JP3704165B2 - 自動車用ドアミラーのステーの水抜き構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車用ドアミラーにおけるステーの水抜き構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ドアミラーは、ミラー本体のケーシングであるバイザーと、バイザーを回転可能に保持するステーとから構成され、ステーは、一般に、車体に固定するための金属製の取付板と、バイザーを回転可能に支持する支点軸を有する金属製の支持基板と、取付板及び支持基板のカバーであるステー本体とから構成されている。ステー本体は、取付板を車体の外側から覆う大略三角形の側壁と、支持基板を下から覆って取付板に対してほぼ直角に保持する底壁とから構成され、側壁及び底壁は、自動車のデザインに合わせて合成樹脂で一体的に成形されている。
【0003】
この構成では、底壁が支持基板を下から受けるように形成されているので、その上に水が溜まるおそれがあるが、そうなると支持基板の支点軸上に構成されるバイザー回転機構の構成部品が錆びるおそれがある。そこで、水が溜まるのを避けるために、底壁には通常は水抜き穴が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水切れを良くしようとすると、水抜き穴の面積は大きいほうが好ましいのであるが、逆に大きくなると自動車の走行中の風切り音も大きくなる。このため、水抜き穴は、出来るだけ小さく形成してしかも水切り性が悪くならないようにすることが好ましい。したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、水抜き穴を小さくしも水切り性が悪くならないような水抜き構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上述の技術的課題を解決するため、本発明に係る自動車のドアミラー用ステーの水抜き構造は以下のように構成されている。すなわち、この構造では、内面側の凹んだ薄肉部の底部を、ステーの底壁における内面側の略最下点となるように、薄肉部の厚さが徐々に薄くなる形状にして、該薄肉部の底部に水抜き穴が形成されている。
【0006】
ステーの底壁上に溜まった水が水抜き穴から抜けていくときの最終段階において、水は表面張力により水抜き穴内に薄く張った状態で残ろうとするが、上記構成においては、水抜き穴が薄肉部に形成されているので、その中に張る水の膜が薄肉部を形成しない場合よりも薄くなる。したがって、底壁上に残っていた水滴が水抜き穴の中に流れ込んだり、振動が加わったりすると、水抜き穴に張った水が容易に切れることになる。また、このように水抜き穴を底壁の薄肉部に形成すると、薄肉部を設けない場合の、より大きな水抜き穴と同等の水切り性が得られるので、走行時の風切り音を抑えることもできる。
【0007】
また、上記構成においては、水抜き穴は、開口形状を正三角形または正方形にすることが好ましい。通常、水抜き穴は円形の開口形状で形成されるが、このように水抜き穴を正三角形または正方形に形成すると、同じ面積で円を形成した場合よりも穴の頂点から中心までの距離が長くなり、中に張る水の厚さが薄くなるので、より水が切れやすくなる。したがって、走行時の風切り音を抑えながら、さらに水切り性を改善することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、図1から図3に示した本発明の一実施例に係る自動車用ドアミラーのステーの水抜き構造について詳細に説明する。図1は、この水抜き構造が適用されたステー本体の斜視図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0009】
図示するように、このステー本体1は、車体に固定するための金属製の取付板(不図示)を外側から覆う三角形の側壁2と、バイザーを回転可能に支持する支点軸を有する金属製の支持基板(不図示)を下から覆って取付板に対してほぼ直角に保持する底壁3とが一体的に成形されたものである。底壁3には、支持基板をボルトで取り付けるためのねじ穴が形成されたボス4が形成されている。
【0010】
このステー本体1の底壁3には、水抜き穴5が形成されている。底壁3は、水抜き穴5の形成された部分が、その回りの部分よりも肉厚の薄い薄肉部6として形成されている。薄肉部6は、具体的には、水抜き穴5に向かって厚さが徐々に薄くなる形状になっていて、底壁3の上に残った水滴が水抜き穴5の中に流れやすくなっている。
【0011】
本実施例では、底壁3上に溜まった水が水抜き穴5から抜けていくときの最終段階において、水は表面張力により水抜き穴5内に薄く張った状態で残ろうとするが、水抜き穴5が薄肉部6に形成されているので、その中に張る水の膜が、薄肉部6を形成しない場合よりも薄くなる。したがって、底壁3上に残っていた水滴が水抜き穴5の中に流れ込んだり、振動が加わったりするだけで、水抜き穴5に張った水が容易に切れて落ちることになる。また、このように水抜き穴5を底壁3の薄肉部6に形成すると、薄肉部6を設けない場合に必要な、より大きな開口面積の水抜き穴と同等の水切り性が得られるので、走行時の風切り音を抑えることができる。
【0012】
なお、上記構成においては、水抜き穴は、図3(a),(b)に符号5a,5bで示すように、開口形状を正三角形または正方形とすることが好ましい。このように正三角形または正方形の水抜き穴5a,5bを形成すると、水抜き穴を同じ面積の円とした形成した場合よりも穴の頂点から中心までの距離が長くなり、中に張る水の厚さを薄くできるので、水がより切れやすくなる。また、風切り音を抑えるためには、正3角形または正方形の頂点が車両の前方を向くように配置して、水抜き穴により乱れる走行時の空気の流れをできるだけ安定させることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る水抜き構造を適用したステー本体の斜視図である。
【図2】 図1のステー本体のII−II線断面図である。
【図3】 水抜き穴の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 ステー本体 2 側壁
3 底壁 4 ボス
5,5a,5b 水抜き穴 6 薄肉部

Claims (3)

  1. 自動車用ドアミラーのステー(1)の水抜き構造であって、
    内面側の凹んだ薄肉部(6)の底部を、ステー(1)の底壁(3)における内面側の略最下点となるように、薄肉部(6)の厚さが徐々に薄くなる形状にして、該薄肉部(6)の底部に水抜き穴(5,5a,5b)が形成されていることを特徴とする水抜き構造。
  2. 上記水抜き穴(5a)は、開口形状が正三角形であることを特徴とする請求項1記載の水抜き構造。
  3. 上記水抜き穴(5b)は、開口形状が正方形であることを特徴とする請求項1記載の水抜き構造。
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