JP3700765B2 - 複数段の荷重手段を備えた付勢装置およびそれを用いた給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外力により変位する部材に対し複数のバネにより多段階に付勢する複数の荷重手段を備えた付勢装置およびそれを応用したプリンタ等の記録装置における給紙装置に係り、特に、機構の構成部材の機能を付勢手段を用いて実現するとき、必要な荷重を複数の荷重手段の組み合わせによって簡単に作り出すことができるようにした複数段の荷重手段を備えた付勢装置に関する。
また、それを応用して用紙側端への押圧を給紙カセットの挿入過程で変化させ、基準面に用紙側端を揃えるときのみ強い荷重とし、それ以外では弱い荷重にして給紙ローラへの負荷を軽減させると共に、給紙カセットの脱着操作性を向上させた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、装置の機械的な制御においては、バネを用いた機構が多く使われている。バネの利用形態の一つとして、構成部材を一定方向に付勢する要素が知られている。このような機能を持って構成されるバネ付勢手段は、ファクシミリ装置、複写機、プリンタ装置等の記録装置にも多く使われている。例えば、記録装置における給紙装置には、複数枚の用紙を重ねて収納する給紙カセットが一般的に使用されており、この給紙カセットに積載された用紙の側端を揃えるエッジガイド機構などにおいて採用されている。
【0003】
給紙カセット方式の記録装置は、給紙ローラにより積載された用紙の上層側から1枚つづ用紙を給送し、記録ヘッドの直前に配置された搬送ローラの回転制御によって間欠的に搬送し、記録が行われる。高品質の印刷を行う為には、給紙ローラや搬送ローラの回転を高精度に制御する必要があり、DCモータやステッピングモータなどが用いられている。一方、給紙カセットには、用紙側端を揃えるエッジガイド部材や用紙後端を押して最上位の用紙を確実に分離給送するための用紙後端押し部材が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、製品毎に異なるバネ付勢機構の設計を容易にし且つ汎用性を持たせると共に、安価に製造できる構成が望まれている。また、給紙装置における用紙側端を側方に押圧して揃える機構においては、精度良く揃えかつそれを維持する為にはある程度の押圧力が必要であるが、押圧力を大きくすると給紙時の負荷となり、給紙ローラや搬送ローラに負担を掛けることなる。また、押圧力を小さくし過ぎると用紙側端の揃え精度が悪くかつエッジガイド効果が低下して給送時に斜行するなどの不具合が発生し易くなる。更には、用紙側端を揃えるときの押圧力が、給送時にも、そのまま維持されていると駆動用モータへの負荷となり、好ましくない等の問題がある。
【0005】
また、エッジガイドは、使用者が用紙側端に手動にて位置合せする構成が一般的である。しかし、操作が煩わしかったり、使用者により位置合せが微妙に異なる為、前述の問題が助長されてしまうという問題もある。
【0006】
本発明の目的は、荷重手段を用いた付勢機構の設計を容易にし、かつ汎用性を持たせた複数段の荷重手段を備えた付勢装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、給紙カセットに積載された用紙の用紙側端揃え時とその揃えた状態を維持する機構に複数段の荷重手段を備えた付勢装置を用いた給紙装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、給紙カセットに対する使用者の操作を少なくし、使用者による操作バラツキをなくした、給紙カセットの用紙セット性の向上と信頼性の高い給紙装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係る複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置は、外力により変位する部材を介して被付勢部に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段を付勢可能に配設し、前記部材の変位の大きさによって前記複数の荷重手段が組み合わされて前記被付勢部が多段階に付勢される様構成され、前記複数の荷重手段の少なくとも一方の荷重端を係止する係止部は、所定範囲内の部材の変位では荷重が働かない構造とし、前記荷重が働かない部材の変位が前記荷重手段毎に設定されていること特徴とする。請求項1に記載の発明によると、複数の荷重手段を任意に組み合わせることにより被付勢部に所望の付勢力を与えることができる。また、所定範囲内の部材の変位では荷重が働かない構造を荷重手段係止部に採用することにより、任意の付勢力を荷重手段係止部の選択によって簡単に作り出すことができる。
【0008】
請求項2に記載の発明に係る複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置は、外力により変位する部材を介して被付勢部に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段を付勢可能に配設し、前記部材の変位の大きさによって前記複数の荷重手段が組み合わされて前記被付勢部が多段階に付勢される様構成され、前記部材の変位は、カムとカムフォロアにより発生させることを特徴とする。請求項2に記載の発明によると、複数の荷重手段を任意に組み合わせることにより被付勢部に所望の付勢力を与えることができる。また、荷重を付与するシーケンスをカムに形成しておくことにより被付勢部に与える付勢力に時間的な変化を持たせることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載された給紙装置用付勢装置において、複数の荷重手段は、少なくとも加圧特性の異なる2種類の荷重手段が用いられていることを特徴とする。請求項3に記載の発明によると、異なる荷重の荷重手段を組み合わせることにより部材の変位が同じであっても付勢力の変化を大きくすることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1または3に記載された給紙装置用付勢装置において、部材の変位は、カムとカムフォロアにより発生させることを特徴とする。請求項4に記載の発明によると、荷重を付与するシーケンスをカムに形成しておくことにより被付勢部に与える付勢力に時間的な変化を持たせることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、用紙を収納する給紙カセットを有し、給紙カセットに収納された用紙を送出する給紙装置であって、給紙カセットの側壁部に沿って配置され、用紙側端を押して揃える用紙側端揃え部材と、用紙側端揃え部材に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段と、複数の荷重手段を変位させる荷重操作手段とを備え、荷重操作手段は、複数の荷重手段を多段階に働かせることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によると、用紙側端を揃えるときのみ必要な押圧力を作用させることができるので、給紙カセットから用紙を給送する際に、用紙側端を揃えた状態を維持できる程度に押圧が弱められ、給紙ローラの駆動負荷を低減させることができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載された付勢装置において、用紙側端揃え部材は、用紙側端に接触・離間できる様に支持され、端部を付勢するよう複数のバネが配設されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によると、複数のバネによる合成されたバネ圧を集中させて用紙側端に作用させるので、必要最小限の荷重で効率良く用紙側端を揃えることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載された付勢装置において、用紙側端揃え部材は、2分割された部材で構成され、各部材をほぼ直線状に配置しかつ最も遠い端部を回動可能に支持すると共に、最も近い端部を連係し、該連係された端部を付勢することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によると、複数のバネによる合成されたバネ圧を集中させて用紙側端のほぼ中間に作用させるので、必要最小限の荷重で効率良く用紙側端を揃えることができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載された付勢装置において、荷重操作手段は、可動プレートを有し、該可動プレートに複数の荷重手段の係止部が設けられていると共に、各係止部は可動プレートの所定範囲内の変位では荷重が働かない構造とし、荷重が働かない可動プレートの変位が荷重手段毎に設定されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によると、所定範囲内の部材の変位ではバネ圧が働かない構造をバネ係止部に採用することにより、給紙カセットに収納する用紙サイズに合わせて任意の付勢力をバネ係止部の選択によって簡単に作り出すことができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載された付勢装置において、可動プレートの所定範囲内の変位では荷重が働かない構造は、可動プレートの動く方向に穿設された長孔を荷重手段の係止部とし、該荷重手段の係止端が可動プレートの所定範囲内の変位では前記係止部に係止されないことを特徴とする。
【0016】
請求項9に記載の発明によると、長孔とバネ端をバネ毎に異なる形状にすることで、任意の付勢力を長孔とその長孔に合わせたバネ端を持つバネの選択によって容易に作り出すことができる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載された付勢装置において、バネ付勢操作手段は、可動プレートを給紙カセットの脱着に連動させる連動機構により構成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項10に記載の発明によると、給紙カセットを装着する際に、その挿込み過程で用紙側端が揃えられるので、給紙カセットに対する用紙の取扱性が向上される。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載された付勢装置において、連動機構は、可動プレートと給紙カセットとの間に設けられたボスと、該ボスが進行する溝カムによって構成されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によると、給紙カセットの挿入に伴って溝カムのカム面に当接させたボスの動きにより可動プレートを変位させるので、用紙側端の揃え動作が確実に行われるようになり、不揃いによる斜行を防止できる。
【0020】
請求項12に記載の発明は、請求項5に記載された付勢装置において、複数の荷重手段は、異なる加圧特性を持たせていると共に、荷重操作手段は、給紙カセットの挿込み過程の初期段階で弱い加圧特性を持つ荷重手段を使用し、用紙側端を揃える過程で弱い加圧特性を持つ荷重手段と強い加圧特性を持つ荷重手段を共用し、装着完了後では弱い加圧特性を持つ荷重手段のみを使用し、用紙側端を押圧することを特徴とする。
請求項12に記載の発明によると、用紙側端の揃え動作に必要な押圧には強いバネ圧を用い、一方、用紙側端を揃えた状態の維持に必要な押圧は弱いバネ圧で充分なため、これらのバネ圧を簡単に作り出すことができる。
【0021】
請求項13に記載の発明は、請求項8に記載された付勢装置において、用紙側端を揃える方向とは逆方向への可動プレートの動きを止めるストッパと、可動プレートを前記逆方向に付勢する付勢手段とを備え、可動プレートの動きがストッパにて止められているとき、該可動プレートによって用紙側端揃え部材が用紙揃え方向の動きを規制され、用紙側端と用紙側端揃え部材との間が非接触状態に保たれていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によると、給紙カセットを外した状態、つまり装着前には、用紙側端揃え部材に荷重が与えられていないので、用紙を収納するとき用紙側端揃え部材が邪魔になって作業がし難くなることがなく、用紙補給が効率的にできる。
【0022】
請求項14に記載の発明は、複数枚の用紙をストックしておき、記録装置での使用時に一枚ずつ記録装置側へ供給することが可能な記録装置用の給紙装置であって、前記給紙装置が各々が荷重負荷作用端を備える第1揃え部材側接続部と第2揃え部材側接続部とを少なくとも有する揃え部材側接続部を備え、前記用紙の側端に隣接して配置され、付勢力を受けることにより少なくとも一部が用紙の側端を付勢状態で押圧可能な用紙側端揃え部材と、前記揃え部材側接続部に対応して各々が荷重負荷作用端を備える第1可動部材側接続部と第2可動部材側接続部とを少なくとも有する可動部材側接続部を備える可動部材と、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部とに接続され、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L1だけ増加したときには第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部における荷重負荷作用端に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を付与する第1弾性部材と、前記第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部とに接続され、前記第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L2(L2>L1)だけ増加したときには第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部における荷重負荷作用端に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を前記第1弾性部材による付勢力に加えて付与する第2弾性部材とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、可動部材が移動して、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L1だけ増加すると、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部における荷重負荷作用端に第1弾性部材による荷重が掛かり始め、これにより用紙側端揃え部材が用紙側端へ付勢力を付与する。その後、第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L2だけ増加すると、第1弾性部材による荷重に加えて第2弾性部材による荷重も掛かり始めるため、用紙側端揃え部材はより強い付勢力で用紙側端へ押し付けられて用紙側端の揃え作用が段階的に強くなる。
【0024】
請求項15に記載の発明は、複数枚の用紙をストックしておき、記録装置での使用時に一枚ずつ記録装置側へ供給することが可能な記録装置用の給紙装置であって、前記給紙装置が各々が荷重負荷作用端を備える第1揃え部材側接続部〜第n揃え部材側接続部(nは2以上の整数)を有する揃え部材側接続部を備え、前記用紙の側端に隣接して配置され、付勢力を受けることにより少なくとも一部が用紙の側端を付勢状態で押圧可能な用紙側端揃え部材と、前記揃え部材側接続部に対応して各々が荷重負荷作用端を備える第1可動部材側接続部〜第n可動部材側接続部を有する可動部材側接続部を備える可動部材と、前記第1〜第n揃え部材側接続部と第1〜第n可動部材側接続部とに各々接続され、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離よりそれぞれ寸法L1〜Ln(L1〜Lnの順で寸法が大きくなる)だけ増加したときには、該増加寸法L1〜Lnに対応して第1〜第n揃え部材側接続部と第1〜第n可動部材側接続部における荷重負荷作用端に段階的に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を重畳的に段階的に付与する第1〜第n弾性部材とを備えることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、可動部材の移動距離に応じて第1〜第n揃え部材側接続部と第1〜第n可動部材側接続部との間がそれぞれ第1距離より寸法L1〜Lnだけ増加すると、第1弾性部材、第2弾性部材・・・第(n−1)弾性部材、第n弾性部材の部材の順に用紙側端揃え部材に荷重が重畳的に且つ段階的に加わるため、用紙側端揃え部材は次第に強い付勢力で用紙側端へ押し付けられて用紙側端の揃え作用が段階的に強くなる。
【0026】
請求項16に記載の発明は、請求項14または15に記載された付勢装置において、前記第1〜第n弾性部材は第1端及びフック形状を有する第2端を有する引っ張りバネであり、前記可動部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端は前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端に常時位置決めされ、前記第1〜第nの引っ張りバネの第2端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第2端のフック形状の先端との距離がそれぞれ前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、可動部材が移動したときに、第1引っ張りバネの第2端の遊びL1がなくなり、該第2端が可動部材側接続部における荷重負荷作用端に係止して第1引っ張りバネが伸び始める。遊びの寸法L1〜Lnはこの順で次第に大きくなっているから、可動部材が更に移動することにより、第2、第3…第n引っ張りバネの順で次々と遊びがなくなり伸び始める。従って可動部材が移動した距離に応じて重畳的に且つ段階的に、用紙側端揃え部材が用紙側端へ押し付けられる付勢力が強くなる。
【0028】
請求項17に記載の発明は、請求項14または15に記載された付勢装置において、前記第1〜第n弾性部材はフック形状を有する第1端及び第2端を有する引っ張りバネであり、前記揃え部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、前記第1〜第nの引っ張りバネの第2端は前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端に常時位置決めされ、前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第1端のフック形状の先端との距離がそれぞれ前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、可動部材が移動したときに、第1引っ張りバネの第1端の遊びL1がなくなり、該第1端が可動部材側接続部における荷重負荷作用端に係止して第1引っ張りバネが伸び始める。遊びの寸法L1〜Lnはこの順で次第に大きくなっているから、可動部材が更に移動することにより、第2、第3…第n引っ張りバネの順で次々と遊びがなくなり伸び始める。従って可動部材が移動した距離に応じて重畳的に且つ段階的に、用紙側端揃え部材が用紙側端へ押し付けられる付勢力が強くなる。
【0030】
請求項18に記載の発明は、請求項14または15に記載された付勢装置において、前記第1〜第n弾性部材はフック形状を有する第1端及びフック形状を有する第2端を有する引っ張りバネであり、前記可動部材側接続部及び揃え部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端及び第2端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第1端のフック形状の先端との距離、及び前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第2端のフック形状の先端との距離の和が前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、可動部材が移動したときに、第1引っ張りバネの第1端と第2端での合計の遊びL1がなくなり、第1端及び第2端が揃え部材側接続部と可動部材側接続部における荷重負荷作用端に係止して第1引っ張りバネが伸び始める。各引っ張りバネにおける第1端及び第2端での合計の遊びの寸法L1〜Lnはこの順で次第に大きくなっているから、可動部材が更に移動することにより、第2、第3…第n引っ張りバネの順で次々と遊びがなくなり伸び始める。従って可動部材が移動した距離に応じて重畳的に且つ段階的に、用紙側端揃え部材が用紙側端へ押し付けられる付勢力が強くなる。
【0032】
請求項19に記載の発明は、請求項14〜18のいずれかに記載された付勢装置において、前記可動部材は、前記第1〜第n弾性部材が順次前記用紙側端揃え部材に重ねて荷重負荷を掛けていくように移動した後、逆に第n弾性部材、第(n−1)弾性部材の順に前記用紙側端揃え部材に掛かる荷重負荷が小さくなるように移動するように構成されていることを特徴とする。
【0033】
第1〜第n弾性部材による荷重が段階的に付加されて、用紙側端揃え部材の強い押圧力により用紙側端が揃えられた後に、段階的に弾性部材による荷重が解除されていく。そのため一旦揃った用紙の状態を維持しつつ、用紙側端への押圧力が弱められていき、例えば給紙カセットからの用紙の送り出し時の抵抗が緩和させるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る複数段の荷重手段を備えた付勢装置(以下付勢装置という)を給紙装置に応用したプリンタ装置のカバーを外した斜視図、図2はプリンタ装置における給紙装置の模式図である。
【0035】
先ず、プリンタ装置の概略構成を説明する。プリンタ装置1は、装置本体の正面側に給紙カセット挿込口2Aが設けられた給紙カセット装着部2を備え、複数枚の用紙Pを重ねて収納した給紙カセット20が、給紙カセット挿込口2Aから挿入装着される。底フレーム40に立設された主フレーム110には、記録ヘッド12を搭載したキャリッジ111を主走査方向に移動可能に支持する主軸112、キャリッジ111を移動させるための駆動モータ113やベルト114からなるキャリッジ駆動部115、用紙Pの搬送部116、装置本体の後方に位置する給紙部117、記録ヘッド12のクリーニングやインク吸引などの保守を行うためのキャリッジホームホジション118が設けられている。
【0036】
給紙カセット装着部2には、図2に示すように給紙カセット挿込口2A側の底フレーム40に回転支点3aを有する押し板操作レバー3が給紙ローラ6の近傍まで伸びて配設されている。この押し板操作レバー3はスプリング(図示省略)により給紙ローラ6側に付勢されている。レリース軸4に取り付けられたカム体5のカム5aが押し板操作レバー3に設けられたカムフォロア3bに作用すると、押し板操作レバー3は用紙Pの給紙毎に押し板21を図示の上方へ押し上げた位置(給紙状態)と該位置から下方へ押し下げた位置(非給紙状態)に動作させる。つまり、給紙スタートによりレリース軸4が回転すると、分離パッド6Bは給紙ローラ6に押し付けられると共に、押し板軸24を中心として回動する押し板21は操作レバー3によって給紙ローラ6側に押し上げられ、上層側の用紙先端が給紙ローラ6に押し付けられる。
【0037】
給紙カセット20の上層側の用紙Pは、分離パッド6Bにより1枚つづ分離され、給紙ローラ6により給送され、紙ガイドローラ7や紙案内部8にガイドされ、用紙の先端通過および後端通過を検知するための紙検知器9によって紙検知が行われ、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11から成る搬送部116に送られる。続いて、紙検知に基づいて搬送ローラ10の駆動制御を行って用紙Pの頭出しを行い、記録タイミングに合わせて記録ヘッド12とプラテン13から成る記録域へ搬送し、用紙Pに印字が行われて排出される。
【0038】
次に、本発明の付勢装置について詳しく説明する。図3は本発明の付勢装置の概念図である。
付勢装置は、被付勢部(外力により変位する部材)に対して複数のバネSP(SP1,SP2,SP3)からなる荷重手段の一端側を揃え部材側接続部(B1、B2、B3)において連結し、荷重操作手段80の操作により荷重手段の複数のバネSPを組み合わせて多段階の荷重を被付勢部90に与えるよう構成されている。荷重手段は、複数のバネSPの他端側を係止する可動部70を有し、この可動部70がバネ荷重を発生させる方向(図3の矢印方向)に移動可能に配設されている。可動部70には、各バネ毎に異なる長孔状のバネ係止部A(A1,A2,A3)(可動部材側接続部に相当する)が設けられており、バネ係止部Aにおいて実際にバネが伸び始めるためにバネが係止する部分である荷重負荷作用端71,72,73とバネ端61,62,63(フック形状のU字形先端部分)との間には各バネ毎にバネ荷重が作用するまでの寸法差(L1,L2,L3)を設けている。バネ係止部Aおよびバネ端の一例として、図示の如く、バネ係止部Aは可動部にバネ荷重を発生させる方向へ延びている長孔を穿設し、一方バネ端はバネの伸縮方向に細長いフック状の引掛部66を形成し、長孔に引掛かるまで遊び(上記寸法差L1,L2,L3)を設けている。本例では、寸法差L1,L2,L3がバネ係止部A1,A2,A3の順に大きくなる形状になっている。
【0039】
即ち、各遊びの寸法差L1,L2,L3は、各バネSP1,SP2,SP3がその自由状態にあるときに、可動部70がどの位バネの伸張方向に移動したときにバネ係止部Aが長孔に係止してバネが伸張し始めるかを表す長さである。寸法差L1,L2,L3がバネ係止部A1,A2,A3の順に大きくなる形状とすることにより、可動部が寸法L1だけバネの伸張方向に移動することにより初めてバネSP1のバネ荷重が被付勢部90に作用するようになり、その後可動部70がトータルで寸法L2だけバネの伸張方向に移動したときには、バネSP1のバネ荷重に加えてバネSP2のバネ荷重も作用するようになる。更にまた、可動部70がトータルで寸法L3だけバネの伸張方向に移動すれば、バネSP1、SP2のばね荷重にバネSP3のバネ荷重も加わって作用するようになる。尚、被付勢部90側の揃え部材側接続部(B1、B2、B3)も各々長孔状に形成されており、その可動部70側の端部が荷重負荷作用端91,92,93となっている。本例ではバネSP(SP1,SP2,SP3)の一端側は、常時、荷重負荷作用端91,92,93側に位置するものとしている。尚、図3の実施の形態において、被付勢部90側の揃え部材側接続部(B1、B2、B3)と可動部70側のバネ係止部A1,A2,A3の役割を左右交代した構造であってもよい。すなわち、バネ係止部A1,A2,A3において、バネの他端側が、常時、その荷重負荷作用端71,72,73側に位置するように構成し、揃え部材側接続部(B1、B2、B3)において長孔に引掛かるまで遊び(寸法差L1,L2,L3)が形成されるようにしてもよい。更に被付勢部90側の揃え部材側接続部(B1、B2、B3)とバネ係止部A1,A2,A3との両方において遊びを設け、両者の遊びの合計が寸法差L1,L2,L3となるようにすることもできる。
【0040】
このようにバネSP1,SP2,SP3のバネ荷重が被付勢部90に段階的に付与される過程について図4を参照しながら詳細に説明する。図4は3つのバネSP1,SP2,SP3による合成バネ荷重と可動部70の変位量との関係を示す図である。ここでは、付勢装置を理解し易くする為、複数のバネは同じバネ圧のものを用いて説明する。また、被付勢部90へバネ荷重が加わりはじめる位置は、可動部70がバネSPを引っ張る方向に移動したとき、その変位の大きさに応じてバネSP1がP1、バネSP2がP2、バネSP3がP3の各点である。なお図3中、バネSP0は、可動部70を図3に示す基準位置に復帰させる為のものであり、図3に示すバネ係止部A1,A2,A3と揃え部材側接続部(B1、B2、B3)との距離を便宜上、第1距離とする。
【0041】
荷重操作手段80により可動部70を図3の右方向にL1の距離だけ移動させると、P1点からバネSP1による荷重によって被付勢部90に付勢力が加わり、更に図3の状態からL2の距離移動したときにはP2点からバネSP2による荷重も加わり、バネSP1とバネSP2の合成荷重によって被付勢部90が付勢される。更に図3の状態からL3の距離移動したときには、P3点からバネSP3の荷重をも含めて3つのバネによる合成荷重によって被付勢部90が付勢される。被付勢部90を付勢するバネ荷重の付与シーケンスを荷重操作手段80に備えることにより、各種の機器の操作装置に応用できる。
【0042】
図3に示す3つのバネを用いて、荷重操作手段80におけるバネ荷重の付与シーケンスの一例を説明する。図5は荷重操作手段80の操作量と可動部70の変位量との関係を示す図である。本例の荷重操作手段80は、溝カム81とボス82(カムフォロア)からなるカム機構によって構成され、溝カム81の形状にバネ荷重の付与シーケンスが設けられている。荷重操作手段80の操作量は、ボス82が溝カム81に対して可動部70の変位方向とは直角な方向に動く距離である。溝カム81は図3に示す如く、くの字形状に形成されており、そのため以下に示すように被付勢部90に掛かる荷重が変化する。
【0043】
即ち溝カム81のカム面にボス82が当接して移動すると、図3に示す状態からL1の距離だけ移動した時点で先ずバネSP1が働き、次にL2の距離移動した時点でバネSP2が働いて合成バネ荷重によって被付勢部90が付勢される。更にL3の距離移動した時点では、バネSP3が働いて3つのバネによる合成バネ荷重によって被付勢部90が付勢され、このとき最大の荷重が被付勢部90に加わることになる。その後、ボス82の位置が溝カム81のくの字形の頂部Cを過ぎると、可動部70の変位量は減少に転じるから、上記とは反対の動作によりバネSP3とバネSP2のバネ荷重が順次解かれていき、ボス82の位置が溝カム81の終点Dに至ったときにはバネSP1のみのバネ荷重による付勢が維持されることになる。
【0044】
上記の実施形態では、可動部70に3つのバネを配設したが、バネの数やバネ圧は任意に選択できる。また、1つの可動部70によって構成しているが、複数の可動部を用いることもできる。
【0045】
以下、上記付勢装置を適用した給紙装置における給紙カセットの実施の形態を説明する。図6は本発明に係る付勢装置を用いた給紙装置における給紙カセットを用紙収納部側から見た斜視図、図7は図6のI−I矢視図、図8は給紙カセットの平面図、図9は給紙カセットの背面図、図10は裏カバーを取外した給紙カセットの背面図である。
【0046】
図6において、給紙カセット20は、底板部22と、この底板部22の前後および左右に設けられた側壁部23とによって箱状容器を形成している。給紙カセット20の前側には、積載された用紙Pを給紙ローラ6側に押し上げる押し板21が配置されている。この押し板21は押し板軸24(図2、図9)を底板部22の軸受け部25(図9)に回動可能に支持され、給紙カセット20の前方の側壁部側を上方に動き得るようになっている。
【0047】
図7に示したように、給紙カセット20の後側には、積載された用紙Pの用紙後端に当てられる当接部26aを有する用紙後端当て部材26が側壁方向に平行かつ離間して1対設けられている。
【0048】
給紙カセット20の一方の側壁部には、押し板21より後方に用紙側端揃え部材27が配置されており、他方の側壁部には用紙側端が当接する複数の凸部23aが設けられている。凸部23aは、押し板21より後方で用紙側端揃え部材27に対峙させて側壁部23に形成されている。
【0049】
給紙カセット20の背面は、図10に示すように用紙後端当て部材26および用紙側端揃え部材27の機構部が配設されており、図9に示したように、その機構部を覆って裏カバー38が取り付けられている。
【0050】
図10において、用紙後端当て部材26は、カセット背面において移動可能に配設されたスライドプレート261に連結されており、このスライドプレート261とカセット背面との間にスプリング262が張設され、給紙カセット20の前側へ付勢されている。用紙後端当て部材26の当接部26aは、底板部22に向かって給紙カセット20の後側に傾斜した当接面を有し、この当接面がスプリング262の付勢力によって用紙後端に当てられる。これにより用紙Pは、上層側から底板部側の下層側に対して上側を下側より前方へ押し出され、給紙カセット20の前部の側壁部23に押しつけられ、給紙ローラ6およびパッド6Bにより、上層側から1枚つづ分離して給送される。
【0051】
給紙カセット20の一方の側壁部23側には、図8に示すように用紙Pの一方の側端を押して対向する側壁部23(凸部23a側)に用紙側端を揃える為の用紙側端揃え部材27が配置されている。用紙側端揃え部材27は、第1の押し部27Aと第2の押し部27Bから成り、側壁部23に沿って配置されている。第1の押し部27Aおよび第2の押し部27Bの一端は、給紙カセット20の背面に設けられたバー31に連係されて用紙側端揃え部材27のほぼ中間部分を構成すると共に、それぞれの押し部27A,27Bの他端は底板部22に回動可能に支持されている。第1の押し部27Aと第2の押し部27Bの一端側は、給紙カセット20の背面側に配設された付勢機構30により用紙側端を揃える側壁部に向かって付勢されている。
【0052】
付勢機構30は、図10に示すようにバー31、可動プレート32およびスプリング33,34,35からなっている。バー31は、第1の押し部27Aと第2の押し部27Bの一端側に連結され、給紙カセット20の側壁部に沿って回動可能に取り付けられている。可動プレート32は、給紙カセット20の挿入方向とは直角な方向にスライド可能に設けられており、給紙カセット20の前記側壁部とは反対の側壁部側に用紙揃え用ボス36aを有するボスプレート36が一体的に結合されている。ボスプレート36の拡幅部36bは、給紙カセット20の背面に形成されたプレートガイド部37にガイドされ、その先端のL形部分に当たってボスプレート36のバー31側への移動が規制される。
【0053】
底板部22と可動プレート32の間にスプリング33、またバー31と可動プレート32の間に複数(この例では2個)のスプリング34,35がそれぞれ張設されている。スプリング33は、図示の如く、可動プレート32を引っ張ることにより、ボスプレート36をプレートガイド部37のL形部分に突き当てて可動プレート32を保持する作用をなす。このとき、バー31は、可動プレート32の延出部32aによって用紙側端を押す内向きの動きが止められ、しかもスプリング34,35が共にバー31に作用しない為、用紙側端揃え部材27は、図8に示す位置にあって、外向きのみに動かすことができる。用紙側端揃え部材27と用紙側端揃え側の側壁部23(凸部23a側)との間隔は、用紙幅より若干広く設定されているので、図8に示す状態では用紙を収納する際に用紙側端揃え部材27が邪魔になることはない。
【0054】
給紙カセット20を給紙カセット装着部2に装着する際、給紙カセット20の挿入過程でスプリング34、35による荷重が1又は2の組み合わせによって作用する。その為のカム機構は、ボスプレート36の用紙揃え用ボス36a、給紙カセット装着部2の底フレーム40に設けられたく字形の溝カム41(図11参照)からなっている。
【0055】
次に給紙カセット20の装着時の用紙側端揃え動作について説明する。
給紙カセット20を給紙カセット装着部2に挿込むと、図11に示すように用紙揃え用ボス36aが溝カム41のカム面41aに接して案内される。ボス36aが溝カム41内へ案内されると、可動プレート32が図10の右側へ移動する作用を受けて、スプリング34の右端がバネ係止部の端部に実質的に係止するようになり、これによりスプリング34が伸び始めて、その反作用としてバー31が図10において反時計回りに回転するような付勢力を受ける。そしてバー31の反時計回りへの回転に伴い、用紙側端揃え部材27が用紙側へ屈曲して用紙側端を押し込み、用紙側端を揃える作用を及ぼす。
【0056】
この押圧力は、ボス36aが図12の▲1▼の位置から図13の▲2▼の位置までの間に位置するときには作用する。続けて給紙カセット20を挿入するとスプリング35の右端もバネ係止部の端部に実質的に係止するようになり、これによりスプリング35が伸び始めて、その反作用でスプリング35の付勢力もスプリング34の付勢力に加わってバー31に作用するようになる。この結果、用紙側端揃え部材27は更に大きな力で用紙側端側へ屈曲しようとするため、用紙側端をより強く押し込んで用紙側端を揃える作用が一段と強くなる。
【0057】
図14の▲2▼の位置から▲3▼の位置までの間にボス36aが位置するときにはこの状態が続く。このときの押圧力は、ボス36aが▲3▼の位置にきたときに最も大きくなる。更に奥へ給紙カセット20を挿入し、ボス36aが▲3▼の位置を越えると可動プレート32の移動方向が図15の左側へ変わるため、各スプリング34,35の延び量が小さくなって、その付勢力が弱まり始める。
【0058】
そして、ボス36aの位置が図15に示す▲4▼の位置を超えると、スプリング35による付勢力が働かなくなり、ボス36aが図16の▲5▼の位置に至ったときには、スプリング34のみの付勢力で用紙側端を押した状態が維持される。
【0059】
上記のようにすることにより、ボス36aが▲3▼の位置にあるときにはスプリング34,35の合成した付勢力、即ち用紙側端への押圧力が最大となり、用紙の幅方向での用紙揃え作用が十分に発揮される。その一方で、このような用紙側端への強い押圧力を用紙の給紙時に継続して付与しておくことは、給紙カセットから用紙が送り出されるときの強い抵抗となり給紙工程の障害となってしまう。従って本発明では、用紙揃え作用が十分に発揮された後にボス36aを▲5▼の位置(図16)に移行させて用紙側端への押圧力を弱めることにより、一旦揃った用紙の状態を維持しつつ、給紙カセットから用紙が送り出される際の抵抗を緩和させるようにしたのである。
【0060】
このように付勢機構を複数のスプリング34,35によって構成することで、用紙側端を揃えるときのみに必要な最大の押圧力を働かせ、給紙時にはこの押圧力を緩和させることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の複数段の荷重手段を備えた付勢装置によれば、複数のバネを任意に組み合わせることにより被付勢部に所望の付勢力を与えることができる。
【0062】
本発明の給紙装置によれば、用紙側端を揃えるときのみに必要な押圧力を作用させることができるので、給紙カセットから用紙を給送する際に、用紙側端を揃えた状態を維持できる程度に押圧が弱められ、給紙ローラの負荷を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数段の荷重手段を備えた付勢装置を給紙装置に応用したプリンタ装置の斜視図である。
【図2】プリンタ装置における給紙装置の模式図である。
【図3】本発明の複数段の荷重手段を備えた付勢装置の概念図である。
【図4】複数のバネによる合成バネ荷重と可動部の変位量との関係を示す図である。
【図5】荷重操作手段の操作量と可動部の変位量の関係を示す図である。
【図6】本発明に係る給紙装置における給紙カセットを用紙収納部側から見た斜視図である。
【図7】図6のI−I矢視図である。
【図8】本発明に係る給紙装置における給紙カセットの平面図である。、
【図9】本発明に係る給紙装置における給紙カセットの背面図である。
【図10】図9の裏カバーを取り外した給紙カセットの背面図である。
【図11】用紙揃え用ボスと溝カムの関係を示す図である。
【図12】用紙側端揃え動作における1つのスプリングが作用を開始する説明図である。
【図13】用紙側端揃え動作における1つのスプリングの作用中の説明図である。
【図14】用紙側端揃え動作における2つのスプリングが作用し、用紙側端を揃えたときの説明図である。
【図15】用紙側端揃え動作における2つのスプリングの作用中の説明図である。
【図16】用紙側端揃え動作における1つのスプリングを作用させた状態の用紙側端揃え完了時の説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置
2 給紙カセット装着部
6 給紙ローラ
10 搬送ローラ
20 給紙カセット
27 用紙側端揃え部材
30 付勢機構
31 バー
32 可動プレート
33 スプリング(付勢手段)
34,35 スプリング(荷重手段)
36a ボス
40 底フレーム
41 溝カム
A バネ係止部(荷重手段の係止部)
P 用紙
SP1〜SP3 スプリング(荷重手段)
Claims (19)
- 外力により変位する部材を介して被付勢部に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段を付勢可能に配設し、前記部材の変位の大きさによって前記複数の荷重手段が組み合わされて前記被付勢部が多段階に付勢される様構成され、
前記複数の荷重手段の少なくとも一方の荷重端を係止する係止部は、所定範囲内の部材の変位では荷重が働かない構造とし、前記荷重が働かない部材の変位が前記荷重手段毎に設定されていること特徴とする複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置。 - 外力により変位する部材を介して被付勢部に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段を付勢可能に配設し、前記部材の変位の大きさによって前記複数の荷重手段が組み合わされて前記被付勢部が多段階に付勢される様構成され、
前記部材の変位は、カムとカムフォロアにより発生させることを特徴とする複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置。 - 請求項1において、複数の荷重手段は、少なくとも加圧特性の異なる2種類の荷重手段が用いられていることを特徴とする複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置。
- 請求項1または3に記載の給紙装置用付勢装置において、部材の変位は、カムとカムフォロアにより発生させることを特徴とする複数段の荷重手段を備えた給紙装置用付勢装置。
- 用紙を収納する給紙カセットを有し、前記給紙カセットに収納された用紙を送出する給紙装置であって、
前記給紙カセットの側壁部に沿って配置され、用紙側端を押して揃える用紙側端揃え部材と、
前記用紙側端揃え部材に用紙側端を押圧する力を付与する複数の荷重手段と、
前記複数の荷重手段を変位させる荷重操作手段と、を備え、
前記荷重操作手段は、前記複数の荷重手段を多段階に働かせることを特徴とする給紙装置。 - 請求項5に記載の給紙装置において、用紙側端揃え部材は、用紙側端に接触・離間できる様に支持され、端部を付勢するよう前記複数の荷重手段が配設されていることを特徴とする給紙装置。
- 請求項6に記載の給紙装置において、用紙側端揃え部材は、2分割された部材で構成され、各部材をほぼ直線状に配置しかつ最も遠い端部を回動可能に支持すると共に、最も近い端部を連係し、該連係された端部を付勢することを特徴とする給紙装置。
- 請求項5に記載の給紙装置において、荷重操作手段は、可動プレートを有し、該可動プレートに複数の荷重手段の係止部が設けられていると共に、前記各係止部は可動プレートの所定範囲内の変位では荷重が働かない構造とし、前記荷重が働かない可動プレートの変位が前記荷重手段毎に設定されていることを特徴とする給紙装置。
- 請求項8に記載の給紙装置において、可動プレートの所定範囲内の変位では荷重が働かない構造は、前記可動プレートの動く方向に穿設された長孔を荷重手段の係止部とし、該荷重手段の係止端が前記可動プレートの所定範囲内の変位では前記係止部に係止されないことを特徴とする給紙装置。
- 請求項8または9に記載の給紙装置において、荷重操作手段は、可動プレートを給紙カセットの脱着に連動させる連動機構により構成されていることを特徴とする給紙装置。
- 請求項10に記載の給紙装置において、連動機構は、可動プレートと給紙カセットとの間に設けられたボスと、該ボスが進行する溝カムによって構成されていることを特徴とする給紙装置。
- 請求項5に記載の給紙装置において、複数の荷重手段は、異なる加圧特性を持たせると共に、荷重操作手段は、給紙カセットの挿込み過程の初期段階で弱い加圧特性を持つ荷重手段を使用し、用紙側端を揃える過程で前記弱い加圧特性を持つ荷重手段と強い加圧特性を持つ荷重手段を共用し、装着完了後では前記弱い加圧特性を持つ荷重手段のみを使用し、前記用紙側端を押圧することを特徴とする給紙装置。
- 請求項7に記載の給紙装置において、用紙側端を揃える方向とは逆方向への可動プレートの動きを止めるストッパと、可動プレートを前記逆方向に付勢する付勢手段と、を備え、
前記可動プレートの動きが前記ストッパにて止められているとき、該可動プレートによって用紙側端揃え部材が用紙揃え方向の動きを規制され、用紙側端と用紙側端揃え部材との間が非接触状態に保たれていることを特徴とする給紙装置。 - 複数枚の用紙をストックしておき、記録装置での使用時に一枚ずつ記録装置側へ供給することが可能な記録装置用の給紙装置であって、前記給紙装置が
各々が荷重負荷作用端を備える第1揃え部材側接続部と第2揃え部材側接続部とを少なくとも有する揃え部材側接続部を備え、前記用紙の側端に隣接して配置され、付勢力を受けることにより少なくとも一部が用紙の側端を付勢状態で押圧可能な用紙側端揃え部材と、
前記揃え部材側接続部に対応して各々が荷重負荷作用端を備える第1可動部材側接続部と第2可動部材側接続部とを少なくとも有する可動部材側接続部を備える可動部材と、
前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部とに接続され、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L1だけ増加したときには第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部における荷重負荷作用端に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を付与する第1弾性部材と、
前記第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部とに接続され、前記第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部との間が第1距離より寸法L2(L2>L1)だけ増加したときには第2揃え部材側接続部と第2可動部材側接続部における荷重負荷作用端に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を前記第1弾性部材による付勢力に加えて付与する第2弾性部材とを備えることを特徴とする給紙装置。 - 複数枚の用紙をストックしておき、記録装置での使用時に一枚ずつ記録装置側へ供給することが可能な記録装置用の給紙装置であって、前記給紙装置が
各々が荷重負荷作用端を備える第1揃え部材側接続部〜第n揃え部材側接続部(nは2以上の整数)を有する揃え部材側接続部を備え、前記用紙の側端に隣接して配置され、付勢力を受けることにより少なくとも一部が用紙の側端を付勢状態で押圧可能な用紙側端揃え部材と、
前記揃え部材側接続部に対応して各々が荷重負荷作用端を備える第1可動部材側接続部〜第n可動部材側接続部を有する可動部材側接続部を備える可動部材と、
前記第1〜第n揃え部材側接続部と第1〜第n可動部材側接続部とに各々接続され、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離であるときには荷重負荷が掛からず、第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が第1距離よりそれぞれ寸法L1〜Ln(L1〜Lnの順で寸法が大きくなる)だけ増加したときには、該増加寸法L1〜Lnに対応して第1〜第n揃え部材側接続部と第1〜第n可動部材側接続部における荷重負荷作用端に段階的に荷重が掛かり、前記用紙側端揃え部材の用紙側端側への付勢力を重畳的に段階的に付与する第1〜第n弾性部材とを備えることを特徴とする給紙装置。 - 請求項14または15において、前記第1〜第n弾性部材は第1端及びフック形状を有する第2端を有する引っ張りバネであり、前記可動部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、
前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端は前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端に常時位置決めされ、前記第1〜第nの引っ張りバネの第2端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第2端のフック形状の先端との距離がそれぞれ前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする給紙装置。 - 請求項14または15において、前記第1〜第n弾性部材はフック形状を有する第1端及び第2端を有する引っ張りバネであり、前記揃え部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、
前記第1〜第nの引っ張りバネの第2端は前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端に常時位置決めされ、前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第1端のフック形状の先端との距離がそれぞれ前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする給紙装置。 - 請求項14または15において、前記第1〜第n弾性部材はフック形状を有する第1端及びフック形状を有する第2端を有する引っ張りバネであり、前記可動部材側接続部及び揃え部材側接続部は可動部材の動く方向に長く延びる長孔形状に形成され、
前記第1〜第nの引っ張りバネの第1端及び第2端は、前記第1揃え部材側接続部と第1可動部材側接続部との間が前記第1距離であるときに、前記揃え部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第1端のフック形状の先端との距離、及び前記可動部材側接続部における荷重負荷作用端と前記第2端のフック形状の先端との距離の和が前記寸法L1〜Lnになるように遊びが形成されていることを特徴とする給紙装置。 - 請求項14〜18のいずれか1項において、前記可動部材は、前記第1〜第n弾性部材が順次前記用紙側端揃え部材に重ねて荷重負荷を掛けていくように移動した後、逆に第n弾性部材、第(n−1)弾性部材の順に前記用紙側端揃え部材に掛かる荷重負荷が小さくなるように移動するように構成されていることを特徴とする給紙装置。
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