JP2021065566A - おむつ - Google Patents

おむつ Download PDF

Info

Publication number
JP2021065566A
JP2021065566A JP2019194932A JP2019194932A JP2021065566A JP 2021065566 A JP2021065566 A JP 2021065566A JP 2019194932 A JP2019194932 A JP 2019194932A JP 2019194932 A JP2019194932 A JP 2019194932A JP 2021065566 A JP2021065566 A JP 2021065566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frill
frill portion
diaper
wearer
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019194932A
Other languages
English (en)
Inventor
大樹 ▲浜▼▲崎▼
大樹 ▲浜▼▲崎▼
Daiki Hamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2019194932A priority Critical patent/JP2021065566A/ja
Publication of JP2021065566A publication Critical patent/JP2021065566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】おむつのクッション性を向上させる。【解決手段】着用者の腹部に対向する前身頃11と、着用者の背部に対向する後身頃12と、前身頃11及び後身頃12の間に位置する股下部13と、を有するおむつ1は、着用者の肌と反対側を向く外面16と、外面16に設けられた襞状のフリル部2と、を備えている。フリル部2には、前身頃11の外面16から垂れ下げられた前フリル部21が含まれる。【選択図】図1

Description

本件は、見栄えだけでなくクッション性も高められたおむつに関する。
従来、おむつは、購買意欲を高めたり着用者に良好な印象を与えたりするために、見栄えの向上が図られている。例えば、おむつの外観が上着を疑似したものとなるように、おむつの前側領域に疑似ウェストバンドや疑似ボタン等を印刷することが提案されている(特許文献1参照)。
特表2010−508116号公報
しかしながら、上記のようにファッション性やデザイン性への着目から見栄え向上のための印刷が施されたおむつは、クッション性を高めるうえで改善の余地がある。このため、見栄えのほかにクッション性も高められる構成を備えたおむつの開発が求められている。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、おむつのクッション性を向上させることを目的の一つとする。
本件のおむつは、着用者の腹部に対向する前身頃と、前記着用者の背部に対向する後身頃と、前記前身頃及び前記後身頃の間に位置する股下部と、を有するおむつであって、前記着用者の肌と反対側を向く外面と、前記外面に設けられた襞状のフリル部と、を備え、前記フリル部には、前記前身頃の前記外面から垂れ下げられた前フリル部が含まれることを特徴としている。
本件によれば、おむつのクッション性を向上させることができる。
第一実施形態に係るおむつの斜視図である。 第二実施形態に係るおむつの側面図であり、後フリル部に関し、(a)に一形態を示し、(b)に他の形態を示している。 第三実施形態に係るおむつの斜視図であり、下フリル部に関し、(a)に一形態を示し、(b)に他の形態を示している。 第四実施形態に係るおむつの斜視図である。 図4のおむつの分解斜視図であり、着脱構造を示している。 第五実施形態に係るおむつの斜視図であり、テープフリル部に関し、(a)に一形態を示し、(b)に他の形態を示している。 第六実施形態に係るおむつの側面図であり、廃棄テープに関し、(a)に一形態を示し、(b)に他の形態を示している。
本件を実施するための形態を説明する。以下の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、ここで明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。下記の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、必要に応じて取捨選択でき、あるいは適宜組み合わせることができる。
ここでは、おむつが着用者に装着された状態を基準にして、おむつの構成を詳述する。以下の説明では、おむつの着用者を基準として前後方向及び左右方向を定め、着用者が起立した状態における着用者の頭部側を上方とし、この反対側(着用者の脚側)を下方とする。また、おむつにおいて、着用者の肌に向かう側を肌側とし、この反対側を非肌側とし、肌側と非肌側とを結ぶ方向を厚み方向とする。
[1.第一実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すように、本実施形態では、パンツ型のおむつ1を例に挙げて説明する。
おむつ1は、着用者の腹部に対向する前身頃11と、着用者の背部に対向する後身頃12と、前身頃11及び後身頃12の下方で着用者の股間に対向する股下部13とを有する。股下部13は、前身頃11及び後身頃12の間に位置し、前身頃11と後身頃12とを連結する。
おむつ1の左右両側には、着用者の脚部が通される脚開口部14が形成されている。また、おむつ1の上端部には、着用者の胴部が通される胴開口部15が形成されている。
おむつ1は、吸収性樹脂の吸収性シート3を備えている。吸収性シート3は、水分を吸収して保持する部材であって、例えば、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)の粒子群が配置された層を親水性の不織布やティシュペーパ等で被包することにより形成される。ここでは、前身頃11と股下部13と後身頃12とにわたって設けられた吸収性シート3を例示する。なお、おむつ1には、吸収性シート3に加えて、高吸水性樹脂をフラッフパルプに混合したマット(吸収体)が設けられてもよい。
おむつ1は、吸収性シート3のほかにも種々のシートが積層されて構成される。具体的には、吸収性シート3よりも肌側に液透過性のトップシートが配置され、吸収性シート3よりも非肌側に液不透過性のバックシートが配置され、バックシートよりも非肌側にカバーシートが配置される。これらのシートはいずれも公知の構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
おむつ1は、着用者の肌と反対側を向く外面16と、外面16に設けられた襞状のフリル部2とを備えている。本実施形態では、外面16に固定された(外面16に対して着脱不能の)フリル部2を例示する。外面16は、具体的には、上記のカバーシートにおける非肌側の表面である。
フリル部2は、襞状であることから、クッション性をもつと共におむつ1に可愛らしさを与える。ここでいう襞状とは、多数の細長い折り目をなすように(例えば蛇腹状やジグザグ状に)素材が折り畳まれた状態を意味する。
フリル部2は、クッション性の観点から、好ましくは柔軟な素材で形成される。フリル部2に用いられる素材としては、織布や不織布、フィルム等が挙げられる。なお、ここでは無地のフリル部2を例示するが、フリル部2には見栄え向上のために模様が施されていてもよい。
フリル部2には、前身頃11に設けられた前フリル部21が含まれる。前フリル部21は、前身頃11における外面16から垂れ下げられている。したがって、前フリル部21は、おむつ1の前面視で襞をなすカーテン状である。
本実施形態では、前面視で前身頃11の略全域と重なると共に、股下部13とも部分的に重なる位置まで垂れ下がった前フリル部21を例示する。詳細には、前フリル部21は、左右の脚開口部14間の略全域を覆うように左右方向の寸法が設定され、股下部13と部分的に重複するように上下方向の寸法(垂れ下がる長さ寸法)が設定されている。
ただし、前フリル部21の左右方向及び上下方向の各寸法は上記の寸法に限定されない。前面視で股下部13を完全に覆うように前フリル部21の寸法(大きさ)が設定されれば、股下部13の露出を抑えられる点で見栄えの向上を図れる。一方、前面視で股下部13の少なくとも一部が露出するように前フリル部21の寸法が設定されれば、股下部13を前方から目視しやすくなる。このため、股下部13の膨らみ具合から排尿状態や排泄状態を把握しやすくなる。また、排尿の有無を外部に示すインジケータが股下部13に設けられる場合には、このインジケータが前方から見えやすくなることで、排尿状態を把握しやすくなる。よって、利便性の向上を図れる。
本実施形態の前フリル部21は、吸収性シート3と厚み方向において重なっている。より詳細には、前フリル部21は、吸収性シート3のうち、前身頃11に位置する部分と厚み方向において重なっている。
以下、上記の前フリル部21のように、吸収性シート3と厚み方向において重なる位置に設けられたフリル部2を「緩衝フリル部25」ともいう。本実施形態では、前フリル部21が緩衝フリル部25であることから、おむつ1に設けられるフリル部2には緩衝フリル部25が含まれている。緩衝フリル部25は、例えば着用者が横になった場合や着座した場合など、吸収性シート3が外力によって着用者に押し当てられる場合に、緩衝性を発揮する。
[1−2.作用及び効果]
上記のおむつ1によれば、外面16に設けられた襞状のフリル部2に、前身頃11の外面16から垂れ下げられた前フリル部21が含まれるため、見栄えを向上させられるだけでなく、着用者の腹部に対するクッション性を高められる。特に、前フリル部21によれば、おむつ1の前面視における見栄えを向上させられると共に、うつ伏せの着用者の腹部に対する圧迫感を低減できる。
着用者の腹部は、おむつ1が装着される部位のうち、背部や股間と比べて最も頻繁に且つ大きく動くことが知られている。このため、上記のように前フリル部21で着用者の腹部に対するクッション性が高められることにより、おむつ1の装着感(履き心地)を効率よく向上させられると共に、着用者の創傷防止に寄与する。
一般に吸収性シートが設けられたおむつでは、吸収性シートに対応する部分が他の部分と比べて硬くなるため、着用者に硬質感を与えやすい。これに対し、上記のフリル部2には、吸収性シート3と厚み方向において重なる位置に設けられた緩衝フリル部25が含まれているため、吸収性シート3に対応する部分のクッション性を高められる。よって、吸収性シート3に起因した硬質感を抑制できる。
上記の前フリル部21は、吸収性シート3と厚み方向において重なる緩衝フリル部25であるため、前身頃11において吸収性シート3に対応する部分のクッション性を高められる。これにより、吸収性シート3が着用者の腹部に与えうる硬質感を低減できる。よって、おむつ1の履き心地の低下を抑制できる。
[2.第二実施形態]
[2−1.構成]
図2(a),(b)に示すように、本実施形態のおむつ1Aは、第一実施形態のおむつ1に対して、後身頃12に後フリル部22が追加されたものである。すなわち、本実施形態のフリル部2には、前フリル部21及び緩衝フリル部25に加えて、後身頃12に設けられた後フリル部22が含まれている。
後フリル部22の具体例としては、図2(a)に示すように、後身頃12における外面16から垂れ下げられた襞状の第一後フリル部22Aや、図2(b)に示すように、後身頃12における外面16自体で形成された襞状の第二後フリル部22Bが挙げられる。
図2(a)に示すように、第一後フリル部22Aは、おむつ1Aの後面視で襞をなすカーテン状であり、外面16とは別体で形成されたうえで後身頃12の外面16に取り付けられている。ここでは、後面視で後身頃12の略全域と重なると共に、股下部13とも重なる位置まで垂れ下がった第一後フリル部22Aを例示する。詳細には、第一後フリル部22Aは、左右の脚開口部14間の略全域を覆うように左右方向の寸法が設定され、股下部13よりも下方まで垂れ下がる(上下方向において股下部13の全域を覆う)ように上下方向の寸法(垂れ下がる長さ寸法)が設定されている。
このように、後面視で股下部13を完全に覆うように第一後フリル部22Aの寸法(大きさ)が設定されれば、股下部13の露出を抑えられる点で見栄えの向上を図れる。
ただし、第一後フリル部22Aの左右方向及び上下方向の各寸法は上記の寸法に限定されない。後面視で股下部13の少なくとも一部が露出するように第一後フリル部22Aの寸法が設定されれば、股下部13における排尿状態や排泄状態を後方から視認しやすくなるため、利便性の向上を図れる。
図2(b)に示すように、第二後フリル部22Bは、後身頃12の外面16自体が襞状に形成されることで構成されており、後身頃12の外面16に模様を施している。ここでは、後面視で後身頃12の略全域に設けられた第二後フリル部22Bを例示する。ただし、第二後フリル部22Bが設けられる領域の大きさは特に限定されない。
本実施形態の後フリル部22は、吸収性シート3と厚み方向において重なっている。より詳細には、後フリル部22は、吸収性シート3のうち、後身頃12に位置する部分に対して厚み方向の非肌側から被さっている。よって、本実施形態のフリル部2には、前フリル部21で構成された緩衝フリル部25に加えて、後フリル部22で構成された緩衝フリル部25も含まれている。
[2−2.作用及び効果]
本実施形態のフリル部2には、後身頃12に設けられた後フリル部22が含まれているため、見栄えを向上させられるだけでなく、着用者の背部に対するクッション性を高められる。特に、後フリル部22によれば、おむつ1Aの後面視における見栄えを向上させられると共に、仰向けの着用者の背部に対する圧迫感を低減できる。よって、着用者の寝心地の向上と創傷防止とに寄与する。
前フリル部21と後フリル部22との双方が設けられたおむつ1Aによれば、着用者の腹部及び背部の双方に対するクッション性が高められることから、着用者がうつ伏せである場合と仰向けである場合との双方において、寝心地を向上させられる。また、おむつ1Aによれば、前面視と後面視との双方における見栄えを向上させられる。
上記の後フリル部22は、吸収性シート3と厚み方向において重なる緩衝フリル部25であるため、後身頃12において吸収性シート3に対応する部分のクッション性を高められる。これにより、吸収性シート3が着用者の背部に与えうる硬質感を低減できる。よって、おむつ1の履き心地の低下を抑制できる。
図2(a)に示すように、後身頃12の外面16から垂れ下げられた第一後フリル部22Aによれば、着用者の動作に応じて揺動しうるため、おむつ1Aに更に可愛らしさを与えることができる。
なお、着用者の胴部を周方向において囲むように、前フリル部21と第一後フリル部22Aとを連続させれば(スカート状に形成すれば)、着用者の胴部の全周にわたってクッション性を高められると共に、見栄えをより向上させられる。
一方で、図2(a)に示すように、脚開口部14が露出するように前フリル部21と第一後フリル部22Aとを前後に離隔させて設ければ、前フリル部21及び第一後フリル部22Aが着用者の脚部に触れにくくなるため、着用者の脚部に与えうる不快感を低減できる。
図2(b)に示すように、後身頃12の外面16自体で形成された第二後フリル部22Bによれば、着用者が動いたとしても揺動しにくく捲り上がることがないため、扱いが容易となる。また、第二後フリル部22Bによれば、外面16とは別体で形成される後フリル部22(例えば上記の第一後フリル部22A)と比べて、材料費を削減できる。
そのほか、本実施形態のおむつ1Aによれば、第一実施形態のおむつ1と同様の構成からは同様の作用及び効果を得ることができる。
[3.第三実施形態]
[3−1.構成]
図3(a),(b)に示すように、本実施形態のおむつ1Bは、第一実施形態のおむつ1に対して、股下部13に下フリル部23が追加されたものである。すなわち、本実施形態のフリル部2には、前フリル部21及び緩衝フリル部25に加えて、股下部13に設けられた下フリル部23が含まれている。
下フリル部23の具体例としては、図3(a)に示すように、股下部13における外面16から垂れ下げられた襞状の第一下フリル部23Aや、図3(b)に示すように、股下部13における外面16自体で形成された襞状の第二下フリル部23Bが挙げられる。
図3(a)に示すように、第一下フリル部23Aは、おむつ1Bの前面視で襞をなすカーテン状であり、外面16とは別体で形成されたうえで股下部13の外面16に取り付けられている。ここでは、前面視で股下部13の略全域と重なる第一下フリル部23Aを例示する。詳細には、第一下フリル部23Aは、左右の脚開口部14間の略全域を覆うように左右方向の寸法が設定され、股下部13のよりも下方まで垂れ下がる(上下方向において股下部13の全域を覆う)ように上下方向の寸法(垂れ下がる長さ寸法)が設定されている。
このような第一下フリル部23Aと上記の前フリル部21とが設けられたおむつ1Bの前面視では、前フリル部21と第一下フリル部23Aとが部分的に重なることで、前身頃11及び股下部13における外面16の略全域が、前フリル部21と第一下フリル部23Aとで覆われる。
なお、第一下フリル部23Aの上下方向及び左右方向の各寸法は上記の寸法に限定されない。前面視で股下部13の少なくとも一部が露出するように第一下フリル部23Aの寸法(大きさ)が設定されれば、股下部13における排尿状態や排泄状態を前方から視認しやすくなるため、利便性の向上を図れる。
図3(b)に示すように、第二下フリル部23Bは、股下部13の外面16自体が襞状に形成されることで構成されており、股下部13の外面16に模様を施している。ここでは、股下部13の略全域に設けられた第二下フリル部23Bを例示する。
このような第二下フリル部23Bと上記の前フリル部21とが設けられたおむつ1Bの前面視では、前フリル部21と第二下フリル部23Bとが部分的に重なることで、前身頃11における外面16の略全域が前フリル部21で覆われると共に、股下部13における外面16の略全域が第二下フリル部23Bにより模様を施される。
なお、第二下フリル部23Bが設けられる領域の大きさは特に限定されない。
本実施形態の下フリル部23は、吸収性シート3と厚み方向において重なっている。より詳細には、下フリル部23は、吸収性シート3のうち、股下部13に位置する部分と厚み方向において重なっている。よって、本実施形態のフリル部2には、前フリル部21で構成された緩衝フリル部25に加えて、下フリル部23で構成された緩衝フリル部25も含まれている。
[3−2.作用及び効果]
本実施形態のフリル部2には、股下部13に設けられた下フリル部23が含まれているため、見栄えを向上させられるだけでなく、着用者の股間に対するクッション性を高められる。特に、下フリル部23によれば、着用者がうつ伏せの場合と仰向けの場合とのいずれにおいても隠れにくい股下部13の見栄えを向上させられると共に、着用者の股間保護に寄与する。
おむつ1Bの前面視では、前フリル部21と下フリル部23とが部分的に重なって設けられるため、前身頃11から股下部13にかけてフリル部2を連続的に設けることができる。これにより、おむつ1Bの前面視における見栄えをより向上させられると共に、おむつ1Bの前身頃11から股下部13にかけてのクッション性を連続的に高められる。
上記の下フリル部23は、吸収性シート3と厚み方向において重なる緩衝フリル部25であるため、股下部13において吸収性シート3に対応する部分のクッション性を高められる。これにより、吸収性シート3が着用者の股間に与えうる硬質感を低減できる。よって、おむつ1Bの履き心地の低下を抑制できる。
図3(a)に示すように、股下部13の外面16から垂れ下げられた第一下フリル部23Aによれば、着用者の動作に応じて揺動しうるため、おむつ1Bに更に可愛らしさを与えることができる。
また、おむつ1Bの前面視において、前フリル部21と第一下フリル部23Aとが部分的に重なって設けられれば、フリル部2が一連のカーテン状となるため、見栄えをより向上させられる。
図3(b)に示すように、股下部13の外面16自体で形成された第二下フリル部23Bによれば、着用者が動いたとしても揺動しにくく捲り上がることがないため、扱いが容易となる。また、第二下フリル部23Bによれば、外面16とは別体で形成される下フリル部23(例えば上記の第一下フリル部23A)と比べて、材料費を削減できる。
そのほか、本実施形態のおむつ1Bによれば、第一実施形態のおむつ1と同様の構成からは同様の作用及び効果を得ることができる。
[4.第四実施形態]
[4−1.構成]
図4に示すように、本実施形態のおむつ1Cは、第一実施形態のおむつ1に対して、前フリル部21Aが互いに重ねられた複数の襞状のシート材5を有する点と、この前フリル部21Aが外面16に着脱自在である点とが異なる。
ここでは、前身頃11における外面16から垂れ下げられた三つのシート材5を例示する。三つのシート材5は、上下方向の寸法が互いに異なると共に、上下方向の寸法が小さいものほど非肌側に配置されるように、互いに重ねられている。
図5に示すように、おむつ1Cは、フリル部2を外面16に着脱自在に取り付ける着脱構造6を備えている。着脱構造6としては、フック部材(雄部材)とループ部材(雌部材)とによって機械的に結合する面状ファスナ(メカニカルファスナ)や、粘着剤や粘着テープ等を用いることができる。
本実施形態では、前フリル部21Aに適用された着脱構造6を例示する。着脱構造6は、前フリル部21Aにおける肌側の表面に設けられたフック部材61と、前身頃11の外面16に設けられたループ部材62とで構成されている。
着脱構造6は、上記のフック部材61及びループ部材62により、前フリル部21Aを前身頃11の外面16に着脱自在に取り付ける。詳細には、フック部材61がループ部材62に結合することにより、前フリル部21Aが前身頃11の外面16に取り付けられる。また、フック部材61がループ部材62から分離することにより、前フリル部21Aが前身頃11の外面16から取り外される。
図5には、前身頃11の上縁部の近傍で左右方向に延びるループ部材62を例示する。ただし、ループ部材62が設けられる領域はこれに限定されない。ループ部材62が広範囲に設けられるほど、フック部材61を取付可能な領域が広がるため、前フリル部21Aの取付位置の自由度が高められる。
なお、着脱構造6の構成も上記のものに限定されず、例えば、上記のフック部材及びループ部材の配置を反対にしてもよい(前フリル部21Aにループ部材を設け、前身頃11の外面16にフック部材を設けてもよい)。
[4−2.作用及び効果]
本実施形態の前フリル部21Aは、互いに重ねられた複数の襞状のシート材5を有するため、見栄えをより華やかにできると共に、着用者の腹部に対するクッション性をより高められる。
前フリル部21Aに複数のシート材5が適用されることで、着用者においておむつ1Cが装着される部位のうち、背部や股間と比べて最も頻繁に且つ大きく動く腹部に対するクッション性が更に向上する。このため、おむつ1Cの装着感(履き心地)をより効率よく向上させられると共に、着用者の創傷防止に更に寄与する。
フリル部2を外面16に着脱自在に取り付ける着脱構造6が設けられるため、フリル部2を必要に応じて着脱自在にできると共に、フリル部2の取付位置を調整できる。よって、おむつ1Cの汎用性及び利便性を高められる。
そのほか、本実施形態のおむつ1Cによれば、第一実施形態のおむつ1と同様の構成からは同様の作用及び効果を得ることができる。
[5.第五実施形態]
[5−1.構成]
図6(a),(b)に示すように、本実施形態のおむつ1Dは、テープ型である点で第一実施形態のおむつ1と異なる。ただし、本実施形態のおむつ1Dも、第一実施形態のおむつ1と同様に、前身頃11,後身頃12及び股下部13や、脚開口部14及び胴開口部15を有する。
本実施形態のおむつ1Dは、前身頃11及び後身頃12の一方に設けられて他方に止着される止着テープ4を備えている。ここでは、後身頃12に設けられ、前身頃11に設けられたターゲットゾーン7に止着される止着テープ4を例示する。なお、本実施形態の前フリル部21は、ターゲットゾーン7と干渉しないように、前身頃11においてターゲットゾーン7よりも下方(股下部13側)に配置されている。
本実施形態のフリル部2には、前フリル部21及び緩衝フリル部25に加えて、止着テープ4の外面16に設けられたテープフリル部24が含まれている。
テープフリル部24の具体例としては、図6(a)に示すように、止着テープ4における外面16から垂れ下げられた襞状の第一テープフリル部24Aや、図6(b)に示すように、止着テープ4における外面16自体で形成された襞状の第二テープフリル部24Bが挙げられる。
第一テープフリル部24Aは、おむつ1Aの前面視(止着テープ4の平面視)で襞をなすカーテン状であり、止着テープ4とは別体で形成されたうえで止着テープ4の外面16に取り付けられている。一方、第二テープフリル部24Bは、止着テープ4の外面16自体が襞状に形成されることで構成されており、止着テープ4の外面16に模様を施している。
なお、テープフリル部24の寸法(大きさ)は特に限定されないが、図6(a),(b)に例示するように、止着テープ4の先端部4aを避けて(先端部4aとは異なる外面16に)テープフリル部24が設けられれば、止着テープ4の先端部4aを摘まみやすく維持できる。
[5−2.作用及び効果]
本実施形態のフリル部2には、止着テープ4の外面16に設けられたテープフリル部24が含まれているため、止着テープ4を補強できると共に、止着テープ4の触感の向上を図ることができる。また、テープフリル部24が設けられた止着テープ4は、おむつ1Dの他の構成に対して目立ちやすくなる。このため、止着テープ4を他の構成に対して識別しやすくすることができる。
上記のテープフリル部24は、前身頃11に止着される止着テープ4に設けられるため、おむつ1Dの前面視で前フリル部21と共に見栄えを向上させられる。
図6(a)に示すように、止着テープ4の外面16から垂れ下げられた第一テープフリル部24Aによれば、着用者の動作に応じて揺動しうるため、おむつ1Dに更に可愛らしさを与えることができる。
一方、図6(b)に示すように、止着テープ4の外面16自体で形成された第二テープフリル部24Bによれば、着用者が動いたとしても揺動しにくく捲り上がることがないため、扱いが容易となる。また、第二テープフリル部24Bによれば、外面16とは別体で形成されるテープフリル部24(例えば上記の第一テープフリル部24A)と比べて、材料費を削減できる。
そのほか、本実施形態のおむつ1Dによれば、第一実施形態のおむつ1と同様の構成からは同様の作用及び効果を得ることができる。
[6.第六実施形態]
[6−1.構成]
図7(a),(b)に示すように、本実施形態のおむつ1Eは、第二実施形態の第一後フリル部22Aが設けられたおむつ1Aに対して廃棄テープ8が追加されたものである。
廃棄テープ8は、おむつ1Eの廃棄時におむつ1Eを丸めた状態に保持するためのいわゆる後処理テープである。廃棄テープ8は、例えば、細長い帯状の基材と、この基材の先端部に設けられ、おむつ1Eの外面16やフリル部2に止着される止着材とで構成される。なお、廃棄テープ8の止着材は特に限定されないが、コストの観点から、粘着剤の粘着力を利用した粘着ファスナが好適である。
廃棄テープ8の具体例としては、図7(a)に示すように、おむつ1Eの後身頃12の外面16に取り付けられた第一廃棄テープ8Aや、図7(b)に示すように、第一後フリル部22A(後述のカバーフリル部26)の肌側の面(裏面)に取り付けられた第二廃棄テープ8Bが挙げられる。
廃棄テープ8は、おむつ1Eの外面16から垂れ下げられた第一後フリル部22Aで覆われている。以下、本実施形態の第一後フリル部22Aのように、外面16から垂れ下げられて廃棄テープ8を覆うフリル部2を「カバーフリル部26」ともいう。本実施形態では、第一後フリル部22Aがカバーフリル部26であることから、おむつ1Eに設けられるフリル部2にはカバーフリル部26が含まれている。カバーフリル部26は、廃棄テープ8の全体を非肌側から覆い隠すように、その大きさ及び配置が設定される。
なお、廃棄テープ8は、前身頃11,後身頃12及び股下部13の少なくともいずれかと、カバーフリル部26との間に配置されることが好ましい。ただし、廃棄テープ8の個数や配置はここで例示するものに限定されない。また、廃棄テープ8は、使用時(おむつ1Eの廃棄時)に展開可能となるように、折り畳まれた状態で設けられてもよい。
[6−2.作用及び効果]
本実施形態のフリル部2には、外面16から垂れ下げられて廃棄テープ8を覆うカバーフリル部26が含まれているため、おむつ1Eの使用者(着用者やその介護者等)が意図せず廃棄テープ8に触れて手を怪我したり、廃棄テープ8が意図せず他の物,人,壁,床等に止着されたりすることを、カバーフリル部26で抑制できる。また、カバーフリル部26によれば、折り畳まれた状態で設けられた廃棄テープ8が意図せず展開されることも抑制できる。よって、廃棄テープ8が設けられたおむつ1Eをより使いやすくすることができる。
そのほか、本実施形態のおむつ1Eによれば、第二実施形態のおむつ1Aと同様の構成からは同様の作用及び効果を得ることができる。
[7.変形例]
おむつに設けられるフリル部2には、少なくとも前フリル部21が含まれればよい。上記の後フリル部22,下フリル部23,テープフリル部24,緩衝フリル部25及びカバーフリル部26は適宜組み合わされてもよく、例えば、後フリル部22と下フリル部23とテープフリル部24との全てが前フリル部21に加えて設けられてもよい。
おむつの外観において、前フリル部21,後フリル部22及び下フリル部23が連続して設けられれば、おむつの見栄えをより向上させられると共に、おむつのクッション性を前身頃11と股下部13と後身頃12とにわたって高められる。
なお、上記の第一乃至第四及び第六実施形態ではパンツ型のおむつを例示したが、前フリル部21,後フリル部22,下フリル部23,緩衝フリル部25及びカバーフリル部26は、テープ型のおむつにも同様に適用できる。
緩衝フリル部25は、上記の前フリル部21や後フリル部22や下フリル部23で構成されるものに限定されない。緩衝フリル部25は、襞状であると共に外面16のうちの吸収性シート3と厚み方向において重なる位置に設けられればよく、例えば吸収性シート3の全体と厚み方向において重なるように設けられてもよい。なお、吸収性シート3の形状や大きさや配置は特に限定されない。
カバーフリル部26は、上記の第一後フリル部22Aで構成されるものに限定されない。カバーフリル部26は、外面16から垂れ下げられて廃棄テープ8を覆っていればよく、例えば廃棄テープ8が前身頃11に設けられたおむつにおいては、前フリル部で構成されてもよい。また、複数の廃棄テープ8が設けられたおむつに対しては、複数のカバーフリル部が設けられてもよい。
上記の第四実施形態では、互いに重ねられた複数の襞状のシート材5を有するフリル部2として前フリル部21Aを例示したが、このように複数のシート材5が重ねられる構成は、前フリル部21A以外のフリル部2にも同様に適用可能である。具体的には、後フリル部22や下フリル部23やテープフリル部24やカバーフリル部26が、上記の前フリル部21Aと同様に、互いに重ねられた複数の襞状のシート材5を有してもよい。いずれのフリル部2が複数のシート材5を有する場合であっても、互いに重ねられた複数の襞状のシート材5により、見栄えをより華やかにできると共に、クッション性を高められる。
上記の第四実施形態では、前フリル部21Aに適用された着脱構造6を例示したが、着脱構造6は前フリル部21A以外のフリル部2にも同様に適用可能である。例えば、おむつの外面16の全域に上記のループ部材62を設けておけば、外面16における任意の位置にフリル部2を取り付けることが可能となる。このように、フリル部2の取付位置が選択可能となるように着脱構造6を設ければ、おむつのデザインを着用者の好みに合わせることが容易になると共に、着用者の必要に応じておむつのクッション性をピンポイントに高められる。よって、汎用性及び利便性を更に向上させられる。
上記のおむつが装着される対象は特に限定されない。したがって、上記の構成は、乳幼児や成人やペットといった様々な対象のおむつに適用可能である。
1,1A,1B,1C,1D,1E おむつ
2 フリル部
3 吸収性シート
4 止着テープ
4a 先端部
5 シート材
6 着脱構造
7 ターゲットゾーン
8 廃棄テープ
8A 第一廃棄テープ
8B 第二廃棄テープ
11 前身頃
12 後身頃
13 股下部
14 脚開口部
15 胴開口部
16 外面
21,21A 前フリル部
22 後フリル部
22A 第一後フリル部
22B 第二後フリル部
23 下フリル部
23A 第一下フリル部
23B 第二下フリル部
24 テープフリル部
24A 第一テープフリル部
24B 第二テープフリル部
25 緩衝フリル部
26 カバーフリル部
61 フック部材
62 ループ部材

Claims (8)

  1. 着用者の腹部に対向する前身頃と、前記着用者の背部に対向する後身頃と、前記前身頃及び前記後身頃の間に位置する股下部と、を有するおむつであって、
    前記着用者の肌と反対側を向く外面と、
    前記外面に設けられた襞状のフリル部と、を備え、
    前記フリル部には、前記前身頃の前記外面から垂れ下げられた前フリル部が含まれる
    ことを特徴とする、おむつ。
  2. 前記フリル部には、前記後身頃に設けられた後フリル部が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記フリル部には、前記股下部に設けられた下フリル部が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のおむつ。
  4. 前記前身頃及び前記後身頃の一方に設けられ、前記前身頃及び前記後身頃の他方に止着される止着テープを備え、
    前記フリル部には、前記止着テープの前記外面に設けられたテープフリル部が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のおむつ。
  5. 吸収性樹脂の吸収性シートを備え、
    前記フリル部には、前記吸収性シートと厚み方向において重なる位置に設けられた緩衝フリル部が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のおむつ。
  6. 前記フリル部は、互いに重ねられた複数の襞状のシート材を有する
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のおむつ。
  7. 前記フリル部を前記外面に着脱自在に取り付ける着脱構造を備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のおむつ。
  8. 廃棄時に前記おむつを丸めた状態に保持するための廃棄テープを備え、
    前記フリル部には、前記外面から垂れ下げられて前記廃棄テープを覆うカバーフリル部が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のおむつ。
JP2019194932A 2019-10-28 2019-10-28 おむつ Pending JP2021065566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194932A JP2021065566A (ja) 2019-10-28 2019-10-28 おむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194932A JP2021065566A (ja) 2019-10-28 2019-10-28 おむつ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021065566A true JP2021065566A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75636152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194932A Pending JP2021065566A (ja) 2019-10-28 2019-10-28 おむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021065566A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023127549A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品、吸収性物品包装体、及び、パンツ型吸収性物品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023127549A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品、吸収性物品包装体、及び、パンツ型吸収性物品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4401351B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつカバー
TWI275385B (en) Pull on disposable diaper
JP5000551B2 (ja) 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー
JP5662076B2 (ja) マスク
JP2009207778A (ja) 吸収性物品
JP5960791B2 (ja) パンツ型吸収性物品
US10524965B2 (en) Fully padded disposable diaper
JP2007268215A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP2009195647A (ja) 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー
JP3166677U (ja) 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー
JP2021065566A (ja) おむつ
JP6095385B2 (ja) 吸収性物品
JP2010012002A (ja) 使い捨ておむつ
JP6942591B2 (ja) アウター内設置タイプ使い捨ておむつ
TW201700077A (zh) 寵物用吸收性物品
JP2006204697A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5791494B2 (ja) 吸収性物品
JP5021518B2 (ja) 吸収性物品
KR200401053Y1 (ko) 기저귀
JP5814455B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2005198784A (ja) 使い捨ておむつ
JP2004305601A (ja) 使い捨ておむつ
JP4068045B2 (ja) ファスニングテープを有する使いすておむつ
JP5773643B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6975282B2 (ja) 吸収性物品