JP3696972B2 - オフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット印刷時の給紙方向に制約が無く、ポリオレフィン樹脂フィルムと溶剤浸透防止層との間の接着力及びピグメント塗工剤層と溶剤浸透防止層間の接着力が強く、オフセット印刷を施してもオフセットインキによる溶剤アタックやエッジピックを防止したオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフセット印刷は、多色印刷が容易にできるので、アート紙、上質紙、コート紙等の紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ塩化ビニル等の印刷に使用されている。
しかし、ポリオレフィン樹脂フィルムや無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物よりなる微多孔性合成紙にピグメントコート層を施した塗工紙に印刷を施すと、該汎用型オフセット印刷に用いられているオフセットインキの溶剤(特に鉱油等の高沸点石油系溶剤)によってポリオレフィン樹脂が膨潤されて、印刷したフィルムに部分的な凹凸が生じたり、或いは、フィルム全体がカールする等の、いわゆる溶剤アタックが発生するので、これを防止する技術について提案され、工業的に実用化されている。
この様な溶剤アタックの防止技術は、具体的には、無機微細粉末含有ポリオレフィン樹脂フィルムの延伸物よりなる不透明な合成紙を基材層とし、この基材層の表面又は表裏面に、オフセット印刷インキ成分中の溶剤の浸透を防止するための溶剤浸透防止層を設け、該溶剤浸透防止層の表面にピグメント塗工剤層を設けた構造としたオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム(特開平4−77530号、特開平4−90336号、特開平5−148376号、特開平6−79964号の各公開公報参照)に関するものである。
上記溶剤アタックの防止技術において、溶剤浸透防止層として用いられている素材としては、架橋型ポリビニルアルコール、架橋型カゼイン、アクリロニトリルを20〜55重量%含有するアクリロニトリル共重合体、アクリルアミドを33〜98重量%含有するアクリルアミド共重合体、ポリ塩化ビニリデン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ弗化ビニリデン、石油樹脂等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この様なオフセット印刷用の溶剤浸透防止層の表面にピグメント塗工した合成紙は、合成紙の延伸軸方向を考慮して断裁し、オフセット印刷機への供給方向が決定されている。
すなわち、このピグメント塗工した合成紙を、合成紙の製造時における延伸軸がフィルム送り方向である機械方向(縦方向;MD)と直角の方向(横方向;CD)となるようにオフセット印刷機に給紙すれば何等問題が生じないが、該ピグメント塗工した合成紙をその延伸軸方向が縦方向(MD)の向きで印刷機に給紙すると、オフセット印刷機械の種類や印刷条件等によって溶剤アタック防止の効果が不十分となり、印刷紙上に溶剤跡の斑点が残ったり、印刷の端部に視覚することができる印刷インキの粘着(タック)によってピグメント塗工剤層及び/又は溶剤浸透防止層の一部が剥離するエッジピック斑点を生じることが指摘されている。
従って、この様にピグメント塗工した合成紙のオフセット印刷機への給排紙方向が定められてしまうと、オフセット印刷で用紙が平板状態で給紙、印刷される場合、予め平板状に断裁しなければならないことから、この断裁工程によって用紙のロスが多くなるといった欠点がある。
従って、上記の様な問題点から、本発明は、ピグメント塗工合成紙のオフセット印刷機への給排紙方向に制約が無く、縦、横のいずれの給排紙方向であっても溶剤アタックが生じることなく、かつ、エッジピック斑点が生じないピグメント塗工した合成紙を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、基材層となる合成紙が微多孔性合成紙であり、これをオフセット印刷機にかけると、圧胴とブラケット胴との間に、或いは、ブラケット胴と版胴との間に供給されたピグメント塗工紙が、これら圧胴とブラケット胴とによって圧縮され、しごかれると同時に張力を受けるため微多孔(マイクロボイド)をきっかけにしてヘアークラック(クレーズ)が発生し、又、溶剤浸透防止層にも亀裂を生じる。特に合成紙を機械方向(MD)に印刷した場合、張力による合成紙の伸びが大きいため、溶剤浸透防止層に亀裂が生じ易く、インキ溶剤が基材層の合成紙まで浸透し溶剤アタックが発生するものと思われる。従って、上記基材層となる合成紙の表面を、無機微細粉末を含有しない、ベック平滑度が10,000〜20,000秒の通常のポリオレフィン樹脂フィルムで被覆し、更に、その表面に溶剤浸透防止層及びピグメント塗工剤層を設けた印刷用紙を製造して、オフセット印刷を施したところ、オフセット印刷機への給排紙方向がいずれの給紙方向であっても、溶剤アタックを防止することができることを見出だした。
【0005】
しかしながら、上記無機微細粉末を含有しない、ベック平滑度が10,000〜20,000秒の通常の高光沢のポリオレフィン樹脂フィルムの積層体は、ポリオレフィン樹脂フィルムと溶剤浸透防止層との間の接着力或いは溶剤浸透防止層とピグメント塗工剤層間の接着力が悪いので、実際上、オフセット印刷後に層間剥離が生じ、エッジピックが発生し易いことが判明した。
従って、ポリオレフィン樹脂フィルムと溶剤浸透防止層との間の接着力を向上させるため、実質的にボイドの形成がなく、かつ、表面のベック平滑度が1,000秒以下と粗面なポリオレフィン系樹脂フィルム層とすればボイドの影響は無いとの考えに基づき本発明を完成するに至ったものである。
【0006】
すなわち、本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムは、無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物を基材層(A層)とし、この基材層(A層)の表面又は表裏面に、実質的に無機微細粉末を含有せず、かつ、表面のベック平滑度(JIS P−8119)が1,000秒以下のポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)を設け、このポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)の表面側にオフセット印刷インキ成分中の溶剤の浸透を防止するための溶剤浸透防止層(C層)を設け、該溶剤浸透防止層(C層)の表面側にピグメント塗工剤層(D層)を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
[I] 塗工樹脂フィルム
(1) 層構成
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム1は、無機微細粉末2含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物よりなる不透明な合成紙を基材層(A層)とし、その表面又は表裏面に、実質的に無機微細粉末を含有せず、ベック平滑度が1,000秒以下のポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)を積層し、更に、オフセット印刷インキ成分中の溶剤の浸透を防止するための溶剤浸透防止層(C層)と、ピグメント塗工剤層(D層)を積層した積層樹脂フィルムであり、具体的には、図1及び図2に示す様な、ピグメント塗工剤層/溶剤浸透防止層/ポリオレフィン系樹脂フィルム層/基材層/ポリオレフィン系樹脂フィルム層/溶剤浸透防止層/ピグメント塗工剤層(D層/C層/B層/A層/B層/C層/D層)からなる表裏面塗工樹脂フィルム1aや、ピグメント塗工剤層/溶剤浸透防止層/ポリオレフィン系樹脂フィルム層/基材層/ポリオレフィン系樹脂フィルム層(D層/C層/B層/A層/B層)からなる表面塗工樹脂フィルム1b等の層構造のものを挙げることができる。
【0008】
(a) 基材層(A層)
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム1を構成する基材層(A層)に用いられる無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物の素材として用いられる無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムとしては、無機微細粉末を含有させたポリオレフィン系樹脂を各種フィルム成形方法、例えば、インフレーション法、T‐ダイ法、カレンダー法にて成形して得られた単層又は複層のフィルムや不透明或いは半透明の合成紙等である。
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体、ポリブテン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリスチレン等を、単独で又は2種以上を混合して用いて成形して得られたポリオレフィン系樹脂フイルム、或いは、これらに無機フィラー及び/又は有機フィラー2を混入させた無機フィラー含有ポリオレフィン系樹脂フィルムを延伸することにより得られるフィルム内部にミクロボイド(微細な空孔)3を多数有し、フィルム表面に表面亀裂4を多数有した不透明或いは半透明の合成紙等を挙げることができる。
【0009】
具体的には、図3に示す様な、無機フィラー2を混入させた無機フィラー含有ポリオレフィン系樹脂フィルムを縦延伸したベース層(A1)の表裏面に、無機フィラー2を混入させた無機フィラー含有ポリオレフィン系樹脂フィルムよりなる表層(A2)を積層した後、横方向に延伸して得られる中間層/ベース層/中間層(A2/A1/A2:一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)からなるフィルムの表面部に表面亀裂4を有し、フィルムの内部にミクロボイド(微細な空孔)3を多数有する三層、或いは、それ以上の層の積層フィルムや合成紙を挙げることができる
これらポリオレフィン系樹脂フィルムの中でも、特に、ポリエチレン、ポリプロピレンに、無機微細粉末2及び/又は有機フィラーを8〜65重量%、好ましくは15〜55重量%の割合で含有させ、一軸延伸もしくは二軸延伸して得られる合成紙が好適である(前記特許公報群参照)。
かかるポリオレフィン系樹脂よりなる合成紙としては、王子油化合成紙(株)よりユポFPG、ユポKPG、ユポTPG、ユポGFG、ユポCFG、ユポSGG等の商品名にて販売されている。
【0010】
(b) ベック平滑度1,000秒以下、実質的に無機微細粉末を含有しないポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムを構成する実質的に無機微細粉末を含有しないポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)に用いられるポリオレフィン系樹脂フィルムとしては、実質的に無機微細粉末を含有せず、かつ、表面のベック平滑度が1,000秒以下、好ましくは100〜800秒のポリオレフィン系樹脂フィルムである。
また、ここで「実質的に無機微細粉末を含有せず」とは、無機微細粉末を全く混入させないものだけでなく、溶剤浸透防止層(C層)との接着強度に悪影響を与えない程度の無機微細粉末の混入であれば良い。具体的には、好ましくは3重量%以下、特に好ましくは0重量%である。
【0011】
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムを構成するベック平滑度1,000秒以下、無機微細粉末を実質上含有しないポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)に用いられるポリオレフィン系樹脂フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体樹脂、ポリブテン樹脂等のポリオレフィン樹脂を主成分とし、これにこれらポリオレフィン系樹脂とは融点が異なるポリオレフィン系樹脂若しくはポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂を配合した組成物を基材とするポリオレフィン系樹脂組成物を各種フィルム成形方法、例えば、インフレーション法、T‐ダイ法、カレンダー法にて成形して得られた単層又は複層のフィルム、又は、それらを一軸又は二軸に延伸した延伸フィルムである。
【0012】
該無機微細粉末を実質上含有しないポリオレフィン系樹脂フィルムの表面のベック平滑度を1,000秒以下のものとするためには、例えば、結晶性又は融点の異なる樹脂を二種以上混合して成形すること等の方法によりベック平滑度を1,000秒以下のものとすることができる。
具体的には、ポリプロピレン樹脂100重量部に対してポリエチレン樹脂を50〜200重量部、好ましくは80〜150重量部配合し、フィルム成形し、これを一軸方向に延伸することにより、ベック平滑度を1,000秒以下のフィルムに成形することができる。
ポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)に用いられるポリオレフィン系樹脂フィルムのベック平滑度が上記範囲を超過するものは、溶剤浸透防止層(C層)との接着強度が低く、オフセット印刷後の両層(B,C)間の密着力が低く、信頼性がない。
また、ポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)がマイクロボイドを含有しているものは、オフセット印刷機にかけると、ブラケット胴と版胴又は圧胴との間に供給されたピグメント塗工紙の微多孔(マイクロボイド)がしごかれると同時に張力を受けるため、溶剤アタックやエッジピックを生じ易くして、オフセット印刷機への給排紙方向に制約を与える。
【0013】
(c) 溶剤浸透防止層(C層)
溶剤浸透防止被膜
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムを構成する溶剤浸透防止層(C層)としては、オフセット印刷インキ中の溶剤によるポリオレフィン系樹脂フィルムへの溶剤アタック(凹凸ドットの発生、カールの発生)を防止するために、前記B層の無機微細粉末を実質上含有しないベック平滑度が1,000秒以下のポリオレフィン系樹脂フィルムの上に積層される。これによってポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、ポリ弗化ビニル、架橋澱粉、カゼイン等よりなる被膜が形成され、鉱油、高沸点石油溶剤成分に対して耐溶剤性に優れた被膜である溶剤浸透防止層(C層)が形成される。
この溶剤浸透防止層(C層)は、オフセット印刷がなされる表面は勿論のこと裏面側にも形成させることが望ましい。即ち、オフセット印刷された印刷紙は積み重ねられたまま保管されるので、保管中に印刷中の溶剤が積み重ねられた一枚下の印刷物の表面から浸透する溶剤アタックを防ぎ、合成紙表面の凹凸やカールの発生を防ぐことができるからである。
【0014】
かかる溶剤浸透防止層を形成する樹脂としては、
▲1▼ 塩化ビニリデン含量が82〜94重量%とアクリル酸アルキルエステル、アクリロニトリル、アクリル酸等の他のビニル単量体18〜6重量%との共重合物である塩化ビニリデン系共重合体、
▲2▼ 鹸化度が65〜100%のポリビニルアルコールに架橋剤を配合した架橋型ポリビニルアルコール、
▲3▼ アクリルアミド及び/又はメタクリルアミド35〜98重量%と、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、スチレン、アクロレイン、アクリル酸等の他のビニル単量体65〜2重量%との共重合体、
▲4▼ アクリロニトリル20〜55重量%とアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、スチレン、α‐メチルスチレン、アクリル酸、イタコン酸、酢酸ビニル等の他のビニル単量体80〜45重量%との共重合体、
▲5▼ ポリ二弗化エチレン、二弗化エチレン・四弗化エチレン共重合体等のポリ弗化樹脂、
▲6▼ N‐メチロールアクリルアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド等1〜10重量%と、アクリロニトリル5〜30重量%と、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸、メタクリル酸等の他のビニル単量体85〜60重量%との共重合体
等を挙げることができる。
これら樹脂は、水溶液、エマルジョン、若しくは、これをトルエン、ミネラルスピリット、石油等の溶剤で溶解したプライマーとして塗工、乾燥するか、直接押出ラミネートして溶剤浸透防止層を形成する。
【0015】
(d) 塗工剤層(D層)
オフセット印刷インキの乾燥性を良好にするための塗工剤層としては、通常、塗工紙の塗工剤として使用されるピグメントコート剤が使用できる。
かかる塗工剤は、一般に、無機微細粉末50〜90重量%とエマルジョン型若しくは水溶型樹脂バインダー50〜10重量%(固型分量)よりなる成分を主成分とするものである。また、必要により帯電防止剤を0.05〜5重量%加えてもよい。
【0016】
かかる無機微細粉末としては、炭酸カルシウム、サチンホワイト、シリカ、酸化チタン、アルミナ、クレー、タルク、水酸化アルミニウム、亜鉛華、酸化鉄、及び、顔料類等を挙げることができる。
この無機微細粉末の粒径は、一般に15μm以下、特に0.01〜10μmのものが好ましい。その他有機着色剤やプラスチック・ピグメントと呼ばれるポリスチレン、メラミン、メラミンイソシアヌレート、スチレン・アクリル酸アルキルエステル共重合体等の微粒子も加えても良い。
上記樹脂バインダーとしては、エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体エマルジョン、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体エマルジョン、スチレン・ブタジエンラバーエマルジョン、常温架橋型アクリル系樹脂水性エマルジョン、ウレタン樹脂水性エマルジョン等の樹脂エマルジョン;澱粉、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子の水溶物を単独で、又は、二種以上混合したものが用いられる。
【0017】
これら無機微細粉末、樹脂バインダーの他に塗工し易くする目的で、若干の溶剤等を用いることができる。更に、着色剤、防腐剤、流動改良剤、湿潤剤、造膜助剤、消泡剤、可塑剤等を配合してもよい。
塗工剤の塗工方法としては、通常の塗工方法で塗工することができる。塗工されたポリオレフィンフィルムは乾燥され、フィルム基材の表面に、又は、表裏面に塗工層が形成される。
【0018】
(2) 肉 厚
上記基材層(A層)となる無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物の肉厚は、用途にも依存するが、通常、30〜300μm、好ましくは60〜200μm、特に好ましくは60〜150μmのものである。
上記表面層のベック平滑度が1,000秒以下でボイドを有しないポリオレフィン系樹脂フィルム(B層)の肉厚は、用途にも依存するが、通常、3〜20μm、好ましくは3〜10μmのものである。
上記塗工層の溶剤浸透防止層(C層)の肉厚は、用いる樹脂により異なるが、通常2〜30μm、好ましくは3〜10μmである。
また、塗工剤層(D層)の肉厚は、通常2〜20μm、好ましくは8〜20μmのものである。
【0019】
[II] オフセット印刷
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムは、そのピグメント塗工剤層(D)の表面上にオフセット印刷インキを付着させてオフセット印刷を施すことができる。
(1) オフセット印刷インキ
この様なオフセット印刷インキとしては、一般に顔料とビヒクルとからなる主剤と、粘度調整剤、乾燥調整剤及びその他の助剤とから基本的に構成されており、この塗工樹脂フィルムは汎用型オフセットインキは勿論、非吸収性素材用オフセットインキも使用することができる。
前記顔料としては、リソールレッド、ベンジジンイエロー等のアゾ顔料、パーマネント・グリン、パーマネント・ローダミン、パーマネント・ブルー、レーキレッドC等のレーキ顔料、ブリリアントカーミン6B、フタロシアニンブルー等の有機顔料、アルミナ、硫酸バリウム、ベンガラ、黄鉛、紺青、チタンホワイト、カーボンブラック等の無機顔料等を挙げることができる。
【0020】
また、ビヒクルとしては、合成樹脂、植物油(乾性油)、溶剤等を挙げることができる。
これらビヒクルの具体例としては、
▲1▼ アマニ油、スタンド油等のアマニ油型や、乾性油変性アルキッド樹脂等のアルキッド型、
▲2▼ ロジン変性フェノール樹脂を、アマニ油、キリ油の混合液、又は、低粘度のアマニ油ワニス等に溶解し、沸点範囲の狭い石油留分を加えて粘度を調整した樹脂ワニスを主とした速乾性樹脂型、等を挙げることができる。
前記粘度調整剤としては、溶剤、希釈ワニス、コンパウンド等を挙げることができる。
また、乾燥調整剤としては、乾燥剤(ドライヤ)、乾燥抑制剤等を挙げることができる。
その他成分としては、ワックス、被膜増強剤、裏付防止剤等を挙げることができる。
【0021】
(2) オフセット印刷方法
本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム1である塗工ポリオレフィン系樹脂フィルムに、前記オフセット印刷インキを印刷するためには、図4に示す様な、インキ装置5、湿し装置6、版胴7、ブランケット胴8、圧胴9及び排紙胴10からなる市販のオフセット印刷機11を用いて通常のオフセット印刷と同様にして行なうことができる。
【0022】
【実施例】
以下に示す実験例によって、本発明を更に具体的に説明する。
なお、例中の部及び%は、特に例記しない限り重量基準である。また、実施例及び比較例中における評価は以下に示す方法によって行なった。
[I] 印刷評価方法
4色機のオフセット印刷機を使用し、下記の印刷条件下で印刷を行ない、印刷品質の評価を行ない、下記の基準で判断した。
(1) 印刷条件
▲1▼ 印刷機 : KOMORI LITHRONE 26 4色機
▲2▼ 印刷速度 : 10,000枚/時
▲3▼ インキ : 大日本インキ(株)製 Dic Graf−GNタイプ墨
▲4▼ インキ転移量: 約1.0g/m2
▲5▼ 絵柄 : 溶剤アタック…ベタ黒印刷、エッジピック…「OY COAT」文字印刷
▲6▼ 紙サイズ : 菊半版
【0023】
(2) 評価基準
溶剤アタック
オフセット印刷機により塗工樹脂フィルムの表面にベタ黒印刷を施した際の塗工樹脂フィルムの供給方向を、該塗工樹脂フィルムの製造時における延伸軸の機械方向(MD)と、直角の方向(TD)とにそれぞれ供給し、該塗工樹脂フィルムの供給方向の違いにより発生した凹凸の程度を、斜光にて観察し、その凹凸のレベルを官能評価で判定した。
○: 凹凸の発生がない。
△: 凹凸が多少発生する。
×: 凹凸が著しく発生する。
エッジピック
画線部の進行方向後端に現れるエッジピック(白抜け)を、ルーペで観察し、官能評価で判定した。
○: エッジピックが発生しない。
△: エッジピックが多少発生する。
×: エッジピックが著しく発生する。
【0024】
[II] 実験例
(i) ポリオレフィン樹脂フィルム層(B層/A層/B層)の製造
例 1
(1) 三菱化学(株)製プロピレン単独重合体“三菱ポリプロ MA−6”74部(商品名、融点167℃)、三菱化学(株)製高密度ポリエチレン“三菱ポリエチ EY−40”(商品名、融点134℃)10部、及び、丸尾カルシウム(株)製重質炭酸カルシウム粉末“丸尾スーパー 5S”(商品名)16部よりなる組成物(A1)を押出機を用いて溶融混練した後、ダイより200℃の温度でシート状に押し出し、該シートを約50℃の温度にまで冷却した。
次いで、このシートを約140℃に加熱した後、ロール群の周速差を利用して縦方向に5倍に延伸した。
(2) 一方、三菱化学(株)製プロピレン単独重合体“三菱ポリプロ MA−3”(商品名、融点164℃)46部、三菱化学(株)製高密度ポリエチレン“三菱ポリエチ EY−40”4部、三菱化学(株)製(株)製無水マレイン酸グラフトポリプロピレン“モディック(商品名)”5部、及び、丸尾カルシウム(株)製平均粒径が1.3μmの重質炭酸カルシウム粉末“丸尾スーパー 5S”45部よりなる組成物(A2)と、三菱化学(株)製ポリプロピレン“三菱ポリプロ MA−3”(商品名、融点164℃)50部と三菱化学(株)製高密度ポリエチレン“三菱ポリエチ EY−40”50部との組成物(B)とを、別々の押出機を用いて溶融混練し、ダイより200℃の温度でシート状に成形して、前記縦軸延伸されたシート(A1)の両面にそれぞれ(A2)側が(A1)側に接するように溶融ラミネートした。
【0025】
この得られた表面層(B)/中間層(A2)/ベース層(A1)/中間層(A2)/表面層(B)の積層物を、一旦、室温より20℃高い温度にまで冷却した後、再び約155℃の温度にまで加熱し、テンターを用いて横方向に8倍延伸し、次いで162℃の温度に設定されたオーブン中を通過させて熱セットし、更にコロナ放電処理して、ベース層(A1)の二軸延伸フィルムの肉厚が50μm、中間層(A2)の一軸延伸フィルムの肉厚が12μm、表面層の一軸延伸フィルム(B)の肉厚が3μmの五層構造(B/A2/A1/A2/B)の合成紙(厚さ80μm)を得た。
このものは、B層はマイクロボイドを有さず、A2/A1/A2の各層はマイクロボイドを有し、その空孔率は約31%であった。
【0026】
(ii) プライマー(溶剤浸透防止層(C層)形成剤)の製法
例 1(アクリルアミド共重合体水溶液の製造)
アクリルアミド22部、アクリロニトリル35部、メタクリル酸メチル35部及びN‐メチロールアクリルアミド8部よりなるビニル単量体混合物100部を、水120部、イソプロパノール5部、p−ノニルフェノールの硫酸半エステル0.5部、p−ノニルフェノールの25モルエチレンオキサイド付加物0.4部及び過硫酸カリウム0.7部を配合してフラスコ内に滴下し、90℃の温度で4時間乳化重合を行った。
次いで、該乳化重合を常温まで冷却した後、アンモニア水で中和してpH7〜8に調整し、アクリルアミド共重合体水溶液を得た。
【0027】
例 2(アクリロニトリル系樹脂水性エマルジョンの製造)
温度調節器、錨型撹拌器、還流冷却器、供給容器、温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原料を挿入した。
Figure 0003696972
上記反応容器内を窒素ガスで置換した後、挿入物として下記供給物Iの全量の10%を加え、その混合物を90℃に加熱した。
【0028】
次いで、下記供給物IIの全量の10%を反応容器内に注入し、更に、一様に並行して3〜3.5時間かけて残りの供給物I及びIIを反応器に供給した。
供給終了後、そのまま1.5時間90℃のまま保持した後、反応容器を室温までに冷却した。そして、分散液のpHをアンモニア水で7〜8となして固形分50%の水性分散体を得た。
[供給物I]
供給物Iとして、下記の混合物を調整した。
・水 200部
・前記アニオン性乳化剤の35%溶液 25部
・アクリロニトリル 175部
・アクリル酸n‐ブチル 310部
・アクリル酸 15部
[供給物II]
供給物IIとして、水85部中の過硫酸カリウム2.5部の溶液を調製した。
【0029】
例 3(架橋型ポリビニルアルコール水溶液の製造)
鹸化度が96%のポリビニルアルコールの20%水溶液に、メチロール化メラミン樹脂を配合することにより、架橋型ポリビニルアルコール水溶液を調製した。
【0030】
(C) 塗工樹脂フィルムの製造
実施例1
前記「 (i) ポリオレフィン樹脂フィルム層(B層/A層/B層)の製造」の「例 1」により製造した微多孔性の合成紙の表裏両面に、前記「 (ii) プライマー(溶剤浸透防止層(C層)形成剤)の製法」の「例 1」のアクリルアミド共重合体水溶液の皮膜(溶剤浸透防止層)がそれぞれ3μmの肉厚となるように塗布し、常温で乾燥させて溶剤浸透防止層(C層)を形成させた後、この溶剤浸透防止層(アンカーコート層)の両面に、次のピグメント塗工剤をそれぞれ15μmの肉厚の皮膜(ピグメント塗工剤層)が得られるように塗布し、70℃の温度で1分間乾燥させて、ピグメント塗工剤層(D層)を形成して、塗工樹脂フィルム(D/C/B/A2/A1/A2/B/C/D)を製造した。
ピグメント塗工剤
スチレン・ブタジエンラバーラテックス 35部
澱 粉 10部
滞電防止剤 (10%水溶液) 10部
炭酸カルシウム 30部
チタン白 (酸化チタン) 10部
ク レ イ 60部
分 散 剤 (トリポリリン酸Na) 0.5部
消 泡 剤 (サンノプコ SN−DF−113) 0.1部
【0031】
評 価
この塗工樹脂フィルムの表面にオフセット印刷機でオフセット印刷を行ない、溶剤アタック及びエッジピックの有無を評価した。その結果を表1に示す。
実施例2〜6及び比較例1〜7
実施例1における塗工樹脂フィルムを、表1、表2及び表3に記載する様な層構成に形成し、実施例1と同様にオフセット印刷した時の印刷品質を測定し、その結果を表1、表2及び表3に示す。
また、比較例3のエッジピックを評価した際の、印刷インキの粒子構造の拡大図を図5として示す。
【0032】
【表1】
Figure 0003696972
【0033】
【表2】
Figure 0003696972
【0034】
【表3】
Figure 0003696972
【0035】
【発明の効果】
この様な本発明のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルムは、従来の合成紙(A)の表面を無機微細粉末を実質的に含有しないベック平滑度が1,000秒以下のポリオレフィン樹脂フィルム(B)で被覆したので、ポリオレフィン樹脂フィルム(B)と溶剤浸透防止層(C)との間の接着力が強く、オフセット印刷機にかけても圧胴とブラケット胴との間で圧縮されてもエッジピックが生じなく、しかも、オフセット印刷時の延伸樹脂フィルムを配置する方向(塗工樹脂フィルムの供給方向)に制約がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、表裏面に塗工層を形成した本発明の塗工樹脂フィルムの断面図である。
【図2】図2は、表面に塗工層を形成した本発明の塗工樹脂フィルムの断面図である。
【図3】図3は、本発明の塗工樹脂フィルムに用いられる基材層の内部のミクロボイド(微細な空孔)の配列状態と、表面亀裂の配列状態を示す積層フィルム(合成紙)の斜視図である。
【図4】図4は、オフセット印刷機における胴の配置を示す図である。
【図5】本発明の塗工樹脂フィルムを用いてオフセット印刷をした時のエッジピック性を示す印刷インキの粒子構造の拡大図である。
【符号の説明】
1 塗工樹脂フィルム
1a 表裏面塗工樹脂フィルム
1b 表面塗工樹脂フィルム
2 無機フィラー
3 マイクロボイド(微細な空孔)
4 表面亀裂
5 インキ装置
6 湿し装置
7 版胴
8 ブランケット胴
9 圧胴
10 排紙胴
A 基材層
A1 中間層(一軸延伸)
A2 ベース層(二軸延伸)
B ポリオレフィン系樹脂フィルム層
C 溶剤浸透防止層
D ピグメント塗工剤層

Claims (4)

  1. 無機微細粉末含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの延伸物を基材層(A層)とし、この基材層(A層)の表面又は表裏面に、実質的に無機微細粉末を含有せず、かつ、表面のベック平滑度が1,000秒以下のポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)を設け、このポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)の表面側にオフセット印刷インキ成分中の溶剤の浸透を防止するための溶剤浸透防止層(C層)を設け、該溶剤浸透防止層(C層)の表面側にピグメント塗工剤層(D層)を設けたことを特徴とする、オフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム。
  2. 基材層(A層)の肉厚が30〜300μm、ポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)の肉厚が3〜20μm、溶剤浸透防止層(C層)の肉厚が2〜30μm、ピグメント塗工剤層(D層)2〜20μmである、請求項1に記載のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム。
  3. オフセット印刷インキの溶剤の浸透を防止するための溶剤浸透防止層(C層)が、架橋型ポリビニルアルコール、カゼイン、アクリロニトリルを20〜55重量%含有するアクリルアミド共重合体、ポリ塩化ビニリデン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、及び、ポリ弗化ビニリデンより選ばれた少なくとも一種の樹脂より形成されたものである、請求項1に記載のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム。
  4. ポリオレフィン系樹脂フィルム層(B層)が、融点の異なるポリオレフィン系樹脂を二種以上混合して成形したものである、請求項1に記載のオフセット印刷性に優れた塗工樹脂フィルム。
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