JP3705108B2 - 交換機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話その他通信信号の接続交換を行う交換機に関する。本発明は、運用系および予備系を有し、一つの系に障害が発生しても接続交換が中断されることがないように二重化された交換機に利用する。特に、運用系の機能ブロックと予備系の機能ブロックとの間の送出信号同期交絡技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
交換機システムを構築する多くの場合には、運用系および予備系の2つの系を持ち、二重化の構成をとって、運用系がシステムダウンしても予備系に切り替えてサービスに影響が無いよう設計されている。その交換機の機能ブロックの1つである信号処理装置から送出される通話に必要なトーンやPB信号も同様で、運用系停止時にもう一方の予備系側に正常に運用を切り替えなければならず、トーンやPBが途切れることがあってはならない。そのために運用系、予備系のトーン、PB信号の状態を同期させるための信号が交絡信号であり、その中でも送出するデータの同期をとるための信号が送出同期交絡信号である。
【0003】
図3は、交換機を構成する機能ブロックAおよびBが存在する場合の従来の同期交絡機能を実現する構成である。従来は図3に示す構成のように接続されている。機能ブロックBが信号を送出する機能を備え、機能ブロックAは機能ブロックBを制御するものである。
【0004】
運用系、予備系の機能ブロックBから送出する信号の同期をとるためには、運用系と予備系との間を相互に接続し同期用の信号を送受信する必要があり、機能ブロックAに制御される機能ブロックBの数が増加されるほど運用系と予備系との間に必要なケーブル数が多くなるのが従来の構成である。図4は、機能ブロックBが複数枚ある場合の送出信号同期交絡機能構成を示す図である。交換機の交絡機能を実現するための技術として、本願発明者が発明者である先願がすでに公開されている(特開2000-32574号公報参照) 。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図3によると、機能ブロックBから信号を送出する場合に、運用および予備各系から送出するデータを互いに同期させるためには、機能ブロックBの運用および予備系それぞれを接続し、交絡信号を提供し合わなければならない。
【0006】
この接続形態をとった場合には、図4に示すように、機能ブロックBを数種類または複数枚接続させて構成すると、同期させるためには機能ブロックBの数だけそれぞれ同期交絡信号が必要となる。
【0007】
このような形式では、同期交絡信号が実装枚数分必要となりケーブル収容数を増やさなければならなくなる。また、同期交絡信号の正常性を監視するポイントおよび障害時の通知方法が増加し、システムとして非常に不経済となるほか、設計面でもスリム化を図ることができない。
【0008】
本発明は、このような背景に行なわれたものであって、交換機を構成する機能ブロック数が増えた場合にも、運用系および予備系相互接続のケーブル数の増加、障害検出ポイントの増加、障害通知方法の増加等を回避し、系間データの送出同期をとることができる交換機を提供することを目的とする。本発明は、効率的に同期交絡機能を実現することができる交換機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、固定的に搭載される機能ブロックのみに同期交絡機能を持たせ、増設した機能ブロックについては固定的に搭載される機能ブロックが送受信する同期交絡信号をバス接続構成によって分配することにより、必要最小限の接続構成を形成し、効率的に同期交絡機能を実現することを特徴とする。
【0010】
すなわち、本発明は、運用系の交換機に備えられた複数の機能ブロックと、予備系の交換機に備えられた複数の機能ブロックと、これら機能ブロック相互間の送出信号同期交絡を行なう手段とを備えた交換機である。
【0011】
ここで、本発明の特徴とするところは、運用系および予備系にそれぞれ備えられた機能ブロックの内のいずれか一つずつが固定ブロックと定められ、他が増設ブロックと定められ、前記送出信号同期交絡を行なう手段は、前記固定ブロック相互間で運用系と予備系との送出信号同期交絡を行う手段と、運用系および予備系における一つの固定ブロックと複数の増設ブロックとを各系内でそれぞれ相互接続するバス接続手段とを備えたところにある。個々の増設ブロックで必要となる同期交絡信号の周期は、固定ブロックの同期交絡信号の周期との最小公倍周期を用いることが望ましい。
【0012】
これにより、交換機を構成する機能ブロック数が増えた場合にも運用系および予備系相互接続のケーブル数の増加、障害検出ポイントの増加、障害通知方法の増加等を回避し、系間データの送出同期をとることができる。したがって、効率的に同期交絡機能を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の交換機を図1および図2を参照して説明する。図1は本発明実施例の交換機のブロック構成図である。図2は本発明実施例の交換機における各機能ブロックBの交絡信号周期を示す図である。
【0014】
本発明は、図1に示すように、運用系の交換機に備えられた複数の機能ブロックA、B▲1▼〜▲4▼と、予備系の交換機に備えられた複数の機能ブロックA、B▲1▼〜▲4▼と、これら機能ブロックB▲1▼〜▲4▼相互間の送出信号同期交絡を行なう手段とを備えた交換機である。
【0015】
ここで、本発明の特徴とするところは、運用系および予備系にそれぞれ備えられた機能ブロックB▲1▼〜▲4▼の内の機能ブロックB▲1▼が固定ブロックと定められ、他の機能ブロックB▲2▼〜▲4▼が増設ブロックと定められ、前記送出信号同期交絡を行なう手段は、固定ブロックである機能ブロックB▲1▼相互間で運用系と予備系との送出信号同期交絡を行なう手段としての信号線1と、運用系および予備系における一つの固定ブロックである機能ブロックB▲1▼とその他の増設ブロックである機能ブロックB▲2▼〜▲4▼とを各系内でそれぞれ相互接続するバス接続手段としてのバス2とを備えたところにある。
【0016】
図2(a)は機能ブロックB▲1▼で必要な交絡信号の周期を示し、図2(b)は機能ブロックB▲2▼で必要な交絡信号の周期を示し、図2(c)は機能ブロックB▲3▼で必要な交絡信号の周期を示し、図2(d)は機能ブロックB▲4▼で必要な交絡信号の周期を示す。個々の増設ブロックである機能ブロックB▲2▼〜▲4▼で必要となる同期交絡信号の周期は、固定ブロックである機能ブロックB▲1▼の同期交絡信号の周期との最小公倍周期を用いる。
【0017】
具体的には、図1に示すように、固定ブロックとしての機能ブロックB▲1▼相互間で運用系と予備系との送出信号同期交絡を行う手段としての信号線1と、運用系および予備系における一つの固定ブロックとしての機能ブロックB▲1▼と増設ブロックとしての機能ブロックB▲2▼〜▲4▼とを各系内でそれぞれ相互接続するバス接続手段としてのバス2とを備える。
【0018】
以下では、本発明実施例をさらに詳細に説明する。
【0019】
機能ブロックBは機能ブロックAに制御され、トーンやPBデータを送出する機能を備えた機能ブロックであり、送出同期をとる必要のある部分である。機能ブロックAに制御される複数の機能ブロックBのうち必ず搭載される固定ブロックを機能ブロックB▲1▼として設定する。複数ある各機能ブロックB▲1▼〜▲4▼間に交絡機能を持たせるのではなく、この固定搭載の機能ブロックB▲1▼を使用し、固定搭載の機能ブロックB▲1▼にのみ交絡機能を備えさせ、ここで使用した交絡信号を他の機能ブロックB▲2▼〜▲4▼間にもバス接続させてマルチに使用することにする。このようにして複数搭載された場合の各機能ブロックB▲1▼〜▲4▼から送出するトーンやPBデータの同期をまとめて行い、一括して機能ブロックB▲1▼〜▲4▼間の同期交絡機能を実現する。
【0020】
このように、複数接続される機能ブロックB▲1▼〜▲4▼間の送出信号同期を固定搭載された機能ブロックB▲1▼間部分にのみ交絡機能を持たせることにより行い、無駄のない構成が実現でき、効率良くシステムを運用することができる。
【0021】
図2(a)〜(d)には、機能ブロックB▲1▼〜▲4▼機能ブロックB▲1▼〜▲4▼で使用する同期交絡信号の周期を示す。同期交絡信号はトーンやPB信号の同期を取るためのものであるため、送出するトーンやPB信号の周期が異なれば、必要となる同期交絡信号の周期も変わってくる。
【0022】
この図に示してあるように機能ブロックB▲1▼〜▲4▼内でも同期交絡に必要な信号の周期は各機能ブロックB▲1▼〜▲4▼ごとに異なる。そのため、固定搭載である機能ブロックB▲1▼で送受信する信号の周期については図2(a)〜(d)に示してあるとおり、各機能ブロックB▲1▼〜▲4▼で必要な信号の最小公倍周期を用いることとする。
【0023】
このように最小公倍周期の信号を用いることによって、バス接続された先の機能ブロックB▲2▼〜▲4▼では受信時にカウンタ等を使用して逓倍すれば、容易に必要な周期の信号を生成することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、交換機を構成する機能ブロック数が増えた場合にも、運用系および予備系相互接続のケーブル数の増加、障害検出ポイントの増加、障害通知方法の増加等を回避し、系間データの送出同期をとることができる。したがって、効率的に同期交絡機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の交換機のブロック構成図。
【図2】本発明実施例の交換機における各機能ブロックBの交絡信号周期を示す図。
【図3】交換機を構成する機能ブロックAおよびBが存在する場合の従来の同期交絡機能を実現する構成を示す図。
【図4】従来の機能ブロックBが複数枚ある場合の送出信号同期交絡機能構成を示す図。
【符号の説明】
1 信号線
2 バス
A、B▲1▼〜▲4▼ 機能ブロック
Claims (1)
- 運用系の交換機に備えられた複数の機能ブロックと、予備系の交換機に備えられた複数の機能ブロックと、これら機能ブロック相互間の送出信号同期交絡を行なう手段とを備えた交換機において、
運用系および予備系にそれぞれ備えられた機能ブロックの内のいずれか一つずつが固定ブロックと定められ、他が増設ブロックと定められ、
前記送出信号同期交絡を行なう手段は、前記固定ブロック相互間で運用系と予備系との送出信号同期交絡を行う手段と、運用系および予備系における一つの固定ブロックとその他の増設ブロックとを各系内でそれぞれ相互接続するバス接続手段とを備え、
個々の増設ブロックで必要となる同期交絡信号の周期は、固定ブロックの同期交絡信号の周期との最小公倍周期を用いる
ことを特徴とする交換機。
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2000
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