JP3692280B2 - 車両ルーフ溝のカバー部材取付構造 - Google Patents

車両ルーフ溝のカバー部材取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のルーフ部に設けられたルーフ溝にカバー部材を取り付ける車両ルーフ溝のカバー部材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両のルーフ部の構造として、車体ルーフの左右側部もしくはその近傍に、車体前後方向に延設され上方に開口した溝部(ルーフ溝)が形成されたものは、一般に良く知られている。
このルーフ溝は、通常、例えば図17に模式的に示すように、自動車の車体外板の一部を構成するルーフパネル104とルーフサイドパネル106の接合部分に形成されるもので、両パネル104,106の車幅方向における端部をそれぞれ曲折成形した上で、この端部どうしを重ね合わせて接合することによって形成される。
【0003】
かかるルーフ溝102は、通常、略上方に向かって開口しており、その周縁部の縦断面の全体形状が略U字状に形成される。また、一般に、ルーフ部の車体前後方向における両端末もしくはその近傍まで延設される。
そして、車両の組立完了状態では、外観性向上等のために、これら左右一対のルーフ溝の上側は、通常、例えば合成樹脂製のカバー部材110などの被覆材で覆われる。
【0004】
ところで、車室内に収容困難な大型の積載物等を運搬する場合、車両ルーフ部の上方に、車幅方向へ延びるラック体を備えた所謂ルーフラックを設け、このルーフラックに積載物を固定して運搬することは、一般に良く行われている。
このようなルーフラックを上述のルーフ溝を有するルーフ部に設ける場合、左右一対に設けられた上記ルーフ溝を利用して、例えば前後一対の棒状部材(所謂、クロスバー)でなるラック体の取り付けを行うことができる。すなわち、ラック体の両端もしくはその近傍に形成した取付基部を左右のルーフ溝にそれぞれ組み付けることにより、ルーフラックを車体ルーフの上方に設けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記ルーフ溝102の上側をカバー部材110で覆う場合、上記図17に示され、また、例えば特開平8−156705号公報にも示されるように、カバー部材110の幅寸法をルーフ溝102の幅寸法よりも大きく設定し、ルーフ溝102全体についてその上方を覆うようにするのが、従来、一般的である。
【0006】
ところが、カバー部材110をこのように設定した場合、例えば図17に示されるように、該カバー部材110の側縁がルーフ上面側に位置し、両者の取り合い部分がルーフ上に露出することとなるが、このカバー部材側縁とルーフ上面との間隙がある程度以上大きくなると、車両ルーフ部の見映えが損なわれる。
尚、この図17の例では、カバー部材110は、その長手方向における複数箇所に設けられたボス部110bに、ボルト部材103をインサート固定した樹脂製グロメット101をそれぞれ取り付けておき、このグロメット101のボルト部材103とこれに螺合するナット105とを用いてルーフ溝102に対し固定されている。
【0007】
このため、両者の間隙を極力小さくして見映えの向上を図ることが考えられるが、カバー部材110は一般にかなり長尺の成形品となるので、ルーフ溝102への組付状態において、その側縁とルーフ上面との間隙を微細に且つ一定に保つことは実際上難しく、両者の間隙をあまり小さくしようとすると、ルーフ上面とカバー部材110の側縁とが干渉してルーフ上面の塗膜を損傷させ、錆の発生にも至る惧れがある。
【0008】
そこで、図17に示されるように、カバー部材110の側縁に弾性を有するモール部材120(プロテクタモール)を装着することにより、カバー部材110の側縁とルーフ上面との直接的な接触を回避した上で両者間の隙間を無くするようにすることが行われている。
しかしながら、この場合、かなり大型でしかも寸法精度の良いプロテクタモール120が必要とされるので、通常、押出成形法や射出成形法などを適用して製作する必要がある。しかも、かかるプロテクタモール120をカバー部材110の側縁に装着固定する組付作業が難しく、また、非常に手間が掛かるという問題もあった。
【0009】
この発明は、上記従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、車両のルーフ溝にカバー部材を取り付けるに際して、モール部材を装着する必要無しに両者の直接的な接触を防止することができ、また、カバー部材の取付構造を利用してルーフラックを取り付けることができる車両ルーフ溝のカバー部材取付構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本願の請求項1に係る発明(以下、第1の発明という)は、車両ルーフに形成されたルーフ溝にカバー部材を取り付けるカバー部材取付構造であって、該カバー部材を係止し得るブラケットが上記ルーフ溝内に固定され、上記カバー部材の幅寸法は上記ルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されており、上記ブラケットは、ルーフ溝の底壁に固定される一対の固定部と、これら固定部を連結するようにして設けられ上記カバー部材の裏面側を支持するカバー支持部とを備え、上記カバー部材には、該カバー部材の中空部分において側壁部に対して一体的に形成された取付片部が設けられており、上記カバー部材は、上記取付片部が上記ブラケットの上記カバー支持部に係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内に取り付けられていることを特徴としたものである。
【0011】
また、本願の請求項2に係る発明(以下、第2の発明という)は、車両ルーフに形成された車体前後方向へ延びる左右一対のルーフ溝に、カバー部材をそれぞれ取り付けるカバー部材取付構造であって、各ルーフ溝内には、上記カバー部材を係止し得る少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、各カバー部材は、その幅寸法が対応するルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されるとともに、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、各カバー部材は、上記各ブラケットに係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内にそれぞれ取り付けられ、上記ブラケットは、上記ルーフ溝の底壁に固定される固定部と、上記カバー部材を支持するカバー支持部と、上記ラック部材の取付基部を取り付けるラック取付部とを備え、上記カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の上記開口部が上記ラック取付部の略上方に位置しており、上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることを特徴としたものである。
【0012】
更に、本願の請求項3に係る発明(以下、第3の発明という)は、車両ルーフに形成された車体前後方向へ延びる左右一対のルーフ溝に、カバー部材をそれぞれ取り付けるカバー部材取付構造であって、各ルーフ溝内には、上記カバー部材を係止し得る少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、各カバー部材は、その幅寸法が対応するルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されるとともに、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、各カバー部材は、上記各ブラケットに係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内にそれぞれ取り付けられ、上記ブラケットは、上記ルーフ溝の底壁に固定される固定部と、上記ラック部材の取付基部を取り付けるラック取付面部と、該ラック取付面部から上方に向かって一体的に立設されて上記カバー部材の裏面側を支持するカバー支持壁とを備え、上記カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の上記開口部が上記ラック取付面部の略上方に位置しており、上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることを特徴としたものである。
【0013】
また、更に、本願の請求項4に係る発明(以下、第4の発明という)は、上記第の発明において、上記カバー部材の上部の裏面側に該カバー部材を上記ブラケットに係止させるための取付片部が設けられ、上記ブラケットのカバー支持壁は、少なくともその一部が上記取付片部とカバー部材側壁との間に嵌入されていることを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係る自動車のルーフに形成されたルーフ溝を示す車両ルーフ部の斜視図、また、図2は上記ルーフ溝にカバー部材を取り付けた状態を示す車両ルーフ部の斜視図である。
図1に示されるように、本実施の形態に係る自動車MのルーフR部分には、車体前後方向へ延びる左右一対のルーフ溝Gが形成されている。これらルーフ溝Gは、後述するように、自動車Mの車体外板の一部を構成するルーフパネルPrとルーフサイドパネルPsの車幅方向における端部をそれぞれ曲折成形した上で、この端部どうしを重ね合わせて接合することによって形成されたもので、上方に開口を有しており、その周縁部の縦断面形状が略U字状に形成されている。上記各ルーフ溝Gは、ルーフパネルPrの車体前後方向における両端末まで全長に渡って延設されている。
【0016】
そして、車両の組立完了状態では、図2に示されるように、各ルーフ溝Gは、その上方がカバー部材10(溝カバー)で覆われている。また、図3に示すように、この自動車Mでは、大型の積載物等を運搬できるように、必要に応じて車両ルーフRの上方にルーフラック20を取り付けることができる。
このルーフラック20は、車幅方向に設けられる前後一対の棒材22(クロスバー)を主要部として構成されたラック体を備えており、後述するように、左右の溝カバー10に設けた各リッド19(図2参照)を取り外し、その開口部から各クロスバー22の取付基部24をそれぞれルーフ溝G内に挿入して取り付けることにより、車両ルーフRの上方に設けられる。尚、上記図1〜図3において数字符号6で示された部品は、フロントガラス5の周縁部に設けられたシール材である。
【0017】
上記溝カバー10は、例えば合成樹脂製で、図4及び図5に示すように、その基本部分の縦断面形状は下側に開口するコ字状に形成されており、各溝カバー10には、前後一対のリッド19が着脱可能に取り付けられている。
また、図5から良く分かるように、溝カバー10の中空部分には、図6及び図7に示すようなブラケット30,40を介して溝カバー10をルーフ溝Gに取り付けるための取付片部15,16が配設されている。これら各取付片部15,16には、溝カバー10をブラケット30,40に取り付けるための例えば樹脂製クリップ17を組み付けるスリット部15s,16sがそれぞれ設けられている。
【0018】
上記図6及び図7はタイプが異なる2種類のブラケット(第1ブラケット30及び第2ブラケット40)を示しており、また、図8〜図11はこれらブラケット30及び40を用いた溝カバー10のルーフ溝Gへの取付構造を示したものである。尚、上記各ブラケット30及び40は、例えば、所定厚さの鋼板を折り曲げ成形、或いはこれに加えて溶接接合などによってその全体形状が形成され、各面部の貫通穴については打ち抜き加工により形成したものである。
【0019】
図7で示される第2ブラケット40は、上記ルーフ溝G(図8参照)の底壁Gbに固定される前後の固定部42と、これら固定部42を連結するようにして設けられ上記溝カバー10の裏面側を支持するカバー支持部44とを備えている。各固定部42には、第2ブラケット40をルーフ溝Gに固定するための固定ボルト2を挿通させるボルト穴42hが形成されている。また、上記カバー支持部44には、溝カバー10の取付片部16に取り付けられたクリップ17を嵌着させて組み付ける組付け穴44hが設けられている。
【0020】
一方、第1ブラケット30は、ボルト穴32hを有する前後の固定部32と、クリップ17用の組付け穴34hを有する前後のカバー支持部34に加えて、ルーフラック20のクロスバー22の取付基部24を取り付けて固定するラック取付部36を備えており、このラック取付部36の上面には、クロスバー22の取付基部24の固定ボルト(後述する)を挿通させるボルト穴36hが形成されている。また、ラック取付部36の裏面側には、上記固定ボルトと組み合わされるナット37が、例えば溶接によって固定されている。
【0021】
上記ルーフ溝Gの底壁Gbの所定部位には、上記第1及び第2のブラケット30及び40を固定するためにボルト挿通穴Ghが設けられ、底壁Gbの裏面側には、ブラケット固定用の固定ボルト8と組み合わされるナット9が配置される(図8及び図11参照)。これらナット9は、より好ましくは、例えば溶接によってボルト挿通穴Ghの底壁Gbの裏面側に固定されている。あるいは車両ルーフ部の組立順序によっては、固定ボルト8をブラケット30及び40に固定するようにしても良い。
このルーフ溝Gに設けられる上記ボルト挿通穴Ghの配設位置によって、第1及び第2の各ブラケット30及び40のルーフ溝Gに対する位置が定められることになる。
【0022】
上記溝カバー10に設けられた取付片部15,16は、上述の図8及び図10から良く分かるように、溝カバー10の側壁部に対して一体的に形成されており、溝カバー10の長手方向に沿って所定の位置にそれぞれ複数設けられている。上記各取付片部15,16のうち、取付片部15(第1取付片部)は上記する第1ブラケット30用のもので、1個の第1ブラケット30に対して前後一対(計2枚)の第1取付片部15が用いられる。また、取付片部16(第2取付片部)は後述する第2ブラケット40用のもので、1個の第2ブラケット40に対して1枚の第2取付片部16が用いられる。
【0023】
従って、図5に示された第1及び第2の各取付片部15及び16それぞれの個数およびレイアウトから、第1及び第2のブラケット30及び40それぞれの個数およびレイアウトが分かる。
本実施の形態では、例えば、溝カバー10の前後方向における略中央部と両端末の近傍に、第2取付片部16が各々1枚ずつ設けられ、また、各端末近傍の第2取付片部16と中央の第2取付片部16との間に、前後に対を成す各2枚の第1取付片部15が設けられている。換言すれば、ルーフ溝Gには、ルーフラック20のクロスバー22に対応して前後一対の(つまり、計2個の)第1ブラケット30が設けられるとともに、これら第1ブラケット30どうしの略中間およびルーフ溝Gの各端末近傍に第2部ラケット40がそれぞれ(つまり、計3個)設けられることになる。
【0024】
以上の構成において、溝カバー10をルーフ溝Gに組み付ける際には、まず、上記第1及び第2のブラケット30及び40をルーフ溝Gの底壁Gbに固定しておき、これらブラケット30及び40に対して溝カバー10が取り付けられる。すなわち、図8〜図11に示されるように、まず、各ブラケット30,40の固定部32,42のボルト穴32h,42hがルーフ溝Gの対応するボルト挿通穴Ghに一致するように、各ブラケット30,40をルーフ溝G内に配置し、例えば、ブラケット固定用ボルト8をそれぞれ上方からねじ込んでナット9に螺着させることにより、各ブラケット30,40をルーフ溝Gの底壁Gbに締結固定する。
【0025】
一方、溝カバー10については、各取付片部15,16のスリット部15s,16sにクリップ17をそれぞれ装着しておく。そして、これら各クリップ17が、ルーフ溝G内に固定された各ブラケット30,40のカバー支持部34,44の対応する組付け穴34h,44hと略同軸になるように、溝カバー10を位置決めし、この状態で溝カバー10を下方に押圧する。
これにより、各クリップ17が対応するブラケット30,40の組付け穴34h,44hに嵌着されて係合し、これら各クリップ17を介して溝カバー10がブラケット30,40に取り付けられるようになっている。
【0026】
本実施の形態では、図9〜図11から良く分かるように、溝カバー10は、その幅寸法Waがルーフ溝Gの幅寸法Wgよりも小さく設定され、ルーフ溝Gに組み付けた状態では、ルーフ溝Gの溝幅内に収納される。
従って、溝カバー10の側縁とルーフR上面との取り合い部分がルーフR上に露出することはない。つまり、溝カバー10の側縁とルーフR上面との間に隙間が存在することによる車両ルーフ部Rの見映えの低下を回避することができ、両者間の隙間について、これを特に小さく保つ等の隙間管理を行う必要が無くなる。
【0027】
また、溝カバー10は、ルーフ溝G内に固定されたブラケット30,40に係止されてルーフ溝Gの壁面から離間した状態でルーフ溝G内に取り付けられているので、従来のように溝カバー側縁にモール部材(プロテクタモール)を装着する必要無しに両者の直接的な接触を回避し、溝カバー10の側縁がルーフRの上面に干渉することによるルーフR上面の塗膜損傷を確実に防止することができるのである。
【0028】
本実施の形態では、以上のようにして溝カバー10をルーフ溝Gに取り付けた状態で、溝カバー10の各リッド19が第1ブラケット30のラック取付部36の上方に位置している。図8から良く分かるように、上記リッド19は、溝カバー10の開口部18の周縁近傍に形成された係合穴14a,14bにそれぞれ係合する爪部19aと弾性フック部19bとを備えており、この弾性フック部19bの係合穴14bに対する係合を解除し、また、爪部19aを係合穴14aから抜脱することにより、リッド19を溝カバーGから取り外すことができる。
このようにしてリッド19を取り外すことによって溝カバー10に開口部18が形成され、図12に示すように、上記クロスバー22の取付基部24がこの開口部18からルーフ溝G内に挿通されて第1ブラケット30のラック取付部36に固定されるようになっている。
【0029】
上記クロスバー22の取付基部24は、図12から良く分かるように、例えば鋼板製の芯材24aの表面を樹脂表皮25で覆って形成されており、上記芯材24aの底面を第1ブラケット30のラック取付部36の上面に当接させた上で、固定ボルト23を上方からねじ込んでナット37に螺着させることにより、第1ブラケット30のラック取付部36の上面に締結固定される。
尚、クロスバー22は例えばアルミニウム合金等の軽合金製で矩形中空状に形成され、ボルト27及びナット28を用いて取付基部24の芯材24aの上面に締結固定されており、この取付基部24においては上記樹脂表皮25で覆われている。
【0030】
以上のように、左右の各ルーフ溝G内には少なくとも前後2個の第1ブラケット30がそれぞれ固定され、各溝カバー10には、車両ルーフRの上方に配設されるルーフラック20のラック部材としてのクロスバー22の取付基部24に対応する部位に開口部18が形成されており、上記各第1ブラケット30には、ルーフラック20のクロスバー22の各取付基部24が、溝カバー10の上記開口部18からルーフ溝G内に挿通されてそれぞれ取り付けられることにより、溝カバー10の取付構造を利用してルーフラック20が取り付けられている。
【0031】
この場合において、上記第1ブラケット30は、ルーフ溝Gの底壁Gbに固定される固定部32と、溝カバー10の裏面側を支持するカバー支持部34と、ルーフラック20のクロスバー22の取付基部24を取り付けるラック取付部36とを備えているので、簡単な構造で確実に溝カバー10をルーフ溝Gに取り付けることができる。また、溝カバー10のルーフ溝Gへの取付状態において、溝カバー10の開口部18が上記ラック取付部36の略上方に位置しているので、容易かつ確実に、ルーフラック20のクロスバー22の各取付基部24をこの開口部18からルーフ溝G内に挿通させて取り付けることができる。
【0032】
図13〜図16は、溝カバーのルーフ溝への固定とクロスバーの取付基部の固定とを行う第1ブラケットの変形例およびそれを用いた溝カバーの取付構造を示している。次に、この変形例に係る第一ブラケットについて説明する。尚、以下の説明において、図1〜図12で示した実施の形態における場合と同じものには同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図13に示すように、本変形例に係る第1ブラケット60は、上記ルーフ溝Gの底壁Gbに固定される前後一対の固定部62と、これら固定部を62から立ち上げて形成され、上記クロスバー22の取付基部24を取り付けるラック取付面部66とを備え、該ラック取付面部66と上記固定部62とは、固定部62から立ち上げられた連結部64で連結されている。
【0033】
また、この第1ブラケット60の幅方向の両端部には、所定高さの一対の縦壁61が一体的に設けられている。この縦壁61のラック取付面部66に対応する部分61Sが、本願請求項に記載した「カバー支持壁」に相当している。つまり、このラック取付面部66に対応する縦壁部分61S(カバー支持壁)は、ラック取付面部66から上方に向かって一体的に立設されて溝カバーの裏面側を支持するようになっている。
【0034】
上記固定部62にはブラケット固定用のボルト8を挿通させるボルト穴62hが形成され、また、上記ラック取付面部66の略中央部分には、クロスバー22の取付基部24を固定するための固定ボルト23を挿通させる66hが形成されている。更に、ラック取付面部66の前後の端部近くには、溝カバー50(図14参照)の第1係止片部55に装着されたクリップ57を嵌着させるための組付け穴66kが形成されている。また、更に、この変形例に係る第1ブラケット60では、上記溝カバー50のリッド59に設けられた弾性フック59bの先端側を挿通させるフック穴66jがラック取付面部66に形成されている。
尚、この第1ブラケット60は、例えば、所定厚さの鋼板を折り曲げ成形、或いはこれに加えて溶接接合などによってその全体形状が形成され、各面部の貫通穴については打ち抜き加工により形成したものである。
【0035】
第1ブラケット60の幅方向の両端部に、所定高さの一対の縦壁61を一体的に設けたことにより、特に、ラック取付面部66にカバー支持壁61Sを一体的に設けたことにより、ブラケット60の剛性を高めることができる。換言すれば、ブラケット60の肉厚を薄く設定することが可能になり、より一層の小型軽量化を図ることができる。
【0036】
以上のように構成された本変形例に係る第1ブラケット60をルーフ溝G内に固定する際には、図14〜図16に示すように、第1ブラケット60の固定部62のボルト穴62hがルーフ溝Gの対応するボルト挿通穴Ghに一致するように、ブラケット60をルーフ溝G内に配置し、例えば、ブラケット固定用ボルト8をそれぞれ上方からねじ込んでナット9に螺着させることにより、各第1ブラケット60をルーフ溝Gの底壁Gbに締結固定する。
【0037】
一方、溝カバー50については、各取付片部55にクリップ57をそれぞれ装着しておく。そして、これら各クリップ57が、ルーフ溝G内に固定された第1ブラケット60のラック取付面部66の対応する組付け穴66kと略同軸になるように、溝カバー50を位置決めし、この状態で溝カバー50を下方に押圧する。
これにより、各クリップ57が対応するブラケット60,40の組付け穴66kに嵌着されて係合し、これら各クリップ57を介して溝カバー50がブラケット60に取り付けられる。
【0038】
この溝カバー50の組付状態において、該溝カバー50の裏面側が上記第1ブラケット60のラック取付面部66に一体形成された縦壁部分61sの上端部によって支持される。また、このとき、リッド59の弾性フック59bの先端は、第1ブラケット60のラック取付面部66のフック穴66jを挿通しており、この第1ブラケット60と干渉することがないようになっている。
尚、第2ブラケット40については、図1〜図12で示した実施の形態における場合と同様である。
【0039】
本変形例においても、図15及び図16から良く分かるように、溝カバー50は、その幅寸法Waがルーフ溝Gの幅寸法Wgよりも小さく設定され、ルーフ溝Gに組み付けた状態では、ルーフ溝Gの溝幅内に収納される。
従って、溝カバー50の側縁とルーフR上面との取り合い部分がルーフR上に露出することはない。つまり、溝カバー50の側縁とルーフR上面との間に隙間が存在することによる車両ルーフ部Rの見映えの低下を回避することができ、両者間の隙間について、これを特に小さく保つ等の隙間管理を行う必要が無くなる。
【0040】
また、溝カバー50は、ルーフ溝G内に固定されたブラケット60,40に係止されてルーフ溝Gの壁面から離間した状態でルーフ溝G内に取り付けられているので、従来のように溝カバー側縁にモール部材(プロテクタモール)を装着する必要無しに両者の直接的な接触を回避し、溝カバー50の側縁がルーフRの上面に干渉することによるルーフR上面の塗膜損傷を確実に防止することができるのである。
【0041】
更に、本変形例においても、以上のようにして溝カバー50をルーフ溝Gに取り付けた状態で、溝カバー50の各リッド59が第1ブラケット60のラック取付面部66の上方に位置している。そして、各リッド59を取り外すことによって溝カバー50に開口部58が形成され、上記クロスバー22の取付基部24がこの開口部58からルーフ溝G内に挿通されて第1ブラケット60のラック取付部66に固定されるようになっている。
尚、リッド59の溝カバー50からの取り外し方法は、図1〜図12で示した実施の形態における場合と同様である。
【0042】
また、更に、本変形例においては、溝カバー50の各側壁部52の内面に所定量だけ内方へ張り出すリブ52aが設けられ、図16に示されるように、これらリブ52aに対応する内側には、所定間隔を隔てて第1取付片部55が位置している。
そして、溝カバー50を第1ブラケット60に組み付ける際には、上記第1ブラケット60のラック取付面部66に一体形成された縦壁部分61S(カバー支持壁)の前後方向における少なくとも一部が、上記第1取付片部55と溝カバー50のリブ52aとの間に、所定の締め代を持って嵌入され、溝カバー50は、より強固にガタ付くことなく、上記第1ブラケット60に固定されるようになっている。
【0043】
以上説明したように、本変形例によれば、上記第1ブラケット60は、ルーフ溝Gの底壁Gbへの固定部62とクロスバー22取付用のラック取付面部66と溝カバー50の裏面側を支持するカバー支持壁61Sとを備えているので、簡単な構造で確実に溝カバー50をルーフ溝Gに取り付けることができる。また、溝カバー50のルーフ溝Gへの取付状態において、溝カバー50の開口部58が上記ラック取付面部66の略上方に位置しているので、容易かつ確実に、ルーフラック20のクロスバー22の各取付基部24をこの開口部58からルーフ溝G内に挿通させて取り付けることができる。更に、上記第1ブラケット60のカバー支持壁61Sはラック取付面部66と一体的に設けたことにより、ブラケット60の剛性を高めることができる。換言すれば、ブラケット60の肉厚を薄く設定することが可能になり、より一層の小型軽量化を図ることができる。
【0044】
また、上記第1ブラケット60のカバー支持壁61Sは、少なくともその一部が溝カバー50のブラケット60への係止用取付片部55と溝カバー50の側壁52に形成されたリブ52aとの間に、所定の締め代をもって嵌入されているので、溝カバー50をより強固でガタ付きなく第1ブラケット60に取り付けることができるのである。
【0045】
尚、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
本願の第1の発明によれば、車両ルーフに形成されたルーフ溝にカバー部材を取り付けるに際し、該カバー部材は、その幅寸法がルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定され、ルーフ溝内に固定されたブラケットに係止されてルーフ溝の溝幅内に取り付けられているので、カバー部材側縁とルーフ上面との取り合い部分がルーフ上に露出することはない。従って、カバー部材側縁とルーフ上面との間に隙間が存在することによる車両ルーフ部の見映えの低下を回避することができ、両者間の隙間について、これを特に小さく保つ等の隙間管理を行う必要が無くなる。
そして、カバー部材は、取付片部が上記ブラケットのカバー支持部に係止されてルーフ溝の壁面から離間した状態でルーフ溝内に取り付けられているので、カバー部材側縁にモール部材(プロテクタモール)を装着する必要無しに両者の直接的な接触を回避し、カバー部材側縁がルーフ上面に干渉することによるルーフ上面の塗膜損傷を確実に防止することができる。
【0047】
また、本願の第2の発明によれば、車両ルーフに形成されたルーフ溝にカバー部材を取り付けるに際し、該カバー部材は、その幅寸法がルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定され、ルーフ溝内に固定されたブラケットに係止されてルーフ溝の溝幅内に取り付けられているので、カバー部材側縁とルーフ上面との取り合い部分がルーフ上に露出することはない。従って、カバー部材側縁とルーフ上面との間に隙間が存在することによる車両ルーフ部の見映えの低下を回避することができ、両者間の隙間について、これを特に小さく保つ等の隙間管理を行う必要が無くなる。そして、カバー部材は上記ブラケットに係止されてルーフ溝の壁面から離間した状態でルーフ溝内に取り付けられているので、カバー部材側縁にモール部材(プロテクタモール)を装着する必要無しに両者の直接的な接触を回避し、カバー部材側縁がルーフ上面に干渉することによるルーフ上面の塗膜損傷を確実に防止することができる。
この場合において、左右の各ルーフ溝内には少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、各カバー部材には、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることにより、カバー部材の取付構造を利用してルーフラックを取り付けることができる。
特に、上記ブラケットは、ルーフ溝の底壁への固定部とカバー部材の支持部とラック部材取付用のラック取付部とを備えているので、簡単な構造で確実にカバー部材をルーフ溝に取り付けることができる。また、カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の開口部が上記ラック取付部の略上方に位置しているので、容易かつ確実に、ルーフラックのラック部材の各取付基部をこの開口部からルーフ溝内に挿通させて取り付けることができる。
【0048】
更に、本願の第3の発明によれば、車両ルーフに形成されたルーフ溝にカバー部材を取り付けるに際し、該カバー部材は、その幅寸法がルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定され、ルーフ溝内に固定されたブラケットに係止されてルーフ溝の溝幅内に取り付けられているので、カバー部材側縁とルーフ上面との取り合い部分がルーフ上に露出することはない。従って、カバー部材側縁とルーフ上面との間に隙間が存在することによる車両ルーフ部の見映えの低下を回避することができ、両者間の隙間について、これを特に小さく保つ等の隙間管理を行う必要が無くなる。そして、カバー部材は上記ブラケットに係止されてルーフ溝の壁面から離間した状態でルーフ溝内に取り付けられているので、カバー部材側縁にモール部材(プロテクタモール)を装着する必要無しに両者の直接的な接触を回避し、カバー部材側縁がルーフ上面に干渉することによるルーフ上面の塗膜損傷を確実に防止することができる。
この場合において、左右の各ルーフ溝内には少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、各カバー部材には、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることにより、カバー部材の取付構造を利用してルーフラックを取り付けることができる。
特に、上記ブラケットは、ルーフ溝の底壁への固定部とラック部材取付用のラック取付面部とカバー部材の裏面側を支持するカバー支持壁とを備えているので、簡単な構造で確実にカバー部材をルーフ溝に取り付けることができる。また、カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の開口部が上記ラック取付面部の略上方に位置しているので、容易かつ確実に、ルーフラックのラック部材の各取付基部をこの開口部からルーフ溝内に挿通させて取り付けることができる。更に、上記ブラケットのカバー支持壁はラック取付面部と一体的に設けたことにより、ブラケットの剛性を高めることができる。換言すれば、ブラケットの肉厚を薄く設定することが可能になり、より一層の小型軽量化を図ることができる。
【0049】
また、更に、本願の第4の発明によれば、基本的には、上記第の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記ブラケットのカバー支持壁は、少なくともその一部がカバー部材のブラケットへの係止用取付片部とカバー部材側壁との間に嵌入されているので、カバー部材をより強固でガタ付きなくブラケットに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動車のルーフに形成されたルーフ溝を示す車両ルーフ部の斜視図である。
【図2】 上記ルーフ溝に溝カバーを取り付けた状態を示す車両ルーフ部の斜視図である。
【図3】 上記ルーフにルーフラックを設けた状態を示す車両ルーフ部の斜視図である。
【図4】 上記溝カバーの上方からの斜視図である。
【図5】 上記溝カバーの下方からの斜視図である。
【図6】 本実施の形態に係る第1ブラケットの全体斜視図である。
【図7】 第2ブラケットの全体斜視図である。
【図8】 上記溝カバーのルーフ溝への取付構造を示す説明図で、図2のY8−Y8線に沿った縦断面説明図である。
【図9】 上記図8のY9−Y9線に沿った縦断面説明図である。
【図10】 上記図8のY10−Y10線に沿った縦断面説明図である。
【図11】 上記図8のY11−Y11線に沿った縦断面説明図である。
【図12】 上記溝カバー及びルーフラックのクロスバーの取付構造を示す説明図で、上記図8に対応する縦断面説明図である。
【図13】 変形例に係る第1ブラケットの全体斜視図である。
【図14】 上記変形例に係る第1ブラケット及び溝カバーのルーフ溝への取付構造を示す説明図で、上記図8に対応する縦断面説明図である。
【図15】 上記図14のY15−Y15線に沿った縦断面説明図である。
【図16】 上記図14のY16−Y16線に沿った縦断面説明図である。
【図17】 従来例に係るカバー部材をルーフ溝に取り付けた状態を模式的に示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
10,50…溝カバー
18,58…開口部
20…ルーフラック
22…クロスバー
24…取付基部
30,60…第1ブラケット
32,62…固定部
34…カバー支持部
36…ラック取付部
52…溝カバーの側壁部
52a…溝カバー側壁部のリブ
55…第1取付片部
61S…カバー支持壁
66…ラック取付面部
G…ルーフ溝
M…自動車
R…車両ルーフ部
Wa…溝カバーの幅寸法
Wg…ルーフ溝の幅寸法

Claims (4)

  1. 車両ルーフに形成されたルーフ溝にカバー部材を取り付けるカバー部材取付構造であって、
    該カバー部材を係止し得るブラケットが上記ルーフ溝内に固定され、
    上記カバー部材の幅寸法は上記ルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されており、
    上記ブラケットは、ルーフ溝の底壁に固定される一対の固定部と、これら固定部を連結するようにして設けられ上記カバー部材の裏面側を支持するカバー支持部とを備え、
    上記カバー部材には、該カバー部材の中空部分において側壁部に対して一体的に形成された取付片部が設けられており、
    上記カバー部材は、上記取付片部が上記ブラケットの上記カバー支持部に係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内に取り付けられていることを特徴とする車両ルーフ溝のカバー部材取付構造。
  2. 車両ルーフに形成された車体前後方向へ延びる左右一対のルーフ溝に、カバー部材をそれぞれ取り付けるカバー部材取付構造であって、
    各ルーフ溝内には、上記カバー部材を係止し得る少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、
    各カバー部材は、その幅寸法が対応するルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されるとともに、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、
    各カバー部材は、上記各ブラケットに係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内にそれぞれ取り付けられ、
    上記ブラケットは、上記ルーフ溝の底壁に固定される固定部と、上記カバー部材を支持するカバー支持部と、上記ラック部材の取付基部を取り付けるラック取付部とを備え、上記カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の上記開口部が上記ラック取付部の略上方に位置しており、
    上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることを特徴とする車両ルーフ溝のカバー部材取付構造。
  3. 車両ルーフに形成された車体前後方向へ延びる左右一対のルーフ溝に、カバー部材をそれぞれ取り付けるカバー部材取付構造であって、
    各ルーフ溝内には、上記カバー部材を係止し得る少なくとも前後2個のブラケットがそれぞれ固定され、
    各カバー部材は、その幅寸法が対応するルーフ溝の幅寸法よりも小さく設定されるとともに、車両ルーフの上方に配設されるルーフラックのラック部材の取付基部に対応する部位に開口部が形成されており、
    各カバー部材は、上記各ブラケットに係止されることにより、上記ルーフ溝の壁面から離間した状態で、ルーフ溝の溝幅内にそれぞれ取り付けられ、
    上記ブラケットは、上記ルーフ溝の底壁に固定される固定部と、上記ラック部材の取付基部を取り付けるラック取付面部と、該ラック取付面部から上方に向かって一体的に立設されて上記カバー部材の裏面側を支持するカバー支持壁とを備え、上記カバー部材のルーフ溝への取付状態において、カバー部材の上記開口部が上記ラック取付面部の略上方に位置しており、
    上記各ブラケットには、上記ルーフラックのラック部材の各取付基部が、カバー部材の上記開口部からルーフ溝内に挿通されてそれぞれ取り付けられることを特徴とする車両ルーフ溝のカバー部材取付構造。
  4. 上記カバー部材の上部の裏面側に該カバー部材を上記ブラケットに係止させるための取付片部が設けられ、上記ブラケットのカバー支持壁は、少なくともその一部が上記取付片部とカバー部材側壁との間に嵌入されていることを特徴とする請求項記載の車両ルーフ溝のカバー部材取付構造。
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