JP3697590B2 - 糸条巻取機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給糸ボビンから解舒された糸を巻取ボビンに巻き返してパッケージとする巻取ユニットを複数備えた糸条巻取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動ワインダー等の糸条巻取機は、糸の巻き取り途中に各種の糸欠点が発生する。従って、従来は、糸の走行経路中に糸欠点検出装置を取り付け、糸の太さと長さを検出する。そして、例えばN(ネップ等の極大)、S(太くて短い)、L(太くて長い)、T(細くて長い)、C(やや太くかなり長い)等に条件設定された欠点に該当するときに、糸欠点としてカットし、カットした欠点情報をデータとして蓄積する。この後、給糸ボビンの評価や巻き取ったパッケージの等級評価に使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来においては、糸欠点検出装置の検出感度により検出した糸欠点データと実際に糸中に出現する欠点とが必ずしも適合するとは限らず、推定しているのが現状である。
【0004】
そこで、本発明は、設定された条件設定と実際の糸欠点の種類とが一致しているかどうか、即ち、設定条件通りに切断されているか否かを容易に確認するのに極めて好都合な糸条巻取機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、糸欠点検出器を備え、設定された条件に基づいて糸欠点を検出すると糸切断を行ない、欠点部を除去して給糸ボビン側の糸と巻取ボビン側の糸を糸継ぎして巻取りを再開するようにした糸条巻取機において、巻取り中に設定された条件でカットされた後、糸継ぎ動作を行うことなく巻取りを停止すると共に、カットした設定条件を表示し、採取した欠点サンプルと表示された欠点の設定条件とをチェックできる糸欠点サンプル機能を搭載したことを特徴としている。
【0006】
上記の構成によれば、糸欠点サンプルを回収するときに、カットした設定条件(糸欠点の種類)を表示にうおり回収と同時に確認することができる。これにより、糸欠点サンプルを持ち運んで糸欠点の種類を確認に行く時間および負担を解消することができるため、設定条件通りに切断されているか否かを容易に確認することができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の糸条巻取機であって、カットした糸欠点の設定条件を巻取ユニットのインジケータに表示することを特徴としている。これにより、既存のインジケータを用いて糸欠点の種類を表示することができるため、巻取ユニットの部品コストの増大を防止することができる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の糸条巻取機であって、カットする糸欠点の種類が特定の種類に限定して設定されるようにしたことを特徴としている。これにより、糸欠点の種類を容易に選択することができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れか1項に記載の糸条巻取機であって、糸欠点サンプル機能の設定がグループ毎に設定され、各ユニットに該糸欠点サンプル機能の動作・非動作を選択するスイッチが設けられていることを特徴としている。これにより、巻取ユニット側で特殊モードスイッチの操作により糸欠点サンプル機能モードを実行するか否かを選択することができるため、結果的に個々の巻取ユニットに対して標準モードで実行するか、糸欠点サンプル機能モードで実行するかを設定することができる。さらに、グループ単位で設定されるため、巻取ユニットの特定が簡単である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。本実施の形態に係る糸条巻取機(自動ワインダー)は、図2に示すように、並設された複数の巻取ユニット1と、これらの巻取ユニット1の並設方向の一端部に配置された機台制御装置41とを備えている。各巻取ユニット1は、図1に示すように、給糸ボビンBから解舒される紡績糸YをトラバースさせながらボビンBf上に巻き付けて、所定長で所定形状のパッケージPとするものである。また、巻取ユニット1は、巻取ユニット1を正面から見たときに、左右の一側にユニットフレーム42が設けられ、そのユニットフレーム42の側方に巻取処理を行う巻取ユニット本体43が設けられている。
【0011】
上記の巻取ユニット本体43は、ボビンBfを把持するクレードル2と紡績糸Yをトラバースさせる綾振りドラム(巻取ドラム)3とを備えている。クレードル2は、綾振りドラム3に向けて揺動自在であり、それによってボビンBfに巻き形成されたパッケージPが綾振りドラム3に対して接触または離反される。また、クレードル2には、糸切れ時にクレードル2を上げて、パッケージPを綾振りドラム3から離反させるリフトアップ機構2aと、クレードル2を上げると同時に、クレードル2に把持されたパッケージPの回転を停止させるパッケージブレーキ機構2bが取り付けられている。リフトアップ機構2aとパッケージブレーキ機構2bの作動は、図2のユニット制御装置21により制御されている。
【0012】
綾取りドラム3は、その表面に紡績糸をトラバースさせる螺旋状の綾振り溝3aが形成されている。また、巻取ユニット1は、給糸ボビンBと綾振りドラム3との間の糸走行経路中に、給糸ボビンBから順に、解舒補助装置4、テンション付与装置5、糸継ぎ装置7、クリアラー(糸太さ検出器)8を配設している。
【0013】
解舒補助装置4は、給糸ボビンBの解舒と共に芯管に被さる筒体を下げることにより、給糸ボビンBからの糸の解舒を補助するものである。テンション付与装置5は、走行する紡績糸Yに所定のテンションを付与するものである。図示例では、固定の櫛歯5aに対して可動の櫛歯5bを配置するゲート式のものが用いられている。櫛歯5aに対して櫛歯5bが噛み合わせ状態または解放状態になるように旋回自在になっており、その旋回はロータリー式のソレノイドにより行われる。
【0014】
糸継ぎ装置7は、糸欠点を検出して行う糸切断時、または解舒中の糸切れ時に、給糸ボビンB側の下糸と、パッケージP側の上糸とを糸継ぎするものである。クリアラー8は、紡績糸Yの太さ欠陥を検出するためのものである。クリアラー8からの紡績糸Yの太さに応じた信号が図示しないアナライザーで処理され、スラブ等の糸欠点を検出する。また、このクリアラー8には、糸欠点を検出した時の糸切断用のカッター8aが付設されている。このカッター8aの作動は、アナライザーまたはユニット制御装置21により制御される。
【0015】
糸継ぎ装置7の上下には、給糸ボビンB側の下糸を捕捉して案内する下糸捕捉案内手段11と、パッケージP側の上糸を捕捉して案内する上糸捕捉案内手段12が設けられている。糸切断時または糸切れ時に、下糸捕捉案内手段11の吸引口11aが図示の位置で下糸を捕捉し、軸11bを中心にして下から上へと旋回して、糸継ぎ装置7に下糸を案内する。同時に、上糸捕捉案内手段12のサクションマウス12aが図示の位置から軸12bを中心にして下から上へと旋回し、逆転させられるパッケージPから上糸を捕捉し、更に軸12bを中心にして上から下へと旋回し、糸継ぎ装置7に上糸を案内する。糸継ぎ装置7で引き揃えられた下糸と上糸とは旋回空気流を用いて糸継ぎされる。
【0016】
上記のように構成された巻取ユニット本体43の各構成部品は、ユニットフレーム42により支持されている。ユニットフレーム42には、図2に示すように、ユニット制御装置21が内蔵されていると共に、ユニット制御装置21に対して信号を入出力可能に接続された表示パネル22が前面に設けられている。ユニット制御装置21は、図3の糸欠点表示テーブル31や各種のプログラムを書き換え可能に記憶した記憶部23と、プログラムを実行可能な演算部24と、巻取ユニット本体43および表示パネル22に対して信号を入出力可能に接続された入出力部25と、機台制御装置41に対してデータ通信可能に接続された通信部26とを有している。
【0017】
各巻取ユニット1の記憶部23に格納された糸欠点表示テーブル31は、図3に示すように、糸欠点の種類欄と表示欄とを有している。糸欠点の種類欄は、“T−cut”と“C−cut”と“F−cut”と“Splice−cut”と“Additional−cut”と“Other−cut”との6種類の糸欠点からなっている。尚、糸欠点表示テーブル31における糸欠点の種類は、例示であり、7種類以上であっても良い。また、表示欄は、糸欠点の種類欄に対応して設けられており、7セグメントLEDの各セグメントの組み合わせからなるデータ構成にされている。例えば“Additional−cut”の場合には、“A”が点灯表示されるデータ構成にされている。
【0018】
また、図2に示すように、各巻取ユニット1の記憶部23に格納されたプログラムは、巻取ユニット1を通常の巻き取り動作で作動させる運転ルーチンの他、所望の糸欠点サンプルを採取すると共に糸欠点の種類を表示する糸欠点サンプル機能モードルーチンを有している。糸欠点サンプル機能モードルーチンおよび運転ルーチンは、後述する特殊モードスイッチ60がオン状態であるか否かにより実行が切り替えられるようになっている。尚、糸欠点サンプル機能モードルーチンの具体的な動作については後述する。
【0019】
上記の特殊モードスイッチ60は、上記の入出力部25に接続された表示パネル22に設けられている。表示パネル22は、図1に示すように、ユニットフレーム42の前面上部に設けられている。表示パネル22には、表示部52が配置されている。表示部52は、上位桁表示器54と下位桁表示器55とを備えており、これらの表示器54・55は、7セグメントLEDからなっている。そして、表示部52は、巻取ユニット本体43に備えられた入出力機器の機器番号を表示可能になっていると共に、上述の糸欠点サンプル機能モードルーチンの実行時に糸欠点の種類を表示可能になっている。尚、表示部52は、糸欠点の種類や機器番号を液晶表示するように構成されていても良く、この場合には、糸欠点の種類や入出力機器の具体的な名称を直接的に表示することができる。
【0020】
また、表示部52の下方には、特殊モードスイッチ60が設けられている。特殊モードスイッチ60は、単数のディップスイッチからなっており、オン(ON)状態であるときに、巻取ユニット1を特殊モードで巻取動作させるようになっている一方、オフ(OFF)状態であるときに、標準モードで動作(運転)させるようになっている。尚、特殊モードは、糸欠点の種類を表示部52に表示しながら糸欠点サンプルを採取する糸欠点サンプル機能モードを含んでいる。
【0021】
上記のように各種のスイッチ類を備えた表示パネル22の下方には、スタートスイッチ61が配置されている。スタートスイッチ61は、“ON”および“OFF”の文字表示が上方および側方に配置されている。また、スタートスイッチ61は、“ON”位置と“OFF”位置とに切り替え可能にされたスイッチ把持部61aを有している。そして、スタートスイッチ61は、例えば糸欠点サンプル機能モードルーチンの実行中に、“ON”→“OFF”→“ON”の切り替えにより再スタート指令がなされると、糸欠点サンプルの採取を繰り返すスイッチとして使用されるようになっている。尚、スタートスイッチ61は、回動式に代えて押圧式にすることもできる。押圧式にした場合には、例えばスタートスイッチ61を押し込む毎に、オン状態とオフ状態とが交互に切り替わるようにすることができる。
【0022】
上記のように構成された巻取ユニット1は、固有のユニット番号を有している。巻取ユニット1は、図2に示すように、機台制御装置41にデータ信号を送受信可能に接続されている。機台制御装置41は、動作モード設定部62を外部に備えていると共に、動作モード設定部62に接続された情報処理部を内部に備えている。動作モード設定部62は、図示しないスイッチ類等の操作部と、LCD等の表示部とを備えている。そして、機台制御装置41は、グループ(品種)単位で巻取ユニット1を作動させる動作モードやロットを設定可能になっている。
【0023】
上記の構成において、自動ワインダ−の動作について説明する。
糸欠点サンプルの採取を行う場合には、オペレータが機台制御装置41の動作モード設定部62におけるスイッチ類を操作することによって、動作モードの中から糸欠点サンプル機能モードを選択すると共に、糸欠点の種類を選択する。この後、通信指示操作を行うことによって、糸欠点サンプル機能モードおよび糸欠点の種類を含むモード信号をグループ(品種)単位で巻取ユニット1に送信する。
【0024】
具体的には、例えば1台の自動ワインダ−が60錘の(No.1〜No.60)の巻取ユニット1で構成されている場合において、No.1〜No.20の20錘はA品種、No.21〜No.40の20錘はB品種、No.41〜No.60の20錘はC品種というように、1台の自動ワインダ−で3品種の糸を巻き返しているときに、機台制御装置41で品種Aについて糸欠点サンプル機能モードを設定すると、モード信号は、No.1〜No.20の巻取ユニット1に送信される。
【0025】
所定グループの巻取ユニット1にモード信号が送信されると、これらの各巻取ユニット1においては、図4に示すように、先ず特殊モードスイッチ60がオン状態であるか否かを判定する(S1)。オン状態でない場合には(S1,NO)、通常(標準)モードで作動し(S2)、S1から再実行する。これにより、モード信号が送信された巻取ユニット1は、特殊モードスイッチ60がオフ状態にされて通常の巻取動作を実行している場合、機台制御装置41からモード信号が送信されても、このモード信号による設定が無効にされる。この結果、機台制御装置41側において巻取ユニット1を糸欠点サンプル機能モードに設定するように操作を行っても、巻取ユニット1においては、特殊モードスイッチ60をオン状態に切り替えない限り、通常の巻取動作を継続する。
【0026】
次に、特殊モードスイッチ60がオン状態に切り替えられた場合には(S1,YES)、続いてモード信号が糸欠点サンプル機能モードを指示するものであるか否かを判定し(S3)、糸欠点サンプル機能モードでない場合には(S3,NO)、モード信号に含まれる他の特殊モードで作動する(S4)。一方、モード信号が糸欠点サンプル機能モードを指示する場合には(S3,YES)、表示パネル22の図示しないユニットインジケ−タを点滅させることによって、特殊モードで作動する状態になったことをオペレータに報知する(S5)。
【0027】
次に、モード信号中に含まれる運転条件に基づいて作動し、糸欠点サンプルを採取する(S6)。この後、糸欠点の種類を示す糸欠点種類データがモード信号中から取得される(S7)。そして、糸欠点種類データと図3の糸欠点表示テーブル31とに基づいて、糸欠点種類データに対応する表示データが取得される(S8)。この後、図1の上位桁表示器54において、表示データに対応するセグメントが点灯される結果、糸欠点種類データに対応した記号が表示部52において表示される(S9)。
【0028】
この状態において、オペレータが巻取ユニット1に移動し、採取された糸欠点サンプルを観察する。この際、糸欠点の種類を忘れていた場合や勘違いしていた場合でも、表示部52に表示された記号を目視すれば、糸欠点サンプルの種類を即座に確認することができる。従って、糸欠点サンプルの観察による診断結果を高い信頼性で容易且つ短時間で得ることができる(S10)。
【0029】
次に、スタートスイッチ61が操作されたか否かを判定し(S11)、操作されなければ(S11,NO)、S11を繰り返して実行することによって、糸欠点サンプルを採取した状態でモードスタートスイッチ61が操作されるまで待機する。
【0030】
この後、スタートスイッチ61が操作されると(S11,YES)、続いて操作内容が再スタート指令であるか否かを判定する(S12)。再スタート指令でない場合には(S12,NO)、S12を再実行することにより待機状態となる。一方、再スタート指令になれば(S12,YES)、S6から再実行して新たな糸欠点サンプルを採取する。これにより、糸欠点サンプルが観察にとって不適当であったり、複数枚を必要としている場合には、再スタート指令となるようにスタートスイッチ61を操作することによって、容易に糸欠点サンプルを追加して得ることができる。
【0031】
以上のように、本実施形態の自動ワインダー(糸条巻取機)は、図1に示すように、クリアラー8(糸欠点検出器)を備え、設定された条件に基づいて糸欠点を検出すると糸切断を行ない、欠点部を除去して給糸ボビンB側の糸Yと巻取ボビンB側の糸Yを糸継ぎして巻取りを再開するようにしたものであり、巻取り中に設定された条件でカットされた後、糸継ぎ動作を行うことなく巻取りを停止すると共に、カットした設定条件を表示し、採取した糸欠点サンプルと表示された糸欠点の設定条件とをチェックできる糸欠点サンプル機能を搭載した構成にされている。
【0032】
上記の構成によれば、糸欠点サンプルを回収するときに、カットした設定条件(糸欠点の種類)を表示することにより回収と同時に確認することができる。これにより、糸欠点サンプルを持ち運んで糸欠点の種類を確認に行く時間および負担を解消することができるため、設定条件通りに切断されているか否かを容易に確認することができる。
【0033】
具体的には、カットした糸欠点の設定条件を巻取ユニット1の表示部52(インジケータ)に表示する構成にされている。これにより、既存の表示部52を用いて糸欠点の種類を表示することができるため、巻取ユニット1の部品コストの増大を防止することができる。
【0034】
また、本実施形態においては、図3に示すように、カットする糸欠点の種類が特定の種類に限定して設定される構成にされている。これにより、糸欠点の種類を容易に選択することができる。
【0035】
さらに、本実施形態においては、糸欠点サンプル機能の設定がグループ毎に設定され、各ユニットに該糸欠点サンプル機能モードの動作・非動作を選択する特殊モードスイッチ60が設けられている構成である。これにより、巻取ユニット1側で特殊モードスイッチ60の操作により糸欠点サンプル機能モードを実行するか否かを選択することができるため、結果的に個々の巻取ユニット1に対して標準モードで実行するか、糸欠点サンプル機能モードで実行するかを設定することができる。さらに、グループ単位で設定されるため、巻取ユニット1の特定が簡単である。
【0036】
尚、本実施形態においては、表示部52の7セグメントLEDからなる上位桁表示器54の記号表示の報知態様で糸欠点の種類を報知した場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、LCD等を用いた文字表示による報知態様であっても良いし、音声による報知態様であっても良いし、さらには、これら報知態様の組み合わせであっても良い。
【0037】
また、本実施形態においては、1種類の糸欠点サンプルを採取するように機台制御装置41から巻取ユニット1に設定して作動させる場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、採取した糸欠点サンプルに対応する種類を表示するようになっていれば、複数種類の糸欠点サンプルを連続して採取するようになっていても良い。尚、この場合には、採取した糸欠点サンプルと種類との関係を明確に区別することができるように、下位桁表示器55を糸欠点サンプルの採取回を表示する用途に設定し、上位桁表示器54における糸欠点の種類と下位桁表示器55における採取回とを同時に表示可能になっていることが好ましい。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、設定された条件設定と実際の糸欠点の種類とが一致しているかどうか、即ち、設定条件通りに切断されているか否かを容易に確認することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取ユニットの正面図である。
【図2】糸条巻取機のブロック図である。
【図3】糸欠点表示テーブルの説明図である。
【図4】糸欠点サンプル機能モードルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 巻取ユニット
2 クレードル
3 綾振りドラム
4 解舒補助装置
5 テンション付与装置
7 糸継ぎ装置
8 クリアラー
21 ユニット制御装置
22 表示パネル
23 記憶部
24 演算部
25 入出力部
26 通信部
41 機台制御装置
42 ユニットフレーム
43 巻取ユニット本体
52 表示部
54 上位桁表示器
55 下位桁表示器
60 特殊モードスイッチ
61 スタートスイッチ
62 動作モード設定部

Claims (4)

  1. 糸欠点検出器を備え、設定された条件に基づいて糸欠点を検出すると糸切断を行ない、欠点部を除去して給糸ボビン側の糸と巻取ボビン側の糸を糸継ぎして巻取りを再開するようにした糸条巻取機において、
    巻取り中に設定された条件でカットされた後、糸継ぎ動作を行うことなく巻取りを停止すると共に、カットした設定条件を表示し、採取した糸欠点サンプルと表示された糸欠点の設定条件とをチェックできる糸欠点サンプル機能を搭載したことを特徴とする糸条巻取機。
  2. カットした糸欠点の設定条件を巻取ユニットのインジケータに表示することを特徴とする請求項1に記載の糸条巻取機。
  3. カットする糸欠点の種類が特定の種類に限定して設定されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の糸条巻取機。
  4. 糸欠点サンプル機能の設定がグループ毎に設定され、各ユニットに該糸欠点サンプル機能の動作・非動作を選択するスイッチが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の糸条巻取機。
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