JP3701177B2 - チェンジャー式記録媒体再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はチェンジャー式記録媒体再生装置に係り、とくに、所定の情報が記録された多数の記録媒体を周方向に並べて収納する記録媒体収納手段を有するチェンジャー式CD(コンパクトディスク)プレーヤ、チェンジャー式MD(ミニディスク)プレーヤなどのチェンジャー式記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数枚のCDをディスク収納部に収納しておき、ユーザ所望の任意のCDをディスク収納部からディスク再生部にローディングし、再生させるようにしたチェンジャー式CDプレーヤが有る。このチェンジャー式CDプレーヤにおいて、数十〜数百枚もの多量のCDを任意に交換しながら再生可能とする場合、回転軸の回りに回転自在で多数枚のCDを周方向に所定間隔ずつおいてホルダ内に収納するようにしたロータリストッカーと呼ばれるディスク収納部が用いられる。図51にロータリストッカーを備えた従来のチェンジャー式CDプレーヤの構成を示す。
【0003】
図51において、1はロータリストッカーであり、中心の回転軸2の回りに回転自在に構成されており、周方向に等間隔おいてW個のホルダ31 〜3W が設けられている。各ホルダ3j は1枚のCD4i (iは1〜Wの整数)を出し入れ自在に直立姿勢で収納する。各ホルダ3j は固有のホルダナンバjにより区別されるが、ここでは時計方向に順に1からWまで割り当てられているものとする。5は後述するコントロール部の制御に従いロータリストッカー1を時計方向(CW方向)または反時計方向(CCW方向)に回転する回転部、6はCD4i の再生を行い音楽信号を出力するディスク再生部である。
【0004】
7はロータリストッカー1とディスク再生部6の間に設けられたローディング部であり、ロータリストッカー1の任意の1つのホルダ3j が丁度対向する位置(図51の破線A参照)に在る状態で、コントロール部の制御に従い、当該ホルダ3j に収納されたCD4i に向けて、ロータリストッカー1の外側の所定の待機位置からクランプアーム(図示せず)を進出させ、CD4i をクランプアームでクランプしながら取り出し、ディスク再生部6にセットし、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでローディングを行ったり、反対にディスク再生部6にセットされたCD4i に向けて待機位置からクランプアームを進出させ、クランプアームでクランプしながら取り出し、ロータリストッカー1の上のホルダ3j に挿入し、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでアンローディングを行う。
【0005】
8は回転パルス発生部であり、ロータリストッカー1が回転して任意のホルダ3がローディング部7に対向する位置(交換位置。図51の破線A参照)に来る度に1個のパルスを出力する。9は操作部であり、ディスクナンバを選択入力するためのテンキーを有し、所望CDの再生指示操作を行う。10はマイコン構成のコントロール部であり、ユーザにより再生すべきCD4i が指示されると、回転部5を制御して所望CD4i の収納されたホルダナンバjのホルダ3j がローディング部7に対向する位置(図51の破線A参照)に来るようにロータリストッカー1を回転させたあと、ローディング部7を制御してホルダ3j から所望CD4i をディスク再生部6にローディングさせる。しかるのち、ディスク再生部6を制御して所望CD4i を再生させる。所望CD4i の全曲の再生が終われば、ローディング部7を制御して所望CD4i をディスク再生部6から元のホルダ3j にアンローディングさせる。
【0006】
図52〜図54はディスク移動動作の説明図であり、以下、これらの図を参照して図51に示すチェンジャー式CDプレーヤの動作を説明する。
なお、図51では説明の便宜上、W=24としてあり、ロータリストッカー1にはホルダナンバ1から24までの各ホルダ31 〜324にCD41 〜CD424(添え字は個々のCDを区別するためのディスクナンバ)が収納済であるとする(図51参照)。また、最初、交換位置にあるホルダ3j のホルダナンバjが1となっているものとする(図51の状態参照)。
【0007】
ユーザが例えばCD43 を再生させたい場合、操作部9の所望CD選択用のテンキーでディスクナンバ3を入力する。コントロール部10は再生対象ディスクナンバP=3として内蔵メモリ11の作業領域(図示せず)に記憶し、回転部5を制御し、ホルダ33 が交換位置(ローディング部7に丁度対向する位置)に来るように回転移動する(図52(1)参照)。具体的には、回転前に交換位置に有るホルダから、所望CDの収納されているホルダまで、時計方向(CW)と反時計方向(CCW)の内、いずれの回転の方が近いか判別し、判別した方向をXとし、またX方向にホルダ間隔の何倍離れているか計算し、Y倍とする。そして、回転部5を制御し、ロータリストッカー1をX方向へ回転させ、回転パルス検出部8からY個パルスが出力された時点で回転部5を制御し回転を停止させる。
【0008】
次に、コントロール部10はローディング部7を制御し、交換位置のホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを行わせる(図52(2)参照)。しかるのち、ディスク再生部6を制御してTOC情報を読み取らせ、内蔵メモリ11のTOC情報記憶領域(図示せず)に記憶し、当該TOC情報を参照してディスク再生部6を制御し、最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開始させる。再生中、コントロール部10はディスク再生部6からサブコードを入力して現在の再生位置を監視し、最後の曲の最後尾まで再生が終わったならばディスク再生部6を制御し再生動作を停止させる。そして、ローディング部7を制御し、ディスク再生部6にセットされたCD43 を交換位置に在るホルダ33 に収納させてアンローディングを行わせる(図53(1)参照)。
【0009】
このあとユーザが操作部9でディスクナンバ15を選択入力したとき、前述と同様にしてCD415が収納されたホルダ315が交換位置に来るように回転移動し(図53(2)参照)、ローディング部7を制御し、CD415をホルダ315から取り出しディスク再生部6にセットさせる(図54(1)参照)。そして、ディスク再生部6にTOC情報を読み取らせて記憶したあと、最初の曲の先頭から再生を開始させる。最後の曲の最後尾まで再生が終わったならば再生を停止させ、ローディング部7を制御し、ディスク再生部6にセットされているCD415を交換位置に在る元のホルダ315に収納させる(図54(2)参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ここでCD415はCD43 とともにユーザが頻繁に聴取するCDであったとしても、CD415の収納されたホルダ315は前回聴取したCD43 の収納されたホルダ33 から離れているため、ディスクナンバ15の選択入力をしたあと、交換位置のホルダが33 から315に変わるまでロータリストッカー1を暫く回転しなければならず、ユーザは所望CD415の再生が開始されるまで長く待たされるという問題があった。
本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、所望の記録媒体を速やかに再生させることのできるチェンジャー式記録媒体再生装置を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のチェンジャー式記録媒体再生装置では、所定の情報を記録した記録媒体を収納するホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段と、記録媒体の再生を行う再生手段と、記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホルダを所定の交換位置に移動する回転手段と、記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダから記録媒体を取り出し、再生手段にセットするローディングを行ったり、再生手段にセットされている記録媒体を記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダに収納させるアンローディングを行ったりするローディング手段と、或る所望記録媒体の再生が指示されると、回転手段を制御して所望記録媒体の収納された或るホルダを所定の交換位置に移動させ、続いてローディング手段を制御して所定の交換位置に有る当該或るホルダから所望の記録媒体を取り出し再生手段にセットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再生をさせる再生制御手段と、を備えたチェンジャー式記録媒体再生装置において、記録媒体収納手段に収納済の各記録媒体別に再生回数を計測して記憶する再生回数計測手段と、記録媒体収納手段に収納済の各記録媒体を、記録媒体収納手段の先頭ホルダ近傍から該先頭ホルダより略180°反対側の中間ホルダ近傍まで再生回数の多い順に記録媒体が収納された状態となるように並べ替え、かつ、先頭ホルダが所定の交換位置で待機した状態とする並べ替え手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1によれば、記録媒体収納手段の先頭ホルダ近傍から該先頭ホルダより略180°反対側の中間ホルダ近傍まで再生回数の多い順に記録媒体が収納された状態となるように並べ替えるとともに、先頭ホルダが所定の交換位置で待機する。よって、ユーザが或る記録媒体の再生を指示したとき、該所望記録媒体の収納された所望ホルダは先頭近くに存在する確率がかなり高く、所望ホルダを所定の交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が非常に短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間がかなり短くなる。
本発明の請求項2記載のチェンジャー式記録媒体再生装置では、記録媒体収納手段の全ホルダを、先頭ホルダから該先頭ホルダより略180°反対側の第1中間ホルダまでの第1群と、当該第1中間ホルダの次の第2中間ホルダから最後尾ホルダまでの第2群とに分けておき、第1群のホルダに収納済の各記録媒体を、第1群内で先頭ホルダから第1中間ホルダまでより最新に再生された記録媒体がより先頭に近いホルダに収納された状態となるように並べ替え、第2群のホルダに収納済の各記録媒体を、第2群内で最後尾ホルダから第2中間ホルダまでより最新に再生された記録媒体がより最後尾に近いホルダに収納された状態となるように並べ替え、かつ、先頭ホルダまたは最後尾ホルダを所定の交換位置で待機状態とする並べ替え手段を備えたこと、を特徴としている。
請求項2によれば、先頭ホルダ又は最後尾ホルダから、時計回りに見ても反時計回りに見ても、最新に再生した記録媒体が先頭ホルダ又は最後尾ホルダに近いホルダに収納された状態となるように並べ替えられるとともに先頭ホルダ又は最後尾ホルダが所定の交換位置で待機する。最近再生させた記録媒体は時間を置かずに再び再生させる場合が多く、ユーザが或る記録媒体の再生を指示したとき、該所望記録媒体の収納された所望ホルダは先頭近く又は最後尾近くに存在する確率がかなり高く、所望ホルダを所定の交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が非常に短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間がかなり短くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の原理を図1を参照して説明する。
図1はチェンジャー式CDプレーヤの構成を示すブロック図であり、図51と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
1はロータリストッカーであり、中心の回転軸2の回りに回転自在に構成されており、周方向に等間隔おいて多数のW個のホルダ31 〜3W が設けられている。各ホルダ3j は1枚のCD4i (iは1〜Wの整数)を出し入れ自在に直立姿勢で収納する。各ホルダ3j は固有のホルダナンバjにより区別されるが、ここでは時計方向に順に1からWまで割り当てられているものとする。5は後述するコントロール部の制御に従いロータリストッカー1を時計方向(CW方向)または反時計方向(CCW方向)に回転する回転部、6はCD4i を再生して音楽信号を出力したり、サブコードを読み取るディスク再生部である。
【0013】
7Aはロータリストッカー1とディスク再生部6の間に設けられた第1ローディング部であり、ロータリストッカー1の任意の1つのホルダ3j が丁度対向する位置(第1交換位置。図1の破線A参照)に在る状態で、コントロール部の制御に従い、当該ホルダ3j に収納されたCD4i に向けて、ロータリストッカー1の外側の所定の待機位置からクランプアーム(図示せず)を進出させ、CD4i をクランプアームでクランプしながら取り出し、ディスク再生部6にセットし、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでローディングを行ったり、反対にディスク再生部6にセットされたCD4i に向けて待機位置からクランプアームを進出させ、クランプアームでクランプしながら取り出し、ロータリストッカー1の第1交換位置に在るホルダ3j に挿入し、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでアンローディングを行う。
【0014】
13はロータリストッカー1の外部に設けられて1枚のCDを収納自在なダミーホルダ、14はロータリストッカー1とダミーホルダ13の間に設けられた第2ローディング部であり、ロータリストッカー1の任意の1つのホルダ3j が丁度対向する位置(第2交換位置。図1の破線B参照)に在る状態で、コントロール部の制御に従い、当該ホルダ3j に収納されたCD4i に向けて、ロータリストッカー1の外側の所定の待機位置からクランプアーム(図示せず)を進出させ、CD4i をクランプアームでクランプしながら取り出し、ダミーホルダ13にセットし、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでローディングを行ったり、反対にダミーホルダ13にセットされたCD4i に向けて待機位置からクランプアームを進出させ、クランプアームでクランプしながら取り出し、ロータリストッカー1の第2交換位置に在るホルダ3j に挿入し、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させることでアンローディングを行う。
なお、図1のチェンジャー式CDプレーヤでは第1交換位置と第2交換位置は丁度、ホルダ間隔の6倍離れており、第1交換位置に丁度先頭ホルダ31 が来たとき、第2交換位置にホルダ37 が来るようになっているものとする(図1参照)。
【0015】
8は回転パルス発生部であり、ロータリストッカー1が回転して任意のホルダ3j が第1ローディング部7Aに対向する位置(第1交換位置。図1の破線A参照)に来る度に1個のパルスを出力する。9は操作部であり、ディスクナンバを選択入力するためのテンキーを有し、所望CDの再生指示操作を行う。10Aはマイコン構成のコントロール部であり、プレーヤの全体的な制御を行う。すなわち、ユーザにより再生すべきCD4i が指示されると、回転部5を制御して該当するホルダナンバjのホルダ3j が第1交換位置に来るようにロータリストッカー1を回転させたあと、第1ローディング部7Aを制御して所望CD4i をホルダ3j からディスク再生部6にローディングさせる。しかるのち、ディスク再生部6を制御して所望CD4i を再生させる。所望CD4i の全曲の再生が終われば、第1ローディング部7Aを制御して所望CD4i をディスク再生部6から第1交換位置に在るホルダ3j にアンローディングさせる。
【0016】
また、コントロール部10Aはロータリストッカー1に収納済の各CD41 〜4K の別に、再生回数を計数して内蔵メモリ11Aのディスク管理情報記憶領域12A(図4〜図7参照)に記憶しておき、或る所望CD4i の再生が終わったときにロータリストッカー1の先頭ホルダから再生回数の多い順に各ホルダに収納された状態になっていれば待機制御として回転部5を制御して先頭ホルダ31 が第1交換位置に来るようにロータリストッカー1を回転させて待機状態とさせる。これと異なり、或る所望CD4i の再生が終わったときにロータリストッカー1の先頭ホルダから再生回数の多い順に各ホルダ3j に収納された状態になっていなければ、所定の並べ替え制御をして、先頭ホルダから再生回数の多い順に各ホルダにCDが収納された状態としたあと、先頭ホルダ31 を第1交換位置に来させて待機状態とさせる。これにより、ユーザが或るCD4i の再生を指示したとき、該所望CD4i の収納された所望ホルダ3j は先頭近くに存在する確率が高くなり、所望ホルダ3j を第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。
【0017】
図2と図3はコントロール部10Aによる制御処理を示すフローチャート、図4〜図7はコントロール部10Aの内蔵メモリ11Aのディスク管理情報記憶領域12Aの記憶内容の説明図、図8〜図15はディスクの移動動作の説明図であり、以下、これらの図を参照して本発明の第1の原理を説明する。
なお、図1では説明の便宜上、W=24としてあり、ロータリストッカー1にはホルダナンバ1から24までの各ホルダ31 〜324にそれぞれCDが収納済であるとし、また、ホルダ31 が第1ローディング部7Aに丁度対向する位置(第1交換位置。図1の破線A参照)に来ているものとする。
【0018】
(1)初期化
最初にコントロール部10Aはホルダナンバ1〜24のホルダ31 〜324に収納された各CDのディスクナンバを各々1〜24としてディスク管理情報記憶領域12Aに登録し、またホルダ31 〜324に収納された全CDの再生回数として0をディスク管理情報記憶領域12Aに登録して初期化する(図2のステップS10、S11。図4(1)参照)。そして、先頭のホルダ31 が第1交換位置(図1の破線A参照)に在るかチェックし(ステップS12)、NOであれば待機制御として、回転部5を制御し、先頭のホルダ31 を第1交換位置まで回転させるが(ステップS13)、ここではYESなので、次のステップS14へ進む。
【0019】
(2−1)或る所望CDの1回目の再生と並べ替え
ユーザが例えばCD43 を聴取したい場合、操作部9の所望CD選択用のテンキーで所望CDのディスクナンバ3を入力し、所望CDの再生指示操作をする。コントロール部10Aは入力ディスクナンバを再生対象ディスクナンバPとして内蔵メモリ11Aの作業領域(図示せず)に登録し(ステップS14、S15)、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して再生対象ディスクナンバのCDが収納されたホルダのホルダナンバQを探す。Q=3となる(ステップS16。図4(1)参照)。
次に、回転部5を制御し、ホルダ33 が第1交換位置(第1ローディング部7Aに丁度対向する位置)に来るように回転移動する(ステップS17。図52(1)参照)。具体的には、回転前に交換位置に有るホルダから、所望CDの収納されているホルダまで、時計方向(CW)と反時計方向(CCW)の内、いずれの回転の方が近いか判別し、判別した方向をXとし、またX方向にホルダ間隔の何倍離れているか計算し、Y倍とする。そして、回転部5を制御し、ロータリストッカー1をX方向へ回転させ、回転パルス検出部8からY個パルスが出力された時点で回転部5を制御し回転を停止させる。
【0020】
次に、第1ローディング部7Aを制御し、第1交換位置のホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを行わせる(ステップS18。図52(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの中にホルダナンバQ=3(ディスクナンバP=3)に対応付けて記憶された再生回数を1つ増やす(ステップS19。図4(2)参照)。しかるのち、ディスク再生部6を制御してTOC情報を読み取らせ、内蔵メモリ11AのTOC情報記憶領域(図示せず)に記憶し、当該TOC情報を参照してディスク再生部6を制御し、最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開始させる(ステップS20)。再生中、コントロール部10Aはディスク再生部6からサブコードを入力して現在の再生位置を監視し、最後の曲の最後尾まで再生が終わったならばディスク再生部6を制御して再生動作を停止させる(ステップS21、S22)。
【0021】
所望CDの再生が終わると、コントロール部10Aは並べ替え制御をする。まずまだ所望CDがディスク再生部6に在る状態で(図8(1)参照)、Q=1かチェックし(図3のステップS30)、仮にYESであれば、元のホルダ31 にディスクを戻すだけで先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで再生回数順に並ぶので、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6からCDを第1交換位置に在るホルダにアンローディングさせるが(ステップS31)、ここではNOなので、次のようにして、先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで再生回数多い順に収納された状態となるように並べ替える。
【0022】
すなわち、まずディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、ロータリストッカー1の先頭ホルダ31 から今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ32 までの中に、今回再生したCD43 より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS32)。ホルダ31 と32 が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 から今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ32 まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD43 より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS33)。R=1、S=1となる。次に、回転部5を制御し、ホルダ31 が第2交換位置(第2ローディング部14に丁度対向する位置。図1の破線B参照)に来るように回転移動する(図8(2)参照)。続いて、第2ローディング部14を制御し、第2交換位置のホルダ31 からCD41 を取り出しダミーホルダ13に収納させてローディングを行わせる(ステップS34。図9(1)参照)。次に、回転部5を制御し、ホルダ33 が第2交換位置に来るように回転移動する(図9(2)参照)。続いて、第2ローディング部14を制御し、ダミーホルダ13からCD41 を取り出し第2交換位置のホルダ33 に収納させてアンローディングを行わせる(ステップS35。図10(1)参照)。このあと、回転部5を制御し、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動する(図10(2)参照)。続いて、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6からCD43 を取り出し第1交換位置のホルダ31 に収納させてアンローディングを行わせる(ステップS36。図11(1)参照)。
【0023】
そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=1に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS37。図5(1)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図2のステップS12に戻り、現在先頭ホルダ31 が第1交換位置に来ているかチェックし、NOであれば、回転部5を制御し、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動して待機状態とさせるが(ステップS13)、ここではステップS12でYESとなるのでステップS14に進む。
【0024】
(2−2)他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD412を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ12を入力する。すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、CD412の収納されたホルダ312を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ312からCD412を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD412の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(ステップS14〜S22。図5(2)参照、図11(2)参照)。CD412の再生が終わるとQ=1かチェックし(図3のステップS30)、今回もNOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD412の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ311までの中に、今回再生したCD412より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS32)。ホルダ32 〜311が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 から今回再生したCD412の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ311まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD412より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS33)。R=2、S=2となる。
【0025】
次に、ホルダ32 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ32 からCD42 を取り出しダミーホルダ13に収納させる(ステップS34)。次に、ホルダ312が第2交換位置に来るように回転移動させ、ダミーホルダ13からCD42 を取り出し第2交換位置のホルダ312に収納させる(ステップS35)。このあと、ホルダ32 が第1交換位置に来るように回転移動させ、ディスク再生部6からCD412を取り出し第1交換位置のホルダ32 に収納させる(ステップS36。図12(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS37。図6(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図2のステップS12の側に戻り、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させる(ステップS13。図12(2)参照)。
【0026】
(2−3)更に他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD420を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ20を入力する。すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、CD420の収納されたホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD420の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図2のステップS14〜S22)。CD420の再生が終わるとQ=1かチェックし(図3のステップS30)、NOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ319までの中に、今回再生したCD420より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS32)。ホルダ33 〜319が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ319まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD420より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS33)。R=3、S=1となる。
【0027】
次に、ホルダ33 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ33 からCD41 を取り出しダミーホルダ13に収納させ(ステップS34)、次に、ホルダ320が第2交換位置に来るように回転移動させる。続いて、ダミーホルダ13からCD41 を取り出しホルダ320に収納させる(ステップS35)。このあと、ホルダ33 が第1交換位置に来るように回転移動させる。続いて、ディスク再生部6からCD420を取り出しホルダ33 に収納させる(ステップS36)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS37。図6(2)参照)。このあと、図2のステップS12の側に戻り、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させる(図13(1)参照)。
【0028】
(2−4)或る所望CDの2回目の再生と並べ替え
このあと、ユーザがCD412を再び聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ12を入力する。コントロール部10Aは前述と同様にして、CD412の収納されたホルダ32 を第1交換位置に回転移動させ(ステップS14〜S17。図13(2)参照)、ホルダ32 からCD412を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD412の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から再生を開始させる(ステップS18〜S20。図14(1)参照)。ここで、CD412は事前に再生回数順での並べ替えにより、先頭ホルダ31 の隣のホルダ32 に移っていたので、所望CDの収納されたホルダの第1交換位置への移動は短時間で終わり、ユーザは所望CDの選択操作後、長く待たされることなく聴取できる。CD412の最終曲の最後まで再生が終われば、再生動作を停止させる(ステップS21、S22)。続いてQ=1かチェックし(図3のステップS30)、NOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD412の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ(=31 )までの中に、今回再生したCD412より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS32)。ホルダ31 が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 から今回再生したCD412の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダまで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD412より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS33)。R=1、S=3となる。
【0029】
次に、ホルダ31 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ31 からCD43 を取り出しダミーホルダ13に収納させる(ステップS34)。次に、ホルダ32 が第2交換位置に来るように回転移動し、ダミーホルダ13からCD43 を取り出しホルダ32 に収納させる(ステップS35)。このあと、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させ、ディスク再生部6からCD412を取り出しホルダ31 に収納させる(ステップS36。図14(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=1に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS37。図7(1)参照)。このあと、図2のステップS12に戻り、現在先頭ホルダ31 が第1交換位置に来ているかチェックし、YESであり既に待機状態にあるのでステップS14に進む。
【0030】
(2−5)他の所望CDの2回目の再生と並べ替え
このあと、ユーザがCD43 を再び聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ3を入力する。コントロール部10Aは前述と同様にして、CD43 の収納されたホルダ32 を第1交換位置に回転移動させる。続いて、ホルダ32 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD43 の再生回数を1つ増やしたあと(図7(2)参照)、1曲目の先頭から再生を開始させる(ステップS14〜S20。図15(1)参照)。ここで、CD43 は事前になされた再生回数順での並べ替えにより、先頭ホルダ31 の隣のホルダ32 に移っているので、所望CDの収納されたホルダの第1交換位置への移動は短時間で終わり、ユーザは所望CDの選択操作後、長く待たされることなく聴取できる。
【0031】
CD43 の最終曲の最後まで再生が終われば、再生動作を停止させる(ステップS21、S22)。そして、Q=1でないので(図3のステップS30でNO)、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダまでの中に、今回再生したCD43 より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS32)。今度はNOとなるので、ディスク再生部6からCD43 を第1交換位置のホルダ32 に戻させる(ステップS31)。このあと、図2のステップS12の側戻り、先頭ホルダ31 を第1交換位置に移動させる(ステップS13。図15(2)参照)。
以下、ユーザがディスクナンバを選択入力して所望CDの再生を指示する度に、コントロール部10Aは、所望CDを再生させた後、ロータリストッカー1のホルダ31 〜324に、CD41 〜CD424が再生回数の多い順に収納された状態となるように並べ替えたあと、先頭ホルダ31 を第1交換位置に移動させて待機状態とする。
【0032】
図1のチェンジャー式CDプレーヤによれば、或るCDの再生が終わると、コントロール部10Aの並べ替え制御と待機制御により、ロータリストッカー1に収納されたCD41 〜CD424は先頭ホルダ31 から324まで、再生回数の多い順に並んだ状態となり、かつ、先頭ホルダ31 が第1交換位置に来た所で待機した状態となる。よって、その後、ユーザが或る所望CDを選択したとき、該所望CDは再生回数の多いCDであり、当該所望CDの収納された所望ホルダが先頭近くに存在する確率が高い。従って、所望CDの収納された所望ホルダを第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。
【0033】
上記した図1のチェンジャー式CDプレーヤでは、並べ替え制御により、先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで昇順に順番に見て、再生回数の多い順に並んだ状態となるようにしたが、本発明の第1の実施の形態では、ロータリストッカー1の全ホルダを、先頭ホルダ31 から該先頭ホルダ31 より180°反対側近くのホルダ(以下、「第1中間ホルダ」という)312までの第1群と、第1中間ホルダ312の1つ後寄りのホルダ(以下、「第2中間ホルダ」という)313から最後尾ホルダ324までの第2群とに分けておき、先頭ホルダ31 から第1中間ホルダ312まで昇順に順番に見て再生回数の多い順に並んだ状態となるようにするとともに、最後尾ホルダ324から第2中間ホルダ313まで降順に順番に見て再生回数の多い順に並んだ状態となるようにする。このようにすれば、ロータリストッカー1の上で、先頭ホルダ31 の近傍から、該先頭ホルダ31 より180°反対側近傍のホルダまで、時計回りと反時計回りのいずれで見てもほぼ再生回数の多い順に並ぶことになり、再生回数の多いCDを先頭ホルダの近くにより集中させることができ、所望CDの再生が指示されてから再生が開始するまでの平均的な待ち時間をより短くできる。
【0034】
具体的には、図2と図3の制御処理の内、図3を図16の如く変形すれば良い。ここで図2と図16の組み合わせによる再生制御処理を簡単に説明する。
(3−1)第1群に属するCDの1回目の再生及び並び替え
図2のステップS10〜S13の処理後、ユーザが操作部9で第1群に属する例えばディスクナンバ3を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ディスクナンバ3のCD43 の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=3なので、CD43 の収納されたホルダ33 を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ3に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22。図52(1)、図52(2)、図4(2)参照)。そして、図16のステップS40に進み、Q=1又は24かチェックする。仮にYESであれば、ディスク再生部6に有るCDをそのまま第1交換位置に有る元のホルダに戻すだけで、第1群は先頭ホルダ31 から昇順に順番に見て再生回数の多い順に各CDが収納された状態となり、第2群は最後尾ホルダ324から降順に順番に見て再生回数の多い順に各CDが収納された状態となるので、ディスク再生部6にセットされたCDを第1交換位置に有るホルダにアンローディングさせれば良い(ステップS41)。
【0035】
但し、ここではステップS40でNOとなるので、続いて、Qは2〜12のいずれかかチェックし(ステップS42)、YESなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照し、第1群の先頭ホルダ31 から今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ32 までの中に、今回再生したCD43 より再生回数の少ないディスクが存在するかチェックする(ステップS43)。YESなので、先頭ホルダ31 からホルダ32 まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD43 より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS44)。R=1、S=1なので、ホルダ31 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ31 からCD41 を取り出しダミーホルダ13に収納させ、次に、ホルダ33 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ダミーホルダ13からCD41 を取り出し第2交換位置のホルダ33 に収納させる(ステップS45、S46。図8(2)、図9(1)、図9(2)、図10(1)参照)。このあと、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させ、ディスク再生部6からCD43 を取り出し第1交換位置のホルダ31 に収納させる(ステップS47。図10(2)、図11(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=1に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS48。図5(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図2のステップS12の側に戻る。
【0036】
次に、ユーザが操作部9で第1群に属するディスクナンバ12を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ホルダ312に収納されたCD412を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ12に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22。図11(2)、図5(2)参照)。そして、ホルダ32 に収納されたCD42 をホルダ312に移し替え、ディスク再生部6のCD412をホルダ32 に収納させる(ステップS40、S42〜S47。図12(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替え後(ステップS48。図6(1)参照)、ホルダ31 を第1交換位置に移動させる(ステップS12、S13。図12(2)参照)。
【0037】
(3−2)第2群に属するCDの1回目の再生及び並び替え
その後、ユーザが操作部9で第2群に属する例えばディスクナンバ20を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ディスクナンバ20のCD420の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=20なので、ホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ20に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22)。そして、図16のステップS40に進み、Q=1又は24かチェックする。NOなので続いてQは2〜12のいずれかかチェックし(ステップS42)、ここでもNOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照し、第2群の最後尾ホルダ324から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ最後尾寄りのホルダ321までの中に、今回再生したCD420より再生回数の少ないディスクが存在するかチェックする(ステップS49)。YESなので、最後尾ホルダ324からホルダ321まで降順に順番に見ていき、今回再生したCD420より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS50)。R=24、S=24なので、ホルダ324が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ324からCD424を取り出しダミーホルダ13に収納させ、次に、ホルダ320が第2交換位置に来るように回転移動させ、ダミーホルダ13からCD424を取り出し第2交換位置のホルダ320に収納させる(ステップS45、S46)。このあと、ホルダ324が第1交換位置に来るように回転移動させ、ディスク再生部6からCD420を取り出しホルダ324に収納させる(ステップS47)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=24に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替える(ステップS48。図17(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図2のステップS12の側に戻り、ホルダ31 を第1交換位置へ回転移動させる(ステップS13。図18(1)参照)。
【0038】
次に、ユーザが操作部9で第2群に属するディスクナンバ18を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ホルダ318に収納されたCD418を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ18に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図2のステップS14〜S22)。そして、ホルダ323に収納されたCD423をホルダ318に移し替え、ディスク再生部6のCD418をホルダ323に収納させる(ステップS40、S42、S49、S50、S45〜S47)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバQ=18に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数と、ホルダナンバR=23に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を入れ替え後(ステップS48。図17(2)参照)、ホルダ31 を第1交換位置に移動させる(ステップS12、S13。図18(2)参照)。
【0039】
(3−3)第1群又は第2群に属するCDの2回目の再生
上記の如くして、ユーザがディスクナンバ3、12、20、18のCD43 、412、420、418を順に1回ずつ再生させると、各々ホルダ31 、32 、324、323に並べ替えられるので、皆、先頭ホルダ31 のごく近傍に収納される。例えば、CD418と第1交換位置との間隔はホルダ2つだけである。図1〜図15に示した本発明の第1の原理説明用のチェンジャー式CDプレーヤで同じくCD43 、412、420、418を順に1回ずつ再生させた場合は、各々ホルダ31 、32 、33 、34 に並べ替えられるので、例えば、CD418と第1交換位置との間隔はホルダ3つ分となる。
よって、図2、図16の組み合わせの場合、例えば、ユーザが操作部9でディスクナンバ18の2回目の選択入力をしたとき、当該所望CD418の収納されたホルダ323をホルダ2つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができることになる(図2のステップS14〜S20)。同様に、ユーザが操作部9でディスクナンバ12の2回目の選択入力をしたときも、当該所望CD412の収納されたホルダ32 をホルダ1つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができる。
【0040】
このように図2、図6の組み合わせによる本発明の第1の実施の形態によれば、ロータリストッカー1に収納された24枚のCD41 〜424は、先頭ホルダ31 の近傍から、該先頭ホルダ31 より180°反対側のホルダ313の近傍まで、時計回りと反時計回りのいずれで見てもほぼ再生回数の多い順に並ぶことになり、再生回数の多いCDを先頭ホルダ31 の近くにより集中させることができ、所望CDの再生が指示されてから再生が開始するまでの平均的な待ち時間をより短くできる。なお、図2と図6を組み合わせた第1の実施の形態においてステップS12の処理を最後尾ホルダ324は第1交換位置に在るかの判断に変更し、NOの場合のステップS13の処理を、最後尾ホルダ324を第1交換位置に移動することに変更することで、待機制御により最後尾ホルダ324を第1交換位置に移動させるように変えても良い。
【0041】
ところで、図1〜図15に示した本発明の第1の原理説明用のチェンジャー式CDプレーヤでは、或るCDを再生し終わると、直ぐに並べ替え制御を行うようにしたが、或るCDを再生し終わったあと、続けてユーザが前回聴取したのと同じまたは前回とは異なる所望ディスクナンバを選択して再生指示操作をする場合も多い。そこで、或るCDを再生し終わったあと、該或るCDがディスク再生部にセットされたままの状態で、所定の一定時間T(Tは例えば5〜10分)の間に所望CDの選択操作がされたか判別し、YESのときは該所望CDを再生させる制御をしてユーザが待ち時間なく所望ディスクの聴取を可能とする一方、所定の一定時間Tの間に所望CDの選択操作がされなかったときは並べ替え制御と待機制御をし、次にユーザが任意の所望CDの選択操作をしたとき、短い待ち時間で再生可能とするようにしても良い。
【0042】
具体的には、図2、図3の再生制御処理を例えば図19、図20の如く変形すれば良い。次にこれら図19、図20による本発明の第1の原理の変形例に基づく再生制御動作を説明する。
(4−1)所望CDの1回目の再生
図19のステップS10〜S13の処理後(図2のステップS10〜S13と全く同様)、ユーザが操作部9の所望CD選択用のテンキーで例えばディスクナンバ3を入力すると、コントロール部10Aは再生対象ディスクナンバP=3とし、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して所望CDの収納されたホルダのホルダナンバQを探す。Q=3となる。次に、回転部5を制御し、ホルダ33 が第1交換位置に来るように回転移動し、続いて第1ローディング部7Aを制御し、第1交換位置のホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを行わせ、Qに対応付けて記憶された再生回数を1つ増やしたのち、ディスク再生部6を制御し、1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22。図52(1)、図52(2)、図4(2)参照)。
【0043】
(4−2)所望CDの2回目の再生
所望CDの再生が終わると、コントロール部10Aは所定の一定時間T(Tはここでは5分とする)の間に操作部9で所望CD選択用のテンキーで所望ディスクナンバの選択入力がされたかチェックする(図20のステップS60)。ユーザが今回聴取したCDを時間を空けずに再度聴取したいと思い、今回の再生が終わってから5分以内に再度、操作部9で所望ディスクナンバ3の選択入力を行うと、コントロール部10AはステップS60でYESと判断し、選択ディスクナンバ3をP´として内蔵メモリ11Aの作業領域(図示せず)に登録したあと、P=P´かチェックする(ステップS61、S62)。仮にNOであれば、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6に在るCD43 を第1交換位置に在る元のホルダ33 に戻し(ステップS63)、P´でPを書き換え後(ステップS64)、図19のステップS16に進み、前述と同様にして所望CDの収納された所望ホルダを第1交換位置へ回転し、所望ホルダから所望CDをディスク再生部6にローディングし、所望CDに対応付けて記憶された再生回数を1つ増やしたのち、再生させる(S17〜S22)。但し、ここでは、ステップS62でYESとなるので、図19のステップS19に進み、Qに対応付けて記憶された再生回数を1つ増やしたのち、所望CDがディスク再生部6にセットされた状態のままディスク再生部6を制御し、直ちに1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS20〜S22。図8(1)、図21(1)参照)。よって、ユーザはロータリストッカー1の回転時間分とホルダからディスク再生部6へのローディング時間分だけ待たなくても直ぐに所望CD43 の2回目の聴取ができる。
【0044】
CD43 の2回目の再生が終わったあと、ユーザが5分以上、操作部9で所望ディスクナンバの選択操作をしなかった場合、コントロール部10Aは図20のステップS60でNOと判断し、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6にセットされたCD43 を元のホルダ33 に戻させたあと(ステップS65。図24(1)参照)、先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324までCDが再生回数順に収納された状態となるように並べ替え制御をする。最初にQ=1かチェックする(ステップS66)。仮にYESであれば、既に先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで各CDが再生回数順に収納された状態となっているのでそのまま図19のステップS12に戻るが、ここではステップS66でNOとなるので、続いてディスク管理情報記憶領域12Aを参照し、先頭ホルダ31 から今回再生したCDの収納されたホルダの1つ前のホルダ32 までの中に、今回再生したディスクより再生回数の少ないものが有るかチェックする(ステップS67)。仮にNOであれば既に先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで各CDが再生回数順に収納された状態となっているのでそのまま図19のステップS12に戻るが、ここではホルダ31 が該当するためYESと判断し、以下の手順で並べ替えをする。
【0045】
まず、先頭ホルダ31 から今回再生したCDの収納されたホルダの1つ前のホルダ32 まで昇順に順番に見て、今回再生したCDより再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=1、S=1となる。次に、それまでホルダナンバ(Q−1)=2〜R=1までに収納されていたCDを、各々1つ後ろのホルダに入れ替えるとともに今回再生したCDをホルダナンバR=1のホルダ31 に収納させることで先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで再生回数順にCDが収納された状態とさせる。具体的には、まずQとRの差をKとし(K=2となる)、またk=1としたあと(ステップS69)、回転部5を制御し、今回再生したCD43 の収納されたホルダ33 を第2交換位置に移動させ(図24(2)参照)、第2ローディング部14を制御し、ホルダ33 からCD43 をダミーホルダ13にローディングさせる(ステップS70。図25(1)参照)。次に、回転部5を制御し、今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ手前のホルダ32 を第1交換位置に移動させたあと(図25(2)参照)、第1ローディング部7Aを制御し、ホルダ32 からCD42 をディスク再生部6にローディングさせる(ステップS71。図26(1)参照)。
【0046】
次に、回転部5を制御し、今回再生したCD43 の収納されていたホルダ33 を第1交換位置に移動させたあと(図26(2)参照)、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6にセットされたCD42 をホルダ33 に収納させる(ステップS72。図27(1)参照)。そして、kがKに達したかチェックし(ステップS73)、NOなのでkをインクリメントして2としたあと(ステップS74)、ステップS71に戻り、今回再生したCD43 の収納されていたホルダより2つ手前のホルダ31 を第1交換位置に移動させたあと、ホルダ31 からCD41 をディスク再生部6にローディングさせる。続いて、今回再生したCD43 の収納されていたホルダの1つ手前のホルダ32 を第1交換位置に移動させたあと、ディスク再生部6にセットされたCD41 をホルダ32 に収納させる(ステップS72。図27(2)参照)。そして、kがKに達したかチェックし(ステップS73)、YESなので回転部5を制御しホルダ3R =31 を第2交換位置に移動させ、第2ローディング部14を制御し、ダミーホルダ13に収納されたCD43 をホルダ31 に収納させる(ステップS75。図28(1)参照)。
【0047】
そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバ1と2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバ2と3のディスクナンバ及び再生回数とし、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=1に対応付けて記憶させる(ステップS76。図21(2)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図19のステップS12に戻り、現在先頭ホルダ31 が第1交換位置に来ているかチェックし、NOなので、回転部5を制御し、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動して待機状態とさせる(ステップS13。図28(2)参照)。
【0048】
(4−3)他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD412を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ12を入力する。すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、CD412の収納されたホルダ312を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ312からCD412を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD412の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(ステップS14〜S22。図29(1)参照)。CD412の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図20のステップS60でNO)、ディスク再生部6からCD412を元のホルダ312に戻させたあと、Q=1かチェックし(ステップS65、S66)、今回もNOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD412の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ311までの中に、今回再生したCD412より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS67)。ホルダ32 〜311が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 からホルダ311まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD412より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=2、S=2となる。
【0049】
次に、前述と同様にして、ホルダ312からCD412をダミーホルダ13に一時的に収納させたあと(ステップS69、S70。図29(2)参照)、ホルダ311〜32 に収納されていたCD411〜44 、42 、41 を各々ホルダ312〜33 に1つずつずらし(ステップS71〜S74。図30(1)参照)、最後にダミーホルダ13のCD412をホルダ32 に収納させる(ステップS75)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバR=2〜(Q−1)=11に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバR=3〜Q=12に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶させる(ステップS76。図22(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図19のステップS12の側に戻り、回転部5を制御し、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動して待機状態とさせる(ステップS13。図30(2)参照)。
【0050】
(4−4)更に他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD420を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ20を入力する。すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、CD420の収納されたホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD420の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図19のステップS14〜S22)。CD420の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図20のステップS60でNO)、ディスク再生部6からCD420を元のホルダ320に戻させたあと、Q=1かチェックし(ステップS65、S66)、今回もNOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ319までの中に、今回再生したCD420より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS67)。ホルダ33 〜319が該当するのでYESと判断し、続いて、先頭ホルダ31 からホルダ319まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD420より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=3、S=1となる。
【0051】
次に、前述と同様にして、ホルダ320からCD420をダミーホルダ13に一時的に収納させたあと(ステップS69、S70)、ホルダ319〜33 に収納されていたCD419〜413、411〜44 、42 、41 を各々ホルダ320〜34 に1つずつずらし、最後にダミーホルダ13のCD420をホルダ33 に収納させる(ステップS71〜S75)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバR=3〜(Q−1)=19に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバR=4〜Q=20に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=3に対応付けて記憶させる(ステップS76。図22(2)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図16のステップS12の側に戻り、ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させて待機状態とさせる(ステップS13。図31(1)参照)。
【0052】
(4−5)所望CDの2回目の再生と並べ替え
このあとユーザが再度CD420を聴取するため操作部9でディスクナンバ20を選択入力すると、コントロール部10AはCD420の収納されたホルダ33 を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ33 からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD420の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図19のステップS14〜S22)。この際、事前に所望CDが先頭ホルダ近くに並べ替えられているので、所望CDの収納されたホルダを第1交換位置へ短時間で移動でき、所望CDの再生開始までユーザが長く待たなくて済む。
【0053】
CD420の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図20のステップS60でNO)、ディスク再生部6からCD420を元のホルダ33 に戻させたあと、Q=1かチェックし(ステップS65、S66)、NOなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照して、先頭ホルダ31 から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ32 までの中に、今回再生したCD420より再生回数の少ないCDの収納されたものが在るかチェックする(ステップS67)。ホルダ32 が該当するので、続いて、先頭ホルダ31 からホルダ32 まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD420より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=2、S=12となる。
【0054】
次に、前述と同様にして、ホルダ33 からCD420をダミーホルダ13に一時的に収納させたあと(ステップS69、S70)、ホルダ32 に収納されていたCD412をホルダ33 に1つずらし、最後にダミーホルダ13のCD420をホルダ32 に収納させる(ステップS71〜S75)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶させる(ステップS76。図23(1)参照)。そしてホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させて待機状態とさせる(ステップS12、S13。図31(2)参照)。
【0055】
(4−6)所望CDの3回目の再生と並べ替え
このあとユーザが再度CD43 を聴取するため操作部9でディスクナンバ3を選択入力すると、コントロール部10AはCD43 の収納されたホルダ31 を第1交換位置に回転移動させようとするが、既に移動済なのでステップS14ではなにもせずステップS15へ進み、ホルダ31 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD43 の再生回数を1つ増やしたあと(図23(2)参照)、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(ステップS16〜S22)。この際、事前に所望CDが先頭ホルダに並べ替えられているので、所望CDの収納されたホルダを第1交換位置へ移動しなくて済、所望CDの再生開始までユーザが長く待たなくて済む。
【0056】
CD43 の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図20のステップS60でNO)、ディスク再生部6からCD43 を元のホルダ31 に戻させたあと、Q=1かチェックし(ステップS65、S66)、YESであり、既に先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで再生回数の多い順に収納された状態となっているので、そのまま図19のステップS12へ戻る(図31(2)参照)。
【0057】
図19、図20による本発明の第1の原理の変形例によっても、或るCDの再生が終わると、コントロール部10Aの並べ替え制御と待機制御により、ロータリストッカー1に収納されたCD41 〜CD424は先頭ホルダ31 から324まで、再生回数の多い順に並んだ状態となり、かつ、先頭ホルダ31 が第1交換位置に来た所で待機した状態となる。よって、その後、ユーザが或る所望CDを選択したとき、該所望CDは再生回数の多いCDであって当該所望CDの収納された所望ホルダが先頭近くに存在する確率が高い。従って、所望CDの収納された所望ホルダを第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。また、或るCDを再生し終わったあと直ぐに今回再生した所望CDをディスク再生部6からロータリストッカー1へ戻すことはせず、一定時間内に前回聴取したのと同じCDの再生指示操作がされたときは、ディスク再生部6を制御してそのまま所望CDの再度の再生をさせるようにしたので、同じCDを連続して聴取したい場合に、待ち時間なく再生させることができる。
【0058】
なお、図19、図20による本発明の第1の原理の変形例では、並べ替え制御により、先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで昇順に順番に見て、再生回数の多い順に並んだ状態となるようにしたが、本発明の第1の実施の形態の変形例としては、図2、図16の組み合わせと同様に、ロータリストッカー1の全ホルダを、先頭ホルダ31 から該先頭ホルダ31 より180°反対側近くのホルダ(以下、「第1中間ホルダ」という)312までの第1群と、第1中間ホルダ312の1つ後寄りのホルダ(以下、「第2中間ホルダ」という)313から最後尾ホルダ324までの第2群とに分けておき、先頭ホルダ31 から第1中間ホルダ312まで昇順に順番に見て再生回数の多い順に並んだ状態となるようにするとともに、最後尾ホルダ324から第2中間ホルダ313まで降順に順番に見て再生回数の多い順に並んだ状態となるようにする。このようにすれば、先頭ホルダ31 の近傍から、該先頭ホルダ31 より180°反対側近傍のホルダまで、時計回りと反時計回りのいずれで見てもほぼ再生回数の多い順に並ぶことになり、再生回数の多いCDを先頭ホルダの近くにより集中させることができ、所望CDの再生が指示されてから再生が開始するまでの平均的な待ち時間をより短くできる。
【0059】
具体的には、図19と図20の制御処理の内、図20を図32、図33の如く変形すれば良い。ここで図19、図32、図33の組み合わせによる本発明の第1の実施の形態の変形例の制御処理を簡単に説明する。
(5−1)第1群に属する所望CDの1回目の再生及び並び替え
図19のステップS10〜S13の処理後、ユーザが操作部9で第1群に属する例えばディスクナンバ3を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ディスクナンバ3のCD43 の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=3なので、CD43 の収納されたホルダ33 を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ3に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22。図52(1)、図52(2)、図4(2)参照)。そして、図32のステップS60に進み、一定時間Tの間に操作部9で所望のディスクナンバの選択入力がされたかチェックし、YESであればステップS61の側へ進み、所望CDを再生させるが(ステップS62でYES、図19のステップS19、S20または、ステップS62でNO、S63、S64、図19のステップS16〜S20)、ここではステップS60でNOであったとすると、一旦、CD43 を元のホルダ33 に戻し(ステップS65)、Q=1又は24かチェックする(ステップS66´)。仮にYESであれば、既に第1群は先頭ホルダ31 から昇順に順番に見て再生回数の多い順に各CDが収納された状態となり、第2群は最後尾ホルダ324から降順に順番に見て再生回数の多い順に各CDが収納された状態となっているので、図19のステップS12に戻れば良い。
【0060】
但し、ここではステップS66´でNOとなるので、続いて、Qは2〜12のいずれかかチェックし(ステップS80)、YESなので、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照し、第1群の先頭ホルダ31 から今回再生したCD43 の収納されていたホルダより1つ先頭寄りのホルダ32 までの中に、今回再生したCD43 より再生回数の少ないCDが存在するかチェックする(ステップS67)。YESなので、先頭ホルダ31 からホルダ32 まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD43 より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=1、S=1なので、前述と同様にして、ホルダ33 が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ33 からCD43 を取り出しダミーホルダ13に収納させておき、ホルダ32 に収納されていたCD42 をホルダ33 に移し替え、ホルダ31 に収納されていたCD41 をホルダ32 に移し替え、しかるのち、ホルダ31 にCD43 を収納させる(ステップS69〜75)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバR=1〜(Q−1)=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバ(R+1)=2〜Q=3に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=1に対応付けて記憶させる(ステップS76。図34(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図19のステップS12の側に戻る。
【0061】
次に、ユーザが操作部9で第1群に属するディスクナンバ12を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ホルダ312に収納されたCD412を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ12に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22)。そして、CD412の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図32のステップS60でNO)、一旦CD412を元のホルダ312に戻させたあと(ステップS65)、ステップS66´、S80、S67のいずれもYESとなるので、先頭ホルダ31 からホルダ311まで昇順に順番に見ていき、今回再生したCD412より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS68)。R=2、S=1なので、前述と同様にして、ホルダ312が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ312からCD412を取り出しダミーホルダ13に収納させておき、ホルダ311〜32 に収納されていたCD411〜44 、42 、41 を各々ホルダ312〜33 に移し替え、しかるのち、ホルダ32 にCD412を収納させる(ステップS69〜75)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバR=2〜(Q−1)=11に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバ(R+1)=3〜Q=12に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=2に対応付けて記憶させる(ステップS76。図34(2)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図19のステップS12の側に戻り、先頭ホルダ31 を第1交換位置まで回転移動させる(ステップS13)。
【0062】
(5−2)第2群に属する所望CDの1回目の再生及び並び替え
その後、ユーザが操作部9で第2群に属する例えばディスクナンバ20を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ディスクナンバ20のCD420の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=20なので、ホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ20に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図19のステップS14〜S22)。そして、CD420の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図32のステップS60でNO)、一旦CD420を元のホルダ320に戻させたあと(ステップS65)、Q=1又は24かチェックする(ステップS66´)。NOなので続いて、Qは2〜12のいずれかかチェックし(ステップS80)、ここでもNOなので、図33のステップS90へ進み、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照し、第2群の最後尾ホルダ324から今回再生したCD420の収納されていたホルダより1つ最後尾寄りのホルダ321までの中に、今回再生したCD420より再生回数の少ないディスクが存在するかチェックする。YESなので、最後尾ホルダ324からホルダ321まで降順に順番に見ていき、今回再生したCD420より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS91)。R=24、S=24なので、ホルダ320が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しダミーホルダ13に収納させておき、ホルダ321〜ホルダ324に収納されていたCD421〜CD424を、各々ホルダ320〜ホルダ323に移し替え、しかるのち、ホルダ324にCD420を収納させる(ステップS92〜98)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバ(Q+1)=21〜R=24に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバQ=20〜(R−1)=23に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=24に対応付けて記憶させる(ステップS99。図35(1)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図19のステップS12の側に戻り、先頭ホルダ31 が第1交換位置に来るように回転移動させる(ステップS13。図36(1)参照)。
【0063】
次に、ユーザが操作部9で第2群に属するディスクナンバ18を選択入力すると、コントロール部10Aは前述と同様にして、ホルダ318に収納されたCD418を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせ、ホルダナンバ18に対応付けられた再生回数を1つ増やしたあと1曲目から最終曲まで再生させる(ステップS14〜S22)。そして、CD418の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図32のステップS60でNO)、一旦CD418を元のホルダ318に戻させたあと(ステップS65)、ステップS66´とS88でNO、ステップS90でYESとなるので、最後尾ホルダ324から今回再生したCD418の収納されていたより1つ最後尾寄りのホルダ319まで降順に順番に見ていき、今回再生したCD418より再生回数の少ない最初のCDの収納されたホルダのホルダナンバRと当該CDのディスクナンバSを探す(ステップS91)。R=23、S=24なので、前述と同様にして、ホルダ318が第2交換位置に来るように回転移動させ、ホルダ318からCD418を取り出しダミーホルダ13に収納させておき、ホルダ319〜323に収納されていたCD419、421〜424をホルダ318〜322に移し替え、しかるのち、ホルダ323にCD418を収納させる(ステップS92〜98)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Aの内、ホルダナンバ(Q+1)=19〜R=23に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、各々ホルダナンバQ=18〜(R−1)=22に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=18に対応付けて記憶されていたディスクナンバ及び再生回数を、ホルダナンバR=23に対応付けて記憶させる(ステップS99。図35(2)参照)。このようにして並べ替え制御をした後、図19のステップS12の側に戻り、先頭ホルダ31 を第1交換位置まで回転移動させる(ステップS13。図36(2)参照)。
【0064】
(5−3)第1群又は第2群に属する所望CDの2回目の再生
上記の如くして、ユーザがディスクナンバ3、12、20、18のCD43 、412、420、418を順に1回ずつ再生させると、各々ホルダ31 、32 、324、323に並べ替えられるので、皆、先頭ホルダ31 のごく近傍に収納される。例えば、CD418と第1交換位置との間隔はホルダ2つだけである。図19と図20の組み合わせによる本発明の第1の原理の変形例で同じくCD43 、412、420、418を順に1回ずつ再生させた場合は、各々ホルダ31 、32 、33 、34 に並べ替えられるので、例えば、CD418と第1交換位置との間隔はホルダ3つ分となる。よって、図19、図32、図33の組み合わせの場合、例えば、ユーザが操作部9でディスクナンバ18の2回目の選択入力をしたとき、当該所望CD418の収納されたホルダ323をホルダ2つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができることになる(図2のステップS14〜S20)。同様に、ユーザが操作部9でディスクナンバ12の2回目の選択入力をしたときも、当該所望CD412の収納されたホルダ32 をホルダ1つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができる。
【0065】
このように図19、図32、図33の組み合わせによる本発明の第1の実施の形態の変形例によれば、ロータリストッカー1に収納された24枚のCD41 〜424は、先頭ホルダ31 の近傍から、該先頭ホルダ31 より180°反対側のホルダ313の近傍まで、時計回りと反時計回りのいずれで見てもほぼ再生回数の多い順に並ぶことになり、再生回数の多いCDを先頭ホルダ31 の近くにより集中させることができ、所望CDの再生が指示されてから再生が開始するまでの平均的な待ち時間をより短くできる。なお、図19、図32、図33を組み合わせた第1の実施の形態の変形例において、図19のステップS12の処理を最後尾ホルダ324は第1交換位置に在るかの判断に変更し、NOの場合のステップS13の処理を最後尾ホルダ324を第1交換位置に移動することに変更することで、待機制御により最後尾ホルダ324を第1交換位置に移動させるように変えても良い。
【0066】
次に、本発明の第2の原理を図37を参照して説明する。
図37はチェンジャー式CDプレーヤの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
10Bはマイコン構成のコントロール部であり、ユーザにより再生すべきCD4P が指示されると、回転部5を制御して所望CD4P を収納したホルダナンバQのホルダ3Q が第1交換位置に来るようにロータリストッカー1を回転させたあと、第1ローディング部7Aを制御して所望CD4P をホルダ3Q からディスク再生部6にローディングさせる。しかるのち、ディスク再生部6を制御して所望CD4P を再生させる。所望CD4P の全曲の再生が終われば、Q=1の場合、第1ローディング部7Aを制御してCD4P をホルダ3Q =31 に戻し、Q=2の場合は回転部5、第2ローディング部14、第1ローディング部7Aを制御して、ホルダ31 に収納されていたCDを32 に移し替えたあとCD4P をホルダ31 に収納させるとともに先頭ホルダ31 が第1交換位置に来るようにさせ、Q≠1、2の場合はホルダ3Q-1 〜31 に収納されていたCDを、各々ホルダ3Q 〜32 に移し替えたあとCD4P をホルダ31 に収納させるとともに先頭ホルダ31 が第1交換位置に来るようにさせる。これにより、より最新に再生したCDがより先頭ホルダ31 の近くに収納された状態となり、かつ先頭ホルダ31 が第1交換位置で待機する。最近再生させたCDは時間を置かずに再び再生させる場合が多く、ユーザが或るCDの再生を指示したとき、該所望CDの収納された所望ホルダが先頭近くに存在する確率が高くなり、当該所望ホルダを第1交換位置へ回転移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。
図37のチェンジャー式CDプレーヤのその他の構成部分は図1と全く同様に構成されている。
【0067】
図38と図39はコントロール部10Bによる制御処理を示すフローチャート、図40と図41はコントロール部10Bの内蔵メモリ12Bのディスク管理情報記憶領域12Bの記憶内容の説明図、図42〜図4646はディスクの移動動作の説明図であり、以下、これらの図を参照して本発明の第2の原理を説明する。
最初にコントロール部10Bはホルダナンバ1〜24のホルダ31 〜324に収納された各CDのディスクナンバを各々1〜24としてディスク管理情報記憶領域12Bに登録して初期化する(図38のステップS10)。そして、回転部5を制御し、先頭のホルダ31 を第1交換位置まで回転させる(ステップS12、S13)。
【0068】
(6−1)所望CDの1回目の再生及び並び替え
ユーザが操作部9の所望CDの選択用のテンキーで例えばディスクナンバ3を入力すると、コントロール部10BはP=3とし、ディスク管理情報記憶領域12Bを参照して所望CDの収納されたホルダのホルダナンバQを探す。Q=3となる。次に、回転部5を制御し、ホルダ33 が第1交換位置に来るように回転移動し、続いて第1ローディング部7Aを制御し、第1交換位置のホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを行わせたのち、ディスク再生部6を制御し、1曲目から最終曲まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22。図52(1)、図52(2)参照)。
【0069】
所望CDの再生が終わると、コントロール部10Bは所定の一定時間T(Tはここでは5分とする)の間に操作部9で所望CDの選択用のテンキーで所望ディスクナンバの選択入力がされたかチェックする(図39のステップS100)。仮にユーザが今回聴取したCDを時間を空けずに再度聴取したいと思い、今回の再生が終わってから5分以内に再度、操作部9で所望ディスクナンバ3の選択入力を行ったとき、コントロール部10BはステップS100でYESと判断し、選択ディスクナンバ3をP´として内蔵メモリ11Bの作業領域(図示せず)に登録したあと、P=P´かチェックする(ステップS101、S102)。仮にステップS102でYESであれば図38のステップS20に戻り、直ちに1曲目から再生を開始させ、仮にステップS102でNOであれば、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6に在るCD43 を第1交換位置に在る元のホルダ33 に戻し(ステップS103)、P´でPを書き換え後(ステップS104)、図38のステップS16に進み、前述と同様にして所望CDの収納された所望ホルダを第1交換位置へ回転し、所望ホルダから所望CDをディスク再生部6にローディングしたのち、再生させる(S17、S18、S20〜S22)。
【0070】
但し、ここではステップS100でNOであったとすると、今回再生したCDを先頭へ移動させるための並べ替え制御を行う。すなわち、まずQ=1かチェックし(ステップS105)、YESであればそのまま第1交換位置に在るホルダに戻せば最新に再生したCDを一番先頭ホルダ寄りに収納できるので、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6に在るCD43 を第1交換位置に在る元のホルダに戻し(ステップS106)、図38のステップ14に戻れば良い。但し、ここではステップS105でNOとなるので、今回再生したCD43 がディスク再生部6に在る状態のまま(図42(1)参照)、回転部5を制御し、今回再生したCDの収納されていたホルダの1つ先頭寄りのホルダ32 を第2交換位置へ回転移動し(図42(2)参照)、第2ローディング部14を制御し、ホルダ32 に収納されたCD32 をダミーホルダ13にローディングさせる(ステップS107、108。図43(1)参照)。続いて、回転部5を制御し、今回再生したCDの収納されていたホルダ33 を第2交換位置へ回転移動し(図43(2)参照)、第2ローディング部14を制御し、ダミーホルダ13に収納されたCD42 をホルダ33 にアンローディングさせる(ステップS109。図44(1)参照)。そして、まだ先頭ホルダ31 が空になっていないので(ステップS110でNO)、回転部5を制御し、今回再生したCDの収納されていたホルダの2つ先頭寄りのホルダ31 を第2交換位置へ回転移動し、第2ローディング部14を制御し、ホルダ31 に収納されたCD31 をダミーホルダ13にローディングさせる(ステップS111、108)。
【0071】
続いて、回転部5を制御し、先に空としたホルダ32 を第2交換位置へ回転移動し、第2ローディング部14を制御し、ダミーホルダ13に収納されたCD31 をホルダ32 にアンローディングさせる(ステップS109。図44(2)参照)。すると先頭ホルダ31 が空になるのでステップS110でYESと判断し、回転部5を制御し、ホルダ31 を第1交換位置へ回転移動し、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6にセットされたCD43 をホルダ31 にアンローディングさせる(ステップS112。図45(1)参照)。この際、先頭ホルダ31 は第1交換位置に来ているので、改めて待機制御しなくて済む。このようにして今回再生したCD43 を先頭ホルダ31 へ移し替えるとともに先頭ホルダ31 を第1交換位置に待機状態とさせたら、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1と2に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバ2と3のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図40(1)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図38のステップS14に戻る。
【0072】
(6−2)他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD412を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ12を入力する。すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、CD412の収納されたホルダ312を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ312からCD412を取り出しディスク再生部6にセットさせたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22。図29(1)参照)。CD412の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図39のステップS100でNO)、Q=1でないので(ステップS105でNO)、前述と同様にして、回転部5、第2ローディング部14、第1ローディング部7Aを制御し、ホルダ311〜31 に収納されていたCD411〜44 、42 、41 、43 を、1つずつ最後尾寄りのホルダ312〜32 に移し替え、ディスク再生部6にセットされたCD412をホルダ31 に収納させる(ステップS107〜S112。図45(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1〜11に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバ2〜12のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図40(2)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図38のステップS14に戻る。
【0073】
(6−3)更に他の所望CDの1回目の再生と並べ替え
次にユーザがCD420を聴取したい場合、操作部9で所望ディスクナンバ20を入力する。すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、CD420の収納されたホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせ、CD420の再生回数を1つ増やしたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22)。CD420の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図39のステップS100でNO)、Q=1でないので(ステップS105でNO)、前述と同様にして、回転部5、第2ローディング部14、第1ローディング部7Aを制御し、ホルダ319〜31 に収納されていたCD419〜CD413、411〜44 、42 、41 、43 、412を、1つずつ最後尾寄りのホルダ320〜32 に移し替え、ディスク再生部6にセットされたCD420をホルダ31 に収納させる(ステップS107〜S112。図46(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1〜19に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバ2〜20のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図41(1)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図38のステップS14に戻る。
【0074】
(6−4)所望CDの2回目の再生と並べ替え
このあとユーザが再度CD412を聴取するため操作部9でディスクナンバ12を選択入力すると、コントロール部10BはCD412の収納されたホルダ32 を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ32 からCD412を取り出しディスク再生部6にセットさせたあと、1曲目の先頭から最終曲の最後まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22)。この際、事前に所望CDが先頭ホルダ近くに並べ替えられているので、所望CDの収納されたホルダを第1交換位置へ短時間で移動でき、所望CDの再生開始までユーザが長く待たなくて済む。
【0075】
CD412の2回目の再生が終わり、一定時間Tの間にディスクナンバの選択操作がなければ(図39のステップS100でNO)、Q=1でないのでステップS105でNOと判断し、ホルダ31 に収納されていたCD420を、1つ最後尾寄りのホルダ32 に移し替え、ディスク再生部6にセットされたCD412をホルダ31 に収納させる(ステップS107〜S110、S112。図46(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ2のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=2に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図41(2)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図38のステップS14に戻る。
【0076】
図37のチェンジャー式CDプレーヤによれば、CDの最後になされるコントロール部10Bにより並べ替え制御により、より最新に再生したCDがより先頭ホルダ31 に近いホルダに収納された状態となるように並べ替えられるとともに先頭ホルダ31 が第1交換位置で待機する。最近再生させたCDは時間を置かずに再び再生させる場合が多く、ユーザが或るCDの再生を指示したとき、該所望CDの収納された所望ホルダは先頭近くに存在する確率が高く、所望ホルダを第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。
また、或るCDを再生し終わったあと直ぐに今回再生した所望CDをディスク再生部6からロータリストッカー1へ戻すことはせず、一定時間Tの間に前回聴取したのと同じCDの再生指示操作がされたときは、ディスク再生部6を制御してそのまま所望CDの再度の再生をさせるようにしたので、同じCDを連続して聴取したい場合に、待ち時間なく再生させることができる。
【0077】
ところで、図37に示したチェンジャー式CDプレーヤでは、並べ替え制御により、先頭ホルダ31 から最後尾ホルダ324まで昇順に順番に見て、より最新に再生したCDがより先頭ホルダ近くに収納されるようにしたが、本発明の第2の実施の形態では、ロータリストッカー1の全ホルダを、先頭ホルダ31 から該先頭ホルダ31 より180°反対側近くのホルダ(以下、「第1中間ホルダ」という)312までの第1群と、第1中間ホルダ312の1つ後寄りのホルダ(以下、「第2中間ホルダ」という)313から最後尾ホルダ324までの第2群とに分けておき、先頭ホルダ31 から第1中間ホルダ312まで昇順に順番に見て、より最新に再生したCDがより先頭ホルダ近くに収納されるようにし、最後尾ホルダ324から第2中間ホルダ313まで降順に順番に見て、より最新に再生したCDがより最後尾ホルダ324近くに収納されるようにし、かつ先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324が第1交換位置で待機状態となるようにする。
このようにすれば、ロータリストッカー1の上で先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324から、時計回りに見ても反時計回りに見ても、最新に再生したCDが先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324に近いホルダに収納された状態となるように並べ替えられるとともに先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324が所定の交換位置で待機する。最近再生させたCDは時間を置かずに再び再生させる場合が多く、ユーザが或るCDの再生を指示したとき、該所望CDの収納された所望ホルダは先頭近く又は最後尾近くに存在する確率がかなり高く、所望ホルダを第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が非常に短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間がかなり短くなる。
【0078】
具体的には、図38と図39の制御処理の内、図39の部分を図47、図48の如く変形すれば良い。ここで図38、図47、図48の組み合わせによる制御処理を簡単に説明する。
(7−1)第1群に属する所望CDの1回目の再生及び並び替え
図38のステップS10〜S13の処理後、ユーザが操作部9で第1群に属する例えばディスクナンバ3を選択入力すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、ディスクナンバ3のCD43 の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=3なので、CD43 の収納されたホルダ33 を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ33 からCD43 を取り出しディスク再生部6にセットさせたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22。図52(1)、図52(2))。そして、図47のステップS100に進み、一定時間Tの間に操作部9で所望のディスクナンバの選択入力がされたかチェックし、YESであればステップS101の側へ進み、所望CDを再生させるが(ステップS102でYES、図38のステップS20、または、ステップS102でNO、S103、S104、図38のステップS16〜S18、S20)、ここではステップS100でNOであったとすると、Q=1又は24かチェックする(ステップS105´)。
【0079】
仮にステップS105´でYESであれば、そのまま第1交換位置に在るホルダに戻せば、今回再生したCDが第1群に属する場合は最新に再生したCDを、先頭ホルダ31 から第1中間ホルダ312まで昇順に順に見て一番先頭ホルダ寄りに収納でき、今回再生したCDが第2群に属する場合は最新に再生したCDを、最後尾ホルダ324から第2中間ホルダ313まで降順に順に見て一番最後尾ホルダ寄りに収納でき、かつ先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324を第1交換位置で待機した状態とできるので、第1ローディング部7Aを制御し、ディスク再生部6に在るCDを第1交換位置に在る元のホルダに戻し(ステップS106)、図38のステップ14に戻れば良い。但し、ここでは図47のステップS105でNOとなるので、今回再生したCD43 がディスク再生部6に在る状態のまま(図42(1)参照)、続いて、Qが1〜12のいずれかか(今回再生したCDが第1群に属するか)チェックする(ステップS114)。YESなので、前述と同様にして、ホルダ32 と31 に収納されていたCD42 と41 をホルダ33 と32 に移し替えたあと、ディスク再生部6にセットされているCD43 をホルダ31 に収納させる(ステップS107〜S112。図45(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1と2に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバ2と3のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=3に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図40(1)参照)。このようにして並べ替え制御を行ったあと、図38のステップS14に戻る。
【0080】
次に、ユーザが操作部9で第1群に属するディスクナンバ12を選択入力すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、ホルダ312に収納されたCD412を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22)。そして、CD412の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図47のステップS100でNO)、ステップS105´でNO、S112でYESなので、前述と同様にして、回転部5、第2ローディング部14、第1ローディング部7Aを制御し、ホルダ311〜31 に収納されていたCD411〜CD44 、42 、41 、43 を、1つずつ最後尾寄りのホルダ312〜32 に移し替え、ディスク再生部6にセットされたCD412をホルダ31 に収納させる(ステップS107〜S112。図45(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ1〜11に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバ2〜12のディスクナンバとし、ホルダナンバQ=12に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ1のディスクナンバとする(ステップS113。図40(2)参照)。このようにして並べ替え制御を行うと、最新に再生したCDが先頭ホルダ31 に収納され、かつ第1交換位置で待機した状態となるので、図38のステップS14に戻る。
【0081】
(7−2)第2群に属する所望CDの1回目の再生及び並び替え
その後、ユーザが操作部9で第2群に属する例えばディスクナンバ20を選択入力すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、ディスクナンバ20のCD420の収納されているホルダのホルダナンバQを探し、Q=20なので、ホルダ320を第1交換位置に回転移動させ、ホルダ320からCD420を取り出しディスク再生部6にセットさせたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜22)。そして、CD420の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図47のステップS100でNO)、Q=1又は24かチェックする(ステップS105´)。NOなので続いて、Qは2〜12のいずれかかチェックし(ステップS114)、ここでもNOなので、ディスク再生部6にCD420がセットされた状態のままで、図48のステップS120へ進み、ホルダ321〜ホルダ324に収納されていたCD421〜CD424を、1つずつ先頭ホルダ寄りのホルダ320〜ホルダ323に移し替え、しかるのち、ホルダ324にCD420を収納させる(ステップS121〜S125。図50(1)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ(Q+1)=21〜24に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバQ=20〜23に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=20に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ24に対応付けて記憶させる(ステップS126。図49(1)参照)。このようにして並べ替え制御を行うと、最新に再生したCDが最後尾ホルダ324に収納され、かつ第1交換位置で待機した状態となるので、図38のステップS14に戻る。
【0082】
次に、ユーザが操作部9で第2群に属するディスクナンバ18を選択入力すると、コントロール部10Bは前述と同様にして、ホルダ318に収納されたCD418を第1交換位置に回転移動後、ディスク再生部6にセットさせたあと1曲目から最終曲まで再生させる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22)。そして、CD418の再生が終わったあと一定時間Tの間にユーザが所望のディスクナンバの選択入力をしなければ(図47のステップS100でNO)、ステップS105´とS114でNOとなるので、図48のステップS120に進み、ホルダ319〜ホルダ324に収納されていたCD419、421〜424、420を、1つずつ先頭ホルダ寄りのホルダ318〜ホルダ323に移し替え、しかるのち、ホルダ324にCD418を収納させる(ステップS121〜S125。図50(2)参照)。そして、ディスク管理情報記憶領域12Bの内、ホルダナンバ(Q+1)=19〜24に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、各々ホルダナンバQ=18〜23に対応付けて記憶させるとともに、ホルダナンバQ=18に対応付けて記憶されていたディスクナンバを、ホルダナンバ24に対応付けて記憶させる(ステップS126。図49(2)参照)。このようにして並べ替え制御を行うと、最新に再生したCDが最後尾ホルダ324に収納され、かつ第1交換位置で待機した状態となるので、図38のステップS14に戻る。
【0083】
(7−3)第1群又は第2群に属する所望CDの2回目の再生
上記の如くして、ユーザがディスクナンバ3、12、20、18の順にCD43 、412、420、418を1回ずつ再生させた後、CD43 、412、420、418は各々ホルダ32 、31 、323、324に収納された状態となるので、皆、先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324のごく近傍に収納される。例えば、CD43 と第1交換位置との間隔はホルダ2つ分だけである。これに対し図37〜図39の本発明の第2の原理説明用のチェンジャー式CDプレーヤで同じくCD43 、412、420、418を順に1回ずつ再生させた後は、CD43 、412、420、418は各々ホルダ34 、33 、32 、31 に並べ替えられるので、例えば、CD43 と第1交換位置との間隔はホルダ3つ分となる。
よって、図38、図47、図48を組み合わせた本発明の第2の実施の形態の場合、例えば、ユーザが操作部9でディスクナンバ3の2回目の選択入力をしたとき、当該所望CD43 の収納されたホルダ32 をホルダ2つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができることになる(図38のステップS14〜S18、S20〜S22)。ディスクナンバ3の代わりに、ディスクナンバ12の2回目の選択入力をしたときも、当該所望CD412の収納されたホルダ32 をホルダ1つ分だけ回転移動させれば第1交換位置に来るので、直ぐにディスク再生部6にセットさせて再生を開始させることができる。
【0084】
このように図38、図47、図48の組み合わせによる本発明の第2の実施の形態によれば、ロータリストッカー1に収納された24枚のCD41 〜424は、先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324から、時計回りに見ても反時計回りに見ても、最新に再生したCDが先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324に近いホルダに収納された状態となるように並べ替えられるとともに先頭ホルダ31 又は最後尾ホルダ324が所定の交換位置で待機する。最近再生させたCDは時間を置かずに再び再生させる場合が多く、ユーザが或るCDの再生を指示したとき、該所望CDの収納された所望ホルダは先頭近く又は最後尾近くに存在する確率がかなり高く、所望ホルダを第1交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が非常に短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間がかなり短くなる。
なお、図38、図47、図48を組み合わせた第2の実施の形態において、図38のステップS12の処理を最後尾ホルダ324は第1交換位置に在るかの判断に変更し、ステップS12でNOの場合のステップS13の処理を、最後尾ホルダ324を第1交換位置に移動することに変更しても良い。また、図47のステップS106、S113、S126のあと、図38のステップS14へ進むかわりに、ステップS12へ進むようにしても良い。
【0085】
上記した各実施の形態と各変形例では、ロータリストッカーはCD24枚分の収納容量が有る場合につき説明したが、24枚より少なかったり、多い場合にも同様に適用することができる。また、従来のチェンジャー式CDプレーヤにダミーホルダと第2ローディング部を追加したのでロータリストッカーの全てのホルダにCDが収納済であっても並び替え動作が可能であるが、数百枚を越える多数枚のチェンジャーでは、ロータリストッカーに空きのホルダが有る場合も多く、かかる空きホルダを使用することで、ダミーホルダと第2ローディング部がなくても並び替え動作を行うことが可能である。
また、上記した各実施の形態と各変形例では、いずれも記録媒体としてCDを例に挙げて説明したが、本発明は何らこれに限定されるものでなく、MD(ミニディスク)、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)など他の種類の記録媒体であっても同様に適用することができる。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが或る記録媒体の再生を指示したとき、該所望記録媒体の収納された所望ホルダは先頭近くに存在する確率が高く、所望ホルダを所定の交換位置へ移動するのに要する平均的な時間が短くて済み、再生開始までの平均的な待ち時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の原理を説明するためのチェンジャー式CDプレーヤのブロック図である。
【図2】 図1中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図3】 図1中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図4】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図5】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図6】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図7】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図8】 ディスク移動動作の説明図である。
【図9】 ディスク移動動作の説明図である。
【図10】 ディスク移動動作の説明図である。
【図11】 ディスク移動動作の説明図である。
【図12】 ディスク移動動作の説明図である。
【図13】 ディスク移動動作の説明図である。
【図14】 ディスク移動動作の説明図である。
【図15】 ディスク移動動作の説明図である。
【図16】 本発明の第1の実施の形態に係るコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第1の実施の形態に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図18】 本発明の第1の実施の形態に係るディスク移動動作の説明図である。
【図19】 本発明の第1の原理の変形例に係るコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の第1の原理の変形例に係るコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図22】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図23】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図24】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図25】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図26】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図27】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図28】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図29】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図30】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図31】 本発明の第1の原理の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図32】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図33】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図34】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図35】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図36】 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るディスク移動動作の説明図である。
【図37】 本発明の第2の原理を説明するためのチェンジャー式CDプレーヤのブロック図である。
【図38】 図37中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図39】 図37中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図40】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図41】 ディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図42】 本発明の第2の原理におけるディスク移動動作の説明図である。
【図43】 本発明の第2の原理におけるディスク移動動作の説明図である。
【図44】 本発明の第2の原理におけるディスク移動動作の説明図である。
【図45】 本発明の第2の原理におけるディスク移動動作の説明図である。
【図46】 本発明の第2の原理におけるディスク移動動作の説明図である。
【図47】 本発明の第2の実施の形態に係る制御処理を示すフローチャートである。
【図48】 本発明の第2の実施の形態に係る制御処理を示すフローチャートである。
【図49】 本発明の第2の実施の形態に係るディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図である。
【図50】 本発明の第2の実施の形態に係るディスク移動動作の説明図である。
【図51】 従来のチェンジャー式CDプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図52】 ディスク移動動作の説明図である。
【図53】 ディスク移動動作の説明図である。
【図54】 ディスク移動動作の説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリストッカー
31 〜324 ホルダ
41 〜424 CD
5 回転部
6 ディスク再生部
7A 第1ローディング部
9 操作部
10A、10B コントロール部
12A、12B ディスク管理情報記憶領域
13 ダミーホルダ
14 第2ローディング部
Claims (2)
- 所定の情報を記録した記録媒体を収納するホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段と、記録媒体の再生を行う再生手段と、記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホルダを所定の交換位置に移動する回転手段と、記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダから記録媒体を取り出し、再生手段にセットするローディングを行ったり、再生手段にセットされている記録媒体を記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダに収納させるアンローディングを行ったりするローディング手段と、或る所望記録媒体の再生が指示されると、回転手段を制御して所望記録媒体の収納された或るホルダを所定の交換位置に移動させ、続いてローディング手段を制御して所定の交換位置に有る当該或るホルダから所望の記録媒体を取り出し再生手段にセットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再生をさせる再生制御手段と、を備えたチェンジャー式記録媒体再生装置において、
記録媒体収納手段に収納済の各記録媒体別に再生回数を計測して記憶する再生回数計測手段と、
記録媒体収納手段に収納済の各記録媒体を、記録媒体収納手段の先頭ホルダ近傍から該先頭ホルダより略180°反対側の中間ホルダ近傍まで、時計回りに見ても反時計回りに見ても再生回数の多い順に記録媒体が収納された状態となるように並べ替え、かつ、先頭ホルダが所定の交換位置で待機した状態とする並べ替え手段と、
を備えたことを特徴とするチェンジャー式記録媒体再生装置。 - 所定の情報を記録した記録媒体を収納するホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段と、記録媒体の再生を行う再生手段と、記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホルダを所定の交換位置に移動する回転手段と、記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダから記録媒体を取り出し、再生手段にセットするローディングを行ったり、再生手段にセットされている記録媒体を記録媒体収納手段の内、所定の交換位置に有るホルダに収納させるアンローディングを行ったりするローディング手段と、或る所望記録媒体の再生が指示されると、回転手段を制御して所望記録媒体の収納された或るホルダを所定の交換位置に移動させ、続いてローディング手段を制御して所定の交換位置に有る当該或るホルダから所望の記録媒体を取り出し再生手段にセットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再生をさせる再生制御手段と、を備えたチェンジャー式記録媒体再生装置において、
記録媒体収納手段の全ホルダを、先頭ホルダから該先頭ホルダより略180°反対側の第1中間ホルダまでの第1群と、当該第1中間ホルダの次の第2中間ホルダから最後尾ホルダまでの第2群とに分けておき、第1群のホルダに収納済の各記録媒体を、第1群内で先頭ホルダから第1中間ホルダまでより最新に再生された記録媒体がより先頭に近いホルダに収納された状態となるように並べ替え、第2群のホルダに収納済の各記録媒体を、第2群内で最後尾ホルダから第2中間ホルダまでより最新に再生された記録媒体がより最後尾に近いホルダに収納された状態となるように並べ替え、かつ、先頭ホルダまたは最後尾ホルダを所定の交換位置で待機状態とする並べ替え手段を備えたこと、
を特徴とするチェンジャー式記録媒体再生装置。
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JPS63313385A (ja) | コンパクトディスク再生装置 |
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