JP3699251B2 - 根菜収穫機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人参等の根菜の収穫機の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の根菜の収穫機の構造として、特開平7−327437号公報では、走行機体に装着された左右一対の走行クローラにて走行する走行機体の一側寄りの下部前方から走行機体の上部後方にわたって左右一対の挟持無端帯を配置し、該挟持無端帯の前部下方には、圃場に植生された人参等の根菜の下方を振動にて掘り起こす掘り起し刃を備えたサブソイラを設ける一方、前記左右一対の挟持無端帯の後端部には、挟持搬送される人参の茎葉部と根部との間を切断する左右一対のロータリカッターを配置し、走行機体の後端には、前記切断されて落下する人参の根部を受け止めるコンテナ載置台を設けたものが開示されている。
【0003】
また、この公報では、圃場に植生する2列の根菜を同時に掘り起こして引き抜き搬送するために、前記左右一対の挟持無端帯における先端部の前面側には,左右一対の茎葉掻き起こし装置を、その各掻込みタインが相対向して、茎葉部を掻込むように移動すべく配置し、さらに前記各茎葉掻き起こし装置の前面側には、デバイダを、その分草タインが略垂直面に沿って移動するように配置する。そして、茎葉掻き起こし装置の後方には、前記サブソイラにおける掘り起し刃が位置するようにし、且つこのサブソイラを昇降動するための上下一対のリンク機構の後端を走行機体に上下回動可能に装着し、前記リンク機構における下リンクの中途部と走行機体との間に連結した油圧シリンダにて昇降駆動するように構成する。
【0004】
さらに、前記左右一対の挟持無端帯の支持フレームの後部回動支点を中心にして、前記リンク機構の昇降動に応じて前記支持フレームを昇降回動させることを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術では、サブソイラにおける掘り起し刃を支持する縦支持杆は茎葉掻き起こし装置の側方(既掘り起こし側)に配置され、該縦支持杆に連結する上下一対のリンク機構のうち下リンクの後端は、走行クローラの前部を左右両側から挟むようにして走行機体に対して上下回動可能に装着されているから、平面視において、茎葉掻き起こし装置ひいては左右一対の挟持無端帯と前記リンク機構とが実質的に重なることはない。他方、サブソイラにおける掘り起し刃は、実質的に前記左右一対の挟持無端帯における先端部まで横方向(走行機体の幅方向)に延びていなければならないから、リンク機構の先端に取付けする縦支持杆を介して掘り起し刃の基端部を支持し、その掘り起し刃の先端側(自由端側)を走行機体の幅方向に長く形成させることになり、掘り起こし作業時にげおける前記縦支持杆及び掘り起し刃に作用する土壌からの抵抗力が大幅に増大する。これらの抵抗力により部材が変形しないようにするには、掘り起し刃、縦支持杆及びリンク機構を頑丈且つ大型化しなければならず、製造コストが高くなり、嵩高くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、この問題を解決すべくなされたものであって、小型化できる根菜収穫機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の根菜収穫機は、左右一対の走行クローラを備えた走行機体に、圃場に植生している根菜の根部より下方を振動させて掘り起すためのサブソイラと、先端を進行方向前側にて圃場面に接近配置させ、後端側を進行方向後側にて上方になるように後傾斜配置させて圃場の根菜類の茎葉部を挟持して引き抜き搬送する左右一対の挟持無端帯からなる挟持搬送手段とを備えた根菜収穫機において、根菜の未掘り起こし側に近い側の一方の走行クローラの外縁より外側に、前記挟持搬送手段の少なくとも先端側が位置するように配置され、根菜類の茎葉部を引き起こすための茎葉掻き起こし装置を前記左右一対の挟持無端帯の先端より前方部に配置し、該茎葉掻き起こし装置の後方には、サブソイラにおける掘り起こし刃と、その縦支持杆と、該縦支持杆を昇降するための昇降リンク機構とを、平面視において、前記茎葉掻き起こし装置と重なり、且つ側面視において、重ならないように配置し、さらに、前記昇降リンク機構が、平面視において、前記根菜の未掘り起こし側に位置する走行クローラと重なるように配置したものである。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の根菜収穫機において、前記左右一対の挟持無端帯の支持フレームを走行機体に対して上下回動可能に装着し、該支持フレームには、前記昇降平行リンク機構の少なくとも上昇動に応じて当該昇降平行リンク機構に装着されたローラの少なくとも上面に摺接して前記支持フレームを上昇回動させるためのガイドレールを固定し、該ガイドレールには、前記ローラの少なくとも左右両側面を案内する側案内部を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。図1は根菜収穫機の側面図、図2は概略平面図、図3は正面図、図4は動力伝達系統の平面図である。 図2に示す平面視において、走行機体1の下方に左右一対の走行クローラ2a,2bを配置し、走行機体1上には、人参等の根菜Kの既掘り起こし側(図2において上側、進行方向右側)の走行クローラ2bの外縁より内側(未掘り起こし側)に、前端から操縦コラム4、運転座席5、エンジン6を配置し、走行機体1の後端側には、トランスミッション7を配置し、該トランスミッション7から前記左右一対の走行クローラ2a,2bの後端に配置された駆動輪8(図1参照)に動力伝達される。また、根菜Kの未掘り起こし側、つまり、図2において下側、進行方向左側の走行クローラ2aの外縁より外側(未掘り起こし側)に、左右一対の挟持無端帯3,3からなる挟持搬送手段の少なくとも先端側が位置するように配置される(図3参照)。
【0010】
走行機体1の後部寄り部位の作業部回動支点9にてブラケット10aを介して上下回動可能に支持された支持フレーム10に装着された始端ホイール11,11及び後端ホイール12,12には、前記左右一対の挟持無端帯3,3が巻掛けられ、各挟持無端帯3の前後中途部は多数の中間ホイール13‥‥にて略一直線状に支持されている。第1の実施形態においては、図2及び図4に示すように、左右一対の挟持無端帯3,3による根菜Kの茎葉部の挟持搬送ラインHが、前記根菜Kの未掘り起こし側の走行クローラ2aの外縁より外側にて平面視にて走行機体1の進行方向と平行状となるように配置される。なお、前記始端ホイール11,11と一体的に回転する大径の掻込みホイール(図示せず)を設けることにより、挟持搬送の開始部を構成する。
【0011】
前記左右一対の挟持無端帯3,3のうち、根菜Kの未掘り起こし側の前方の下部には、引き抜くべき根菜Kの茎葉部を、それより未掘り起こし側の根菜Kの茎葉部と絡まらないように分離するためのデバイダ14を備える。このデバイダ14は、回転駆動する無端ベルトに、基端が所定間隔にて多数装着された分草タイン15が走行機体1の進行方向の前面側において、略垂直面内にて圃場面19から上向きに移動するように構成されている。
【0012】
また、前記左右一対の挟持無端帯3,3のうち、根菜Kの既掘り起こし側の前方の下部には、引き抜くべき根菜Kの茎葉部を前記挟持搬送ラインH方向に掻き込むための茎葉掻き込み装置16が配置されている。この茎葉掻き込み装置16では、回転駆動する無端ベルト16aに、基端が所定間隔にて多数装着された掻込みタイン17が始端ホイール11の前面側にて前記デバイダ14における分草タイン15と互いに略直交するように配置され、且つ掻込みタイン17が圃場面19から上向きに移動するとき、当該掻込みタイン17の先端がデバイダ14における分草タイン15の非作用側となる側面カバー部14aと対峙するように配置されている。
【0013】
このように、デバイダ14における略垂直面内にて上向き移動する分草タイン15と、このデバイダ14における側面カバー部14aに直交するような掻込みタイン17を有する茎葉掻き込み装置16とにより、掘り起こすべき根菜Kにおける垂れ下がった茎葉部の左右両側を上向きに掻上げることができるから、始端ホイール11,11に巻掛けられる左右一対の挟持無端帯3,3からなる挟持搬送手段の挟持搬送の開始部にて、前記茎葉部を確実に挟持させることができる。
【0014】
また、図5に示すように、茎葉掻き込み装置16における無端ベルト16a及び掻込みタイン17の基部を覆うための基部ケース16bのうち、掻込みタイン17の作用側(前記デバイダ14の側面カバー部14aと対面する側)の端縁16cと前記側面カバー部14aとの間の隙間寸法Wの半分の位置が、前記左右一対の挟持無端帯3,3による挟持搬送手段の少なくとも先端側(始端ホイール11,11の間)である挟持搬送の開始部の位置(もしくは前記挟持搬送ラインH)よりも未掘り起こし側に寸法dだけ偏位するように配置されている。換言すると、図5で示す走行機体の正面視において、掻込み作用側における掻込みタイン17の基部に近い側に前記挟持搬送ラインHを配置することで、茎葉掻き込み装置16における下端(圃場面に近い部位)にて掻込みタイン17が移動する軌跡(掻込み作用領域)からはみ出す不作用領域(掻込みタイン17の先端が移動する領域より半径外側であって、側面カバー部14aとで囲まれる領域)を少なくすることができるから、人参等の根菜の茎葉部が圃場面19に垂れ下がっているものを、掻込みタイン17にて引き起こし易くなり、前記左右一対の挟持無端帯3,3による挟持搬送を確実に実行できる。さらに、前記掻込みタイン17の長さを大きくすれば、前記デバイダ14の側面カバー部14aとの隙間寸法が大きくなり、圃場に植生された根菜Kの位置が確認し易くなるのである。
【0015】
なお、図5に示すように、前記デバイダ14の側面カバー部14aのうち下端側にて突設した案内板56を前記不作用領域に配置すると、走行機体1の前進につれて当該不作用領域における案内板56にて、前記圃場面19に垂れ下がっている茎葉部を前記掻込みタイン17による作用領域に案内(誘導)し、当該茎葉部を前記左右一対の挟持無端帯3,3による挟持搬送を一層確実にすることができる。
【0016】
さらに、サブソイラを昇降操作するための昇降リンク機構としての上リンク22と下リンク23の各基端側の回動支点20,21は、前記作業部回動支点9よりも前方である走行機体の内側面に配置され、該上下回動支点20,21を中心にして上下回動可能な平行リンクとしての上リンク22,下リンク23の先端側に縦支持杆24が連結され、この縦支持杆24の下端には、掘り起こし刃25が固定されている。
【0017】
そして、図1及び図2に示すように、前記上部の回動支点20の入力軸20aに固定したプーリ28と、前記エンジン6の出力プーリ27とに無端帯29を巻掛けして入力軸20aを回転させ、この入力軸20aに被嵌した偏心ボス(図示せず)を介して前記上リンク22の基端を連結し、この上リンク22を上下方向に振動駆動させる。これにより、圃場面19から差し込んだ掘り起こし刃25を根菜Kの根部より下方にて上下及び/又は前後に振動させて、走行機体1の前進移動につれて根菜Kの根部の引き抜きが容易になるように構成されている。
【0018】
また、前記下部のリンク23の基端と走行機体1との間に装着された油圧シリンダ26にて前記平行な上下リンク22,23を昇降回動させるように構成されている。
さらに、図2及び図4を参照して理解できるように、平面視において、茎葉掻き起こし装置16の後方には、サブソイラにおける掘り起こし刃25と、その縦支持杆24と、該縦支持杆24を昇降するための昇降リンク機構(上下リンク22,23)とを平面視において前記茎葉掻き起こし装置16と重なるように配置し、且つ図1に示すように、側面視においては、前記掘り起こし刃25と、その縦支持杆24と、該縦支持杆24を昇降するための昇降リンク機構(上下リンク22,23)とを、茎葉掻き起こし装置16と重ならないように配置したものである。
【0019】
さらに、図2及び図4に示すように、サブソイラにおける前記昇降リンク機構(上下リンク22,23)が未掘り起こし側の走行クローラ2aと平面視において重なるが、図1に示すように、掘り起こし刃25が圃場面19内に位置する掘り起こし作業中に、昇降リンクを下げた状態において、その下リンク23が前記走行クローラ2aと干渉しないよう配置されている。
【0020】
なお、図1、図2及び図4に示すごとく、前記作業部回動支点9と同芯軸上に設けたパイプ状の動力伝達横フレーム30の先端に前向きパイプフレーム31を連結し、該前向きパイプフレーム31の先端には、左右一対の挟持無端帯3,3の長手方向中途部の上方において根菜Kの既掘り起こし側に向かって延びる茎葉掻き込み用伝達パイプ32を連結し、該茎葉掻き込み用伝達パイプ32の未掘り起こし側端部から前方向に延びる伝達ケース33を介して、前記デバイダ14の上部にデバイダ用伝達ケース34を連結する。そして、前記上部の回動支点20と同軸の入力軸20aに固定したプーリ37からベルト等の無端帯38を介して前記作業部回動支点9と同芯軸上であって、動力伝達横フレーム30内に嵌挿される入力軸39の突出端に固定したプーリ40に動力伝達し、さらに、前向きパイプフレーム31、茎葉掻き込み用伝達パイプ32、伝達ケース33及びデバイダ用伝達ケース34内の伝達軸等の伝達機構を介して、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14に各々動力伝達される。
【0021】
また、前記作業部回動支点9と同芯軸である入力軸39に固定されたプーリからチェン41を介して後部伝動ケース42に動力伝達し、前記左右一対の挟持無端帯3,3における両後端ホイール12と同軸の入力部に動力伝達して両挟持無端帯3,3を回動駆動すると共に、前記両後端ホイール12より下部にて、根菜Kの茎葉部を水平後方に搬送するための左右一対で上下に配置された無端搬送帯43a,43bからなる茎葉排出装置43及び左右一対の水平回転する回転刃44a,44aからなる切断手段44に回転力を伝達する。なお、前記両後端ホイール12より下部には、根菜Kの根部の上端を水平後方向に案内することにより、前記茎葉排出装置43へ茎葉部を受け継がせるための左右一対の案内杆45が配置されている。
【0022】
前記切断手段44の下方には、茎葉部を切除分離された根菜Kの根部を受け止め、走行機体1の後端の側方(根菜Kの既掘り起こし側)に搬送するための、選別コンベヤ46が配置されており、前記トランスミッション7のPTO出力軸36から、プーリ、チェン47a,47bを介して選別コンベヤ46への入力部46aに動力伝達される。この選別コンベヤ46は、一対の無端チェン間に多数の棒状のスラット46bが一定間隔にて張り渡されているものであり、走行機体1の後端にて歩行する作業者が、選別コンベヤ46上の根菜Kのうち不良品を選り分ける。選別コンベヤ46の排出端には、良品の根菜Kを受け止め、蓄積するためのコンテナ48を載置する前後長手のコンテナ台49がある。このコンテナ台49は走行機体1の側面に対して基端が蝶番を介して上下回動可能に連結され、非作業時には、上向きに回動し、作業時にはコンテナ台49が略水平となるように姿勢保持される。
【0023】
なお、前記切断手段44にて切断されて落下する根菜Kの根部が選別コンベヤ46における隣接するスラット46bの隙間に刺さり込まないように寝かせた状態に姿勢変更させると共に、落下する根部が金属製等の固いスラット46bに直接激突しないようにするためのスポンジ状等の緩衝材からなる案内体50がスラット46bの上方に配置されている。
【0024】
また、前述のように、前記左右一対の挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14は、前記作業部回動支点9を中心にして一体的に上下回動するように各装置部のフレーム同士は連結されており、それらの前部側から前向きに突出する支持杆51の前端に装着された接地前輪52にて圃場面19に対して支持される。そして、非作業時や路上走行時には、前記掘り起こし刃25や、前記左右一対の挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14の下端が地面に干渉しないようこれらの部分を上昇位置に保持するには、油圧シリンダ26を駆動させると、昇降リンク機構である平行状の上下リンク22,23の前端側が上向き回動する。このとき、図1、図2、図6(a)及び図6(b)に示すように、下リンク23の側面に設けた押し上げ用の回転可能なローラ53の上面が前記一対の挟持無端帯3,3の支持フレーム10の下面側等に設けた側面視「ヘ」字状のガイドレール54の下面に沿って移動するように構成しておけば、1つの油圧シリンダ26のピストンロッド突出動の作動にて、掘り起こし刃25と共に挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14の下端を一体的に圃場面19より上方に大きく持ち上げることが可能となるのである。
【0025】
そして、前記ガイドレール54の断面を、図6(b)に示すように、下向きコ字状に形成しておけば、昇降リンク機構の上昇時にローラ53の上面(円周面のうちの上側)がガイドレール54の上ガイド面54aに当接して、図7の二点鎖線で示すように、挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14の下端を一体的に圃場面19より上方に大きく持ち上げることができ、コ字状のガイドレール54の左右両側ガイド面54bにローラ53の左右両側面が拘束されるから、支持フレーム10ひいては挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14が走行機体1ないしは走行クローラの幅方向に揺れても、ローラ53とガイドレール54とが外れないのである。
【0026】
また、前記ガイドレール54における走行機体1の前方側に配置された下向き傾斜角度の大きい部分は、掘り起こし刃25の土中に潜った深さを大小調節する範囲に属し、土ほぐし作用のために昇降リンク機構が上下振動してもローラ53がガイドレール54における上ガイド面54aと干渉しない。他方、ガイドレール54における走行機体1の後方側に延びた下向き傾斜角度の小さい部分は、挟持無端帯3,3、茎葉掻き込み装置16及びデバイダ14の下端を一体的に圃場面19より上方に大きく持ち上げる範囲に属する。
【0027】
なお、図8に示すように、ガイドレール54の断面を横向きコ字状に形成することにより、ローラ53の円周面の上下を、ガイドレール54における上下両ガイド面54a,54cにて囲み、且つガイドレール54における左右両側ガイド面54bにてローラ53の左右両側面が拘束されるように構成しても良い。
次に、前記の構成による根菜Kの収穫作業について説明する。実施例では、圃場に列状に植生された人参等の根菜Kをその1列毎に収穫する場合であって、オペレータは運転座席5に座ってエンジン6を駆動し、走行機体1を前進させながら、油圧シリンダ26のピストンロッドを後退させると、収穫すべき列の位置の地面に掘り起こし刃25を押し込み、オペレータは操向ハンドルを操作して走行機体1の向きを調節し、左右一対の挟持無端帯3,3を巻掛けている左右一対の始端ホイール11,11の間が前記未掘り起こし側の根菜Kの列に位置するように位置合わせする。走行機体1の前進につれて、デバイダ14の下端の分草タイン15の上昇移動にて、掘り起こすべき根菜Kの茎葉部と、それより未掘り起こし側の根菜Kの茎葉部とを絡まないように分離する。また、前記上部のリンク22の基部の偏心回転ボスにより上下揺動する掘り起こし刃25が心土をほぐして収穫すべき列の根菜Kの根部より下方を掘り起こす。次いで、茎葉掻き込み装置16の掻き込みタイン17の回動にて、茎葉部が挟持無端帯3,3の上縁よりも上方に引き起こされる。左右一対の挟持無端帯3,3の始端ホイール11,11の箇所で、前記引き起こされた茎葉部を挟持開始し、前記一対の挟持無端帯3,3が走行機体1の後方に行くに従って上昇するように配置されているので、茎葉部が挟持された根菜Kの根部は圃場から軽い力で引き抜かれる。
【0028】
一対の挟持無端帯3,3の挟持搬送ラインHに沿って走行機体1の後方に向けて揚上させられる根菜Kの根部の上端は、案内杆45の下面箇所にて拘束され、略水平後方に移動し、それより上方の茎葉部は、茎葉排出装置43の左右一対、上下の搬送帯43a,43bにて挟持されながら走行機体1の後方に移動させられる。その途次、切断手段44の左右一対の回転刃44a,44aにて、根菜Kの根部と茎葉部との間が切断されるから、その根菜Kの根部は自由落下し、案内体50に一旦衝突して緩衝された後、選別コンベヤ46に載って横移動し、コンテナ台49後部のコンテナ48に集積されて収穫される。前記切断された茎葉部は、茎葉排出装置43の後端から圃場面19に放出されるが、そのとき、未掘り起こし側の圃場面19に落下しないように湾曲したガイド板55にて案内される。
【0029】
なお、挟持無端帯3は、前記始端ホイール11,後端ホイール12及び中間ホイール13の外周における2連等のV溝に嵌まるVベルト部と、根菜Kの茎葉部を弾力的に挟持するため(押圧時に茎葉部を切断しないようにするため)の軟質挟持部とからなり、この軟質挟持部は、スポンジゴム等の軟質発泡体の表面をゴム硬度が高く、且つ長期間、静止的互いの押圧力により、表層同士が接着しないものであり、且つ水分不透過性を有する硬質ゴム、シリコーンゴム等の表層にて覆ったものである。
【0030】
前記の構成において、左右一対の挟持無端帯3,3の始端部による根菜Kの茎葉部の挟持開始位置が、前記根菜Kの未掘り起こし側の走行クローラ2aの外縁より外側に配置されていると、根菜Kの掘り起こしの失敗、引き抜きや挟持搬送が不完全で、万一圃場面19に根菜Kが落下しても、後続する走行クローラ2aにて根菜Kを踏みつけることがなく、収穫すべき根菜Kが損傷するおそれが無くなる。また、未掘り起こし側の圃場を走行クローラ2aにて踏み固めることがないので、次の行程での掘り起こし刃25による土の掘り起こし抵抗も少なくて済み、軽快に掘り起こし作業ができるという効果を奏する。
【0031】
また、サブソイラにおける掘り起こし刃25、縦支持杆24及び昇降リンク機構の上下リンク22,23を、走行機体1の平面視において、茎葉掻き起こし装置16と重なり、且つ走行機体1の側面視において、サブソイラの縦支持杆24、掘り起こし刃25及び昇降リンク機構の上下リンク22,23を、茎葉掻き起こし装置16の後方にあるように重ならない配置にすれば、走行機体1の幅方向において、茎葉掻き起こし装置16の幅内にサブソイラ全体の構成が収まり、且つ、前記根菜Kの条の下方迄届くように配設しなければならない掘り起こし刃25の走行機体幅方向(土中に配置すべき部分)の長さを短く形成することができ、掘り起こし作業中に当該掘り起こし刃25の基部及び縦支持杆24に作用する抵抗力を少なくすることができるから、サブソイラの構成をコンパクトにできるという効果を奏する。
【0032】
そして、サブソイラにおける掘り起こし刃25及び縦支持杆24を昇降すべき昇降リンク機構の上下リンク22,23が、走行機体1の平面視において、未掘り起こし側に近い走行クローラ2aと上下方向に重なる配置に設定すれば、根菜Kの茎葉部の挟持開始位置を、前記根菜Kの未掘り起こし側の走行クローラ2aの外縁より外側に配置していても、サブソイラ全体の走行機体1の幅方向に沿う寸法を短くしてコンパクトにできるという効果を奏するのである。
【0033】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載の発明の根菜収穫機は、左右一対の走行クローラを備えた走行機体に、圃場に植生している根菜の根部より下方を振動させて掘り起すためのサブソイラと、先端を進行方向前側にて圃場面に接近配置させ、後端側を進行方向後側にて上方になるように後傾斜配置させて圃場の根菜類の茎葉部を挟持して引き抜き搬送する左右一対の挟持無端帯からなる挟持搬送手段とを備えた根菜収穫機において、根菜の未掘り起こし側に近い側の一方の走行クローラの外縁より外側に、前記挟持搬送手段の少なくとも先端側が位置するように配置され、根菜類の茎葉部を引き起こすための茎葉掻き起こし装置を前記左右一対の挟持無端帯の先端より前方部に配置し、該茎葉掻き起こし装置の後方には、サブソイラにおける掘り起こし刃と、その縦支持杆と、該縦支持杆を昇降するための昇降リンク機構とを、平面視において、前記茎葉掻き起こし装置と重なり、且つ側面視において、重ならないように配置し、さらに、前記昇降リンク機構が、平面視において、前記根菜の未掘り起こし側に位置する走行クローラと重なるように配置したものである。
【0034】
従って、走行機体の幅方向において、茎葉掻き起こし装置の幅内にサブソイラ全体の構成が収まり、且つ、前記根菜の条の下方迄届くように配設しなければならない掘り起こし刃の走行機体幅方向(土中に配置すべき部分)の長さを短く形成することができ、掘り起こし作業中に当該掘り起こし刃の基部及び縦支持杆に作用する抵抗力を少なくすることができるから、サブソイラの構成をコンパクトにできるという効果を奏する。
【0035】
また、請求項1に記載の発明によれば、平面視において、前記サブソイラのための昇降リンク機構を、未掘り起こし側に位置する走行クローラと上下方向で重なるように配置したものであるから、根菜の茎葉部の挟持開始位置を、前記根菜の未掘り起こし側の走行クローラの外縁より外側に配置していても、サブソイラ全体の走行機体の幅方向に沿う寸法を短くしてコンパクトにできるという効果を奏するのである。
【0036】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の根菜収穫機において、前記左右一対の挟持無端帯の支持フレームを走行機体に対して上下回動可能に装着し、該支持フレームには、前記昇降平行リンク機構の少なくとも上昇動に応じて当該昇降平行リンク機構に装着されたローラの少なくとも上面に摺接して前記支持フレームを上昇回動させるためのガイドレールを固定し、該ガイドレールには、前記ローラの少なくとも左右両側面を案内する側案内部を備えたものである。
【0037】
このように、前記ガイドレールの断面を、例えば下向きコ字状に形成しておけば、昇降リンク機構の上昇時にローラの上面(円周面のうちの上側)がガイドレールの上ガイド面に当接して、挟持無端帯、茎葉掻き込み装置及びデバイダの下端を一体的に圃場面より上方に大きく持ち上げることができと共に、コ字状のガイドレールの左右両側ガイド面にローラの左右両側面が拘束されるから、挟持無端帯茎葉掻き込み装置及びデバイダが走行基体の幅方向に揺れても、ローラとガイドレールとが外れないように拘束できるのであり、換言すると、挟持無端帯茎葉掻き込み装置及びデバイダを走行機体の幅方向に大きく揺れることを防止できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 根菜収穫機の側面図である。
【図2】 根菜収穫機の平面図である。
【図3】 根菜収穫機の正面図である。
【図4】 根菜収穫機の動力伝達機構の平面図である。
【図5】 図3の要部拡大正面図である。
【図6】 (a)はガイドレールの側面図、(b)はガイドレールの断面を示す図である。
【図7】 昇降リンク機構による昇降作用図である。
【図8】 ガイドレールの他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体
2a,2b 走行クローラ
3,3 挟持無端帯
5 運転座席
6 エンジン
11,11 始端ホイール
14 デバイダ
14a 側面カバー部
16 茎葉掻込み装置
16b 基部ケース
17 掻込みタイン
22 上リンク
23 下リンク
24 縦支持杆
25 掘り起こし刃
26 油圧シリンダ
53 ローラ
54 ガイドレール
Claims (2)
- 左右一対の走行クローラを備えた走行機体に、圃場に植生している根菜の根部より下方を振動させて掘り起すためのサブソイラと、先端を進行方向前側にて圃場面に接近配置させ、後端側を進行方向後側にて上方になるように後傾斜配置させて圃場の根菜類の茎葉部を挟持して引き抜き搬送する左右一対の挟持無端帯からなる挟持搬送手段とを備えた根菜収穫機において、
根菜の未掘り起こし側に近い側の一方の走行クローラの外縁より外側に、前記挟持搬送手段の少なくとも先端側が位置するように配置され、
根菜類の茎葉部を引き起こすための茎葉掻き起こし装置を前記左右一対の挟持無端帯の先端より前方部に配置し、該茎葉掻き起こし装置の後方には、サブソイラにおける掘り起こし刃と、その縦支持杆と、該縦支持杆を昇降するための昇降リンク機構とを、平面視において、前記茎葉掻き起こし装置と重なり、且つ側面視において、重ならないように配置し、さらに、前記昇降リンク機構が、平面視において、前記根菜の未掘り起こし側に位置する走行クローラと重なるように配置したことを特徴とする根菜収穫機。 - 前記左右一対の挟持無端帯の支持フレームを走行機体に対して上下回動可能に装着し、該支持フレームには、前記昇降平行リンク機構の少なくとも上昇動に応じて当該昇降平行リンク機構に装着されたローラの少なくとも上面に摺接して前記支持フレームを上昇回動させるためのガイドレールを固定し、該ガイドレールには、前記ローラの少なくとも左右両側面を案内する側案内部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の根菜収穫機。
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