JP3704912B2 - 溶銑の脱珪・脱硫方法 - Google Patents

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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶銑の脱珪・脱硫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高炉で製造される溶銑には通常珪素が0.2〜0.6%、硫黄が0.02〜0.04%含有されている。溶銑を転炉で脱リン脱炭精錬する前にこれらの成分を除去する溶銑予備処理が広く実施されている。
【0003】
下記反応式(1)、(2)に示すように、脱珪反応は酸化鉄(鉄鉱石、ミルスケール等)あるいは気体酸素を溶銑に添加することにより進行する。
【0004】
なお、[ ] は溶銑中の成分を、( )はスラグ中の成分をそれぞれ示す。
[Si]+(2/3Fe2 3 )=[4/3Fe]+(SiO2 )(1)
[Si]+O2 =(SiO2 ) (2)
上記脱珪反応をより速くするには、反応系(左辺)の酸素ポテンシャルがより高いことが必要である。
【0005】
下記式(3)に示す脱硫反応はCaOを溶銑に添加することにより進行する。
脱硫反応をより速くするには、反応系(左辺)の酸素ポテンシャルをより低くすることが必要である。
【0006】
[S]+(CaO) =(CaS)+ 1/2O2 (3)
以上のように、脱珪と脱硫を同時に進行させることは原理的に難しいため、従来は脱珪スラグを除去した後、脱硫処理していた。
【0007】
特開平6−271920号公報には、溶銑にマンガンを添加することで溶銑中の珪素、硫黄を同時に除去する方法が開示されている。
しかし、この方法では次の問題があり、改善が求められていた。
【0008】
(1)スラグ中の酸化マンガン濃度が高くなり、スラグ融点が上がり流動性が低下する。スラグ流動性を確保して、脱珪・脱硫反応を促進するため融点降下剤の螢石(CaF2 含有物質)を多量に必要とする。
【0009】
(2)螢石を多量に使用すると、耐火物の損傷が大きくなる。
(3)螢石を多量に使用した場合でも酸化マンガンの酸素ポテンシャルは低いため、反応速度が遅く処理に長時間を要する。
【0010】
(4)原料としてマンガン鉱物(マンガン鉱石、鉄マンガン鉱石等)を使用するので、低マンガン規格鋼を生産できない。
(5)マンガン鉱物は、一般に脈石成分を多く含むため、生成スラグ量が多くなり、スラグ処理面での処理コストが高くなる。
【0011】
この方法の処理時間は約30分であり、前後工程の現状ピッチから許容される処理時間(約15分)を大幅に超過し短縮化が必要であった。
0.005%以下の低硫黄銑のニーズも高まってきており、一層の効率的な方法が必要であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、CaF2 使用を最小限(スラグ中5重量%以下)に抑えて、効率良く脱珪・脱硫(処理時間15分以内、溶銑硫黄濃度0.005%以下)する溶銑処理方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の知見をもとに完成されたものである。
(1)マンガン鉱物に比べ融点が低い鉄酸化物(マンガン酸化物含有量が1%以下の鉄鉱石、ミルスケール、焼結鉱等)を脱珪剤として使用することにより、融点降下剤のCaF2 の使用量を15%以下に抑えることができる。
【0014】
(2)脱珪処理時のスラグ塩基度を極力低めとすることにより、スラグの融点を下げることができ、スラグ流動性を良好に保つことが可能となり融点降下剤のCaF2 の使用量を抑えることができる。
【0015】
(3)融点降下剤のCaF2 の使用量をさらに抑えて5%以下にする手段として、CaCl2 または/およびAl2 3 を併用することが有効である。
(4)脱炭反応の優先領域である溶銑中珪素濃度が0. 1%未満の領域を避け、0. 1%以上の脱珪レベルに抑えることにより脱珪反応を速くすることができる。
【0016】
(5)スラグの流動性が良好であれば、酸化鉄の反応効率を上げることができ、酸化鉄濃度( Fe換算値) を5%以下にまで低下できれば、溶銑中硫黄濃度を0. 005%以下まで低下できる。
(6)攪拌下、脱珪・脱硫反応を実施すると各反応が一層速くできる。
【0017】
以上の知見から本発明の構成は次の(1)〜(3)に示すようになる。
(1)攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とを添加し、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度が1.2〜3.0、CaF2 濃度が15重量%以下、且つ酸化鉄濃度が鉄換算で5重量%以下のスラグを生成させることを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
【0018】
(2)攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とCaCl2 または/およびAl2 3 とを添加し、(CaCl2 +Al2 3 )濃度が5〜20重量%、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度が1.2〜3.0、CaF2 濃度が重量5%以下、且つ酸化鉄濃度が鉄換算で5%重量以下のスラグを生成させることを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
【0019】
(3)攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とCaCl2 または/およびAl2 3 とを添加し、(CaCl2 +Al2 3 )濃度が2〜20重量%、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度を0.5〜2.0、CaF2 濃度を5重量%以下、且つ酸化鉄濃度が鉄換算で5重量%以下のスラグを生成させる脱珪を主とする第一工程と、その後、攪拌下、CaOとCaF2 とを含む脱硫剤を添加する脱硫を主とする第二工程とを行うことを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の要旨は、溶銑の脱珪・脱硫を行うに際し、CaF2 の濃度を15%以下とする方法であり、さらに融点降下剤のCaCl2 または/およびAl2 3 を併用することによりCaF2 の濃度を5%以下とする方法でもある。
【0021】
CaCl2 は、アンモニア法ソーダ灰製造時の副産物として量産されており、安定して工業的に利用できる。
Al2 3 は、天然鉱物であるボーキサイト、Al製造時の副産物であるAl灰も使用でき、鋳片製造時の副産物である造塊滓等の使用も可能であり、CaCl2 と同様に調達上の問題がほとんどないものである。
【0022】
その他に、比較的安価で入手し易い融点降下剤としては、酸化ホウ素(B2O3)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)が考えられる。しかしながら、以下の理由により実用性に乏しい。
【0023】
酸化ホウ素(B2O3)については、酸化ホウ素が溶銑中の [C] により還元されて [B] が僅かに溶銑中に混入する。溶鉄中に [B] が数ppm 混入するだけで、鋼の特性を著しく悪化するおそれがある。
【0024】
炭酸ナトリウム(Na2CO3)については、炭酸ナトリウムを多量に使用した場合、処理中に溶銑中の [C] や空気中のN2等と反応して毒性の強いシアン化合物が生成するおそれがあり、作業の安全性を確保する観点から、炭酸ナトリウムを多量に使用できない可能性がある。
【0025】
本発明は、前記の通り、CaF2 の濃度を15%以下とする方法(請求項1)であり、さらに融点降下剤のCaCl2 または/およびAl2 3 を併用することによりCaF2 の濃度を5%以下とする方法(請求項2)であることを要旨として、溶銑の脱珪処理は次に示す範囲に限定されている。
【0026】
(1)溶銑中珪素濃度≧0. 1%
(2)1. 2≦塩基度( CaO/ SiO2)≦3. 0
(3)5%≦融点降下剤濃度(CaCl2 +Al2 3 )≦20%(請求項2)
(4)酸化鉄濃度(.Fe換算値) ≦5%
上記の限定理由を以下に述べる。
【0027】
溶銑中珪素濃度が0. 1%以上と規定したのは、珪素濃度が0. 10%未満の範囲では、脱炭反応が優先反応になるため、脱珪反応が極端に遅くなり、脱珪速度が顕著に低下するからである。
スラグの塩基度の下限を1. 2としたのは、1. 2未満になるとスラグの脱硫能力を表すサルファイドキャパシティが急激に低下して目標溶銑中硫黄濃度の0.005%以下が達成できないからである。
【0028】
スラグの塩基度の上限を3. 0としたのは、これを超えるとスラグの融点が上昇し、スラグ中融点降下剤濃度を20%超としなければスラグの流動性を確保できないからである。
【0029】
スラグ中の融点降下剤濃度の上限を20%としたのは、それを超えるとCaF2 が多い場合と同様耐火物の溶損量が急激に増加するからである。
【0030】
スラグ中融点降下剤濃度の下限を5%としたのは、5%未満ではスラグの流動性が著しく悪化し、脱珪反応の効率が低下し、スラグ中の酸化鉄濃度を十分に低下することができないおそれがあるからである。結果として脱硫反応を進行させることができず、溶銑中硫黄濃度を目標濃度の0. 005%以下まで低下することができないおそれがあるからである。
【0031】
処理後のスラグ中の酸化鉄濃度 (Fe換算値) を5%以下としたのは、それを超えると、前述のごとくスラグ中の酸素ポテンシャルが高くなり脱硫反応が低下するおそれがあるからである。さらに好ましくはスラグ中酸化鉄濃度を3%以下とすると、脱硫反応がさらに促進される。
【0032】
請求項3における第一工程は、融点降下剤のCaCl2 または/およびAl2 3 を併用することによりCaF2 の濃度を5%以下とする方法であることを要旨として、次に示す範囲に限定されている。
【0033】
(1)溶銑中珪素濃度≧0. 1%
(2)0. 5≦塩基度( CaO/ SiO2)≦2. 0
(3)2%≦融点降下剤の濃度(CaCl2 +Al2 3 )≦20%
(4)酸化鉄濃度(.Fe換算値) ≦5%
上記の限定理由を以下に述べる。
【0034】
溶銑中珪素濃度が0. 1%以上と規定したのは、前述の通り、珪素濃度が0. 1%未満の範囲では、脱炭反応が優先反応になるため、脱珪反応が極端に遅くなり、脱珪速度が顕著に低下するからである。
【0035】
スラグの塩基度の下限を0. 5としたのは、0. 5未満であるとスラグ中のSiO2 活量が大きくなり脱珪速度が低下し、しかも耐火物溶損量が極めて大きくなるからである。
【0036】
請求項1と比べ塩基度を低くできるのは、この方法では工程を脱珪期と脱硫期に分けており、脱珪期に同時に脱硫をする必要がなく、塩基度は脱珪できるミニマムレベルで十分だからである。
【0037】
スラグの塩基度の上限を2. 0としたのは、それを超えると、融点降下剤使用量が急激に増加するからである。
【0038】
スラグ中融点降下剤の濃度の下限を2%としたのは、それ未満であるとスラグの流動性が著しく悪化し、スラグ中酸化鉄 (Fe換算値) を十分に低下できず、脱硫処理後の溶銑中硫黄濃度を目標濃度の0. 005%以下まで低下することができないからである。
【0039】
請求項1および2と比べ、スラグ中融点降下剤濃度の下限を低くできるのは、脱珪期に前述の通り塩基度を低下でき、スラグの融点を低下できるからである。
【0040】
スラグ中融点降下剤濃度の上限を20%としたのは、それ以上だと耐火物の溶損量が急激に増加するからである。
【0041】
処理後のスラグ中酸化鉄濃度 (Fe換算値) を5%以下としたのは、それを超えると、前述のごとくスラグ中の酸素ポテンシャルが高くなり脱硫反応が著しく低下するおそれがあるからである。さらに好ましくはスラグ中酸化鉄濃度を3%以下とすると、脱硫反応がさらに速くなる。
【0042】
脱珪後に除滓をしてもよいが、除滓による処理時間の延長および熱ロスを避けるために除滓をしなくてもよい。
【0043】
溶銑の攪拌法は、特に限定しないが、インペラー方式の攪拌法が望ましく、例えば溶銑の脱硫処理に広く使用されているKR式の攪拌法が望ましい。
脱珪のための酸素源として、酸化鉄のみならず、酸素ガスも使用できる。
【0044】
【実施例】
使用した処理剤の含有濃度(重量%)は下記とおりである。
(1)ミルスケール:鉄含有量74%(2)生石灰:CaO含有量92%(3)蛍石:CaF2 含有量70%(4)粒状のCaCl2 含有物(アンモニア法ソーダ灰製造時の副産物を使用):含有量70%(5)粒状のAl2 3 含有物(ボーキサイトを使用):含有量55%。
【0045】
(実施例1)
取鍋に1350℃の溶銑(組成:[C]4.5%、[Si]0.45%、[Mn]0.25%、[S]0.035%)250tを装入後、KR式の攪拌下、脱珪・脱硫剤(スケール約3.2t、生石灰1.2〜4.5t、蛍石約0.3t、CaCl2 1.6t(純分換算値)以下、Al2 3 1.6t(純分換算値)以下)を添加して15分間処理した。
【0046】
表1に評価結果を示すが、15分後の溶銑中硫黄濃度[S]が0. 005%以下で、かつ耐火物溶損指数(下記定義式)が1. 5以下である場合を合格(○)、1.5超えを不合格(×)とした。
【0047】
耐火物溶損量は実験No.6を基準に下記のように指数表示した。
(耐火物溶損指数=耐火物溶損量/実験No.6:CaF2 5%における耐火物溶損量)
【0048】
【表1】
Figure 0003704912
【0049】
(実施例2)
取鍋に、1350℃の溶銑(組成:[C]4.5%、[Si]0.45%、[Mn]0.25%、[S]0.035%)250tを装入後、KR式の攪拌下、脱珪剤(スケール約3.2t、生石灰0.5〜3.2t、蛍石0.05〜0.3t、CaCl2 1.2t(純分換算値)以下、Al2 3 1.2t(純分換算値)以下)を添加して約5分処理した。
【0050】
攪拌下で除滓せずに続けて脱硫剤(生石灰約1.7t、蛍石約0.05t)を添加して約10分処理した。
【0051】
表2に評価結果を示すが、通算処理時間の15分後の溶銑中硫黄濃度[S]が0.005%以下で且つ耐火物溶損指数が1.5以下である場合を合格(○)、1.5超えを不合格(×)とした。
【0052】
耐火物溶損量は表1の実験No.6を基準に下記のように指数表示した。
(耐火物溶損指数=耐火物溶損量/表1の実験No.6:CaF2 5%における耐火物溶損量)
【0053】
【表2】
Figure 0003704912
【0054】
(比較例1)
本発明と比較するため、Mn鉱石を使用した下記実験を行った。
表3に示すように、取鍋に成分調整した1350℃の溶銑250tを装入後、KR式の攪拌下、脱珪剤としてMn鉱石を使用して脱硫剤(CaO+CaF2 )と共に初期に一括添加して、約15分間脱珪脱硫処理を行った
この方法では、CaF2 を15%と高くしなけれならず溶銑中硫黄の到達濃度も0.011%であった。
【0055】
【表3】
Figure 0003704912
【0056】
(比較例2)
本発明と比較するため、Mn鉱石を使用した下記実験を行った。
表4に示すように、取鍋に成分調整した1350℃の溶銑250tを装入後、KR式の攪拌下、脱珪剤としてMn鉱石を使用して約5分間処理をした。
【0057】
攪拌下で除滓せずに続けて脱硫剤(CaO+CaF2 )を添加して約10分処理をした。
この方法では、CaF2 を13%と高くしなければならず、溶銑中硫黄の到達濃度も0.010%であった。
【0058】
【表4】
Figure 0003704912
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、CaF2 使用を最小限(15%以下、CaCl2 とAl2 3 を併用により5%以下)に抑えて、溶銑を効率良く脱珪・脱硫処理(処理時間15分以内、溶銑硫黄濃度0.005%以下)をすることができる。

Claims (3)

  1. 攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とを添加し、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度が1.2〜3.0、CaF2 濃度が15重量%以下、かつ酸化鉄濃度が鉄換算で5重量%以下のスラグを生成させることを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
  2. 攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とCaCl2 または/およびAl2 3 とを添加し、(CaCl2 +Al2 3 )濃度が5〜20重量%、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度が1.2〜3.0、CaF2 濃度が5重量%以下、かつ酸化鉄濃度が鉄換算で5重量%以下のスラグを生成させることを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
  3. 攪拌下、珪素濃度が0. 1重量%以上の溶銑に、鉄酸化物とCaOとCaF2 とCaCl2 または/およびAl2 3 とを添加し、(CaCl2 +Al2 3 )濃度が2〜20重量%、CaOとSiO2 の重量濃度比で表される塩基度を0.5〜2.0、CaF2 濃度を5重量%以下、かつ酸化鉄濃度が鉄換算で5重量%以下のスラグを生成させる脱珪を主とする第一工程と、その後、攪拌下、CaOとCaF2 とを含む脱硫剤を添加する脱硫を主とする第二工程とを行うことを特徴とする溶銑の脱珪・脱硫方法。
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