JP3703233B2 - コンクリート製建築構造物およびその構築方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製建築構造物およびその構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パラペット、機械基礎、ハト小屋等のようなコンクリート製建築構造物は、水平に延在する建築物の上面に対して上方へ立ち上がる壁部を有する構造となっている。従来、この種のコンクリート製建築構造物およびその構築方法として、図3から図6に示したもの(特開平7−26644号公報により提案されたもの)が知られている。
【0003】
図3において、符号1は屋根スラブ、2はパラペットである。屋根スラブ1は、上面1aを有し水平方向に延在している。パラペット2は、屋根スラブ1に連接し上面1aから上方へ立ち上がる立上り面3aを有する立上り部3と、立上り面3aの上端部3bから略水平方向に突出する突出部4とで概略構成されている。
【0004】
前記上面1aから立上り面3aそして突出部4の壁部にかけて、下からL型部材10、立上り面形成板11、上部面形成板12が配されており、コンクリートとともに埋め込まれるセメントモルタル製の打込型枠として使用されている。
L型部材10は断面略L字型であり、上面1aと立上り面3aとが交差する角部に配置されている。
立上り面形成板11は、立上り面3aに沿って配置されている。
上部面形成板12は、前記突出部4の前記上面1aと対向する下面4a、端面4b、前記立上り面3aの上部にかけて設けられたものであり、前記端面4bに沿って配置される端面形成板部12a、前記下面4aに沿って配置される下面形成板部12bおよび立上り面3aに沿って前記立上り面形成板11と面一状態に配置される上部立上り面形成板部12cから構成されている。
前記上部面形成板12の下面形成板部12bには、下方に向けて開口する水切り部13が形成されており、この水切り部13の内側には該水切り部13に沿って下方に向けて開口する開口溝14が形成されている。
L型部材10の上端と立上り面形成板11の下端との接合部および、立上り面形成板11の上端と上部面形成板12の上部立上り面形成板部12cの下端との接合部にはそれぞれ、図4に示す断面形状の下側H型連結部材15aおよび上側H型連結部材15bが介装されている。
【0005】
次に、上記の構築物の構築方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、屋根スラブ1の上端鉄筋R1上に、スペーサーブロック21を配置するとともに、このスペーサブロック21上に、L型部材10を配置する。そして、このL型部材10と、すでに構築された外壁躯体(図示せず)に沿って配設された外型枠22とを所定間隔を隔てて対向するように型枠支持部材23により支持・固定し、コンクリート打設空間Sを形成する。コンクリート打設空間S内に屋根スラブ1の上面1aより高い位置に前記立上り部3の打継ぎ面Aが位置するようにコンクリートを打設する。この際、打継ぎ面Aの外型枠22側には打ち継ぎ目地材24を配設する(図5(b)参照)。
次に、打設したコンクリートが硬化した後、図5(b)に示すように、L型部材10側のピーコン等の締付ナット金物を取り外すとともに、構築されるパラペット2の立上り部3および突出部4に所定のかぶり厚を有するように鉄筋R2を配筋する。
【0006】
さらに、図6(a)に示すように、L型部材10の上端部に下側H型連結部材15aの下側嵌合凹部を嵌合し、この下側H型連結部材15aの上側嵌合凹部に立上り面形成板11の下端部を嵌合して接合させる。そして、立上り面形成板11の上端部に上側H型連結部材15bも同様に嵌合し、さらに、この上側H型連結部材15bの上側嵌合凹部に上部面形成板12の下端部を嵌合させる。そして、この上部面形成板12に形成した孔に型枠支持部材23を取り付けて外型枠22とL型部材10、立上り面形成板11および上部面形成板12からなる内込型枠とを支持・固定し、コンクリート打設空間S2を形成する。ここで、コンクリート打設によるひずみを防ぐために、上部面形成板12の下面形成板部12bに支保工26を施しておく。
【0007】
そして、コンクリート打設空間S2内にコンクリートCを打設し、コンクリートCの硬化後にフォームタイ座金23a、丸形鋼管27、フォームタイ締付金具23b、および外型枠22を取り外した後のパラペット2の表面仕上げを施す。
【0008】
さらに、屋根スラブ1の上面1aから上部面形成板12の下側にかけて防水層28を貼設あるいは塗布するとともに、その端部を押さえ金物29で固定し、押さえ金物29と下面形成板部12bとの隙間にシール材30を充填してコーキング処理を行う。そして、屋根スラブ1の上面1aに断熱材31を配設するとともに、その上部にL型部材10に所定のコーナークッション材32を取り付け、押さえコンクリート33を打設する。さらに、下面形成板部12bの開口溝14に保護パネル34の上端部を嵌め込んで固定し、パラペット2の構築を完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のコンクリート製構造物であるパラペットおよびその構築方法では以下のような問題があった。
第一の問題として、L型部材10はセメントモルタルの押し出し成型品であるため厚みが厚く重い。そのため、作業者に重労働を強いることになり、ひいては作業性が悪いという問題があり、かつコンクリート躯体がL型部材10の厚みのために床スラブの躯体強度が低下する断面欠損の問題が指摘されている。
第二の問題として、パラペット等のコンクリート製建築構造物を構築する際に、立上り面形成板11とL型部材10を接合するためにL型部材の上端に下側H型連結部材15aが必要であった。しかし、これは工法の簡略化、構築部材の削減を阻む要因となっていた。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、作業者に重労働を強いずに作業性の良い、構造強度上問題のないコンクリート製建築構造物およびその構築方法を提供するということを第一の目的とする。
第二の目的としては、施工工程が簡単なコンクリート製建築構造物とおよびその構築方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンクリート製建築構造物およびその構築方法では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1記載のコンクリート製建築構造物は、水平方向に延在する上面を有する一の構築部と、この一の構築部に連接し、前記上面から上方へ立ち上がる立上り面とを有する二の構築部とを有するコンクリート製建築構造物であって、前記上面と立上り面の角部には、該上面に沿って位置する水平板部と、該水平板部から前記立上り面に沿って上方へ突出するように連設され、前記立上り面に直交する水平方向に間隔を隔てて配置された外側立上り壁部および内側立上り壁部とからなるコーナー部材が設けられ、前記一対の立上り壁部間に前記立上り面に沿って配置される立上り面形成板の下端が嵌着され、前記水平板部の下方および前記立上り面形成板の側方にコンクリートが打設されていることを特徴とする。
この発明によれば、コーナー部材に立上り面形成板を嵌着することにより立上り面を形成することができるので、これら二つの部材のみで立上り面を有するコンクリート製建築構造物を構築することが可能となる。
【0011】
請求項2記載のコンクリート製建築構造物は、請求項1において、前記コーナー部材には、前記水平板部の上面と前記外側立上り壁部の外面との間に、該外側立上り壁部から該水平板部の上面に向け下る方向に傾斜する補強壁部が固定されていることを特徴とする。
この発明により、コーナー部材の水平板部と外側立上り壁部の間に補強壁部を固定することにより、水平板部と外側立上り壁部とが交差する角部にかかる荷重に対する強度の向上を図ることができる。
【0012】
請求項3記載のコンクリート製建築構造物は、請求項1または請求項2記載の建築構造物において、前記立上り面の上端部には、該立上り面から略水平方向に突出する突出部が形成され、該突出部の前記上面と対向する下面および突出する先端の端面並びに前記立上り面の上部にかけて、該端面に沿って配置される端面形成板部、該下面に沿って配置される下面形成板部および該上部に沿って前記立上り面形成板と面一状態に配置される上部立上り面形成板部からなる上部面形成板が設けられていることを特徴とする。
この発明により、立上り面から略水平方向に突出する突出部をもち、上部面形成板でその壁部を形成されたコンクリート製建築構造物の構築をすることが可能となる。
【0013】
請求項4記載のコンクリート製建築構造物の構築方法は、予め水平板部の一端に、該水平板部から一定の間隔をおいて立ち上がる外側立上り壁部、内側立上り壁部が設けられたコーナー部材と、前記立上り壁部間に下端が嵌着自在な立上り面形成板とを準備し、前記上面と立上り面の角部に、前記水平板部を該上面に沿わせると共に、前記外側立上り壁部、内側立上り壁部を該立上り面に沿わせて前記コーナー部材を配置し、前記立上り壁部間に前記立上り面形成板を嵌着させ、これらコーナー部材、立上り面形成板を打込型枠として、他の型枠形成部材との間にコンクリートを打設することを特徴とする。
この構築方法によれば、打込型枠としてコーナー部材と立上り面形成板を用い、コーナー部材に立上り面形成板を嵌着することにより立上り面を形成することができるので、これら二つの部材のみで立上り面を有するコンクリート製建築構造物を構築することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1、図2を参照して説明する。
なお、これらの図において従来の技術で示した図3から図6までの図と共通する部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0015】
以下、従来の技術で示した構成と異なる点について説明する。
まず、従来の技術におけるL型部材10(図3参照)がコーナー部材50(図2参照)に変更されたところが異なる。
コーナー部材50は屋根スラブ1(一の壁部)の上面1aに沿って位置する水平板部50aと、立上り部3(二の壁部)の立上り面3aに沿って上方に突出するように連設され、立上り面3aに直交する水平方向に間隔を隔てて配置された外側立上り壁部50bおよび内側立上り壁部50cとから構成されている。また、水平板部50aの上面と外側立上り壁部50bの外面との間に、外側立上り壁部50bから水平板部50aの上面に向け下る方向に傾斜する補強壁部50dが固定されている。
外側立上り壁部50bと内側立上り壁部50cの間隔は、立上り面形成板11が嵌着可能に立上り面形成板11の板厚よりも若干大きい間隔を設けている。
内側立上り壁部50cの立上り長さが外側立上り壁部50bよりも短いのは、コンクリート打設後の状態においてコンクリートCと立上り面形成板11との接触面積をなるべく大きくとり、付着力を向上させるためである。
また、水平板部50aの一端には鉄筋R1に固定されたレベラー60が取り付けられている。
なお、コーナー部材50は、軽量で強度を有するアルミニウム合金の押し出し成型品であり、その板厚は約2.0mmである。
【0016】
立上り面形成板11は、コーナー部材50に嵌入される状態で配設されるので、従来の技術で示した立上り面形成板11(図3参照)とはその立ち上がる長さが異なる。
【0017】
立上り面形成板11と上部面形成板12のコンクリートCと接する壁部には凸部51もしくは凹部52が形成されている。これは、コンクリートCと立上り面形成板11もしくは上部面形成板12との付着力を向上させるためである。
なお、図1中には、従来の技術で示した構築後に設ける防水層28、断熱材31、コーナークッション材32、押さえコンクリート33が示されている。
【0018】
次に、本実施の形態におけるコンクリート製建築構造物の構築方法を示す。
まず、図1に示すように、レベラー60の下部を鉄筋R1に固定し、レベラー60の上部をコーナー部材50の水平板部50aの一端に固定する。コーナー部材50の外側立上り壁部50bと内側立上り壁部50cとで形成される凹部に立上り面形成板11の下端部を嵌合して接合させる。そして立上り面形成板11の上端部に上側H型連結部材15bの下側嵌合凹部を嵌合し、この上側H型連結部材15bの上側嵌合凹部に上部面形成板12の下端部を嵌合させる。
そして、外型枠22は立上り面形成板11と上部面形成板12とに所定間隔を隔てて対向するように型枠支持部材23により支持・固定され、コンクリート打設空間S3を形成する。
【0019】
そして、コンクリート打設空間内S3にコンクリートCを打設する。
このようにすると、この流し込んだコンクリートCがコーナー部材50の水平板部50aの下方へ流れて屋根スラブ1を形成し、さらに、外型枠22と立上り面形成板11および上部面形成板12とで囲まれた空間に下方側から徐々に充填され、立上り部3そして突出部4を形成する。
コンクリート硬化後以降は従来の技術と同様なので説明を省略する。
【0020】
以上、説明したように、本実施の形態のコンクリート製建築構造物およびその構築方法によれば、以下の効果を得ることができる。
コーナー部材50に立上り面形成板11を嵌着することにより立上り面を形成することができるので、これら二つの部材のみで立上り面を有するコンクリート製建築構造物を構築することが可能となる。つまり、従来使用していた下側H型連結部材15a(図3参照)を使用しなくてもコーナー部材50と立上り面形成板11を接合することができるようになったので、工法の簡略化と構築部材の削減が可能となる。
従来重かったセメントモルタル製のL型部材10をアルミニウム合金製のコーナー部材50に変更したため、軽量化を図ることができ、作業性が向上した。
厚さ約15mmの前記L型部材10を厚さ約2mmのコーナー部材50に変更することにより厚さを薄くすることができるので、コンクリート製建築構造物の断面の強度不足(断面欠損)が解消される。
また、押し出し成形で作ることにより、精度の良いものが大量生産できるのでコストダウンにもつながる。
コーナー部材50に補強壁部50dを設けたことにより、水平板部50aと外側立上り壁部50bとが交差する角部にかかる荷重に対する強度の向上が可能となる。また、この補強壁部50dはそのまま面取り部分になるので、防水層28を立ち上げる際に、従来のモルタル塗や面取り作業が必要なくなるので、工期の短縮が可能となる。
レベラー60を使用し、コーナー部材50を固定することにより、浮かし型枠工法が容易となり、工期短縮が可能となる。
【0021】
なお、本実施の形態においては、パラペット2を例に説明したが、機械基礎やハト小屋等のコンクリート製建築構造物の構築の際も、本発明を用いれば上記実施の形態と同様の作用・効果が得られる。
コーナー部材50の材質をアルミニウム合金としたが、マグネシウム等の他の軽合金、または樹脂、セラミックスであってもよい。
補強壁部50dのかわりに、パーライト等の軽量骨材やセメントモルタル等を水平板部50aと外側立上り壁部50bとが交差する角部に充填してもよく、三角柱形状のアルミ合金や樹脂、無機物等の固体物を前記角部に密着させ接着もしくは溶接してもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のコンクリート製建築構造物およびその構築方法によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載のコンクリート製建築構造物によれば、コーナー部材に内側立上り壁部と外側立上り壁部からなる凹型嵌合部をもうけ、立上り壁部と直接嵌合し接合できる構成としたので、従来必要だった連結部材を用いることなくコンクリート製建築構造物を構築することができるようになり、工法の簡略化、構築部材の削減が可能になる。
請求項2記載のコンクリート製建築構造物によれば、コーナー部材に外側立上り壁部から水平板部の上面に向け下る方向に傾斜する補強壁部を設ける構成としたので、水平板部と外側立上り壁部とが交差する角部にかかる荷重に対する強度の向上が可能となる。
請求項3記載のコンクリート製建築構造物によれば、立上り面形成板の上部に上部面形成板を配置する構成としたので、突出部を有するコンクリート製建築構造物が構築可能となる。
請求項4記載のコンクリート製建築構造物の構築方法によれば、コーナー部材に形成した内側立上り壁部と外側立上り壁部からなる凹型嵌合部に立上り面形成板の下端を嵌着することにより立上り面を形成する方法としたので、従来必要だった連結部材を用いることなく構築が可能となる。また、コーナー部材と立上り面形成板を打込型枠として、コンクリートを打設する方法としたので、型枠の設置、解体、廃棄作業を軽減することが可能となる。ゆえに、工法の簡略化、構築部材の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示すコンクリート製建築構造物の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態のコンクリート製建築構造物を構成するコーナー部材の断面図である。
【図3】 従来の技術であるパラペットを備えた建築構造物の型枠の支持構造を示す断面図である。
【図4】 図3のパラペットを備えた建築構造物を構成するH型連結部材の断面図である。
【図5】 図3のパラペットを備えた建築構造物の構築工程を示す図であり、(a)はL型部材周辺の型枠の支持構造を示す断面図であり、(b)は立上り部および突出部の配筋状況を示す断面図である。
【図6】 図3のパラペットを備えた建築構造物の構築工程を示す図であり、(a)は立上り面形成板および上部面形成板を組み立てた状況を示す断面図であり、(b)は構築の終了したパラペットを備えた建築構造物を示す断面図である。
【符号の説明】
1 屋根スラブ(一の構築部)
1a 上面
2 パラペット
3 立上り部(二の構築部)
3a 立上り面
4 突出部
11 立上り面形成板
12 上部面形成板
12a 端面形成板部
12b 下面形成板部
12c 上部立上り面形成板部
50 コーナー部材
50a 水平板部
50b 外側立上り壁部
50c 内側立上り壁部
50d 補強壁部

Claims (4)

  1. 水平方向に延在する上面を有する一の構築部と、この一の構築部に連接し、前記上面から上方へ立ち上がる立上り面を有する二の構築部とを有するコンクリート製建築構造物であって、
    前記上面と立上り面の角部には、該上面に沿って位置する水平板部と、
    該水平板部から前記立上り面に沿って上方へ突出するように連設され、前記立上り面に直交する水平方向に間隔を隔てて配置された外側立上り壁部および内側立上り壁部とからなるコーナー部材が設けられ、
    前記一対の立上り壁部間に前記立上り面に沿って配置される立上り面形成板の下端が嵌着され、
    前記水平板部の下方および前記立上り面形成板の側方にコンクリートが打設されていることを特徴とするコンクリート製建築構造物。
  2. 請求項1において、
    前記コーナー部材には、前記水平板部の上面と前記外側立上り壁部の外面との間に、該外側立上り壁部から該水平板部の上面に向け下る方向に傾斜する補強壁部が固定されていることを特徴とするコンクリート製建築構造物。
  3. 請求項1または請求項2記載の建築構造物において、
    前記立上り面の上端部には、該立上り面から略水平方向に突出する突出部が形成され、
    該突出部の前記上面と対向する下面および突出する先端の端面並びに前記立上り面の上部にかけて、
    該端面に沿って配置される端面形成板部、該下面に沿って配置される下面形成板部および該上部に沿って前記立上り面形成板と面一状態に配置される上部立上り面形成板部からなる上部面形成板が設けられていることを特徴とするコンクリート製建築構造物。
  4. 水平方向に延在する上面を有する一の構築部と、この一の構築部に連接し、前記上面から上方へ立ち上がる立上り面を有する二の構築部とを有するコンクリート製建築構造物の構築方法であって、
    予め水平板部の一端に、該水平板部から一定の間隔をおいて立ち上がる外側立上り壁部、内側立上り壁部が設けられたコーナー部材と、前記立上り壁部間に下端が嵌着自在な立上り面形成板とを準備し、
    前記上面と立上り面の角部に、前記水平板部を該上面に沿わせると共に、前記外側立上り壁部、内側立上り壁部を該立上り面に沿わせて前記コーナー部材を配置し、
    前記立上り壁部間に前記立上り面形成板を嵌着させ、これらコーナー部材、立上り面形成板を打込型枠として、他の型枠形成部材との間にコンクリートを打設することを特徴とするコンクリート製建築構造物の構築方法。
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