JP2000313367A - 病弱者用無端軌道車 - Google Patents

病弱者用無端軌道車

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JP2000313367A
JP2000313367A JP11123596A JP12359699A JP2000313367A JP 2000313367 A JP2000313367 A JP 2000313367A JP 11123596 A JP11123596 A JP 11123596A JP 12359699 A JP12359699 A JP 12359699A JP 2000313367 A JP2000313367 A JP 2000313367A
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Japan
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support frame
endless rubber
endless
seat
intermediate support
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JP11123596A
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English (en)
Inventor
Takakazu Ishimatsu
隆和 石松
Hideyuki Sakai
秀之 坂井
Yoshiaki Miyoshi
嘉昭 三好
Morihiro Irie
守裕 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowakiden Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowakiden Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段や表面の凹凸が激しい路面などのように
段差のある箇所でも容易に自走し、その進路変更も容易
に行うことのできる病弱者用無端軌道車を提供すること
にある。 【解決手段】座席14を載せる支持フレームを長さ方向
に3分割し、各支持フレーム2,3,4を連結部5,6
により、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下
方向に傾動自在に連結し、支持フレーム2,3,4の左
右両側に無端ゴムクローラ7,8をそれぞれ装着し、左
右の各無端ゴムクローラ7,8を別個に駆動する電動モ
ーター9,10をそれぞれ設け、各支持フレーム2,
3,4の各連結部5,6における長さ方向の上下向きへ
の傾動動作をゆっくりする緩衝装置11,12を設け、
傾動を検出する姿勢制御センサー13を設け、姿勢制御
センサー13からの情報に基づいて座席14を傾動して
略水平状態に保持する姿勢制御装置15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高齢者や病人な
ど自分の足で歩行が困難な病弱者が座る車両に係り、特
に、階段や表面の凹凸が激しい路面などのように段差の
ある箇所でも容易に自走可能な病弱者用無端軌道車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高齢者や病人など自分の足で歩行
が困難な病弱者が階段の上り降りに使用するものとし
て、無端軌道式の階段昇降用車両が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無端軌道式の階段昇降用車両では、一体構造のフレーム
であったので、階段の降り始めは、搭乗者以外の人間が
人力で階段に沿って車体を傾けてやる必要があった。ま
た、螺旋状の階段、屋外の石段などは、段の長さや、段
差が一定ではなく、傾斜角度がその都度変化する。その
ような階段を自走する際は、フレームとの接地が不十分
となり不安定になっている。従来はモーター1基の回転
方向変化による前後進の2方向しか進めないため、走行
中に進路がずれた場合や、踊り場で方向転換したいとき
には、搭乗者以外の人間が人力で方向を修正してやる必
要があった。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、階段や表面の凹凸が激しい路面などの
ように段差のある箇所でも容易に自走し、その進路変更
も容易に行うことのできる病弱者用無端軌道車を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、搭乗者が座る座席を載せる支持フレ
ームを長さ方向に、前部支持フレーム、中間支持フレー
ム及び後部支持フレームに3分割し、前部支持フレー
ム、中間支持フレーム及び後部支持フレームを連結部に
より、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方
向に傾動自在に連結し、前部支持フレーム、中間支持フ
レーム及び後部支持フレームの左右両側に、連動して循
環駆動する前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクロ
ーラをそれぞれ装着すると共に、前部無端ゴムクローラ
を長円形状に張設して装着し、後部無端ゴムクローラを
鈍角な逆三角形状に張設して装着すると共にその後端側
を斜め上向きの高い位置に設け、左右の各無端ゴムクロ
ーラを別個に駆動する電動モーターをそれぞれ設け、前
部支持フレーム、中間支持フレーム及び後部支持フレー
ムの各連結部における長さ方向の上下向きへの傾動動作
をゆっくりする緩衝装置を設け、前部支持フレームの長
さ方向の上下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサー
を設け、姿勢制御センサーからの情報に基づいて搭乗者
が座る座席を傾動して略水平状態に保持する姿勢制御装
置を設けた手段よりなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は病弱者用無端軌道車の平地での側面図、図
2は病弱者用無端軌道車の平面図、図3は病弱者用無端
軌道車の正面図、図4は分割された支持フレームの平面
図、図5は分割された支持フレームの側面図、図6
(A)は前部支持フレームの正面図、図6(B)は後部
支持フレームの正面図、図6(C)は軸支板の部分断面
図、図7及び図8は病弱者用無端軌道車の使用説明図で
ある。
【0007】図において、病弱者用無端軌道車1は、そ
の支持フレームがそれぞれ長さ方向に3分割されてい
て、前部支持フレーム2、中間支持フレーム3、後部支
持フレーム4からそれぞれ構成されている。これらの前
部支持フレーム2、中間支持フレーム3及び後部支持フ
レーム4は連結されている。
【0008】即ち、前部支持フレーム2の後端中央と中
間支持フレーム3の前端中央とは、前部連結部5によ
り、左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方向
に傾動自在に連結されている。同様に中間支持フレーム
3の後端中央と後部支持フレーム4の前端中央とは、後
部連結部6により、左右幅方向及び長さ方向に対してそ
れぞれ上下方向に傾動自在に連結されている。
【0009】前部支持フレーム2、中間支持フレーム3
及び後部支持フレーム4は、前部連結部5及び後部連結
部6によって、それぞれ、独自に長さ方向及び左右方向
に傾動することができて、接地面の左右方向の段差や長
さ方向の段差に追従可能となる。
【0010】前部支持フレーム2は、平面から見て、前
後に間をあけて幅方向に配置される前部横桁2a及び後
部横桁2bと、左右幅方向に間をあけて前後の長さ方向
に配置される左右の縦桁2cから構成される中空長方形
状の一体型の枠体からなる。前部支持フレーム2は横桁
2a,2bが縦桁2cより長い前後の長さ方向より左右
の幅方向に幅広な枠体の構造からなっている。前部支持
フレーム2の横桁2a,2b及び縦桁2cには例えば断
面角形の角形鋼が使用される。
【0011】前部支持フレーム2の前部横桁2aの前端
の左右両端側には前方に向けて前部軸受け2dが突出し
てそれぞれ設けられている。左右の前部軸受け2dには
前後方向つまり長さ方向に長円形の軸孔2eが形成さ
れ、左右の軸孔2eには前部従動車軸2fが左右幅方向
に挿通されてその両端側が支持されている。
【0012】前部従動車軸2fの両端には前部無端ゴム
クローラ7の前部側の内側に配置されて循環動自在に支
持する前部従動車輪7aが取付けられている。前部従動
車輪7aは後述の前部駆動車輪7bと協動して前部無端
ゴムクローラ7を長円形状に張設した状態で循環動自在
に支持する。
【0013】また、左右の前部軸受け2dには前部従動
車軸2fの左右両端側を前後方向に移動調整する例えば
ボルトナットからなる調整具2gが取付けられている。
この調整具2gによって、前部従動車軸2fの左右両端
側は左右の前部軸受け2dに前後方向に移動調整自在に
支持される。
【0014】前部支持フレーム2の左右の縦桁2cの下
面には、水平状態から下向きに直角に折曲された断面逆
L字型の軸支板2hがそれぞれ外側方に突出して設けら
れている。軸支板2hには例えば断面L字型の形状を有
する山形鋼が使用されている。
【0015】軸支板2hの下向きに直角に折曲された側
面には所定の間隔をあけて複数の前部ローラー7cが取
付けられている。複数の前部ローラー7cは前部無端ゴ
ムクローラ7の下部側の内側を下向きに押圧して支持す
るもので、軸支板2hの外側の側面に取付けられてい
る。
【0016】また、前部支持フレーム2の中央部位に
は、バッテリー9aを載せる支持桁2iが中央部位の左
右に配置されている。左右の各支持桁2iはその両端が
前部横桁2aと後部横桁2bに連結されている。支持桁
2iは例えば断面L字型の形状を有する山形鋼が使用さ
れている。
【0017】中間支持フレーム3は、平面から見て、左
右幅方向に間をあけて前後の長さ方向に配置される左右
の縦板桁3aと、前後に間をあけて前部側及び後部側の
幅方向の上下に複数配置されて左右の縦板桁3aを連結
する連結横軸3bから構成される中空方形状の枠体から
なる。左右の縦板桁3aは側面から見て、所定の高さを
有しその高さより横長な板状の形状からなり、その上下
端側がそれぞれ内側に直角に折曲されている。中間支持
フレーム3の縦板桁3aには例えば鋼板が使用され、又
連結横軸3bには例えば鋼棒が使用される。
【0018】中間支持フレーム3の内側の前部側には、
同一軸芯上にあって左右が非連結状態の前部駆動車軸3
c,3dが配置されている。左右の前部駆動車軸3c,
3dは非連結状態にあって、別個の電動モーターで独立
して駆動する。左右の非連結状態の前部駆動車軸3c,
3dは、その右端側及び左端側が中央に設けられた前部
中央軸受け3eに軸支され、又その左端側及び右端側は
左右の縦板桁3aに設けられた前部軸受け3fにそれぞ
れ軸支されている。
【0019】左右の縦板桁3aの前部軸受け3fを挿通
する左右の前部駆動車軸3c,3dの左端及び右端に
は、前部無端ゴムクローラ7の後部側の内側に配置され
て循環動自在に支持する前部駆動車輪7bが取付けられ
ている。前部駆動車輪7bは前述の前部従動車輪7aと
協動して前部無端ゴムクローラ7を長円形状に張設した
状態で循環動自在に支持する。
【0020】中間支持フレーム3の内側の後部側には、
同一軸芯上にあって左右が非連結状態の後部駆動車軸3
g,3hが配置されている。左右の後部駆動車軸3g,
3hは非連結状態にあって、別個の電動モーター9で独
立して駆動する。左右の非連結状態の後部駆動車軸3
g,3hは、その右端側及び左端側が後部中央に設けら
れた後部中央軸受け3iに軸支され、又その左端側及び
右端側は左右の縦板桁3aに設けられた後部軸受け3j
にそれぞれ軸支されている。
【0021】左右の縦板桁3aの後部軸受け3jを挿通
する左右の後部駆動車軸3g,3hの左端及び右端に
は、後部無端ゴムクローラ8の前部側の内側に配置され
て循環動自在に支持する後部駆動車輪8aが取付けられ
ている。後部駆動車輪8aは後述の後部中間従動車輪8
b及び後部従動車輪8cと協動して後部無端ゴムクロー
ラ8を鈍角な逆三角形状に張設した状態で循環動自在に
支持する。
【0022】中間支持フレーム3の内側の中間の下部側
には、中間ローラー3kが設けられている。中間ローラ
ー3kの下面は前部無端ゴムクローラ7及び後部無端ゴ
ムクローラ8の下面より少し高い位置なるように設けら
れている。中間ローラー3kは通常状態では路面に接地
せず、一部突出する路面が中間支持フレーム3の下面に
当たる場合に中間ローラー3kが接地して回転すること
によって、中間支持フレーム3の下面が直接路面と接触
してその摩擦で走行しなくなるのを防ぐために設けられ
ている。
【0023】後部支持フレーム4は、前後に間をあけて
幅方向に水平に配置される前部横桁4a及び後部横桁4
bと、後部横桁4bの上方に平行に配置される上部後部
横桁4cと、左右幅方向に間をあけて前後の長さ方向に
水平に配置される左右の縦桁4dと、左右の縦桁4dの
後端に垂直な上向きにそれぞれ立設された垂直縦桁4e
から構成されている。この後部支持フレーム4は平面及
び立面が中空長方形状の一体型の枠体からなる。
【0024】この実施の形態では、後部支持フレーム4
は横桁4a,4bが縦桁4dより長い前後の長さ方向よ
り左右の幅方向に幅広な枠体の構造からなっている。ま
た、左右の水平な縦桁4dと垂直な垂直縦桁4eとは、
これを斜め方向から補強支持する斜桁4fによって支持
されて補強されている。後部支持フレーム4の横桁4
a,4b,4c、縦桁4d,4e、及び斜桁4fには例
えば断面角形の角形鋼が使用される。
【0025】後部支持フレーム4の上部後部横桁4cの
後端の左右両端側には後方に向けて後部軸受け4gが突
出してそれぞれ設けられている。左右の後部軸受け4g
には前後方向つまり長さ方向に長円形の軸孔4hが形成
され、左右の軸孔4hには後部従動車軸4iが左右幅方
向に挿通されてその両端側が支持されている。
【0026】後部従動車軸4iの両端には後部無端ゴム
クローラ8の後部側の内側に配置されて循環動自在に支
持する後部従動車輪8cが取付けられている。後部従動
車輪8cは前述の後部駆動車輪8a及び後述の後部中間
従動車輪8bと協動して後部無端ゴムクローラ8を鈍角
な逆三角形状に張設した状態で循環動自在に支持する。
【0027】また、左右の後部軸受け4gには後部従動
車軸4iの左右両端側を前後方向に移動調整する例えば
ボルトナットからなる調整具4jが取付けられている。
この調整具4jによって、後部従動車軸4iの左右両端
側は左右の軸孔4hに前後方向に移動調整自在に支持さ
れる。
【0028】後部支持フレーム4の左右の水平な縦桁4
dの下面には、水平状態から下向きに直角に折曲された
断面逆L字型の軸支板4kがそれぞれ外側方に突出して
設けられている。軸支板4kには例えば断面L字型の形
状を有する山形鋼が使用されている。
【0029】軸支板4kの下向きに直角に折曲された側
面には所定の間隔をあけて複数の後部ローラー8dが取
付けられている。複数の後部ローラー8dは後部無端ゴ
ムクローラ8の下部側の内側を下向きに押圧して支持す
るもので、軸支板4kの外側の側面に取付けられてい
る。
【0030】後部支持フレーム4の左右の水平な縦桁4
dの後部側面には、外側方に向けて中間軸受け4mが突
出してそれぞれ設けられている。左右の中間軸受け4m
には後部無端ゴムクローラ8の中間部側の内側に配置さ
れて循環動自在に支持する後部中間従動車輪8bが回転
自在に軸支されている。後部中間従動車輪8bは前述の
後部駆動車輪8a及び後部従動車輪8cと協動して後部
無端ゴムクローラ8を鈍角な逆三角形状に張設した状態
で循環動自在に支持する。
【0031】後部支持フレーム4の左右の垂直な垂直縦
桁4eの中間部位の外側の側面には、後方に向けて斜め
上向きに傾斜する傾斜ガイド板4nが突出してそれぞれ
設けられている。傾斜ガイド板4nは後部無端ゴムクロ
ーラ8の傾斜部側の内側を斜め下向きに押圧して支持す
るものである。
【0032】また、後部支持フレーム4の内側の中央部
位には、バッテリー10aを載せる支持桁4pが中央部
位の左右に配置されている。左右の各支持桁4pはその
両端が前部横桁4aと後部横桁4bに連結されている。
支持桁4pは例えば断面L字型の形状を有する山形鋼が
使用されている。
【0033】前部連結部5は、前部支持フレーム2と中
間支持フレーム3とを左右幅方向及び前後の長さ方向に
対してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結するものであ
る。前部連結部5は、前部連結板5a、中間前部連結板
5b、前部連結回転軸5c、前部ストッパー5dなどか
ら構成されている。
【0034】前部連結板5aは、前部支持フレーム2の
後部横桁2bの中央部位に後方に向けて突出して設けら
れている。前部連結板5aはその中央部位が後部横桁2
bに平行になるように配置され、又その中央部位の中心
には連結孔が形成されている。前部連結板5aの中央部
位の左右両側は前方の後部横桁2bに向けて直角に折曲
されて、後部横桁2bの中央部位の両側に固定連結され
ている。前部連結板5aは、平面から見て断面コ字状の
形状を有しており、例えば溝型鋼が使用される。
【0035】中間前部連結板5bは、中間支持フレーム
3の前部中央に配置された前述の前部中央軸受け3eに
前方に向けて突出して設けられている。中間前部連結板
5bはその前部側が前部連結板5aの中央部位の内側に
平行に、又略接するように取付けられている。中間前部
連結板5bはその前部側が前部連結板5aの中央部位の
内側に取付けられているため、前部支持フレーム2と中
間支持フレーム3とが相対的に離れるのを防ぐようにな
っている。そして、中間前部連結板5bの前部側の中心
には連結孔が形成されている。
【0036】前部連結回転軸5cは、前部連結板5aの
中央部位の中心に形成された連結孔と、中間前部連結板
5bの前部側の中心に形成された連結孔とに挿通され
て、前部連結板5aと中間前部連結板5bとを軸回りに
回転自在に連結する。また、前部連結回転軸5cは前部
連結板5aと中間前部連結板5bとが離れるのを防いで
いる。
【0037】このため、前部支持フレーム2と中間支持
フレーム3とは、前部連結回転軸5cを中心として左右
幅方向に対して上下方向に傾動自在になっている。ま
た、前部連結回転軸5cを介して前部連結板5aと軸回
り回転自在に連結される中間前部連結板5bは前部中央
軸受け3eに設けられているため、前部支持フレーム2
と中間支持フレーム3とは、前部中央軸受け3eを中心
として長さ方向に対して上下方向に傾動自在になってい
る。
【0038】前部ストッパー5dは、前部支持フレーム
2と中間支持フレーム3とが相対的に左右幅方向に対し
て上下方向に傾動する場合に、必要な角度以上に左右に
傾くのを防ぐためのもので、相対的に左右方向に傾いて
前部連結板5aの中央部位の下端が中間前部連結板5b
に当たることによってストッパーの機能が果たされる。
この場合、別個に前部支持フレーム2の後部横桁2bの
左右両端側に別個に前部ストッパー5dを設けてもよ
い。
【0039】後部連結部6は、中間支持フレーム3と後
部支持フレーム4を左右幅方向及び前後の長さ方向に対
してそれぞれ上下方向に傾動自在に連結するものであ
る。後部連結部6は、後部連結板6a、中間後部連結板
6b、後部連結回転軸6c、後部ストッパー6dなどか
ら構成されている。
【0040】後部連結板6aは、後部支持フレーム4の
前部横桁4aの中央部位に前方に向けて突出して設けら
れている。後部連結板6aはその中央部位が前部横桁4
aに平行になるように配置され、又その中央部位の中心
には連結孔が形成されている。後部連結板6aの中央部
位の左右両側は後方の前部横桁4aに向けて直角に折曲
されて、前部横桁4aの中央部位の両側に固定連結され
ている。後部連結板6aは、平面から見て断面コ字状の
形状を有しており、例えば溝型鋼が使用される。
【0041】中間後部連結板6bは、中間支持フレーム
3の後部中央に配置された前述の後部中央軸受け3iに
後方に向けて突出して設けられている。中間後部連結板
6bはその後部側が後部連結板6aの中央部位の内側に
平行に、又略接するように取付けられている。中間後部
連結板6bはその後部側が後部連結板6aの中央部位の
内側に取付けられているため、中間支持フレーム3と後
部支持フレーム4とが相対的に離れるのを防ぐようにな
っている。そして、中間後部連結板6bの前部側の中心
には連結孔が形成されている。
【0042】後部連結回転軸6cは、後部連結板6aの
中央部位の中心に形成された連結孔と、中間後部連結板
6bの前部側の中心に形成された連結孔とに挿通され
て、後部連結板6aと中間後部連結板6bとを軸回りに
回転自在に連結する。また、後部連結回転軸6cは後部
連結板6aと中間後部連結板6bとが離れるのを防いで
いる。
【0043】このため、中間支持フレーム3と後部支持
フレーム4とは、後部連結回転軸6cを中心として左右
幅方向に対して上下方向に傾動自在になっている。ま
た、後部連結回転軸6cを介して後部連結板6aと軸回
り回転自在に連結される中間後部連結板6bは後部中央
軸受け3iに設けられているため、中間支持フレーム3
と後部支持フレーム4とは、後部中央軸受け3iを中心
として長さ方向に対して上下方向に傾動自在になってい
る。
【0044】後部ストッパー6dは、中間支持フレーム
3と後部支持フレーム4とが相対的に左右幅方向に対し
て上下方向に傾動する場合に、必要な角度以上に左右に
傾くのを防ぐためのもので、相対的に左右方向に傾いて
後部連結板6aの中央部位の下端が中間後部連結板6b
に当たることによってストッパーの機能が果たされる。
この場合、別個に後部支持フレーム4の前部横桁4aの
左右両端側に別個に後部ストッパー6dを設けてもよ
い。
【0045】前述したように、前部支持フレーム2の左
右両端側の前端部と中間支持フレーム3の左右両端側の
前部との間には、それぞれ前部無端ゴムクローラ7が長
円形状に循環動自在に張設されている。また、中間支持
フレーム3の左右両端側の後部と後部支持フレーム4の
左右両端側の後端部との間には、それぞれ後部無端ゴム
クローラ8が鈍角な逆三角形状に循環動自在に張設され
ている。このうち、後部支持フレーム4の後端部の左右
両側に取付けられる後部従動車輪8cは、少し高い位置
に取付けられているが、これは階段などの段差のある場
所を上る際に上り易いようにするためである。
【0046】前述したように、左右の前部無端ゴムクロ
ーラ7は左右別個の電動モーター9,10にそれぞれ連
動連結されていて、独立して駆動するようになってい
る。同様に、左右の後部無端ゴムクローラ8も左右別個
の電動モーター9,10にそれぞれ連動連結されてい
て、独立して駆動するようになっている。
【0047】この電動モーター9,10は中間支持フレ
ーム3の内側の前後部にそれぞれ設置されている。これ
らの電動モーター9,10は、前部支持フレーム2に搭
載されたバッテリー9a,後部支持フレーム4に搭載さ
れたバッテリー10aの電力によってそれぞれ駆動され
る。
【0048】このうち、左側の前部無端ゴムクローラ7
と後部無端ゴムクローラ8とは、図示しない歯車機構に
よって連動連結する機構になっていて、同一の例えば電
動モーター9で駆動される。同様に、右側の前部無端ゴ
ムクローラ7と後部無端ゴムクローラ8とは、図示しな
い歯車機構によって連動連結する機構になっていて、同
一の例えば電動モーター10で駆動される。
【0049】前部支持フレーム2と中間支持フレーム3
とが前部連結部5で上下方向に緩やかに傾動するように
前部緩衝装置11が設けられている。前部緩衝装置11
には例えば気体が封入された気圧シリンダー11aが使
用され、気圧シリンダー11aに封入された気体がバネ
の機能を果たしてピストンの緩やかな伸縮を利用して緩
衝機能を果たすようになっている。
【0050】前部緩衝装置11は、前部支持フレーム2
の後部と中間支持フレーム3と前部の間に後方に向けて
斜め上向きに急傾斜した状態で取付けられ、又左右両端
側にそれぞれ取付けられている。
【0051】左右の各前部緩衝装置11は、その気圧シ
リンダー11aの下向きに伸縮するピストンロッド11
bの先端側が前部支持フレーム2の左右の縦桁2c,2
cの内側面から内側に突設された前部枢支ピン11cに
枢結され、又その気圧シリンダー11aの上端側が中間
支持フレーム3の縦板桁3aの前部上端から前方に一部
突出して設けられた前部連結板11dの前部内側面から
内側に突設された前部枢支ピン11eに枢結され構造か
らなっている。
【0052】同様に、中間支持フレーム3と後部支持フ
レーム4とが後部連結部6で上下方向に緩やかに傾動す
るように後部緩衝装置12が設けられている。後部緩衝
装置12には例えば気体が封入された気圧シリンダー1
2aが使用され、気圧シリンダー12aに封入された気
体がバネの機能を果たしてピストンの緩やかな伸縮を利
用して緩衝機能を果たすようになっている。
【0053】後部緩衝装置12は、中間支持フレーム3
の後部と後部支持フレーム4と前部の間に前方に向けて
斜め上向きに急傾斜した状態で取付けられ、又左右両端
側にそれぞれ取付けられている。
【0054】左右の各後部緩衝装置12は、その気圧シ
リンダー12aの下向きに伸縮するピストンロッド12
bの先端側が後部支持フレーム4の左右の縦桁4d,4
dの内側面から内側に突設された後部枢支ピン12cに
枢結され、又その気圧シリンダー12aの上端側が中間
支持フレーム3の縦板桁3aの後部上端から後方に一部
突出して設けられた後部連結板12dの前部内側面から
内側に突設された後部枢支ピン12eに枢結され構造か
らなっている。
【0055】姿勢制御センサー13は、前部支持フレー
ム2の長さ方向の上下向きへの傾動を検出する機器で、
例えば鉛直方向に吊持された振子がその前部側及び後部
側に設けられた近接スイッチに当接することによって傾
動が検出される機構になっている。姿勢制御センサー1
3は前部支持フレーム2のバッテリー9aの側面側に取
付けられている。
【0056】中間支持フレーム3の上方には、搭乗者a
が座る座席14が設けられている。座席14には背もた
れ、肘掛け、足載せなどが設けられている。座席14の
下面中央には取付盤14aが取付けられている。座席1
4はこの取付盤14aに水平回りに回転可能に取付けら
れている。取付盤14aの下部中央には左右幅方向に横
軸14bが取付けられている。この横軸14bの両端側
は中間支持フレーム3の左右の縦板桁3aの上端に設け
られた中間上部軸受け14cに回転自在に軸支されてい
る。座席14はこの横軸14b及び中間上部軸受け14
cを介して中間支持フレーム3に長さ方向の上下向きに
傾動自在に支持されている。
【0057】搭乗者aが座る座席14が傾動する場合に
これをゆっくり傾動するように中間緩衝装置14dが設
けられている。中間緩衝装置14dには例えば気体が封
入された気圧シリンダー14eが使用され、気圧シリン
ダー14eに封入された気体がバネの機能を果たしてピ
ストンの緩やかな伸縮を利用して緩衝機能を果たすよう
になっている。中間緩衝装置14dは座席14の下方側
の中間支持フレーム3の内側の後部側に上下方向に伸縮
自在に設けられている。
【0058】中間緩衝装置14dは、その気圧シリンダ
ー14eの伸縮する上端側が座席14の取付盤14aの
後部側に図示しない枢支ピンによって枢結され、気圧シ
リンダー14eの下端側は中間支持フレーム3の内側の
後部側に図示しない枢支ピンによって枢結されている。
【0059】姿勢制御装置15は前記姿勢制御センサー
13からの情報に基づいて搭乗者aが座る座席14を傾
動して略水平状態に保持する装置で、例えば電動シリン
ダー15aが使用される。姿勢制御装置15は座席14
の下方側の中間支持フレーム3の内側の前部側に上下方
向に伸縮自在に設けられている。
【0060】姿勢制御装置15は、その電動シリンダー
15aの伸縮する上端側が座席14の取付盤14aの前
部側に図示しない枢支ピンによって枢結され、電動シリ
ンダー15aの下端側は中間支持フレーム3の内側の前
部側に図示しない枢支ピンによって枢結されている。
【0061】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く動作について以下説明する。階段の降り始めの際や、
階段角度が途中で変化する際は、病弱者用無端軌道車1
の前部支持フレーム2が前部連結部5を中心に下向きに
傾動して折れ曲がることで、その角度変化に追従し、前
部支持フレーム2の階段への接地を確保し、安定化が図
られる。
【0062】その際、前部支持フレーム2と後部支持フ
レーム4に左右幅方向の若干のねじれが発生しても、前
部支持フレーム2、中間支持フレーム3及び後部支持フ
レーム4は前部連結部5及び後部連結部6で左右幅方向
に傾動可能であり、この前部連結部5及び後部連結部6
で左右幅方向に傾動させることで、そのねじれを吸収で
きるようになっている。
【0063】前進する前部支持フレーム2が階段などに
よって前部連結部5を中心に下向きに傾動して折れ曲が
る際、前部緩衝装置11の気圧シリンダー11aが伸長
する。そのときに気圧シリンダー11aの内部に封入さ
れた気体がバネの機能を果たして傾動動作をゆっくりと
安定したものにすることができる。
【0064】前部支持フレーム2が前部連結部5を中心
に下向きに傾動して折れ曲がった後、循環駆動する各無
端ゴムクローラ7,8によって前部支持フレーム2、中
間支持フレーム3及び後部支持フレーム4が前進するこ
とで、中間支持フレーム3が階段の傾斜に乗りかかり、
中間支持フレーム3が前部支持フレーム2に対して、前
部連結部5を中心に上向きに傾動して、前部支持フレー
ム2と中間支持フレーム3とは階段上で再び一直線にな
る。そのとき、前部緩衝装置11の気体の圧縮による収
縮運動及び後部緩衝装置12の気体の膨張による伸長運
動により、動作がゆっくりと安定したものとなる。
【0065】この場合において、前部支持フレーム2が
前部連結部5を中心に下向きに傾動して折れ曲がる過程
で、姿勢制御センサー13が前部支持フレーム2の下向
きの傾動を検出して、その情報が姿勢制御装置15に送
られる。姿勢制御装置15ではこの情報に基づいて伸長
して、座席14の前部側をゆっくりと押し上げる。
【0066】座席14は取付盤14aの横軸14bを中
心としてその前部側が上向きに傾動することによって、
前進する中間支持フレーム3が前部支持フレーム2と同
様に下向きに傾動したときには、下向きに傾動した中間
支持フレーム3に対して相対的にその前部側が上向きに
傾動した座席14は略水平状態に維持される。
【0067】その後、後部支持フレーム4も中間支持フ
レーム3と同様に、後部支持フレーム4が中間支持フレ
ーム3に対して、後部連結部6を中心に上向きに傾動し
て、前部支持フレーム2と中間支持フレーム3とは階段
上で再び一直線になるが、そのとき、後部緩衝装置12
の気圧シリンダー12aの圧縮気体による収縮運動にに
より、動作がゆっくりと安定したものとなる。
【0068】逆に階段を上る際、後部支持フレーム4を
進行方向とし、後退する動作となるが、この場合も、階
段を上り始める際や、階段角度が途中で変化するとき
は、後部支持フレーム4が後部連結部6を中心として上
向き又は下向きに傾動して折れ曲がることで、その角度
変化に追従し、変化した階段及び階段を上りきった平地
での接地を確保し、安定化が図られる。
【0069】その後の、後部支持フレーム4、中間支持
フレーム3及び前部支持フレーム2の動き自体も階段下
降時と同様である。また、座席14の傾動も階段下降時
と同様である。
【0070】階段上や、平地での若干の進行方向の修正
は、左右別個の電動モーター9,10を調整して、左右
の各無端ゴムクローラ7,8に速度差をもたせるか、片
方の電動モーター9又は10を停止、他方の電動モータ
ー10又は9を駆動させるかで行うことができる。
【0071】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る病弱者用無端軌道車によれば、座席が載る支持
フレームを長さ方向に3分割し、しかも、各連結部で左
右幅方向及び長さ方向に対して上下方向に傾動自在に設
け、分割された各支持フレームの左右両側に無端ゴムク
ローラを装着し、後部支持フレームの左右両側に装着さ
れる後部無端ゴムクローラの後端側を斜め上向きの高い
位置に設けたので、階段や表面の凹凸が激しい路面など
のように段差のある箇所でもその段差に容易に追従して
滑ることなく走行することができる。
【0073】しかも、前部支持フレームの長さ方向の上
下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサーとこの姿勢
制御センサーからの情報に基づいて作動する姿勢制御装
置によって、支持フレームが長さ方向に対して上下方向
に傾動しても、搭乗者が座る座席を傾動させて略水平状
態に保持することができる。
【0074】また、分割された各支持フレームの左右両
側に装着された各無端ゴムクローラは、左右別個の電動
モーターで駆動されるので、左右の電動モーターを調整
して、左右の各無端ゴムクローラの速度差をもたせた
り、片方を止めることによって、容易に進路の変更を行
うことができ、さらに左右を逆転させることによってそ
の場で回転させることもできる。
【0075】さらに、分割された各支持フレームの各連
結部における長さ方向の上下向きへの傾動動作をゆっく
りする緩衝装置を設けたので、分割された各支持フレー
ムが各連結部で急激に傾動して折れ曲がるのを防ぐこと
ができ、急激に傾動して折れ曲がることに伴う搭乗者へ
の衝撃が作用するのを防止して危険を回避すると共に乗
り心地が悪くなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す病弱者用無端軌道
車の平地での側面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す病弱者用無端軌道
車の平面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す病弱者用無端軌道
車の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す分割された支持フ
レームの平面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す分割された支持フ
レームの側面図である。
【図6】(A)はこの発明の実施の形態を示す前部支持
フレームの正面図である。(B)はこの発明の実施の形
態を示す後部支持フレームの正面図である。(C)はこ
の発明の実施の形態を示す傾斜ガイド板の部分断面図で
ある。
【図7】この発明の実施の形態を示す病弱者用無端軌道
車の使用説明図である。
【図8】この発明の実施の形態を示す病弱者用無端軌道
車の使用説明図である。
【符号の説明】 1 病弱者用無端軌道車 2 前部支持フレーム 2a 前部横桁 2b 後部横桁 2c 縦桁 2d 前部軸受け 2e 軸孔 2f 前部従動車軸 2g 調整具 2h 軸支板 2i 支持桁 3 中間支持フレーム 3a 縦板桁 3b 連結横軸 3c 前部駆動車軸 3d 前部駆動車軸 3e 前部中央軸受け 3f 前部軸受け 3g 後部駆動車軸 3h 後部駆動車軸 3i 後部中央軸受け 3j 後部軸受け 3k 中間ローラー 4 後部支持フレーム 4a 前部横桁 4b 後部横桁 4c 上部後部横桁 4d 縦桁 4e 垂直縦桁 4f 斜桁 4g 後部軸受け 4h 軸孔 4i 後部従動車軸 4j 調整具 4k 軸支板 4m 中間軸受け 4n 傾斜ガイド板 4p 支持桁 5 前部連結部 5a 前部連結板 5b 中間前部連結板 5c 前部連結回転軸 5d 前部ストッパー 6 後部連結部 6a 後部連結板 6b 中間後部連結板 6c 後部連結回転軸 6d 後部ストッパー 7 前部無端ゴムクローラ 7a 前部従動車輪 7b 前部駆動車輪 7c 前部ローラー 8 後部無端ゴムクローラ 8a 後部駆動車輪 8b 後部中間従動車輪 8c 後部従動車輪 8d 後部ローラー 9 電動モーター 9a バッテリー 10 電動モーター 10a バッテリー 11 前部緩衝装置 11a 気圧シリンダー 11b ピストンロッド 11c 前部枢支ピン 11d 前部連結板 11e 前部枢支ピン 12 後部緩衝装置 12a 気圧シリンダー 12b ピストンロッド 12c 後部枢支ピン 12d 後部連結板 12e 後部枢支ピン 13 姿勢制御センサー 14 座席 14a 取付盤 14b 横軸 14c 中間上部軸受け 14d 中間緩衝装置 14e 気圧シリンダー 15 姿勢制御装置 15a 電動シリンダー a 搭乗者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 嘉昭 長崎県長崎市川口町10番2号 協和機電工 業株式会社内 (72)発明者 入江 守裕 長崎県長崎市川口町10番2号 協和機電工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭乗者が座る座席を載せる支持フレーム
    を長さ方向に、前部支持フレーム、中間支持フレーム及
    び後部支持フレームに3分割し、前部支持フレーム、中
    間支持フレーム及び後部支持フレームを連結部により、
    左右幅方向及び長さ方向に対してそれぞれ上下方向に傾
    動自在に連結し、前部支持フレーム、中間支持フレーム
    及び後部支持フレームの左右両側に、連動して循環駆動
    する前部無端ゴムクローラ及び後部無端ゴムクローラを
    それぞれ装着すると共に、前部無端ゴムクローラを長円
    形状に張設して装着し、後部無端ゴムクローラを鈍角な
    逆三角形状に張設して装着すると共にその後端側を斜め
    上向きの高い位置に設け、左右の各無端ゴムクローラを
    別個に駆動する電動モーターをそれぞれ設け、前部支持
    フレーム、中間支持フレーム及び後部支持フレームの各
    連結部における長さ方向の上下向きへの傾動動作をゆっ
    くりする緩衝装置を設け、前部支持フレームの長さ方向
    の上下向きへの傾動を検出する姿勢制御センサーを設
    け、姿勢制御センサーからの情報に基づいて搭乗者が座
    る座席を傾動して略水平状態に保持する姿勢制御装置を
    設けたことを特徴とする病弱者用無端軌道車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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