JP3538060B2 - チェンジャー式記録媒体再生装置 - Google Patents

チェンジャー式記録媒体再生装置

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JP3538060B2
JP3538060B2 JP07286399A JP7286399A JP3538060B2 JP 3538060 B2 JP3538060 B2 JP 3538060B2 JP 07286399 A JP07286399 A JP 07286399A JP 7286399 A JP7286399 A JP 7286399A JP 3538060 B2 JP3538060 B2 JP 3538060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチェンジャー式記録
媒体再生装置に係り、とくに、所定の情報が記録された
多数の記録媒体を周方向に並べて収納する記録媒体収納
手段を有するチェンジャー式CD(コンパクトディス
ク)プレーヤ、チェンジャー式MD(ミニディスク)プ
レーヤなどのチェンジャー式記録媒体再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数枚のCDをディスク収納部に収納し
ておき、ユーザ所望の任意のCDをディスク収納部から
ディスク再生部にローディングし、再生させるようにし
たチェンジャー式CDプレーヤが有る。このチェンジャ
ー式CDプレーヤにおいて、数十〜数百枚もの多量のC
Dを任意に交換しながら再生可能とする場合、回転軸の
回りに回転自在で多数枚のCDを周方向に所定間隔ずつ
おいてホルダ内に収納するようにしたロータリストッカ
ーと呼ばれるディスク収納部が用いられる。図30にロ
ータリストッカーを備えた従来のチェンジャー式CDプ
レーヤの構成を示す。
【0003】図30において、1はロータリストッカー
であり、中心の回転軸2の回りに回転自在に構成されて
おり、周方向に等間隔おいてK個のホルダ31 〜3K
設けられている。各ホルダ3j は1枚のCD4i (iは
1〜Kの整数)を出し入れ自在に直立姿勢で収納する。
各ホルダ3j は固有のホルダナンバjにより区別される
が、ここでは時計方向に順に1からKまで割り当てられ
ているものとする。5は後述するコントロール部の制御
に従いロータリストッカー1を時計方向(CW方向)ま
たは反時計方向(CCW方向)に回転する回転部、6は
CD4i の再生を行い音楽信号を出力するディスク再生
部である。
【0004】7はロータリストッカー1とディスク再生
部6の間に設けられたローディング部であり、ロータリ
ストッカー1の任意の1つのホルダ3j が丁度対向する
位置に在る状態で、コントロール部の制御に従い、当該
ホルダ3j に収納されたCD4i に向けて、ロータリス
トッカー1の外側の所定の待機位置からクランプアーム
(図示せず)を進出させ、CD4i をクランプアームで
クランプしながら取り出し、ディスク再生部6にセット
し、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクラ
ンプアームを退避させることでローディングを行った
り、反対にディスク再生部6にセットされたCD4i
向けて待機位置からクランプアームを進出させ、クラン
プアームでクランプしながら取り出し、ロータリストッ
カー1の上のホルダ3j に挿入し、しかるのちクランプ
を解放し所定の待機位置にクランプアームを退避させる
ことでアンローディングを行う。
【0005】8は回転パルス発生部であり、ロータリス
トッカー1が回転して任意のホルダ3がローディング部
7に対向する位置(交換位置)に来る度に1個のパルス
を出力する。9は操作部であり、プログラムキー、ディ
スクナンバを選択入力するためのテンキー、PLAYキ
ー、STOPキーなどを有し、プログラム再生操作、連
続再生操作を行う。10はマイコン構成のコントロール
部であり、ユーザによるプログラム再生操作または連続
再生操作で再生すべきCD4i が指示されると、回転部
5を制御して該当するホルダナンバjのホルダ3j がロ
ーディング部7に対向する位置に来るようにロータリス
トッカー1を回転させたあと、ローディング部7を制御
して所望CD4i をホルダ3j からディスク再生部6に
ローディングさせる。しかるのち、ディスク再生部6を
制御して所望CD4i を再生させる。所望CD4i の全
曲の再生が終われば、ローディング部7を制御して所望
CD4i をディスク再生部6から元のホルダ3j にアン
ローディングさせる。
【0006】図31はコントロール部10の内蔵メモリ
11に設けられたディスク管理情報記憶領域12の記憶
内容の説明図、図32は内蔵メモリ11に設けられたプ
ログラム領域の記憶内容の説明図、図33〜図35はデ
ィスク交換動作の説明図であり、以下、これらの図を参
照して図30に示すチェンジャー式CDプレーヤの動作
を説明する。なお、図30では説明の便宜上、K=36
としてあり、ロータリストッカー1にはホルダナンバ1
から20までの各ホルダ31 〜320にCD41 〜CD4
20(添え字は個々のCDを区別するためのディスクナン
バ)が収納済であり、コントロール部10は、ホルダ3
1 〜336の別に、ホルダナンバと収納されているCDの
ディスクナンバを対応付けたテーブルを内蔵メモリ11
のディスク管理情報記憶領域12に記憶しているものと
する(図31参照)。また、最初、交換位置にあるホル
ダ3j のホルダナンバjが5となっているものとする
(図30の状態参照)。
【0007】(1)プログラム再生 ユーザが例えば、CD43 、CD47 、CD420を再生
させたい場合、操作部9のプログラムキーを押し、プロ
グラムモードとさせたあと、ディスク選択用のテンキー
でディスクナンバ3、7、20を順に選択入力する。コ
ントロール部10はユーザの選択したディスクナンバを
順に内蔵メモリ11のプログラム情報記憶領域13にプ
ログラムナンバに対応付けて記憶する(図32参照)。
このあと、操作部9のPLAYキーを押すと、コントロ
ール部10はプログラム情報記憶領域13とディスク管
理情報記憶領域12を参照して、最初のプログラムナン
バ1に該当するディスクナンバ3のCD43 が収納され
たホルダ33 を見出し、回転部5を制御し、ホルダ33
が交換位置(ローディング部7に丁度対向する位置)に
来るように回転移動する(図33参照)。具体的には、
時計方向(CW)と反時計方向(CCW)の内、いずれ
の回転の方が近いか判別し、判別した方向をXとし、ま
たX方向にホルダ間隔の何倍離れているか計算し、Y倍
とする。そして、回転部5を制御し、ロータリストッカ
ー1をX方向へ回転させ、回転パルス検出部8からY個
パルスが出力された時点で回転部5を制御し回転を停止
させる。
【0008】次に、コントロール部10はローディング
部7を制御し、交換位置のCD43をホルダ33 から取
り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを
行わせる(図34参照)。しかるのち、ディスク再生部
6を制御してTOC情報を読み取らせ、内蔵メモリ11
のTOC情報記憶領域(図示せず)に記憶し、TOC情
報を参照してディスク再生部6を制御し、最初の曲の先
頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開始させる。再
生中、コントロール部10はディスク再生部6からサブ
コードを入力して現在の再生位置を監視し、最後の曲の
最後尾まで再生が終わったならば停止させる。そして、
ローディング部7を制御し、ディスク再生部6にセット
されたCD43 を交換位置に在るホルダ33 に収納させ
てアンローディングを行わせる(図35参照)。
【0009】次にプログラムナンバ2に該当するディス
クナンバ7のCD47 が収納されたホルダ37 が交換位
置に来るように回転移動し、ローディング部7を制御
し、CD47 をホルダ37 から取り出しディスク再生部
6にセットさせる。そして、ディスク再生部6にTOC
情報を読み取らせて記憶したあと、最初の曲の先頭から
再生を開始させる。最後の曲の最後尾まで再生が終わっ
たならば停止させ、ローディング部7を制御し、ディス
ク再生部6にセットされているCD47 を交換位置に在
る元のホルダ37 に収納させる。最後にプログラムナン
バ3に該当するディスクナンバ20のCD420が収納さ
れたホルダ320が交換位置に来るように回転移動し、ロ
ーディング部7を制御し、CD420をホルダ320から取
り出しディスク再生部6にセットさせるそして、TOC
情報を読み取らせて記憶したあと、最初の曲の先頭から
再生を開始させる。その後、最後の曲の最後尾まで再生
が終わったならば停止させ、ローディング部7を制御
し、ディスク再生部6にセットされているCD420を交
換位置に在る元のホルダ320に収納させる。そして、プ
ログラムされた全CDの再生を終えたので、プログラム
モードをオフし、今回のプログラム再生処理を終える。
【0010】(2)連続再生 ユーザがホルダ31 〜320に収納された各CD41 〜4
20を順に連続して聴取したい場合、プログラムモードオ
フ下で操作部9のPLAYキーを押す。すると、コント
ロール部10は回転部5を制御し、ホルダ31 が交換位
置に来るように回転移動したあとローディング部7を制
御し、CD41 をホルダ31 から取り出しディスク再生
部6にセットさせる。そして、ディスク再生部6にTO
C情報を読み取らせて記憶したあと、最初の曲の先頭か
ら再生を開始させる。最後の曲の最後尾まで再生が終わ
ったならば停止させ、ローディング部7を制御し、ディ
スク再生部6にセットされているCD41 を交換位置に
在る元のホルダ31 に収納させる。
【0011】次に、ホルダ32 が交換位置に来るように
回転移動させあたと、CD42 をホルダ32 から取り出
しディスク再生部6にセットさせる。そして、ディスク
再生部6にTOC情報を読み取らせて記憶したあと、最
初の曲の先頭から再生を開始させる。最後の曲の最後尾
まで再生が終わったならば停止させ、ローディング部7
を制御し、ディスク再生部6にセットされているCD4
2 を交換位置に在る元のホルダ32 に収納させる。以
下、同様にしてホルダ320に収納されたCD420まで再
生を終えると、ホルダ321〜336は空きなので今回の連
続再生処理を終える。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD41
CD420の中には、規格外れのためにディスク再生部6
で再生不能なものが存在する場合が有る。コントロール
部10はプログラム再生処理や連続再生処理時に、以
前、再生不能となったCDを無視すれば良いが、例え
ば、CD47 が再生不能であったとして、プログラム再
生時、ディスクナンバ5の次にディスクナンバ8がプロ
グラムされていたとき、ディスクナンバ5のCD45
再生を終えたあと、ロータリストッカー1をホルダ間隔
の3倍移動させないと所望のCD48 をローディング部
7に対向する位置(交換位置)まで移動することができ
ず、再生準備に時間が掛かるという問題があった。同様
に、連続再生時も、ディスクナンバ6のCD46 の再生
を終えたあと、ロータリストッカー1をホルダ間隔の2
倍移動させないと次に再生可能な所望CD48 をローデ
ィング部7に対向する位置まで移動することができず、
再生準備に時間が掛かるという問題があった。とくに、
再生不能なCDが複数枚存在するとき、或る所望CDを
再生してから次の所望CDの再生が開始するまでの待ち
時間が度々長くなってしまうという問題があった。
【0013】また、CD41 〜CD420の中には、ユー
ザの好みの曲が入っているか否かにより、再生頻度に大
きなバラツキが生じることがある。例えば、CD47
再生頻度が小さいとして、プログラム再生時、ディスク
ナンバ5の次にディスクナンバ8がプログラムされてい
たとき、ディスクナンバ5のCD45 の再生を終えたあ
と、ロータリストッカー1をホルダ間隔の3倍移動させ
ないと所望のCD48をローディング部7に対向する位
置まで移動することができず、再生準備に時間が掛かる
という問題があった。とくに、再生頻度の小さなCDが
複数枚存在するとき、度々、或る所望CDを再生してか
ら次の所望CDの再生が開始するまでの待ち時間が長く
なってしまうという問題があった。本発明は上記した従
来技術の問題に鑑み、所望の記録媒体を速やかに再生さ
せることのできるチェンジャー式記録媒体再生装置を提
供することを、その目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
チェンジャー式記録媒体再生装置では、所定の情報を記
録した記録媒体を収納するホルダが周方向に多数配置さ
れた記録媒体収納手段と、記録媒体の再生を行う再生手
段と、記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホル
ダを所定の交換位置に移動する回転手段と、記録媒体収
納手段の内、交換位置に有るホルダから記録媒体を取り
出し、再生手段にセットするローディングを行ったり、
再生手段にセットされている記録媒体を記録媒体収納手
段の内、交換位置に有るホルダに収納させるアンローデ
ィングを行ったりするローディング手段と、再生すべき
或る所望記録媒体が存在するとき、回転手段を制御して
所望記録媒体の収納されたホルダを所定の交換位置に移
動させ、続いてローディング手段を制御して交換位置に
有るホルダから所望の記録媒体を取り出し再生手段にセ
ットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再生をさせた
あとローディング手段を制御して再生手段にセットされ
ている記録媒体を記録媒体収納手段の内、交換位置に有
るホルダに収納させる制御手段と、を備え、前記制御手
段は、記録媒体収納手段の全ホルダの一部で1個または
周方向に連続するq個の空きのホルダを第1領域、残り
のホルダを第2領域に設定し、或る記録媒体を再生手段
で再生させようとしたときに再生不能か否か監視し、再
生不能な記録媒体が有る場合、回転手段とローディング
手段を制御し、記録媒体収納手段の回転で所望ホルダを
所定の交換位置に移動する動作と、ローディングで交換
位置のホルダから記録媒体を取り出し再生手段にセット
する動作と、アンローディングで再生手段にセットされ
た記録媒体を交換位置のホルダに収納させる動作を組み
合わせ、再生不能な記録媒体を記録媒体収納手段の第1
領域内の空きとなっているホルダに収納させ、また、再
生不能でない記録媒体を記録媒体収納手段の第2領域内
の連続するホルダに収納させるようにしたこと、を特徴
としている。請求項1記載のチェンジャー式記録媒体再
生装置によれば、記録媒体収納手段の全ホルダの一部で
1個または周方向に連続するq個の空きのホルダを第1
領域、残りのホルダを第2領域に設定し、或る記録媒体
を再生手段で再生させようとしたときに再生不能か否か
監視し、再生不能な記録媒体が有る場合、記録媒体収納
手段の回転で所望ホルダを所定の交換位置に移動する動
作と、ローディングで交換位置のホルダから記録媒体を
取り出し再生手段にセットする動作と、アンローディン
グで再生手段にセットされた記録媒体を交換位置のホル
ダに収納させる動作を組み合わせ、再生不能な記録媒体
を記録媒体収納手段の第1領域内の空きとなっているホ
ルダに収納させ、また、再生不能でない記録媒体を記録
媒体収納手段の第2領域内の連続するホルダに収納させ
る。これにより、第2領域には再生可能な記録媒体だけ
を連続的に収納させることができ、記録媒体収納手段を
回転して所望記録媒体の収納されたホルダを所定の交換
位置へ移動しようとしたとき、再生不能な記録媒体の収
納されたホルダを飛ばすために余分に移動する必要がな
く、速やかに所望の記録媒体の再生を開始させることが
できる。本発明の請求項2記載のチェンジャー式記録媒
体再生装置では、所定の情報を記録した記録媒体を収納
するホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段
と、記録媒体の再生を行う再生手段と、記録媒体収納手
段を周方向に回転し、所望のホルダを所定の交換位置に
移動する回転手段と、記録媒体収納手段の内、交換位置
に有るホルダから記録媒体を取り出し、再生手段にセッ
トするローディングを行ったり、再生手段にセットされ
ている記録媒体を記録媒体収納手段の内、交換位置に有
るホルダに収納さるアンローディングを行ったりするロ
ーディング手段と、再生すべき或る所望記録媒体が存在
するとき、回転手段を制御して所望記録媒体の収納され
たホルダを所定の交換位置に移動させ、続いてローディ
ング手段を制御して交換位置に有るホルダから所望の記
録媒体を取り出し再生手段にセットさせ、再生手段を制
御して記録媒体の再生をさせる制御手段と、を備え、前
記制御手段は、記録媒体収納手段の全ホルダの一部で1
個または周方向に連続するq個の空きのホルダを第1領
域、残りのホルダを第2領域に設定し、任意の記録媒体
を再生手段で再生させる度に記録媒体別の再生頻度を計
数し、或る時点で再生頻度が一定値f以下の記録媒体が
存在する場合、回転手段とローディング手段を制御し、
記録媒体収納手段の回転で所望ホルダを所定の交換位置
に移動する動作と、ローディングで交換位置のホルダか
ら記録媒体を取り出し再生手段にセットする動作と、ア
ンローディングで再生手段にセットされた記録媒体を交
換位置のホルダに収納させる動作を組み合わせ、再生頻
度が一定値f以下の記録媒体を記録媒体収納手段の第1
領域内の空きとなっているホルダに収納させ、再生頻度
が一定値fを越えた記録媒体を記録媒体収納手段の第2
領域内の連続するホルダに収納させるようにしたこと、
を特徴としている。請求項2記載のチェンジャー式記録
媒体再生装置によれば、記録媒体収納手段の全ホルダの
一部で1個または周方向に連続するq個の空きのホルダ
を第1領域、残りのホルダを第2領域に設定し、或る記
録媒体を再生手段で再生させる度に記録媒体別の再生頻
度を計数し、或る時点で再生頻度が一定値f以下の記録
媒体が存在する場合、記録媒体収納手段の回転で所望ホ
ルダを所定の交換位置に移動する動作と、ローディング
で交換位置のホルダから記録媒体を取り出し再生手段に
セットする動作と、アンローディングで再生手段にセッ
トされた記録媒体を交換位置のホルダに収納させる動作
を組み合わせ、再生頻度が一定値f以下の記録媒体を記
録媒体収納手段の第1領域内の空きとなっているホルダ
に収納させ、再生頻度が一定値fを越えた記録媒体を記
録媒体収納手段の内、第2領域内の連続するホルダに収
納させる。これにより、第2領域には再生頻度が高い記
録媒体だけを連続的に収納させることができ、記録媒体
収納手段を回転して所望記録媒体の収納されたホルダを
所定の交換位置へ移動しようとしたとき、再生対象から
外れる確率の高い記録媒体の収納されたホルダを飛ばす
ために余分に移動する必要がなくなり、所望の記録媒体
を速やかに再生できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1を参照して説明する。図1は本発明に係るチェン
ジャー式CDプレーヤの構成を示すブロック図であり、
図30と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
1はロータリストッカーであり、中心の回転軸2の回り
に回転自在に構成されており、周方向に等間隔おいて多
数のK個のホルダ31 〜3K が設けられている。各ホル
ダ3j は1枚のCD4i (iは1〜Kの整数)を出し入
れ自在に直立姿勢で収納する。各ホルダ3j は固有のホ
ルダナンバjにより区別されるが、ここでは時計方向に
順に1からKまで割り当てられているものとする。5は
後述するコントロール部の制御に従いロータリストッカ
ー1を時計方向(CW方向)または反時計方向(CCW
方向)に回転する回転部、6はCD4i を再生して音楽
信号を出力したり、サブコードを読み取るディスク再生
部である。
【0016】7はロータリストッカー1とディスク再生
部6の間に設けられたローディング部であり、ロータリ
ストッカー1の任意の1つのホルダ3j が丁度対向する
位置(交換位置)に在る状態で、コントロール部の制御
に従い、当該ホルダ3j に収納されたCD4i に向け
て、ロータリストッカー1の外側の所定の待機位置から
クランプアーム(図示せず)を進出させ、CD4i をク
ランプアームでクランプしながら取り出し、ディスク再
生部6にセットし、しかるのちクランプを解放し所定の
待機位置にクランプアームを退避させることでローディ
ングを行ったり、反対にディスク再生部6にセットされ
たCD4i に向けて待機位置からクランプアームを進出
させ、クランプアームでクランプしながら取り出し、ロ
ータリストッカー1の交換位置に在るホルダ3j に挿入
し、しかるのちクランプを解放し所定の待機位置にクラ
ンプアームを退避させることでアンローディングを行
う。
【0017】8は回転パルス発生部であり、ロータリス
トッカー1が回転して任意のホルダ3j がローディング
部7に対向する位置(交換位置)に来る度に1個のパル
スを出力する。9は操作部であり、プログラムキー、デ
ィスクナンバを選択するためのテンキー、PLAYキ
ー、STOPキーなどを有し、プログラム再生操作、連
続再生操作を行う。10Aはマイコン構成のコントロー
ル部であり、ユーザによるプログラム再生操作または連
続再生操作で再生すべきCD4i が指示されると、回転
部5を制御して該当するホルダナンバjのホルダ3j
交換位置に来るようにロータリストッカー1を回転させ
たあと、ローディング部7を制御して所望CD4i をホ
ルダ3j からディスク再生部6にローディングさせる。
しかるのち、ディスク再生部6を制御して所望CD4i
を再生させる。所望CD4i の全曲の再生が終われば、
ローディング部7を制御して所望CD4i をディスク再
生部6から交換位置に在るホルダ3j にアンローディン
グさせる。
【0018】なお、コントロール部10Aはロータリス
トッカー1の全ホルダ31 〜336の一部で周方向に連続
するq個(qは2以上の或る整数)の空きのホルダを第
1領域(図11のZ1参照)、残りのホルダを第2領域
(図11のZ2参照)に設定し、ロータリストッカー1
に収納された任意の或るCD4i をディスク再生部6で
再生させたときに、再生エラーが生じたか否か監視す
る。そして、回転部5とローディング7を制御し、ロー
タリストッカー1の回転で所望ホルダ3j を交換位置に
移動する動作と、ローディングで交換位置のホルダ3j
からCD4i を取り出しディスク再生手部6にセットす
る動作と、アンローディングでディスク再生手部6にセ
ットされたCD4i を交換位置のホルダ3j に収納させ
る動作を組み合わせて、再生エラーが生じたCDをロー
タリストッカー1の内、第1領域内の空きとなっている
ホルダに収納させ、再生エラーが生じていないCDをロ
ータリストッカー1の第2領域の連続するホルダに収納
させる。
【0019】図2〜図8はコントロール部10Aによる
再生制御処理を示すフローチャート、図9と図10はコ
ントロール部10Aの内蔵メモリ11Aのディスク管理
情報記憶領域12Aの記憶内容の説明図、図11〜図1
8はディスクの移動動作の説明図であり、以下、これら
の図を参照してこの実施の形態の動作を説明する。な
お、図1では説明の便宜上、K=36としてあり、ロー
タリストッカー1にはホルダナンバ1から20までの各
ホルダ31 〜320にそれぞれCD41 〜CD420(添え
字は個々のCDを区別するためのディスクナンバ)が収
納済であり、コントロール部10Aは、ホルダ31 〜3
36の別に、ホルダナンバと収納されているCDのディス
クナンバと、後述する領域識別フラグFを対応付けたテ
ーブルを内蔵メモリ11Aのディスク管理情報記憶領域
12Aに記憶しているものとする(図9(1)参照)。
また、交換位置にあるホルダ3j のホルダナンバjを現
在ホルダ位置PDとして内蔵メモリ11Aで管理してい
るものとし、最初、PD=5となっているものとする
(図1の状態参照)。
【0020】(1)プログラム再生 ユーザが例えば、CD43 、CD47 、CD420を再生
させたい場合、操作部9のプログラムキーを押し、プロ
グラムモードとさせたあと、ディスク選択用のテンキー
でディスクナンバ3、7、20を順に選択入力する。コ
ントロール部10Aはプログラムキーが押されると、プ
ログラムモードに設定し、続いてユーザの選択したディ
スクナンバを順に内蔵メモリ11Aのプログラム情報記
憶領域(図32の符号13参照)にプログラムナンバに
対応付けて記憶する(図2のステップS10〜S1
3)。
【0021】このあと、操作部9のPLAYキーを押す
と、コントロール部10Aはまずプログラム情報記憶領
域の最終プログラムナンバ3をPMAX としたあと、現在
プログラムナンバを示すp=1とし、プログラム情報記
憶領域とディスク管理情報記憶領域12A(ここでは図
9(1))とを参照して、最初のプログラムナンバ1に
該当するディスクナンバ3のCD43 が収納されたホル
ダナンバjを検索し、jが見出されたかチェックする
(ステップS14〜S18)。j=3が見つかるので、
続いて、ロータリストッカー1に対し第1領域と第2領
域を設定済かチェックし(ステップS19)、まだなの
で図3のフローに進み、jが現在ホルダ位置PDと一致
しているかチェックする(ステップS30)。ここでは
NOなので回転部5を制御し、ホルダ33 が交換位置
(ローディング部7に丁度対向する位置)に来るように
回転移動する(ステップS31。図33参照)。具体的
には、時計方向(CW)と反時計方向(CCW)の内、
いずれの回転の方が近いか判別し、判別した方向をXと
し、またX方向にホルダ間隔の何倍離れているか計算
し、Y倍とする。そして、回転部5を制御し、ロータリ
ストッカー1をX方向へ回転させ、回転パルス検出部8
からY個パルスが出力された時点で回転部5を制御し回
転を停止させる。そして、PD←jとしておく(ステッ
プS32)。
【0022】次に、コントロール部10Aはローディン
グ部7を制御し、交換位置(=現在ホルダ位置PD)の
CD43 をホルダ33 から取り出しディスク再生部6に
セットさせてローディングを行わせる(ステップS3
3。図34参照)。しかるのち、ディスク再生部6を制
御してTOC情報の読み取りを行わせる(ステップS3
4)。そして、ディスク再生部6から正しくTOC情報
が入力されたかチェックすることでTOC情報が正しく
読み取れたか否か(すなわち、再生可能ディスクか否
か)をチェックし(ステップS35)、NOであれば再
生不能ディスクであるとして図4のステップS50へ進
むが、ここでは正しく読み取れたとすると、内蔵メモリ
11AのTOC情報記憶領域に記憶する(ステップS3
6)。続いて、TOC情報を参照してディスク再生部6
を制御し、最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ
後、再生を開始させる(ステップS37)。
【0023】再生中、コントロール部10Aはディスク
再生部6から正しくサブコードが入力されたかチェック
することで再生エラーが生じているか否か(すなわち、
再生不能ディスクか否か)をチェックし(ステップS3
8)、YESであれば再生不能ディスクであるとして図
4のステップS50へ進むが、NOであればサブコード
の絶対時間情報をTOC情報と照合することで現在の再
生位置を監視し、最後の曲の最後尾まで再生が終わった
ならばディスク再生部6を制御して再生動作を停止させ
る(ステップS39、S40)。そして、ローディング
部7を制御し、ディスク再生部6にセットされているC
D43 を交換位置に有るホルダ33 に収納させることで
アンローディングを行わせる(ステップS41。図35
参照)。
【0024】次にまだp=PMAX でないのでp=2とし
(図2のステップS20、S21)、プログラムナンバ
2に該当するCD47 が収納されたホルダ37 が交換位
置に来るように回転移動し、PDを7とする(ステップ
S17〜S19、図3のステップS30〜S32)。次
に、ローディング部7を制御し、CD47 をホルダ37
から取り出しディスク再生部6にセットさせ(ステップ
S33。図11参照)、ディスク再生部6を制御してT
OC情報の読み取りを行わせる(ステップS34)。そ
して、ディスク再生部6から正しくTOC情報が入力さ
れたかチェックすることでTOC情報が正しく読み取れ
たか否か(すなわち、再生可能ディスクか否か)をチェ
ックし(ステップS35)、NOであれば再生不能ディ
スクであるとして図4のステップS50へ進むが、ここ
では正しく読み取れたとすると、内蔵メモリ11AのT
OC情報記憶領域に記憶する(ステップS36)。続い
て、TOC情報を参照してディスク再生部6を制御し、
最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開
始させる(ステップS37)。
【0025】再生中、コントロール部10Aはディスク
再生部6から正しくサブコードが入力されたかチェック
することで再生エラーが生じているか否か(すなわち、
再生不能ディスクか否か)をチェックする(ステップS
38)。ここで、CD47 が規格外れのディスクであ
り、或る曲の途中でサブコードの入力がされなくなった
とき、コントロール部10AはステップS38でYES
と判断する。このとき、図4のステップS50へ進み、
ディスク再生部6を制御し、再生動作を停止させる。続
いて、再生不能CDをロータリストッカー1の特定領域
に収納するために用いる第1領域と、再生可能CDを他
の特定領域に連続的に収納するために用いる第2領域が
設定済かチェックする(ステップS51)。YESであ
ればステップS53へ進むが、ここではNOなので、コ
ントロール部10Aはディスク管理情報記憶領域12A
を参照して、ロータリストッカー1の全ホルダ31 〜3
36の一部で連続するq個(qは2以上の或る整数値)の
空きホルダを探し、これら連続するq個の空きホルダを
第1領域Z1、残りのホルダを第2領域Z2に設定す
る。具体的には、ディスク管理情報記憶領域12Aに、
各ホルダナンバ別に、第1領域は1、第2領域は0とな
る領域識別フラグFを書き込む(ステップS52)。
【0026】ここでは、qは2以上の或る固定値として
も良いが、ロータリストッカー1の全ホルダ31 〜336
の中で一番多く連続する空きホルダ(連続個数をDとす
る)の全部または一部を対象にして第1領域を設定する
ようにしても良く、例えばDの1/3、1/2、1/1
など、Dの一定割合(なお、Dの一定割合が整数となら
ないときは整数に切り上げた個数。但し、Dの一定割合
が2個を下回る場合は2個)をqとしても良い。ここで
は一例として、ロータリストッカー1の全ホルダ31
36の中で一番多く連続する空きホルダ321〜336(連
続個数D=16とする)の一部である325〜336(q=
D・(3/4)=12)を第1領域、残りのホルダ31
〜324を第2領域に設定したものとする(図9(2)、
図11参照)。
【0027】ステップS52のあとコントロール部10
Aは、第1領域Z1の中でホルダナンバが一番小さい空
きホルダを探し、そのホルダナンバをmとする。ここで
はm=25となる。そして、回転部5を制御してホルダ
m =325が交換位置に来るように回転移動させ、PD
←mとする(ステップS53、S54)。続いて、ロー
ディング部7を制御し、ディスク再生部6にセットされ
ているCD47 を交換位置に有るホルダ325に収納させ
る(ステップS55。図12参照)。そして、ディスク
管理情報記憶領域12Aの内容を更新し、ホルダ37
空きとなり、ホルダ325にCD47 が移ったことを登録
しておく(ステップS56、図9(2)参照)。これに
より、再生不能なCD47 が第2領域から外される。
【0028】次にまだp=PMAX でないのでp=3とし
(図2のステップS20、S21)、プログラムナンバ
3に該当するCD420が収納されたホルダ320が交換位
置に来るように回転移動し、PDを20とする(ステッ
プS17〜S19、図3のステップS30〜S32)。
次に、ローディング部7を制御し、CD420をホルダ3
20から取り出しディスク再生部6にセットさせ(ステッ
プS33)、ディスク再生部6を制御してTOC情報の
読み取りを行わせる(ステップS34)。そして、ディ
スク再生部6から正しくTOC情報が入力されたかチェ
ックすることでTOC情報が正しく読み取れたか否か
(すなわち、再生可能ディスクか否か)をチェックし
(ステップS35)、NOであれば再生不能ディスクで
あるとして図4のステップS50へ進むが、ここでは正
しく読み取れたとすると、内蔵メモリ11AのTOC情
報記憶領域に記憶する(ステップS36)。続いて、T
OC情報を参照してディスク再生部6を制御し、最初の
曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開始させ
る(ステップS37)。
【0029】再生中、コントロール部10Aはディスク
再生部6から正しくサブコードが入力されたかチェック
することで再生エラーが生じているか否か(すなわち、
再生不能ディスクか否か)をチェックする(ステップS
38)。NOであればサブコードの絶対時間情報をTO
C情報と照合することで現在の再生位置を監視し、最後
の曲の最後尾まで再生が終わったならば停止させる(ス
テップS39、S40)。そして、ローディング部7を
制御し、ディスク再生部6にセットされているCD420
を交換位置に在るホルダ320に収納させてアンローディ
ングを行わせる(ステップS41)。
【0030】次に、p=PMAX かチェックすると今度は
YESなので、プログラムモードをオフし、今回のプロ
グラム再生処理を終える(ステップS20、S45)。
また、或るCD4i の再生中にSTOPキーが押された
ときは、ディスク再生部6を制御し、再生を停止させ、
ローディング部7を制御し、ディスク再生部6にセット
されているCD4i を交換位置に在るホルダ3j に収納
させたあとプログラムモードをオフする(ステップS4
2〜S45)。
【0031】(2)再生可能ディスクの第2領域内での
整理 コントロール部10Aはプログラム再生処理を終える
と、引き続き再生可能なCDが第2領域Z2の中で連続
するように整理を行う。すなわち、まず、ディスク管理
情報記憶領域12Aを参照して、ロータリストッカー1
に第1領域と第2領域が設定済かチェックし(図5のス
テップS60)、YESなので、第2領域Z2の中でC
Dの収納が連続せずに途中で空きとなっているホルダを
探す(ステップS61)。ここでは、ホルダ37 が該当
するのでステップS62でYESと判断し、該当するホ
ルダナンバ7をaと置く(ステップS63)。一方、第
2領域Z2の中でホルダナンバが一番大きいCD収納済
のホルダを探し、そのホルダナンバをbとする。ここで
は、ホルダ320が該当するので、b=20とする(ステ
ップS64)。
【0032】そして、b=20が現在ホルダ位置PDと
一致しているかチェックし(ステップS65)、NOな
ので回転部5を制御し、ホルダ320が交換位置に来るよ
うに回転移動する(ステップS66)。そして、PD←
bとしておく(ステップS67)。次に、ローディング
部7を制御し、交換位置のCD420をホルダ320から取
り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを
行わせ(ステップS68。図13参照)、続いて、回転
部5を制御し、ホルダ3a =37 が交換位置に来るよう
に回転移動する(ステップS69)。そして、PD←a
としておく(ステップS70)。次に、ローディング部
7を制御し、ディスク再生部6にセットされたCD420
を交換位置に在るホルダ37 に収納させてアンローディ
ングを行わせる(ステップS71。図14参照)。最後
に、ディスク管理情報記憶領域12Aの内容を更新し、
ホルダ320が空きとなり、ホルダ37 にCD420が移っ
たことを登録しておく(ステップS72、図10(1)
参照)。これにより、再生可能なCD41 〜46
20、48 〜419が第2領域Z2の連続したホルダに収
納される。
【0033】(3)連続再生 次に、ユーザがホルダ31 〜319に収納された各CD4
1 〜46 、420、48〜419を順に連続して聴取したい
場合、プログラムモードオフ下で操作部9のPLAYキ
ーを押す。すると、コントロール部10Aはj=1と
し、ディスク管理情報記憶領域12Aを参照してホルダ
1 にCDが収納済かチェックする(図2のステップS
23、図6のステップS80、S81)。YESなので
ディスク収納部1に第1領域と第2領域が設定済かチェ
ックし(ステップS82)、ここでもYESなのでホル
ダナンバjが第1領域Z1に含まれているかチェックす
る(ステップS83)。今度はNOなので、ホルダ31
に収納されたCDが最初に再生すべきディスクであると
して、jがPDと一致しているかチェックする(図7の
ステップS90)。ここでもNOなので、回転部5を制
御し、ホルダ31 が交換位置に来るように回転移動し、
PD←1とする(ステップS91、S92)。
【0034】次に、ローディング部7を制御し、ホルダ
1 からCD41 を取り出しディスク再生部6にセット
させ、しかるのち、ディスク再生部6を制御してTOC
情報の読み取りを行わせる(ステップS94)。そし
て、ディスク再生部6から正しくTOC情報が入力され
たかチェックすることでTOC情報が正しく読み取れた
か否か(すなわち、再生可能ディスクか否か)をチェッ
クし(ステップS95)、NOであれば再生不能ディス
クであるとして図8のステップS110 へ進むが、ここで
は正しく読み取れたとすると、内蔵メモリ11AのTO
C情報記憶領域に記憶する(ステップS96)。続い
て、TOC情報を参照してディスク再生部6を制御し、
最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開
始させる(ステップS97)。
【0035】再生中、コントロール部10Aはディスク
再生部6から正しくサブコードが入力されたかチェック
することで再生エラーが生じているか否か(すなわち、
再生不能ディスクか否か)をチェックし(ステップS9
8)、YESであれば再生不能ディスクであるとして図
8のステップS110へ進むが、NOであればサブコー
ドの絶対時間情報をTOC情報と照合することで現在の
再生位置を監視し、最後の曲の最後尾まで再生が終わっ
たならば停止させる(ステップS99、S100)。そし
て、ローディング部7を制御し、ディスク再生部6にセ
ットされているCD41 を交換位置に有るホルダ31
収納させてアンローディングを行わせる(ステップS10
1 )。
【0036】そして、まだj=Kでないのでjをインク
リメントして2とし、ホルダ32 にCDが収納済であ
り、ホルダナンバjが第1領域Z1に含まれていないの
で、ホルダ32 に収納されたCDが次に再生すべきディ
スクであるとして、回転部5を制御し、ホルダ32 が交
換位置に来るように回転移動したあと、ローディング部
6を制御し、ホルダ32 からCD42 を取り出しディス
ク再生部6にセットさせる(図6のステップS84、S
85、S81〜S83、図7のステップS90〜S9
3)。そして、ディスク再生部6を制御してTOC情報
の読み取りを行わせる(ステップS94)。そして、T
OC情報が正しく読み取れたか否かチェックし(ステッ
プS95)、YESであれば内蔵メモリ11AのTOC
情報記憶領域に記憶する(ステップS96)。続いて、
ディスク再生部6を制御し、最初の曲の先頭位置をサー
チさせ、サーチ後、再生を開始させる(ステップS9
7)。
【0037】再生中、コントロール部10Aは再生エラ
ーが生じているかチェックし(ステップS98)、NO
であれば現在の再生位置を監視し、最後の曲の最後尾ま
で再生が終わったならば停止させる(ステップS99、
S100 )。そして、ローディング部7を制御し、ディス
ク再生部6のCD42 をホルダ32 に収納させてアンロ
ーディングを行わせる(ステップS101 )。以下、同様
にしてホルダ32 〜319に収納されたCD43 〜46
20、48 〜419を順に交換しながら再生させていく。
ホルダ33 、34 、35 、36 に収納されたCD43
CD44 、CD45 、CD46 と再生が進み、CD46
の再生を終えたあと、次のホルダ37 には当初の再生不
能なCD47 に換えて再生可能なCD420が収納されて
いるので、ホルダ間隔の1倍だけ回転させホルダ37
交換位置に移動すれば次に再生すべきCD20を再生で
き、次のディスクの再生開始までのユーザの待ち時間が
少なくて済む。この点、若しホルダ37 がCD47 のま
まであったとすると、ホルダ36 に収納されたCD46
の再生を終えたあと、次に再生可能なCD48 の収納さ
れたホルダ38 まで、ホルダ間隔の2倍だけ回転させホ
ルダ38 を交換位置に移動しなければならず、次のディ
スクの再生開始までの待ち時間が長くなってしまう。
【0038】更に再生が進み、図15の如く、ホルダ3
11に収納されたCD411をディスク再生部6にセットし
て再生させようとしたとき、エラーが生じてステップS
98でYESとなったならば、図8のステップS110 へ
進み、ディスク再生部6を制御し、再生動作を停止させ
る。続いて、第1領域と第2領域が設定済かチェックし
(ステップS111 )、NOであればステップS112 へ進
んで設定処理をするが、ここではYESなのでステップ
S113 に進み、第1領域Z1の中でホルダナンバが一番
小さい空きホルダを探し、そのホルダナンバをmとす
る。ここではm=26となる。そして、回転部5を制御
してホルダ3m =326が交換位置に来るように回転移動
させ、PD←mとする(ステップS113 、S114 )。続
いて、ローディング部7を制御し、ディスク再生部6に
セットされているCD411を交換位置に有るホルダ326
に収納させる(ステップS115 。図16参照)。そし
て、ディスク管理情報記憶領域12Aの内容を更新し、
ホルダ311が空きとなり、ホルダ326にCD411が移っ
たことを登録しておく(ステップS116 )。これによ
り、再生不能なCD411が第2領域Z2から外される。
【0039】その後、ホルダ312から319までに収納さ
れたCD412からCD419まで再生が進み、CD419
再生が終わり、j=20になるとホルダ320が空なので
図6のステップS81でNOとなり、j=21となる
が、再びステップS81でNOとなる。同様に、j=2
2〜24まではステップS81でNOとなる。j=25
になると、ホルダ325にCD47 が収納済であるがステ
ップS83でYESとなるので再生はされない。続いて
j=26になったときも、ホルダ326にCD411が収納
済であるがステップS83でYESとなるので再生はさ
れない。その後、j=27から36になったときもホル
ダ327〜336が空なのでいずれもステップS81でNO
となり、最終的にステップS84でYESとなったとこ
ろで、連続再生処理が終了する。なお、或るCD4i
再生中にSTOPキーが押されたとき、コントロール部
6はディスク再生部6を制御し、再生を停止させ、ロー
ディング部7を制御し、ディスク再生部6にセットされ
ているCD4i を交換位置に在るホルダ3j に収納させ
て連続再生処理を終える(図7のステップS102 〜S10
4 )。
【0040】(4)再生可能ディスクの整理 コントロール部10Aは連続再生処理を終えると引き続
き、再生可能なCDが第2領域Z2の中で連続するよう
に整理を行う。すなわち、まず、ディスク管理情報記憶
領域12Aを参照して、ロータリストッカー1に第1領
域と第2領域が設定済かチェックし(図5のステップS
60)、YESなので、第2領域Z2の中でCDの収納
が連続せずに途中で空きとなっているホルダを探す(ス
テップS61)。ここでは、ホルダ311が該当するので
ステップS62でYESと判断し、該当するホルダナン
バ11をaと置く(ステップS63)。一方、第2領域
Z2の中でホルダナンバが一番大きいCD収納済のホル
ダを探し、そのホルダナンバをbとする。ここでは、ホ
ルダ319が該当するので、b=19とする(ステップS
64)。
【0041】そして、b=19が現在ホルダ位置PDと
一致しているかチェックし(ステップS65)、NOな
ので回転部5を制御し、ホルダ319が交換位置に来るよ
うに回転移動する(ステップS66)。そして、PD←
bとしておく(ステップS67)。次に、ローディング
部7を制御し、交換位置のCD419をホルダ319から取
り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを
行わせ(ステップS68。図17参照)、続いて、回転
部5を制御し、ホルダ3a =311が交換位置に来るよう
に回転移動する(ステップS69)。そして、PD←a
としておく(ステップS70)。次に、ローディング部
7を制御し、ディスク再生部6にセットされたCD419
を交換位置に在るホルダ311に収納させてアンローディ
ングを行わせる(ステップS71。図18参照)。最後
に、ディスク管理情報記憶領域12Aの内容を更新し、
ホルダ319が空きとなり、ホルダ311にCD419が移っ
たことを登録しておく(ステップS72、図10(2)
参照)。
【0042】この結果、第2領域Z2には再生可能なC
D41 〜CD46 、CD420、CD48 〜CD410、C
D419、CD412〜CD418だけが連続するホルダ31
〜318に収納された状態となるので、その後、プログラ
ム再生と連続再生のいずれを行わせた場合でも、第2領
域Z2の或る1つのホルダ3j に収納された或る所望C
D4i を再生し終えたあと、次の所望CD4t を再生さ
せるため該CD4t の収納されたホルダ3d を交換位置
に移動しようとしたとき、再生不能なCDの収納された
ホルダを無駄に通り過ぎさせなくて済み、次の所望CD
t の再生を速やかに開始することが可能となる。
【0043】図19は本発明の第2の実施の形態に係る
チェンジャー式CDプレーヤの構成を示すブロック図で
あり、図1と同一の構成部分には同一の符号が付してあ
る。9Bは操作部であり、プログラムキー、ディスクナ
ンバを選択するためのテンキー、所望時にディスクを再
生頻度に応じて整理させるためのMOVEキー、STO
Pキーなどを有し、プログラム再生操作、ディスク整理
指示操作を行う。10Bはマイコン構成のコントロール
部であり、ユーザによるプログラム再生操作で再生すべ
きCD4i が指示されると、回転部5を制御して該当す
るホルダナンバjのホルダ3j が交換位置に来るように
ロータリストッカー1を回転させたあと、ローディング
部7を制御して所望CD4i をホルダ3j からディスク
再生部6にローディングさせる。しかるのち、ディスク
再生部6を制御して所望CD4i を再生させる。所望C
D4i の全曲の再生が終われば、ローディング部7を制
御して所望CD4i をディスク再生部6から交換位置に
在るホルダ3j にアンローディングさせる。
【0044】コントロール部10Bは或るCD4i を再
生させる度にディスク別の再生頻度を計数しておく。そ
して、ユーザがMOVEキーを押し、ディスク整理指示
操作をした時点で、ロータリストッカー1の全ホルダ3
1 〜336の一部で周方向に連続するq個(qは2以上の
或る整数)の空きのホルダを第1領域(図19のZ1参
照)、残りのホルダを第2領域(図19のZ2参照)に
設定し、回転部5とローディング7を制御し、ロータリ
ストッカー1の回転で所望ホルダ3j を交換位置に移動
する動作と、ローディングで交換位置のホルダ3j から
CD4i を取り出しディスク再生手部6にセットする動
作と、アンローディングでディスク再生部6にセットさ
れたCD4i を交換位置のホルダ3j に収納させる動作
を組み合わせて、ロータリストッカー1に収納されたC
Dの内、それまでの再生頻度が一定値f以下のCDをロ
ータリストッカー1の内、第1領域内の空きとなってい
るホルダに収納させ、再生頻度が一定値fを越えている
CDをロータリストッカー1の第2領域の連続するホル
ダに収納させる。図19の内、その構成部分は図1と全
く同様に構成されている。
【0045】図20〜図24はコントロール部10Bに
よる再生制御処理を示すフローチャート、図25〜図2
7はコントロール部10Bの内蔵メモリ11Bのディス
ク管理情報記憶領域12Bの記憶内容の説明図、図28
と図29はディスク移動動作の説明図であり、以下、こ
れらの図を参照してこの実施の形態の動作を説明する。
なお、図19では説明の便宜上、K=36としてあり、
ロータリストッカー1にはホルダナンバ1から20まで
の各ホルダ31 〜320にそれぞれCD41 〜CD4
20(添え字は個々のCDを区別するためのディスクナン
バ)が収納済であり、コントロール部10Bは、ホルダ
1 〜336の別に、ホルダナンバと収納されているCD
のディスクナンバと再生頻度と後述する領域識別フラグ
Fを対応付けたテーブルを内蔵メモリ11Bのディスク
管理情報記憶領域12Bに記憶しているものとする(図
25(1)参照)。また、交換位置にあるホルダ3j
ホルダナンバjを現在ホルダ位置PDとして内蔵メモリ
11Bで管理しているものとし、最初、PD=5となっ
ており(図19の状態参照)、また、各CD41 〜CD
20の再生頻度はいずれも0であるとする(図25
(1)参照)。
【0046】(1)プログラム再生 ユーザが例えば、CD43 、CD47 、CD420を再生
させたい場合、操作部9Bのプログラムキーを押し、プ
ログラムモードとさせたあと、ディスク選択用のテンキ
ーでディスクナンバ3、7、20を順に選択入力する。
コントロール部10Bはユーザの選択したディスクナン
バを順に内蔵メモリ11Bのプログラム情報記憶領域
(図32の符号13参照)にプログラムナンバに対応付
けて記憶する(図20のステップS200 〜S203 )。
【0047】このあと、操作部9BのPLAYキーを押
すと、コントロール部10Bはまずプログラム情報記憶
領域の最終プログラムナンバ3をPMAX としたあと、現
在プログラムナンバを示すp=1とし、プログラム情報
記憶領域とディスク管理情報記憶領域12B(ここでは
図25(1))とを参照して、最初のプログラムナンバ
1に該当するディスクナンバ3のCD43 が収納された
ホルダナンバjを検索し、jが見出されたかチェックす
る(ステップS204 〜S208 )。j=3が見つかるの
で、図21のフローに進み、jが現在ホルダ位置PDと
一致しているかチェックする(ステップS220 )。ここ
ではNOなので回転部5を制御し、ホルダ33 が交換位
置(ローディング部7に丁度対向する位置)に来るよう
に回転移動する(ステップS221 )。そして、PD←j
としておく(ステップS222 )。
【0048】次に、コントロール部10Bはローディン
グ部7を制御し、交換位置(=現在ホルダ位置PD)の
CD43 をホルダ33 から取り出しディスク再生部6に
セットさせてローディングを行わせる(ステップS223
)。しかるのち、ディスク再生部6を制御してTOC
情報を読み取らせ、内蔵メモリ11BのTOC情報記憶
領域(図示せず)に記憶する(ステップS224 )。続い
て、TOC情報を参照してディスク再生部6を制御し、
最初の曲の先頭位置をサーチさせ、サーチ後、再生を開
始させる(ステップS225 )。そして、内蔵メモリ11
Bのディスク管理情報記憶領域12Bで管理しているC
D43 の再生頻度を+1する(ステップS226 、図25
(2)参照)。
【0049】再生中、コントロール部10Bはディスク
再生部6からサブコードを入力し、サブコードの絶対時
間情報をTOC情報と照合することで現在の再生位置を
監視し、最後の曲の最後尾まで再生が終わったならば停
止させる(ステップS227 、S228 )。そして、ローデ
ィング部7を制御し、ディスク再生部6にセットされて
いるCD43 を交換位置に有るホルダ33 に収納させて
アンローディングを行わせる(ステップS229 )。
【0050】次にまだp=PMAX でないのでp=2とし
(図20のステップS209 、S210)、前述と同様にし
てプログラムナンバ2に該当するCD47 が収納された
ホルダ37 を交換位置に移動し、ディスク再生部6にセ
ットさせ、TOC情報を読み取ったあと、最初の曲の先
頭から再生を開始させる(ステップS207 、S208 、図
21のS220 〜S225 )。そして、内蔵メモリ11Bの
ディスク管理情報記憶領域12Bで管理しているCD4
7 の再生頻度を+1する(ステップS226 、図25
(2)参照)。CD47 の最後の曲の最後尾まで再生が
終わったならば停止させ(ステップS227 、S228 )、
ディスク再生部6にセットされているCD47 を交換位
置に有るホルダ37 に収納させる(ステップS229 )。
【0051】次にp=3とし(図20のステップS209
、S210 )、前述と同様にしてプログラムナンバ3に
該当するCD420が収納されたホルダ320を交換位置に
移動し、ディスク再生部6にセットさせ、TOC情報を
読み取ったあと、最初の曲の先頭から再生を開始させる
(ステップS207 、S208 、図21のS220 〜S225
)。そして、内蔵メモリ11Bのディスク管理情報記
憶領域12Bで管理しているCD420の再生頻度を+1
する(ステップS226 、図25(2)参照)。CD420
の最後の曲の最後尾まで再生が終わったならば停止させ
(ステップS227 、S228 )、ディスク再生部6にセッ
トされているCD420を交換位置に有るホルダ320に収
納させる(ステップS229 )。次に、p=PMAX かチェ
ックすると今度はYESなので、プログラムモードをオ
フし、今回のプログラム再生処理を終える(ステップS
209 、S210 )。また、或るCD4i の再生中にSTO
Pキーが押されたときは、ディスク再生部6を制御し、
再生を停止させ、ローディング部7を制御し、ディスク
再生部6にセットされているCD4i を交換位置に在る
ホルダ3j に収納させたあとプログラムモードをオフす
る(図21のステップS231 〜S233 )。
【0052】(2)再生頻度によるディスクの整理 (2−1)再生頻度の小さいディスクの取り除き 以下、上記したプログラム再生を何回か繰り返し、ディ
スク別の再生頻度が図26(1)の如くなっているもの
として説明する。ユーザが再生頻度によるディスク整理
をしたい場合、MOVEキーを押す。すると、コントロ
ール部10Bはまずディスク管理情報記憶領域12Bを
参照して、再生頻度が一定値f以下となっいるCDが有
るかチェックする(図20のステップS211 、図22の
ステップS240 、S241 )。ここではf=2とすると、
CD46 、CD49 、CD414、CD415が該当する。
次に、コントロール部10Bはディスク管理情報記憶領
域12Bを参照して、ロータリストッカー1の全ホルダ
1 〜336の一部で連続するq個(qは2以上の或る整
数値)の空きホルダを探し、これら連続するq個の空き
ホルダを第1領域Z1、残りのホルダを第2領域Z2に
設定する。具体的には、ディスク管理情報記憶領域12
Bに、各ホルダナンバ別に、第1領域は1、第2領域は
0となる領域識別フラグFを書き込む(ステップS242
)。
【0053】ここでは、qは2以上の或る固定値として
も良いが、ロータリストッカー1の全ホルダ31 〜336
の中で一番多く連続する空きホルダ(連続個数をDとす
る)の全部または一部を対象にして第1領域を設定する
ようにしても良く、例えばDの1/3、1/2、1/1
など、Dの一定割合(なお、Dの一定割合が整数となら
ないときは整数に切り上げた個数。但し、Dの一定割合
が2個を下回る場合は2個)をqとしても良い。ここで
は一例として、ロータリストッカー1の全ホルダ31
36の中で一番多く連続する空きホルダ321〜336(連
続個数D=16とする)の一部である325〜336(q=
D・(3/4)=12)を第1領域、残りのホルダ31
〜324を第2領域に設定したものとする(図26
(1)、図19参照)。
【0054】ステップS242 のあとコントロール部10
Bは、第2領域Z2で再生頻度が一定値f以下となっい
るCDのディスクナンバを小さい方からC1、C2、・
・、CWとする(ステップS243 。ここではC1=6、
C2=9、C3=15、C4=CW=16となる。続い
て、順番を示すu=1とし(ステップS244 )、CDCu
=CDC1の収納されたホルダナンバ6をjとする(ステ
ップS245 )。そして、j=PDかチェックし(ステッ
プS246 )、ここではNOとすると、回転部5を制御し
てホルダ3j =36 が交換位置に来るように回転し、P
D←jとし(ステップS247 、S248 )、ローディング
部7を制御し、ホルダ36 からCD46を取り出しディ
スク再生部6にセットさせる(ステップS249 )。
【0055】次に、第1領域Z1の中でホルダナンバが
一番小さい空きホルダを探し、そのホルダナンバをmと
する。ここではm=25となる。そして、回転部5を制
御してホルダ3m =325が交換位置に来るように回転移
動させ、PD←mとする(図23のステップS250 、S
251 )。続いて、ローディング部7を制御し、ディスク
再生部6にセットされているCD46 を交換位置に有る
ホルダ325に収納させる(ステップS252 )。そして、
ディスク管理情報記憶領域12Bの内容を更新し、ホル
ダ36 が空きとなり、ホルダ325にCD46 が移ったこ
とを登録しておく(ステップS253 、図26(2)参
照)。これにより、再生頻度の小さいCD46 が第2領
域Z2から外される。
【0056】次に、uがまだWでないのでu=2とし
(ステップS254 、S255 )、前述と同様にして、再生
頻度がf以下の2番目のディスクであるCDCu=CD4
9 の収納されたホルダ39 を交換位置に移動し、CD4
9 をディスク再生部6にローディングさせたあと(図2
2のステップS245 〜S249 )、第1領域Z1の中でホ
ルダナンバが一番小さい空きホルダ326を交換位置に移
動し、CD49 をアンローディングさせて収納させ、デ
ィスク管理情報記憶領域12Bの内容を更新し、ホルダ
9 が空きとなり、ホルダ326にCD9 が移ったことを
登録しておく(図23のステップS250 〜S253 、図2
6(2)参照)。これにより、再生頻度の小さいCD4
9 が第2領域Z2から外される。同様にして、第2領域
Z2のホルダ314に収納されたCD414を第1領域Z1
のホルダ327に収納させ、第2領域Z2のホルダ315
収納されたCD415を第1領域Z1のホルダ328に収納
させる(図26(2)、図28参照)。
【0057】(2−2)再生頻度の大きいディスクの連
続化 再生頻度がf以下の4番目のディスクであるCD416
第1領域Z1に移し終えると、コントロール部10Bは
図23のステップS254 でYESと判断し、図24のフ
ローに移る。そして、ディスク管理情報記憶領域12B
を参照して、第2領域Z2の中でCDの収納が連続せず
に途中で空きとなっているホルダを探す(ステップS26
0 )。まずホルダ36 が該当するのでそのホルダナンバ
6をaと置く(ステップS261 、S262 )。続いて第2
領域Z2の中でホルダナンバが一番大きいCD収納済の
ホルダを探し、そのホルダナンバをbとする。ここで
は、ホルダ320が該当するので、b=20とする(ステ
ップS263 )。
【0058】そして、b=20が現在ホルダ位置PDと
一致しているかチェックし(ステップS264 )、NOな
ので回転部5を制御し、ホルダ320が交換位置に来るよ
うに回転移動する(ステップS265 )。そして、PD←
bとしておく(ステップS266 )。次に、ローディング
部7を制御し、交換位置のCD420をホルダ320から取
り出しディスク再生部6にセットさせてローディングを
行わせ(ステップS267 )、続いて、回転部5を制御
し、ホルダ3a =36 が交換位置に来るように回転移動
する(ステップS268 )。そして、PD←aとしておく
(ステップS269)。次に、ローディング部7を制御
し、ディスク再生部6にセットされたCD420を交換位
置に在るホルダ36 に収納させてアンローディングを行
わせる(ステップS270 )。最後に、ディスク管理情報
記憶領域12Bの内容を更新し、ホルダ320が空きとな
り、ホルダ36 にCD420が移ったことを登録しておく
(ステップS271 、図27参照)。
【0059】このあと、ステップS260 に戻り同様の動
作を繰り返すことで、ホルダ39 にホルダ319のCD4
19を移し換え、ホルダ314にホルダ318のCD418を移
し換え、ホルダ315にホルダ317のCD417を移し換え
る。そして、第2領域Z2の中でCDの収納が連続せず
に途中で空きとなっているホルダが無くなったところ
で、一連のディスク整理処理を終える(ステップS260
、S261 でNO、図27、図29参照)。
【0060】この結果、第2領域Z2には再生頻度がf
を越えたCD41 〜CD45 、CD420、CD47 、C
D48 、CD419、CD410〜CD413、CD418、C
D417、CD416だけが連続するホルダ31 〜316に収
納された状態となる。その後、プログラム再生を行わせ
る場合も、第2領域Z2の中から選択される確率が非常
に高いが、ロータリストッカー1を回転して再生すべき
或る所望CD4i の収納されたホルダ3j を交換位置へ
移動しようとしたとき、再生頻度が低く再生対象から外
れる確率の高いCDの収納されたホルダを飛ばすために
余分に移動する必要がなくなり、所望のCD4i を速や
かに再生できるようになる。
【0061】なお、上記した各実施の形態では、第1領
域と第2領域を設定する際、第1領域は連続するq個
(qは2以上の或る整数値)の空きホルダとしたが、ロ
ータリストッカー1の全ホルダの内、任意の1個の空き
ホルダだけを第1領域として設定し、残りのホルダを第
2領域として設定するようにしても良い。また、記録媒
体としてCDを例に挙げて説明したが、本発明は何らこ
れに限定されるものでなく、MD(ミニディスク)、D
VD(ディジタルバーサタイルディスク)など他の種類
の記録媒体であっても同様に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体収納手段を2
つの領域に分割し、再生不能または再生頻度の小さい記
録媒体を一方の領域に集め、再生可能または再生頻度の
高い記録媒体を他方の領域に連続して収納させるので、
記録媒体収納手段を回転して再生すべき所望記録媒体の
収納されたホルダを所定の交換位置へ移動しようとした
とき、再生不能な記録媒体または再生頻度が低く再生対
象から外れる確率の高い記録媒体の収納されたホルダを
飛ばすために余分に移動する必要がなく、速やかに所望
の記録媒体の再生を開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るチェンジャー
式CDプレーヤのブロック図である。
【図2】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図3】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図4】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図5】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図6】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図7】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図8】図1中のコントロール部の再生制御処理を示す
フローチャートである。
【図9】図1中のコントロール部の内蔵メモリに設けら
れたディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図であ
る。
【図10】図1中のコントロール部の内蔵メモリに設け
られたディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図で
ある。
【図11】ディスク移動動作の説明図である。
【図12】ディスク移動動作の説明図である。
【図13】ディスク移動動作の説明図である。
【図14】ディスク移動動作の説明図である。
【図15】ディスク移動動作の説明図である。
【図16】ディスク移動動作の説明図である。
【図17】ディスク移動動作の説明図である。
【図18】ディスク移動動作の説明図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係るチェンジャ
ー式CDプレーヤのブロック図である。
【図20】図19中のコントロール部の再生制御処理を
示すフローチャートである。
【図21】図19中のコントロール部の再生制御処理を
示すフローチャートである。
【図22】図19中のコントロール部の再生制御処理を
示すフローチャートである。
【図23】図19中のコントロール部の再生制御処理を
示すフローチャートである。
【図24】図19中のコントロール部の再生制御処理を
示すフローチャートである。
【図25】図19中のコントロール部の内蔵メモリに設
けられたディスク管理情報記憶領の記憶内容の説明図で
ある。
【図26】図19中のコントロール部の内蔵メモリに設
けられたディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図
である。
【図27】図19中のコントロール部の内蔵メモリに設
けられたディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図
である。
【図28】ディスク移動動作の説明図である。
【図29】ディスク移動動作の説明図である。
【図30】従来のチェンジャー式CDプレーヤのブロッ
ク図である。
【図31】図30中のコントロール部の内蔵メモリに設
けられたディスク管理情報記憶領域の記憶内容の説明図
である。
【図32】図1中のコントロール部の内蔵メモリに設け
られたプログラム情報記憶領域の記憶内容の説明図であ
る。
【図33】ディスク交換動作の説明図である。
【図34】ディスク交換動作の説明図である。
【図35】ディスク交換動作の説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリストッカー 31 〜336 ホル
ダ 41 〜420 CD 5 回転部 6 ディスク再生部 7 ローディング
部 9、9B 操作部 10A、10B
コントロール部 12A、12B ディスク管理情報記憶領域 13 プログラム情報記憶領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報を記録した記録媒体を収納す
    るホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段
    と、 記録媒体の再生を行う再生手段と、 記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホルダを所
    定の交換位置に移動する回転手段と、 記録媒体収納手段の内、交換位置に有るホルダから記録
    媒体を取り出し、再生手段にセットするローディングを
    行ったり、再生手段にセットされている記録媒体を記録
    媒体収納手段の内、交換位置に有るホルダに収納させる
    アンローディングを行ったりするローディング手段と、 再生すべき或る所望記録媒体が存在するとき、回転手段
    を制御して所望記録媒体の収納されたホルダを所定の交
    換位置に移動させ、続いてローディング手段を制御して
    交換位置に有るホルダから所望の記録媒体を取り出し再
    生手段にセットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再
    生をさせたあとローディング手段を制御して再生手段に
    セットされている記録媒体を記録媒体収納手段の内、交
    換位置に有るホルダに収納させる制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、記録媒体収納手段の全ホルダの一部で
    1個または周方向に連続するq個の空きのホルダを第1
    領域、残りのホルダを第2領域に設定し、或る記録媒体
    を再生手段で再生させようとしたときに再生不能か否か
    監視し、再生不能な記録媒体が有る場合、回転手段とロ
    ーディング手段を制御し、記録媒体収納手段の回転で所
    望ホルダを所定の交換位置に移動する動作と、ローディ
    ングで交換位置のホルダから記録媒体を取り出し再生手
    段にセットする動作と、アンローディングで再生手段に
    セットされた記録媒体を交換位置のホルダに収納させる
    動作を組み合わせ、再生不能な記録媒体を記録媒体収納
    手段の第1領域内の空きとなっているホルダに収納さ
    せ、また、再生不能でない記録媒体を記録媒体収納手段
    の第2領域内の連続するホルダに収納させるようにした
    こと、 を特徴とするチェンジャー式記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 所定の情報を記録した記録媒体を収納す
    るホルダが周方向に多数配置された記録媒体収納手段
    と、 記録媒体の再生を行う再生手段と、 記録媒体収納手段を周方向に回転し、所望のホルダを所
    定の交換位置に移動する回転手段と、 記録媒体収納手段の内、交換位置に有るホルダから記録
    媒体を取り出し、再生手段にセットするローディングを
    行ったり、再生手段にセットされている記録媒体を記録
    媒体収納手段の内、交換位置に有るホルダに収納さるア
    ンローディングを行ったりするローディング手段と、 再生すべき或る所望記録媒体が存在するとき、回転手段
    を制御して所望記録媒体の収納されたホルダを所定の交
    換位置に移動させ、続いてローディング手段を制御して
    交換位置に有るホルダから所望の記録媒体を取り出し再
    生手段にセットさせ、再生手段を制御して記録媒体の再
    生をさせる制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、記録媒体収納手段の全ホルダの一部で
    1個または周方向に連続するq個の空きのホルダを第1
    領域、残りのホルダを第2領域に設定し、任意の記録媒
    体を再生手段で再生させる度に記録媒体別の再生頻度を
    計数し、或る時点で再生頻度が一定値f以下の記録媒体
    が存在する場合、回転手段とローディング手段を制御
    し、記録媒体収納手段の回転で所望ホルダを所定の交換
    位置に移動する動作と、ローディングで交換位置のホル
    ダから記録媒体を取り出し再生手段にセットする動作
    と、アンローディングで再生手段にセットされた記録媒
    体を交換位置のホルダに収納させる動作を組み合わせ、
    再生頻度が一定値f以下の記録媒体を記録媒体収納手段
    の第1領域内の空きとなっているホルダに収納させ、再
    生頻度が一定値fを越えた記録媒体を記録媒体収納手段
    の第2領域内の連続するホルダに収納させるようにした
    こと、 を特徴とするチェンジャー式記録媒体再生装置。
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