JP3703302B2 - 整形おむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、整形おむつに関し、特に、取り扱いが容易で、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつき感をなくすようにした整形おむつに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乳幼児、病人、老人等が用いるおむつとして、使い捨ての紙おむつと、洗濯して繰り返して使用できる布おむつとがある。
このうち、紙おむつは、洗濯する必要がなく、手軽に使用できて利便性がよく、さらに、装着感も優れていることから、乳幼児だけでなく、病人、老人等の用途においても、その使用量が増大してきているが、近年、資源問題、ごみ問題、環境問題の高まりとともに、洗濯して繰り返して使用できる布おむつが再認識されてきている。
【0003】
ところで、従来の布おむつは、乳幼児、病人、老人等、装着者の体型や使用状況に応じた大きさに形成した矩形やループ状の綿製の織布(晒布)等を、折り重ねて使用するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の布おむつは、特に、排泄された尿を吸収することができるように股間当部が厚くなるように折り重ねて使用するようにしているため、取り扱いにくいだけでなく、装着時に、股間部がごわつき、装着者に対して不快感を与えるという問題があった。
また、従来の布おむつは、嵩が高いため、装着者の動きを制約し、特に、寝返りのできない病人、老人等の場合には、床ずれが発生しやすくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の布おむつの有する問題点に鑑み、使用に際して折り重ねる作業を必要とせず、取り扱いが容易で、また、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつき感をなくすようにした整形おむつを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の整形おむつは、臀部から股間部を経て前下腹部を覆うことができ、かつ、股間当部がくびれた略まゆ形に形成した表布と裏布との間に、表布側より吸水性を有する不織布からなる中間布と、股間部に配する前記中間布より小形の吸水性を有する不織布からなる小中間布とを重ねて配し、該小中間布の両側縁部に沿って、中間布及び裏布を縫って小中間布を固定し、該中間布及び裏布を縫った縫目の外側部に沿ってさらに中間布及び裏布を縫うとともに該小中間布の前腹当部側の端縁及び臀部当部側の端縁は他の布に縫い付けないようにし、さらに、表布、中間布及び裏布の外周縁を縫着して一体としたことを特徴とする。
【0007】
この整形おむつは、股間当部がくびれた略まゆ形に形成した表布と裏布との間に、表布側より吸水性を有する不織布からなる中間布と、股間部に配する中間布より小形の吸水性を有する不織布からなる小中間布とを重ねて配して一体としているため、使用に際して折り重ねる作業を必要とせず、取り扱いが容易となる。
また、吸水性を有する不織布からなる中間布に加えて、小形の吸水性を有する不織布を股間部に配するようにしているため、排泄された尿を確実に吸収することができるとともに、股間部におけるごわつき感をなくすことができる。
【0008】
この場合において、中間布の臀部当部の端縁を、表布の端縁より内側に位置するようにすることができる。
【0009】
これにより、臀部当部の嵩を低くして、おむつを装着した部分と装着していない背中部分の段差を小さくすることができ、これにより、装着者が動きやすく、床ずれの発生を未然に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の整形おむつの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に本発明の整形おむつの一実施例を示す。
【0011】
この整形おむつは、乳幼児、病人、老人等、装着者の臀部から股間部を経て前下腹部を覆うことができるサイズを有し、狭幅Wの股間当部aの両側に前腹当部b及び臀部当部cを配して、股間当部aが円弧状にくびれた略まゆ形に形成した表布1と裏布4との間に、表布1側より吸水性を有する不織布からなる中間布2と、股間部に配する中間布2より小形の吸水性を有する不織布からなる小中間布3とを重ねて配し、小中間布3の両側縁部を縫って固定するとともに、表布1、中間布2及び裏布4の外周縁を縫着して一体に構成したものである。
【0012】
そして、整形おむつの股間当部aの幅Wは、排泄された尿が側部から漏れ出ることなく、これを確実に吸収することができるように、さらに、装着時に、股間部がごわつき、装着者に対して不快感を与えることがないように、一般には、通常のパンツより若干広い幅となるように設定するようにする。
【0013】
この場合において、表布1及び裏布4は、適当な吸湿性及び吸水性を備えた布を用いるようにする。
特に、裏布4は、直接肌に触れるため、肌触りが良く、吸水性及び水拡散性の良好な布を用いるようにする。
また、裏布4に、起毛を施すこともできる。
【0014】
表布1と裏布4との間の表布1側に配する中間布2は、吸水性の良好な布、特に、不織布を用いることが望ましい。
そして、この中間布2は、中間布2を1枚の不織布で以て構成する場合には、表布1及び裏布4と同じ形状、同じ大きさに形成するが、本実施例のように、中間布2を2枚又はそれ以上の枚数の不織布で以て構成する場合には、表布1側の少なくとも1枚の中間布21を表布1及び裏布4と同じ形状、同じ大きさに形成し、残りの中間布22の臀部当部cの端縁22cを、表布1及び裏布4の端縁より内側に位置するようにし、これにより、臀部当部cの嵩を低くして、この整形おむつを装着した部分と装着していない背中部分の段差が小さくなるようにする。
【0015】
表布1と裏布4との間の裏布4側の股間部に配する中間布2より小形の小中間布3は、中間布2と同様、吸水性の良好な布、特に、不織布を用いることが望ましい。
そして、この小中間布3は、股間当部aの幅W1は、排泄された尿を確実に吸収することができるように、さらに、装着時に、股間部がごわつき、装着者に対して不快感を与えることがないように、一般には、整形おむつの股間当部aの幅Wより若干小さい幅となるように設定するようにする。
また、この中間布2は、本実施例のように、小中間布3を2枚又はそれ以上の枚数の不織布で以て構成する場合には、表布1側の小中間布31より、裏布4側の小中間布32を全体的にやや小さく形成し、これにより、全体の嵩を低くして、小中間布32を配した部分と配していない部分の段差が小さくなるようにする。
【0016】
そして、この整形おむつは、表布1上に、中間布2及び小中間布3を順に重ね、次いで裏布4を重ねるとともに、小中間布3が、所定の股間部に固定されるように、小中間布3の両側縁部に沿って、中間布2及び裏布4、さらに、必要に応じて表布1をステッチ縫6等によって縫って、小中間布3を固定するようにする。
この場合、必要に応じて、小中間布3の適宜個所を他の布に縫い付けて仮止めしたり、ステッチ縫6等によって小中間布3の両側縁部を他の布に縫い付けることもできる。小中間布3を縫い付ける布は、中間布2のみ、中間布2及び表布1、裏布4のみ、中間布2及び表布1並び裏布4のいずれでもよい。
【0017】
また、小中間布3の前腹当部b側及び臀部当部c側の端縁30b及び端縁30cは、他の布に縫い付けず、これにより、装着時に、整形おむつの股間当部aが装着者の股間部に密着しやすくして、排泄された尿が側部から漏れ出ることなく、これを確実に吸収することができるようにする。
【0018】
また、同様に、中間布2のうち、臀部当部cの端縁22cを、表布1及び裏布4の端縁より内側に位置するようにした中間布22の端縁22cは、他の布に縫い付けないようにする。
【0019】
また、小中間布3を固定するためのステッチ縫6等の縫目の側部に沿って、さらに、ステッチ縫7等の縫目を形成することができ、これにより、装着時に、整形おむつの股間当部aに、不規則な襞を生じさせることなく、この股間当部aを装着者の股間部に密着しやすくして、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつきをなくすとともに、排泄された尿が側部から漏れ出ることなく、これを確実に吸収することができるものとなる。
【0020】
そして、表布1、中間布2及び裏布4の外周縁部を、必要に応じて、バイアステープ5を当てて、縫着51し、一体に構成する。
【0021】
【発明の効果】
本発明の整形おむつによれば、股間当部がくびれた略まゆ形に形成した表布と裏布との間に、表布側より吸水性を有する不織布からなる中間布と、股間部に配する中間布より小形の吸水性を有する不織布からなる小中間布とを重ねて配して一体としているため、使用に際して折り重ねる作業を必要とせず、取り扱いが容易となる。
また、吸水性を有する不織布からなる中間布に加えて、小形の吸水性を有する不織布を股間部に配するようにしているため、排泄された尿を確実に吸収することができるとともに、股間部におけるごわつき感をなくし、従来の布おむつと比較して装着感を著しく改善することができる。
また、小中間布の両側縁部に沿って、中間布及び裏布を縫って小中間布を固定し、該中間布及び裏布を縫った縫目の外側部に沿ってさらに中間布及び裏布を縫うようにしている ので、装着時に、整形おむつの股間当部に、不規則な襞を生じさせることなく、この股間当部を装着者の股間部に密着しやすくして、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつきをなくすとともに、排泄された尿が側部から漏れ出ることなく、これを確実に吸収することができる。
さらに、小中間布の前腹当部側の端縁及び臀部当部側の端縁は、他の布に縫い付けないようにしているので、装着時に、整形おむつの股間当部が装着者の股間部に密着しやすくなり、排泄された尿が側部から漏れ出ることなく、これを確実に吸収することができる。
【0022】
また、中間布の臀部当部の端縁を、表布の端縁より内側に位置するようにすることにより、臀部当部の嵩を低くして、おむつを装着した部分と装着していない背中部分の段差を小さくすることができ、これにより、装着者が動きやすく、床ずれの発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の整形おむつの一実施例を示す一部を破断した平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
a 股間当部
b 前腹当部
c 臀部当部
1 表布
2(21,22) 中間布
22c 中間布の端縁
3(31,32) 小中間布
4 裏布
5 バイアステープ
6 ステッチ縫
7 ステッチ縫

Claims (2)

  1. 臀部から股間部を経て前下腹部を覆うことができ、かつ、股間当部がくびれた略まゆ形に形成した表布と裏布との間に、表布側より吸水性を有する不織布からなる中間布と、股間部に配する前記中間布より小形の吸水性を有する不織布からなる小中間布とを重ねて配し、該小中間布の両側縁部に沿って、中間布及び裏布を縫って小中間布を固定し、該中間布及び裏布を縫った縫目の外側部に沿ってさらに中間布及び裏布を縫うとともに該小中間布の前腹当部側の端縁及び臀部当部側の端縁は他の布に縫い付けないようにし、さらに、表布、中間布及び裏布の外周縁を縫着して一体としたことを特徴とする整形おむつ。
  2. 中間布の臀部当部の端縁を、表布の端縁より内側に位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の整形おむつ。
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