JP3695398B2 - 光学式エンコーダ及びエンコーダ用スケール - Google Patents

光学式エンコーダ及びエンコーダ用スケール Download PDF

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    • G01D5/36Forming the light into pulses
    • G01D5/38Forming the light into pulses by diffraction gratings

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式エンコーダ及びエンコーダ用スケールに関し、特に、スケールの移動に伴う回折干渉パターンの変化を利用してスケールの移動量を検出する光学式エンコーダと、光学式エンコーダに使用されるエンコーダ用スケールとに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体デバイスや光学デバイスの精密化に伴い、レーザ干渉測長器等の高分解能且つ高精度の変位検出システムが使用されるようになった。最近では、レーザ干渉測長器に匹敵する高性能の変位検出システムとして、ホログラムスケールを用いた超高精度の光学式リニアエンコーダ(以下、「ホログラムエンコーダ」という)が注目されている。
【0003】
ホログラムスケールは、光の波面をホログラムの形で目盛面上に直接記録したものであり、その製法原理上、光の波長オーダの最も細かい目盛ピッチを実現することができる。ホログラムエンコーダは、このスケールに記録されたホログラムによる回折光の干渉現象を利用して変位を検出するものであり、様々な方式のリニアエンコーダの中でも最も高い分解能と精度とを備えている。
【0004】
以下に説明するように、ホログラムエンコーダは、検出原理に回折光の干渉現象を利用しており、ホログラムスケールは回折格子として扱うことができる。図9に回折格子(ホログラムスケール)による回折の様子を示す。一般に、回折格子は0次回折光、±1次回折光等、複数の次数の回折光を生じるが、変位検出には±1次回折光の干渉を利用する。Pは回折格子のピッチ、即ち、ホログラムスケールの目盛ピッチである。
【0005】
検出原理の理解のため、図10を参照して回折格子にθ0で入射した光線の+M次回折光と+N次回折光との干渉を考える。θNは+N次回折光の回折角であり、θMは+M次回折光の回折角である。回折角と入射角θ0との関係は次式で与えられる。λは光源の波長である。
【0006】
【数1】
Figure 0003695398
【0007】
また、干渉する各光波の振幅を同じとしたときのQ点での光の強度Iは次式で与えられる。
【0008】
【数2】
Figure 0003695398
【0009】
この式は、回折格子をX方向又は−X方向に移動させると、Q点における光強度Iがx=P/(N−M)の周期で正弦波状に変化することを示している。ホログラムエンコーダの検出光学系はこの現象を利用したものである。例えば、±1次回折光を干渉させる検出光学系においては、スケールを目盛1ピッチ分移動させると、光の強度は2周期分完全正弦波状に変化する。即ち、この場合は、スケールの目盛ピッチPが光学的に2分割され、基本分解能が2倍になったことになる。また、この光の強度変化を光電変換して得られる電気信号を後段の内挿回路で電気的に分割することで、基本分解能以上の高分解能を得ることができる。
【0010】
なお、ホログラムエンコーダの詳細に関しては、例えば「ホログラムスケールを用いた超高精度光電式リニアエンコーダ」、富谷雅樹、大崎基弘、光技術コンタクト、Vol. 38, No. 6 (2000) pp. 368-376に記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のホログラムエンコーダには、検出信号のノイズが大きい、という重大な問題が有る。その原因は、ホログラムスケールにより干渉に寄与する±1次回折光の外に、望まれない回折光(例えば、0次回折光や2次以上の高次回折光)が発生することに起因する。検出器上には±1次回折光の干渉パターンを検出するための透過スリットが配置されているが、0次回折光や2次以上の高次回折光も透過スリットを透過して同時に光検出器に入射してしまう。これがノイズの原因となる。ノイズが大きくなると前記した正弦波信号の振幅変化の検出が困難となり、位置変位に対するシステムの感度が低下する。その結果、変位測定の分解能が低下する。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、検出信号のノイズを低減して、高分解能でスケール移動量を検出することができる光学式エンコーダ及びエンコーダ用スケールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光学式エンコーダは、入射されたレーザ光を回折すると共に所定次数の回折光の偏光方向を所定偏光方向に選択的に回転させる光学異方性部位が形成されたスケールと、該スケールにレーザ光を照射する光源、前記スケールを透過又は前記スケールで反射された回折光から前記所定偏光方向の偏光成分を分離する偏光分離手段、及び分離された偏光成分による干渉パターンの所定位置での光強度を検出する光強度検出手段を備えた検出光学系と、が相対移動又は相対回転可能に配置された光学センサ部と、該光学センサ部で検出された光強度の変化に基づいて前記スケールの移動量を演算する移動量演算手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
この光学式エンコーダでは、検出光学系において、光源からスケールに照射されたレーザ光は、スケールに形成された光学異方性部位により回折される。このとき、所定次数の回折光の偏光方向は所定偏光方向に選択的に回転される。偏光分離手段はスケールを透過又はスケールで反射された回折光から所定偏光方向の偏光成分、即ち所定次数の回折光を分離し、光強度検出手段は分離された回折光による干渉パターンの所定位置での光強度を検出する。
【0015】
光学センサ部には上記検出光学系とスケールとが相対移動又は相対回転可能に配置されており、検出光学系とスケールとが相対移動又は相対回転すると回折干渉パターンが変化して、光強度検出手段で検出される光強度が変化する。そして、移動量演算手段は、光学センサ部で検出された光強度の変化に基づいてスケールの移動量を演算する。例えば、光強度検出手段で検出された光強度が周期的に変化する場合に、該光強度の変化の周期をスケールの回折ピッチに関連付けてスケールの移動量を演算することができる。
【0016】
この通り、本発明の光学式エンコーダでは、レーザ光がスケールに形成された光学異方性部位により回折される際に、所定次数の回折光の偏光方向が回転され、偏光方向が回転された回折光の干渉光だけが光検出器で検出されるので、ノイズが低減された検出信号を得ることができ、スケール移動量を高分解能で検出することができる。
【0017】
上記の光学式エンコーダの光源としては、面発光レーザが好適である。面発光レーザを光源に用いた場合には、ビーム径の広がりを比較的小さく抑えることができるので、コリメータレンズや集光レンズが不要で部品点数が少なくなり、更に装置の小型化を図ることができる。
【0018】
偏光分離手段としては、入射光から所定偏光方向の直線偏光成分を通過させる偏光板や偏光フィルタ等の偏光子を用いることができる。
【0019】
光学式エンコーダに使用されるエンコーダ用スケールは、入射されたレーザ光を回折すると共に所定次数の回折光の偏光方向を所定方向に選択的に回転させる光学異方性部位が形成されたことを特徴とするものである。
【0020】
スケールに形成される光学異方性部位は、光照射により誘起された光誘起異方性を備えた部位とすることができる。光誘起異方性には光誘起複屈折と光誘起二色性とがある。この光学異方性部位は、例えば、側鎖に光異性化する基を有する高分子化合物(高分子液晶も含む)を含む記録材料、又は光異性化する分子を分散させた高分子化合物を含む記録材料に、光照射により複屈折を誘起して形成することができる。
【0021】
高分子化合物としては、アゾベンゼン骨格を有するものが好ましく、主鎖に芳香族炭化水素基を有するものがより好ましく、前記一般式(1)で表されるポリエステルが特に好ましい。一般式(1)中、Xはシアノ基、メチル基、メトキシ基、又はニトロ基を表し、Yはエーテル結合、ケトン結合、又はスルホン結合による2価の連結基を表す。lおよびmは2から18の整数を表し、nは5から500の整数を表す。
【0022】
上記の光学異方性部位は、例えば、偏光ホログラム記録により形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
[光学式エンコーダの構成]
本発明の第1の実施の形態に係る光学式エンコーダは、図1に示すように、所定の偏光方向の直線偏光を出力するレーザ光源10を備えており、レーザ光源10の光出射側には、偏光ホログラムが記録された長尺状の透過型スケール12、所定偏光方向の直線偏光を選択的に透過する偏光板14、所定間隔でスリットが形成されたスリット板16、及びスリット板16を通過したレーザ光の強度を検出する光検出器18がこの順に配置されている。
【0024】
透過型スケール12は、後述する記録層側からレーザ光が略垂直に入射するように配置されると共に、駆動装置22により制御される図示しない駆動機構を介してスケール長手方向に沿った矢印A方向に移動可能に構成されている。また、光検出器18は、その検出信号に基づいて移動量を演算する移動量演算装置20に接続されている。移動量演算装置20は、例えば、CPU、ROM、RAMを備えたパーソナル・コンピュータで構成することができる。
【0025】
レーザ光源10は、基板表面からレーザ光を取り出すことができる面発光レーザで構成されている。面発光レーザは、開口形状の設計によりビーム径の広がりを比較的小さく抑えることができるので、コリメータレンズや集光レンズが不要で、装置の小型化、低コスト化に有利である。例えば、IEEE Photon. Technol. Lett., 11, 1539 (1999)に記載された面発光レーザ等を好適に用いることができる。
【0026】
透過型スケール12に記録された偏光ホログラムは、回折格子として作用する。ここで、偏光ホログラムの回折原理を、従来のホログラムの回折原理と比較して説明する。従来のホログラムは、図2に示すように、光感応媒体にコヒーレントな二光波の干渉縞を照射し、この光強度分布に対応した屈折率変化あるいは吸収率の変化を記録したものである。この場合、干渉縞のコントラストを高くするために、二光波の偏光は同じ方位の直線偏光に設定される。このホログラムでは、入射光はその偏光方向を変えることなく回折される。
【0027】
一方、偏光ホログラムを記録する場合には、図3(A)に示すように、光誘起異方性(Weigert's effect)を示す偏光感応媒体に互いに直交する偏光状態の二光波(例えば、紙面に平行なp偏光とこれに直交するs偏光)が照射される。このとき、媒体中には二光波による干渉縞は生じないが、二光波の電場ベクトルの合成による空間偏光分布が形成され、この空間偏光分布に対応して光誘起異方性が発現し、これが記録される。これが偏光ホログラムである。なお、偏光ホログラムの詳細については、T. Todorov, L. Nikilova, and N. Tomova, Appl. Opt. 23, 4309 (1984)等に記載されている。
【0028】
この偏光ホログラムは、従来のホログラムと同様に回折格子として作用して入射光を回折すると共に、奇数次数の回折光の偏光方向だけを90°回転させる。例えば、図3(B)に示すように、入射するレーザ光をs偏光とすると、偏光ホログラムによる±1次回折光は入射光の偏光方向と90°直交するp偏光となり、0次回折光、±2次回折光はs偏光のままである。通常、3次以上の高次回折光は無視することができる。このように回折光の次数により作用が異なる理由は、F.Lagugne Labarthet, P.Rochon, A.Natansohn, Appl. Phys. Lett., Vol.75, No.10, 1377(1999)等に詳細に説明されている。
【0029】
従って、図3(C)に示すように、±1次回折光の回折効率が各々約30%となるように偏光ホログラムが記録された透過型スケール12にp偏光を入射すると、p偏光の0次回折光とs偏光の±1次回折光とが略均等に出力される。
【0030】
偏光板14は、レーザ光源10から出力されるレーザ光の偏光方向と直交する透過軸方位を備えており、偏光ホログラムにより偏光方向が90°回転された±1次回折光だけが偏光板14を透過する。
【0031】
スリット板16には、偏光ホログラムによる±1次回折光の干渉により形成される光強度パターン(回折干渉パターン)に対応したピッチでスリットが形成されている。これにより、生成される回折干渉パターンの特定部分がスリットを通過して光検出器に入射され、検出強度が向上する。
【0032】
光検出器18には、上記のスリット板16の各スリットに対応した複数の受光領域が形成されている。受光領域の形状をスリットに対応した形状とすることにより、光強度の検出効率が向上する。
【0033】
[透過型スケールの作製]
透過型スケール12は、図4(A)に示す、ガラス基板等の透明基板24の一方の表面に、光誘起異方性(複屈折又は二色性)を示すと共に誘起された異方性を記録、保持可能な偏光感応媒体からなる記録層26が形成された記録媒体を用い、この記録媒体の記録層26に偏光ホログラムを記録して作製することができる。
【0034】
記録層26を構成する偏光感応媒体としては、光誘起複屈折が大きく高い回折効率を得ることができ、記録安定性にも優れたアゾベンゼン骨格を有する高分子(以下、「アゾポリマー」と称する。)が好適である。アゾベンゼンに直線偏光が照射されると、この直線偏光の偏光方向に配列したアゾベンゼンは下記に示すようにトランス−シス−トランスの光異性化サイクルを示す。
【0035】
【化2】
Figure 0003695398
【0036】
トランス体が偏光方向と直交する方向に緩和した場合には、もはや光により励起されずその方位に安定にとどまる。このように、アゾベンゼンは照射光の偏光方向と直交する方向にトランス体が配向する。この配向によって複屈折及び二色性が誘起される。アゾポリマーの中でも、下記式に示すような、主鎖に芳香族炭化水素基を有し且つ側鎖にアゾベンゼン骨格を有するポリエステルは、特に高い光誘起複屈折と安定性を有するため記録層の構成材料として好適である。
【0037】
【化3】
Figure 0003695398
【0038】
上記の式中、Xはシアノ基、メチル基、メトキシ基、またはニトロ基を表し、Yはエーテル結合、ケトン結合、またはスルホン結合による2価の連結基を表す。また、l及びmは2から18の整数、より好ましくは4から10の整数を表し、nは5から500の整数、より好ましくは10から100の整数を表す。
【0039】
次に、図5に示す光学系を用いてスケールを作製した例を以下に示す。レーザ光源70には発振線515nmのアルゴンイオンレーザを用い、レーザ光源70から出力されたレーザ光をコリメートレンズ71、72により広い口径の平行光にして、偏光ビームスプリッタ74に入射させ、入射光を互いに直交する偏光状態の二光波(例えば、s偏光とp偏光のように互いに直交方位を有する直線偏光)に分離した。厚さ10μmのアゾポリマー層を記録層26として備えた記録媒体78に、反射光(例えばs偏光)を反射鏡76により反射させて照射すると共に、透過光(例えばp偏光)を照射して偏光ホログラムを記録した。なお、アゾポリマー層の厚さは、所望のホログラム回折効率に応じて適宜変更することができる。
【0040】
偏光ホログラム記録時の露光エネルギーを1J/cm2としたとき、アゾポリマーに感度の無い波長600nm以上のレーザ光での回折効率は約50%であり、最も高い回折効率を得た。
【0041】
[光学式エンコーダの動作]
次に、図1に示す光学式エンコーダの動作について説明する。レーザ光源10から所定の偏光方向を有する直線偏光として出力されたレーザ光は、光出射側に配置された透過型スケール12に照射され、透過型スケール12に記録された偏光ホログラムにより回折される。回折光のうち±1次回折光の偏光方向だけが90°回転される。これら±1次回折光は相互に干渉し、光検出器18の受光表面上には干渉による光強度パターン(干渉縞)が形成される。
【0042】
偏光方向が90°回転された±1次回折光の干渉光は、レーザ光源10から出力されるレーザ光の偏光方向と直交する透過軸方位を備えた偏光板14を透過する。偏光板14を透過した干渉光の一部は、スリット板16の各スリットを通過し、各スリットに対応して形成された光検出器18の受光領域の各々に照射され、照射光の強度が光検出器18で検出される。一方、偏光方向が回転されなかった0次回折光、±2次回折光、及びそれらの干渉光は、偏光板14を透過することができず、光検出器18で検出される前に遮断される。
【0043】
透過型スケール12が駆動装置22により図示しない駆動機構を介して矢印A方向に移動されると、前記したホログラムエンコーダの検出原理に従い、光検出器18の各受光領域で検出される光強度は透過型スケール12の移動に伴い周期的に変化し、正弦波状の検出信号が移動量演算装置20に出力される。透過型スケール12が回折格子1ピッチ分移動すると2周期分の正弦波信号が検出され、移動量演算装置20では、上記の検出信号に基づいて透過型スケール12の移動量を演算する。例えば、検出信号の波数と回折格子1ピッチ分の長さとを用いて移動量を演算することができる。
【0044】
以上説明した通り、本実施の形態に係る光学式エンコーダでは、透過型スケールに記録された偏光ホログラムにより±1次回折光の偏光方向を90°回転させると共に、偏光板により不要なノイズ光を遮断して移動量(変位)測定に必要な回折干渉光だけを光検出器で検出するので、検出信号のS/Nが向上し、スケール移動量を高分解能で検出することができる。
【0045】
また、光源にビーム径の広がりを比較的小さく抑えることができる面発光レーザを用いているので、コリメータレンズや集光レンズが不要で、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0046】
更に、光検出器の光入射側に所定間隔でスリットが形成されたスリット板を配置し、生成される回折干渉パターンの特定部分がスリット通過して光検出器に入射するようにしたので、検出強度を向上させることができる。また、各スリットに対応した複数の受光領域が形成された光検出器を用いているので、効率良く光強度を検出することができる。
【0047】
(第2の実施の形態)
[光学式エンコーダの構成]
本発明の第2の実施の形態に係る光学式エンコーダは、図6に示すように、所定の偏光方向の直線偏光を出力するレーザ光源30を備えており、レーザ光源30の光出射側には、偏光ホログラムが記録された長尺状の反射型スケール32が配置されている。反射型スケール32による反射光の光路上には、所定偏光方向の直線偏光を選択的に透過する偏光板34、所定間隔でスリットが形成されたスリット板36、及びスリット板36を通過したレーザ光の強度を検出する光検出器38がこの順に配置されている。
【0048】
レーザ光源30は、基板表面からレーザ光を取り出すことができる面発光レーザで構成されており、レーザ光源30と光検出器38とは共通基板28上にモノリシックに形成されている。
【0049】
反射型スケール32は、入射光が入射方向とは異なる方向に反射されるように、レーザ光源30上方に該光源の光出射方向に対し所定角度傾けて配置されると共に、駆動装置42により制御される図示しない駆動機構を介してスケール長手方向に沿った矢印B方向に移動可能に構成されている。また、光検出器38は、光検出器38の検出信号に基づいて移動量を演算する移動量演算装置40に接続されている。移動量演算装置40は、例えば、CPU、ROM、RAMを備えたパーソナル・コンピュータで構成することができる。
【0050】
反射型スケール32に記録された偏光ホログラムが、回折格子として作用して入射光を回折すると共に、奇数次数の回折光の偏光方向だけを90°回転させる点は透過型スケールの場合と同様であり、入射するレーザ光をp偏光とすると、偏光ホログラムによる±1次回折光は入射光の偏光方向と90°直交するs偏光となり、0次回折光、±2次回折光はp偏光のままである。例えば、図7に示すように、±1次回折光の回折効率が各々約30%となるように偏光ホログラムが記録された反射型スケール32にp偏光を入射すると、p偏光の0次回折光とs偏光の±1次回折光とが略均等に出力される。
【0051】
偏光板34は、レーザ光源30から出力されるレーザ光の偏光方向と直交する透過軸方位を備えている。また、スリット板36には、偏光ホログラムによる±1次回折光の干渉により形成される光強度パターンに対応したピッチでスリットが形成されており、光検出器38には、このスリット板36の各スリットに対応した複数の受光領域が形成されている。
【0052】
[反射型スケールの作製]
反射型スケール32は、図4(B)に示す、金属等の反射部材46の一方の表面に、光誘起異方性を示すと共に誘起された異方性を記録、保持可能な偏光感応媒体からなる記録層48が形成された記録媒体を用い、この記録媒体の記録層48に偏光ホログラムを記録して作製することができる。反射型スケール32の記録層48側から入射したレーザ光は、記録層48を通過して反射部材46の表面で反射され、再度、記録層48を通過して射出される。記録層48を構成する記録材料としては、透過型スケールと同様にアゾポリマーが好適である。また、透過型スケールの場合と同様の方法により、アゾポリマーで構成された記録層48に偏光ホログラムを記録することができる。
【0053】
[光学式エンコーダの動作]
次に、図6に示す光学式エンコーダの動作について説明する。レーザ光源30から所定の偏光方向を有する直線偏光として出力されたレーザ光は、光出射側に配置された反射型スケール32に照射され、反射型スケール32に記録された偏光ホログラムにより回折される。回折光のうち±1次回折光の偏光方向だけが90°回転される。これら±1次回折光は相互に干渉し、光検出器38の受光表面上には干渉による光強度パターン(干渉縞)が形成される。
【0054】
偏光方向が90°回転された±1次回折光の干渉光は、レーザ光源30から出力されるレーザ光の偏光方向と直交する透過軸方位を備えた偏光板34を透過する。偏光板34を透過した干渉光の一部は、スリット板36の各スリットを通過し、各スリットに対応して形成された光検出器38の受光領域の各々に照射され、照射光の強度が光検出器38で検出される。一方、偏光方向が回転されなかった0次回折光、±2次回折光、及びそれらの干渉光は、偏光板34を透過することができず、光検出器38で検出される前に遮断される。
【0055】
反射型スケール32が駆動装置42により図示しない駆動機構を介して矢印B方向に移動されると、光検出器38の各受光領域で検出される光強度は反射型スケール32の移動に伴い周期的に変化し、正弦波状の検出信号が移動量演算装置40に出力される。移動量演算装置40では、上記の検出信号に基づいて透過型スケール32の移動量を演算する。
【0056】
以上説明した通り、本実施の形態に係る光学式エンコーダでは、反射型スケールに記録された偏光ホログラムにより±1次回折光の偏光方向を90°回転させると共に、偏光板により不要なノイズ光を遮断して移動量(変位)測定に必要な回折干渉光だけを光検出器で検出するので、検出信号のS/Nが向上し、スケール移動量を高分解能で検出することができる。
【0057】
また、光源にビーム径の広がりを比較的小さく抑えることができる面発光レーザを用いているので、コリメータレンズや集光レンズが不要であると共に、面発光レーザと光検出器とを共通基板上にモノリシックに形成することができ、更に装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0058】
更に、光検出器の光入射側に所定間隔でスリットが形成されたスリット板を配置し、生成される回折干渉パターンの特定部分がスリット通過して光検出器に入射するようにしたので、検出強度を向上させることができる。また、各スリットに対応した複数の受光領域が形成された光検出器を用いているので、効率良く光強度を検出することができる。
【0059】
以下に、本発明の好適な実施の態様や他の実施の態様等について説明する。
【0060】
上記の実施の形態に係る光学式エンコーダにおいて、レーザ光源とスケールとの間に偏光子を配置することが好ましい。レーザ光源から出射される光の偏光状態が変動する場合に、偏光子によりこの変動による影響を低減して、ノイズを低減することができる。また、レーザ光源とスケールとの間にアパーチャを配置することが好ましい。ビーム径及びスケール周期に応じて検出信号の振幅が変動するので、光源から出射されるレーザ光のビーム径が変動する場合に、アパーチャにより所定ビーム径のレーザ光がスケールに照射されるようにして検出信号の振幅の変動を防止し、ノイズを低減することができる。
【0061】
上記した通り、第1及び第2の実施の形態では、直線偏光であるレーザ光をスケールに照射する例について説明したが、円偏光・楕円偏光をスケールに照射してもよい。この場合には、1/4波長板を備えたスケールを用いて直線偏光に変換する。
【0062】
また、第1及び第2の実施の形態では、偏光板、スリット板、及び光検出器を各々別々に構成する例について説明したが、光検出器の表面に偏光フィルム及びフィルム状のスリットを貼り付ける等して一体に構成してもよい。
【0063】
また、第1及び第2の実施の形態では、レーザ光源に面発光レーザを用いる例について説明したが、従来の光学式エンコーダの光源に使用されている一般のレーザ光源を用いることもできる。
【0064】
また、第1及び第2の実施の形態では、リニアスケールを用いた光学式リニアエンコーダについて説明したが、光源に対して相対的に回転するディスク状スケールを用いてスケールの回転量を測定するロータリーエンコーダにも本発明を適用することができる。
【0065】
また、第1及び第2の実施の形態では、スケールが駆動装置により所定方向に移動する例について説明したが、スケールはレーザ光源に対して相対的に移動すればよく、スケールを固定配置してレーザ光源を移動させてもよい。この場合、スケールで偏光変調されたレーザ光が光検出器で検出されるように、光検出器等もレーザ光源に伴い移動させる必要がある。また、上記では、1個のスケールに対しレーザ光源及び光検出器を含む検出光学系を配置する例について説明したが、1個のスケールに対し複数の検出光学系を配置することもできる。
【0066】
また、第2の実施の形態では、反射部材を備えた記録媒体の記録層に偏光ホログラムを記録して反射型スケールを作製する例について説明したが、図4(A)に示す、透明基板24の一方の表面に偏光感応媒体からなる記録層26が形成された記録媒体を用い、図8に示すように、この記録媒体に互いに直交する偏光状態の二光波を異なる側から照射して偏光ホログラムを記録することにより、反射型スケールを作製することができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明の光学式エンコーダ及びエンコーダ用スケールは、検出信号のノイズを低減して、高分解能でスケール移動量を検出することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る光学式エンコーダの構成を示す概略図である。
【図2】従来のホログラムの回折原理を説明する斜視図である。
【図3】(A)は偏光ホログラムの記録方法を示す斜視図であり、(B)は(A)で記録された偏光ホログラムによる回折原理を説明する斜視図であり、(C)は透過型スケールにp偏光を入射した場合の回折光の偏光分布の1例を示す概略図である。
【図4】(A)は透過型スケール作製に使用する記録媒体の層構成を示す断面図であり、(B)は反射型スケール作製に使用する記録媒体の層構成を示す断面図である。
【図5】偏光ホログラム記録によりスケールを作製するための光学系の構成を示す光軸に沿った断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る光学式エンコーダの構成を示す概略図である。
【図7】反射型スケールにp偏光を入射した場合の回折光の偏光分布の1例を示す概略図である。
【図8】偏光ホログラムの他の記録方法を示す斜視図である。
【図9】回折格子(ホログラムスケール)による回折の様子を示す図である。
【図10】従来のホログラムエンコーダの検出原理を説明する説明図である。
【符号の説明】
10、30 レーザ光源
12 透過型スケール
14、34 偏光板
16、36 スリット板
18、38 光検出器
20、40 移動量演算装置
22、42 駆動装置
24 透明基板
26、48 記録層
28 共通基板
32 反射型スケール
46 反射部材
70 レーザ光源
71、72 コリメートレンズ
74 偏光ビームスプリッタ
76 反射鏡
78 記録媒体

Claims (12)

  1. 入射されたレーザ光を回折すると共に所定次数の回折光の偏光方向を所定方向に選択的に回転させる光学異方性部位が形成されたスケールと、該スケールにレーザ光を照射する光源、前記スケールを透過又は前記スケールで反射された回折光から前記所定偏光方向の偏光成分を分離する偏光分離手段、及び分離された偏光成分による干渉パターンの所定位置での光強度を検出する光強度検出手段を備えた検出光学系と、が相対移動又は相対回転可能に配置された光学センサ部と、
    該光学センサ部で検出された光強度の変化に基づいて前記スケールの移動量を演算する移動量演算手段と、
    を備えた光学式エンコーダ。
  2. 前記光源に面発光レーザを用いた請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  3. 前記移動量演算手段は、光強度検出手段で検出された光強度が周期的に変化する場合に、該光強度の変化の周期をスケールの回折ピッチに関連付けて、前記スケールの移動量を演算する請求項1又は2に記載の光学式エンコーダ。
  4. 前記偏光分離手段は、入射光から所定偏光方向の直線偏光成分を通過させる偏光子である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学式エンコーダ。
  5. 光学式エンコーダに使用されるエンコーダ用スケールであって、入射されたレーザ光を回折すると共に所定次数の回折光の偏光方向を所定方向に選択的に回転させる光学異方性部位が形成されたエンコーダ用スケール。
  6. 前記光学異方性部位は、光照射により誘起された光誘起異方性を備えた部位である請求項5に記載のエンコーダ用スケール。
  7. 前記光誘起異方性は光誘起複屈折である請求項6に記載のエンコーダ用スケール。
  8. 前記光学異方性部位が、側鎖に光異性化する基を有する高分子化合物を含む記録材料、又は光異性化する分子を分散させた高分子化合物を含む記録材料に光照射により複屈折を誘起して形成された請求項5乃至7のいずれか1項に記載のエンコーダ用スケール。
  9. 前記高分子化合物が側鎖にアゾベンゼン骨格を有する請求項8に記載のエンコーダ用スケール。
  10. 前記高分子化合物が主鎖に芳香族炭化水素基を有する請求項8又は9に記載のエンコーダ用スケール。
  11. 前記高分子化合物が下記一般式(1)で表されるポリエステルである請求項8乃至10のいずれか1項に記載のエンコーダ用スケール。
    【化1】
    一般式(1)
    Figure 0003695398
    上記式中、Xはシアノ基、メチル基、メトキシ基、又はニトロ基を表し、Yはエーテル結合、ケトン結合、又はスルホン結合による2価の連結基を表す。l及びmは2から18の整数を表し、nは5から500の整数を表す。
  12. 前記光学異方性部位が偏光ホログラム記録により形成された請求項5乃至11のいずれか1項に記載のエンコーダ用スケール。
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