JP3705176B2 - 給紙カセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を支持するボトムプレートに積載される用紙の状態に応じて付勢力を適宜切替可能とした給紙カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真複写機やファクシミリ装置等のような画像形成装置において、任意のサイズの用紙を収容することのできる給紙カセットを給紙部に配置している。前記給紙カセットには多数枚の用紙を重ねて収容しておき、給紙部に設ける給紙装置の給紙ローラと、分離爪のような用紙さばき手段を用いて用紙を1枚ずつ分離しながら、画像記録部に向けて送るようにしている。前記給紙カセットの用紙収容部には、用紙送り出し方向の後端部と側面とを規制するために、サイドガイドやエンドガイド等の規制部材を設けており、前記用紙収容装置に用紙をセットした後で、前記規制部材を用紙サイズに対応させて固定することにより、エンドガイドやサイドガイドに対して用紙がずれないように規制している。
【0003】
前記給紙カセットにおいては、用紙積載するボトムプレートを、カセット筐体の側板に設けた支点を中心にして揺動可能に支持し、前記ボトムプレートの用紙送り出し側先端部に、カセット底板との間にスプリングを配置している。前記給紙カセットに対して、ボトムプレートを下降させた状態に固定して、そのプレートの上に用紙を積載して先端部を分離爪に係止させ、給紙カセットを画像形成装置の給紙部に装着する。前記給紙カセットを装着する動作の最終段階で、ボトムプレートに対する係止が解除されると、スプリングの付勢力によりボトムプレートとともに用紙が上昇し、用紙の送り出し側先端部が給紙ローラに押圧される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の給紙カセットにおいては、ボトムプレートの先端部側に配置してる1つのスプリングを用いて、用紙を給紙ローラに向けて付勢する手段を構成しているために、大サイズの用紙と小サイズの用紙の場合では、ボトムプレートにかかる重量が異なるため、それに伴って用紙の給紙ローラに対する押圧力も変化する。また、ボトムプレートに載置されている用紙の量が減少するにつれて、給紙ローラに対する用紙の押圧力が次第に増大するので、給紙ローラによる搬送力が変化する。したがって、ボトムプレートを上昇させるためのスプリングの押上力が一定であることから、用紙のサイズと用紙の残量等の条件により、給紙ローラによる用紙の送り出し作用が一定せず、給紙ミス、重送等の問題が発生する原因ともなっている。
【0005】
前記給紙カセットにおける給紙の問題を解決するために、前記ボトムプレートの先端部側に配置するスプリングに加えて、第2の付勢手段を設けることが考えられている。例えば、大サイズの用紙を装着した際に、エンドガイドが給紙カセットの端部に位置した状態で、第2の付勢手段を動作させるように設けて、用紙の重量に対応する付勢力(給紙ローラに対する押圧力)を発揮できるようにするものである。しかしながら、前記大サイズの用紙に対応させて第2の付勢手段を作動させるような給紙カセットでは、小サイズの用紙を給紙カセットにセットした場合でも、例えばOHPシート等であれば、第2の付勢手段により付勢力を補助することができないという問題が残る。
【0006】
本発明は、給紙カセットに設ける第2の付勢手段を、用紙サイズに応じて自動的に動作させる手段に加えて、手動で動作状態に切り換え可能にする給紙カセットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、給紙カセット筐体内部に収納される用紙を載置するボトムプレートと、
前記ボトムプレートを押し上げる第1の弾性部材と、
前記第1の弾性部材の付勢力を補助するために第2の弾性部材を備え、
前記第2の弾性部材を板バネで構成し、前記板バネを動作位置と非動作位置とに切替えるよう、エンドガイドが移動される動作に応じて連動させる手段と、
前記エンドガイドとともにスライド部材を移動させる動作に連動させて、前記第2の弾性部材によりボトムプレートに上向きの押し上げ作用を行わせる手段とを設けた給紙カセットに関する。
請求項1の発明は、前記第2の弾性部材には、戻し用のスプリングを接続して設け、
前記エンドガイドとともに前記スライド部材を移動させ、スライド部材による前記第2の弾性部材の押し上げ作用が解除されたときに、前記戻し用スプリングにより自動的に第2の弾性部材を非動作位置に戻すことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記第2の弾性部材がエンドガイドの移動により非動作位置におかれた状態でも、カセットの所定の位置に設けた操作レバーにより操作して、前記第2の弾性部材を動作させるよう設定可能に構成したことを特徴とする。
【0010】
前述したように構成したことにより、給紙カセットに収容される用紙のサイズが同サイズであっても、用紙の堆積量、厚紙や薄紙のような種類等により、単位重量が異なるものに対して、第2の付勢部材(弾性部材)によるボトムプレートに対する押上力を適宜切り換えることができる。また、操作レバーを手動で操作することにより、ボトムプレートに付加される第2の弾性部材の押上力を切り換えることができる。そして、前記第2の弾性部材として板バネを用いることにより、コイルスプリングを使用する場合のように、切り換え時にコイルスプリングを押え込む必要がなく、付勢部材の構成を簡素化することができる。
なお、本発明の以下に説明する給紙カセットにおいて、「付勢力を切り換え可能」にするということは、ボトムプレートに対する第2の弾性部材の付勢力をオン・オフにすることのほか、用紙サイズに応じて、第2の弾性部材の付勢力を徐々に上げること、もしくは下げることを意味している。
【0011】
【発明の実施の形態】
図示する例にしたがって、本発明の給紙カセットの構成を説明する。図1、2に示す例は、給紙カセットの平面図と側面図とを示し、図3にはボトムプレートを外した状態の平面図を示しているもので、用紙収容部25に任意のサイズの用紙を収容可能な、いわゆるユニバーサルタイプの給紙カセットとして構成される。前記給紙カセット20は、画像形成装置の給紙部に装着する方向Yに対して、用紙を送り出す方向Xが直角に設定されているもので、前記筐体21の手前側にはハンドル23を、装着側の前側には、両側一対の脚部材24、24aを突出させて設け、画像形成装置の給紙部に着脱させる際に、前記脚部材24、24aを給紙部に設けたガイド部材(図示を省略)に案内させるようにする。
【0012】
前記給紙カセット20の用紙収容部25には、ボトムプレート30をヒンジ部31、31aを介して揺動可能に設けており、用紙を前記ボトムプレート30にセットして、給紙方向Xの先端部に配置する前板22側を大きく上昇させ得るようにする。なお、本実施例に示す給紙カセット20においては、ボトムプレート30に収容される用紙全体が積載されるものではなく、前記ボトムプレート30に用紙の一部が積載されると、A4サイズの用紙よりもB5サイズの用紙の方が、ボトムプレートにかかる重量が重いことがある。そこで、本発明においては、そのような場合にも対応出来るようにするために、以下に説明するように、第2の弾性部材の付勢力を切り換え可能に構成しているものである。前記給紙カセット20の用紙収容部25に収容する用紙を規定するために、用紙の送り出し側後端部を押圧するエンドガイド40と、用紙の両側を規制するサイドガイド50、51とを設けている。前記3つのガイド部材40、50、51は、カセット筐体21の底板26に設けたガイド部27、28、28aに沿ってそれぞれ案内可能に設けており、前記各ガイド部材は任意の位置で固定が可能なものとされている。また、給紙カセットの中央部に対して用紙の送り中心を設定するセンターレジ方式の給紙カセットでは、前記用紙の両側を規制するためのサイドガイド50、51は、底板26に沿って配置される連動機構を用いて、2つのサイドガイド50、51を相互に離接可能に設けている。
【0013】
前記2つのサイドガイド50、51には、分離爪55、56を各々支持させており、サイドガイド50と分離爪55の例では、分離爪55を設けた支持ステーの端部を、サイドガイド50に設けたヒンジ部を中心に回動可能に設けている。前記分離爪55は、従来より一般に用いられているものと同様に、用紙の送り出し方向の両側の角部に、略三角形の平板部を係止させて保持し、給紙ローラの送り力と、分離爪55に用紙の角部が係止されることにより、用紙に対するさばき作用を発揮し、画像形成装置の記録部に向けて1枚ずつ分離した用紙を供給できるようにする。なお、前記給紙カセット20において、給紙方向の前板22の内面には、用紙の先端部を当接させて整列作用を容易に行い得るようにするために、縦の突条部材22aを設けており、前記突条部材により給紙方向先端部が規制された用紙に対しては、分離爪の縦アームが引っ掛かったりしないように保護される。
【0014】
前記給紙カセット20の内部で用紙の両側面を規制する2つのサイドガイド50、51は、用紙の側面に当接する縦部材を平板部材に対して立設させて設けている。前記2つのサイドガイド50、51を連動させて、相互に離接する方向に移動させるために、アーム部材52、53の対向面にラックを形成し、前記ラックをピニオン54に噛合わせている。そして、一方のサイドガイドを移動させることにより、他方のサイドガイドを連動移動させるようにすることは、従来のセンターレジ方式の給紙カセットの場合と同様に構成される。
【0015】
前記給紙カセット20の内部で用紙を支持するボトムプレート30は、給紙側前方で底板26との間に配置する第1の弾性部材としてのスプリング32、32aを用いて、用紙を給紙ローラに向けて押し上げる作用を行うが、前記第1の弾性部材32としては、従来の給紙カセットと同様に、コイルスプリングを用いている。前記第1の弾性部材32……に加えて、本実施例では、第2の弾性部材33を配置しており、ボトムプレートが負担する用紙の重量が大きい場合等に、前記第2の弾性部材33を第1の弾性部材32……とともに作動させて、ボトムプレートを押し上げる作用を補助させる。前記2種類の弾性部材32、33において、小サイズの用紙をボトムプレート30にセットした場合には、第1の弾性部材32のみを作動させて、用紙を給紙ローラに向けて押圧させる。これに対して、大サイズの用紙を用紙をボトムプレート30の上にセットしたときには、第1の弾性部材32のみでは、用紙の満紙状態の場合、用紙の重量により、給紙ローラに向けて押圧する力が十分ではないことから、第2の弾性部材33を追加して作用させることにより、用紙を押し上る作用を良好に行わせ得るようにする。
【0016】
前記第2の弾性部材33は、エンドガイド40の移動に連動して、ボトムプレート30を上昇させる作用を選択的に行うもので、エンドガイド40を所定の位置から後部に移動させた際に、第2の弾性部材33を動作させるようにする。つまり、前記エンドガイド40を大サイズの用紙に対応させて移動したときに、エンドガイド40の移動に連動する連動部材が、第2の弾性部材33を動作位置に揺動させるので、前記第2の弾性部材33の板バネ34が上昇されて、ボトムプレート30の下面に当接して押上作用を行い得る状態に設定される。また、小サイズの用紙を給紙カセット20にセットして、エンドガイド40を給紙側に向けて移動させたときには、エンドガイド40を前進させる動作に追従して、第2の弾性部材33を作動させないようにする。
【0017】
前記第2の弾性部材33とエンドガイド40との連動機構と、第2の弾性部材の構成を図4、5に示しているもので、ボトムプレート30を押し上げるための板バネ34は、ヒンジ部36、36aを中心にして、給紙方向の後部側を揺動可能に形成するホルダー35に取り付けられている。前記ホルダー35の揺動側端部の下面には、下面突部材37を下方に突出させて設けており、エンドガイドの移動に追従し、カセット筐体の底板26上で移動するスライド部材45により前記下面突部材37が上下動されて、ホルダー35をボトムプレート30を押し上げる位置と、非動作位置とに揺動される。なお、前記第2の弾性部材33のホルダー35と、カセット筐体との間に配置するスプリング38は、第2の弾性部材33を非動作位置に引き下げるための付勢手段であり、スライド部材45によるホルダー35の押上作用が解除された時に、前記スプリング38により非作動位置に保持される。
【0018】
前記第2の弾性部材33に対応させて配置され、エンドガイドの移動に追従して移動されるスライド部材45は、給紙カセット20のエンドガイドのガイド部に配置され、底板26に平行に設けられている長い板部材として構成される。前記長い板部材の後端部側には、図2に示されるように、エンドガイド40のスライダー41の先端部に、その下面に設けた係止部材42が係合する被係合部材46を、図5に示すように設けている。なお、前記スライダー41に設ける係止部材42と、スライド部材45に設ける被係合部材46の構成は、両部材が係合する状態で連動移動させ、エンドガイドが所定の範囲外に移動された際に、係合を容易に解除できれば、特にその係合手段の構成を限定するものではない。
【0019】
前記図4、5に示す例において、エンドガイドに連動するスライド部材45には、その給紙側端部付近に、上向きに突出させた動作突部47、47aを設けており、前記動作突部47……が第2の弾性部材33の係止部材42を押し上げることにより、第2の弾性部材33の板バネ34を上向きに揺動させる。前記スライド部材45の動作突部47が第2の弾性部材33を押上・下降させる作用は、エンドガイドを用紙のサイズに対応させて移動させることにより行われる。例えば、用紙収容部にセットする用紙が小サイズのものでは、エンドガイドが給紙側に移動されるので、スライド部材45は図4の鎖線で示す位置にまで押されて停止されるので、第2の弾性部材33を非作動位置に保持する。これに対して、大サイズの用紙に対応させて、エンドガイド40を後退させた場合には、エンドガイドのスライダー41によりスライド部材45が図の左側に移動されるので、図4の実線で示す位置まで動作突部47を移動させることになり、第2の弾性部材33は動作位置に係止保持される。
【0020】
なお、前記スライド部材45のアーム部材の長さは、エンドガイドの移動範囲全部をカバーするだけの長さを有するものとして構成し、スライド部材45をエンドガイドの移動に追従させるように構成することも可能である。しかしながら、前記スライド部材45を長いものとして構成することは、給紙カセットの給紙方向の長さに対して、長いスライド部材45の移動範囲が大きくなるので、前記スライド部材45の端部が給紙カセットから外れて、筐体の外に突出する等の不都合な状態の発生が懸念される。そこで、前記スライド部材45を図示する程度の長さを有するものとして構成し、所定のサイズの用紙に対するエンドガイドの位置で、エンドガイドがスライド部材45に係合し、前記スライド部材45の動作突部47が、第2の弾性部材33の係止部材42に係合範囲に対応させる距離だけ移動させ得るようにすれば良い。
【0021】
前述したような構成を有し、ボトムプレートを付勢するために2種類の弾性部材を設けた装置において、第2の弾性部材33を大サイズの用紙に対応させて作動させるが、小サイズの用紙であっても、厚紙や重い用紙類の給紙に使用できないという欠点がある。そこで、本実施例の給紙カセット20においては、小サイズの用紙の場合でも満紙状態である等、一定の場合には第2の弾性部材33を作動させるために、つまり、第2の弾性部材33によりボトムプレート30を押し上げるために、操作レバー60を設けている。前記操作レバー60は給紙カセットの底板に、図5に示すように、軸61を中心に揺動可能なアーム部材を設けているもので、オペレータが手を掛けるハンドル部62と、第2の弾性部材33の先端部に当接する押圧部63とを設けており、前記操作レバー60を用いて第2の弾性部材33のスライド部材45を後方に移動させ、第2の弾性部材33を動作位置にまで移動させるようにする。なお、前記操作レバー60のハンドル部62は、給紙カセットの筐体の側部または下面の、手を掛けることの可能な位置に設けることが可能であり、オペレータが容易に操作できるように設けている。
【0022】
前記給紙カセットに収容している用紙が小サイズの場合には、用紙に対応してサイドガイドが給紙側に移動されたことにより、図4の鎖線で示されるように、スライド部材45の動作突部47が第2の弾性部材33の下面突部材37から外れた位置に移動している。ところが、前記小サイズの用紙が満紙状態であったり、重い用紙類であったとすると、1つの第1の弾性部材のみを用いてボトムプレートを押し上げると、給紙ローラに対する押圧作用が十分に行われずに、給紙不良が生じることがある。
【0023】
そのような給紙不良が発生したときに、前記操作レバー60のハンドル62に手を掛けて、押圧部63によりスライド部材45を後退方向に移動させることにより、第2の弾性部材33の下面突部材37をスライド部材45の動作突部47により押し上げ、板バネ34がボトムプレート30に対して押圧作用を行うようにする。なお、前記操作レバー60において、ハンドル62と押圧部63の形状は、図示される形状の他に、任意の形状のものとすることが可能であり、オペレータが操作しやすくて、スライド部材に対する動作を正確に行い得るものであれば、特に図示される形状のものに限定するものではない。
【0024】
前述したように構成された給紙カセット20は、図6に示すように構成された画像形成装置に装着して、給紙作用を行うことができる。前記画像形成装置1は、記録部2と給紙カセット20を装着する給紙部15とを一体に設けた例で示しているが、給紙部15に複数個の給紙カセットを装着可能に構成することもできる。前記図示した給紙カセット20の下部に、他の1つまたは複数個の給紙カセットを追加して装備可能とする場合には、カセット装着部と給紙装置とを追加して設け、案内路18を縦に接続することで、各給紙カセットから送り出される用紙を給紙できるようにする。
【0025】
前記画像形成装置1の記録部2には、トナー画像を形成する感光体ドラム3の周囲に、その回転方向にしたがって、帯電部材4と、書込部材5、現像ローラ7を感光体ドラム3に対応させて配置する現像装置6とを設けている。また、用紙搬送路10を挟んで転写ローラ8を配置し、用紙搬送路10を通る用紙の裏面側から所定の値の電圧を印加して、感光体ドラム3に形成したトナー画像を転写する転写部を設け、前記帯電部材4の上流部には、残留トナーを乱してトナーの付着力を弱めるブラシ部材9を配置している。
【0026】
前記記録部2の内部で用紙を搬送するために、用紙搬送路10を配置しており、感光体ドラム3に形成するトナー画像にタイミングを合わせて、搬送ローラ装置12により用紙を搬送する。また、前記用紙搬送路10では、給紙部15にセットした給紙カセット20から。給紙ローラ16により送り出した用紙を、用紙ガイド17を用いて用紙搬送路に向けて案内し、搬送ローラ装置11により搬送ローラ装置12に向けて搬送する。そして、前記感光体ドラム3に形成するトナー画像にタイミングを合わせて、搬送ローラ装置12を駆動し、感光体ドラム3と転写ローラ8の間を通して、トナー画像の転写を行わせる。
【0027】
前記記録部2において、前記感光体ドラム3に対しては、帯電部材4によりドラム表面を一様に帯電させてから、書込部材5から画像の光を照射して静電潜像を形成し、前記静電潜像に対して現像ローラ7からトナーを供給して、トナー画像として可視像化する。前記トナー画像は、用紙の裏面側から所定の値の電圧を印加することにより、感光体ドラム3から用紙に向けてトナー画像を移転させ、トナー画像を担持する用紙は、定着装置13を通して定着して記録紙を作成し、前記作成された記録紙を排出ローラ装置14により給紙部15の上面に設けた排出部に堆積させる。
【0028】
前記給紙部15においては、給紙カセットの給紙側の上部に位置させて、給紙ローラ16を配置しており、給紙カセット装着部では、給紙カセットを着脱する際に用いるガイド部材19、19aを設けている。そして、前記給紙カセットの筐体に設けた脚部材24、24aと、筐体の両側に形成する被ガイド部材(図示を省略)を、前記ガイド部材19、19aに摺動させて、給紙カセットの着脱の動作を行わせる。また、給紙カセット20を押し込んで停止させた状態で、ボトムプレート30を上昇させて、用紙の上面を給紙ローラ16に押圧して、給紙の動作に対処させるようにする。なお、前記給紙部15の給紙側のフレームには、縦の案内路18を形成しており、例えば、前記給紙部15と同様な給紙カセット収容機構を縦に複数積み重ねるように配置した場合には、下部の給紙カセットから供給される用紙を、前記縦の案内路18を介して記録部の用紙搬送路10に向けて搬送できるようにする。
【0029】
【発明の効果】
本発明の給紙カセットは、前述したように構成したことにより、給紙カセットに収容される用紙のサイズが同サイズであっても、用紙の堆積量、厚紙や薄紙のような種類等により、単位重量が異なるものに対して、第2の付勢部材(弾性部材)によるボトムプレートに対する押上力を適宜切り換えることができる。また、操作レバーを手動で操作することにより、ボトムプレートに付加される第2の弾性部材の押上力を切り換えることができる。そして、前記第2の弾性部材として板バネを用いることにより、コイルスプリングを使用する場合のように、切り換え時にコイルスプリングを押え込む必要がなく、付勢部材の構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 給紙カセットの平面図である。
【図2】 給紙カセットの側面図である。
【図3】 給紙カセットのボトムプレートを除去した状態の説明図である。
【図4】 第2の弾性部材の構成と動作を示す説明図である。
【図5】 図4の平面図である。
【図6】 画像形成装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 2 記録部、 3 感光体ドラム、
4 帯電部材、 5 書込部材、 6 現像装置、
7 現像ローラ、 8 転写ローラ、 10 用紙搬送路、
11・12 搬送ローラ装置、 13 定着装置、
14 排出ローラ装置、 15 給紙部、 16 給紙ローラ、
17 用紙ガイド、 18 案内路、 19 カセットガイド、
20 給紙カセット、 21 筐体、 22 前板、
23 ハンドル、 24 脚部材、 25 用紙収容部、
26 底板、 27・28 ガイド、 30 ボトムプレート、
31 ヒンジ、 32 第1の弾性部材、 33 第2の弾性部材、
34 板バネ、 35 ホルダー、 36 ヒンジ、
37 下面突部材、 38 戻しスプリング、 40 エンドガイド、
41 スライダー、 42 係止部材、 45 スライド部材、
46 46 被係合部材、 47 動作突部、
50・51 サイドガイド、 52・53 アーム部材、
54 ピニオン、 60 操作レバー、 61 軸、
62 ハンドル、 63 押圧部。
Claims (2)
- 給紙カセット筐体内部に収納される用紙を載置するボトムプレートと、
前記ボトムプレートを押し上げる第1の弾性部材と、
前記第1の弾性部材の付勢力を補助するために第2の弾性部材を備え、
前記第2の弾性部材を板バネで構成し、前記板バネを動作位置と非動作位置とに切替えるよう、エンドガイドが移動される動作に応じて連動させる手段と、
前記エンドガイドとともにスライド部材を移動させる動作に連動させて、前記第2の弾性部材によりボトムプレートに上向きの押し上げ作用を行わせる手段とを設けた給紙カセットであって、
前記第2の弾性部材には、戻し用のスプリングを接続して設け、
前記エンドガイドとともに前記スライド部材を移動させ、スライド部材による前記第2の弾性部材の押し上げ作用が解除されたときに、前記戻し用スプリングにより自動的に第2の弾性部材を非動作位置に戻すことを特徴とする給紙カセット。 - 前記第2の弾性部材がエンドガイドの移動により非動作位置におかれた状態でも、カセットの所定の位置に設けた操作レバーにより操作して、前記第2の弾性部材を動作させるよう設定可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
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