JP3692162B2 - 情報記録ディスクの供給装置及びその部分装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、情報記憶ディスクをクランピングプレートの組み付け工程に供給する情報記録ディスクの供給装置及びその部分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスクカートリッジは、図1のディスクカートリッジ1の分解斜視図に示すように、上シェル2および下シェル9とで基本的に構成される。
そして、上シェル2には、主にシャッター3、シャッターロック5、情報記憶ディスク6等が組込まれる。
【0003】
詳しくは、シャッター3は、上シェル2の開口部4を閉塞すべく上シェル2に移動可能に装着される。
また、シャッターロック5は、シャッター3を閉塞状態にロックすべく上シェル2内部に装着される。
情報記憶ディスク6は、中央の円形凹部7内にクランピングプレート8を装着した上で、上シェル2内部に形成された円軌道2a内に回転可能に内装される。
【0004】
この場合、通常、ディスクカートリッジ組立工程の最初の工程では、先ず情報記録ディスク6が、この情報記録ディスク6にクランピングプレート8を組み込む工程に供給される。
クランピングプレート8を組み込む工程の後には、上、下シェル2、9が、移送供給される別のコンベヤ体28、29が配置されているので(図9参照)、クランピングプレート8が装着された情報記録ディスクディスク6は、コンベヤ体28上を移送される上シェル2の円軌道枠2a内に順次装填される。
【0005】
そして、次に、上、下シェル2、9が合体される工程へと進む。
このようにして、ディスクカートリッジが組み立てられていくのであるが、情報記録ディスクは、従来は、図9に示す情報記録ディスクの供給装置により供給されていた。
【0006】
以下、従来の情報記録ディスクの供給装置について説明する。
先ず、マガジンテーブル66の円周上に、情報記憶ディスク6を多数積載した情報記憶ディスク積層台10Aが、人手を使って均等に載置される。
この状態でマガジンテーブル66を駆動すると、情報記憶ディスク積層台10Aは、マガジンテーブル66の割出し動作により所定の排出位置Lに割出し位置決めされていく。
【0007】
割出された情報記憶ディスク積層台10A上の情報記憶ディスク6は、移し変え手段67の昇降ならびに旋回動作により、1枚づつ分離されてコンベヤ体68のパレット(図示せず)上に順次載置される。
コンベヤ体68上に載置された情報記憶ディスク6は、そのまま移送されて供給位置Mに位置決めされる。
供給位置Mに位置決めされた情報記憶ディスク6は、移載アーム69の旋回、昇降動作により次のクランピングプレート8を組み込む工程であるターンテーブル24上の供給位置Nに1枚づつ順次供給される。
【0008】
このように、従来の情報記録ディスクの供給装置では、1枚づつ情報記憶ディスク積層台10Aより分離された情報記録ディスク単体を、コンベヤ体上に載置して移送する構成を採っていた。
従って、コンベヤ体上で移送される過程で、情報記録ディスクに塵埃ないし粉塵等が付着したり、また、それが原因となり記録面を損傷したりする難点があった。
また、ライン構成が大形化するため占有床面積が増大し、メンテナンスが煩雑になる等の問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点の解決を意図したものである。
即ち、本発明の目的は、移送途中での汚れや損傷を未然に防止して情報記憶ディスクの品質の向上を図り、併せてライン構成が小形化されて占有床面積を縮小することができる情報記録ディスクの供給装置及びその部分装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
すなわち、本発明は、(1)、情報記録ディスクを積み重ねて保持した移送台から該ディスクを1枚づつ分離し、クランピングプレートの組み付け工程に供給する情報記録ディスクの供給装置であって、前記移送台を移送し且つ一個づつ分離して供給位置に位置決めするコンベア体と、該供給位置に位置決めされた移送台を把持して旋回且つ直線移送することにより別の受け取り位置に位置決めする移載装置と、受け取り位置に位置決めされた移送台を受け取って更に別の取出し位置に旋回割出しする割出し供給装置と、前記取出し位置に割出された移送台上の情報記録ディスクを1枚づつ分離して次工程のテーブル上に移送する分離移送装置とで構成されている情報記録ディスクの供給装置であって、前記移載装置は、旋回位置決め可能なテーブルと、該テーブルの旋回中心を横切る方向に進退移動し前記移送台を把持する把持部とを備え、前記割出し供給装置は、旋回割出し可能に支持された旋回テーブルと、その上に設けられ情報記録ディスクを1ピッチ毎に上方に押し上げるピッチ送り手段とを備えている情報記録ディスクの供給装置に存する。
【0011】
すなわち、本発明は、情報記録ディスクを積み重ねて保持した移送台から該ディスクを1枚づつ分離し、クランピングプレートの組み付け工程に供給する情報記録ディスクの供給装置であって、前記移送台を移送し且つ一個づつ分離して供給位置に位置決めするコンベヤ体と、該供給位置に位置決めされた移送台を把持して旋回且つ直線移送することにより別の受け取り位置に位置決めする移載装置と、受取り位置に位置決めされた移送台を受け取って更に別の取出し位置に旋回割出しする割出し供給装置と、前記取出し位置に割出された移送台上の情報記録ディスクを1枚づつ分離して次工程のテーブル上に移送する分離移載装置とで構成されている情報記録ディスクの供給装置に存する。
【0012】
そしてまた、(2)、前記移載装置の把持部は、該テーブルの旋回中心を横切る方向に進退移動させるために、流体圧シリンダと案内レールとを備えている上記(1)記載の情報記録ディスクの供給装置に存する。
【0013】
そしてまた、(3)、前記割出し供給装置のピッチ送り手段は、前記旋回テーブル上に背中合わせに配設され前記移送台を係止する一対のホークと、該一対のホークに設けられたボールナットと、該ボールナットに螺合するボールネジとを備えた上記(1)記載の情報記録ディスクの供給装置に存する。
【0014】
そしてまた、(4)、前記移送台は、外周に把持するための溝を形成した基台と、該基台に立設された支柱と、該支柱に挿通されたスペーシングディスクとよりなり、該支柱に情報記録ディスクを挿通し該スペーシングディスクの上に積み重ねて保持する上記(1)記載の情報記録ディスクの供給装置に存する。
【0015】
【作用】
上記のような情報記録ディスクの供給装置を採用することにより、情報記録ディスクを多重に積層保持して移送する移送台よりクランピングプレートの組み付け工程に1枚づつ供給するに際し、先ず、移送台をコンベヤ体に載置し、これを移送してコンベヤ体上の供給位置に一個づつ分離し、この移送台を移載装置の把持部により把持して旋回割出しすると共に直線移送することにより、次の割出し供給装置の受取り位置に移載する。
【0016】
移載された移送台は、割出し供給装置の旋回により取出し位置に割出された後、移送台上に積み重ねられた情報記録ディスクを最上段より分離移載装置を介して次の情報記録ディスクをクランピングプレート8を組み付ける工程であるターンテーブルの供給位置に1枚づつ分離して供給する。
【0017】
この場合、割出し供給装置のピッチ送り手段は、最上段の情報記録ディスクが分離移載装置により取出されると、次の段の情報記録ディスクは最上段の位置にピッチ送りされる。
【0018】
【実施例】
以下、実施例を挙げ図面に基づいて本発明を説明する。
図2は、スタックポールの斜視図を示し、図3は本発明の実施例である情報記録ディスクを供給する全体構成図を示す。
情報記憶ディスクの供給装置では、情報記憶ディスク(以下MD6と称する)は、図2に示すように数多く多重に積載された状態で移送台(以下スタックポール10と称する)に保持されて運ばれることになる。
【0019】
ここで、スタックポール10は、外周に溝12を形成した円板状の基台11と、それに立設した支柱14よりなるものである。
そして、この支柱14には、上下面にボス15a、15bを形成した円板状のスペーシングディスク13が挿通され、基台11上に載置される。
このように構成されたスタックポール10には、MD6が支柱14に順次挿通される。
その結果、スペーシングディスク13上には、MD6が、数多く多重に積載された状態となる。
【0020】
次に、図3をもとに情報記録ディスクを、次の工程、即ち、クランピングプレートを装着する工程、に供給する装置の概要について、以下説明する。
すなわち、本発明の情報記録ディスクの供給装置は、主としてコンベヤ体16、移載装置19、割出し供給装置18、分離移載装置25等から構成される。
このうち、コンベヤ体16は、MD6が積載されたスタックポール10を、次に配置されている移載装置19の前まで(供給位置A)運んで位置決めするものである。
【0021】
コンベヤ体の端部には、回転テーブルTが組み込まれており、この回転テーブルTの前には、図示しない開閉ストッパが設けられている。
従って、コンベヤ体16上を移送されてくるスタックポール10は、回転テーブルTの手前で、開閉ストッパにより、その移動を阻止される。
そして、スタックポール10は、この開閉ストッパによって、必要な時、先端の1個のみが単独に分離され、回転テーブルTに渡される。
その後は、回転テーブルTの間欠回転割り出し動作により供給位置Aに位置決めされることになる。
【0022】
移載装置19は、コンベヤ体16上で一個づつ分離され供給位置Aに位置決めされたスタックポール10を、把持部で把持した後、旋回かつ直線移動し、次の割出し供給装置18の受取り位置Bに移載するものである。
また、割出し供給装置18は、前記移載装置19により受取り位置Bに位置決め載置されたスタックポール10を取出し位置Cに旋回割出し、スタックポール10上のMD6を後述するピッチ送り手段により1ピッチ毎に上方に押し上げて、次の分離移載装置25により取り出し易い状態にするものである。
【0023】
分離移載装置25は、割出し供給装置18によりピッチ送りされた最上段のMD6を、1枚づつ吸着して取出し、次のクランピングプレート8を装着する工程であるターンテーブル24上の供給位置Dに移送するものである。
次に、情報記録デイスクの供給装置を構成する各装置について、更に詳しく具体的に説明する。
【0024】
先ず移載装置につき、図4および図5を基に説明する。
図4は移載装置の平面図であり、図5は移載装置の側面図である。
すなわち、移載装置19は、主にテーブル34、把持部30等により構成される。
テーブル34は、駆動源36の出力軸36aにカップリング37を介して接続された旋回軸35の頂部に水平に固定されている。
旋回軸35は、支持台38上に垂直に固定された筒体39内に挿通支持され、筒体39の上部には基板40が固定されている。
【0025】
把持部30は、テーブル34上にあって、駆動源31により開閉する一対の把持爪30a、30bを有し、駆動源32により案内レール33a、33bに案内され進退移動可能に構成されている。
そして、移載装置19の各駆動源は、この把持部30を開閉作動する駆動源31と、把持部30を前後に直進移動する流体圧シリンダを備えた駆動源32と、把持部30を180度旋回させる駆動源36とで構成される。
【0026】
このような構造の移載装置19は、次のように作動する。
先ず、把持部30は、駆動源31により一対の把持爪30a、30bを開閉させて、供給位置Aに位置決めされているスタックポール10の基台11の溝12を把持する。
そして、スタックポール10を把持した把持部30は、別の駆動源32により案内レール33a、33bに沿って図5でいう左方に後退移動する。
後退移動した把持部30は、別の駆動源36により、このまま180度旋回する。
【0027】
その後、前記駆動源32により、次の割出し供給装置18の受取り位置Bに向けて直進移動し、受け渡す。
割出し供給装置18に受け渡した後、移載装置19は、後退して待機する。
ここで、受取り位置Bには、空になったスタックポール10が、割出し供給装置18により戻されているので、移載装置19は、再度、直進移動してスタックポール10を把持部で受け取る。
受け取られた後は、後退して180度旋回し、更に前進移動してコンベヤ体16の供給位置Aに戻す。
【0028】
なお、コンベヤ体16に戻されたスタックポール10は、コンベヤ体の回転テーブルTにより次に送られる。
次に、割出し供給装置18について、図6および図7により説明する。
図6は、割出し供給装置の側面図であり、図7は割出し供給装置の平面図である。
すなわち、割出し供給装置18は、主に旋回テーブル41、ピッチ送り手段等からなる。
旋回テーブル41は、旋回割出し軸49の頂部に水平に固定されており、その上面が、180度位相を異にして、前記受取り位置Bおよび取出し位置Cとなっている。
【0029】
そして、旋回テーブル41は、旋回軸49の頂部に水平に固定されており、またこの旋回軸は、カップリング50を介してモータ52に接続された減速機51と結合されている。
次に、ピッチ送り手段は、主に、一対のホーク47a、47b、ボールネジ44、ボールナット45、駆動源53等で構成されている。
これら一対のホーク47a、47bは、前記旋回テーブル41の旋回中心を基点として互いに反対側に背中合わせに、前記受取り位置Bおよび取出し位置Cに対応して配置されている。
【0030】
従って、ホーク47の構成は、同一構成であるため、一方のホーク47aの構成について説明する
ホーク47aは、これを取り付けているホーク取付板46aの背部に設けられたボールナット45が、ボールネジ44と螺合することより、昇降移動することが可能である。
また、ホーク47は、先端が二股状のアームに形成されており、この二股状のアームを、移送台における基台11とその上に載置されたスペーシングディスク13との間の間隙に挿入して係止するものである。
係合部材53は、リニアモーションベアリング56の側面に取り付けられ、揺動レバー31端部のカムフォロア52と係合可能な縦方向の溝54が刻設されている。
【0031】
このスペーシングディスク13は、先述したように、ホーク47の二股状のアームの間隔より小径のボス15a、15bが上下両面に形成された円板状のもので、外径はスタックポール10の基台11の外径とほぼ同径である。
従って、基台11側に当接するスペーシングディスクのボス15bにより、基台11とスペーシングディスクとの間で間隙が形成されることから、ここにホーク47aの二股状のアームを差込むことができる。
【0032】
この結果、ホーク47aをスタックポール10に係止することができる。
さらに、ホーク47aは、図示しないが、他方のホーク取付板46bに取り付けられたホーク47bを摺動可能に案内支持するリニアモーションベアリング53bと、それを案内するガイドであるリニアガイド53aと同一構成のものにより支持されている。
一方、ボールネジ44は、ボールナット45に螺合し、旋回テーブル41と該旋回テーブル41の中央に立設したスタンド42の頂部の水平なステー43により、上下両端が回転自在に軸支されている。
【0033】
そして、ボールネジ44の延在する一端は、プーリ48を介して駆動源(例えばステッピングモータ54)に連結されている。
上記のように構成されたピッチ送り手段は、そのステッピングモータ54の駆動によりボールネジ44をステップ回転させ、これに螺合しているボールナット45を介してホーク47aを上方にステップ送りすることができる。
従って、ホーク47aは、これに係止されたスタックポール10のスペーシングディスク13を、上方に順次ピッチ送りさせることができる。
【0034】
上記のように構成された割出し供給装置18は、次のように動作する。
先ず、割出し供給装置18の受取り位置Bに、移載装置19の把持部30の直進移動により、スタックポール10が位置決め載置される。
この時、同時にスタックポール10のスペーシングディスク13が割出し供給装置のホーク47により係止される。
一方、移載装置19は、後退移動して受取り位置Bに対向して待機する。
そこで、割出し供給装置18は、180度旋回しスタックポール10を取出し位置Cに割出し位置決めする。
【0035】
この時、空になったスタックポール10は、取出し位置Bに戻って割り出し位置決めされる。
取出し位置Bのスタックポール10は、待機している移載装置19が直進移動することにより、把持される。
その後、前述したようにコンベヤ体16に移される。
次に分離移載装置につき図7および図8を基に説明する。
図8は、分離移載装置の側面図を示す。
すなわち、図8に示すように分離移載装置25は、主に旋回軸61、アーム58、支持板57、吸着部C1、C2等で構成される。
【0036】
詳しくは、旋回軸61は、駆動源DVにより筒体62内に旋回かつ昇降移動可能に軸支されている。
旋回軸の上部には、アーム58が水平に固定され、アーム58の端部に直交して取付けられた支持板57の両端には、吸着部C1、C2が設けられている。
さらに、分離移載装置25のアーム58には、2個の位置決めブッシュ59が取付けられる(図では1個のみ図示している)。
【0037】
これに対応して筒体上端部には1個の位置決めピン60が設けられる。
従って、アーム58は、旋回軸Pを中心として2位置に旋回割出しされた際、前記位置決めピン60が何れかのブッシュ59の直上に対応する。
この位置でアーム58を下降させると、位置決めブッシュ59と位置決めピン60が互いに嵌合して分離移載装置25の各吸着部C1、C2を正確に割出し位置決めすることができる。
このように構成された分離移載装置25は、次のように動作する。
最初に、図7に鎖線で示すように、取出し位置Cに対応する位置に位置決めされている一方の吸着部C1は、アーム58の下降動作により割出し位置決めされているスタックポール最上部のMD6を、押圧した状態で吸着する。
【0038】
次に、図7および図8に示すように、アーム58を時計廻りに水平旋回させることにより、一方の吸着部C1に吸着されているMD6は、受け渡し位置Eの直上に対応する。
そこで、アーム58を下降させて一方の吸着部C1よりMD6を切り離すと、このMD6は、受け渡し位置Eにある支柱頂部のテーパ状の位置決め突起56により、支柱55の肩部に支持された状態で保持される。
再びアーム58が、反時計廻りに旋回すると、その吸着部C1は、割出し供給装置18の取出し位置Cの直上に対応する。
【0039】
同時に、取出し位置Cに位置するスタックポール10のスペーシングディスク13を、割出しテーブルのピッチ送り手段のボールネジ44の駆動でピッチ移動するホーク47により、MD6の1枚分上方にピッチ移動する。
すなわち、前に取出された最上段のMD6の位置に、次の段のMD6が位置決めされ、同じことが順次行われて、最下段のMD6が、最上段に位置決めされるまでスペーシングディスク13がピッチ移動される。
【0040】
これにより、分離移載装置25の一方の吸着部C1により吸着されるMD6が、常に上段に押し上げられ、一定の高さ位置で吸着することができ、他方の吸着部C2の吸着高さ位置と同一高さに合致させることができる。
続いて、図8に示すアーム58が下降すると、一方の吸着部C1が取出し位置Cに割出されたMD6を押圧吸着する。
同時に、受け渡し位置Eの直上に位置している他方の吸着部C2は、先に受け渡し位置Eに位置決め保持されている別のMD6を押圧吸着する。
【0041】
そこで、2個のMD6を吸着保持したアーム58が時計廻りに旋回すると、吸着部C1のMD6は受け渡し位置Eに、また吸着部C2のMD6はターンテーブル上の供給位置Dに対応する直上位置にそれぞれ位置決めされる。
続いて、アーム58が、このまま下降することにより各吸着部C1、C2に吸着されているMD6を、それぞれ受け渡し位置Eおよび供給位置Dに移載することができる。
【0042】
この場合、MD6が位置決め載置される割出し供給装置18の割出し動作により取出し位置C、受け渡し位置Eおよびターンテーブル上の供給位置Dの高さ位置は、全て同一高さ位置になるよう設定されている。
このようにして、MD6が所定位置に移載されるとアーム58は、再び上昇して反時計廻りに旋回し、吸着部C1を割出し供給装置18の取出し位置Cに、また吸着部C2を受け渡し位置Eの直上にそれぞれ対応させて待機する。
以上、本発明の情報記録ディスクの供給装置を構成する各装置を説明した。
【0043】
次に、本発明の情報記録ディスクの全体の供給装置の一連の作動を述べる。
先ず、図3に示すように、スタックポール10には、スペーシングディスク13を介して、MD6が数多く積み重ねられる。
その後、スタックポール10は、人手によりコンベヤ体16上に順次載置される(図2参照)。
そして、スタックポール10は、コンベヤ体16上を順次移送され供給位置である供給位置Aに位置決めされる。
【0044】
すなわち、供給位置Aは、コンベヤ体16上を連続移送されてくるスタックポール10を1個づつ単独に分離して位置決めした位置であり、また移載装置19の把持部30により受取られる状態となった位置である。
そこで、図4に示す移載装置19の把持部30が供給位置Aに向けて前進移動し、この把持部30によりスタックポール10の基台11に設けた溝12を把持する(図2参照)。
スタックポール10を把持した把持部30は、供給位置Aより離反する方向に後退移動する。
【0045】
そして、テーブル34が180度旋回すると、把持部30により把持されたスタックポール10は、第2位置であるところの次の割出し供給装置18上の受取り位置Bに対向する。
この割出し供給装置18上の受取り位置Bは、移載装置19の把持部30よりスタックポール10を直接受取る位置であることは既に述べた。
移載装置19の把持部30に把持されたスタックポール10は、把持部30の前進移動により割出し供給装置18上の受取り位置Bに載置され、位置決めされる。
把持部30の直進移動による載置動作と同時に、スタックポール10に介挿されているスペーシングディスク13に後述するホーク47が係止される。
【0046】
このスペーシングディスク13は、スタックポール10上に多重に積載されたMD6と基台11との間に介挿されて、上下両面に形成されているボス15a、15bにより、MD6と基台11との間で間隙を形成していること、そして、この間隙にホーク47が係止されることは既に述べた。
次に、割出し供給装置18を180度旋回割出しすると、スタックポール10は、取出し位置Cに位置決めされる。
この取出し位置Cは、スタックポール10より、MD6を分離移載装置25によって1枚づつ分離して取出す位置である。
取り出されたMD6は、次のクランピングプレート8を組み込む工程であるターンテーブル24上の供給位置Dに供給される。
【0047】
すなわち、取出し位置Cに位置決めされたスタックポール上のMD6は、最上部より分離移載装置25を介して1枚づつ取出される。
そして取り出された後は、分離移載装置25によって、受け渡し位置Eにおいて一旦持ち替えられたMD6は、次のターンテーブル上の供給位置Dに移載される。
MD6がターンテーブル24上の供給位置Dに移載されると、図3に示す矢印の通り、ターンテーブル24は、反時計廻りに旋回しながら割出を行い、順次、クランピングプレート8の組み込み工程が実行されていく。
【0048】
その組み込み工程は、主に、パーツフィーダ23よりクランピングプレート8がMD6の円形凹部7内に供給される工程、供給されたクランピングプレート8を超音波によりカシメる工程17、カシメた状態をチェックする工程26等の単位工程よりなる。
クランピングプレート8が装着されたMD6は、その状態が良好であることが確認されると、MD装填装置27により別のコンベヤ体28により移送されてくる上シェル2の円軌道枠2a内に装填される。
このようにして、MD6にクランピングプレート8を装着する工程、すなわちクランピングプレート8の組み込み工程、に供給するまでの一連の搬送工程が効率良く行われていく。
【0049】
尚、分離移載装置25により取り出されて既に空になったスタックポール10は、割出し供給装置18により、受取り位置Bに戻される。
受取り位置Bに戻された空のスタックポール10は、待機している移載装置19によって、コンベヤ体16に戻される。
コンベヤ体16では、空のスタックポール10は、回転テーブルTにより、次に送られる。
【0050】
一方、コンベヤ体16では、開閉ストッパの操作により、MD6が多数積載された新しいスタックポール10が、供給位置Aに位置決めされてくる。
この新しいスタックポール10を、移載装置19が、割出し供給装置19の受取り位置Bに位置決めして渡す。
やがて、分離移載装置25によるターンテーブル24への移載が終了すると、空になった旧スタックポール10は受取り位置Bに、また、新しいスタックポール10は取出し位置Cに移される。
以後、このような繰り返しが行われることになる。
【0051】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は、実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることはいうまでもない。
情報記録ディスクの供給装置全体の作動は、公知の方法でシーケンシャル制御が行われる結果、各工程のタイミングは同期化されて全体が整合ある流れになることは当然である。
【0052】
【発明の効果】
情報記憶ディスクを多重に積載した移送台を次の工程直前まで移送し、そこで移送台より次の工程に1枚づつ分離供給することができるため、移送途中での汚れや損傷を未然に防止し、情報記憶ディスクの品質の向上を図ることができる。
また、ライン構成が小形化されて占有床面積を縮小させ、装置のメンテナンスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ディスクカートリッジの分解斜視図である。
【図2】図2は、移送台(スタックポール)の斜視図である。
【図3】図3は、本発明の実施例である情報記録ディスクを供給する装置の全体構成図である。
【図4】図4は、移載手段の平面図である。
【図5】図5は、移載手段の側面図である。
【図6】図6は、割出し供給装置の側面図である。
【図7】図7は、割出し供給装置の平面図である。
【図8】図8は、分離移載装置の側面図である。
【図9】図9は、従来の情報記録ディスクを供給する装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ
6…情報記録ディスク(MD)
8…クランピングプレート
10…移送台(スタックポール)
11…基台
12…溝
13…スペーシングディスク
14…支柱
15a、15b…ボス
16…コンベヤ体
18…割出し供給装置
19…移載装置
24…ターンテーブル
25…分離移載装置
30…把持部
34…テーブル
35…旋回軸
41…旋回テーブル
44…ボールネジ
45…ボールナット
47…ホーク
49…旋回割出し軸
54…ステッピングモータ
53a…リニアガイド
53b…リニアモーションベアリング
58…アーム
61…旋回軸
A、M…供給位置
B…受取り位置
C、N…取出し位置
D…供給位置
E…受け渡し位置
T…回転テーブル

Claims (4)

  1. 情報記録ディスクを積み重ねて保持した移送台から該ディスクを1枚づつ分離し、クランピングプレートの組み付け工程に供給する情報記録ディスクの供給装置であって、前記移送台を移送し且つ一個づつ分離して供給位置に位置決めするコンベア体と、該供給位置に位置決めされた移送台を把持して旋回且つ直線移送することにより別の受け取り位置に位置決めする移載装置と、受け取り位置に位置決めされた移送台を受け取って更に別の取出し位置に旋回割出しする割出し供給装置と、前記取出し位置に割出された移送台上の情報記録ディスクを1枚づつ分離して次工程のテーブル上に移送する分離移送装置とで構成されている情報記録ディスクの供給装置であって、
    前記移載装置は、旋回位置決め可能なテーブルと、該テーブルの旋回中心を横切る方向に進退移動し前記移送台を把持する把持部とを備え、
    前記割出し供給装置は、旋回割出し可能に支持された旋回テーブルと、その上に設けられ情報記録ディスクを1ピッチ毎に上方に押し上げるピッチ送り手段とを備えていることを特徴とする情報記録ディスクの供給装置。
  2. 前記移載装置の把持部は、該テーブルの旋回中心を横切る方向に進退移動させるために、流体圧シリンダと案内レールとを備えていることを特徴とする、請求項1記載の情報記録ディスクの供給装置。
  3. 前記割出し供給装置のピッチ送り手段は、前記旋回テーブル上に背中合わせに配設され前記移送台を係止する一対のホークと、該一対のホークに設けられたボールナットと、該ボールナットに螺合するボールネジとを備えたことを特徴とする、請求項1記載の情報記録ディスクの供給装置。
  4. 前記移送台は、外周に把持するための溝を形成した基台と、該基台に立設された支柱と、該支柱に挿通されたスペーシングディスクとよりなり、該支柱に情報記録ディスクを挿通し該スペーシングディスクの上に積み重ねて保持することを特徴とする、請求項1記載の情報記録ディスクの供給装置。
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