JP3182797U - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】什器内において発光素子が等間隔で配置されたテープ状発光体同士を容易に連結できる電気コネクタを提供する。
【解決手段】一対のコンタクト3が電極612,613と接触した状態で可撓性基板の端部611をハウジング2の一対の受容部21に収容する。ハウジング2に開閉自在に取り付けられた一対のカバー4が受容部21を覆うように閉じた状態でハウジング2に係止されると、カバー4の内側に突設された保持金具5が端部611を押圧して受容部21内に保持する。
【選択図】図4

Description

本考案は、可撓性基板上に複数の発光素子が略等間隔で配置されたテープ状発光体同士を連結する電気コネクタに関する。より詳しくは、可撓性基板の端部に設けられた一対の電極同士を電気的に接続させる電気コネクタに関する。
百貨店、スーパー、専門店等においては商品の展示販売用の陳列棚、陳列ケース等の什器が広く使用されている。特許文献1には、このような什器の照明装置として、省スペースおよび省電力の観点から、可撓性基板上に複数の発光ダイオード(LED)を略等間隔に配置したテープ状発光体が提案されている。
このテープ状発光体は、図10に示すように、明るさのバラツキがなく且つ美観を損ねることがないよう、什器内の縁や角部に沿って配置されることが多い。また、特許文献2には、テープ状発光体の両端にコネクタを設けて2つのテープ状発光体同士を連結する技術が提案されている。
特開2007−150271号公報 特開2007−103886号公報
しかしながら、複数のテープ状発光体の配設作業は、什器内においてテープ状発光体を什器の縁や角部に沿わせて固定しつつ、順次連結するものである。したがって、作業者は、一旦連結したテープ状発光体の意図しない解除が発生しないように注意しながら、狭い什器内で連結作業を行わなければならず、作業者への負担が増加する虞がある。このように、什器内でのテープ状発光体の連結作業には困難が予想されるが、特許文献2は、2つのテープ状発光体同士を連結する電気コネクタの具体的な構造を開示するものではない。
本考案は、上記事情に鑑み、什器内において2つのテープ状発光体同士を連結して配設する際、作業者の取り付け作業の負担を軽減できる2つのテープ状発光体を連結する電気コネクタを提案することである。
上記課題を解決するために、本考案の電気コネクタは、長尺の可撓性基板上に複数の発光素子が略等間隔で配置され、複数の発光素子への給電用に可撓性基板の端部に一対の電極が設けられたテープ状発光体を長さ方向に連結するため、2つのテープ状発光体の電極同士を電気的に接続させる電気コネクタであって、2つのテープ状発光体の端部が収容される一対の受容部が両端に形成されたハウジングと、ハウジングの受容部の間に保持され、両端の受容部内に延びて受容部に収容された電極のそれぞれと接触する一対のコンタクトと、閉じたときに受容部を覆うようにヒンジによりハウジングに開閉自在に設けられ、且つ閉じた状態を維持するように係止部によりハウジングに係止される一対のカバーと、カバーの内側に突設され、カバーが閉じたときに端部を押圧して受容部内に保持する保持金具とを備えたことを特徴とする。
ここで、本考案の電気コネクタにおける「略等間隔」とは、間隔が厳密に等しいことに限定されず、発光素子の間隔が等しいと視認できる程度であればよく、各発光素子の形状寸法のバラツキや各発光素子を配置する際の製造上のバラツキを含めてもよいことを意味する。また、「可撓性基板の端部」とは、可撓性基板の端の近傍領域を意味し、具体的に可撓性基板の端より4〜8mm程度の範囲の領域を意味する。また、上記「一対の電極」とは、発光素子への給電に用いる+側および−側で構成される2つの電極を意味する。また、上記「一対の受容部」とは、2つのテープ状発光体の端部をそれぞれ別々に収容する2つの受容部を意味する。
また、上記「一対のコンタクト」とは、2つのテープ状発光体の+側の電極同士および−側の電極同士をそれぞれ接続させる2本のコンタクトを意味する。また、上記「一対のカバー」とは、「一対の受容部」のそれぞれを覆うようにハウジングに開閉自在に設けられ、閉じた状態を維持するようにハウジングにそれぞれ係止できる2つのカバーを意味する。
また、本考案の電気コネクタは、受容部が、可撓性基板の底面を案内する第1のガイド面と、第1のガイド面から立設して可撓性基板の幅方向のズレを規制する第2のガイド面と、第1のガイド面に対向して可撓性基板の表面を案内する第3のガイド面とを有するものであってもよい。ここで、本考案の電気コネクタにおける「幅方向」とは、可撓性基板の面に含まれ、且つ可撓性基板の長さ方向に直交する方向を意味する。
また、本考案の電気コネクタは、受容部が、連結される2つの可撓性基板の長さ方向の端面を、受容部内に設けられた一対の当接面に当接させた状態で端部を収容するものであってもよい。ここで、本考案の電気コネクタにおける「一対の当接面」とは、2つの可撓性基板の長さ方向の端面をそれぞれ当接させる2つの面を意味する。
また、本考案の電気コネクタは、テープ状発光体が、端面と端面に最も近い発光素子との距離が前記間隔の半分よりも小さいものであり、当接面間の距離が、2つのテープ状発光体を連結したときに連結部を挟んだ発光素子同士の距離が間隔と略等しくなる大きさであってもよい。また、本考案の電気コネクタにおける「略等しい」とは、厳密に等しいことに限定されず、等しいと視認できる程度の誤差を有してもよいことを意味する。また、本考案の電気コネクタは、保持金具が、鋭角形状の先端部を有するものであってもよい。
本考案の電気コネクタによれば、ハウジングの両端に形成された一対の受容部が2つのテープ状発光体の端部を収容し、一対のコンタクトが受容部に収容された電極のそれぞれと接触し、一対のカバーが受容部を覆うように閉じた状態でハウジングに係止されると、保持金具が端部を押圧して受容部内に保持される。したがって、2つのテープ状発光体は、電極同士が接続し、且つ端部が受容部内に押圧された状態で連結されるため、取り付け作業中の意図しない解除を回避でき、作業者の負担を軽減できる。
また、本考案の電気コネクタによれば、受容部が、可撓性基板の底面を案内する第1のガイド面と、第1のガイド面から立設して可撓性基板の幅方向のズレを規制する第2のガイド面と、第1のガイド面に対向して可撓性基板の表面を案内する第3のガイド面とを有することにより、端部を受容部内に収容し易くなり、作業者の負担をより軽減できる。
また、本考案の電気コネクタによれば、受容部が、連結される2つの可撓性基板の長さ方向の端面を、受容部内の一対の当接面に当接させた状態で収容することにより、端部を受容部に対して位置決めし易くなり、作業者の負担をより軽減できる。
また、本考案の電気コネクタによれば、テープ状発光体が、端面と端面に最も近い発光素子との距離が間隔の半分よりも小さいものであり、当接面間の距離が、2つのテープ状発光体を連結したときに連結部を挟んだ発光素子同士の距離が間隔と略等しくなる大きさとすることにより、2つのテープ状発光体の連結部分においても、明るさのバラツキを低減させた状態で連結でき、作業者の負担をより軽減できる。
また、本考案の電気コネクタによれば、保持金具が、鋭角形状の先端部を有することにより、カバーを閉じたときに保持金具が押圧する圧力が高くでき、作業者の負担をより軽減できる。
テープ状発光体の斜視図 テープ状発光体の端部の斜視図 テープ状発光体の分割部の斜視図 電気コネクタの斜視図(その1) 電気コネクタの斜視図(その2) 電気コネクタの側面図 電気コネクタの連結態様を示す図 テープ状発光体への給電態様を示す図 テープ状発光体の端末態様を示す図 テープ状発光体の什器内への配設態様を示す図
本考案に係る電気コネクタの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。最初に本考案に係る電気コネクタによって電気的に連結されるテープ状発光体60について説明する。図1は、本実施形態におけるテープ状発光体60の外観斜視図である。テープ状発光体60は、長尺な可撓性基板61、この可撓性基板61上に略等間隔で配置された複数の発光素子62、可撓性基板61および発光素子62を覆う透明で可撓性を有する保護チューブ63から構成されている。
可撓性基板61は、銅、ガラスエポキシ等からなる材料で構成された可撓性を有する長尺なFPC(Flexible printed Circuits)である。そして、可撓性基板61は、複数の発光素子62が略等間隔で並ぶように配線パターンがプリント印刷されている。また、可撓性基板61は、長さ方向の寸法が1000〜3200mm程度、幅方向の寸法が8〜12mm程度、厚さ方向の寸法が0.1〜0.5mm程度である。可撓性基板61の各寸法は、配設される什器に応じて適宜変更可能であり、特に限定されるものではない。
図2は可撓性基板61の端部611の拡大斜視図である。端部611は可撓性基板61の長さ方向の端から4〜8mm程度内側の領域である。可撓性基板61には、図2に示すように、長さ方向の両方の端部611の表面に+側および−側からなる一対の電極612,613が形成されている。そして、複数の発光素子62には、不図示の外部電源より電極612,613を介して給電が施される。本実施形態における外部電源は、出力45W、電圧24V程度の直流電源である。
図3は可撓性基板61の分割部614の部分拡大斜視図である。可撓性基板61には、可撓性基板61を所望の長さに調整できるように、複数の分割部614が、長さ方向に所定間隔に設けられている。本実施形態における分割部614の間隔は125mm程度であるが、特に限定されるものではなく、100〜200mm程度の範囲であればよい。そして、作業者が、分割部614を中間位置である図3中の破線に沿って分割することにより、1つの可撓性基板61を2つの可撓性基板61にすることができる。そして、分割部614は分割により、新たな2つの可撓性基板61の2つの端部611となる。
また、分割部614の分割位置は、中間位置に限定されるものではなく、分割した端部611の端面と端面に最も近い発光素子62との距離が、発光素子62の間隔Lの半分よりも小さいものであればよい。可撓性基板61の表面および裏面は、発光素子62の配置領域、発光に必要なチップ部品、電極612,613および分割部614における電極612,613となり得る部分を除いて、絶縁性のコーティングが施されている。
発光素子62は、発熱量が少なく長寿命の観点より半導体発光素子(LED素子)で構成されている。発光素子62の形状は、長さ3mm、幅5mm、高さ1mm程度の直方体形状である。なお、発光素子62における長さ、幅、高さとは、可撓性基板61上に配置した状態での可撓性基板61の長さ方向、幅方向、厚み方向に対する寸法である。
発光素子62は、可撓性基板61上に略等間隔Lで配置され、半田付けにより配線パターンと接続している。本実施形態における発光素子62は、分割部614間に5個が配置されるように、20.8mm程度の間隔Lで配置されている。発光素子62の間隔Lは、所望の明るさや消費電力等を考慮して分割部614間の配置個数や分割部614間の寸法を決定すると、これらの寸法に基づいて適宜調整されるものである。
保護チューブ63は、その内部に可撓性基板61および発光素子62を挿通させて保護するものである。保護チューブ63は、透明な塩化ビニール(PVC)等の材料で構成されており、中空で矩形状の断面を有している。保護チューブ63は、可撓性基板61の両方の端部611がそれぞれ露出するように、長さが調整されている。
図4は、2つの端部611を収容した状態の本考案に係る電気コネクタ1の外観斜視図、図5は、本考案に係る電気コネクタ1単体の外観斜視図である。電気コネクタ1は、2つの異なるテープ状発光体60同士を電気的に連結するものである。具体的に、電気コネクタ1は、2つの異なるテープ状発光体60の端部611の一対の電極612,613同士を電気的に接続した状態で連結するものである。電気コネクタ1は、図4および図5に示すように、ハウジング2、ハウジング2に保持された一対のコンタクト3、ハウジング2に開閉自在に設けられた一対のカバー4、一対のカバー4の内側に突設された一対の保持金具5から構成されている。図4および5は、一対のカバー4を開けた状態の電気コネクタ1を図示している。
ハウジング2は、ナイロンやLCP(Liquid Crystal polymer、液晶ポリマー)等の絶縁性の樹脂で構成される。ハウジング2は、長さ15mm程度、幅12mm程度、高さ3mm程度の寸法を有する直方体形状である。ハウジング2における長さ、幅、高さとは、テープ状発光体60と連結したときの可撓性基板61の長さ方向、幅方向、厚み方向に対応する寸法である。そして、ハウジング2の両端には一対の受容部21が形成されている。受容部21はハウジング2の端面2aに開口する逆T字状のスロットである。そして、受容部21は、開口から端部611を挿入して収容するものである。
受容部21は、端部611を挿入する際、端部611の底面を案内する第1のガイド面211、第1のガイド面211から立設して端部611の幅方向のズレを規制する第2のガイド面212、第1のガイド面211と対向して端部611の表面を案内する第3のガイド面213を有している。また、受容部21は、挿入された端部611の端面を当接させる当接面214を有している。なお、本図は、一対の受容部21のうち、手前側の受容部21について詳細に図示するものであるが、奥側の受容部21も手前側の受容部21と同様の形状および構造を有している。
受容部21は、2つの異なるテープ状発光体6を連結したとき、連結部である電気コネクタ1を挟む2つの発光素子62の間隔が、テープ状発光体6上での間隔Lと略等しいと視認できる程度の奥行きを有している。受容部21における奥行き方向は、ハウジング2の長さ方向と同じ方向である。また、略等しいと視認できる程度とは、2〜4mm程度の誤差は許容する意味である。具体的に、一対の受容部21の当接面214間の寸法は3mm程度、すなわち受容部21はそれぞれ6mm程度の奥行き寸法を有する。したがって、分割部614を中間位置で分割した場合、電気コネクタ1を挟む発光素子62の間隔は23.8mm程度となり、テープ状発光体6上での間隔Lである20.8mmと略等しい長さとなる。
次に一対のコンタクト3について説明する。一対のコンタクト3は、2つの異なるテープ状発光体6の+側同士の電極612、−側同士の電極613と接触するものであり、リン青銅等の銅合金からなる導電性材料で構成されている。また、コンタクト3は、これらの銅合金の薄板をプレス装置によって打抜加工、曲げ加工により所望の形状に形成されるものである。本実施形態のコンタクト3は薄板の曲げ部分を接点とするベローズ型のコンタクトである。
コンタクト3は、ハウジング2に保持される保持部31と、保持部31から延びて電極612,613と接触する接触部32とから構成されている。保持部31は、保持部31に設けられた2つの孔にハウジング2の略中央の2つの突起2bを挿入させ、保持部31より突出した突起2bを熱圧着等の公知の方法でかしめることでハウジング2に保持されている。接触部32は、保持部31から両端の受容部21内にそれぞれ延びている。そして、受容部21に端部611が挿入されると、端部611の端面を乗り越えて電極612,613と接触する。また、接触部32は、端部611を押圧する方向に付勢された状態で電極612,613と接触する。
次に一対のカバー4について説明する。一対のカバー4は、一対の受容部21をそれぞれ覆うように、ハウジング2に開閉自在に設けられており、閉じた状態を維持するようにハウジング2と係合するものである。本実施形態におけるカバー4は、製造コスト等を考慮してハウジング2と一体の部材で構成されるものであるが、別部材であってもよい。カバー4は、受容部21を覆うカバー本体41、ハウジング2およびカバー本体41を連結してカバー4をハウジング2に開閉自在にさせるヒンジ42およびヒンジ42と対向する位置でカバー本体41と一体で設けられた係合部43から構成されている。
カバー本体41は内側に凸となる肉厚部411を有している。係合部43は略矩形の貫通孔431を有している。そして、係合部43は、カバー4を閉じたとき、ハウジング2の側面に設けられた突起2cを貫通孔431と嵌め合わせることでカバー4をハウジング2に係合させる。図6は、カバー4を閉じてハウジング2に係合させた状態の電気コネクタ1の側面図である。図6に示すように、肉厚部411は、カバー4を閉じたときに受容部21内に収容され、ハウジング2の第3のガイド面213と肉厚部411の表面411aが略面一となる厚みを有している。
図4、図5および図6を用いて保持金具5について説明する。カバー本体41の内側には、2つの保持金具5が突設されている。主に図6に示すようにカバー4を閉じてハウジング2に係合させると、受容部21に収容された端部611を押圧して受容部21内に保持する。なお、図6は、カバー4を閉じた状態の保持金具5を明確にするため、端部611は図示していない。保持金具5は、ステンレス等の金属であり、圧入やインサート成型等の公知な方法によってカバー本体41の内側に突設されている。また、保持金具5は、端部611との接触面積を小さくして押圧する圧力を高めるため、鋭角形状の先端部511を有している。可撓性基板61は、保持金具5によって押圧される部分に貫通孔を設け、先端部511と当該貫通孔を係合させてもよい。
図7は、電気コネクタ1が2つのテープ状発光体6を連結する態様を示す図である。図7の上図は、図5に示す一対の受容部21が両方の端部611をそれぞれ収容した状態から、一方のカバー4を閉じた状態を示しており、図7の下図は、図7の上図の状態から、他方のカバー4も閉じた状態を示している。電気コネクタ1は、一対のカバー4を独立して開閉できるため、作業者は、一方の端部611を連結した後、他方の端部611を連結できるため、連結作業がし易くなる。
電気コネクタ1で連結されたテープ状発光体60の一方の端部611は、発光素子62を発光させるために外部電極と接続される。図8はテープ状発光体60の給電の態様を示す図である。図8の上図はテープ状発光体60への給電に用いられる電源ケーブル7、図8の下図は、電源ケーブル7が連結されたテープ状発光体60をそれぞれ示している。電源ケーブル7は、外部電源の+側と−側に接続する2本のリード線71と、2本のリード線に圧着され、一対の電極612,613と接触する電源コンタクト72、電源コンタクト72を保持するとともに、端部611を収容する電源ハウジング73、電源ハウジング73に開閉自在に設けられ、電源ハウジング73に係合する電源カバー74、電源カバー74の内側に突設され、電源カバー74を閉じたときに収容された端部611を押圧して保持する電源保持金具75を備えている。
リード線71は、+側であるか−側であるかを判別し易くするため色分けされていることが望ましい。リード線71の長さは特に限定されるものではないが、本実施形態においては200mm程度の長さを有している。電源コンタクト72における電源ハウジング73への保持態様および電極612,613への接続態様、電源ハウジング3における端部611の収容態様、電源カバー3の電源ハウジング73への係合態様、電源保持金具75の端部611の端部611の保持態様は、コンタクト3、ハウジング2、カバー4、保持金具5と形状および構造において略同様であり、その詳細な説明は省略する。
このように、複数のテープ状発光体60が電気コネクタ1によって連結され、連結されたテープ状発光体60の一方の端部611に電源ケーブル7が接続される。本実施形態においては、外部電源の出力およびテープ状発光体60の消費電極を考慮し、複数のテープ状発光体60の総長さが4500mm以下とすることが望ましい。また、図9は、連結されたテープ状発光体60において、電源ケーブル7が接続された端部611と反対側の端部611の端末処理の態様を示す図である。図9に示すように、電源ケーブル7が接続されていない端部611に電気コネクタ1を接続することにより、電源ケーブル7が接続されていない端部611の電極612,613が露出することを回避でき、安全に作業をすることができる。
以上に述べた通り、本実施形態によれば、受容部21に端部611を収容すると、コンタクト3が受容部21内の電極612,613にそれぞれ接触し、カバー4を閉じてハウジング2に係止させると、保持金具5が端部611を押圧して保持するため、端部611が受容部21内に確実に保持されて取り付け作業中の意図しない解除が回避され、作業者の負担を軽減できる。
また、本実施形態によれば、可撓性基板61の端部611を受容部21に収容する際、第1のガイド面211によって底面を案内され、第2のガイド面212によって幅方向のズレが規制され、第3のガイド面によって表面を案内されるため、端部が収容し易くなり、作業者の負担をより軽減できる。
また、本実施形態によれば、当接面214に端部611を当接させた状態で端部611を収容できるため、受容部21に対する位置決めがし易くなり、作業者の負担をより軽減できる。また、本実施形態によれば、電気コネクタ1を挟んだ発光素子62同士の間隔が、可撓性基板61状の発光素子62の間隔と略等しい長さになるため、明るさのバラツキを低減させた状態で連結でき、作業者の負担をより軽減できる。また、本実施形態によれば、鋭角な先端部を有する保持金具5が高い圧力で端部611を押圧でき、作業者の負担をより軽減できる。
L 間隔
1 電気コネクタ
2 ハウジング
3 コンタクト
4 カバー
5 保持金具
21 受容部
41 係止部
51 先端部
60 テープ状発光体
61 可撓性基板
62 発光素子
211 第1のガイド面
212 第2のガイド面
213 第3のガイド面
214 当接面
611 端部
612,613 電極

Claims (5)

  1. 長尺の可撓性基板上に複数の発光素子が略等間隔で配置され、該複数の発光素子への給電用に前記可撓性基板の端部に一対の電極が設けられたテープ状発光体を長さ方向に連結するため、2つの該テープ状発光体の前記電極同士を電気的に接続させる電気コネクタであって、
    前記2つのテープ状発光体の端部が収容される一対の受容部が両端に形成されたハウジングと、
    該ハウジングの前記受容部の間に保持され、前記両端の受容部内に延びて該受容部に収容された前記電極のそれぞれと接触する一対のコンタクトと、
    閉じたときに前記受容部を覆うようにヒンジにより前記ハウジングに開閉自在に設けられ、且つ閉じた状態を維持するように係止部により前記ハウジングに係止される一対のカバーと、
    該カバーの内側に突設され、該カバーが閉じたときに前記端部を押圧して前記受容部内に保持する保持金具とを備えたことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記受容部が、前記可撓性基板の底面を案内する第1のガイド面と、該第1のガイド面から立設して該可撓性基板の幅方向のズレを規制する第2のガイド面と、前記第1のガイド面に対向して前記可撓性基板の表面を案内する第3のガイド面とを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記受容部が、連結される前記2つの可撓性基板の前記長さ方向の端面を、該受容部内に設けられた一対の当接面に当接させた状態で前記端部を収容するものであることを請求項1または2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記テープ状発光体が、前記端面と該端面に最も近い発光素子との距離が前記間隔の半分よりも小さいものであり、
    前記当接面間の距離が、前記2つのテープ状発光体を連結したときに該連結部を挟んだ発光素子同士の距離が前記間隔と略等しくなる大きさであることを特徴とする請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記保持金具が、鋭角形状の先端部を有するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
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KR20220005202A (ko) * 2020-07-06 2022-01-13 계명대학교 산학협력단 플랫케이블 연결용 컨넥터 및 이를 이용한 플랫케이블 연결방법
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