JP3697024B2 - マニピュレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学プラント等において、酸やアルカリ雰囲気が充満した環境下で清掃、検査及び補修などの作業に用いられるマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
核燃料の再処理工場などに代表される化学プラントなどにおいて、酸やアルカリ雰囲気が充満した施設内では、アルミ合金や鉄からなる機械が腐食してしまうため、ステンレスなどの耐腐食性材料からなる機械が用いられている。
【0003】
こうした環境下の施設において、前述した機械の清掃、検査及び補修には、人間にかわって外部から操作できるマニピュレータが用いられている。このマニピュレータは、その内部をすべて耐腐食性材料によって構成することは不可能であるため、全体または部分的に弾性を有するカバーなどで覆って、前述した酸やアルカリなどの腐食性を有する雰囲気に直接さらされないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したマニピュレータの一部または全体を覆うカバーは、マニピュレータの可動範囲を制限するとともに、動作に対して妨げとなる。このため、マニピュレータは、その性能を十分に発揮していない。
【0005】
また、マニピュレータの一部だけが故障した場合には、酸やアルカリなどの腐食性を有する雰囲気が人体に対し厳しい環境であるため、その場での修理は行わずに、マニピュレータ全体を交換していた。
【0006】
このマニピュレータ全体を交換する作業は、非常に大きな手間と長い時間が必要であるため、マニピュレータで実施していた作業の進捗状況に大きな影響をおよぼしてしまう。
【0007】
従って本発明の目的は、腐食性を有する雰囲気のなかにおいてもカバーが不必要で、かつ部分的な故障時に全体を交換することなく修理できるとともに、修理に必要とされる手間と時間とを抑制することができるマニピュレータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のマニピュレータは、複数のモジュールを直列に連結してなるマニピュレータにおいて、前記モジュールの外殻を形成するフレームの外表面が耐腐食性材料で構成され、前記モジュール相互の連結部分には、各モジュールに必要な前記モジュールの互いに相対する端面に設けられたコネクタによる電気配線の連結とともに各モジュールのフレーム間を気密状態に保つ連結機構を備え、前記連結機構は、一方のモジュールの端面の中央に設けられ伸縮自在なシリンダユニットと、他方のモジュールの端面の中央に設けられた結合孔と、前記モジュールの端面のうち一方に設けられ前記コネクタ及び前記シリンダユニットを包囲するシール部材としてのOリングと、前記シリンダユニットの伸縮によってマニピュレータの外周方向に突出し前記結合孔に密接する係合子としての鋼球とから構成されたことを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の本発明のマニピュレータは、請求項1に記載のマニピュレータにおいて、前記マニピュレータの内部に気体を送込むことによりマニピュレータの内部を外部より高い圧力に保つ気体圧送手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、例えばプラント内の清掃、検査及び補修などに用いられるマニピュレータ1は、その軸方向に5つのモジュール2,3,4,5,6に分割でき、かつこれらのモジュール2,3,4,5,6が相互に直列に連結して構成されるとともに、図示しない操作部などによって、自在に遠隔操作されるようになっている。
【0011】
前記モジュール2,3,4,5,6はそれぞれ重量が略5kgであるとともに、図示中の矢印J方向からみたときの、つまり軸方向の投影面がほぼ直径200mmの円におさまっている。このため、前記マニピュレータ1はプラントの比較的小さな気密ハッチから作業対象施設内に出し入れ自在となっている。
【0012】
また、前記モジュール2,3,4,5,6相互の連結部分a,b,c,dには、図2及び図3に示す連結機構7を設けて、前記モジュール2,3,4,5,6を相互に連結・分離するようになっている。
【0013】
前記連結機構7は、一方のモジュール8に設けられ伸縮自在なシリンダユニット9と、他方のモジュール10に設けられた結合孔11と、シール部材としてのOリング12と、シリンダユニット9の伸縮によってマニピュレータ1の外周方向に突出する係合子としての鋼球20とから構成されている。
【0014】
シリンダユニット9は、中空状部材14と、この中空状部材14内に遊挿されたピストン15などを備えている。中空状部材14は、前記一方のモジュール8の外殻を構成するフレーム13において、前記他方のモジュール10に相対する端面13aのほぼ中央に一体に形成されている。フレーム13は、少なくとも外表面がステンレスなどの耐腐食性材料からなる。
【0015】
前記中空状部材14は、前記モジュール10側に開口する有底筒状に形成されているとともに、モジュール8の軸方向のほぼ中央に仕切壁16を設けている。この仕切壁16は、中空状部材14内の空間を、図2において右側(マニピュレータ1の基端側)に位置する第1の空間17と、左側(マニピュレータ1の先端側)に位置する第2の空間18とに分割している。
【0016】
また、仕切壁16は、ほぼ中央に、前記ピストン15の後述する連結軸24を摺動自在とする摺動孔19を設けている。この摺動孔19と連結軸24との間にはパッキン39が設けられており、前記第1の空間17と第2の空間18との間の気密を確保している。
【0017】
前記中空状部材14の前記モジュール10側に位置する端部には、前記鋼球20を遊挿した孔21を周方向に略等間隔に設けている。この孔21は、それぞれ、中空状部材14の外周側に位置する開口径が前記鋼球20の径に比べて若干小さく形成されている。
【0018】
前記ピストン15は、前記鋼球20に当接するヘッド部22と、前記第1の空間17に挿入される基部23と、前記ヘッド部22と基部23とを互いに連結する連結軸24とを一体に備えている。
【0019】
ヘッド部22は、前記モジュール10に向かって次第に先細となるようにテーパを有し、かつこのテーパを形成するテーパ面25において、前記鋼球20と接している。
【0020】
このテーパ面25は、図3に示すように、前記ピストン15が前記モジュール10に向かって押出された際に、鋼球20をマニピュレータ1の外周方向に突出するようになっている。この際、前記孔21の外周側に位置する開口径が前記鋼球20の径より若干小さく形成されているので、前記鋼球20は中空状部材14から外れることがない。
【0021】
前記基部23は、その外周面23aにパッキン26を設けて、前記中空状部材14の壁面14aとの間の気密を確保している。基部23は、前記第1の空間17を、図示中の右側(マニピュレータ1の基端側)に位置する後部エアー室27と、図示中の左側(マニピュレータ1の先端側)に位置する前部エアー室40とに分割している。
【0022】
また、前記中空状部材14の壁面14aには、前記前部エアー室40と前記後部エアー室27とに、それぞれ気体を供給するガス供給管28,29が接続している。このガス供給管28,29は、互いに連結するモジュール2,3,4,5,6内を通って前述した操作部のガス供給源30に接続している。このガス供給源30は、前記ガス供給管28,29に清浄な気体を供給するようになっている。
【0023】
このように構成されることによって、前記ピストン15は、前記ガス供給源30からガス供給管28,29を通って、前記前部エアー室40及び後部エアー室27に清浄な気体が供給されることによって、図示中の矢印Sに沿って伸縮自在となっている。
【0024】
前記結合孔11は、前記モジュール10の外殻を構成するフレーム31において、前記モジュール8の端面13aに相対する端面31aのほぼ中央に設けられている。フレーム31は、少なくとも外表面がステンレスなどの耐腐食性材料からなる。
【0025】
結合孔11は、前記中空状部材14を挿入できるように、この中空状部材14の外径より大きい孔に形成されているとともに、前記端面31aから離れるにしたがって開口径が拡大する傾斜面32を有している。この傾斜面32は、図3に示すように、ピストン15によって鋼球20が突出された場合に、鋼球20と密接するようになっている。
【0026】
また、前記モジュール8,10の互いに相対する端面13a,31aには、コネクタ33,34と連通孔35,36とがそれぞれ設けられている。
前記コネクタ33,34は、それぞれ配線37,38を接続しており、図3に示すようにモジュール8,10が互いに連結した場合に、互いに係合するとともに、前記操作部から前記モジュール2,3,4,5,6のそれぞれに必要な信号を伝達するようになっている。
【0027】
前記連通孔35,36は、図3に示すようにモジュール8,10が互いに連結した場合に、フレーム13,31内を互いに連通するとともに、モジュール8より先端側に位置するモジュール10などのガス供給管(図示せず)などを通すようになっている。
【0028】
前記モジュール8,10の端面13a,31aのうち一方には、前記Oリング12が設けられている。このOリング12は、前記コネクタ33,34、シリンダユニット9及び連通孔35,36を包囲するように設けられている。
【0029】
前記Oリング12は、図3に示すようにモジュール8,10が互いに連結した際に、端面13a,31aに密着することによって前記フレーム13,31の内部を外部から気密を有して遮断するようになっている。なお、図示例において、Oリング12は、結合孔11を有するモジュール10のフレーム31に設けられているが、前記シリンダユニット9を有するモジュール8のフレーム13に設けられても良い。
【0030】
また、図1に示すように、前記モジュール2,3,4,5,6のうち最も基端側に位置するモジュール6は前記ガス供給源30とは別のガス供給源41に接続している。このガス供給源41は、前記モジュール6内に清浄な気体を供給するようになっている。供給された清浄な気体は前記連通孔35,36などを通って、マニピュレータ1内に充満することとなる。なお、ガス供給源41と連通孔35,36とで本明細書中に記した気体圧送手段を構成している。
【0031】
また、前記ガス供給源30,41はスイッチ操作などによって、前記ガス供給管28,29及びモジュール6内に気体を供給するか否かを容易に切り換えるようになっている。
【0032】
なお、本実施形態においては、図1に示すように、全長がほぼ1mでかつ関節を7つ有するとともに5つのモジュール2,3,4,5,6に分割可能なマニピュレータ1を示しているが、複数のモジュールに分割可能なものであれば全長が1mより長くても短くても、関節が7つより多くても少なくても良い。
【0033】
前述した構成によれば、モジュール8,10を互いに連結する際は、モジュール8,10の端面13a,31aを互いに近付けた状態において、シリンダユニット9の後部エアー室27にガス供給源30から気体を注入する。するとピストン15がモジュール10に向かって押出されテーパ面25が鋼球20をマニピュレータ1の外周方向に突出することとなる。
【0034】
そして、この鋼球20が前記結合孔11の傾斜面32に当接することとなる。前記傾斜面32は、結合孔11の開口径が端面31aから離れるのにしたがって拡大するように形成されているので、前記モジュール10をモジュール8に向かって付勢しながら、前記鋼球20は結合孔11に係合することとなる。
【0035】
この後、略同時に、Oリング12が端面13a,31aによって押され、モジュール8,10のフレーム13,31間の気密を確保して、このフレーム13,31が互いに気密状態に保たれるとともに、連通孔35,36がフレーム13,31の内部を連通することとなる。
【0036】
そして、前記ガス供給源41からマニピュレータ1の内部に清浄な気体を供給して、このマニピュレータ1の内部の圧力を、外部の圧力より例えば0.01MPaなどの比較的低い圧力だけ、高い状態に維持する。
【0037】
また、前述したモジュール8,10同士の連結とともに、前記コネクタ33,34は互いに係合し、モジュール8,10が互いに電気的に連結することとなる。
【0038】
モジュール8,10を互いに分離する際には、前記ガス供給源30から前記前部エアー室40に気体を供給する。すると、供給された気体はピストン15をモジュール8に向かって押し戻すこととなる。ピストン15のテーパ面25が鋼球20を突出しなくなり、モジュール8,10間の連結が解除されることとなる。
【0039】
前述したように、モジュール8,10は、鋼球20及び結合孔11などによって互いに機械的に連結されるとともに、コネクタ33,34が互いに係合することによって電気的にも連結される。モジュール8,10が互いに連結された時には、Oリング12によってフレーム13,31の内部は、外部から遮断される。
【0040】
ここで、フレーム13,31は、少なくとも外表面がステンレスなどの耐腐食性材料からなるため、酸やアルカリなどの腐食性を有する雰囲気中においても、腐食されないとともに、フレーム13,31の内部がOリング12によって外部から遮断されかつガス供給源41から清浄な気体を送込まれて外部より高い圧力に保たれているので、腐食性を有する雰囲気がマニピュレータ1の内部に浸入することがない。
【0041】
このため、マニピュレータ1の内部の機器を構成する材質が何であっても、腐食性を有する雰囲気中において、一部または全体を覆うカバーを用いる必要がない。
【0042】
したがって、マニピュレータ1の可動範囲に制限が加わったり、動作が妨げられなくなって、マニピュレータ1が本来有する機能を十分に発揮できるようになるため、マニピュレータ1を用いた作業の効率が向上することとなる。
【0043】
また、マニピュレータ1が直列に連結されるモジュール2,3,4,5,6によって構成され、前記モジュール2,3,4,5,6を連結する連結機構7は、ガス供給源30から操作されるシリンダユニット9によって連結・分離が動作される。
【0044】
前記ガス供給源30のスイッチ操作などによって、シリンダユニット9を動作するための気体の供給先(前部エアー室40、後部エアー室27)を容易に切り換えることができるので、モジュール2,3,4,5,6同士の連結・分離を容易に切り換えることができる。
【0045】
このため、遠隔操作の別の手動マニピュレータや分厚いグローブをつけた人間の手によって、容易にモジュール2,3,4,5,6の交換が行えることとなる。
【0046】
したがって、一部のモジュールが故障した場合では、故障したモジュールと交換するモジュールを腐食性を有する雰囲気中に持ち込んで、遠隔操作の別の手動マニピュレータなどを用いて交換して、マニピュレータ1の修理を行うことができる。
【0047】
このため、マニピュレータ1全体を交換することなく容易に修理できるので、修理に必要とされる手間と時間を抑制することとなって、作業の進捗状況に対する影響を抑制することができる。
【0048】
また、人間がモジュールを交換する場合にも、作業に必要とされる手間と時間を抑制するので、人体に対する影響を抑制することができる。
前述した実施形態によれば、次の構成が得られる。
(付記1)複数のモジュールを直列に連結してなるマニピュレータにおいて、前記モジュールの外殻を形成するフレームの外表面が耐腐食性材料で構成され、前記モジュール相互の連結部分には、各モジュールに必要な電気配線などの連結とともに各モジュールのフレーム間を気密状態に保つ連結機構を備えたことを特徴とするマニピュレータ。
(付記2)前記マニピュレータの内部に気体を送込むことにより、マニピュレータの内部を外部より高い圧力に保つ気体圧送手段を備えたことを特徴とする付記1記載のマニピュレータ。
(付記3)前記連結機構が、相互に連結されるモジュールのうち一方のモジュールに設けられ伸縮自在なシリンダユニットと、前記シリンダユニットの伸縮によってマニピュレータの外周方向に突出する係合子と、他方のモジュールに設けられ前記係合子と係合する結合孔と、前記モジュールのうち片方のモジュールに設けられかつ前記係合子と結合孔とが互いに係合した際に前記フレーム間を気密状態に保つシール部材とからなることを特徴とする付記1記載のマニピュレータ。
【0049】
付記に記載されたマニピュレータは、モジュールのフレームの外表面が耐腐食性材料によって構成され、かつ前記フレーム間を互いに気密状態に保つので、カバーを用いなくても腐食性を有する雰囲気が内部に浸入することがない。したがって、マニピュレータが本来有する機能を十分に発揮できるようになるので、作業の効率が向上することとなる。
【0050】
また、マニピュレータを複数のモジュールによって構成したので、故障したモジュールのみを交換することによって容易に修理でき、修理に必要とされる手間と時間とを抑制することができる。
【0051】
さらに、マニピュレータの内部の圧力を外部より高い圧力に保つので、腐食性を有する雰囲気中において、カバーを用いなくてもより確実に腐食性を有する雰囲気が内部に浸入することがない。
【0052】
また、シリンダユニットの伸縮によって係合子と結合孔とが互いに係合し、かつシール部材がフレーム間を気密状態に保つので、腐食性を有する雰囲気中において、カバーを用いなくてもこの腐食性を有する雰囲気が内部により確実に浸入することがない。
【0053】
したがって、マニピュレータの可動範囲の制限や動作に対する妨げがなくなり、マニピュレータが本来有する機能を十分に発揮できるようになって、マニピュレータを使用した作業の効率が向上することとなる。
【0054】
【発明の効果】
本発明の作業用マニピュレータは、マニピュレータを構成するモジュールのフレームの外表面が耐腐食性材料によって構成され、このモジュール相互の連結部分が前記フレーム間を気密状態に保つ連結機構を備えているので、腐食性を有する雰囲気中において、カバーを用いなくても、腐食性を有する雰囲気が内部に浸入することがない。
【0055】
したがって、マニピュレータの可動範囲の制限や動作に対する妨げがなくなり、マニピュレータが本来有する機能を十分に発揮できるようになるので、マニピュレータを使用した作業の効率が向上することとなる。
【0056】
また、マニピュレータを複数のモジュールによって構成しかつ連結機構の連結とともに電気配線も連結されるので、一部のモジュールが故障した際に、マニピュレータ全体を交換せずに、故障したモジュールのみを腐食性を有する雰囲気中で交換でき、容易にマニピュレータを修理できる。したがって、修理に必要とされる手間と時間とを抑制することとなって、マニピュレータで実施していた作業の進捗状況に与える影響を抑制することができる。
【0057】
さらに、前述した効果に加え、モジュール相互が互いに連結した際に、気体圧送手段がマニピュレータの内部の圧力を外部より高い圧力に保つので、腐食性を有する雰囲気中において、カバーを用いなくても、腐食性を有する雰囲気がマニピュレータの内部により確実に浸入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すマニピュレータの側面図。
【図2】図1に示されたマニピュレータの連結機構を示す側断面図。
【図3】図2示された連結機構が連結した状態を示す側断面図。
【符号の説明】
1…マニピュレータ
2…モジュール
3…モジュール
4…モジュール
5…モジュール
6…モジュール
7…連結機構
8…モジュール
9…シリンダユニット
10…モジュール
11…結合孔
12…Oリング(シール部材)
13…フレーム
20…鋼球(係合子)
31…フレーム
35…連通孔(気体圧送手段)
36…連通孔(気体圧送手段)
41…ガス供給源(気体圧送手段)
a…連結部分
b…連結部分
c…連結部分
d…連結部分
Claims (2)
- 複数のモジュールを直列に連結してなるマニピュレータにおいて、
前記モジュールの外殻を形成するフレームの外表面が耐腐食性材料で構成され、
前記モジュール相互の連結部分には、各モジュールに必要な前記モジュールの互いに相対する端面に設けられたコネクタによる電気配線の連結とともに各モジュールのフレーム間を気密状態に保つ連結機構を備え、
前記連結機構は、
一方のモジュールの端面の中央に設けられ伸縮自在なシリンダユニットと、
他方のモジュールの端面の中央に設けられた結合孔と、
前記モジュールの端面のうち一方に設けられ前記コネクタ及び前記シリンダユニットを包囲するシール部材としてのOリングと、
前記シリンダユニットの伸縮によってマニピュレータの外周方向に突出し前記結合孔に密接する係合子としての鋼球とから構成されたことを特徴とするマニピュレータ。 - 前記マニピュレータの内部に気体を送込むことによりマニピュレータの内部を外部より高い圧力に保つ気体圧送手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータ。
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