JP3693828B2 - インテークドア制御装置 - Google Patents

インテークドア制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3693828B2
JP3693828B2 JP31049298A JP31049298A JP3693828B2 JP 3693828 B2 JP3693828 B2 JP 3693828B2 JP 31049298 A JP31049298 A JP 31049298A JP 31049298 A JP31049298 A JP 31049298A JP 3693828 B2 JP3693828 B2 JP 3693828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas concentration
exhaust gas
value
outside air
intake door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31049298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000127747A (ja
Inventor
裕司 大門
毅彦 今長谷
啓樹 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Calsonic Kansei Corp filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP31049298A priority Critical patent/JP3693828B2/ja
Publication of JP2000127747A publication Critical patent/JP2000127747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3693828B2 publication Critical patent/JP3693828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室外の排気ガス濃度を検知し、外気が清浄状態であると外気導入モード側にし、外気が汚染状態であると内気(循環)モード側にするインテークドア制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インテークドア制御装置としては、例えば、「社団法人 自動車技術会学術講演会前刷集975」(1997年10月発行)の第149頁〜第152頁に記載のものが知られている。
上記従来出典には、車載のエアコンユニットの外気吸込口に設けられ、インテークドアアクチュエータにより外気モードと内気モードを切り換えるインテークドアと、車両に設置されて外気の排気ガス濃度を検出する排気ガスセンサーと、排気ガスセンサーからのセンサー信号を入力し、ガス濃度センサー値が設定しきい値以上であるか以下であるかで外気が清浄状態か汚染状態かを判断し、外気清浄状態では外気モードとし、外気汚染状態では内気モードとするように前記インテークドアを動作させるサーボモータの駆動制御を行なうコントロールユニットを備えた装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術では、単にガス濃度センサー値と設定しきい値との比較で制御を行っているため、ユーザーが臭気を感じないようにすると内気モードへ制御される頻度が高くなり換気不足となるし、換気を優先するとユーザーが臭気を感じるという問題が生じ易く、臭気を感じないようにすることと換気不足の防止とを両立させることが難しかった。
さらに、前者の発進直後、あるいは車両割込などにより瞬間的な臭い(これを本明細書では一発臭と呼ぶ)の発生時には、ユーザーは臭いと感じるような状況であっても、ガス濃度センサー値がしきい値以上にならないことにはインテークドアが内気モードに切り換えられず、応答遅れにより排気ガスの車室内侵入を許してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、一発臭の発生時に的確に対応できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的達成のために、請求項1記載の発明は、図1のクレーム対応図に示すように、車載のエアコンユニットの吸込口に設けられ、インテークドアアクチュエータgにより外気モードと内気モードとに切り換えられるインテークドアaと、車両に設置されて外気の排気ガス濃度を検出する排気ガスセンサーbと、この排気ガスセンサーbからのセンサー信号を入力し、センサー信号に基づいて排気ガス濃度を演算する排気ガス濃度演算手段cと、この排気ガス濃度演算手段cで得られた排気ガス濃度に基づいて、排気ガス濃度が低い外気清浄状態では外気モードとし、排気ガス濃度が高い外気汚染状態では内気モードとするようにインテークドアアクチュエータgの駆動を制御する吸入切換制御手段dと、を備えたインテークドア制御装置において、予め、排気ガス濃度と臭気強度あるいはCO濃度との相関特性に基づいて、排気ガス濃度に対するインテークドア開度の制御特性を設定し、この制御特性と排気ガス濃度演算手段cで得られた排気ガス濃度とに基づいてインテークドアアクチュエータgの駆動を制御するよう前記吸入切換制御手段dを構成した。
したがって、吸入切換制御手段dは、排気ガス濃度演算手段cから排気ガス濃度を入力したら、この排気ガス濃度と予め設定された制御特性とを比較して、インテークドアアクチュエータgの駆動を制御して、少なくとも、内気モード・外気モードに切り換えるもので、制御特性は、排気ガス濃度と、臭気強度あるいはCO濃度との相関特性に基づいているから、臭気を抑えながら効率良く換気することが可能となるとともに、ユーザーの感性に応じたドア制御が可能となる。
【0006】
また、吸入切換制御手段dにおける制御特性を、排気ガス濃度が第1の所定値以上で内気モードとする領域と、排気ガス濃度が第2の所定値未満で外気モードとする領域との間に、排気ガス濃度が高いほどドア開度を内気モード側に閉じるよう無段階あるいは多段階制御する可変開度領域を設定した。すなわち、インテークドア開度は臭気強度あるいはCO濃度と相関しているものであり、インテークドア開度を所定の排気ガス濃度の範囲で無段階あるいは多段階に制御することにより、臭気を抑えながらよりいっそう効率良く換気することを可能とする。
【0007】
また、請求項に記載のように、請求項記載のインテークドア制御装置において、吸入切換制御手段dに、排気ガス濃度の単位時間あたりの変化量であるガス濃度微分値を求める微分値演算手段eと、ガス濃度微分値に基づいて外気が汚れる方向に移行すると予測した時にはインテークドアaを閉じる方向の指令を与える外気汚れ予測制御手段fと、設けるのが好ましい。したがって、ガス濃度微分値に基づいて外気が汚れる方向に移行すると予測した時には、制御特性に対する排気ガス濃度がインテークドアaを閉じる濃度となっていなくても、インテークドアaが閉方向に制御されるものであり、一発臭の発生に的確に対応することができる。
【0008】
また、請求項に記載のように、請求項記載のインテークドア制御装置において、吸入切換制御手段dに、前回のガス微分値によりガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるか否かを判断する第1ガス濃度変化判断手段hと、ガス濃度状態変化が汚れ方向の設定値である微分しきい値を設定しておき、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるか否かを判断する第2ガス濃度変化判断手段jと、を設け、前記外気汚れ予測制御手段fを、前回のガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるとの判断時で、かつ、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるとの判断時、今後、外気が汚れ方向に移行すると予測するよう構成するのが好ましい。
すなわち、単にガス濃度微分値のみに対応した制御では、ノイズが入り易いシステムや、応答性が良過ぎる排気ガスセンサーとの組み合わせでは、頻繁にインテークドアaを閉方向に制御するおそれがあり、この場合、作動音が煩わしかったり換気効率が悪くなったりする。それに対して、本発明では、前回のガス濃度状態変化が安定あるいは清浄方向であると判定され、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるときに、外気が汚れ方向に移行すると予測するようにしているため、ノイズなどにより頻繁にドア閉制御に入る煩わしさがないようにして換気効率の確保を図りながら、一発臭の発生時など本当に必要な時のみ高応答でドア閉制御を実行することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は請求項1〜に記載の発明に対応する。図2は実施の形態1のインテークドア制御装置を示す全体システム図である。図2において1はインテークドア、2は外気吸入口、3は内気吸入口、4は脱臭フィルタ、5はブロワ、6はブロワモータ、7はサーボモータ(請求の範囲のインテークドアアクチュエータに相当する)、8は排気ガスセンサー、9はドア位置センサー、10は車速センサー、11は外気温センサー、12はエアコン・コントロールユニット、13はインテークドア制御部、14はブロワ風量信号、15はコンプレッサ信号、16はモード信号である。
【0010】
前記インテークドア1は、ブロワ5の吸入側に配置され、インテークドアアクチュエータとしてのサーボモータ7により駆動される。そして、内気吸入口3を塞ぐインテークドア1のフレッシュ位置(FRE)では、100%の外気導入率つまり外気モードとなり、逆に、外気吸入口2を塞ぐインテークドア1のリサーキュレーション位置(REC)では、0%の外気導入率、つまり内気モードとなる。
また、前記インテークドア1とブロワ5との間には、活性炭等により排気ガス臭を防止する脱臭フィルタ4が配置されている。
【0011】
前記排気ガスセンサー8は、ガスの存在による抵抗値の変化を利用してガス濃度に応じた電圧信号Vsを出力する。つまり、ガスセンサー素子は、セラミック基板上にSnO2 を主成分として設けられたガス検出部と、ガスに対する反応を促進させるための加熱を行なうヒータ部とで構成され、この素子部に還元性ガスが反応すると酸化還元反応により電気抵抗が変化する。そして、この排気ガスセンサー8は、排気ガスを高精度かつ効率的に検出できるフロントグリル部に設置される。空気の流れとしてインテークドア1の上流側でかつ排気ガスを最も早く検出できるフロントグリル部に排気ガスセンサー8を設けたことで、排気ガスの車室内侵入をより確実に防止することができる。
【0012】
前記ドア位置センサー9は、インテークドア1のドア開度位置を検出してインテークドア制御部13にドア開度フィードバック情報を与える。
前記車速センサー10は、車速Vcを検出して車速情報をインテークドア制御部13に与える。
前記外気温センサー11は、外気温AMBを検出して外気温情報をインテークドア制御部13に与える。
【0013】
前記エアコン・コントロールユニット12は、外気温,日射量の変化,乗員数の変動等による車室内温度変化を各種センサーにより検知し、一度好みの温度に設定すれば、常に車室内温度を一定に保つように、図示しない冷房サイクルやエンジン冷却水を利用した加熱、温度調節部を有し、吹出風温度,吹出風量,吸込口及び吹出口の切り換えをマイクロコンピュータにより自動制御する。
【0014】
前記インテークドア制御部13は、エアコン・コントロールユニット12に設定されている一つの制御部で、排気ガスによる外気の汚染状態を排気ガスセンサー8にて検知し、インテークドア1を駆動制御することで自動的に吸込口を切り換える制御を行なう。このインテークドア制御部13には、内部信号として、ブロワモータ電圧値によるブロワ風量信号と、エアコンのオン・オフを監視するためのコンプレッサ信号と、デフモード(DEF)かどうか、あるいは、オート・リサーキュレーションモード(オートREC)かどうかを監視するためのモード信号が与えられる。
【0015】
次に、作用を説明する。
[インテークドア制御作動について]
図3は実施の形態1のインテークドア制御部13において実行されるインテークドア制御作動の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
【0016】
ステップ30では、サブルーチンコールによって後述のガスセンサーA/D値GSADから演算用ガスセンサー値FGSCを得るガスセンサー値処理が行なわれる。
ステップ31では、イグニッションスイッチをOFFからONに切り換えてから60秒(電源投入からセンサー出力が安定するまでに十分な時間)が経過したかどうかが判断される。60秒の経過前においては、ステップ32へ進み、REC→FREへの遅延タイマのタイマカウンタが初期化される。
ステップ33では、吸込口を内気モード(REC)に固定するオートRECモードかどうかが判断され、オートRECモードが選択されている時には、排気ガス対応インテークドア制御を行なわずにリターンする。
ステップ34では、デフモード選択時かどうかが判断され、デフモード選択時には排気ガス対応インテークドア制御を行なわずにリターンする。
【0017】
ステップ35では、図6に示す制御特性グラフとステップ30により得られた演算用ガスセンサー値FGSCに対応したドア開度が決定されると共に、遅延時間Rsec (例えば、20sec 〜30sec )が設定される。その後、ステップ351に進んで、演算用ガスセンサー値FGSC=0であるか否かを判定し、FGSC=0の場合にはステップ352に進んで目標ドア開度FTI=0に設定してステップ36に進み、FGSC≠0の場合にはそのままステップ36に進む。
ステップ36では、REC→FRE方向への移動かどうかが判断され、NOの時(FRE→REC方向への移動時)にはステップ37へ進み、YESの時(REC→FRE方向への移動時)にはステップ39へ進む。
ステップ37では、遅延タイマのタイマカウンタが初期化される。
ステップ38では、ステップ35で決定したドア開度が目標ドア開度FTIとして設定される。
【0018】
ステップ39では、遅延時間Rsec が経過したかどうかが判断される。遅延時間Rsec を経過している場合、前記ステップ37及びステップ38へ進み、タイマカウンタの初期化と目標ドア開度FTIの設定が行なわれる。
ステップ40では、遅延時間Rsec の経過前は目標ドア開度FTIが保持される。但し、全閉を保つ場合、その連続時間は、車室内CO2 濃度の増加を考慮し、最大15分以内とされる。この連続時間は、例えば、乗員センサーで乗員数を検出し、乗員数が多くなるほど短くすることにより、車室内CO2 濃度の増加を考慮した制御とすることもできる。
ステップ41では、ステップ38またはステップ40で設定された目標ドア開度FTIが得られる指令値もサーボモータ7に出力する。
【0019】
[排気ガス濃度対応インテークドア制御について]
ステップ35の処理で用いる制御特性グラフにあっては、図6に示すように、制御しきい値として、第1しきい値TH1,第2しきい値TH2,第3しきい値TH3が設定され、演算用ガスセンサー値FGSCが第1しきい値未満では内気モードとし、演算用ガスセンサー値FGSCが第1しきい値TH1から第2しきい値TH2までの領域では演算用ガスセンサー値FGSCが低くなるほど(濃度が高くなるほど)ドア開度を内気モード側に変更する可変開度モードとし、演算用ガスセンサー値FGSCが第2しきい値TH2から第3しきい値TH2までの領域ではドア開度を所定の中間開度とする中間開度モードとし、演算用ガスセンサー値FGSCが第3しきい値TH3以上の領域では外気モードとするように設定されている。
この制御特性グラフは、予め、実車走行テストにより取得した臭気強度ならびに車室内CO濃度に対する演算用ガスセンサー値FGSCの相関特性、および演算用ガスセンサー値FGSCに対するインテークドア開度の相関特性として設定されている。この制御特性グラフによれば、CO濃度がある程度高い領域Cでは、臭気を強く感じる一方、車室内CO濃度がある程度低い領域Aでは、臭気をさほど感じることがなく、また、車室内CO濃度がその中間の領域Bでは、車室内CO濃度に比例して臭気が高まる相関関係にある。
したがって、インテークドア開度も、上記の関係に基づいて、領域Cに対応する演算用ガスセンサー値FGSCでは内気モードとし、領域Aに対応する演算用ガスセンサー値FGSCでは、演算用ガスセンサー値FGSCの高さに応じて中間開度モードと外気モードとのいずれかのモードとし、領域Bに対応する演算用ガスセンサー値FGSCでは可変開度モードとするように上記各しきい値TH1〜TH3を設定している。
【0020】
このように、実際の臭気ならびに車室内CO濃度に相関させて制御特性グラフを設定し、かつ、第1しきい値TH1から第2しきい値TH2までの可変開度モードの領域により外気導入領域の拡大が図られることで、ユーザーの感覚に対応させて臭気の侵入を抑えながら効率的な換気を行うことができる。
【0021】
[ガスセンサー値処理について]
図4及び図5はインテークドア制御部13で行なわれるガスセンサー値処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ50〜ステップ57は、センサー測定値から排気ガス濃度を示すガスセンサー値GSC(0%〜100%)をガスセンサーA/D値GSADと清浄空気値GSMXにより演算するステップで、ガスセンサーA/D値GSADをそのままガス濃度に換算するのではなく、清浄空気値GSMXを基準値とすることでセンサー単体のバラツキ,温度,湿度特性を補正する(排気ガス濃度演算手段cに相当)。
【0022】
ステップ50では、ガスセンサーA/D値GSADが、GSAD=255−GSADの式により演算される。尚、式中のGSADは、排気ガスセンサー8から今回の処理にて読み込まれた測定によるガスセンサーA/D値であり、255の値から差し引いているのは、空気の汚れ度合い度合いを255bitであらわし特性を反転させていることによる。よって、ガスセンサーA/D値GSADの最大清浄空気値は255となり、最大汚れ空気値は0となる。
【0023】
ステップ51では、イグニッションスイッチをOFF→ONとしてから60秒の設定時間(電源投入からセンサー出力が安定するまでに十分な時間)が経過したかどうかが判断され、NOの時にはステップ52へ進み、YESの時にはステップ53へ進む。
ステップ52では、イグニッションスイッチをOFF→ONとしてから60秒を経過する前において、予め設定された初期値が、ガスセンサーA/D値GSADとして設定される。なお、こうして設定されたガスセンサーA/D値は、後述するステップ56において、清浄空気値GSMXの初期値として設定されることになる。
ステップ53では、イグニッションスイッチをOFF→ONとしてから60秒を経過した後、ステップ50で得られたガスセンサーA/D値GSADと一番空気がきれいであることを示す清浄空気値GSMXとが比較される。ここで、清浄空気値GSMXは、イグニッションスイッチのONから前回の処理までの間において一番空気がきれいであることを示す値で、書き換え可能なRAMに記憶させている。
【0024】
ステップ54では、ステップ53での判断でYES、つまり、GSAD>GSMSである場合、ガスセンサーA/D値GSADと清浄空気値GSMXのリミット値とが比較される。ここで、清浄空気値GSMXのリミット値とは、いかに空気がきれいとしてもその値には限界があることで(最大限界値255)、予め決められている限界値である。
ステップ55では、ステップ54でGSAD>リミット値である時、ガスセンサーA/D値GSADが異常値であると判断し、リミット値が清浄空気値GSMXとしてメモリーした後、ステップ56に進む。
ステップ56では、ステップ54でGSAD≦リミット値である時、ガスセンサーA/D値GSADが正常値であると判断し、ガスセンサーA/D値GSADが清浄空気値GSMXとメモリーされる。
ステップ57では、基準値である清浄空気値GSMXに対するガスセンサーA/D値GSADの比がガスセンサー値(排気ガス濃度)GSCとされる。
【0025】
図5において、ステップ58〜ステップ66は、ステップ57で求められたガスセンサー値(排気ガス濃度)GSC(0%〜100%)の微分処理を行ない、目標ドア開度FTIを決める最終的な演算用ガスセンサー値FGSC(0〜255bit)を演算するステップである。
【0026】
ステップ58では、微分時間ΔAsecを経過したかどうかが判断される。
ステップ59では、前回のガスセンサー値OGSCと今回のガスセンサー値GSCとの差により時間ΔAsec当りのセンサー値変化量であるGSC微分値DTGSが求められる。
ステップ60では、GSC微分値DTGSが0よりも大きいか否か、すなわちDTGS>0かどうかが判断される。
【0027】
ステップ61では、ステップ60での判断がDTGS≦0である時、つまり、ガス濃度状態変化が安定または清浄方向である時、GSC微分値DTGSがDTGS=0にセットされる。
ステップ62では、ステップ60での判断がDTGS>0である時、つまり、ガス濃度状態変化が汚れ方向である時、前回のGSC微分値0DTGS=0かどうか、つまり、前回のガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるかどうかが判断される。
ステップ63では、今回のガス濃度状態変化であるGSC微分値DTGSが、汚れ方向の設定値である微分しきい値DGC以上であるかどうかが判断される。
【0028】
ステップ64では、前回のガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるとのステップ62の判断と今回のGSC微分値DTGSが微分しきい値DGC以上であるとのステップ63での判断に基づいて、外気が汚れ方向に移行するとし、ガスセンサー値GSCをGSC=0、つまり、インテークドア1を全閉とする値にセットされる。
ステップ65では、GSC微分値DTGSが前回のGSC微分値0DTGSにセットされる。
ステップ66では、ガスセンサー値GSCが演算用ガスセンサー値FGSCとしてセットされる。この演算用ガスセンサー値FGSCは、図7に示すとおり、100%で最も空気が清浄であることを示し、0%で最も排気ガス濃度が高い、すなわち汚れていることを示す。
【0029】
[外気汚れ予測制御について]
ガス濃度対応制御によりドア開閉制御を行なった場合、前車の発進や車両割り込みになどよる一発臭の発生時等のように人の鼻が最も臭いと感じるような状況であってもガス濃度を示す演算用ガスセンサー値FGSCが設定しきい値以上にならないことにはインテークドア1の全閉駆動が行なわれず、ドア閉動作の応答遅れにより、排気ガスの車室内侵入を許してしまう。
【0030】
そこで、ガスセンサー値GSCの微分値DTGSがガス濃度上昇を示す値であるという今回の微分値条件のみでRECへドアを閉じる制御を行なう案が考えられる。しかし、この場合、今回の微分値DTGSの大きさでのみ制御が行なわれるため、ノイズの入り易いシステムや応答が良すぎるガスセンサーとの組み合わせでは、頻繁にRECへ閉じてしまう制御となってしまって、とても煩わしくなる。また、結果として、RECへ閉じる実行時間が長くなるため、車室内の換気効率が悪い制御となってしまう。
【0031】
これに対し、実施の形態1では、図5のステップ62,63,64に示すように、ステップ62での前回のガス濃度状態変化が汚れ方向であり、かつ、ステップ63での今回のGSC微分値DTGSが微分しきい値DGC以上であるとの判断時、今後、一発臭の発生時等により人の鼻が一番臭いと感じる状況の時であると予測し、この外気が汚れ方向に移行するとの予測に基づいてガスセンサー値GSCをGSC=0にセットする。したがって、図3に示すフローのステップ35の処理に従うとインテークドア1が内気モード、すなわち全閉とされることになる。
【0032】
上記のように、前回のガス濃度状態変化が図7(イ) に示すように安定方向または図7(ロ) に示すように清浄方向である時に限って、今回のGSC微分値DTGSの大きさによりドア閉制御を行なうため、頻繁にドア閉制御に入る煩わしさがなく良好な換気効率の確保を図りながら、一発臭の発生時等の本当に必要な時にのみ高応答にてドア閉制御が行なわれることになる。
【0033】
[外気汚れ予測制御と排気ガス濃度対応制御との併用制御について]
上記外気汚れ予測制御のみを行なう場合、一発臭の発生時等での高応答ドア閉制御を行なうことができても、外気の汚れが慢性的に高レベルであって、ガス濃度変化が小さい市街地走行時等では、インテークドア1は全開のままで排気ガスの車室内侵入を許すことになる。
【0034】
これに対し、実施の形態1では、図3のフローチャートに示すように、外気汚れ予測制御によりインテークドア1を全閉にする以外のガス状態では、図6に示す制御特性グラフ−1とステップ30により得られた演算用ガスセンサー値FGSCに対応し、外気の汚れ度が低い外気清浄状態では吸込口を外気モードとし、外気の汚れ度が高い外気汚染状態では吸込口を内気モードとするインテークドア1の排気ガス濃度対応ドア制御が行なわれる。
よって、一発臭の発生時等での高応答ドア閉制御と、それ以外の走行時における排気ガス侵入防止と車室内換気確保を両立するドア開閉制御とを併せて達成することができる。
【0035】
走行中に目標ドア開度が全閉から全開へ移行した時、その指令が出ると直ちにインテークドア1を全開とすると、車室内の排気ガス臭を脱臭フィルタ4により除去する時間が不足したり、頻繁にドア動作が行なわれることになる。
【0036】
そこで、インテークドア制御を示す図3のフローチャートにおいて、ステップ36→ステップ39へ進むREC→FREへのドア開時には、遅延時間Rが設定され、全開指令が出ても遅延時間Rを待ってインテークドア1が開動作をするようにしている。
よって、遅延制御により、残った排気ガス臭がなくなるまでの時間を確保することができるし、頻繁にドア動作する煩わしさを無くすこともできる。
【0037】
[窓曇り対応制御について]
走行中、窓曇りを取り除くための操作を行なっているにもかかわらず排気ガス対応インテークドア制御が行なわれると、窓曇りがなかなか消えないことになってしまう。
そこで、インテークドア制御を示す図3のフローチャートにおいて、ステップ34から明らかなように、窓曇りを取り除くための操作と推定することができるデフモード選択時には、排気ガス対応インテークドア制御を行なわない。
これによって、排気ガス対応インテークドア制御に窓曇り対応制御を取り込むことができる。
【0038】
又、オートエアコン制御において、クールダウン制御のように、高負荷(熱)の場合、空気が清浄であっても、オートエアコン制御を優先とする制御(通常制御)に移行する(ステップ33)。
【0039】
(その他の実施の形態)
実施の形態1では、図6の制御特性グラフを、実車の測定に基づいて臭気強度ならびにCO濃度に相関させてインテークドア開度を決定するしきい値TH1〜TH3を設定した例を示したが、臭気強度とCO濃度とは相関しているので、臭気強度とCO濃度とのいずれか一方と、インテークドア開度を決定する演算用ガスセンサー値FGSCなどの値とを相関させてもよい。この制御特性グラフにおいて、第1しきい値TH1と第2しきい値TH2との間で目標ドア開度を無段階制御するように構成しているが、複数の多段階に目標ドア開度を設定してもよいし、また、第2しきい値TH2と第3しきい値TH3との間に中間開度モードを設定したがこの中間開度モードの部分を、可変開度モードの領域に含めたり外気モードの領域に含めたりして中間開度モードを省略してもよい。
また、実施の形態1では、臭気強度あるいはCO濃度に相関させた制御特性グラフを用いる制御に、さらに、ガス濃度微分値に基づく外気汚れ予測制御を組み合わせて、より高い品質の制御を実行できるようにした例を示したが、外気汚れ予測制御を組み合わせない制御であっても所期の効果は得られる。
また、実施の形態1では、ガス濃度演算値として清浄空気値GSMXを基準とするガスセンサー値GSCを用いる例を示したが、排気ガスセンサーからの測定値をA/D変換した値をガス濃度演算値とする例であっても良い。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、排気ガス濃度に基づいて、排気ガス濃度が低い外気清浄状態では外気モードとし、排気ガス濃度が高い外気汚染状態では内気モードとするようにインテークドアアクチュエータの駆動を制御する吸入切換制御手段を備えたインテークドア制御装置において、予め、排気ガス濃度と臭気強度あるいはCO濃度との相関特性に基づいて、排気ガス濃度に対するインテークドア開度の制御特性を設定し、この制御特性と排気ガス濃度演算手段で得られた排気ガス濃度とに基づいてインテークドアアクチュエータの駆動を制御するよう吸入切換制御手段を構成したため、臭気を抑えながら効率良く換気することが可能となるとともに、ユーザーの感性に応じたドア制御が可能となるという効果を奏する。
また、吸入切換制御手段における制御特性を、排気ガス濃度が第1の所定値以上で内気モードとする領域と、排気ガス濃度が第2の所定値未満で外気モードとする領域との間に、排気ガス濃度が高いほどドア開度を内気モード側に閉じるよう無段階あるいは多段階制御する可変開度領域を設定したため、よりいっそうユーザーの感性に応じた制御が可能となるとともに、臭気を抑えながらの効率の良い換気が可能となるという効果を奏する。
請求項に記載の発明では、請求項記載のインテークドア制御装置において、排気ガス濃度の単位時間あたりの変化量であるガス濃度微分値を求める微分値演算手段と、ガス濃度微分値に基づいて外気が汚れる方向に移行すると予測した時にはインテークドアを閉じる方向の指令を与える外気汚れ予測制御手段と、設けた構成としたため、一発臭の発生に的確に対応することができるという効果を奏する。
請求項に記載の発明では、請求項記載のインテークドア制御装置において、前回のガス微分値によりガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるか否かを判断する第1ガス濃度変化判断手段と、ガス濃度状態変化が汚れ方向の設定値である微分しきい値を設定しておき、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるか否かを判断する第2ガス濃度変化判断手段と、を設け、前記外気汚れ予測制御手段が、前回のガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるとの判断時で、かつ、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるとの判断時、今後、外気が汚れ方向に移行すると予測するよう構成したため、ノイズなどにより頻繁にドア閉制御に入る煩わしさがないようにして換気効率の確保を図りながら、一発臭の発生時など本当に必要な時のみ高応答でドア閉制御を実行することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインテークドア制御装置を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1のインテークドア制御装置を示す全体システム図である。
【図3】実施の形態1のインテークドア制御部で行なわれるインテークドア制御作動の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1のインテークドア制御部で行なわれるガスセンサー値処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1のインテークドア制御部で行なわれるガスセンサー値処理(微分処理)の流れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1のインテークドア制御部で行なわれる排気ガス濃度対応ドア制御で用いられる制御特性グラフ(目標ドア開度特性図)である。
【図7】実施の形態1の外気汚れ予測制御でインテークドアを全閉とする制御が実行されるガス濃度微分値変化パターンを示す図である。
【符号の説明】
a インテークドア
b 排気ガスセンサー
c 排気ガス濃度演算手段
d 吸入切換制御手段
e 微分値演算手段
f 外気汚れ予測制御手段
g インテークドアアクチュエータ
h 第1ガス濃度変化演算手段
j 第2ガス濃度変化演算手段
1 インテークドア
2 外気吸入口
3 内気吸入口
4 脱臭フィルタ
5 ブロワ
6 ブロワモータ
7 サーボモーター
8 排気ガスセンサー
9 ドア位置センサー
10 車速センサー
11 外気温センサー
12 エアコン・コントロールユニット
13 インテークドア制御部
14 ブロワ風量信号
15 コンプレッサ信号
16 モード信号

Claims (3)

  1. 車載のエアコンユニットの吸込口に設けられ、インテークドアアクチュエータにより外気モードと内気モードとに切り換えられるインテークドアと、
    車両に設置されて外気の排気ガス濃度を検出する排気ガスセンサーと、
    この排気ガスセンサーからのセンサー信号を入力し、センサー信号に基づいて排気ガス濃度を演算する排気ガス濃度演算手段と、
    この排気ガス濃度演算手段で得られた排気ガス濃度に基づいて、排気ガス濃度が低い外気清浄状態では外気モードとし、排気ガス濃度が高い外気汚染状態では内気モードとするようにインテークドアアクチュエータの駆動を制御する吸入切換制御手段と、を備え、
    前記吸入切換制御手段は、予め、排気ガス濃度と臭気強度あるいはCO濃度との相関特性に基づいて、排気ガス濃度に対するインテークドア開度の制御特性が設定され、この制御特性と排気ガス濃度演算手段で得られた排気ガス濃度とに基づいてインテークドアアクチュエータの駆動を制御するよう構成されたインテークドア制御装置において、
    前記制御特性は、排気ガス濃度が第1の所定値以上で内気モードとする領域と、排気ガス濃度が第2の所定値未満で外気モードとする領域との間に、排気ガス濃度が高いほどドア開度を内気モード側に閉じるよう無段階あるいは多段階制御する可変開度領域が設定されていることを特徴とするインテークドア制御装置。
  2. 請求項1記載のインテークドア制御装置において、前記吸入切換制御手段に、排気ガス濃度の単位時間あたりの変化量であるガス濃度微分値を求める微分値演算手段と、ガス濃度微分値に基づいて外気が汚れる方向に移行すると予測した時にはインテークドアを閉じる方向の指令を与える外気汚れ予測制御手段と、が設けられていることを特徴とするインテークドア制御装置
  3. 請求項2記載のインテークドア制御装置において、前記吸入切換制御手段に、前回のガス微分値によりガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるか否かを判断する第1ガス濃度変化判断手段と、ガス濃度状態変化が汚れ方向の設定値である微分しきい値を設定しておき、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるか否かを判断する第2ガス濃度変化判断手段と、が設けられ、前記外気汚れ予測制御手段が、前回のガス濃度状態変化が安定または清浄方向であるとの判断時で、かつ、今回のガス濃度微分値が微分しきい値以上であるとの判断時、今後、外気が汚れ方向に移行すると予測するよう構成されていることを特徴とするインテークドア制御装置
JP31049298A 1998-10-30 1998-10-30 インテークドア制御装置 Expired - Fee Related JP3693828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31049298A JP3693828B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 インテークドア制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31049298A JP3693828B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 インテークドア制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000127747A JP2000127747A (ja) 2000-05-09
JP3693828B2 true JP3693828B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=18005887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31049298A Expired - Fee Related JP3693828B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 インテークドア制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3693828B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127733A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Zexel Valeo Climate Control Corp インテーク制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000127747A (ja) 2000-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3693819B2 (ja) インテークドア制御装置
US4352321A (en) Electronic control method and apparatus for automobile air conditioning system with air purifier
JP5118566B2 (ja) 車両用空調装置
JP4049461B2 (ja) インテークドア制御装置
JP4033985B2 (ja) インテークドア制御装置
JP3693828B2 (ja) インテークドア制御装置
KR101430011B1 (ko) 차량용 공조장치
JP2009126218A (ja) 車両用空調制御装置
JP3695567B2 (ja) インテークドア制御装置
JP2003080926A (ja) 車両用空調装置
JP2007284038A (ja) 車両用空調装置
JP3632281B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006240403A (ja) 車両用空調装置
JP2000135917A (ja) インテークドア制御装置
JP2000135919A (ja) インテークドア制御装置
JP3835913B2 (ja) 排気ガス対応インテークドア制御装置
JP4033004B2 (ja) 自動車用空調装置の室内循環モードへの切り替え方法
JP2000135914A (ja) インテークドア制御装置
JP3579548B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2000135916A (ja) インテークドア制御装置
JP2002370525A (ja) 自動車用空調装置
JP4331532B2 (ja) 自動車用空調装置
KR20090017816A (ko) 차량용 공조장치의 디포깅 제어방법
JP2000071747A (ja) インテークドア制御装置
JP2000142079A (ja) インテークドア制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees