JP3693741B2 - デジタル式自動レベル - Google Patents
デジタル式自動レベル Download PDFInfo
- Publication number
- JP3693741B2 JP3693741B2 JP08357796A JP8357796A JP3693741B2 JP 3693741 B2 JP3693741 B2 JP 3693741B2 JP 08357796 A JP08357796 A JP 08357796A JP 8357796 A JP8357796 A JP 8357796A JP 3693741 B2 JP3693741 B2 JP 3693741B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image signal
- image
- compensation mechanism
- automatic
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高さ方向に所定のピッチで目盛り符号が付された標尺を視準し、画像処理により視準点の高さを表示するデジタル式自動レベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のデジタル式自動レベルとして、例えば特公平4−56243号公報により、高さ方向に所定のピッチで目盛り符号(バーコード)が付された標尺を視準する視準用望遠鏡の対物レンズと接眼レンズとの間に光路自動補償機構を有し、該光路自動補償機構から接眼レンズに向かう光の一部を分岐しイメージセンサに受光させ画像処理を行い、光軸上の目盛り符号の画像を画像信号に変換して視準点の高さを表示すると共に、画像信号が異常な場合にはエラー表示するデジタル式自動レベルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
画像信号が異常になる原因は、例えば自動レベル全体に振動が伝わっている場合や光路自動補償機構が揺れて安定していない場合、あるいは標尺と自動レベルとの間の大気のゆらぎ等の自動レベル以外の要因が考えられる。自動レベル全体に振動が伝えられているなら振動源から離したり防振処置を施す必要があり、光路自動補償機構が安定していないのであれば、少し待てば光路自動補償機構が安定しエラーは解消される。また、例えば大気のゆらぎが原因であれば比較的長時間になるがゆらぎがおさまるまで待つしかない。このように、エラー表示がされてもエラーの原因によって対処方法が異なり、原因がわからなければ原因が解るまで対処することができない。
【0004】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、エラー表示のみではなくエラーの原因を表示し得るデジタル式自動レベルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、高さ方向に所定のピッチで目盛り符号が付された標尺を視準する視準用望遠鏡の対物レンズと接眼レンズとの間に光路自動補償機構を有し、該光路自動補償機構から接眼レンズに向かう光の一部を分岐しイメージセンサに受光させ画像処理を行い、光軸上の目盛り符号の画像を測定用の画像信号に変換して視準点の高さを表示すると共に、該画像信号が異常な場合にはエラー表示するデジタル式自動レベルにおいて、対物レンズから光路自動補償機構に向かう光の一部を分岐し第2のイメージセンサに受光させ画像処理を行い比較用の画像信号に変換し、測定用の画像信号にエラーが発生した時に測定用の画像信号と比較用の画像信号とを比較し、エラーの内容を判断して表示するようにしたことを特徴とする。
【0006】
測定用の画像信号が異常になるとメモリ符号を識別できなくなりエラー表示がされるが、例えば、自動レベル全体に振動が伝えられている状態では、比較用の画像信号も異常となり、かつ両画像信号は一致しない。また、光路自動補償機構が不安定になっている状態では測定用の画像信号が異常であっても、比較用の画像信号は異常にならない。更に、大気のゆらぎ等が原因で自動レベル自体には異常がない場合には、両画像信号共に異常になり、かつ両画像信号は一致する。このように両画像信号を比較することによりエラーの原因を特定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、1は自動レベルであり、標尺Mを視準し視準点の高さを検知するものである。該標尺Mには上下方向に所定間隔を存して、その位置の高さを示す目盛り符号であるバーコードが付されており、後述するように画像処理を行いバーコードから高さを求める。自動レベル1には前端に対物レンズ11が取り付けられ、後端に接眼レンズ12が取り付けられている。また、対物レンズ11と接眼レンズ12との略中間点には互いに反対側に傾斜した1対の鏡13・13と、前後方向に揺動自在の鏡14とからなる周知の自動補償機構15が設けられている。従って、自動レベル1が前後に多少傾いても対物レンズ11から入った光は自動補償機構15で補償されて焦点板16に合焦し接眼レンズ12を介して視準することが出来る。
【0008】
ところで、自動補償機構15と接眼レンズ12との間にはビームスプリッタ21が配設されており、自動補償機構15で補償され焦点板16に向かう光の一部を分岐して第1のイメージセンサ2へ導くように構成されている。該イメージセンサ2は例えばCCD素子で構成され、該イメージセンサ2上の画像を電気信号に変換して画像処理部22へ出力するものである。該画像処理部22は該電気信号に基づいて測定用の画像信号D2を演算部4に出力する。演算部4では画像信号D2から視準点の高さを求め表示部41に表示する。
【0009】
本発明では、対物レンズ11と自動補償機構15との間にビームスプリッタ31を設け、自動補償機構15を通る前の光の一部を第2のイメージセンサ3に分岐させるようにした。該イメージセンサ3が出力する電気信号は画像処理部32に入力され、該画像処理部32から演算部4へと比較用の画像信号D3が出力される。画像信号D2が正常の場合では画像信号D3は不要であるが、画像信号D2が異常になると、両画像信号D2・D3を比較して異常の原因を判断し表示部41に表示させる。
【0010】
図2を参照して、まず画像信号D2に異常が生じると(S1)続いて画像信号D3が異常であるかを判断し(S2)、画像信号D3も異常の場合には画像信号D2と画像信号D3とを比較し、両画像信号D2・D3が一致するか否かを判断する(S3)。画像信号D3が異常でない場合はビームスプリッタ31より後方に異常の原因があることになるので、自動補償機構15が不安定な状態であると判断する(S4)。また、画像信号D2と画像信号D3とが共に異常であっても両者が一致しない場合は、イメージセンサ2・3の双方に対して不規則な異常が作用していることになるので、自動レベル1全体に振動が加えられていると判断する(S5)。尚、両画像信号D2・D3が共に異常であっても、画像信号D2と画像信号D3とが一致する場合には自動レベル1自体には異常がないことになるので、大気の揺れ等の自動レベル以外に異常があると判断する(S6)。このように、画像信号D2が異常になっても単に異常であることを表示するだけでなく異常の原因を表示するので、その後の対策を迅速かつ適切に行うことが出来る。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、自動レベルが測定不能状態になると、その原因を判断し表示するので、その後の対策を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】エラーの原因判断の内容を示すフロー図
【符号の説明】
1 自動レベル
2 イメージセンサ
3 イメージセンサ
15 自動補償機構
22 画像処理部
32 画像処理部
Claims (1)
- 高さ方向に所定のピッチで目盛り符号が付された標尺を視準する視準用望遠鏡の対物レンズと接眼レンズとの間に光路自動補償機構を有し、該光路自動補償機構から接眼レンズに向かう光の一部を分岐しイメージセンサに受光させ画像処理を行い、光軸上の目盛り符号の画像を測定用の画像信号に変換して視準点の高さを表示すると共に、該画像信号が異常な場合にはエラー表示するデジタル式自動レベルにおいて、対物レンズから光路自動補償機構に向かう光の一部を分岐し第2のイメージセンサに受光させ画像処理を行い比較用の画像信号に変換し、測定用の画像信号にエラーが発生した時に測定用の画像信号と比較用の画像信号とを比較し、エラーの内容を判断して表示するようにしたことを特徴とするデジタル式自動レベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08357796A JP3693741B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | デジタル式自動レベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08357796A JP3693741B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | デジタル式自動レベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09273928A JPH09273928A (ja) | 1997-10-21 |
JP3693741B2 true JP3693741B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=13806364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08357796A Expired - Fee Related JP3693741B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | デジタル式自動レベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3693741B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5616174B2 (ja) * | 2010-09-14 | 2014-10-29 | 株式会社トプコン | レーザ測量装置 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP08357796A patent/JP3693741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09273928A (ja) | 1997-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4678297A (en) | Ophthalmic instrument | |
EP0410419B1 (en) | Image stabilize photographing apparatus | |
EP1391778A1 (en) | Apparatus for detecting the inclination angle of a projection screen and projector comprising the same | |
EP1713259B1 (en) | Photographing system | |
JP2006259247A (ja) | 像ぶれ補正装置 | |
KR20180076307A (ko) | 카메라의 상 흔들림을 보정하도록 구성된 액츄에이터의 구동량을 교정하기 위한 방법 | |
JPH0373847B2 (ja) | ||
JP3693741B2 (ja) | デジタル式自動レベル | |
US20050275826A1 (en) | Surveying apparatus | |
US5909321A (en) | Doublet lens, variable apex angle prism and deviation correction device | |
US4152729A (en) | Image motion compensation system | |
JPH01284823A (ja) | 防振機能を有した変倍光学系 | |
US6067418A (en) | Camera with a shake detection function | |
JPS60424A (ja) | 光ビ−ム走査装置における波長制御方式 | |
JP3796535B2 (ja) | 電子レベル | |
JPH05181180A (ja) | 手ぶれ補正機能付きカメラの加速度センサの破壊検知装置およびその破壊検知方法 | |
JP2993479B2 (ja) | レーザパワーモニタ装置 | |
JP3705889B2 (ja) | 電子レベル | |
JPH11337812A (ja) | オートフォーカス装置 | |
JPH0587626A (ja) | 測光装置 | |
JP3025787B2 (ja) | レンズメータ | |
JPH02272409A (ja) | 赤外線撮像装置の焦点調節方式 | |
JPS639844A (ja) | ガス検出装置 | |
JPH09297258A (ja) | 自動焦点検出装置 | |
JPH05272969A (ja) | 測距装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |