JP3699528B2 - 組合せ型マニホールドを備えたtダイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂等の溶融可塑性材料をフィルム等の薄肉シートに押出し成形するベンディングリップ式のTダイに係り、特にシート幅方向における厚み分布の均一性を向上させるため、そのマニホールドの形状を組合せ型に形成する際の、ダイランド部の上部稜線の水平方向に対する傾斜即ち、ダイランド角度の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シート幅を調節するベンディングリップ式のTダイには、平行ストレート型(図4参照)、傾斜ストレート型(図5参照)およびコートハンガ型(図6参照)からなるマニホールドをそれぞれ備えたTダイが知られている。
【0003】
そこで、先ず、Tダイ自体について簡単に説明すると、これは、一般的に、図4に示されるように、中央部供給路10から左右対称にかつ押出し方向へ順次配設されるマニホールド部12、ダイランド部14、リップランド部16およびリップ部18から形成され、前記供給路10からの溶融樹脂が、前記各部12、14、16、18を通る各流路20より押出されることにより、所定のシートに成形されるよう構成されている。なお、リップ部18には、その吐出幅を規制する機構(図示せず)が備えられている。
【0004】
次に、前述したシート幅調節Tダイについて説明すると、これは先ず基本的に、前記一般的なTダイに対して、その溶融樹脂流路20を制限(調節)するためのディッケル(堰体)を、左右方向に対称でかつ摺動自在に設けられている。
【0005】
すなわち、平行ストレート型(図4参照)においては、そのマニホールド部12が、流路の方向を左右方向に平行させるとともに断面を同一形状とした平行ストレート型マニホールドに形成される。そして、このマニホールド部12およびこれに対応するダイランド部14内には、インナーディッケル22が設けられている。
【0006】
また、傾斜ストレート型(図5参照)においては、そのマニホールド24が、流路の方向を左右方向に傾斜させるとともに断面を同一形状とした傾斜ストレート型マニホールドに形成される。そして、このマニホールド24内およびこれに対応するリップ18上には、それぞれインナーディッケル26およびアウターディッケル28が設けられている。
【0007】
さらに、コートハンガ型(図6参照)においては、そのマニホールド30が、流路の方向を左右方向に漸次傾斜させると共に断面積を前記流路方向へ漸次縮小したコートハンガ型マニホールド30に形成される。そして、このマニホールド30に左右方向に平行に連続するダイランド14内には、インナーディッケル32が設けられている。
【0008】
従って、このようなTダイによれば、ディッケルを所定方向に移動することにより、任意所望幅のシートを成形することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のシート幅調節Tダイにおいては、成形品質を実質的に損うことなくシート幅を充分に調節することは、実際的には、以下に述べるように不可能であった。
【0010】
すなわち、シート幅調節Tダイにおいては、前述したように、成形品質(シート幅方向の流量(厚さ)分布の均一性、あるいは溶融樹脂のTダイ内部の滞留に起因する熱劣化現象の回避等)を損うことなく、シート幅を充分に調節する(安定した製品幅を達成する)ことが必要である。
【0011】
しかるに、例えば平行ストレート型(図4参照)において、製品幅Lは、この場合に流路20iの範囲がマニホールド部12およびダイランド部14に跨がるインナーディッケル22を介して完全に制限されるので、安定に達成される。しかしながら、製品シートの幅方向の流量(厚さ)分布(溶融樹脂の幅方向の吐出量分布)kは、この場合に前記流路20iの流動抵抗が幅方向にマニホールド部12の経路相違分だけ完全に変動し、従って溶融樹脂の幅方向の分散性が変動するので、均一に達成することができない。
【0012】
また、傾斜ストレート型(図5参照)においては、シート厚さ分布kは、この場合に流路20i抵抗はそのマニホールド部24およびダイランド部14の経路相違分がほぼ相殺され、従って溶融樹脂の分散性が得られるので、図4に比し均一性が改善される。一方、溶融樹脂の熱劣化現象は、この場合に溶融樹脂がダイランド端部14a内に滞留するので、不可避的である。なお、製品幅Lは、アウターディッケル28を介してほぼ安定に達成される。
【0013】
さらに、コートハンガ型(図6参照)においては、前記傾斜ストレート型の場合とほぼ同様である。すなわち、シート厚さ分布kは、この場合に流路20i抵抗はマニホールド部30およびダイランド部14に亘ってほぼ同一であり、従って溶融樹脂の分散性が得られるので、図4に比し均一性が改善される。一方、溶融樹脂の熱劣化現象は、この場合に溶融樹脂がマニホールド端部30a内に滞留するので、不可避的である。なお、製品幅Lは、インナーディッケル32を介してほぼ安定に達成される。
【0014】
このように、前記従来のシート幅調節Tダイにおいては、いずれも成形品質を実質的に損うことなく、シート幅を充分に調節することは、実際的には不可能であった。しかも、この難点は、近来における溶融樹脂材料の性質および成形条件(シートの最大/最少の幅比mおよび厚さ比n等)が多様化するに従い、益々増大している。
図5、図6でマニホールドの傾斜線に対し、ダイランド部14の上部稜線は、それぞれ平行、及び水平となっており、上述のように図4の場合に比べ溶融樹脂の分散性即ち、シート幅方向の厚みの均一性は改善されてはいるが、近来の溶融樹脂材料の性質および成形条件の多様化の中で、この均一性のさらなる向上のための方策が求められている。
【0015】
そこで、本発明の目的は、多様な樹脂材料およびシート成形条件に対して、成形品質を損うことなく、シート幅を充分に調節することができる組合せ型マニホールドを備えたTダイを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
先の目的を達成するために、本発明に係る組合せ型マニホールドを備えたTダイは、中央部から左右対称にかつ押出し方向へ順次マニホールド部、ダイランド部、リップランド部およびその先端部を構成するリップ部配設され、前記マニホールド部は、流路の方向を押出し方向へ向けて漸次傾斜させるとともに断面積を前記流路方向へ漸次縮小したコートハンガ型マニホールドと、このコートハンガ型マニホールドに交差接続するように流路の方向を左右方向に平行させるとともに断面を同一形状とした平行ストレート型マニホールドとから形成し、前記交差接続部は、コートハンガ型マニホールドから平行ストレート型マニホールドに終端する折れ線状接続部から構成し、さらに平行ストレート型マニホールドとこれに対応するダイランド部には、シート成形幅を規制するインナーディッケルを左右方向に対称でかつ摺動自在に設けてなベンディングリップ式の組合せ型マニホールドを備えたTダイであって、前記コートハンガ型マニホールドの平行ストレート型マニホールドに対する前記折れ線状接続部の交差接続角度(α)は、前記インナーディッケルによる当該成形シートの最大幅設定時におけるシート厚さの幅方向における最小値/最大値の比k 1 及び、当該成形シートの最小幅設定時における厚さの幅方向における最小値/最大値の比k 2 が共に予め定められた許容値以上となるように設定することを特徴とする。
【0017】
この場合、前記許容値は、0.85であることが好ましい。
【0018】
また、前記インナーディッケルの摺動ストローク限に対応する前記成形シートの最大/最小の幅比は、1ないし2倍に設定することができる。
【0019】
さらに、リップランド部には、インナーディッケルに対応するシールロッドを設けることができる。
【0020】
本発明に係る組合せ型マニホールド備えたTダイ、すなわちシート幅調節Tダイにおいて、先ず流量(厚さ)分布kは、この場合に流路抵抗はマニホールド部およびダイランド部に亘って実質的に(端末部の平行ストレート型マニホールドの対応部分を除き)同一であり、従って溶融樹脂の分散性が充分に得られるので、支障なく達成することができる。また、溶融樹脂の熱劣化現象は、この場合に溶融樹脂はTダイ内に滞留することはないので、完全に回避される。すなわち、成形シートの品質は損われることはない。なお、ここで前記流量(厚さ)分布k(溶融樹脂の分散性)は、コートハンガ型マニホールドの平行ストレート型マニホールドに対する交差接続角度を所定角度範囲に設定することにより、確実に
(さらに支障なく)達成することができる。一方、成形シートの製品幅Lは、この場合に流路範囲はマニホールド部およびダイランド部に跨がるインナーディッケルを介して完全に制限されるので、安定に達成される。
【0021】
このように、本発明によれば、多様な樹脂材料およびシート成形条件に対しても、成形品質を損うことなくシート幅を充分に調節することが可能となる。
【0022】
【実施例】
次に、本発明に係る組合せ型マニホールドを備えたTダイの実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図4ないし図6に示す従来の構成と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0023】
先ず初めに、本発明の組合せ型マニホールドを備えたTダイの基本的構成は、前記従来の構成と同一である。すなわち、Tダイは、基本的には図1に示すように、中央部供給路10から左右対称にかつ押出し方向へ順次配設されるマニホールド部40、ダイランド部14、リップランド部16およびリップ部18から形成される。そして、前記供給路10からの溶融樹脂が前記各部40、14、16、18を通る各流路20i より押出されることによって、所定のシートに成形されるように構成されている。なお、リップ部18には、その吐出幅を規制する機構(図示せず)が備えられている。
【0024】
しかるに、本発明においては、前記構成において、マニホールド部40は、流路20の方向を押出し方向へ向けて漸次傾斜/湾曲すると共に、断面積を前記流路20方向へ漸次縮小したコートハンガ型マニホールド42と、このコートハンガ型マニホールド42に所定の交差接続角度αで接続するように流路20の方向を左右方向に平行させると共に、断面を同一形状とした平行ストレート型マニホールド44とから形成する。そして、前記交差接続部は、コートハンガ型マニホールド42から平行ストレート型マニホールド44に終端すると共に、その位置がインナーディッケル50の中央部への摺動ストローク限である後述する成形シートの最小幅Wmin(B)にかけて折れ線状接続部により構成する。
【0025】
さらに、平行ストレート型マニホールド44とこれに対応するダイランド部14には、シート製品幅Lを規制するインナーディッケル50を左右方向に対称でかつ摺動自在に設ける。好適には、リップランド部16にも、前記インナーディッケル50に対応するシールロッド52を設ける。すなわち、前記構成により、平行ストレート型マニホールド44部分に対応するA部分をシート幅調節区間に形成する。そして、調節可能となる成形シートの最大幅Wmax (B+2A)と最小幅Wmin (B)の幅比mは、好適には1ないし2倍に設定する。
【0026】
このようにして、コートハンガ型マニホールド42の平行ストレート型マニホールド44に対する前記交差接続角度(ダイランド角度)αは、シート成形時におけるシート幅方向の流量(厚さ)分布kが、許容値内となる角度範囲に設定する。すなわち、その設計手順を説明すると次の通りである。
【0027】
図2および図3に示すように、ステップ60において、設計条件データ、すなわち使用溶融樹脂の粘度、密度、温度、吐出量、成形シートの最大/最小の幅比m、厚さ比nおよびマニホールド部の基本形状、すなわち中央部Scおよび端部Stをそれぞれ入力する。ステップ62においては、コートハンガ型マニホールド42の形状および交差接続角度αを算出する。ステップ64においては、成形シートの最大の幅Wmaxの時における前記流量(厚さ)分布の最小/最大比k1を算出する。ステップ66においては、前記比k1を、好適には0.85以上に設定する。ステップ68においては、成形シートの最小の幅Wminおよび厚さから交差接続角度αを介してコートハンガ型マニホールド42の形状を算出する。ステップ70においては、成形シートの最小の幅Wminおよび厚さの時における前記流量(厚さ)分布の最小/最大比k2を算出する。ステップ72においては、前記比k2を、好適には0.85以上に設定する。そして、これにより、ステップ74においては、コートハンガ型および平行ストレート型の両マニホールド42、44からなる組合せマニホールド40の全体形状を設定する。
ここで、前記k 1 、k 2 の値を0.85としたのは、本願の発明者の知見によると、シート厚さの分布がこの値以上確保されていないと、上述した多様なニーズを満たすシート成形機として不十分であるからである。例えば、シート厚さの最小/最大比が0.6の場合、厚みの変動が大き過ぎるので、ベンディングリップによる幅方向の修正操作をしても均一化が困難である。また、Tダイの後工程として、押出されたシートをさらに2軸延伸しフィルムに成形する場合でも、当該シートの幅方向の厚みむらが大きいと、最終的にフィルム厚さの均一性を確保することが困難である。
【0028】
従って、このような組合せマニホールド42、44は、その交差接続する部分を、折れ線状接続部から形成すると共に、その角度を所定範囲に設定する構成において、先ず流量(厚さ)分布kは、この場合に流路抵抗はマニホールド部およびダイランド部に亘って実質的に(端末部の平行ストレート型マニホールド44の対応部分を除き)同一であり、従って溶融樹脂の分散性が充分に得られるので、支障なく達成される。また、溶融樹脂の熱劣化現象は、この場合に溶融樹脂はTダイ内に滞留することはないので、完全に回避される。すなわち、成形シートの品質は損われることなく、良好に達成される。
【0029】
一方、成形シートの製品幅Lは、この場合に流路範囲は平行ストレート型マニホールド44およびダイランド部14に跨がるインナーディッケル50と、リップランド部16内のシールロッド52とを介して完全に制限されるので、安定にて達成し得ることは明らかである。
【0030】
そこで、本発明における組合せ型マニホールドを備えたシート幅調節Tダイ(図1)と従来の各種マニホールドを備えたシート幅調節Tダイ(図4〜図6)とにおける、同一溶融樹脂による分散性流量(厚さ)分布、滞留性(熱劣化現象)および製品幅安定性に関する比較実験した結果は、表1に示す通りである。
【0031】
【表1】
Figure 0003699528
【0032】
表1に示す比較実験結果からも明らかなように、本発明の組合わせ型マニホールドを備えたTダイの優秀性が認められる。
【0033】
このように、本発明の組合わせ型マニホールドを備えたTダイによれば、多様な樹脂材料およびシート成形条件に対しても、成形品質を損うことなく、シート幅を充分に調節することが可能となる。
【0034】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る組合わせ型マニホールドを備えたTダイは、中央部から左右対称にかつ押出し方向へ順次マニホールド部、ダイランド部、リップランド部およびその先端部を構成するリップ部が配設され、前記マニホールド部は、流路の方向を押出し方向へ向けて漸次傾斜させるとともに断面積を前記流路方向へ漸次縮小したコートハンガ型マニホールドと、このコートハンガ型マニホールドに交差接続するように流路の方向を左右方向に平行させるとともに断面を同一形状とした平行ストレート型マニホールドとから形成し、前記交差接続部は、コートハンガ型マニホールドから平行ストレート型マニホールドに終端する折れ線状接続部から構成し、さらに平行ストレート型マニホールドとこれに対応するダイランド部には、シート成形幅を規制するインナーディッケルを左右方向に対称でかつ摺動自在に設けてなるベンディングリップ式の組合せ型マニホールドを備えたTダイであって、前記コートハンガ型マニホールドの平行ストレート型マニホールドに対する前記折れ線状接続部の交差接続角度(α)は、前記インナーディッケルによる当該成形シートの最大幅設定時におけるシート厚さの幅方向における最小値/最大値の比k 1 及び、当該成形シートの最小幅設定時における厚さの幅方向における最小値/最大値の比のk 2 が共に予め定められた許容値以上となるように、ダイランド角度を設定することにより、溶融樹脂の分散性が充分に得られるのみならず、シート厚さの変動をより小さくする組み合わせ構成のTダイを提供可能となる。さらにた、溶融樹脂の熱劣化現象については、溶融樹脂がTダイ内に滞留することもないので、成形シートの品質が損われることもない。一方、成形シートの幅は、流路範囲がマニホールド部およびダイランド部に跨がるインナーディッケルを介して完全に制限されるので、安定に達成される。
【0036】
従って、本発明によれば、多様な樹脂材料およびシート成形条件に対しても、成形品質を損うことなく、シート幅を充分に調節することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組合せ型マニホールドを備えたTダイの一実施例を示Rもので、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIb−Ib線断面図である。
【図2】本発明に係る組合せ型マニホールドを備えたTダイの形状(交差接続角度α)を設定するための設計手順を示すフローチャート図である。
【図3】図2に示すフローチャートを説明するものであって、(a)はステップ60に対応する断面図であり、(b)はステップ68に対応する断面図であり、(c)はステップ74に対応する断面図である。
【図4】従来のシート幅調節Tダイの構成例を示すものであって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIVb−IVb線断面図である。
【図5】従来のシート幅調節Tダイの別の構成例を示すものであって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVb−Vb線断面図である。
【図6】従来のシート幅調節Tダイのさらに別の構成例を示すものであって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVIb−VIb線断面図である。
【符号の説明】
10 供給路
14 ダイランド部
16 リップランド部
18 リップ部
20 流路
40 マニホールド部
42 コートハンガ型マニホールド
44 平行ストレート型マニホールド
50 インナーディッケル
52 シールロッド

Claims (4)

  1. 中央部から左右対称にかつ押出し方向へ順次マニホールド部、ダイランド部、リップランド部およびその先端部を構成するリップ部配設され、前記マニホールド部は、流路の方向を押出し方向へ向けて漸次傾斜させるとともに断面積を前記流路方向へ漸次縮小したコートハンガ型マニホールドと、このコートハンガ型マニホールドに交差接続するように流路の方向を左右方向に平行させるとともに断面を同一形状とした平行ストレート型マニホールドとから形成し、前記交差接続部は、コートハンガ型マニホールドから平行ストレート型マニホールドに終端する折れ線状接続部から構成し、さらに平行ストレート型マニホールドとこれに対応するダイランド部には、シート成形幅を規制するインナーディッケルを左右方向に対称でかつ摺動自在に設けてなベンディングリップ式の組合せ型マニホールドを備えたTダイであって、
    前記コートハンガ型マニホールドの平行ストレート型マニホールドに対する前記折れ線状接続部の交差接続角度(α)は、前記インナーディッケルによる当該成形シートの最大幅設定時におけるシート厚さの幅方向における最小値/最大値の比k 1 及び、当該成形シートの最小幅設定時における厚さの幅方向における最小値/最大値の比k 2 が共に予め定められた許容値以上となるように設定することを特徴とする組合せ型マニホールドを備えたTダイ
  2. 前記許容値は、0.85であることを特徴とする請求項1記載の組合せ型マニホールドを備えたTダイ
  3. インナーディッケルの摺動ストローク限に対応する成形シートの最大/最小の幅比は1ないし2倍である請求項1または2記載の組合せ型マニホールドを備えたTダイ。
  4. リップランド部に、インナーディッケルに対応するシールロッドを設けてなる請求項1乃至3記載の組合せ型マニホールドを備えたTダイ。
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