発光部材eは、折り曲げることが可能であり、所望の形に変形できる自由度がある。しかし、そのように変形させるために、予め変形できる薄い銅ハク等の素材より成る2本の導線a、aや、絶縁性のシートc、dを別途用意しなければならずコスト高を余儀なくされ、準備が面倒である。更に、やはり多数のLED素子b…を、前記2本の導線a、aの間に、所定の等間隔で並列接続しなければならない。その際1個1個ハンダ付けする作業がやはり煩わしい。また、そのように手間をかけて製作した帯状発光部材eは汎用性に欠けるといった問題もある。
【0007】
したがって、本発明の主たる目的は、既存の電源コードを利用し、その電源コード上の所望の位置に、導通コネクターを介してLEDを必要最小限の個数で簡便かつ合理的に接続できて作業性、経済性に優れる上、完成したものは自由に曲げたりして変形でき、文字や図柄を簡単に作れると共に、当該導通コネクター及びLEDの着脱が自在ゆえに変更使用も簡便に行えて便利な導通コネクターを提供することにある。また、LEDの着脱と同じ要領で小型モーター等の電動手段の導通も可能な導通コネクターをも提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、2本の導線10、10が合成樹脂11で被覆された電源コード1に対し、所望位置で着脱自在な端子25を備えた導通コネクターであり、当該導通コネクターは、電源コード1を受容する電源コード受容部3とLED又は電球等の電気光変換手段5を支持して導通する導通蓋部2とより成り、前記電源コード受容部3と導通蓋部2とが電源コード1を挟んで着脱自在に構成すると共に、一端を尖鋭状に突出した尖鋭導通部26に形成し、他端を前記電気光変換手段の導線50を電気的に接続可能な導線接続部27として形成した端子25を、前記導通蓋部2に複数取り付け、前記端子25の各尖鋭導通部26、26により電源コード1の表面11の被覆樹脂を突き刺し、当該電源コード1内の各導線10…に接触させ、電気光変換手段5の各導線50、50を前記複数の端子25…の導線接続部27…に接続して接触させるこ とにより、電気光変換手段5が導通可能に構成した電源コードに着脱自在な導通コネクターにおいて、
a) 電源コード受容部3は、底面部30と左右の側面部31、31とより横断面が電源コード1の最大幅寸Wと略等しい内寸の凹状に形成し、電源コード1を下方から受容可能であり、且つ上端32に嵌合穴33を形成した。前記導通蓋部2は、前記電源コード1の最大幅寸Wと略等しい幅寸で所定厚さの直方体形状に形成し、且つ左右の側面部20、20に前記電源コード受容部3の嵌合穴33に嵌合自在な凸部24を形成した。また、前記端子25の導線接続部27を水平方向に突出させると共に、下面部22に尖鋭導通部26を下向きに突出したこと、
b) 前記端子25は、細長い金属製の板体を折曲してL字状に形成した。その一端の尖鋭導通部26は先端が尖ったV字状に形成して、垂直下向き且つ電源コード1と平行に配置した。他端の導線接続部27は円筒状等に形成して、導通蓋部2の側面部20、20から水平に突出する配置で導通蓋部2に取り付けたこと、
c) 一のL字状端子25の導線接続部27を、導通蓋部2の一側面部20に取り付け、他のL字状端子25の導線接続部27は、導通蓋部2の他側面部20に取り付けた。と共に、導通蓋部2の各側面部20、20にガイド孔23を形成し、当該ガイド孔23を反対側面部20の導線接続部27に連接させ、各L字状端子25の尖鋭導通部26が電源コード1の各導線10…に突き刺さる配置に取り付けた。よって、LED等の電気光変換手段5の導線50、50を、導通蓋部2の左右いずれかの側面部20の導線接続部27とガイド孔23に接続することで導通可能に構成したこと、を特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターは、前記発明において、スペーサー28の外側面の外周縁がやや膨出した係止部28aに形成すると共に、複数のL字状端子25…の導線接続部27…が所定間隔をあけて挿入可能な挿入孔29…を穿設した円盤状等の当該スペーサー28を、導通蓋部2の側面部20に設置し、このスペーサー28の係止部28aに防水パカバー6やレンズ7等の各基端部6a、7aを係止可能に構成したことを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターは、前記発明において、LED等の電気光変換手段5の代りに、小型モーター等の電動手段の導線を導線蓋部2の端子25の導線接続部27又はガイド孔23と電気的に接続して導通可能に構成したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターは、電気光変換手段の一例としてLEDを既存の電源コードの所望位置に取り付け、当該電源コードを曲げたりして変形させ、所望の文字や図柄を形成して発光させるべく、電源コードに対しLEDを電気的に接続する際に好適なものである(請求項1参照)。なお、当該電源コード1に電流を流すとLEDは発光するが、その電源は手段を問わない(図示は省略)。また、ここで電気光変換手段とは、LEDのほか電球等を含む広い意味であり、詳述を省略する豆電球についても、以下に説明のLEDと同様に実施可能である。
【0020】
以下、本発明の導通コネクターの実施形態を、LEDを使用する場合について説明する。
【0021】
この導通コネクターは、図2に示したように、基本的には、2本の導線10、10がそれぞれ合成樹脂11、11で被覆されて成る一般的な電源コード1を受容する電源コード受容部3と、当該電源コード1に対し着脱自在な端子25を備えると共にLED5を支持して導通する導通蓋部2とより成り、この導通蓋部2と電源コード受容部3の2つの部材により電源コード1を挟んで着脱自在に構成されている。
【0022】
但し、前記導通蓋部2と電源コード受容部3とが端部で一体化されたコネクターも実施可能である(図示は省略)。
【0023】
電源コード受容部3は、合成樹脂等により、電源コード1を下方から受容可能なように、底面部30と左右の側面部31、31とより横断面が電源コード1の最大幅寸Wと略等しい内寸の凹状の篭形に形成されている(図2、図8A)。両側面部31、31は、その各上端32に、後述する導通蓋部2の凸部24が嵌り合って着脱自在な嵌合穴33が形成されている。
【0024】
また、各側面部31の前記嵌合穴33を除く上方中央部は、導通蓋部2を嵌合した状態で、LED5の導線(リード線)50が取り付けられるように、U字状等の凹部36に形成されている(図1〜図3、図8B)。さらに、底面部30の上面には、後述する端子25の尖鋭導通部26の先端に対応する位置に、若干凹んだ空隙部34が形成されている(図2〜図5、図8、図9)。尖鋭導通部26の先端に、底面部30の当該空隙部34内でいわゆる遊びを生ぜしめ、電源コード1の貫通を防ぐためである。
【0025】
導通蓋部2は、合成樹脂等により、前記電源コード1の最大幅寸Wと略等しい幅寸で所定厚さの直方体形状に形成され(図5、図6参照)、且つ左右の側面部20、20に、前記電源コード受容部3の嵌合穴33に嵌合自在な凸部24が形成されている(図2、図5参照)。また、この導通蓋部2の四隅は、前述の電源コード受容部3を外側から拘束して嵌合する突起状の拘束部21に各々形成されている(図1、図5)。
【0026】
この導通蓋部2に、端子25が取り付けられている。端子25は、導通可能な燐青銅等により、図7に示した如く、一端が尖鋭状に突出した尖鋭導通部26に形成され、他端がLED5の導線50の1本を挿し込んで電気的に接続可能な導線接続部27として形成されている。
【0027】
具体的には、この端子25の全体は、細長い金属製の板体が折曲してL字状に形成されている(図7B)。その一端の尖鋭導通部26は、先端が鋭利に尖ったV字状に形成され(図7A)、且つ図3に示したように、少なくとも電源コード1内の導線10に接触するに十分な長さと大きさに形成され、垂直下向き且つ電源コード1と平行に配置される(図2〜図5)。
【0028】
他端の導線接続部27は、LED5の導線50の挿し込んで行う電気的な接続をガイドする所定長さの円筒状に形成されている(図7B、C、図2)。但し、この導線接続部27の端部形状は、このような円筒状に限定される訳ではなく、接続して使用する電気光変換手段(LEDや電球)や電動手段(小型モーター)等の導線の仕様により、平面状や圧着・コネクタ式等いかようにも対応可能である。
【0029】
よって、端子25は、円筒状の導線接続部27が導通蓋部2の側面部20、20から水平に突出する配置で(図6A、C)、尖鋭導通部26が下面部22に、下向きに突出して導通蓋部2に取り付けられている(図6C、B、図4)。
【0030】
また、本実施形態では、前記構成の端子25が、導通蓋部2の左右の側面部20、20にそれぞれ取り付けられている。すなわち、図6Aに示したように、一の端子25の導線接続部27が、導通蓋部2の一側面部20に取り付けられ、他のL字状端子25の導線接続部27が、導通蓋部2の他側面部20に取り付けられている。この場合、図5に示したように、導通蓋部2の各側面部20、20には、LED5の導線50の残る1本を挿し込んで接続可能なガイド孔23が形成されている。このガイド孔23は、導線接続部27と平行配置に導通蓋部2の内部に形成されており、当該ガイド孔23が反対側面部20の導線接続部27に連接されている。そして、各端子25、25の尖鋭導通部26、26が電源コード1の各導線10、10にそれぞれ突き刺さるように配置されている。
【0031】
したがって、以下の手順で、本導通コネクターを使用して合理的にLED5を発光させることができる。
【0032】
図2に示したような一般的な2本の導線10、10より成る電源コード1にLED5を取り付けようとする所望の位置において、本コネクターの電源コード受容部3を、電源コード1の下方から嵌め込む。この段階では、まだ電源コード受容部3を動かすことができるので、電源コード1におけるLED5の正確な取り付け位置に、電源コード受容部3を移動する調整が可能である。
【0033】
電源コード受容部3の位置が確定したら、その上方位置における電源コード1の上面に合成ゴム製等の防水パッキン4を載置して介在する形態が好ましい。そして、この防水パッキン4を覆うように、電源コード1を挟む形で導通蓋部2を上方から手で押圧する。
【0034】
そうすると、図3に示したように、導通蓋部2の端子25の尖鋭導通部26が、まず前記防水パッキン4の上面を突き破り、つづいて当該尖鋭導通部26が電源コード1の合成樹脂の表面11を突き刺し、内部に存する複数本の導線10…に接触する。同時に、導通蓋部2の各凸部24が電源コード受容部3の嵌合穴33に嵌合して、導通蓋部2と電源コード受容部3とが固定される(図1)。この状態で、端子25の尖鋭導通部26は、電源コード1の導線10…に確実に接触されている(図3、図4)。その際、尖鋭導通部26の先端は、電源コード受容部3の空隙部34内へ臨むように配置され、電源コード1の合成樹脂表面11の下底部を突き刺す不意な貫通が防止される。
【0035】
上記と同じ要領で、必要最小限のLED5…を、本コネクターを介して電源コード1に取り付ける。
【0036】
そして、各コネクターに対し、LED5の各導線50、50を、導通蓋部2の左右いずれかの側面部20の導線接続部27とガイド孔23に挿し込んで電気的に接続する(図1、図2)。全てのLED5…の取り付け作業が完了したら、電源コード1を折り曲げる等して所望の文字や図柄になるように変形する。そして、電流を流すと、端子25に導通されたLED5…が一斉に発光し、所望の文字や図柄が当該LED5…によって輝き表示される。
【0037】
端子25の尖鋭導通部26と電源コード1との間には、前記の通り防水パッキン4が介在されているので、漏電のおそれがない。また、導線50、50が挿し込まれなかった他端の導線接続部27は、かしめる等して端部処理することが好ましい(図4、図6C参照)。
【0038】
なお、導通蓋部2を上方に引っ張ることで、導通蓋部2の凸部24が電源コード受容部3の嵌合穴33から容易に離脱するので、当該導通蓋部2及びLED5を電源コード受容部3から取り外して、LED5の取り付け位置を変える変更使用も簡単に行うことができる。
【0039】
【異なる実施形態】
図9〜図13は、2つの端子25、25の各導線接続部27、27が、導通蓋部2の一方(片側)の側面部20にのみ取り付けて実施する異なる形態を示している。すなわち、上述した実施形態は、2つの端子25、25(各導線接続部27、27)は、導通蓋部2の左右両側の側面部20、20に対しそれぞれ取り付けて実施する形態である点で両実施形態は異なるが、それ以外の構成は基本的に同じである。
【0040】
本実施形態は、2つのL字状端子25、25の各導線接続部27、27が、導通蓋部2の片側の一側面部20(図12Aにおける下方の側面部20)に、平行配置で取り付けられている。そして、各端子25、25の尖鋭導通部26、26が、図10に点線で示した如く、電源コード1を構成する各導線10、10にそれぞれ突き刺さるように導通蓋部2の内部に配置されている。
【0041】
また、本実施形態の導通コネクターにおいては、スペーサー28を使用する形態が好ましい。スペーサー28は、外側面の外周縁がやや膨出して若干大きい係止部28aに形成されていると共に、2つのL字状端子25、25の導線接続部27、27が容易には接触しない間隔をあけて挿入される挿入孔29、29が、軸方向に穿設された円盤状に形成されている(図11B、図9)。但し、形状は円盤状に限定されない。
【0042】
すなわち、図10、図11に例示したように、導通蓋部2の一側面部20のみに突き出た導線接続部27、27を利用して、まずLED5を取り付け端子25、25と電気的に接続する。そして、LED5に防水カバー6や凹レンズ7(又は凸レンズ)を被せようとする場合、スペーサー28の係止部28aに、防水カバー6の基端部6aやレンズ7の基端部7aを係止させることにより、簡単に取り付けることができるのである。
【0043】
なお、上述した電気光変換手段(LED)ではなく、電動手段を本導通コネクターに取り付けて使用することもできる(図示は省略)。ここで、電動手段とは、原動機、特には電動機の範疇に少なくとも属するものをいう。
【0044】
例えば小型モーターの導線2本を、上述したLED5の導線50、50のように、それぞれ導通蓋体2の導線接続部27やガイド穴23を利用して電気的に接続する(図5参照)。または、小型モーターの2本の導線を、平行配置の導線接続部27、27にそれぞれ接続する(図12A参照)。いずれにしても、そのように導線を接続するだけで導通可能となり、電源から電流を供給することによって、小型モーターの駆動軸を回転させることができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターによれば、端子が尖鋭導通部とLED等の電気光変換手段の導線接続部として形成され、前記尖鋭導通部により電源コードの表面を突き刺し内部の導線に接触させ、導線接続部に電気光変換手段の導線を接続することにより、電気光変換手段が導通可能に構成されているので、従来のようにLEDの導線を1つずつハンダ付けする面倒な作業は一切不要で、既存の電源コードを利用でき、その電源コード上の所望の位置に、当該コネクターを介してLED等の電気光変換手段を必要最小限の個数で簡便かつ合理的に設置できる作業性、経済性に優れる。しかも、この電気光変換手段を利用した完成品は、曲げたりねじったりして自由自在に変形でき、文字や図柄を簡単に作れる融通性がある。さらに、当該導通コネクター、なかんずく電気光変換手段の着脱が自在ゆえに、変更使用を簡便に行える利便性にも優れている。
【0046】
また、この導通コネクターによれば、前記電気光変換手段として、LEDや電球など各種の発光体、発光器具・装置を利用でき便利である。
【0047】
特に、本導通コネクターによれば、電源コードを挟んだ形で、電源コード受容部と導通蓋部とが、嵌合穴と凸部との嵌合によって確実に位置決め固定された状態で下向きに突出した尖鋭導通部により、電源コードにおける所望位置でLED(導線)の固定及び導通が確実に達成される。
【0048】
また、端子の尖ったV字状の尖鋭導通部が垂直下向き且つ電源コードと平行に配置され、円筒状等の導線接続部が導通蓋部側面部から水平に突出されているから、この導線接続部を利用してLEDの導線を簡便に接続できる上、V字状に尖った尖鋭導通部が電源コードの表面を簡単に突き刺し内部の導線に接触し、LEDの導通状態を簡単且つ確実に得られ至極便利である。
【0051】
さらに、LEDの導線を導通蓋部の左右いずれか一方の側面部の導線接続部とガイド孔に挿し込んで導通できるので、LEDの取り付け位置の自由度があり使い勝手がよい。
【0053】
請求項2記載の発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターによれば、円盤状等のスペーサーを利用して、防水カバーやレンズの着脱を簡単に行える利便性にも優れている。
【0054】
請求項3記載の発明の電源コードに着脱自在な導通コネクターによれば、LED等の電気光変換手段の代りに、小型モーター等の電動手段の導線を導線蓋部の端子の導線接続部やガイド孔を利用して接続・導通させ、機械的な動力が得られ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 導通コネクターを利用してLEDを電源コードに取り付けた状態を示した一部省略の斜視図である。
【図2】 導通コネクターを利用してLEDを電源コードに取り付ける要領を示した一部省略の斜視図である。
【図3】 尖鋭導通部が電源コードを突き刺した状態を一部破断して示した側面図である。
【図4】 尖鋭導通部が電源コードを突き刺した状態を一部省略して示した横断面図である。
【図5】 導通コネクターを電源コードへ取り付けた状態を示した一部省略の平面図である。
【図6】 A、B、Cは、導通蓋部を示した平面図、側面図、背面図である。
【図7】 A、B、Cは、端子を示した正面図、側面図、平面図である。
【図8】 A、B、Cは、電源コード受容部を示した正面図、側面図、平面図である。
【図9】 異なる導通コネクターを電源コードに取り付けた状態を示した一部省略の側面図である。
【図10】 異なる導通コネクターにLED及び防水カバーを取り付けた状態を一部切欠して示した平面図である。
【図11】 異なる導通コネクターにLED及びレンズを取り付けた状態を一部切欠して示した平面図である。
【図12】 A、B、Cは、異なる導通コネクターの導通蓋部を示した平面図、側面図、横断面図である。
【図13】 異なる導通コネクターの組み立て状態を示した説明図である。
【図14】 従来例を示した斜視図である。
【図15】 図14の分解図である。
【符号の説明】
1 電源コード
10 導線
11 表面
2 導通蓋部
20 側面部
21 拘束部
22 下面部
23 ガイド孔
24 凸部
25 端子
26 尖鋭導通部
27 導線接続部
28 スペーサー
28a 係止部
29 挿入孔
3 電源コード受容部
30 底面部
31 側面部
32 上端
33 嵌合穴
34 空隙部
36 凹部
4 防水パッキン
5 電気光変換手段(LED)
50 導線
6 防水カバー
6a 基端部
7 レンズ
7a 基端部
Claims (3)
- 2本の導線が合成樹脂で被覆された電源コードに対し、所望位置で着脱自在な端子を備えた導通コネクターであり、当該コネクターは、電源コードを受容する電源コード受容部とLED又は電球等の電気光変換手段を支持して導通する導通蓋部とより成り、前記電源コード受容部と導通蓋部とが電源コードを挟んで着脱自在に構成されていると共に、一端が尖鋭状に突出した尖鋭導通部に形成され、他端が前記電気光変換手段の導線を電気的に接続可能な導線接続部として形成された端子が、前記導通蓋部に複数取り付けられ、前記端子の各尖鋭導通部が電源コード表面の被覆樹脂を突き刺し、当該電源コード内の各導線に接触し、電気光変換手段の各導線が前記複数の端子の導線接続部に接続されて接触することにより、電気光変換手段が導通可能に構成されている電源コードに着脱自在な導通コネクターにおいて、
a) 前記電源コード受容部は、底面部と左右の側面部とより横断面が電源コードの最大幅寸と略等しい内寸の凹状に形成され、電源コードを下方から受容可能であり、且つ上端に嵌合穴が形成されていること、導通蓋部は、前記電源コードの最大幅寸と略等しい幅寸で所定厚さの直方体形状に形成され、且つ左右の側面部に前記電源コード受容部の嵌合穴に嵌合自在な凸部が形成され、端子の導線接続部が水平方向に突出されていると共に、下面部に尖鋭導通部が下向きに突出されていること、
b) 前記端子は、細長い金属製の板体が折曲してL字状に形成されて成り、その一端の尖鋭導通部は先端が尖ったV字状に形成されて、垂直下向き且つ電源コードと平行に配置され、他端の導線接続部は導通蓋部の側面部から水平に突出する配置で導通蓋部に取り付けられていること、
c) 一のL字状端子の導線接続部が、導通蓋部の一側面部に取り付けられ、他のL字状端子の導線接続部が、導通蓋部の他側面部に取り付けられていると共に、導通蓋部の各側面部にガイド孔が形成され、当該ガイド孔が反対側面部の導線接続部に連接され、各L字状端子の尖鋭導通部が電源コードの各導線に突き刺さる配置に取り付けられており、電気光変換手段の導線が導通蓋部の左右いずれかの側面部の導線接続部とガイド孔に接続されて導通可能に構成されていること、
を特徴とする、電源コードに着脱自在な導通コネクター。 - スペーサーの外側面の外周縁がやや膨出した係止部に形成されていると共に、複数のL字状端子の導線接続部が所定間隔をあけて挿入可能な挿入孔が穿設された当該スペーサーが、導通蓋部の側面部に設置されており、このスペーサーの係止部に、防水カバー又はレンズ等の基端部が係止可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した電源コードに着脱自在な導通コネクター。
- 電気光変換手段の代りに、小型モーター等の電動手段の導線が導線蓋部の端子の導線接続部又はガイド孔に電気的に接続されて導通可能に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した電源コードに着脱自在な導通コネクター。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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