JP3636400B2 - 立坑止水施工装置及び立坑止水施工方法 - Google Patents

立坑止水施工装置及び立坑止水施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特に湧水地において、立坑の内側から外側の地中に向けて推進機を発進させたり、地中から立坑の内側に推進機を取り入れたりする際に、土砂が水とともに立坑内に流入するのを防止する立坑止水施工装置及び立坑止水施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の立坑止水施工装置としては、図13〜図20に示すものが知られている。これらの図において、図13〜図16は、立坑1の内側から外側の地中Aに向けて推進機2を発進させるための構造を示したものであり、図17〜図20は、地中Aから立坑1の内側に推進機2を取り入れるための構造を示したものである。
【0003】
立坑1は、例えば鋼矢板によって側壁部1aを構成したものであり、この側壁部1aには推進機2を地中Aに発進させたり、地中Aから取り入れたりするための環状の穴1bが空けられている。また、側壁部1aには、上記穴1bの周囲を囲むようにエントランスボックス3が設けられている。エントランスボックス3には、推進機2を通過させるための環状の貫通孔3aが設けられており、この貫通孔3aには、推進機2の外周に当接するパッキン3bが設けられている。また、図13〜図20において、4は、推進機2の後に続いて地中Aに出て行く接続管である。
【0004】
上記のように構成された立坑止水施工装置においては、図13及び図14に示すように、立坑1から発進する推進機2の外周に、エントランスボックス3のパッキン3bが当接し、これより、エントランスボックス3の貫通孔3aと推進機2との隙間から土、砂、石等の土砂が立坑1内に水とともに流入するのを防止する。
【0005】
また、推進機2が地中Aに出て行った後は、図15及び図16に示すように、パッキン3bが接続管4の外周に当接し、これにより、エントランスボックス3の貫通孔3aと接続管4との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止する。
【0006】
一方、推進機2を地中Aから立坑1の内側に取り入れる際には、図17及び図18に示すように、パッキン3bが推進機2の外周に当接し、これによって、エントランスボックス3の貫通孔3aと推進機2との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止する。
【0007】
また、推進機2が立坑1内に取り入れられた後は、図19及び図20に示すように、パッキン3bが接続管4の外周に当接し、これによって、エントランスボックス3の貫通孔3aと接続管4との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記立坑止水施工装置においては、推進機2の外周に凹凸があるため、パッキン3bと推進機2の外周との間に隙間が生じ、この隙間から土砂が水とともに立坑1内に流入してしまうという欠点がある。このため、土砂の流入が多い場合には、図13〜図20に示すように、地中Aに薬液Bを注入して、地盤を改良する必要がある。このため、施工コストが高くなるという問題がある。
【0009】
この発明は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、立坑内への土砂の流入を低いコストで防止することのできる立坑止水施工装置及び立坑止水施工方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、立坑(1)の内側から外側の地中(A)に向けて推進機(2)を発進させる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、前記立坑(1)の側壁部(1a)に配置され、前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)と、前記推進機(2)の外周に設けられ、鞘管(5)の内周に当接するように膨らむ第1のエアーチューブ(6)と、鞘管(5)の内周に設けられ、推進機(2)の後に続いて地中(A)に出て行く接続管(4)の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ(7)と、を備えてなり、前記鞘管(5)と推進機(2)および接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記第1のエアーチューブ(6)と前記第2のエアーチューブ(7)とで防止するように構成したことを特徴としている。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けてなり、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記パッキン(3b)で防止するように構成したことを特徴としている。
【0012】
請求項3に係る発明は、地中(A)から立坑(1)の内側に推進機(2)を取り入れる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、前記立坑(1)の側壁部(1a)に配置され、前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)と、この鞘管(5)の内周に設けられ、推進機(2)の外周に当接するように膨らむ第3のエアーチューブ(8)と、前記立坑(1)の前記側壁部(1a)に設けられた前記鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)と、を備えてなり、前記鞘管(5)の外周側の部分を通って推進機(2)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記第3のエアーチューブ(8)と前記パッキン(3b)とで防止するように構成したことを特徴としている。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、第3のエアーチューブ(8)は推進機(2)の後に続いて立坑(1)に到達する接続管(4)の外周に当接するようにもなっており、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に流入するのを、前記第3のエアーチューブ(8)で防止するように構成したことを特徴としている。
【0014】
請求項5に係る発明は、立坑(1)の内側から外側の地中(A)に向けて推進機(2)を発進させる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工方法であって、前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)を介して、推進機(2)を地中(A)に発進させ、推進機(2)が鞘管(5)内を通過中に、推進機(2)の外周に設けた第1のエアーチューブ(6)を鞘管(5)の内周に当接するように膨らませることと、前記推進機(2)の後に続いて前記地中(A)に出て行く接続管(4)の外周に当接する第2のエアーチューブ(7)を前記鞘管(5)の内周に設けてなり、前記第1のエアーチューブ(6)が前記鞘管(5)における第2のエアーチューブ(7)の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ(7)を膨らませることと、により、前記鞘管(5)と推進機(2)および接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを防止することを特徴としている。
【0015】
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、第1のエアーチューブ(6)は、同第1のエアーチューブ(6)が地中(A)に達した時点でしぼませることを特徴としている。
【0020】
そして、上記請求項1に係る発明においては、鞘管(5)の内周面を円筒状に形成することができるから、推進機(2)を地中(A)に発進させる際に、第1のエアーチューブ(6)を鞘管(5)の内周面に常に密着させることができる。したがって、鞘管(5)と第1のエアーチューブ(6)とを備えた簡単な構造のもので、鞘管(5)と推進機(2)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを確実に防止することができる。しかも、地中(A)に薬液を注入して、地盤の改良を行う必要もない。したがって、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。
【0021】
また、第1のエアーチューブ(6)に供給する空気の圧力を調整することによって、第1のエアーチューブ(6)と鞘管(5)との間の摺動抵抗を適性な値に設定することができる。さらに、エアを抜くことによって第1のエアーチューブ(6)がしぼむから、この第1のエアーチューブ(6)を有する推進機(2)を鞘管(5)内に容易に挿入することができるとともに、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのも防止することができる。
【0022】
また、接続管(4)の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ(7)を鞘管(5)の内周に設けているから、推進機(2)が地中(A)に出て行った後も、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを防止することができる。
【0023】
請求項2に係る発明においては、鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けているから、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。したがって、鞘管(5)を立坑(1)の側壁部(1a)に対して、気密に取り付けなくてもよい利点がある。
【0024】
請求項3に係る発明においては、地中(A)から立坑(1)の内側に推進機(2)を取り入れる際において、鞘管(5)の内周に設けた第3のエアーチューブ(8)が推進機(2)の外周に当接することになる。そして、第3のエアーチューブ(8)が空気の供給によって弾力性の富むもので構成されているから、推進機(2)の外周に凹凸があっても、この推進機(2)の外周に第3のエアーチューブ(8)を密着させることができる。したがって、立坑(1)内に推進機(2)を取り入れる際にも、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができ、
また、鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けているから、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。したがって、鞘管(5)を立坑(1)の側壁部(1a)に対して、気密に取り付けなくてもよい利点がある。
【0025】
請求項4に係る発明においては、第3のエアーチューブ(8)が立坑(1)に到達する接続管(4)の外周に当接するようにもなっているから、推進機(2)が立坑(1)の内側に取り入れられた後においても、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。
【0026】
請求項5に係る発明においては、請求項1に係る発明と同様に、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。また、第1のエアーチューブ(6)に供給する空気の圧力を調整することによって、第1のエアーチューブ(6)と鞘管(5)との間の摺動抵抗を適性な値に設定することができる。さらに、エアを抜くことによって第1のエアーチューブ(6)がしぼむから、この第1のエアーチューブ(6)を有する推進機(2)を鞘管(5)内に容易に挿入することができるとともに、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのも防止することができ、
また、第1のエアーチューブ(6)が鞘管(5)における第2のエアーチューブ(7)の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ(7)を膨らませるから、第1のエアーチューブ(6)と第2のエアーチューブ(7)とが当接して、推進機(2)の移動が停止することがない。しかも、鞘管(5)と推進機(2)との隙間からも、鞘管(5)と接続管(4)との隙間からも、土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。
【0027】
請求項6に係る発明においては、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)に達した時点で、同第1のエアーチューブ(6)をしぼませるから、この第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1〜図12を参照して説明する。なお、図1〜図7は第1実施の形態を示し、図8〜図12は第2実施の形態を示している。
【0032】
まず、第1実施の形態を図1〜図7を参照して説明する。だだし、図13〜図20に示す従来例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0033】
この第1実施の形態で示す立坑止水施工装置は、図1に示すように、立坑1の内側から外側の地中Aに向けて推進機2を発進させる際に、立坑1の側壁部1aと推進機2との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑1内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、前記立坑1の側壁部1aに配置され、前記推進機2の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管5と、前記推進機2の外周に設けられ、鞘管5の内周に当接するように膨らむ第1のエアーチューブ6とを備えてなり、前記鞘管5と推進機2との隙間Cから土砂が立坑1内に水とともに流入するのを、前記第1のエアーチューブ6で防止するように構成したことを特徴としている。
【0034】
上記鞘管5は、図1〜図3に示すように、円筒状に形成されている。また、第1のエアーチューブ6は、図2に示すように、推進機2の一段低くなった後端外周2aに設けられたものであり、給気管路2bから供給される圧縮空気によって、前後方向に円弧を描くように膨らむようになっている。
【0035】
また、鞘管5の内周には推進機2の後に続いて地中Aに出て行く接続管4の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ7が設けられている。すなわち、鞘管5と接続管4との隙間Dから土砂が立坑1内に水とともに流入するのを、前記第2のエアーチューブ7で防止するように構成されている。この第2のエアーチューブ7も第1のエアーチューブ6と同様に構成されている。
【0036】
さらに、側壁部1aには、鞘管5の外周に密着するパッキン3bを有するエントランスボックス3が設けられている。このため、鞘管5の外周側の部分を通って土砂が立坑1内に水とともに流入するのを、前記パッキン3bで防止するようになっている。また、エントランスボックス3は側壁部1aに気密に取り付けられた状態になっており、エントランスボックス3と側壁部1aとの隙間から土砂が立坑1に入ることはない。
【0037】
また、推進機2には、図1に示すように、第1のエアーチューブ6の前側に排土取込口2cが設けられている。この排土取込口2cは、接続管4につながっており、隙間Cに流入してきた土砂を取り込んで接続管4へ流するようになっている。接続管4に流れた土砂は、図示しない圧送装置により、立坑1の外へ送り出されるようになっている。
【0038】
次ぎに、上記立坑止水施工装置を用いて施工する方法を説明する。まず、図4及び図5に示す状態から図6及び図7に示す状態になるように、立坑1内に設けた図示しない押出装置によって、推進機2を地中Aに向けて押し出す。すなわち、鞘管5内における立坑1の内側から外側の地中Aに向けて、図4中の矢印で示す方向に推進機2を発進させる。この際、第1のエアーチューブ6を膨らませた状態し、この第1のエアーチューブ6が鞘管5における第2のエアーチューブ7の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ7も膨らませる。これによって、第1のエアーチューブ6と第2のエアーチューブ7とが当接するのを避け、第1のエアーチューブ6が鞘管5内で止まってしまうのを防止する。
【0039】
なお、第1のエアーチューブ6が第2のエアーチューブ7の位置を通過する際に、第1のエアーチューブ6の方をしぼめた状態にしておき、第2のエアーチューブ7の方を膨らませた状態にしておいてもよい。ただし、第2のエアーチューブ7を膨らませた状態にしておくと、この第2のエアーチューブ7が推進機2の凹凸部に接触することになり、推進機2の移動抵抗が大きくなる。したがって、上記に示したように、第1のエアーチューブ6が通過した後に、第2のエアーチューブ7を膨らませることが好ましい。また、第1のエアーチューブ6が第2のエアーチューブ7の位置を通過する際に、第1のエアーチューブ6及び第2のエアーチューブ7の両者をすぼませた状態にしておいてもよい。
【0040】
そして、推進機2の第1のエアーチューブ6の部分が地中Aに達した時点で、同第1のエアーチューブ6をしぼませる。
【0041】
上記のように構成された立坑止水施工装置によれば、鞘管5が円筒状に形成されているから、第1のエアーチューブ6を鞘管5の内周面に常に密着させることができる。したがって、鞘管5と第1のエアーチューブ6とを備えた簡単な構造のもので、鞘管5と推進機2との隙間Cから土砂が立坑1内に水とともに流入するのを確実に防止することができる。しかも、地中Aに薬液を注入して、地盤の改良を行う必要もないから、立坑1内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。
【0042】
また、第1のエアーチューブ6に供給する空気の圧力を調整することによって、第1のエアーチューブ6と鞘管5との間の摺動抵抗を適性な値に設定することができる。さらに、エアを抜くことによって第1のエアーチューブ6がしぼむから、この第1のエアーチューブ6を有する推進機2を、鞘管5内に容易に設置することができるとともに、第1のエアーチューブ6が地中Aにおいて抵抗になるのも防止することができる。特に、第1のエアーチューブ6が推進機2の一段低くなった後端外周2aに設けられているから、しぼまった第1のエアーチューブ6が地中Aにおいて抵抗になることがない。
【0043】
さらに、接続管4の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ7を鞘管5の内周に設けているから、推進機2が地中Aに出て行った後も、鞘管5と接続管4との隙間Dから土砂が立坑1内に水とともに流入するのを防止することができる。
【0044】
さらにまた、鞘管5の外周に密着するパッキン3bを有するエントランスボックス3を立坑1の側壁部1bに設けているから、鞘管5の外周側の部分を通って土砂が立坑1内に流入するのを防止することができる。したがって、鞘管5を立坑1の側壁部1aに気密に取り付けなくてもよいという利点がある。
【0045】
また、第1のエアーチューブ6が鞘管5における第2のエアーチューブ7の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ7を膨らませているから、第1のエアーチューブ6と第2のエアーチューブ7とが当接し、推進機2が鞘管5内で停止するのを防止することができる。そして、第1のエアーチューブ6が地中Aに達した時点で、同第1のエアーチューブ6をしぼませるから、この第1のエアーチューブ6が地中Aにおいて抵抗になるのを防止することができる。
【0046】
次ぎに、この発明の第2実施の形態を図8〜図12を参照して説明する。ただし、図1〜図7に示す第1実施の形態と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0047】
この第2実施の形態で示す立坑止水施工装置は、地中Aから立坑1の内側に推進機2を取り入れる際に、立坑1の側壁部1aと推進機2との隙間Cから土砂が水とともに立坑1内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、前記立坑1の側壁部1aに配置され、前記推進機2の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管5と、この鞘管5の内周に設けられ、推進機2の外周に当接するように膨らむ第3のエアーチューブ8とを備えてなり、前記鞘管5と推進機2との隙間Cから土砂が立坑1内に水とともに流入するのを、前記第3のエアーチューブ8で防止するように構成したことを特徴としている。
【0048】
上記鞘管5は、第1実施の形態の鞘管5に比べて短いもので構成されている。また、第3のエアーチューブ8は推進機2の後に続いて立坑1に到達する接続管4の外周にも当接するようにもなっており、鞘管5と接続管4との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止するようになっている。この第3のエアーチューブ8も、第1のエアーチューブ6と同様のもので構成されている。
【0049】
次ぎに、上記立坑止水施工装置を用いた施工方法について説明する。まず、図9及び図10に示すように、推進機2が立坑1に近付いてくる。そして、図11及び図12に示すように、推進機2が鞘管5を介して、立坑1内に取り入れられる状態になる。第3のエアーチューブ8は、推進機2が鞘管5内に入り始めると膨らんで、推進機2の外周に当接するようになる。さらに、第3のエアーチューブ8は、推進機2の後に続いて立坑1に到達する接続管4の外周に当接するようにもなり、推進機2が立坑1内に取り入れられた後においても、鞘管と接続管との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止する。
【0050】
上記のように構成された立坑止水施工装置によれば、鞘管5の内周に設けた第3のエアーチューブ8が凹凸を有する推進機2の外周に当接することになるが、第3のエアーチューブ8が空気の供給によって弾力性の富むもので構成されているから、推進機2の外周に第3のエアーチューブ8を十分密着させることができる。したがって、立坑1内に推進機2を取り入れる際にも、立坑1内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。
【0051】
また、第3のエアーチューブ8が立坑1に到達する接続管4の外周に当接するようにもなっているから、推進機2が立坑1の内側に取り入れられた後においても、鞘管5と接続管4との隙間から土砂が立坑1内に流入するのを防止することができる。
【0052】
なお、上記第2実施の形態においては、推進機2の先端外周2d(図9参照)に、鞘管5の内周に当接する第4のエアーチューブ(図示せず)を設けるように構成してもよい。この場合、第4のエアーチューブは鞘管5に入った時点で膨らませ、第3のエアーチューブ8は推進機2の凹凸部が通過した時点で膨らませることが好ましい。第4のエアーチューブも、第1のエアーチューブ6と同様のもので構成されている。
【0053】
また、鞘管5に第3のエアーチューブ8を設けるように構成したが、鞘管5を削除するとともに、エントランスボックス3に、パッキン3bに代えて、推進機2又は接続管4の外周に当接するように膨らむ第3のエアーチューブ8を設けるように構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に係る発明においては、鞘管(5)の内周面を円筒状に形成することができるから、推進機(2)を地中(A)に発進させる際に、第1のエアーチューブ(6)を鞘管(5)の内周面に常に密着させることができる。したがって、鞘管(5)と第1のエアーチューブ(6)とを備えた簡単な構造のもので、鞘管(5)と推進機(2)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを確実に防止することができる。しかも、地中(A)に薬液を注入して、地盤の改良を行う必要もない。したがって、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。
【0060】
また、第1のエアーチューブ(6)に供給する空気の圧力を調整することによって、第1のエアーチューブ(6)と鞘管(5)との間の摺動抵抗を適性な値に設定することができる。さらに、エアを抜くことによって第1のエアーチューブ(6)がしぼむから、この第1のエアーチューブ(6)を有する推進機(2)を鞘管(5)内に容易に挿入することができるとともに、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのも防止することができる。
【0061】
また、接続管(4)の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ(7)を鞘管(5)の内周に設けているから、推進機(2)が地中(A)に出て行った後も、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを防止することができる。
【0062】
請求項2に係る発明においては、鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けているから、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。したがって、鞘管(5)を立坑(1)の側壁部(1a)に対して、気密に取り付けなくてもよい利点がある。
【0063】
請求項3に係る発明においては、地中(A)から立坑(1)の内側に推進機(2)を取り入れる際において、鞘管(5)の内周に設けた第3のエアーチューブ(8)が推進機(2)の外周に当接することになる。そして、第3のエアーチューブ(8)が空気の供給によって弾力性の富むもので構成されているから、推進機(2)の外周に凹凸があっても、この推進機(2)の外周に第3のエアーチューブ(8)を密着させることができる。したがって、立坑(1)内に推進機(2)を取り入れる際にも、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。
また、鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けているから、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。したがって、鞘管(5)を立坑(1)の側壁部(1a)に対して、気密に取り付けなくてもよい利点がある。
【0064】
請求項4に係る発明においては、第3のエアーチューブ(8)が立坑(1)に到達する接続管(4)の外周に当接するようにもなっているから、推進機(2)が立坑(1)の内側に取り入れられた後においても、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。
【0065】
請求項5に係る発明においては、請求項1に係る発明と同様に、立坑(1)内への土砂の流入を低いコストで防止することができる。また、第1のエアーチューブ(6)に供給する空気の圧力を調整することによって、第1のエアーチューブ(6)と鞘管(5)との間の摺動抵抗を適性な値に設定することができる。さらに、エアを抜くことによって第1のエアーチューブ(6)がしぼむから、この第1のエアーチューブ(6)を有する推進機(2)を鞘管(5)内に容易に挿入することができるとともに、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのも防止することができる。
また、第1のエアーチューブ(6)が鞘管(5)における第2のエアーチューブ(7)の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ(7)を膨らませるから、第1のエアーチューブ(6)と第2のエアーチューブ(7)とが当接して、推進機(2)の移動が停止することがない。しかも、鞘管(5)と推進機(2)との隙間からも、鞘管(5)と接続管(4)との隙間からも、土砂が立坑(1)内に流入するのを防止することができる。
【0067】
請求項に係る発明においては、第1のエアーチューブ(6)が地中(A)に達した時点で、同第1のエアーチューブ(6)をしぼませるから、この第1のエアーチューブ(6)が地中(A)において抵抗になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施の形態として示した立坑止水施工装置の側断面図。
【図2】同立坑止水施工装置の第1のエアーチューブを示す要部側断面図。
【図3】同立坑止水施工装置のエントランスボックスを示す斜視図。
【図4】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する直前の状態を示す平面図。
【図5】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する直前の状態を示す側断面図。
【図6】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する状態を示す平面図。
【図7】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する状態を示す側断面図。
【図8】この発明の第2実施の形態として示した立坑止水施工装置の側断面図。
【図9】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる直前の状態を示す平面図。
【図10】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる直前の状態を示す側断面図。
【図11】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる状態を示す平面図。
【図12】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる状態を示す側断面図。
図13】従来例として示した立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する状態を示す平面図。
図14】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進する状態を示す側断面図。
図15】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進して地中にある状態を示す平面図。
図16】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑から発進して地中にある状態を示す側断面図。
図17】従来例の他の例として示した立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる直前の状態を示す平面図。
図18】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる直前の状態を示す側断面図。
図19】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる状態を示す平面図。
図20】同立坑止水施工装置において、推進機が立坑内に取り入れられる状態を示す側断面図。
【符号の説明】
1 立坑
1a 側壁部
2 推進機
3 エントランスボックス
3b パッキン
4 接続管
5 鞘管
6 第1のエアーチューブ
7 第2のエアーチューブ
8 第3のエアーチューブ
A 地中

Claims (6)

  1. 立坑(1)の内側から外側の地中(A)に向けて推進機(2)を発進させる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、
    前記立坑(1)の側壁部(1a)に配置され、前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)と、
    前記推進機(2)の外周に設けられ、鞘管(5)の内周に当接するように膨らむ第1のエアーチューブ(6)と
    鞘管(5)の内周に設けられ、推進機(2)の後に続いて地中(A)に出て行く接続管(4)の外周に当接するように膨らむ第2のエアーチューブ(7)と、を備えてなり、
    前記鞘管(5)と推進機(2)および接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記第1のエアーチューブ(6)と前記第2のエアーチューブ(7)とで防止するように構成したことを特徴とする立坑止水施工装置。
  2. 鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)を立坑(1)の側壁部(1a)に設けてなり、鞘管(5)の外周側の部分を通って土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記パッキン(3b)で防止するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の立坑止水施工装置。
  3. 地中(A)から立坑(1)の内側に推進機(2)を取り入れる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工装置であって、
    前記立坑(1)の側壁部(1a)に配置され、前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)と、
    この鞘管(5)の内周に設けられ、推進機(2)の外周に当接するように膨らむ第3のエアーチューブ(8)と
    前記立坑(1)の前記側壁部(1a)に設けられた前記鞘管(5)の外周に密着するパッキン(3b)を有するエントランスボックス(3)と、を備えてなり、
    前記鞘管(5)の外周側の部分を通って推進機(2)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを、前記第3のエアーチューブ(8)と前記パッキン(3b)とで防止するように構成したことを特徴とする立坑止水施工装置。
  4. 第3のエアーチューブ(8)は推進機(2)の後に続いて立坑(1)に到達する接続管(4)の外周に当接するようにもなっており、鞘管(5)と接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に流入するのを、前記第3のエアーチューブ(8)で防止するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の立坑止水施工装置。
  5. 立坑(1)の内側から外側の地中(A)に向けて推進機(2)を発進させる際に、立坑(1)の側壁部(1a)と推進機(2)との隙間から土、砂、石等の土砂が水とともに立坑(1)内に流入するのを防止する立坑止水施工方法であって、
    前記推進機(2)の外周を所定の間隔をおいて囲む鞘管(5)を介して、推進機(2)を地中(A)に発進させ、推進機(2)が鞘管(5)内を通過中に、推進機(2)の外周に設けた第1のエアーチューブ(6)を鞘管(5)の内周に当接するように膨らませることと、
    前記推進機(2)の後に続いて前記地中(A)に出て行く接続管(4)の外周に当接する第2のエアーチューブ(7)を前記鞘管(5)の内周に設けてなり、前記第1のエアーチューブ(6)が前記鞘管(5)における第2のエアーチューブ(7)の位置を通過した後に、同第2のエアーチューブ(7)を膨らませることと、により、
    前記鞘管(5)と推進機(2)および接続管(4)との隙間から土砂が立坑(1)内に水とともに流入するのを防止することを特徴とする立坑止水施工方法。
  6. 第1のエアーチューブ(6)は、同第1のエアーチューブ(6)が地中(A)に達した時点でしぼませることを特徴とする請求項5に記載の立坑止水施工方法。
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