JP3698619B2 - 車椅子用昇降機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高齢者や病人など自分の足で歩行が困難な病弱者が車椅子が乗ったままで階段や坂道を上り下りできるようにした車椅子用昇降機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高齢者や病人など自分の足で歩行が困難な病弱者が階段の上り降りに使用するものとして、無端軌道式の階段昇降用車両が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無端軌道式の階段昇降用車両は、病弱者が車椅子に座ったままで階段昇降用車両に乗り込むことはできず、病弱者は車椅子から下りて乗り込む必要があり、このため、介助者は一々病弱者を車椅子から下ろして無端軌道式の階段昇降用車両に載せる必要があり、介助者の負担は大きかった。
しかも、従来の無端軌道式の階段昇降用車両では、一体構造のフレームであったので、階段の降り始めは、搭乗者以外の人間が人力で階段に沿って車体を傾けてやる必要があった。
また、螺旋状の階段、屋外の石段などは、段の長さや、段差が一定ではなく、傾斜角度がその都度変化する。そのような階段を自走する際は、フレームとの接地が不十分となり不安定になっている。
従来はモーター1基の回転方向変化による前後進の2方向しか進めないため、走行中に進路がずれた場合や、踊り場で方向転換したいときには、搭乗者以外の人間が人力で方向を修正してやる必要があった。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、病弱者が車椅子に座ったままで乗り込むことができ、しかも、階段や表面の凹凸が激しい路面などのように段差のある箇所でも容易に自走し、その進路変更も容易に行うことのできる車椅子用昇降機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、この発明は、車椅子を載せる車体フレームを長さ方向に、前部車体フレーム及び後部車体フレームに2分割し、前部車体フレーム及び後部車体フレームを連結部により、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結し、前部車体フレーム及び後部車体フレームの左右両側に、連動して循環駆動する前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクローラをそれぞれ装着し、前部無端ゴムクローラを長円形状に張設して装着し、後部無端ゴムクローラを鈍角な逆三角形状に張設して装着すると共にその後輪側を斜め上向きの高い位置に設け、左右の前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクローラを別個に駆動する電動モーターをそれぞれ設け、車椅子の下部内側に設けられた補助車輪がその上を移動する車椅子乗下車用ガイドレールを前部車体フレーム上に当該前部車体フレームの前方に向けて斜め下向きにスライド伸縮自在に設け、車椅子の下部内側に設けられた補助車輪がその上で保持される車椅子載置保持レールを車椅子乗下車用ガイドレールの後方の後部車体フレームに傾動自在に設け、車椅子載置保持レール上の車椅子を保持する車椅子保持装置を設け、車椅子載置保持レールの長さ方向の上下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサーを設け、姿勢制御センサーからの情報に基づいて車椅子載置保持レール上の車椅子を後部車体フレーム上で傾動して所定傾き状態に保持する姿勢制御装置を設け、前部車体フレームをその前部側を斜め上向きに傾けた状態で後部車体フレームに固定する前部車体フレーム傾斜固定装置を設けると共に、前部車体フレーム傾斜固定装置は、前部車体フレームの前部側を持ち上げて斜め上向きの状態で後部車体フレーム側に固定する装置で、前部車体フレームの後部側面の上部側に上下方向に回転自在に取付けられた係止片、後部車体フレームの前部側面の上部側に取付けられたフックからなり、前部車体フレームを斜め上向き傾けた状態で、上記係止片の先端側をフックに引っ掛けることによって、前部車体フレームは傾いた状態で後部車体フレーム側に固定される手段よりなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
ここで、図1は車椅子用昇降機の側面図、図2は車椅子用昇降機の平面図、図3は車椅子用昇降機の正面図、図4は車椅子用昇降機の前部車体フレームの側面図、図5は車椅子用昇降機の前部車体フレームの平面図、図6は車椅子用昇降機の後部車体フレームの側面図、図7は車椅子用昇降機の後部車体フレームの平面図、図8(A)は車椅子用昇降機の連結部の部分平面図、図8(B)は車椅子用昇降機の連結部の部分側面図、図9は車椅子用昇降機の側面図、図10は車椅子用昇降機の前部車体フレーム傾斜固定装置の部分拡大側面図である。
【0007】
図において、車椅子用昇降機1は、その車体フレームがそれぞれ長さ方向に2分割されていて、前部車体フレーム2及び後部車体フレーム3からそれぞれ構成されている。これらの前部車体フレーム2及び後部車体フレーム3は連結されている。
【0008】
即ち、前部車体フレーム2の後部中央と後部車体フレーム3の前部中央とは、連結部4により、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結されている。前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とは、連結部4によって、長さ方向及び左右方向に傾動することができて、接地面の左右方向の段差や長さ方向の段差に追従可能となる。
【0009】
前部車体フレーム2は、平面から見て、前後に間をあけて幅方向に配置される前部横桁2a及び後部横桁2bと、左右幅方向に間をあけて配置される左右の側桁2cから構成される。
【0010】
前部車体フレーム2の前部横桁2aの前部側には前方に向けて突出する前部軸受け板2dが設けられている。前部軸受け板2dの左右側面には軸孔が形成され、左右の軸孔には前部従動車軸2eが左右幅方向に挿通されてその両端側が支持されている。
【0011】
前部従動車軸2eの両端には前部無端ゴムクローラ5の前部側の内側に配置されて循環動自在に支持する前部従動前輪5aが取付けられている。前部従動前輪5aは後述の前部駆動後輪5bと協動して前部無端ゴムクローラ5を長円形状に張設した状態で循環動自在に支持する。
【0012】
また、前部軸受け板2dには前部従動車軸2eの左右両端側を前後方向に移動調整する例えばボルトナットからなる図示しない調整具が取付けられている。この図示しない調整具によって、前部従動車軸2eの左右両端側は左右の前部軸受け板2dに前後方向に移動調整自在に支持される。
【0013】
前部車体フレーム2の左右の側桁2cの下部側面には、下向きに溝型の軸支板2fがそれぞれ外側方に突出して設けられている。軸支板2fの内側面には所定の間隔をあけて複数の前部ローラー5cが取付けられている。複数の前部ローラー5cは前部無端ゴムクローラ5の下部側の内側を下向きに押圧して支持するものである。
【0014】
前部車体フレーム2の後部側には、後部駆動車軸2gが配置されている。後部従動車軸3dはその両端側が後部車体フレーム3の左右の側板3aの前部側に軸支されている。後部駆動車軸2gの左右両端側には前部駆動後輪5bがそれぞれ回転自在に取付けられている。後部駆動車軸2gは、その中央部分が後部中央筒軸2hを回転自在に貫通して軸支されている。
【0015】
後部駆動車軸2gの左側に取付けられた前部無端ゴムクローラ5の前部駆動後輪5bと、後部無端ゴムクローラ6の左側の後部駆動前輪6aは、同一の電動モーター7に連動連結されている。即ち、左側の前部駆動後輪5bは伝導ベルト7aを介して電動モーター7に連動連結され、左側の後部駆動前輪6aは後部車体フレーム3の前部側の左側面に取付けられた歯車と伝導ベルト7aを介して電動モーター7に連動連結されている。
【0016】
同様に、後部駆動車軸2gの右側に取付けられた前部無端ゴムクローラ5の前部駆動後輪5bと、後部無端ゴムクローラ6の右側の後部駆動前輪6aは、同一の電動モーター8に連動連結されている。即ち、右側の前部駆動後輪5bは後部車体フレーム3の前部側の右側面に取付けられた歯車と伝導ベルト8aを介して電動モーター8に連動連結され、右側の後部駆動前輪6aは伝導ベルト8aを介して電動モーター8に連動連結されている。このように、左右の前部駆動後輪5bと後部駆動前輪6aはそれぞれ独立して駆動する。
【0017】
前部駆動後輪5bは前述の前部従動前輪5aと協動して前部無端ゴムクローラ5を長円形状に張設した状態で循環動自在に支持する。また、後部駆動前輪6aは後述の後部従動中間輪6b及び後部従動後輪6cと協動して後部無端ゴムクローラ6を鈍角な逆三角形状に張設した状態で循環動自在に支持する。
【0018】
後部車体フレーム3は、左右に間をあけて前後方向に配置される左右の側板3a、左右の側板3aを連結する複数の連結横桁などから構成されている。左右の側板3aの後部側は斜め上向きに傾斜している。
【0019】
後部車体フレーム3の後部の上部には幅方向に横載置板3bが取付けられ、横載置板3bには後述のバッテリーと制御盤15bが載置されている。また、左右の側板3aの前部側の外側面には後述の前部車体フレーム傾斜固定装置16のフック16bが取付けられている。
【0020】
後部車体フレーム3の左右の側板3aの前部側の下部には前部軸受けがそれぞれ設けられ、前部軸受けには後部駆動車軸3cが左右幅方向に挿通されてその両端側が支持されている。また、後部車体フレーム3の左右の側板3aの後部側の斜め上方後端側の側面には、後部軸受けがそれぞれ設けられ、後部軸受けには後部従動車軸3dが左右幅方向に挿通されてその両端側が支持されている。
【0021】
後部駆動車軸3cの両端には後部無端ゴムクローラ6の後部側の内側に配置されて循環動自在に支持する後部駆動前輪6aがそれぞれ取付けられている。後部従動車軸3dの両端には後部無端ゴムクローラ6の後部側の内側に配置されて循環動自在に支持する後部従動後輪6cがそれぞれ取付けられている。後部従動後輪6c及び後部駆動前輪6aは後述の後部従動中間輪6bと協動して後部無端ゴムクローラ6を鈍角な逆三角形状に張設した状態で循環動自在に支持する。
【0022】
後部車体フレーム3の左右の側板3aの下部側面には、下向きに溝型の軸支板3eがそれぞれ外側方に突出して設けられている。軸支板3eの内側面には所定の間隔をあけて複数の後部ローラー6dが取付けられている。複数の後部ローラー6dは後部無端ゴムクローラ6の下部側の内側を下向きに押圧して支持するもので、軸支板3eの外側の側面に取付けられている。
【0023】
後部車体フレーム3の左右の側板3aの後部側の下部側面には、外側方に向けて中間車軸3fが突出してそれぞれ設けられている。左右の中間車軸3fには後部無端ゴムクローラ6の中間部側の内側に配置されて循環動自在に支持する後部従動中間輪6bが回転自在にそれぞれ軸支されている。後部従動中間輪6bは前述の後部駆動前輪6a及び後部従動後輪6cと協動して後部無端ゴムクローラ6を鈍角な逆三角形状に張設した状態で循環動自在に支持する。
【0024】
後部車体フレーム3の左右の側板3aの後部傾斜側の外側の側面には、後方に向けて斜め上向きに傾斜する傾斜ガイド板3gが突出してそれぞれ設けられている。傾斜ガイド板3gは後部無端ゴムクローラ6の傾斜部側の内側を斜め下向きに押圧して支持するものである。
【0025】
連結部4は、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3を左右幅方向及び前後の長さ方向に対してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結するものである。連結部4は、後部側連結板4a、前部側連結板4b、連結回転軸などから構成されている。
【0026】
後部側連結板4aは、後部車体フレーム3の左右の側板3aの前部側にその両端側が軸支された後部駆動車軸2gの中央部分が回転自在に貫通する後部中央筒軸2hに、前方に向けて突出して設けられている。
【0027】
前部側連結板4bは、前部車体フレーム2の後部横桁2bの後部中央に配置されて、後方の後部中央筒軸2hに向けて突出して設けられている。前部側連結板4bはその後部側が後部側連結板4aの中央部位の内側に平行に取付けられている。前部側連結板4bはその後部側が後部側連結板4aの中央部位の内側に取付けられているため、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とが相対的に離れるのを防ぐようになっている。
【0028】
また、後部側連結板4aと前部側連結板4bとは連結回転軸によって連結されていて、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とは、連結回転軸を中心として左右幅方向に対して上下方向に傾動自在になっている。
【0029】
また、連結回転軸4cを介して前部側連結板4bと軸回り回転自在に連結される後部側連結板4aは後部中央筒軸2hに設けられているため、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とは、後部中央筒軸2hを中心として長さ方向に対して上下方向に傾動自在になっている。
【0030】
前述したように、前部車体フレーム2の左右両端側の前部と後部との間には、それぞれ前部無端ゴムクローラ5が長円形状に循環動自在に張設されている。また、前部車体フレーム2の左右両端側の後部と後部車体フレーム3の左右両端側の後部との間には、それぞれ後部無端ゴムクローラ6が鈍角な逆三角形状に循環動自在に張設されている。このうち、後部車体フレーム3の後部の左右両側に取付けられる後部従動後輪6cは、少し高い位置に取付けられているが、これは階段などの段差のある場所を上る際に上り易いようにするためである。
【0031】
前述したように、左右の前部無端ゴムクローラ5は左右別個の電動モーター7,8にそれぞれ連動連結されていて、独立して駆動するようになっている。同様に、左右の後部無端ゴムクローラ6も左右別個の電動モーター7,8にそれぞれ連動連結されていて、独立して駆動するようになっている。
【0032】
この電動モーター7,8は前部車体フレーム2の側板2dの内側の前後部にそれぞれ設置されている。これらの電動モーター7,8は、後部車体フレーム3に搭載されたバッテリーの電力によってそれぞれ駆動される。
【0033】
前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とが連結部4で上方向にゆっくりと傾動するように緩衝装置9が設けられている。緩衝装置9には例えばガスが封入されたガススプリングが使用され、ガススプリングに封入されたガスがバネの機能を果たしてピストンの緩やかな伸縮を利用して緩衝機能を果たすようになっている。
【0034】
緩衝装置9は、前部車体フレーム2の後部と後部車体フレーム3の前部との間に後方に向けて斜め上向きに急傾斜した状態で取付けられ、又前部車体フレーム2の左右の側板2dの外側面側にそれぞれ取付けられている。
【0035】
車椅子乗下車用ガイドレール10は、車椅子aの下部内側に設けられた補助車輪bがその上を移動するレールで、前部車体フレーム2上に設けられている。この車椅子乗下車用ガイドレール10は、当該前部車体フレーム2の前方に向けて斜め下向きにスライド伸縮自在に設けられている。
【0036】
車椅子乗下車用ガイドレール10は、平板状に形成されていて、平板の左右の両側端面上を車椅子aの下部内側の両側の前後左右の4箇所に設けられた補助車輪bが乗って移動するものである。このとき、前後左右の各補助車輪bの外側周縁には脱輪を防ぐフランジが形成されている。即ち、前後左右の各補助車輪bの外側周縁のフランジが車椅子乗下車用ガイドレール10の平板の左右の両側端を挟むようにして、各補助車輪bは左右の両側端面上に沿って移動するので、脱輪が防がれている。
【0037】
車椅子乗下車用ガイドレール10はその前端部10aが下向きに折曲されている。この前端部10aの高さは、車椅子aの下部内側に設けられた前後左右の各補助車輪bが十分に乗り上げる高さになっている。又前部車体フレーム2の前方に向けて斜め下向きにスライド伸縮自在な車椅子乗下車用ガイドレール10の側面にはガイド溝10bが伸縮方向に形成され、ガイド溝10bの内部にはストッパー10cが取付けられていて、スライドする車椅子乗下車用ガイドレール10が外れるのが防がれている。
【0038】
車椅子乗下車用ガイドレール10は、前部車体フレーム2上に複数の支柱10dによって、前方に向けて斜め下向きにスライド伸縮自在に設けられていて、車椅子aで車椅子乗下車用ガイドレール10上に乗り下りする場合に、前方に向けて斜め下向きにスライド伸長されて、車椅子aが乗り下りし易いにようになっている。又車椅子乗下車用ガイドレール10は車椅子用昇降機1が走行中にはスライド縮小されて走行の邪魔にならないようになっている。車椅子乗下車用ガイドレール10の引出し及び元に戻す伸縮操作は手動で行われる。
【0039】
この車椅子乗下車用ガイドレール10は、上述したように、平板状に形成されていて、前部車体フレーム2の内部側を上側から覆っているので、車椅子aの搭乗者が誤って前部車体フレーム2の内部側に落下して内部側に設置されている機器等によって怪我をするのが防がれている。
【0040】
車椅子載置保持レール11は、車椅子aの下部内側の前後左右の4箇所に設けられた補助車輪bをその上で保持するレールで、前部車体フレーム2の後方の後部車体フレーム3上に設けられている。この車椅子載置保持レール11は、後部車体フレーム3上に傾動自在に設けられている。
【0041】
車椅子載置保持レール11は、左右2本のレールから構成されていて、左右の車椅子載置保持レール11は車椅子乗下車用ガイドレール10の左右両端側の後方延長線上に位置していて、左右の車椅子載置保持レール11上を車椅子aの下部内側の両側の前後左右の4箇所に設けられた補助車輪bが乗って移動して保持されるものである。
【0042】
このとき、上述したように前後左右の各補助車輪bの外側周縁には脱輪を防ぐフランジが形成されているので、前後左右の各補助車輪bの外側周縁のフランジが車椅子載置保持レール11の左右のレールの両外側端を挟むようにして、各補助車輪bは左右のレール上に沿って移動するので、脱輪が防がれている。
【0043】
車椅子載置保持レール11は、上述したように、後部車体フレーム3上に傾動自在に設けられている。即ち、車椅子載置保持レール11は後端を回動中心としてその前部側が水平状態から斜め上向き及び斜め上向きから水平状態に傾くように設けられている。
【0044】
つまり、車椅子aが車椅子載置保持レール11上に乗って保持される場合には車椅子載置保持レール11は後端を回動中心として水平状態から傾き状態に傾動し、又保持されていた車椅子aが車椅子載置保持レール11上から下りる場合には車椅子載置保持レール11は傾き状態から水平状態に可動する構造になっている。この車椅子載置保持レール11は、後述の姿勢制御装置14の電動シリンダー14aによって可動される。
【0045】
車椅子保持装置12は、車椅子aの下部内側の前後の左右補助車輪bの補助車軸cを保持することによって、車椅子載置保持レール11上の車椅子aを保持する構造になっている。車椅子保持装置12は、前部車軸保持受け12aと前部止具12b、及び後部車軸保持受け12cと後部止具12dからそれぞれ構成されている。
【0046】
前部車軸保持受け12aは、左右の車椅子載置保持レール11の内側の前部側に設けられていて、前部側が開放され、残り3方つまり上部側、後部側及び下部側が閉じた断面コ字状の形状から構成されており、この断面コ字状の内部側に車椅子aの前部側の補助車軸cを入れて保持する。
【0047】
この前部車軸保持受け12aの高さは、車椅子aの前部側の補助車軸cより高い位置にある後部側の補助車軸cより低く位置に設けられいて、前部車軸保持受け12aに車椅子aの後部側の補助車軸cが当たることがなく、このため、車椅子aを車椅子載置保持レール11上に移動させて載せる場合に、移動の妨げになることはない。
【0048】
前部止具12bは、前部車軸保持受け12aの断面コ字状の開放された前部側を閉じるもので、前部車軸保持受け12aの断面コ字状の内部側に車椅子aの前部側の補助車軸cを入れた後に、前部止具12bで開放された前部車軸保持受け12aの前部側を閉じることによって、車椅子aの前部側の補助車軸cは前部車軸保持受け12aに保持される。
【0049】
後部車軸保持受け12cは、左右の車椅子載置保持レール11の内側の後部側に設けられていて、前部側が開放され、残り3方つまり上部側、後部側及び下部側が閉じた断面コ字状の形状から構成されており、この断面コ字状の内部側に車椅子aの後部側の補助車軸cを入れて保持する。
【0050】
この後部車軸保持受け12cの高さは、上記の前部車軸保持受け12aより高い位置に設けられていて、車椅子aの前部側の補助車軸cより高い位置にある後部側の補助車軸cの高さに対応する高さ位置に設けられている。
【0051】
後部止具12dは、後部車軸保持受け12cの断面コ字状の開放された前部側を閉じるもので、後部車軸保持受け12cの断面コ字状の内部側に車椅子aの後部側の補助車軸cを入れた後に、後部止具12dで開放された後部車軸保持受け12cの前部側を閉じることによって、車椅子aの後部側の補助車軸cは後部車軸保持受け12cに保持される。
【0052】
姿勢制御センサー13は、車椅子載置保持レール11の車椅子用昇降機1の長さ方向の上下向きへの傾動を検出する機器で、例えば鉛直方向に吊持された振子がその前部側及び後部側に設けられた近接スイッチに当接することによって傾動が検出される機構になっている。姿勢制御センサー13は車椅子載置保持レール11に取付けられている。
【0053】
姿勢制御装置14は前記姿勢制御センサー13からの情報に基づいて車椅子aが保持された車椅子載置保持レール11を傾動させて所定傾き状態に保持する装置で、例えば電動シリンダー14a、電動モーター14bなどが使用される。電動シリンダー14aは車椅子載置保持レール11の下方側の後部車体フレーム3の内側の前部側に斜め上下方向に伸縮自在に取付けられている。
【0054】
制御操作盤15は介助者が車椅子用昇降機1を操作する場合に使用されるもので、後部車体フレーム3の後端側の左右から斜め上向きの後方側に延びた管状の支持フレーム15aの上端が内側に向かって折曲されて連結された後方に設けられている。また、後部車体フレーム3の後部には制御操作盤15からの操作に基づいて電動モーター7,8などの制御を行う操作盤15bが設置されている。
【0055】
前部車体フレーム傾斜固定装置16は、前部車体フレーム2の前部側を持ち上げて斜め上向きの状態で後部車体フレーム3側に固定する装置で、前部車体フレーム2の後部側面の上部側に上下方向に回転自在に取付けられた係止片16a、後部車体フレーム3の前部側面の上部側に取付けられたフック16bからなり、前部車体フレーム2を斜め上向き傾けた状態で、上記係止片16aの先端側をフック16bに引っ掛けることによって、前部車体フレーム2は傾いた状態で後部車体フレーム3側に固定される。
【0056】
次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく動作について以下説明する。
搭乗者が乗った車椅子aを車椅子用昇降機1に載せる場合には、先ず、前部車体フレーム2上の車椅子乗下車用ガイドレール10の前端部10aを掴んで、その前方側に引き出す。車椅子乗下車用ガイドレール10の前部側は斜め下向きに伸長して、その前端部10aの下端が路面に当接する。
【0057】
その後に、車椅子aの下部内側の前後左右の補助車輪bを、平板状の車椅子乗下車用ガイドレール10の左右両端面上に乗せて、左右両端面上に沿って後方に向けて移動させる。車椅子aの下部内側の前後左右の補助車輪bは、少し後方に向けて斜め上向きに傾斜する車椅子乗下車用ガイドレール10の左右両端面上を移動する。
【0058】
このとき、前後左右の各補助車輪bの外側周縁には脱輪を防ぐフランジが形成されていて、各補助車輪bの外側周縁のフランジが車椅子乗下車用ガイドレール10の平板の左右の両側端を挟むようにして、各補助車輪bは左右の両側端面上に沿って移動するので、左右方向への移動がフランジによって防がれて、脱輪が防止される。
【0059】
車椅子乗下車用ガイドレール10の左右両端面上を移動した車椅子aの下部内側の後部側の左右の補助車輪bは、その後方に設けられた左右の車椅子載置保持レール11上に乗り移り、車椅子載置保持レール11上を後方に向けて移動する。また、車椅子aの下部内側の前部側の左右の補助車輪bも左右の車椅子載置保持レール11上に乗り移る。
【0060】
そして、車椅子aの下部内側の前部側の左右の補助車輪bが左右の車椅子載置保持レール11上に乗り移った後に、車椅子aの下部内側の後部側の補助車軸cは車椅子保持装置12の後部車軸保持受け12cの断面コ字状の内側に入る。同様に、車椅子載置保持レール11上に乗り移った車椅子aの下部内側の前部側の補助車軸cは車椅子保持装置12の前部車軸保持受け12aの断面コ字状の内側に入る。
【0061】
車椅子aの下部内側の前部側及び後部側の補助車軸cが、前部車軸保持受け12a及び後部車軸保持受け12cの断面コ字状の内側に入った後、前部止具12bによって前部車軸保持受け12aの開放する前部側を閉じ、同様に後部止具12dによって後部車軸保持受け12cの開放する前部側を閉じる。
【0062】
これにより、車椅子aは車椅子載置保持レール11上に車椅子保持装置12によって確実に保持されて、車椅子用昇降機1から脱落することがない。
【0063】
この後、姿勢制御装置14の電動シリンダー14aの駆動により、車椅子aが保持された車椅子載置保持レール11は、後端を中心として回動してその前部側が上向きに傾動して、所定傾き状態になる。
【0064】
このとき、車椅子aの搭乗者は、前部側が上向きに傾いて所定傾き状態になることによって、車椅子aから前方に向けて飛び出す恐怖が和らいで安心感を生じる。
【0065】
このようにして、車椅子aを車椅子載置保持レール11上に車椅子保持装置12によって保持した後、制御操作盤15を操作して、車椅子aを載せた車椅子用昇降機1を階段や段差のある所を走行させる。
【0066】
この場合、階段の降り始めの際や、階段角度が途中で変化する際は、車椅子用昇降機1の前部車体フレーム2が連結部4を中心に下向きに傾動して折れ曲がることで、その角度変化に追従し、前部車体フレーム2の階段への接地を確保し、安定化が図られる。
【0067】
その際、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3に左右幅方向の若干のねじれが発生しても、前部車体フレーム2及び後部車体フレーム3は連結部4で左右幅方向に傾動可能であり、この連結部4で左右幅方向に傾動させることで、そのねじれを吸収できるようになっている。
【0068】
前部車体フレーム2が連結部4を中心に下向きに傾動して折れ曲がった後、循環駆動する各無端ゴムクローラ5,6によって前部車体フレーム2及び後部車体フレーム3が前進することで、後部車体フレーム3が階段の傾斜に乗りかかり、後部車体フレーム3が前部車体フレーム2に対して、連結部4を中心に上向きに傾動して、前部車体フレーム2と後部車体フレーム3とは階段上で再び一直線になる。そのとき、緩衝装置9のガスの圧縮による収縮運動により、動作がゆっくりと安定したものとなる。
【0069】
この場合において、前部車体フレーム2が連結部4を中心に下向きに傾動して折れ曲がる過程で、車椅子aが保持された車椅子載置保持レール11に取付けられた姿勢制御センサー13が車椅子載置保持レール11の下向きの傾動を検出して、その情報が姿勢制御装置14に送られる。姿勢制御装置14ではこの情報に基づいて電動シリンダー14aを伸長させる。電動シリンダー14aの伸長により車椅子aが保持された車椅子載置保持レール11は後端側を中心として上向きにゆっくりと回動させる。
【0070】
車椅子aは車椅子載置保持レール11の後端側を中心としてその前部側が上向きに傾動することによって、前進する後部車体フレーム3が前部車体フレーム2と同様に下向きに傾動したときには、下向きに傾動した後部車体フレーム3に対して相対的にその前部側が上向きに傾動した車椅子載置保持レール11に保持された車椅子aは所定傾き状態に維持される。
【0071】
逆に階段を上る際、後部車体フレーム3を進行方向とし、後退する動作となるが、この場合も、階段を上り始める際や、階段角度が途中で変化するときは、後部車体フレーム3が連結部4を中心として上向き又は下向きに傾動して折れ曲がることで、その角度変化に追従し、変化した階段及び階段を上りきった平地での接地を確保し、安定化が図られる。
【0072】
その後の、後部車体フレーム3、前部車体フレーム2の動き自体も階段下降時と同様である。また、車椅子aが保持された車椅子載置保持レール11の傾動も階段下降時と同様である。
【0073】
階段上や、平地での若干の進行方向の修正は、左右別個の電動モーター7,8を調整して、左右の各無端ゴムクローラ5,6に速度差をもたせるか、片方の電動モーター7又は8を停止、他方の電動モーター8又は7を駆動させるかで行うことができる。さらに左右の電動モーター7,8を逆転させることによってその場で回転させることもできる。
【0074】
また、車椅子aを載せた車椅子用昇降機1が平地を走行する場合には、走行し易いように、前部車体フレーム2の前部を持ち上げて、前部車体フレーム2を斜め上向きに傾かせて、前部車体フレーム傾斜固定装置16によって後部車体フレーム3側に傾かせて固定させる。このようにしたときには、前部車体フレーム2の前部無端ゴムクローラ5は後端側が一部路面に接地するだけであるので、走行抵抗が少なくなり、また、左右に方向転換する場合も、回転半径が小さくなり、平地での走行が容易となる。
【0075】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、この発明に係る車椅子用昇降機によれば、車椅子に乗ったままで乗り込むができ、しかも、車椅子が載る車体フレームを長さ方向に2分割し、さらに、連結部で左右幅方向及び長さ方向に対して上下方向に傾動自在に設け、分割された各車体フレームの左右両側に無端ゴムクローラを装着し、後部車体フレームの左右両側に装着される後部無端ゴムクローラの後端側を斜め上向きの高い位置に設けたので、階段や表面の凹凸が激しい路面などのように段差のある箇所でもその段差に容易に追従して滑ることなく走行することができる。
【0077】
しかも、車椅子の長さ方向の上下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサーとこの姿勢制御センサーからの情報に基づいて作動する姿勢制御装置によって、車体フレームが長さ方向に対して上下方向に傾動しても、搭乗者が乗った車椅子を保持する車椅子載置保持レールを傾動させて所定傾き状態に保持することができる。
【0078】
また、分割された各車体フレームの左右両側に装着された各無端ゴムクローラは、左右別個の電動モーターで駆動されるので、左右の電動モーターを調整して、左右の各無端ゴムクローラの速度差をもたせたり、片方を止めることによって、容易に進路の変更を行うことができ、さらに左右を逆転させることによってその場で回転させることもできる。
【0079】
さらに、分割された車体フレームの連結部における長さ方向の上下向きへの傾動動作をゆっくりする緩衝装置を設けたので、分割された車体フレームが連結部で急激に傾動して真っ直ぐになるのを防ぐことができ、急激に傾動してこれに伴う車椅子の搭乗者の衝撃が作用するのを防止して危険を回避すると共に乗り心地が悪くなるのを防ぐことができる。
【0080】
また、請求項2のように、前部車体フレームをその前部側を斜め上向きに傾けた状態で後部車体フレームに固定する前部車体フレーム傾斜固定装置が設けられている場合には、前部車体フレームの前部無端ゴムクローラは後端側が一部路面に接地するだけであるので、走行抵抗を少なくでき、また、左右に方向転換する場合も、回転半径を小さくでき、平地での走行を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の側面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の平面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の前部車体フレームの側面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の前部車体フレームの平面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の後部車体フレームの側面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の後部車体フレームの平面図である。
【図8】(A)はこの発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の連結部の部分平面図である。(B)はこの発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の連結部の部分側面図である。
【図9】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の側面図である。
【図10】この発明の実施の形態を示す車椅子用昇降機の前部車体フレーム傾斜固定装置の部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1 車椅子用昇降機
2 前部車体フレーム
2a 前部横桁
2b 後部横桁
2c 側桁
2d 前部軸受け板
2e 前部従動車軸
2f 軸支板
2g 後部駆動車軸
2h 後部中央筒軸
3 後部車体フレーム
3a 側板
3b 横載置板
3c 後部駆動車軸
3d 後部従動車軸
3e 軸支板
3f 中間車軸
3g 傾斜ガイド板
4 連結部
4a 後部側連結板
4b 前部側連結板
5 前部無端ゴムクローラ
5a 前部従動前輪
5b 前部駆動後輪
5c 前部ローラー
6 後部無端ゴムクローラ
6a 後部駆動前輪
6b 後部従動中間輪
6c 後部従動後輪
6d 後部ローラー
7 電動モーター
7a 伝導ベルト
8 電動モーター
8a 伝導ベルト
9 緩衝装置
10 車椅子乗下車用ガイドレール
10a 前端部
10b ガイド溝
10c ストッパー
10d 支柱
11 車椅子載置保持レール
12 車椅子保持装置
12a 前部車軸保持受け
12b 前部止具
12c 後部車軸保持受け
12d 後部止具
13 姿勢制御センサー
14 姿勢制御装置
14a 電動シリンダー
14b 電動モーター
15 制御操作盤
15a 支持フレーム
15b 制御盤
16 前部車体フレーム傾斜固定装置
16a 係止片
16b フック
a 車椅子
b 補助車輪
c 補助車軸

Claims (1)

  1. 車椅子を載せる車体フレームを長さ方向に、前部車体フレーム及び後部車体フレームに2分割し、前部車体フレーム及び後部車体フレームを連結部により、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結し、前部車体フレーム及び後部車体フレームの左右両側に、連動して循環駆動する前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクローラをそれぞれ装着し、前部無端ゴムクローラを長円形状に張設して装着し、後部無端ゴムクローラを鈍角な逆三角形状に張設して装着すると共にその後輪側を斜め上向きの高い位置に設け、左右の前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクローラを別個に駆動する電動モーターをそれぞれ設け、車椅子の下部内側に設けられた補助車輪がその上を移動する車椅子乗下車用ガイドレールを前部車体フレーム上に当該前部車体フレームの前方に向けて斜め下向きにスライド伸縮自在に設け、車椅子の下部内側に設けられた補助車輪がその上で保持される車椅子載置保持レールを車椅子乗下車用ガイドレールの後方の後部車体フレームに傾動自在に設け、車椅子載置保持レール上の車椅子を保持する車椅子保持装置を設け、車椅子載置保持レールの長さ方向の上下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサーを設け、姿勢制御センサーからの情報に基づいて車椅子載置保持レール上の車椅子を後部車体フレーム上で傾動して所定傾き状態に保持する姿勢制御装置を設け、前部車体フレームをその前部側を斜め上向きに傾けた状態で後部車体フレームに固定する前部車体フレーム傾斜固定装置を設けると共に、前部車体フレーム傾斜固定装置は、前部車体フレームの前部側を持ち上げて斜め上向きの状態で後部車体フレーム側に固定する装置で、前部車体フレームの後部側面の上部側に上下方向に回転自在に取付けられた係止片、後部車体フレームの前部側面の上部側に取付けられたフックからなり、前部車体フレームを斜め上向き傾けた状態で、上記係止片の先端側をフックに引っ掛けることによって、前部車体フレームは傾いた状態で後部車体フレーム側に固定されることを特徴とする車椅子用昇降機。
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