JP3693321B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3693321B2
JP3693321B2 JP2001022533A JP2001022533A JP3693321B2 JP 3693321 B2 JP3693321 B2 JP 3693321B2 JP 2001022533 A JP2001022533 A JP 2001022533A JP 2001022533 A JP2001022533 A JP 2001022533A JP 3693321 B2 JP3693321 B2 JP 3693321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
layer
type
semiconductor device
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001022533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002231969A (ja
Inventor
弘則 松本
俊典 近江
明彦 中野
栄治 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001022533A priority Critical patent/JP3693321B2/ja
Publication of JP2002231969A publication Critical patent/JP2002231969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3693321B2 publication Critical patent/JP3693321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高周波帯で使用するショットキーバリアダイオード素子、4個のショットキーバリアダイオード素子で構成されたブリッジ型ダイオード素子等を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
VHF、UHF等の高周波帯、さらにSHFの超高周波帯においては、ミキサー、変調器、位相検出器等の周波数変換用および検波用にショットキーバリアダイオード(SBD:Schottky Barrier Diode)が利用されている。一般に、金属と半導体とを接触させる場合には、それらの真空準位からフェルミ準位までの差(仕事関数)が、接触する金属と半導体とで異なると、金属と半導体との接合部でフェルミ準位を同レベルにするための電荷の再分配がおこなわれるため、空間電荷層(障壁層)が形成されて整流特性を示すことが知られている。この整流特性を利用したものがショットキーバリアダイオードである。
【0003】
図10は、従来のショットキーバリアダイオードの一例を示す模式断面図である。抵抗率の高いシリコン基板201には、上側に上部電極のショットキー金属203が設けられており、下側に高不純物領域202を介して下部電極のオーミック金属204が設けられている。通常、このシリコン基板201には、n型シリコンが使われており、シリコン基板201の下部に不純物を注入して高不純物領域202を形成している。高不純物領域202の不純物濃度は、0.8×1017〜2×1018cm-3の範囲である。
【0004】
しかし、このような構造のショットキーバリアダイオードは、シリコン基板201の上面にショットキー金属203による上部電極が設けられ、シリコン基板201の下面にオーミック金属204による下部電極が形成されているために、プレーナ構造の集積回路として使用することは容易ではない。
【0005】
図11は、シリコン基板の同一面上にアノード電極およびカソード電極を有する複数のショットキーバリアダイオードにより構成された従来の半導体装置の他の例を示す模式断面図である。抵抗率1000Ωcm程度のp型のシリコン基板205の上部における複数の領域には、n型シリコンエピタキシャル層206がそれぞれ形成されている。隣接するn型シリコンエピタキシャル層206間には、これらを電気的に分離するために絶縁分離層207がそれぞれ形成されている。各絶縁分離層207は、シリコン基板205上の全体にn型シリコンエピタキシャル層206aを形成した後に、ショットキーバリアダイオードとされる所定領域のn型シリコンエピタキシャル層206をそれぞれ残して、他のn型シリコンエピタキシャル層206a部分を多孔質化反応を利用して多孔質化させた後に、酸化性雰囲気中でこのn型シリコンエピタキシャル層206aの多孔質化部分を多孔質酸化膜に変化させることによって形成される。各絶縁分離層207は、隣接するn型シリコンエピタキシャル層206をショットキーバリアダイオードの動作領域として分離する。
【0006】
各n型シリコンエピタキシャル層206の表面には、ショットキーバリアダイオードの一方の電極となるショットキー金属203と他方の電極となるオーミック金属204とが形成されており、オーミック金属204が接触するn型シリコンエピタキシャル層206の所定領域には、低抵抗の高不純物領域202が形成されている。そして、各n型シリコンエピタキシャル層206の表面上のショットキー金属203およびオーミック金属204が形成されていない領域と絶縁分離層207との表面には、絶縁膜208が積層されている。
【0007】
図12は、図11に示す断面構造を有する半導体装置の一例を示す平面図である。この半導体装置は、正方形状の平面を有しており、正方形の各コーナー部近傍に各ショットキーバリアダイオード210がそれぞれ配置されている。隣接するショットキーバリアダイオード210配置間隔は、寄生npn型バイポーラトランジスタが形成されることによって余分な電流が流れることを防止するために、最低でも200μmの間隔が必要である。各接続端子に接続したパッド211の一辺を100μmとするとパッド面積は100×100(μm2)となり、ショットキーバリアダイオード210を4個組み合わせて用いた整流用ブリッジダイオード素子を形成した場合、約600×600(μm2)の面積が必要となる。このため4個組のショットキーバリアダイオード210を用いた半導体装置においては、各素子間での寄生バイポーラトランジスタ動作の影響があるために、各素子間を近づけすぎると完全な絶縁分離が困難となり、各素子間を一定の間隔をおいて配置する必要があり、1チップあたりの面積を小さくすることが困難であった。
【0008】
このような、問題に対して特開平8−335709号公報では、図13〜図15に示す構造を有する半導体装置が開示されている。
【0009】
図13は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図である。石英または絶縁膜を形成したシリコンなどからなる支持基板101上には、複数のn+型不純物領域106を介して電気的に分離された複数の半導体基板、例えば高抵抗のn型シリコン基板102が設けられており、このn型シリコン基板102の表面にショットキー金属103と、高不純物領域のn+型不純物領域105を介してオーミック金属104とが形成されている。n型シリコン基板102の下部には、n+型不純物領域106が形成されており、このn+型不純物領域106が形成されることにより直列抵抗を減少させることができる。n型シリコン基板102の表面上のショットキー金属103およびオーミック金属104が形成されていない領域とn+型不純物領域106、n型シリコン基板102の側面領域には、各素子の表面の保護と各素子間の絶縁分離のために絶縁膜107が積層されている。
【0010】
図14は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図である。この半導体装置は、支持基板であるシリコン基板108上にSiO2膜109等の絶縁膜を形成し、その絶縁膜上に半導体層を形成したSOI(Siliconon Insulator)基板110により形成されている。シリコン基板108上には、SiO2膜109を介して電気的に分離された複数のn+型不純物領域106と高抵抗のn型シリコン基板102とが形成されており、n型シリコン基板102の表面近傍に高不純物領域であるn+型不純物領域105を形成し、ショットキーダイオードとされる所定領域のn型シリコン基板102をそれぞれ残して、化学エッチング方法によりエッチストップがかかるSiO2膜109までエッチングされ、シリコン基板108上に電気的に分離されたn+型不純物領域106と高抵抗のn型シリコン基板102とから成る複数の半導体層が設けられている。n型シリコン基板102の表面上には、ショットキー金属103と高不純物領域であるn+型不純物領域105を介してオーミック金属104とが形成されている。n型シリコン基板102の表面上のショットキー金属103およびオーミック金属104が形成されていない領域とn+型不純物領域106、n型シリコン基板102の側面領域には、各半導体層の表面の保護と各半導体層間の絶縁分離のために絶縁膜107が積層されている。
【0011】
図15は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図である。高抵抗ポリシリコンにショットキーバリアダイオードを形成した例であり、高抵抗ポリシリコンには、リン(P)が1×1014atoms/cm2以下の濃度でイオン注入されている。シリコン等からなる支持基板101上には、電気的に分離された高抵抗ポリシリコン111が設けられ、この高抵抗ポリシリコン111の表面にショットキー金属103と、高不純物領域のn+型不純物領域105を介してオーミック金属104とが形成されている。高抵抗ポリシリコン111の表面上のショットキー金属103およびオーミック金属104が形成されていない領域と高抵抗ポリシリコン111の側面領域には、各素子の表面の保護と各素子間の絶縁分離のために絶縁膜107が積層されている。
【0012】
さらに、特開昭58−17679号公報には、図16に示す構造を有する半導体装置が開示されている。
【0013】
図16は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図である。素子が形成されたシリコン基板上(図示せず)に設けられているシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等の絶縁物層311上に、不純物濃度1021/cm3程度の高濃度のn+型多結晶シリコン層312が島状に形成されている。このn+型多結晶シリコン層312の表面はSiO2膜313で被覆され、SiO2膜313には、2つの開口部が形成されている。そして、SiO2膜313上には、一方の開口部を介してn+型多結晶シリコン層312に接触した不純物濃度1016/cm3の低濃度のn-型多結晶シリコン層314が島状に形成され、さらにn-型多結晶シリコン層314に接触したバリアメタル層315およびその上に積層された電極材料層316から成るアノード電極317が形成されている。このアノード電極317とn-型多結晶シリコン層314との間には、バリアメタル層315とn-型多結晶シリコン層314との接触によりショットキーバリアが形成されている。また、SiO2膜313上には、他方の開口部を介してn+型多結晶シリコン層312に接触したバリアメタル層315およびその上に積層された電極材料層316から成るカソード電極318が形成されている。この場合、n+型多結晶シリコン層312の不純物濃度が高いために、n+型多結晶シリコン層312とバリアメタル層315との接触界面は、ショットキーバリアが形成されず、オーミック接触状態となる。これにより、カソード電極318とn+型多結晶シリコン層312との間には、オーミック接触が形成されている。
【0014】
また、特開昭58−17680号公報には、図17に示す構造を有する半導体装置が開示されている。
【0015】
図17は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図である。素子が形成されたシリコン基板上(図示せず)に設けられているシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等の絶縁物層411上に、不純物濃度1016/cm3程度の低濃度のn-型シリコン領域412およびこれに隣接して不純物濃度1021/cm3程度の高濃度のn+型シリコン領域413からなる島状の多結晶シリコン層414が形成されている。この多結晶シリコン層414の表面は、SiO2膜415により被覆されており、SiO2膜415には、n-型シリコン領域412およびn+型シリコン領域413上にそれぞれ開口部が設けられている。n-型シリコン領域412上には、SiO2膜415の一方の開口部を介してn+型シリコン領域412に接触したバリアメタル層416およびその上に積層された電極材料層417から成るアノード電極418が形成されている。このアノード電極418とn-型シリコン領域412との間には、ショットキーバリアが形成されている。同様に、n+型シリコン領域413上には、SiO2膜415の他方の開口部を介してn+型シリコン領域413に接触したバリアメタル層416およびその上に積層された電極材料層417から成るカソード電極419が形成されている。この場合、n+型シリコン領域413の不純物濃度が高いために、n+型シリコン領域413とバリアメタル層416との接触界面は、ショットキーバリアが形成されず、オーミック接触状態となる。これにより、カソード電極419とn+型シリコン領域413との間には、オーミック接触が形成されている。
【0016】
さらに、特開昭58−79746号公報では、図18に示す構造を有する半導体装置が開示されている。
【0017】
図18は、ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の例を示す模式断面図であり、半導体基板上の絶縁膜の上に形成した半導体層にPN接合を形成し、このPN接合により半導体層を分割することにより、半導体層において寄生容量が少なくなる静電破壊防止用ダイオードの一例を示している。
【0018】
この半導体装置では、半導体基板511上に、絶縁膜512が形成されており、その絶縁膜512上にP型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519が形成されている。P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519のそれぞれの端部には、それぞれフィールド酸化膜516が形成されている。P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519の界面には、PN接合領域520が形成されることによって、P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519から成るダイオードが構成されている。P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519から成るダイオード上のPN接合領域520には、シリコン酸化膜521が形成されており、PN接合領域520以外のP型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519には、白金シリサイド層522および523が形成されている。
【0019】
P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519から成るダイオードおよびフィールド酸化膜516上の全体が、シリコン酸化膜524で被覆され、P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519上の白金シリサイド層522および523の一部分にそれぞれシリコン酸化膜524の開口部が設けられている。白金シリサイド層522および523上のシリコン酸化膜524の開口部には、それぞれダイオード用の電極525および526が形成されている。この構造においては、P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519におけるポリシリコン層の厚さは0.5μm程度と薄くできるため、P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519から成るダイオードのPN接合領域520は、P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519の上方からの拡散法またはイオン注入法で形成するとポリシリコン層に対して縦方向に形成されるため,P型領域のポリシリコン層517およびN型領域のポリシリコン層519から成るダイオードの寄生容量は問題にならない。このような低寄生容量ダイオードは、MOSのゲート保護等に用いると効果的である。
【0020】
このように、前述した特開平8−335709号公報、特開昭58−17679号公報、特開昭58−17680号公報、特開昭58−79746号公報等において開示されている技術内容は、支持基板であるシリコン基板上に絶縁体を介してダイオード素子が形成されることにより、ダイオード素子のn型領域およびシリコン基板のp型領域から生じる寄生npn構造による、寄生npnトランジスタ動作の防止が可能となり、シリコン基板上に絶縁体を介して形成するダイオード素子同士を近接させることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の各特許公報には、各ダイオード素子が支持基板の上部に形成され、支持基板に対して横方向の整流特性を有する、アノード電極、カソード電極がダイオード素子の同一表面に設けられているプレーナー構造のみがそれぞれ開示されている。このため、支持基板上に各ダイオード素子を形成する場合、各ダイオード素子間を絶縁層によって、分離することが必要となり、チップの面積を縮小させることには限界がある。また、プレーナー構造では、支持基板上の同一表面に各ダイオード素子を形成するため、各ダイオード素子の占有面積を小さくすると、アノード電極およびカソード電極の面積も小さくなり、アノード電極、カソード電極間の直列抵抗が増加し、順方向電流が減少するという問題もある。
【0022】
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的は、寄生トランジスタ動作を防止するとともに、チップ面積の縮小化を図り、さらに、電極間の直列抵抗を低減させる半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、下部電極と上部電極との間に、絶縁層にて相互に絶縁された一対のダイオード素子が配置されて、該一対のダイオード素子のそれぞれが、前記下部電極および前記上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記下部電極および前記上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された半導体素子構造を有し、該半導体素子構造が、半導体基板上に設けられた絶縁層内に埋め込まれていることを特徴とする。
【0024】
前記下部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがショットキー接合になっており、前記上部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっている。
【0025】
前記下部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっており、前記上部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっている
【0026】
前記各ダイオード素子がそれぞれ多結晶シリコンで形成されており、前記下部電極が高融点金属によって形成されている。
【0027】
前記各ダイオード素子がそれぞれアモルファスシリコンで形成されており、前記下部電極がAl系金属と高融点金属との積層構造によって形成されている。
【0028】
前記各ダイオード素子がそれぞれアモルファスシリコンで形成されており、前記下部電極および前記上部電極がAl系金属と高融点金属との積層構造によって形成されている。
【0029】
前記アモルファスシリコンが第1の導電型の部分と第2の導電型の部分との積層構成になっている。
【0030】
前記絶縁層内に、前記上部電極の上方に配置された第2上部電極が設けられて、該上部電極と該第2上部電極との間に、絶縁層にて相互に絶縁された一対のダイオード素子が配置され、該一対のダイオード素子のそれぞれが、該上部電極および該第2上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、該上部電極および該第2上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された第2の半導体素子構造が設けられており、前記第1半導体素子構造の前記一対のダイオード素子と前記第2半導体素子構造の前記一対のダイオード素子とによってブリッジ回路が形成されている。
【0031】
本発明の半導体装置は、下部電極と共通電極との間に第1のダイオード素子が配置されて、該第1のダイオード素子が、前記下部電極および前記共通電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記下部電極および前記共通電極の他方とオーミック接続で電気的に接続されており、前記共通電極と上部電極との間に、第2のダイオード素子が配置されて、該第2のダイオード素子が、前記共通電極および前記上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記共通電極および前記上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された第1半導体素子構造と、該第1半導体素子構造と同じ構成の第1半導体素子構造とを有し、前記第1半導体素子構造と前記第2半導体素子構造とが、半導体基板上に設けられた絶縁層上に埋め込まれていることを特徴とする。
【0032】
前記第1半導体素子構造の下部電極同士が接続されるとともに、前記第2半導体素子構造の上部電極同士が接続されることによってブリッジ回路が形成されている。
【0033】
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、第1絶縁層を形成する工程と、該絶縁層上に、第1の電極を形成する工程と、該第1の電極が埋め込まれるように第2絶縁層を形成する工程と、該第2絶縁層に、前記第1の電極が露出する一対の開口部を形成する工程と、前記各開口部内にダイオード素子をそれぞれ形成する工程と、前記各開口部内に形成された各ダイオード素子にそれぞれ電気的に接続された第2の電極を設ける工程と、該第2の電極が埋め込まれるように第3の絶縁層を形成する工程とを包含し、前記各ダイオード素子のそれぞれが、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記第1の電極および前記第2の電極の他方とそれぞれオーミック接続で電気的に接続されていることを特徴とする。
【0034】
前記各ダイオード素子は、多結晶シリコンに不純物イオンを注入して、高温処理することによってそれぞれ形成されている。
【0035】
前記各ダイオード素子は、第1の導電型を有するアモルファスシリコンと第2の導電型を有するアモルファスシリコンとを積層することによってそれぞれ形成されている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0037】
図1は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。この半導体装置は、トランジスタ等の素子を組み込んだ半導体基板1上に、層間絶縁膜2が設けられており、この層間絶縁膜2内に高融点金属の下部電極3が形成されている。下部電極3上には、層間絶縁膜2に埋め込まれた少なくとも1つのシリサイド層7が形成されており、各シリサイド層7が層間絶縁膜2によって分離されている。各シリサイド層7上には、低濃度のn-型ポリシリコン層4と高濃度のn+型ポリシリコン層5とが順番に積層されており、それぞれのn+型ポリシリコン層5には、共通の配線材料または高融点金属より成る上部電極6が形成されている。下部電極3上のn-型ポリシリコン層4、n+型ポリシリコン層5および上部電極6は、層間絶縁膜2内に設けられており、n-型ポリシリコン層4およびn+型ポリシリコン層5は、層間絶縁膜2によって相互に分離されている。また、上部電極6と高濃度のn+型ポリシリコン層5との界面は、オーミック接触状態になっており、下部電極3、シリサイド層7および低濃度のn-型ポリシリコン層4の接続状態は、ショットキー接合になっている。これらの下部電極3、n-型ポリシリコン層4、n+型ポリシリコン層5、上部電極6およびシリサイド層7によってショットキーバリアダイオードが構成されている。
【0038】
このような構造の半導体装置では、層間絶縁膜2によってショットキーバリアダイオードのn-型ポリシリコン層4およびn+型ポリシリコン層5の積層構造であるダイオード素子同士を確実に分離することができ、プレーナー構造のような支持基板内に設けられた絶縁層によるnpnまたはpnp構造の分離ではないために、原理上、寄生トランジスタ動作は発生しない。また、層間絶縁膜2内に各ダイオード素子を作り込む構造により、プレーナー構造のような支持基板に対して横方向の整流特性を有するものでなく、縦方向の整流特性を有している。したがって、ショットキーバリアダイオードを4個使用したブリッジ回路を構成する場合に、ダイオード素子層の上に、さらにダイオード素子層を積層する縦積み構造が可能となり、プレーナー構造のように、同一層上に横方向にダイオード素子を配置した場合と比較して、1チップの占有面積比が小さくなる。
【0039】
さらに、各ダイオード素子が層間絶縁膜2内に配置されるために、他の回路構成要素を作成した後に、その上にダイオード素子が埋め込まれた層間絶縁膜2を積層することができ、これによっても、1チップの占有面積を小さくすることができる。各ダイオード素子のカソード電極およびアノード電極が上部の同一層上に配置されるプレーナー構造を有するショットキーバリアダイオードと比較すると、両方とも素子面積が同一であれば、本発明のショットキーバリアダイオードでは、下部電極3および上部電極6によってそれぞれ構成されるカソード電極およびアノード電極が、素子部分の上部と下部とに分かれるために、カソード電極およびアノード電極を2倍の面積に広げることができ、各電極間の直列抵抗を減少させて、順方向電流を増加させることができる。
【0040】
図2(a)〜(i)は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【0041】
図2(a)に示すように、トランジスタ等の能動素子を有する半導体基板1上に酸化シリコン、窒化シリコン等の層間絶縁膜2を常圧CVD(Atomospheric Pressure CVD:以後AP−CVDと記す)法、または、低圧CVD(Low Pressure CVD:以後LP−CVDと記す)法、または、プラズマCVD(Plasma CVD:以後P−CVDと記す)法によって1000nmの膜厚に成膜する。
【0042】
次に、図2(b)に示すように、層間絶縁膜2上にTi、W等の高融点金属をスパッタ法、または、CVD法によって100nmの膜厚に成膜し、Ti、W等の高融点金属にレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない、任意の電極形状にして下部電極3を形成する。
【0043】
次に、図2(c)に示すように、半導体基板1上の全面に層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜を、AP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって500nmの膜厚で形成する。
【0044】
次に、図2(d)に示すように、下部電極3上方の層間絶縁膜2を下部電極3の領域内において、任意の形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行なって、2つの開口部8を形成する。
【0045】
次に、図2(e)に示すように、ポリシリコン4aを、例えばLP−CVD法によって下部電極3上部の開口部8が埋まるまで500nmの膜厚を成膜する。
【0046】
次に、図2(f)に示すように、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法にて開口部8内に成膜したポリシリコン4aを層間絶縁膜2の界面の500nmの膜厚まで削り取る。
【0047】
次に、図2(g)に示すように、開口部8内に成膜したポリシリコン4aに不純物イオンを注入する。n型の場合には、リン(P)、砒素(As)等、p型の場合には、ボロン(B)等を注入し、熱処理を行い注入した不純物イオンをポリシリコン4aの全体に拡散させる。本発明の第1の実施形態においては、不純物イオンとしてリン(P)をポリシリコン4aに注入して低濃度のn-型不純物領域をポリシリコン4aの全体に形成し、開口部8内に低濃度のn-型ポリシリコン層4を設けている。また、リン(P)をn-型ポリシリコン層4の全体に拡散させる熱処理によって、下部電極3とn-型ポリシリコン層4との界面でシリサイド反応が起こり、高融点金属であるシリサイド7を形成している。
【0048】
次に、図2(h)に示すように、低濃度のn-型ポリシリコン層4の上部に、さらに不純物イオンとしてリン(P)を注入し、高濃度のn+型不純物領域を形成して高濃度のn+型ポリシリコン層5を設ける。不純物イオンとしては、砒素(As)を注入しても良い。また、開口部8内に低濃度のn-型ポリシリコン層4と導電型の異なる低濃度のp-型ポリシリコン層が形成されている場合には、低濃度のp-型ポリシリコン層の上部に不純物イオンとして、さらにボロン(B)を注入し、高濃度のp+型ポリシリコン層を設ければよい。
【0049】
次に、図2(i)に示すように、配線材料としてAl等を、例えばスパッタ法によって100nmの膜厚に成膜し、レジストパターニングおよびドライエッチングによって、上部電極6を形成する。ここで、Al等のかわりに高融点金属を用いて、上部電極6を形成し、再びこの上部電極6を下部電極3と見なして図2(c)からの工程を繰り返すことによって、図9(a)に示す積層構造を有する半導体装置を製造することができる。
【0050】
図3は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。第2の実施形態の半導体装置では、図1に示す第1の実施形態の半導体装置に示すシリサイド層7および低濃度のn-型ポリシリコン層4と高濃度のn+型ポリシリコン層5との配置が逆になり、ダイオード素子としての整流方向(順方向)が第1の実施形態の半導体装置と反対になる。シリサイド層7および低濃度のn-型ポリシリコン層4と高濃度のn+型ポリシリコン層5との配置以外では、第2の実施形態の半導体装置と第1の実施形態の半導体装置とは、構造および機能についても同一である。
【0051】
図4(a)〜(g)は、図3に示す本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【0052】
図4(a)に示すように、トランジスタ等の素子を有する半導体基板1上に、層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜を、AP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって1000nmの膜厚に成膜する。
【0053】
次に、図4(b)に示すように、層間絶縁膜2上にTi、W等の高融点金属をスパッタ法、または、CVD法によって100nmの膜厚に成膜し、Ti、W等の高融点金属にレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない、任意の電極形状にして下部電極3を形成する。
【0054】
次に、図4(c)に示すように、半導体基板1上の全面に層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜を、AP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって500nmの膜厚で形成する。
【0055】
次に、図4(d)に示すように、下部電極3上方の層間絶縁膜2を下部電極3の領域内において、任意の形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行なって、2つの開口部8を形成する。
【0056】
次に、図4(e)に示すように、ポリシリコン4aを、LP−CVD法によって下部電極3上部の開口部8に100nmの膜厚で成膜し、さらに不純物イオンを注入する。注入する不純物イオンは、n型領域を形成する場合には、リン(P)、砒素(As)等を注入し、p型領域を形成する場合には、ボロン(B)等を注入する。本発明の第2の実施形態では、不純物イオンとしてリン(P)をポリシリコン4aに注入して高濃度のn+型不純物領域を、ポリシリコン4a全体に形成し、高濃度のn+型ポリシリコン層5を形成している。
【0057】
次に、図4(f)に示すように、2つの開口部8に形成された高濃度のn+型ポリシリコン層5上に、LP−CVD法によって、ポリシリコン4aを下部電極3上部の開口部8が完全に埋まるまで、400nmの膜厚で成膜する。そして、CMP法にてポリシリコン4aを層間絶縁膜2上部の表面の位置まで削り取り、ポリシリコン4aの表面に不純物イオンを注入する。開口部8内の下層のポリシリコン部分が高濃度のn+型ポリシリコン層5である場合には、不純物イオンとしてリン(P)、砒素(As)等をポリシリコン4aの表面に注入し、開口部8内の下層のポリシリコン部分が高濃度のp+型ポリシリコン層である場合には、不純物イオンとしてボロン(B)等をポリシリコン4aの表面に注入する。本発明の第2の実施形態では、開口部8内の下層のポリシリコン部分が高濃度のn+型ポリシリコン層5であるので、ポリシリコン4aの表面にリン(P)を注入して、ポリシリコンによる低濃度のn-型不純物領域を開口部8内の上層に形成し、低濃度のn-型ポリシリコン層4を設けている。
【0058】
次に、図4(g)に示すように、高融点金属を、スパッタ法またはCVD法によって100nmの膜厚に成膜し、さらにレジストパタ一二ングおよびドライエッチングによって、上部電極6として形成する。その後、熱処理を行なうことにより上部電極とn-型ポリシリコン層4の界面においてシリサイド反応が起こり、高融点金属であるシリサイド7を形成する。また、この上部電極6を下部電極3と見なして図4(c)からの工程を繰り返すことによって、図9(a)に示す積層構造を有する半導体装置を製造することができる。
【0059】
図5は、本発明の第3の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。トランジスタ等の素子を組み込んだ半導体基板1上に、層間絶縁膜2が設けられており、この層間絶縁膜2に、Al系金属と高融点金属との下部電極9が形成されている。下部電極9上には、低濃度のn-型アモルファスシリコン層11と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12とが順番に積層されて、層間絶縁膜2内に埋め込まれるように形成されており、n-型アモルファスシリコン層11とn+型アモルファスシリコン層12との積層構造が層間絶縁膜2によって相互に分離されている。2つに分離されている下部電極9上の低濃度のn-型アモルファスシリコン層11と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12との積層構造は、それぞれのn+型アモルファスシリコン層12に、共通の配線材料より成る上部電極10が形成されている。そして、下部電極9上のn-型アモルファスシリコン層11、n+型アモルファスシリコン層12および上部電極10は、層間絶縁膜2内に設けられている。また、上部電極10と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12との界面は、オーミック接触状態になっており、下部電極9と低濃度のn-型アモルファスシリコン層11の接続状態は、ショットキー接合となっている。これらの下部電極9、n-型アモルファスシリコン層11、n+型アモルファスシリコン層12および上部電極10によってショットキーバリアダイオードが構成されている。
【0060】
このような構造の半導体装置では、層間絶縁膜2によってショットキーバリアダイオードのn-型アモルファスシリコン層11およびn+型アモルファスシリコン層12の積層構造であるダイオード素子同士を確実に分離することができ、プレーナー構造のような支持基板内に設けられた絶縁層によるnpnまたはpnp構造の分離ではないために、原理上、寄生トランジスタ動作は発生しない。また、層間絶縁膜2内に各ダイオード素子を作り込む構造により、プレーナー構造のような支持基板に対して横方向の整流特性を有するものでなく、縦方向の整流特性を有している。したがって、ショットキーバリアダイオードを4個使用したブリッジ回路を構成する場合に、ダイオード素子層の上に、さらにダイオード素子層を積層する縦積み構造が可能となり、プレーナー構造のように、同一層上に横方向にダイオード素子を配置した場合と比較して、1チップの占有面積比が小さくなる。
【0061】
さらに、各ダイオード素子が層間絶縁膜2内に配置されるために、他の回路構成要素を作成した後に、その上にダイオード素子が埋め込まれた層間絶縁膜2を積層するができ、これによっても、1チップの占有面積を小さくすることができる。各ダイオード素子のカソード電極およびアノード電極が上部の同一層上に配置されるプレーナー構造を有するショットキーバリアダイオードと比較すると、両方とも素子面積が同一であれば、本発明のショットキーバリアダイオードでは、下部電極3および上部電極6によってそれぞれ構成されるカソード電極およびアノード電極が、素子部分の上部と下部とに分かれるために、カソード電極およびアノード電極を2倍の面積に広げることができ、各電極間の直列抵抗を減少させて、順方向電流を増加させることができる。また、半導体部分に成膜温度の低いアモルファスシリコンを使用することにより、上部電極10および下部電極9ともに低融点のAl系金属を使用することができる。
【0062】
図6(a)〜(h)は、図5に示す本発明の第3の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【0063】
図6(a)に示すように、トランジスタ等の素子を有する半導体基板1上に、層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜を、AP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって1000nmの膜厚に成膜する。
【0064】
次に、図6(b)に示すように、層間絶縁膜2上にAl−Si、Al−Cu等の金属とTi、W等の高融点金属をスパッタ法またはCVD法により、1層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚で成膜し、2層目としてAl−Si、Al−Cu等の金属を400nmの膜厚で成膜し、3層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚に成膜し、この3層構造に積層された金属膜を、任意の電極形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない、下部電極9を形成する。
【0065】
次に、図6(c)に示すように、半導体基板1上の全面に下部電極9を被覆するように、層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜をAP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって500nmの膜厚で形成する。
【0066】
次に、図6(d)に示すように、下部電極9上方の層間絶縁膜2を下部電極9の領域内において、任意の形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行なって、2つの開口部8を形成する。
【0067】
次に、図6(e)に示すように、アモルファスシリコン11aをP−CVD法によって下部電極9上部の開口部8が埋まるまで、500nmの厚さに成膜する。
【0068】
次に、図6(f)に示すように、CMP法にて開口部8内に成膜したアモルファスシリコン11aを層間絶縁膜2の界面まで削り取り、さらに、開口部8内に成膜したアモルファスシリコン11aに不純物イオンを注入する。n型の場合には、リン(P)、砒素(As)等、p型の場合には、ボロン(B)等を注入する。本発明の第3の実施形態においては、不純物イオンとしてリン(P)をアモルファスシリコン11aに注入して低濃度のn-型不純物領域をアモルファスシリコン11aの全体に形成し、開口部8内に低濃度のn-型アモルファスシリコン層11を設けている。
【0069】
次に、図6(g)に示すように、低濃度のn-型アモルファスシリコン層11の上部に不純物イオンをさらに注入する。開口部8内のアモルファスシリコン11aが低濃度のn-型不純物領域の場合には、リン(P)、砒素(As)等を注入する。また、開口部8内のアモルファスシリコン11aが低濃度のp-型不純物領域の場合には、ボロン(B)等を注入する。本発明の第3の実施形態においては、リン(P)を注入にて、低濃度のn-型アモルファスシリコン層11の上部に高濃度のn+型不純物領域を形成し、高濃度のn+型アモルファスシリコン12を設けている。
【0070】
次に、図6(h)に示すように、配線材料として、Al−Si、Al−Cu等の金属とTi、W等の高融点金属をスパッタ法またはCVD法により、1層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚で成膜し、2層目としてAl−Si、Al−Cu等の金属を400nmの膜厚で成膜し、3層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚に成膜し、この3層構造に積層された金属膜を、下部電極9と同じ電極形状になるようにレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない上部電極10を形成する。また、この上部電極10を下部電極9と見なして図6(c)からの工程を繰り返すことによって、図9(a)に示す積層構造を有する半導体装置を製造することができる。
【0071】
図7は、本発明の第4の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。トランジスタ等の素子を組み込んだ半導体基板1上に、層間絶縁膜2が設けられており、この層間絶縁膜2内にAl系金属と高融点金属との下部電極9が形成されており、下部電極9上は、高濃度のp+型アモルファスシリコン層13と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12とが順番に積層されて、層間絶縁膜2に埋め込まれるように形成されており、p+型アモルファスシリコン層13とn+型アモルファスシリコン層12との積層構造が層間絶縁膜2によって相互に分離されている。2つに分離されている下部電極9上の高濃度のp+型アモルファスシリコン層13と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12との積層構造は、それぞれのn+型アモルファスシリコン層12に、共通の配線材料より成る上部電極10が形成されている。そして、下部電極9上のp+型アモルファスシリコン層13、n+型アモルファスシリコン層12および上部電極10は、層間絶縁膜2内に設けられている。
【0072】
また、p+型アモルファスシリコン層13とn+型アモルファスシリコン層12との界面には、PN接合領域が形成されており、上部電極10と高濃度のn+型アモルファスシリコン層12との界面は、オーミック接触状態になっており、さらに下部電極9と高濃度のp-型アモルファスシリコン層13との接続状態も、オーミック接触状態になっている。これらの下部電極9、p+型アモルファスシリコン層13、n+型アモルファスシリコン層12、上部電極10によってp+型アモルファスシリコン層13からn+型アモルファスシリコン層12へ順方向電流が流れるPN接合ダイオードが構成されている。
【0073】
図7に示す第4の実施形態の半導体装置では、層間絶縁膜2によってPN接合ダイオードのp+型アモルファスシリコン層13およびn+型アモルファスシリコン層12の積層構造であるダイオード素子同士を確実に分離することができ、プレーナー構造のような支持基板内に設けられた絶縁層によるnpnまたはpnp構造の分離ではないために、原理上、寄生トランジスタ動作は発生しない。
【0074】
また、第4の実施形態の半導体装置は、図5に示す第3の実施形態の半導体装置のn−型アモルファスシリコン層11の部分がp+型アモルファスシリコン層13に置き換えられている以外は、第3の実施形態の半導体装置と同一の構造および機能を有している。
【0075】
図8(a)〜(i)は、図7に示す本発明の第4の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【0076】
図8(a)に示すように、トランジスタ等の素子を有する半導体基板1上に、層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜を、AP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって1000nmの膜厚に成膜する。
【0077】
次に、図8(b)に示すように、層間絶縁膜2上にAl−Si、Al−Cu等の金属とTi、W等の高融点金属をスパッタ法またはCVD法により、1層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚で成膜し、2層目としてAl−Si、Al−Cu等の金属を400nmの膜厚で成膜し、3層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚に成膜し、この3層構造に積層された金属膜を、任意の電極形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない、下部電極9を形成する。
【0078】
次に、図8(c)に示すように、半導体基板1上の全面に下部電極9を被覆するように、層間絶縁膜2として酸化シリコン、窒化シリコン等の絶縁性保護膜をAP−CVD法、LP−CVD法、P−CVD法等によって500nmの膜厚で形成する。
【0079】
次に、図8(d)に示すように、下部電極9上方の層間絶縁膜2を下部電極9の領域内において、任意の形状にレジストパターニングおよびドライエッチングを行なって、2つの開口部8を形成する。
【0080】
次に、図8(e)に示すように、アモルファスシリコン11aをP−CVD法によって下部電極9上部の開口部8に250nmの膜厚で成膜する。
【0081】
次に、図8(f)に示すように、下部電極9上部の開口部8に250nmの膜厚で成膜されたアモルファスシリコン11aに不純物イオンを注入する。注入する不純物イオンは、n型領域を形成する場合には、リン(P)、砒素(As)等を注入し、p型領域を形成する場合には、ボロン(B)等を注入する。本発明の第4の実施形態では、不純物イオンとしてボロン(B)をアモルファスシリコン11aに注入して高濃度のp+型不純物領域を、アモルファスシリコン11a全体に形成し、高濃度のp+型ポリシリコン層13を形成する。
【0082】
次に、図8(g)に示すように、高濃度のp+型ポリシリコン層13を被覆するように、p+型ポリシリコン層13上に、アモルファスシリコン11aをP−CVD法によって開口部8が埋まるまで250nm以上の膜厚で成膜する。
【0083】
次に、図8(h)に示すように、CMP法にてアモルファスシリコン11aを層間絶縁膜2上部(開口部8上部)の表面の位置まで削り取り、アモルファスシリコン11aの表面に不純物イオンを注入する。開口部8内の下層のアモルファスシリコン部分が高濃度のp+型アモルファスシリコン層13である場合には、不純物イオンとしてリン(P)、砒素(As)等をアモルファスシリコン11aの表面に注入し、開口部8内の下層のアモルファスシリコン部分が高濃度のn+型アモルファスシリコン層である場合には、不純物イオンとしてボロン(B)等をアモルファスシリコン11aの表面に注入する。本発明の第4の実施形態では、開口部8内の下層のアモルファスシリコン部分が高濃度のp+型アモルファスシリコン層13であるので、アモルファスシリコン11aの表面にリン(P)を注入して、高濃度のn+型不純物領域を開口部8内の上層のアモルファスシリコン11a全体に形成し、高濃度のn+型アモルファスシリコン層12を設けている。
【0084】
次に、図8(i)に示すように、配線材料として、Al−Si、Al−Cu等の金属とTi、W等の高融点金属をスパッタ法またはCVD法により、1層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚で成膜し、2層目としてAl−Si、Al−Cu等の金属を400nmの膜厚で成膜し、3層目としてTi、W等の高融点金属を100nmの膜厚に成膜し、この3層構造に積層された金属膜を、下部電極9と同じ電極形状になるようにレジストパターニングおよびドライエッチングを行ない上部電極10を形成する。また、この上部電極10を下部電極9と見なして図8(c)からの工程を繰り返すことによって、図9(a)に示す積層構造を有する半導体装置を製造することができる。
【0085】
尚、以上の図2(a)〜(i)、図4(a)〜(g)、図6(a)〜(h)、図8(a)〜(i)示したように、製造方法を工程別に示したように既存のプロセス技術を使用して、本発明の第1〜4の実施形態の半導体装置の構造を有するダイオード素子の形成が可能となる。また、本発明の第1〜4の実施形態の半導体装置では、下部電極と上部電極との間に、2つのダイオード素子が並列に接続されている例を示しているが、下部電極および/または上部電極は、各々のダイオード素子毎に分割して形成しても良い。
【0086】
図9(a)は、本発明の第1〜4の実施形態に基づいて形成したダイオードを使用した半導体装置である整流ブリッジ回路装置の断面図であり。図9(b)は、そのダイオードの回路接続図である。図9(a)に示すように、下部電極3上にシリサイド層7が形成され、シリサイド層7上に、低濃度のn-型ポリシリコン層4と高濃度のn+型ポリシリコン層5とが積層されており、n+型ポリシリコン層5の上には、共通電極15が形成されている。さらに、共通電極15上に、シリサイド層7、n-型ポリシリコン層4、n+型ポリシリコン層5が順番に積層されて、n+型ポリシリコン層5上に上部電極6が形成されている。
【0087】
このように、図9(a)に示す半導体装置では、上下方向に2つのダイオードを積層した構成になっている。したがって、このような構成の半導体装置をそれぞれ並列に形成することにより、4つのダイオードを同一平面上に配置した場合に比べて、チップ内でのダイオードの占有面積を半分とすることができる。
【0088】
また、図9(a)に示すように、並列に形成された各半導体装置における下部電極3同士および上部電極6同士をそれぞれ電気的に接続して、図9(b)に示すように、整流用のダイオードブリッジ回路を構成できる。
【0089】
【発明の効果】
本発明の半導体装置は、絶縁層内に少なくとも1つの半導体素子が電気的に絶縁されて形成されるとともに、各半導体素子のそれぞれの表面が、それぞれ電極によって相互に接続されていることにより、半導体基板に対して縦方向に整流特性を有する半導体素子を作製することができ、寄生トランジスタ動作を防止できるとともに、チップ面積の縮小化が可能となる。また、カソード電極、アノード電極が素子部分の上部と下部とに分かれるために、カソード電極、アノード電極の面積は2倍になり、電極間の直列抵抗を減少さすことができるために、順方向電流を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。
【図2】(a)〜(i)は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。
【図4】(a)〜(g)は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。
【図6】(a)〜(h)は、本発明の第3の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態の半導体装置の要部の断面図である。
【図8】(a)〜(i)は、本発明の第4の実施形態の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【図9】(a)は、本発明の第1〜4の実施形態に基づいて作製された整流ブリッジ回路装置である。(b)は、その回路接続図である。
【図10】従来のショットキーバリアダイオードの一例を示す模式断面図である。
【図11】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置の他の模式断面図である。
【図12】従来のショットキーバリアダイオードを4個組み合わせた半導体装置の平面図である。
【図13】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【図14】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【図15】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【図16】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【図17】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【図18】ショットキーバリアダイオードを有する従来の半導体装置のさらに他の模式断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 層間絶縁膜
3 下部電極
4 n-型ポリシリコン層
4a ポリシリコン
5 n+型ポリシリコン層
6 上部電極
7 シリサイド層
8 開口部
9 下部電極
10 上部電極
11 n-型アモルファスシリコン層
11a アモルファスシリコン
12 n+型アモルファスシリコン層
13 p+型アモルファスシリコン層
15 共通電極
101 支持基板
102 n型シリコン基板
103 ショットキー金属
104 オーミック金属
105 n+型不純物領域
106 n+型不純物領域
107 絶縁膜
108 シリコン基板
109 SiO2
110 SOI基板
111 高抵抗ポリシリコン
201 シリコン基板
202 高不純物領域
203 ショットキー金属
204 オーミック金属
205 p型のシリコン基板
206 n型シリコンエピタキシャル層
206a n型シリコンエピタキシャル層
207 絶縁分離層
208 絶縁膜
210 ショットキーバリアダイオード
211 パッド
311 絶縁物層
312 n+型多結晶シリコン層
313 SiO2
314 n-型多結晶シリコン層
315 バリアメタル層
316 電極材料層
317 アノード電極
318 カソード電極
411 絶縁物層
412 n-型シリコン領域
413 n+型シリコン領域
414 多結晶シリコン層
415 SiO2
416 バリアメタル層
417 電極材料層
418 アノード電極
419 カソード電極
511 半導体基板
512 絶縁膜
516 フィールド酸化膜
517 P型領域のポリシリコン層
519 N型領域のポリシリコン層
520 PN接合領域
521 シリコン酸化膜
522 白金シリサイド層
523 白金シリサイド層
524 シリコン酸化膜
525 ダイオード用の電極
526 ダイオード用の電極

Claims (13)

  1. 下部電極と上部電極との間に、絶縁層にて相互に絶縁された一対のダイオード素子が配置されて、該一対のダイオード素子のそれぞれが、前記下部電極および前記上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記下部電極および前記上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された半導体素子構造を有し、
    該半導体素子構造が、半導体基板上に設けられた絶縁層内に埋め込まれていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記下部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがショットキー接合になっており、前記上部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記下部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっており、前記上部電極と前記各ダイオード素子のそれぞれとがオーミック接続になっている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記各ダイオード素子がそれぞれ多結晶シリコンで形成されており、前記下部電極が高融点金属によって形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記各ダイオード素子がそれぞれアモルファスシリコンで形成されており、前記下部電極がAl系金属と高融点金属との積層構造によって形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記各ダイオード素子がそれぞれアモルファスシリコンで形成されており、前記下部電極および前記上部電極がAl系金属と高融点金属との積層構造によって形成されている請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記アモルファスシリコンが第1の導電型の部分と第2の導電型の部分との積層構成になっている請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記絶縁層内に、前記上部電極の上方に配置された第2上部電極が設けられて、該上部電極と該第2上部電極との間に、絶縁層にて相互に絶縁された一対のダイオード素子が配置され、該一対のダイオード素子のそれぞれが、該上部電極および該第2上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、該上部電極および該第2上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された第2の半導体素子構造が設けられており、
    前記第1半導体素子構造の前記一対のダイオード素子と前記第2半導体素子構造の前記一対のダイオード素子とによってブリッジ回路が形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  9. 下部電極と共通電極との間に第1のダイオード素子が配置されて、該第1のダイオード素子が、前記下部電極および前記共通電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記下部電極および前記共通電極の他方とオーミック接続で電気的に接続されており、前記共通電極と上部電極との間に、第2のダイオード素子が配置されて、該第2のダイオード素子が、前記共通電極および前記上部電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記共通電極および前記上部電極の他方とオーミック接続で電気的に接続された第1半導体素子構造と、
    該第1半導体素子構造と同じ構成の第1半導体素子構造とを有し、
    前記第1半導体素子構造と前記第2半導体素子構造とが、半導体基板上に設けられた絶縁層上に埋め込まれていることを特徴とする半導体装置。
  10. 前記第1半導体素子構造の下部電極同士が接続されるとともに、前記第2半導体素子構造の上部電極同士が接続されることによってブリッジ回路が形成されている請求項9に記載の半導体装置。
  11. 半導体基板上に、第1絶縁層を形成する工程と、
    該絶縁層上に、第1の電極を形成する工程と、
    該第1の電極が埋め込まれるように第2絶縁層を形成する工程と、
    該第2絶縁層に、前記第1の電極が露出する一対の開口部を形成する工程と、
    前記各開口部内にダイオード素子をそれぞれ形成する工程と、
    前記各開口部内に形成された各ダイオード素子にそれぞれ電気的に接続された第2の電極を設ける工程と、
    該第2の電極が埋め込まれるように第3の絶縁層を形成する工程とを包含し、
    前記各ダイオード素子のそれぞれが、前記第1の電極および前記第2の電極のいずれか一方とショットキー接合で電気的に接続されるとともに、前記第1の電極および前記第2の電極の他方とそれぞれオーミック接続で電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記各ダイオード素子は、多結晶シリコンに不純物イオンを注入して、高温処理することによってそれぞれ形成されている請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記各ダイオード素子は、第1の導電型を有するアモルファスシリコンと第2の導電型を有するアモルファスシリコンとを積層することによってそれぞれ形成されている請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
JP2001022533A 2001-01-30 2001-01-30 半導体装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3693321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022533A JP3693321B2 (ja) 2001-01-30 2001-01-30 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022533A JP3693321B2 (ja) 2001-01-30 2001-01-30 半導体装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002231969A JP2002231969A (ja) 2002-08-16
JP3693321B2 true JP3693321B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=18887937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022533A Expired - Fee Related JP3693321B2 (ja) 2001-01-30 2001-01-30 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3693321B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4637553B2 (ja) * 2004-11-22 2011-02-23 パナソニック株式会社 ショットキーバリアダイオード及びそれを用いた集積回路
JP5171232B2 (ja) 2006-12-15 2013-03-27 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002231969A (ja) 2002-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10541327B2 (en) Semiconductor device comprising a trench structure
JP4932088B2 (ja) 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
JP4874516B2 (ja) トレンチショットキー整流器が組み込まれたトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体トランジスタ
JP5045441B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS63175440A (ja) 電気的能動トレンチを用いたバイポーラ及びcmosの組み合わせ技術
JPH0427712B2 (ja)
JP5205660B2 (ja) 半導体装置
JP2003309261A (ja) 半導体装置
TW200917459A (en) Vertical current controlled silicon on insulator (SOI) device such as a silicon controlled rectifier and method of forming vertical SOI current controlled devices
US8134219B2 (en) Schottky diodes
JP2019106507A (ja) 炭化シリコン半導体装置及びその製造方法
JP2002170955A (ja) 半導体装置およびその製造方法
WO2021182225A1 (ja) 半導体装置
JPH07312424A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20160126100A1 (en) Semiconductor device with equipotential ring contact at curved portion of equipotential ring electrode and method of manufacturing the same
TW200805462A (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP3869580B2 (ja) 半導体装置
JP4540895B2 (ja) 半導体装置
JP3693321B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4432332B2 (ja) 半導体素子及びその製造方法
JP3099917B2 (ja) 電界効果トランジスタ
JP2009176884A (ja) 半導体装置
US20230155021A1 (en) Silicon carbide semiconductor device
JP2007287813A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4479041B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees