JP3694541B2 - シュリンク蓋の形成方法及びその蓋を用いた容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、シュリンク蓋即ち熱収縮性を有する蓋の形成方法及びその蓋を被せた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
二軸延伸合成樹脂(例えばポリスチレン)シートを成形した蓋を容器本体に被せ、これを加熱すると収縮し、蓋のスカート部が容器本体のフランジに巻き付いてしっかりと固定される。
【0003】
上記のようなシュリンク蓋は、一般に0.13〜0.18mm程度のシートを成形したものであって、フィルムに比較するとかなり厚いため、上面からの衝撃に対して非常に強く、積み重ねが可能で容器本体の変形を防止し、蓋も簡単に剥れないなど、種々の利点を有する。
【0004】
しかしながら、上記のように厚いシートを用い、さらに蓋の周縁部は加熱によって収縮しているため、容器本体のフランジ部に巻き付いた部分は、厚みがより大きくなっている。
【0005】
そのため、蓋を破壊して開封するのが非常に困難で、破壊の際に細かい破片が内容物に混入する危険もある。
【0006】
【発明の課題】
そこで、蓋のスカート部周縁にタブを設け、このタブを手掛りにして開封するようにしたものが普及している。
【0007】
しかしながら、このタブによる方法も、蓋の加熱収縮時にタブが収縮して小さく、固くなるため、タブを引上げても蓋が簡単には裂けず、場合によってはタブのみが折れてしまい、開封の手掛りが無くなってしまうことがある。
【0008】
この発明の課題は、シュリンク蓋をタブによってスムーズに開封できるようにすることである。
【0009】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、二軸延伸合成樹脂シートを成形して頂壁及びこの周縁から垂下するスカート部を有するシュリンク蓋を形成する方法において、前記スカート部に形成したタブの両側に略三角錐又は半円錐形の突起を形成しておき、これらの突起を切り落すことによってほぼV字形のノッチを設けるようにしたのである。またこのようにして設けたノッチを有するシュリンク蓋を容器本体に被せて熱収縮させることによって前記ノッチの頂点部近辺を周囲より薄肉でもろく弱くしたのである。
【0010】
【作用】
タブを引き起こすと、V字形のノッチの先端部方向にタブと共にスカート部の一部が持ち上げられる。そしてV字形ノッチの頂点部近辺が薄くかつもろく弱くなっているため、タブと共に持ち上げられると簡単に割れて引裂きの始点が形成される。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、成形したシュリンク蓋を示す。図示のように、シュリンク蓋1は、頂壁2とその周縁から垂下するスカート部3より成り、スカート部3の適当な個所にタブ4が設けられ、このタブ4の基部両側に、ノッチ5、5が設けられている。
【0013】
前記ノッチ5、5を形成する方法は、シュリンク蓋1の成形時に、図2に示すような略三角錐又は半円錐形の突起5a、5aをタブ4の両側に対応するスカート部3に形成しておき、このシュリンク蓋1を図3に示すように、台Aの上に被せ、シュリンク蓋1の外形と同形の内形状を有する筒形刃物Bを台Aの方向に降下させ、突起5aを切り落すと、図1のようなほぼV字形のノッチ5が形成される。このとき、ノッチ5の頂点部分には、かなりの衝撃で切刃が突き当るため、頂点部分は多少白化するほどもろく弱い状態になっている。なお、突起5aは、錐形に限らず、三角柱形や半円柱形でもよい。
【0014】
上記ノッチ5は、図4に示すようなV字形に近い形状のほか、図5に示すように、一辺がほぼ垂直の直角三角形に近いものでもよく、その他、U字形に近い形状でもよい。
【0015】
また、タブ4は、その中心線Cが、シュリンク蓋1の材料である二軸延伸合成樹脂シートの延伸方向とほぼ一致しているのが望ましい。
【0016】
上記シュリンク蓋1を、図6に示すように、容器本体10に被せる。容器本体10は、底壁11及びその周縁から立ち上る周壁12を有し、周壁12の上縁外周にはフランジ13が設けられている。
【0017】
この容器本体10にシュリンク蓋1を被せて、例えば上下のベルトD、Eで挟持し、熱風トンネル中を通過させ、シュリンク蓋1を熱収縮させると、図7に示すように、蓋1のスカート部3が容器本体10のフランジ13を把持するように巻き込み、しっかりと固定される。
【0018】
この熱収縮によって、図8に示すように、ノッチ5の両側部分5bは、外側即ちV字形の頂角が開く方向に引張られて相対的に肉厚となるが、頂点部の近辺5cは、引き込んでくる余剰部分がないので相対的に薄肉となる。
【0019】
開封の際に、タブ4を指で引き上げると、ノッチ5、5の頂点部分に力が集中する。この頂点部分は、薄肉でかつ前述のようにもろく弱い状態になっているため、簡単に割れ目が生じて引裂きの始点となり、そのままタブ4を引張ることによって引裂き線が延びていく。前述のように、タブ4を延伸方向に設けておくと、引裂き線が長く延びるため、開封がより容易に行なわれる。
【0020】
なお、容器本体10及びそれに対応するシュリンク蓋1の形状は、図示のような四角形に限らず、その他の多角形、円形、楕円形など適宜選択可能である。
【0021】
また、シュリンク蓋1の頂壁2は、必ずしも平坦でなくてもよく、膨出部を設けたり、窪みを設けるなど、種々の形状、構造を採用することができる。
【0022】
【効果】
この発明によれば、以上のように、シュリンク蓋のタブの基部にノッチを設け、このノッチの頂点部分を薄肉にしかつ強度を弱くしたので、タブを引き上げることによって簡単に頂点部分が割れ、引裂きの始点が確実に形成される。
【0023】
従って、タブやその周囲が破損して開封ができなくなったり、破片が内容物に混入するようなことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形したシュリンク蓋を示す斜視図
【図2】同上のノッチを形成するためのタブ部分を示す拡大斜視図
【図3】シュリンク蓋にノッチを形成する方法を示す断面図
【図4】ノッチとタブの一例を示す拡大正面図
【図5】ノッチとタブの他の例を示す拡大正面図
【図6】シュリンク蓋を容器本体に取り付ける方法を示す側面図
【図7】シュリンク蓋を取り付けた容器の斜視図
【図8】同上のタブ部分の拡大正面図
【符号の説明】
1 シュリンク蓋
2 頂壁
3 スカート部
4 タブ
5 ノッチ
5a 突起
5b 側部
5c 頂点部近辺
10 容器本体
11 底壁
12 周壁
13 フランジ
A 台
B 刃物
C 中心線
D、E ベルト

Claims (2)

  1. 二軸延伸合成樹脂シートを成形して頂壁及びこの周縁から垂下するスカート部を有するシュリンク蓋を形成する方法において、前記スカート部に形成したタブの両側に略三角錐又は半円錐形の突起を形成しておき、これらの突起を切り落すことによってほぼV字形のノッチを設けることを特徴とするシュリンク蓋の形成方法。
  2. 底壁及びそれから立ち上る周壁を有し、周壁の上縁開口部の周縁にフランジを有する容器本体と、頂壁及びこの周縁から垂下するスカート部を前記フランジに巻き込んだシュリンク蓋から成る容器において、前記スカート部の周縁に設けたタブの基部両側に形成した略三角錐又は半円錐形の突起を切り落すことによってノッチを設け、このシュリンク蓋を容器本体に被せて熱収縮させることによって前記ノッチの頂点部近辺を周囲より薄肉でもろく弱くしたことを特徴とするシュリンク蓋付き容器。
JP26960394A 1994-11-02 1994-11-02 シュリンク蓋の形成方法及びその蓋を用いた容器 Expired - Lifetime JP3694541B2 (ja)

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JP4615672B2 (ja) * 2000-05-15 2011-01-19 旭化成ケミカルズ株式会社 シュリンク蓋用成形シート及びシュリンク蓋付包装体
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