JP3697640B2 - 中掘りにおける杭吊り装置及び杭頭用補助筒装置 - Google Patents

中掘りにおける杭吊り装置及び杭頭用補助筒装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、同一杭吊り装置を、大小直径の異なる杭の吊り装置に使用することを目的とした中掘りにおける杭吊り装置及び杭頭用補助筒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来中掘りにおいては、杭のサイズが異なる毎にこれに対応したサイズの杭吊り装置を用いていた。
【0003】
【発明により解決すべき課題】
前記杭吊り装置は排土筐も付属しているので、必然的に大型化し、これを杭のサイズ毎に複数準備することは製作費が多く掛るのみならず、保管、運搬等に不便であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明は、大径の杭に使用し得る杭吊り装置に、小径の杭用のスペーサーを組み合せることによって、前記従来の問題点を解決したのである。また杭吊り装置と杭との連結部を水密構造として、排土等が全部排土筐に行くように配慮したものである。
【0005】
即ちこの発明は、大小直径が異なる杭に使用できる同一の杭吊り装置であって、フランジの下面に、小径の杭の上端部を挿入できる管体を固定して管状スペーサーを構成し、大径の杭の杭頭上部へ遊嵌でき、かつ前記管状スペーサーを挿入できる大きさの鋼管の上部に、中央部へ排土通路を有する排土筐を連設し、前記鋼管の外側へ、杭頭に固定した環状板と掛止できる鈎片の上部を回動可能に取付け、前記鋼管の上部に、前記フランジを有する管状スペーサーを挿脱自在にできる止具を取付け、前記管状スペーサーは、前記通路に挿通する管体の下面に前記フランジを固定し、管状板は前記杭の杭孔と同径の孔を有する構造としたことを特徴とする中掘りにおける杭吊り装置である。
【0006】
また、前記において、杭の環状板には、鈎片の掛止突片と、回り止め片を固着したことを特徴とする中掘りにおける杭吊り装置である。次に鈎片は直径対称的に取付けられると共に内側へ回転すべく付勢せられており、止具は複数個等間隔に取付けられたことを特徴とする中掘りにおける杭吊り装置である
【0007】
更に他の発明は、杭頭に固定する環状板の上部に、杭吊り装置の鋼管に嵌装して連結する補助筒の下端を、杭の中央孔と連通できるように固定し、前記補助筒の外壁中間部へ、前記杭吊り装置の鋼管と密に嵌挿、すべくパッキングを設置したことを特徴とする中掘りにおける杭頭用補助筒装置であり、パッキングはエアホースとしたものである。
【0008】
前記において、各鈎片には、内側へ回転すべく付勢してあるので、鈎片を下降すれば鈎片は自動的に掛止することになる。
【0009】
前記において、中掘り時に杭に対しては回転力が働くが(例えばスクリューオーガーの為)鈎片の掛止部の両側には回り止め片が固着してあるので、杭の回転を阻止することができる。
【0010】
【作用】
この発明によれば、杭頭上部へ遊嵌できる大きさの鋼管の上部に、排土筐を連設すると共に、鋼管の内部へ管状スペーサーを挿脱自在に組み合せたので、1つの杭吊り装置を、直径の異なる複数の杭に使用することができる。また杭を吊る鈎片の掛止部に回り止め片を固着したので、吊下時の杭を安定させることができる。
【0011】
次に排土筐と杭頭との接続部を水密とし、少くとも排土が漏出しないようにパッキングを介装したので、排土は悉く排土筐内へ送られる。
【0012】
【実施例1】
杭1の上部へ環状板6を介して連結した補助筒2に遊嵌できる大きさの鋼管3の上部へ中央部に排土用の通路4を有する排土ホッパー5(排土筐)を連結する。前記鋼管3の外側へ、杭頭に固定した環状板6と掛止できる鈎片7の上部を回動可能に取付軸8とブラケット9で取付け、取付軸8には、鈎片7を杭側へ回動させるべく付勢したスプリング10が取付けてある(図2)。
【0013】
前記鋼管3の上部内側には、前記通路4内へ挿入する管体11と、その下端のフランジ12と、フランジ12の下面に上端を固定した管体13よりなる管状スペーサー14が挿入され、前記鋼管3の止ピン15(止具)により固定されている。
【0014】
前記環状板6は、内側に杭孔16と同径の孔17を有し、外側下部へ、前記鈎片7の掛止突片19と、回り止め片20(鈎片掛止時に鈎部18の両側に位置する)が固定してある。
【0015】
前記鈎片7は2個であって鋼管3へ直径的に対向固定してあり、止ピン15は4個であって、前記鈎片7の取り付け部を避けて等間隔に設置してある(図2)。
【0016】
前記実施例は、鋼管3の内径よりも、杭径が相当小径の場合を示している。この場合には、図1のように、管状スペーサー14を挿入し、フランジ12と止ピン15により、管状スペーサー14を固定した後通常の要領により杭1の上端部(補助筒2)を管状スペーサー14内へ挿入する。
【0017】
前記において、管体13内へ補助筒2が挿入され、かつ補助筒2の上端のパッキング21が、フランジ12の下面と補助筒2の上端面との間に介装されるので、杭孔16から管体11内までの排土通路はほぼ隙間なく構成される。
【0018】
前記において、排土ホッパー5を有する鋼管3を矢示22のように吊り下げると、各鈎片7の下端湾曲部が環状板6の外縁にふれて一旦矢示23の方向へ開き、環状板6を通過後、矢示24の方向へ回動する(スプリング10による)ので、環状板6と鈎片7とは自動的に掛止される。一旦掛止すると、杭の自重が掛るので、吊り下げ時に環状板6から鈎片7が外れるおそれはない。
【0019】
【実施例2】
図3の実施例は、鋼管3の内側へ、大径の杭1(コンクリート杭)を挿入した場合を示す。即ち補助筒2の上端部が鋼管3のフランジ25に当接する。この場合に止ピン15は実線図示のように後退している。従って杭1の環状板6の掛止突片19と、鈎片18とが掛止するので、鋼管3により杭1を吊り下げることができる。この実施例は、実施例1から管状スペーサー14を外したものに相当するので、前記以外の各動作は実施例1と同一に付詳細な説明は省畧した。
【0020】
【実施例3】
杭1の上部へ環状板6を介して補助筒2の下端を固定し、該補助筒2の外側壁へ、環状溝26を有するパッキングホルダ27を固定する。例えば補助筒2の外壁へ等間隔に立設したリブ28、28の同一高さへ溝29を設け、この溝へ前記パッキングホルダ27を嵌着する(例えば平面半円形として嵌着後接続)。
【0021】
前記パッキングホルダ27の環状溝内には彈性当材30が固定され、その外側にエアホース31(パッキング)が、外側を突出させてセットされる。このエアホース31は土圧によって変形することなく水密を保つと共に、補助筒2を嵌挿する際には容易に変形して、鋼管の内壁との間に容易に圧入され彈性変形により長く水密性を保つ必要がある。尤も水密性は完全でなくとも掘削泥土を阻止できればよいことになる。
【0022】
前記実施例を鋼管3内へ挿入すれば、鋼管3の内壁にエアホース31の突出部が変形して圧接し、所期の目的を達成することができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明によれば、杭の直径の大小に拘らず同一の吊り装置を用いることができるので、吊り装置を多数準備する必要がない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の断面図。
【図2】 同じく図1中A−A断面図。
【図3】 同じく管状スペーサーを除いた実施例の断面図。
【図4】 同じく補助筒装置の断面図。
【図5】 同じく一部平面図。
【図6】 同じく一部断面拡大図。
【符号の説明】
1 杭
2 補助筒
3 鋼管
4 通路
5 排土ホッパー
6 環状板
7 鈎片
8 取付軸
9 ブラケット
10 スプリング
11、13 管体
12 フランジ
14 管状スペーサー
15 止ピン
16 杭孔
17 孔
18 鈎部
19 掛止突片
20 回り止め片
25 フランジ

Claims (5)

  1. 大小直径が異なる杭に使用できる同一の杭吊り装置であって、
    フランジの下面に、小径の杭の上端部を挿入できる管体を固定して管状スペーサーを構成し、
    大径の杭の杭頭上部へ遊嵌でき、かつ前記管状スペーサーを挿入できる大きさの鋼管の上部に、中央部へ排土通路を有する排土筐を連設し、前記鋼管の外側へ、杭頭に固定した環状板と掛止できる鈎片の上部を回動可能に取付け、前記鋼管の上部に、前記フランジを有する管状スペーサーを挿脱自在にできる止具を取付け、
    前記管状スペーサーは、前記通路に挿通する管体の下面に前記フランジを固定し、管状板は前記杭の杭孔と同径の孔を有する構造としたことを特徴とする中掘りにおける杭吊り装置。
  2. 杭の環状板には、鈎片の掛止突片と、回り止め片を固着したことを特徴とする請求項1記載の中掘りにおける杭吊り装置。
  3. 鈎片は直径対称的に取付けられると共に内側へ回転すべく付勢せられており、止具は複数個等間隔に取付けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の中掘りにおける杭吊り装置。
  4. 杭頭に固定する環状板の上部に、杭吊り装置の鋼管に嵌装して連結する補助筒の下端を、杭の中央孔と連通できるように固定し、前記補助筒の外壁中間部へ、前記杭吊り装置の鋼管と密に嵌挿すべくパッキングを設置したことを特徴とする中掘りにおける杭頭用補助筒装置。
  5. パッキングはエアホースとした請求項4記載の中掘りにおける杭頭用補助筒装置。
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