JP3703749B2 - 鉄道車両の列車間電気連結試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、列車の先頭車両の電気連結器との間で電気的な連結状態をつくり、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報のやりとりがうまくできるかどうかについての電気試験を行う鉄道車両の列車間電気連結試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄道車両を実際に運用する場合、1つの編成車両である列車と、別の編成車両である列車とを機械的に車両連結器で連結して一体化すると共に、図13(a)に示すように、一方の列車の先頭車両101の雄型又は雌型電気連結器101aを、他方の列車の先頭車両102の雌型又は雄型電気連結器102aに電気的に連結して、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報をやりとりするようになっている。そのため、先頭車両101,102の電気連結器101a,102aが連結された場合に、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報のやりとりがうまくできるかどうかについて、車両製造後に電気試験を行いたいという要求がある。
【0003】
その一方、そのような鉄道車両を製造する場合に、2つの列車を同時に製造するということが実際にはほとんどないため、そのような製作の都合上、前述したように一方の列車の先頭車両101の雄型又は雌型電気連結器101aを、他方の列車の先頭車両102の雌型又は雄型電気連結器102aに電気的に連結して、実際の運行状態と同一の状態にして、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報のやりとりに関する電気試験を行うということはできない。
【0004】
そのため、従来、2つの列車の先頭車両同士を連結する代わりに、図13(b)に示すように、電気連結器に接続される配線(いわゆるワタリ線)の途中に設けられている電気コネクタ103A,103B(電気カプラー)による連結を運転台内で解除して、そのうち先頭車両内の各種機器に接続されいる電気コネクタ103Bに、試験機器104に接続されている電気コネクタ105を電気的に連結して、電気試験を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのように、運転台の中で先頭車両同士の配線(ワタリ線)に関係する電気コネクタ103A,103Bを外して、試験機器につなぐためにコネクタ103Bを試験器機側の電気コネクタ105に接続する作業は、狭い運転台の内部で行う必要があるため、大変面倒な作業であり、また、場合によっては、電気コネクタ103A,103Bの連結解除、連結の作業の際に、それらのコネクタ103b、105の接触ピンが曲がってしまうこともある。
【0006】
そこで、発明者は、先頭車両の電気連結器を試験装置につないで試験する場合に、前記先頭車両の電気連結器に、試験機器に電気的に接続されている電気カプラーを接続可能なるように基台上の支持し、その電気カプラーの位置や高さを、前記先頭車両の電気連結器の位置や高さに対応して変更できるように支持することで、前述した不具合を解消できることに着想し、本発明を開発するに至ったものである。
【0007】
なお、前記技術に関連する先行技術として、特公平2−24345号公報、特公平7−57608号公報、特許第2952773号公報がある。
【0008】
この発明は、運転台の中での接続作業を行うことなく、電気試験を行うことができる鉄道車両の列車間電気連結試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、列車の先頭車両の電気連結器との間で電気的な連結状態をつくり、電気試験を行う鉄道車両の列車間電気連結試験装置であって、前記先頭車両の電気連結器の複数の接続端子に対応する複数の接続端子を有し前記先頭車両の電気連結器に電気的に接続可能である電気カプラーと、この電気カプラーに電気的に接続される試験機器と、前記試験機器が設けられ下部四隅に4つの車輪を有する基台と、前記電気カプラーを、前記基台上に、前記基台の進退方向において前記先頭車両の電気連結器に接続可能なるように支持する支持手段とを備えるものである。ここで、前記電気カプラーを支持する支持手段は、先頭車両の電気連結器に応じた位置に予め設けられている場合も、その位置が調整できるようになっている場合も含まれる。先頭車両の電気連結器に応じた位置に予め設けられている場合には、製造する車両の種類に対応する数の試験装置を準備しておく必要がある。
【0010】
このようにすれば、基台上に位置調整手段によって支持される電気カプラーを、前記基台の進退方向において先頭車両の電気連結器に電気的に接続することで、前記電気連結器を試験機器に接続することができるようになる。
よって、運転台内での複雑な接続作業を行うことなく、2つの列車の先頭車両の電気連結器同士を連結した場合における、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報をやりとりについての電気試験を行うことが可能となる。また、基台の下部四隅に車輪を有するので、いずれの場所へも無理なく移動させることができる。
【0011】
請求項2に記載のように、前記支持手段は、前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向において位置調整可能に支持する支持ベースと、昇降フレームを有しこの昇降フレームを、前記基台に対し上下方向において位置調整可能に支持する第1の位置調整手段と、前記支持ベースを、前記昇降フレームに対して前後方向において位置調整可能に支持する第2の位置調整手段とを有することが望ましい。
【0012】
このようにすれば、電気カプラーを交換可能としているので、車両の種類に応じて電気連結器のフェースが異なっていても、そのフェースに応じて電気カプラーを交換することができ、いずれの種類の電気連結器にも対応することが可能となる。また、電気カプラーは、支持ベースに、例えば左右方向の長孔により左右方向において位置調整可能に取り付けられているので、左右方向の位置決めができ、また、前記支持ベースを支持する昇降フレームが基台に対し第1の位置調整手段によって上下方向において位置調整可能に支持され、前記昇降フレームに対し前記支持ベースが第2の位置調整手段によって前後方向において位置調整可能に支持されているので、いずれの方向においても支持ベース(電気カプラー)の位置調整が可能とされ、電気カプラーは電気連結器に確実に接続される。
【0015】
請求項3に記載のように、前記基台は、フォークリフトのフォークが挿入可能である挿入部を有する構成とすることもできる。
【0016】
このようにすれば、基台の挿入部にフォークリフトのフォークを挿入することで、フォークリフトによって方向を転換したり、移動させたりすることができる。
【0017】
請求項4に記載のように、前記先頭車両の電気連結器は、雄型あるいは雌型の位置決め手段を有し、前記雄型及び雌型の位置決め手段が係合することで、前記両電気連結器の接続端子が互いに電気的に接触するように構成されるものであり、前記基台の前後にそれぞれ電気カプラーが配設され、前記電気カプラーの一方が雄型の位置決め手段を有し、他方が雌型の位置決め手段を有するようにすることが望ましい。
【0018】
このようにすれば、列車の先頭車両の電気連結器が、雄型の位置決め手段を有する場合であっても雌型の位置決め手段を有する場合であっても、位置決め手段が雄型であるか雌型であるかに応じて基台の前後のいずれかの電気カプラーを接続すればよいので、いずれの場合にも電気試験を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0020】
図1は本発明に係る鉄道車両の列車間電気連結試験装置の正面図、図2は同平面図、図3は同側面図である。
【0021】
図1〜図3に示す鉄道車両の列車間電気連結試験装置1は、前記列車の先頭車両102の電気連結器102aと基本的には同一の構造である2つの電気カプラー15A,15Bを前後に有しており、この電気カプラー15A,15Bのいずれかと、列車の先頭車両102の電気連結器102aとの連結状態をつくり(図12参照)、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報のやりとりに関する電気試験を行うものである。
【0022】
前記試験装置1は、4つの車輪11を下部四隅に有する基台12を備え前記車輪11によっていずれの場所にも移動することができるようになっている。その基台12は、4つの車輪11が取り付けられ平面視矩形状の底部フレーム12Aと、この底フレーム12Aの前後において鉛直上方に立ち上がるように設けられた前後フレーム部12B,12Cとを有する。また、底フレーム部12A上には、前後フレーム部12B,12Cと平行に延びフォークリフトのフォーク(図示せず)が挿入可能である挿入部12a,12bが前後に設けられ、その挿入部12a,12b上に試験機器13が配設され、底フレーム部12Aのほぼ中央位置に試験機器13が位置するようになっている。そして、前記底フレーム部12Aの挿入部12a,2bの部位と前後フレーム部12B,12Cとは、傾斜フレーム部12D,12Eによって連結され、前後フレーム部12B,12Cが倒れないように構成されている。
【0023】
前記基台12の前後フレーム部12B,12Cには、支持手段14A,14Bによって、列車の先頭車両の電気連結器に電気的に連結される電気カプラー15A,15Bが位置調整可能に設けられている。なお、前記電気カプラー15A,15Bは、具体的に図示していないが、前記試験機器13に電気的に接続されている。
【0024】
前記支持手段14A,14Bは、いずれも前記電気カプラー15A,15Bを、前記基台12上に、前記先頭車両102の電気連結器102a(図12参照)に接続可能なるように支持するもので、それらは基本的には同一の構造であるので、前側の支持手段14Aについてのみ説明する。
【0025】
前記前側の支持手段14Aは、前記電気カプラー15Aを支持する板状の支持ベース16と、昇降フレーム17を有しこの昇降フレーム17を、前記基台12に対し上下方向に位置調整可能に支持する第1の位置調整手段18Aと、前記支持ベース16を、前記昇降フレーム17に対し前後方向に位置調整可能に支持する第2の位置調整手段19Aとを有する。すなわち、前記第1の位置調整手段18Aによって基台12に対し上下方向において位置調整が可能である昇降フレーム17上に、前記支持ベース16が、第2の位置調整手段19Aによって前後方向において位置調整可能に支持され、結果として支持ベース16上の電気カプラー15Aが、上下方向及び前後方向に位置調整可能に基台12に支持されていることになる。
【0026】
また、前記支持ベース16には、左右方向に延びる4つの長孔16aが形成され、その4つの長孔16aを利用して電気カプラー15Aが支持ベース16に交換可能に取り付けられる。よって、電気カプラー15Aは、前記長孔16aを利用することで、支持ベース16に対して左右方向において位置調整可能なるように支持されることになる。
【0027】
前記前側の支持手段14Aは、具体的には、図4〜図7に示すように構成されている。すなわち、基台12の前後フレーム部12B,12Cにはそれぞれ上下方向に延びる左右のガイドレール22,22が平行に設けられ、前記昇降フレーム17に前記ガイドレール22,22にスライド可能に係合するスライダ23,23が設けられている。前記昇降フレーム17は、左右の側板部17a,17aと、それらを連結する断面コ字形状の連結フレーム部17bとを有するものであり、前記左右の側板部17aの外側に前記スライダ23が固着されている。また、左右の側板部17aに対して前後方向に延びる上板部17cが固着され、その上板部17cが、上下方向に延びる補強板部17dにて前記左右の側板部17aと連結されている。
【0028】
前記昇降フレーム17における連結フレーム部17bの左右方向のほぼ中央部には、雌ねじ部材24が固着され、その雌ねじ部材24には、上下方向に延びる雄ねじ部材25が螺合している。そして、前記雄ねじ部材25は、前フレーム部12Bに軸受26を介して回転可能に支持されており、その上端部に設けられたハンドル27を回転することにより、雌ねじ部材24と雄ねじ部材25との関係により前記昇降フレーム17が上下方向において移動(昇降)するようになっている。
【0029】
また、前記昇降フレーム17の上板部17c上には一定間隔を存してスライダ28が設けられ、そのスライダ28が、前記支持ベース16の下面側に設けられたガイドレール9にスライド可能に係合することで、前記昇降フレーム17上に、前記支持ベース16が前後方向に移動可能に支持されている。前記支持ベース16の左右方向の中央部には別の雌ねじ部材31が固着され、その雌ねじ部材31に、前後方向に延びる雄ねじ部材32が螺合している。そして、雄ねじ部材32は、前フレーム部12Bに軸受33を介して回転可能に支持されており、その前端部に設けられたハンドル34を回転することにより、支持ベース16が昇降フレーム17に対し前後方向において移動するようになっている。
【0030】
前記電気カプラー15A(15B)は、列車の先頭車両の電気連結器と同様の構成のもので、図10〜図13に示すように構成されている。すなわち、ケーシング51の前面部のパネル接点部52,53はカバー部材54にて通常時は覆われ、保護されるようになっている。そのパネル接点部52,53の両側には、相手側の列車の先頭車両のパネル接点部(図示せず)と電気的に接続するための位置決め手段として、雄部材55と雌部材56とが配設され、雌部材56のさらに外側に、前記カバー部材54を開閉するための開閉機構57が設けられている。ここで、前記電気連結器は、雄部材55と雌部材56とが左右いずれに配置されているかで雄型あるいは雌型の位置決め手段を有することになり、前記雄型及び雌型の位置決め手段が互いに係合することで(すなわち互いに左右において対向する雄部材55が雌部材56に挿入されることで)、前記両電気連結器の接続端子が互いに電気的に接触するように構成されるものである。
【0031】
よって、前記基台12の前後にそれぞれ電気カプラー15A,15Bが配設され、前記電気カプラー15A,15Bの一方が雄型の位置決め手段を有する一方、他方が雌型の位置決め手段を有することで、先頭車両の電気連結器が、雄型あるいは雌型のいずれの位置決め手段を有していても、電気的に連結して電気試験を行うことができるように構成されている。
【0032】
前記開閉機構57は、前記カバー部材54の両側を支持する第1及び第2の支持部材58,59と、前記第1の支持部材58に隣接して進退可能に支持されている押し棒60と、前記押し棒60より上方に突設され先端部に前記第1の支持部材58の長孔58aにスライド可能に係合する係合ピン61aを有する係合部材61と、前記第2の支持部材59に対して設けられ前記カバー部材54を閉方向に付勢するスプリング部材62とを有する。また、押し棒60と反対側には、相手側の電気連結器(図示せず)の押し棒に接触して、押し棒を後退させる当接板63が設けられている。なお、64は試験機器13に接続するための電気コネクタである。
【0033】
よって、上記試験装置1による電気試験を行う場合には、試験装置1側の電気カプラー、例えば電気カプラー15Bを、支持ベース16の長孔16aを利用して左右方向の位置調整を行い、第1の位置調整手段によって上下方向の位置調整を行い、まず、前記先頭列車102の電気連結器102aに対向する状態とする。
【0034】
それから、第2の位置調整手段19Aによって、電気カプラー15B(支持ベース16)を、先頭車両102の電気連結器102aに接近させると、押し棒60が互いに押されて、カバー部材54が開放されると共に、雄部材55と雌部材56とが互いに嵌合し合い、図12に示すように、電気カプラー15Bと電気連結器102aのパネル接点部52,53が基台12の進退方向において電気的に接続され、電気試験を行うことが可能な状態とされる。
【0035】
また、電気試験が終了すれば、電気カプラー15Bを後退させれば、接続が解除される。
【0036】
ここで、前記試験装置1の電気カプラー15A,15Bは、雄部材55と雌部材56とが左右で逆に配置されている雄型と雌型との電気カプラー15A,15Bが前後に配置されているので、先頭車両側の電気連結器が、雄型あるいは雌型のいずれであっても、例えばフォークリフトを利用するなどして、試験装置1の方向を転換することで、連結することができるようになっている。
【0038】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0039】
請求項1の発明は、基台上に支持手段によって支持される電気カプラーを、前記基台の進退方向において先頭車両の電気連結器に電気的に接続することで、前記電気連結器を試験機器に接続するようにしているので、運転台内での複雑なかつ面倒な接続作業を行うことなく、2つの列車の先頭車両の電気連結器同士を連結した場合における、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報をやりとりについての電気試験を行うことが可能となる。また、基台の下部四隅に4つの車輪を有するので、いずれの場所へも無理なく移動させることができる。
【0040】
請求項2に記載のように、前記支持手段は、前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向において位置調整可能に支持する支持ベースと、この支持ベースを、昇降フレームに対し前後方向位置調整可能に支持する第1の位置調整手段と、前記昇降フレームを、前記基台に対し昇降可能に支持する第2の位置調整手段とを有するようにすれば、電気カプラーは、支持ベースに左右方向において位置調整することができ、また、支持ベースは、第1及び第2の位置調整手段によって前後方向及び上下方向に位置調整できるので、いずれの方向においても位置調整が可能とされ、電気カプラーは電気連結器に確実に接続することができる。また、車両の種類に応じて電気連結器のフェースが異なっていても、そのフェースに応じて電気カプラーを交換することができるので、いずれの種類の電気連結器にも対応することが可能となる。
【0042】
請求項3に記載のように、前記基台は、フォークリフトのフォークが挿入可能である挿入部を有するようにすれば、基台の挿入部にフォークリフトのフォークを挿入することで、フォークリフトによって方向を転換したり、移動させたりすることができる。
【0043】
請求項4に記載のように、前記基台の前後にそれぞれ電気カプラーを配設し、前記電気カプラーの一方が雄型の位置決め手段を有し、他方が雌型の位置決め手段を有するようにすれば、列車の先頭車両の電気連結器が、雄型の位置決め手段を有する場合であっても雌型の位置決め手段を有する場合であっても、位置決め手段が雄型であるか雌型であるかに応じて基台の前後のいずれかの電気カプラーを接続すればよいので、いずれの場合にも電気試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両の列車間電気連結試験装置の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1のIII-III線における断面図である。
【図4】同装置の第1の位置調整手段の説明図である。
【図5】図4のV-V線における断面図である。
【図6】同装置の第2の位置調整手段の説明図である。
【図7】図6のVII-VII線における断面図である。
【図8】列車の先頭車両の電気連結器の正面図である。
【図9】同平面図である。
【図10】同右側面図である。
【図11】同左側面図である。
【図12】本発明に係る鉄道車両の列車間電気連結試験装置の使用状態の説明図である。
【図13】(a)は列車の先頭車両の電気連結器の連結状態を示す説明図、(b)は電気試験の説明図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両の列車間電気連結試験装置
11 車輪
12 基台
12a,12b 挿入部
13 試験機器
14A,14B 支持手段
15A,15B 電気カプラー
16 支持ベース
16a 長孔
17 昇降フレーム
18A,18B 第1の位置調整手段
19A,19B 第2の位置調整手段
Claims (4)
- 列車の先頭車両の電気連結器との間で電気的な連結状態をつくり、電気試験を行う鉄道車両の列車間電気連結試験装置であって、
前記先頭車両の電気連結器の複数の接続端子に対応する複数の接続端子を有し前記先頭車両の電気連結器に電気的に接続可能である電気カプラーと、
この電気カプラーに電気的に接続される試験機器と、
前記試験機器が設けられ下部四隅に4つの車輪を有する基台と、
前記電気カプラーを、前記基台上に、前記基台の進退方向において前記先頭車両の電気連結器に接続可能なるように支持する支持手段とを備えることを特徴とする鉄道車両の列車間電気連結試験装置。 - 前記支持手段は、
前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向において位置調整可能に支持する支持ベースと、
昇降フレームを有しこの昇降フレームを、前記基台に対し上下方向において位置調整可能に支持する第1の位置調整手段と、
前記支持ベースを、前記昇降フレームに対して前後方向において位置調整可能に支持する第2の位置調整手段とを有する請求項1記載の鉄道車両の列車間電気連結試験装置。 - 前記基台は、フォークリフトのフォークが挿入可能である挿入部を有する請求項1又は2に記載の鉄道車両の列車間電気連結試験装置。
- 前記先頭車両の電気連結器は、雄型あるいは雌型の位置決め手段を有し、前記雄型及び雌型の位置決め手段が係合することで、前記両電気連結器の接続端子が互いに電気的に接触するように構成されるものであり、
前記基台の前後にそれぞれ電気カプラーが配設され、前記電気カプラーの一方が雄型の位置決め手段を有し、他方が雌型の位置決め手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載の鉄道車両の列車間電気連結試験装置。
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