JP2003072547A - 鉄道車両の列車間電気連結試験装置 - Google Patents

鉄道車両の列車間電気連結試験装置

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JP2003072547A JP2001269730A JP2001269730A JP2003072547A JP 2003072547 A JP2003072547 A JP 2003072547A JP 2001269730 A JP2001269730 A JP 2001269730A JP 2001269730 A JP2001269730 A JP 2001269730A JP 2003072547 A JP2003072547 A JP 2003072547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転台の中での接続作業を行うことなく、電気
試験を行うことができる鉄道車両の列車間電気連結試験
装置を提供する。 【解決手段】電気カプラー15Aを板状の支持ベース1
6上に左右方向において位置調整可能に支持する。昇降
フレーム17を、第1の位置調整手段18Aによって基
台12に対し上下方向に位置調整可能に支持する。支持
ベース16を、第2の位置調整手段19Aによって前記
昇降フレーム17に対し前後方向に位置調整可能に支持
する。支持ベース16上の電気カプラー15Aを、上下
方向及び前後方向に位置調整可能に基台12に支持し、
先頭車両の電気連結器に接続可能なるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、列車の先頭車両
の電気連結器との間で電気的な連結状態をつくり、力
行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報のやり
とりがうまくできるかどうかについての電気試験を行う
鉄道車両の列車間電気連結試験装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両を実際に運用する場
合、1つの編成車両である列車と、別の編成車両である
列車とを機械的に車両連結器で連結して一体化すると共
に、図13(a)に示すように、一方の列車の先頭車両
101の雄型又は雌型電気連結器101aを、他方の列
車の先頭車両102の雌型又は雄型電気連結器102a
に電気的に連結して、力行、ブレーキ、ドア取り扱いな
どについての情報をやりとりするようになっている。そ
のため、先頭車両101,102の電気連結器101
a,102aが連結された場合に、力行、ブレーキ、ド
ア取り扱いなどについての情報のやりとりがうまくでき
るかどうかについて、車両製造後に電気試験を行いたい
という要求がある。
【0003】その一方、そのような鉄道車両を製造する
場合に、2つの列車を同時に製造するということが実際
にはほとんどないため、そのような製作の都合上、前述
したように一方の列車の先頭車両101の雄型又は雌型
電気連結器101aを、他方の列車の先頭車両102の
雌型又は雄型電気連結器102aに電気的に連結して、
実際の運行状態と同一の状態にして、力行、ブレーキ、
ドア取り扱いなどについての情報のやりとりに関する電
気試験を行うということはできない。
【0004】そのため、従来、2つの列車の先頭車両同
士を連結する代わりに、図13(b)に示すように、電
気連結器に接続される配線(いわゆるワタリ線)の途中
に設けられている電気コネクタ103A,103B(電
気カプラー)による連結を運転台内で解除して、そのう
ち先頭車両内の各種機器に接続されいる電気コネクタ1
03Bに、試験機器104に接続されている電気コネク
タ105を電気的に連結して、電気試験を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに、運転台の中で先頭車両同士の配線(ワタリ線)に
関係する電気コネクタ103A,103Bを外して、試
験機器につなぐためにコネクタ103Bを試験器機側の
電気コネクタ105に接続する作業は、狭い運転台の内
部で行う必要があるため、大変面倒な作業であり、ま
た、場合によっては、電気コネクタ103A,103B
の連結解除、連結の作業の際に、それらのコネクタ10
3b、105の接触ピンが曲がってしまうこともある。
【0006】そこで、発明者は、先頭車両の電気連結器
を試験装置につないで試験する場合に、前記先頭車両の
電気連結器に、試験機器に電気的に接続されている電気
カプラーを接続可能なるように基台上の支持し、その電
気カプラーの位置や高さを、前記先頭車両の電気連結器
の位置や高さに対応して変更できるように支持すること
で、前述した不具合を解消できることに着想し、本発明
を開発するに至ったものである。
【0007】なお、前記技術に関連する先行技術とし
て、特公平2−24345号公報、特公平7−5760
8号公報、特許第2952773号公報がある。
【0008】この発明は、運転台の中での接続作業を行
うことなく、電気試験を行うことができる鉄道車両の列
車間電気連結試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、列車
の先頭車両の電気連結器との間で電気的な連結状態をつ
くり、電気試験を行う鉄道車両の列車間電気連結試験装
置であって、前記先頭車両の電気連結器の複数の接続端
子に対応する複数の接続端子を有し前記先頭車両の電気
連結器に電気的に接続可能である電気カプラーと、この
電気カプラーに電気的に接続される試験機器と、前記試
験機器が設けられる基台と、前記電気カプラーを、前記
基台上に、前記先頭車両の電気連結器に接続可能なるよ
うに支持する支持手段とを備えるものである。ここで、
前記電気カプラーを支持する支持手段は、先頭車両の電
気連結器に応じた位置に予め設けられている場合も、そ
の位置が調整できるようになっている場合も含まれる。
先頭車両の電気連結器に応じた位置に予め設けられてい
る場合には、製造する車両の種類に対応する数の試験装
置を準備しておく必要がある。
【0010】このようにすれば、基台上に位置調整手段
によって支持される電気カプラーを、先頭車両の電気連
結器に電気的に接続することで、前記電気連結器を試験
機器に接続することができるようになる。よって、運転
台内での複雑な接続作業を行うことなく、2つの列車の
先頭車両の電気連結器同士を連結した場合における、力
行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについての情報をやり
とりについての電気試験を行うことが可能となる。
【0011】請求項2に記載のように、前記支持手段
は、前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向におい
て位置調整可能に支持する支持ベースと、昇降フレーム
を有しこの昇降フレームを、前記基台に対し上下方向に
おいて位置調整可能に支持する第1の位置調整手段と、
前記支持ベースを、前記昇降フレームに対して前後方向
において位置調整可能に支持する第2の位置調整手段と
を有することが望ましい。
【0012】このようにすれば、電気カプラーを交換可
能としているので、車両の種類に応じて電気連結器のフ
ェースが異なっていても、そのフェースに応じて電気カ
プラーを交換することができ、いずれの種類の電気連結
器にも対応することが可能となる。また、電気カプラー
は、支持ベースに、例えば左右方向の長孔により左右方
向において位置調整可能に取り付けられているので、左
右方向の位置決めができ、また、前記支持ベースを支持
する昇降フレームが基台に対し第1の位置調整手段によ
って上下方向において位置調整可能に支持され、前記昇
降フレームに対し前記支持ベースが第2の位置調整手段
によって前後方向において位置調整可能に支持されてい
るので、いずれの方向においても支持ベース(電気カプ
ラー)の位置調整が可能とされ、電気カプラーは電気連
結器に確実に接続される。
【0013】請求項3に記載のように、前記基台は、下
部に車輪を有し、移動可能とすることも可能である。
【0014】このようにすれば、いずれの場所へも無理
なく移動させることができる。
【0015】請求項4に記載のように、前記基台は、フ
ォークリフトのフォークが挿入可能である挿入部を有す
る構成とすることもできる。
【0016】このようにすれば、基台の挿入部にフォー
クリフトのフォークを挿入することで、フォークリフト
によって方向を転換したり、移動させたりすることがで
きる。
【0017】請求項5に記載のように、前記先頭車両の
電気連結器は、雄型あるいは雌型の位置決め手段を有
し、前記雄型及び雌型の位置決め手段が係合すること
で、前記両電気連結器の接続端子が互いに電気的に接触
するように構成されるものであり、前記基台の前後にそ
れぞれ電気カプラーが配設され、前記電気カプラーの一
方が雄型の位置決め手段を有し、他方が雌型の位置決め
手段を有するようにすることが望ましい。
【0018】このようにすれば、列車の先頭車両の電気
連結器が、雄型の位置決め手段を有する場合であっても
雌型の位置決め手段を有する場合であっても、位置決め
手段が雄型であるか雌型であるかに応じて基台の前後の
いずれかの電気カプラーを接続すればよいので、いずれ
の場合にも電気試験を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に沿って説明する。
【0020】図1は本発明に係る鉄道車両の列車間電気
連結試験装置の正面図、図2は同平面図、図3は同側面
図である。
【0021】図1〜図3に示す鉄道車両の列車間電気連
結試験装置1は、前記列車の先頭車両102の電気連結
器102aと基本的には同一の構造である2つの電気カ
プラー15A,15Bを前後に有しており、この電気カ
プラー15A,15Bのいずれかと、列車の先頭車両1
02の電気連結器102aとの連結状態をつくり(図1
2参照)、力行、ブレーキ、ドア取り扱いなどについて
の情報のやりとりに関する電気試験を行うものである。
【0022】前記試験装置1は、4つの車輪11を下部
に有する基台12を備え前記車輪11によっていずれの
場所にも移動することができるようになっている。その
基台12は、4つの車輪11が取り付けられ平面視矩形
状の底部フレーム12Aと、この底フレーム12Aの前
後において鉛直上方に立ち上がるように設けられた前後
フレーム部12B,12Cとを有する。また、底フレー
ム部12A上には、前後フレーム部12B,12Cと平
行に延びフォークリフトのフォーク(図示せず)が挿入
可能である挿入部12a,12bが前後に設けられ、そ
の挿入部12a,12b上に試験機器13が配設され、
底フレーム部12Aのほぼ中央位置に試験機器13が位
置するようになっている。そして、前記底フレーム部1
2Aの挿入部12a,2bの部位と前後フレーム部12
B,12Cとは、傾斜フレーム部12D,12Eによっ
て連結され、前後フレーム部12B,12Cが倒れない
ように構成されている。
【0023】前記基台12の前後フレーム部12B,1
2Cには、支持手段14A,14Bによって、列車の先
頭車両の電気連結器に電気的に連結される電気カプラー
15A,15Bが位置調整可能に設けられている。な
お、前記電気カプラー15A,15Bは、具体的に図示
していないが、前記試験機器13に電気的に接続されて
いる。
【0024】前記支持手段14A,14Bは、いずれも
前記電気カプラー15A,15Bを、前記基台12上
に、前記先頭車両102の電気連結器102a(図12
参照)に接続可能なるように支持するもので、それらは
基本的には同一の構造であるので、前側の支持手段14
Aについてのみ説明する。
【0025】前記前側の支持手段14Aは、前記電気カ
プラー15Aを支持する板状の支持ベース16と、昇降
フレーム17を有しこの昇降フレーム17を、前記基台
12に対し上下方向に位置調整可能に支持する第1の位
置調整手段18Aと、前記支持ベース16を、前記昇降
フレーム17に対し前後方向に位置調整可能に支持する
第2の位置調整手段19Aとを有する。すなわち、前記
第1の位置調整手段18Aによって基台12に対し上下
方向において位置調整が可能である昇降フレーム17上
に、前記支持ベース16が、第2の位置調整手段19A
によって前後方向において位置調整可能に支持され、結
果として支持ベース16上の電気カプラー15Aが、上
下方向及び前後方向に位置調整可能に基台12に支持さ
れていることになる。
【0026】また、前記支持ベース16には、左右方向
に延びる4つの長孔16aが形成され、その4つの長孔
16aを利用して電気カプラー15Aが支持ベース16
に交換可能に取り付けられる。よって、電気カプラー1
5Aは、前記長孔16aを利用することで、支持ベース
16に対して左右方向において位置調整可能なるように
支持されることになる。
【0027】前記前側の支持手段14Aは、具体的に
は、図4〜図7に示すように構成されている。すなわ
ち、基台12の前後フレーム部12B,12Cにはそれ
ぞれ上下方向に延びる左右のガイドレール22,22が
平行に設けられ、前記昇降フレーム17に前記ガイドレ
ール22,22にスライド可能に係合するスライダ2
3,23が設けられている。前記昇降フレーム17は、
左右の側板部17a,17aと、それらを連結する断面
コ字形状の連結フレーム部17bとを有するものであ
り、前記左右の側板部17aの外側に前記スライダ23
が固着されている。また、左右の側板部17aに対して
前後方向に延びる上板部17cが固着され、その上板部
17cが、上下方向に延びる補強板部17dにて前記左
右の側板部17aと連結されている。
【0028】前記昇降フレーム17における連結フレー
ム部17bの左右方向のほぼ中央部には、雌ねじ部材2
4が固着され、その雌ねじ部材24には、上下方向に延
びる雄ねじ部材25が螺合している。そして、前記雄ね
じ部材25は、前フレーム部12Bに軸受26を介して
回転可能に支持されており、その上端部に設けられたハ
ンドル27を回転することにより、雌ねじ部材24と雄
ねじ部材25との関係により前記昇降フレーム17が上
下方向において移動(昇降)するようになっている。
【0029】また、前記昇降フレーム17の上板部17
c上には一定間隔を存してスライダ28が設けられ、そ
のスライダ28が、前記支持ベース16の下面側に設け
られたガイドレール9にスライド可能に係合すること
で、前記昇降フレーム17上に、前記支持ベース16が
前後方向に移動可能に支持されている。前記支持ベース
16の左右方向の中央部には別の雌ねじ部材31が固着
され、その雌ねじ部材31に、前後方向に延びる雄ねじ
部材32が螺合している。そして、雄ねじ部材32は、
前フレーム部12Bに軸受33を介して回転可能に支持
されており、その前端部に設けられたハンドル34を回
転することにより、支持ベース16が昇降フレーム17
に対し前後方向において移動するようになっている。
【0030】前記電気カプラー15A(15B)は、列
車の先頭車両の電気連結器と同様の構成のもので、図1
0〜図13に示すように構成されている。すなわち、ケ
ーシング51の前面部のパネル接点部52,53はカバ
ー部材54にて通常時は覆われ、保護されるようになっ
ている。そのパネル接点部52,53の両側には、相手
側の列車の先頭車両のパネル接点部(図示せず)と電気
的に接続するための位置決め手段として、雄部材55と
雌部材56とが配設され、雌部材56のさらに外側に、
前記カバー部材54を開閉するための開閉機構57が設
けられている。ここで、前記電気連結器は、雄部材55
と雌部材56とが左右いずれに配置されているかで雄型
あるいは雌型の位置決め手段を有することになり、前記
雄型及び雌型の位置決め手段が互いに係合することで
(すなわち互いに左右において対向する雄部材55が雌
部材56に挿入されることで)、前記両電気連結器の接
続端子が互いに電気的に接触するように構成されるもの
である。
【0031】よって、前記基台12の前後にそれぞれ電
気カプラー15A,15Bが配設され、前記電気カプラ
ー15A,15Bの一方が雄型の位置決め手段を有する
一方、他方が雌型の位置決め手段を有することで、先頭
車両の電気連結器が、雄型あるいは雌型のいずれの位置
決め手段を有していても、電気的に連結して電気試験を
行うことができるように構成されている。
【0032】前記開閉機構57は、前記カバー部材54
の両側を支持する第1及び第2の支持部材58,59
と、前記第1の支持部材58に隣接して進退可能に支持
されている押し棒60と、前記押し棒60より上方に突
設され先端部に前記第1の支持部材58の長孔58aに
スライド可能に係合する係合ピン61aを有する係合部
材61と、前記第2の支持部材59に対して設けられ前
記カバー部材54を閉方向に付勢するスプリング部材6
2とを有する。また、押し棒60と反対側には、相手側
の電気連結器(図示せず)の押し棒に接触して、押し棒
を後退させる当接板63が設けられている。なお、64
は試験機器13に接続するための電気コネクタである。
【0033】よって、上記試験装置1による電気試験を
行う場合には、試験装置1側の電気カプラー、例えば電
気カプラー15Bを、支持ベース16の長孔16aを利
用して左右方向の位置調整を行い、第1の位置調整手段
によって上下方向の位置調整を行い、まず、前記先頭列
車102の電気連結器102aに対向する状態とする。
【0034】それから、第2の位置調整手段19Aによ
って、電気カプラー15B(支持ベース16)を、先頭
車両102の電気連結器102aに接近させると、押し
棒60が互いに押されて、カバー部材54が開放される
と共に、雄部材55と雌部材56とが互いに嵌合し合
い、図12に示すように、電気カプラー15Bと電気連
結器102aのパネル接点部52,53が電気的に接続
され、電気試験を行うことが可能な状態とされる。
【0035】また、電気試験が終了すれば、電気カプラ
ー15Bを後退させれば、接続が解除される。
【0036】ここで、前記試験装置1の電気カプラー1
5A,15Bは、雄部材55と雌部材56とが左右で逆
に配置されている雄型と雌型との電気カプラー15A,
15Bが前後に配置されているので、先頭車両側の電気
連結器が、雄型あるいは雌型のいずれであっても、例え
ばフォークリフトを利用するなどして、試験装置1の方
向を転換することで、連結することができるようになっ
ている。
【0037】前記実施の形態においては、試験装置1
は、車輪11を有する移動可能な構成とされているが、
本発明は必ずしもそれに限定されるものではなく、車輪
を備えることなく、運搬車などで移動させるようにする
ことも可能である。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように実施
され、以下に述べるような効果を奏する。
【0039】請求項1の発明は、基台上に支持手段によ
って支持される電気カプラーを、先頭車両の電気連結器
に電気的に接続することで、前記電気連結器を試験機器
に接続するようにしているので、運転台内での複雑なか
つ面倒な接続作業を行うことなく、2つの列車の先頭車
両の電気連結器同士を連結した場合における、力行、ブ
レーキ、ドア取り扱いなどについての情報をやりとりに
ついての電気試験を行うことが可能となる。
【0040】請求項2に記載のように、前記支持手段
は、前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向におい
て位置調整可能に支持する支持ベースと、この支持ベー
スを、昇降フレームに対し前後方向位置調整可能に支持
する第1の位置調整手段と、前記昇降フレームを、前記
基台に対し昇降可能に支持する第2の位置調整手段とを
有するようにすれば、電気カプラーは、支持ベースに左
右方向において位置調整することができ、また、支持ベ
ースは、第1及び第2の位置調整手段によって前後方向
及び上下方向に位置調整できるので、いずれの方向にお
いても位置調整が可能とされ、電気カプラーは電気連結
器に確実に接続することができる。また、車両の種類に
応じて電気連結器のフェースが異なっていても、そのフ
ェースに応じて電気カプラーを交換することができるの
で、いずれの種類の電気連結器にも対応することが可能
となる。
【0041】請求項3に記載のように、前記基台は、下
部に車輪を有し、移動可能とすれば、いずれの場所へも
無理なく移動させることができる。
【0042】請求項4に記載のように、前記基台は、フ
ォークリフトのフォークが挿入可能である挿入部を有す
るようにすれば、基台の挿入部にフォークリフトのフォ
ークを挿入することで、フォークリフトによって方向を
転換したり、移動させたりすることができる。
【0043】請求項5に記載のように、前記基台の前後
にそれぞれ電気カプラーを配設し、前記電気カプラーの
一方が雄型の位置決め手段を有し、他方が雌型の位置決
め手段を有するようにすれば、列車の先頭車両の電気連
結器が、雄型の位置決め手段を有する場合であっても雌
型の位置決め手段を有する場合であっても、位置決め手
段が雄型であるか雌型であるかに応じて基台の前後のい
ずれかの電気カプラーを接続すればよいので、いずれの
場合にも電気試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両の列車間電気連結試験装
置の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1のIII-III線における断面図である。
【図4】同装置の第1の位置調整手段の説明図である。
【図5】図4のV-V線における断面図である。
【図6】同装置の第2の位置調整手段の説明図である。
【図7】図6のVII-VII線における断面図である。
【図8】列車の先頭車両の電気連結器の正面図である。
【図9】同平面図である。
【図10】同右側面図である。
【図11】同左側面図である。
【図12】本発明に係る鉄道車両の列車間電気連結試験
装置の使用状態の説明図である。
【図13】(a)は列車の先頭車両の電気連結器の連結
状態を示す説明図、(b)は電気試験の説明図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両の列車間電気連結試験装置 11 車輪 12 基台 12a,12b 挿入部 13 試験機器 14A,14B 支持手段 15A,15B 電気カプラー 16 支持ベース 16a 長孔 17 昇降フレーム 18A,18B 第1の位置調整手段 19A,19B 第2の位置調整手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の先頭車両の電気連結器との間で電
    気的な連結状態をつくり、電気試験を行う鉄道車両の列
    車間電気連結試験装置であって、 前記先頭車両の電気連結器の複数の接続端子に対応する
    複数の接続端子を有し前記先頭車両の電気連結器に電気
    的に接続可能である電気カプラーと、 この電気カプラーに電気的に接続される試験機器と、 前記試験機器が設けられる基台と、 前記電気カプラーを、前記基台上に、前記先頭車両の電
    気連結器に接続可能なるように支持する支持手段とを備
    えることを特徴とする鉄道車両の列車間電気連結試験装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、 前記電気カプラーを交換可能にかつ左右方向において位
    置調整可能に支持する支持ベースと、 昇降フレームを有しこの昇降フレームを、前記基台に対
    し上下方向において位置調整可能に支持する第1の位置
    調整手段と、 前記支持ベースを、前記昇降フレームに対して前後方向
    において位置調整可能に支持する第2の位置調整手段と
    を有する請求項1記載の鉄道車両の列車間電気連結試験
    装置。
  3. 【請求項3】 前記基台は、下部に車輪を有し、移動可
    能とされている請求項1又は2記載の鉄道車両の列車間
    電気連結試験装置。
  4. 【請求項4】 前記基台は、フォークリフトのフォーク
    が挿入可能である挿入部を有する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の鉄道車両の列車間電気連結試験装置。
  5. 【請求項5】 前記先頭車両の電気連結器は、雄型ある
    いは雌型の位置決め手段を有し、前記雄型及び雌型の位
    置決め手段が係合することで、前記両電気連結器の接続
    端子が互いに電気的に接触するように構成されるもので
    あり、 前記基台の前後にそれぞれ電気カプラーが配設され、前
    記電気カプラーの一方が雄型の位置決め手段を有し、他
    方が雌型の位置決め手段を有する請求項1〜4のいずれ
    かに記載の鉄道車両の列車間電気連結試験装置。
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