JP3691985B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体基板、液晶表示器用基板等のFPD(Flat PanelDisplay)用基板およびフォトマスク用基板などの各種の基板をオゾン水中に浸漬させて処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。特に各種の基板をオゾン水中に浸漬させて、基板に付着した有機物や金属異物を除去したり、若しくは基板の表面に自然酸化膜を形成する基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板をオゾン水中に浸漬させて処理する基板処理装置として、例えば特表平9―501017号公報に開示されたものが知られている。この基板処理装置は、約1℃から約15℃の範囲内にあるオゾン水中に基板を浸漬させて、基板に付着したレジストなどの有機物を除去する洗浄装置である。この洗浄装置によると加工タンク(洗浄槽)内に貯留され、約1℃から15℃の範囲内に維持された純水(脱イオン水)中にオゾンガスが拡散される。加工タンク内の純水は比較的低温(約1℃から15℃の範囲内)であるので、純水に対するオゾンガスの溶解度が高められている。その結果、基板が浸漬されるオゾン水中のオゾン濃度が高くなるためオゾン水の酸化力が強まり、このオゾン水の酸化力により基板に付着した有機物が除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の洗浄装置において基板が浸漬されるオゾン水が比較的低温であるので、基板に付着した有機物とオゾン水との反応速度が遅く、その結果、基板を処理する効率が悪くなりスループットが低下するという問題が発生する。
本発明の目的は、上述のような点に鑑み、オゾン水による有機物の除去などの処理を迅速に実行することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために請求項1に係る発明は、オゾン水中に基板を浸漬させて基板を処理する基板処理装置において、オゾン水を貯留する処理槽と、処理槽に貯留されたオゾン水中で基板を支持する支持手段と、前記処理槽に貯留された純水またはオゾン水を循環させる循環配管と、前記循環配管に設けられ、前記循環配管を流れる純水またはオゾン水を冷却する冷却手段と、前記循環配管に設けられ、前記冷却手段によって冷却された純水またはオゾン水にオゾンを溶解させて、所望のオゾン濃度を有するオゾン水を生成するオゾン水生成手段と、オゾン水を加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
【0005】
また、請求項2に係る発明は前記加熱手段は処理槽に貯留されたオゾン水を加熱することを特徴とする。
【0006】
請求項3に係る発明は前記加熱手段は処理槽に供給される前のオゾン水を加熱することを特徴とする。
【0007】
また、請求項4に係る発明は冷却手段によって冷却された純水またはオゾン水の温度を測定する第1の温度測定手段を有し、第1の温度測定手段による測定結果に基づいて冷却手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0008】
さらに請求項5に係る発明は、オゾン水生成手段によって生成されたオゾン水中のオゾン濃度を測定するオゾン濃度測定手段を有し、オゾン濃度測定手段による測定結果に基づいてオゾン水生成手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0009】
またさらに、請求項6に係る発明は加熱手段によって加熱されたオゾン水の温度を測定する第2の温度測定手段を有し、第2の温度測定手段による測定結果に基づいて加熱手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項7に係る発明は冷却手段によって冷却される純水またはオゾン水に所定の溶質を溶解させる溶解手段をさらに有することを特徴とする。
【0011】
さらに請求項8に係る発明は処理槽に貯留されたオゾン水中にオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段をさらに有することを特徴とする。
【0012】
請求項9に係る発明はオゾン水中に基板を浸漬させて基板を処理する基板処理方法において、純水またはオゾン水を第1の温度まで冷却する冷却工程と、冷却工程で冷却された純水またはオゾン水にオゾンを溶解させて、所望のオゾン濃度を有するオゾン水を生成するオゾン水生成工程と、オゾン水生成工程で生成されたオゾン水中に基板を浸漬させる浸漬工程と、浸漬工程において基板が浸漬されるオゾン水を第2の温度まで加熱する加熱工程とを含み、前記冷却工程と、前記オゾン水生成工程と、前記加熱工程は、純水またはオゾン水を循環させる過程において、循環される純水またはオゾン水に対して、順次に実行することを特徴とする。
【0013】
また、請求項10に係る発明は冷却工程で冷却される純水またはオゾン水に所定の溶質を溶解させる溶解工程をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
またさらに請求項11に係る発明は、冷却工程で純水またはオゾン水を約0℃から約20℃の範囲内まで冷却し、オゾン水生成工程でオゾン濃度が約50ppmから約120ppmの範囲内にあるオゾン水を生成し、加熱工程でオゾン水を約20℃から約40℃の範囲内まで加熱することを特徴とする。
またさらに請求項12に係る発明は、請求項8に記載の基板処理装置において、オゾンガスを発生させ、前記オゾン水生成手段と前記オゾンガス供給手段とにオゾンガスを供給するオゾンガス発生手段をさらに有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の第1実施形態を示す模式図である。図1において基板洗浄装置1aは、レジストなどの有機物が付着した複数の基板をオゾン水中に浸漬させて基板から有機物を除去するものである。基板洗浄装置1aはオゾン水OLを貯留する洗浄槽2と、洗浄槽2上部の周囲に固定され洗浄槽2からオーバーフローしたオゾン水OLを一旦受け止める外槽3とを備えている。洗浄槽2の底部付近には略丸型の半導体ウエハである複数の基板Wを支持する支持部材4が配置されている。支持部材4は図1における左右方向に沿って延設されるとともに、この延設方向に沿って複数の溝が形成されている。そして、複数の基板Wの下部端縁が支持部材4に形成された複数の溝にそれぞれ挿入されて、複数の基板Wが上記左右方向に沿って互いに平行に洗浄槽2内で配列される。
【0016】
また、支持部材4の下方にはオゾンガス供給部材5が配置されている。オゾンガス供給部材5は偏平な中空箱型形状で、その上面には中空部と連通する多数の小孔Hが形成されている。オゾンガス供給部材5の中空部は、オゾンガス供給管L3および開閉用のバルブV4を介して後述するオゾンガス発生部12と流路接続されている。さらに、洗浄槽2内には洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLの温度を測定する槽内温度センサ7が設けられている。また洗浄槽2の周囲にはヒータ6が取付られている。このヒータ6は洗浄槽2を加熱することにより洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLを加熱する。
【0017】
純水供給管L4は基板洗浄装置1aに純水を供給するための配管であり、その一方端は半導体素子を製造する製造工場などの設備として設けられた純水供給源WSと流路接続されている。また、純水供給管L4の他方端は洗浄槽2内に配置され、その配管途中には開閉用のバルブV1が介設されている。溶液供給管L5は、純水に塩化ナトリウム(NaCl)などの溶質が溶解された溶液を供給するための配管である。溶液供給管L5の一方端は純水供給源WSに流路接続され他方端は洗浄槽2内に配置されている。溶液供給管L5には純水に溶質を溶解させる溶質溶解部14と開閉用のバルブV2とが介設されている。
【0018】
循環配管L1は洗浄槽2に対してオゾン水などを循環供給するための配管であり、その一方端は外槽3と流路接続され他方端は洗浄槽2内に配置された図示しない液中パイプと流路接続されている。循環配管L1には、チラー8、管内温度センサ9、オゾンガス溶解部10、ポンプP、フィルタFおよび濃度センサ11がそれぞれ介設されている。ポンプPは洗浄槽2に向けて純水またはオゾン水を循環配管L1を介して送液し、フィルタFは循環配管L1中を流れる純水またはオゾン水を清浄にする。チラー8は循環配管L1を流れる純水またはオゾン水を例えば約0℃から約20℃の範囲内まで冷却する。管内温度センサ9はチラー8で冷却された純水またはオゾン水の温度を測定する。
【0019】
オゾンガス溶解部10ではその内部に供給されたオゾンガスと純水またはオゾン水とを混合し、純水またはオゾン水にオゾンガスを溶解させる。このオゾンガス溶解部10は、例えば、その流路内を流れる純水などの流速を利用してその内部に負圧を生じさせてオゾンガスを内部に吸引するアスピレータ式のものや、その中央に純水などの流路を有する円筒状の中空系フィルターを設け、所定の圧力以上のオゾンガスを流路内に取り込む構成のものを採用すれば良い。濃度センサ11はオゾンガス溶解部10でオゾンガスが溶解され、循環配管L1中を流れるオゾン水中のオゾン濃度を測定する。濃度センサ11は例えば光学的にオゾン濃度を測定する光学式センサである。
【0020】
オゾンガス溶解部10にはオゾンガス発生部12と流路接続されたオゾンガス供給管L2が流路接続されている。オゾンガス供給管L2には開閉用のバルブV3が介設されている。オゾンガス発生部12は工場設備として設けられた酸素供給源OSと流路接続されている。オゾンガス発生部12は、酸素供給源OSから供給されてその内部に充満した酸素ガス中で無声放電を起こすことによってオゾンガスを発生させる。また、オゾンガス発生部12は開閉用のバルブV4が介設されたオゾンガス供給管L3を介してオゾンガス供給部材5にオゾンガスを供給する。上述の循環配管L1、オゾンガス発生部12、オゾンガス供給管L2およびオゾンガス溶解部10などによって本発明のオゾン水生成手段が構成されている。
【0021】
制御部13は、CPU,RAM,ROMおよびI/Oインターフェース部などを含む一般的なマイクロコンピュータから構成されている。制御部13は槽内温度センサ7、管内温度センサ9および濃度センサ11と電気的に接続され、槽内温度センサ7、管内温度センサ9および濃度センサ11による測定結果に基づく信号を受信する。また、制御部13は各バルブV1,V2,V3,V4、ヒータ6、チラー8およびポンプPと電気的に接続されている。そして、制御部13は予めROMに保存された処理プログラムや受信した槽内温度センサ7、管内温度センサ9および濃度センサ11による測定結果に基づいて各バルブV1,V2,V3,V4、ヒータ6、チラー8およびポンプPに制御信号を送信する。なお、図1において点線は制御部13と上記各部とを電気的に接続する信号線を示している。
【0022】
次に上述の第1実施形態の動作を図5に示すフローチャートに基づき説明する。まず、純水供給管L4に介設されたバルブV1を開いて純水供給源WSから供給された純水を、純水やオゾン水が貯留されておらず基板が搬入されていない洗浄槽2内に純水供給管L4を介して供給する(ステップS1)とともにポンプPを駆動する(ステップS2)。洗浄槽2内に供給された純水は洗浄槽2内に貯留され、やがて洗浄槽2の上端から外槽3に溢れ出す。外槽3に溢れ出した純水は外槽3内に一旦貯留された後、ポンプPにより循環配管L1を介して洗浄槽2に向けて循環供給される。
【0023】
洗浄槽2に所定量の純水が循環供給されるとバルブV1を閉じて純水供給源WSから洗浄槽2への純水の供給を停止する。そして、溶液供給管L5に介設されたバルブV2を開いて、溶質溶解部14で純水に溶質が溶解された溶液を洗浄槽2内に溶液供給管L5を介して供給する(ステップS3)。洗浄槽2内に供給された溶液は、洗浄槽2内に貯留された純水とともに外槽3に溢れ出しポンプPにより循環配管L1中を送液される間に純水と溶液とが混合され、その結果、洗浄槽3に循環供給される純水中の溶質濃度が所望値となる。
【0024】
次にチラー8を作動させて洗浄槽2に循環供給される例えば約23℃の純水を例えば約0℃から約20℃の範囲内まで冷却する(ステップS4)。チラー8によって冷却された純水の温度を管内温度センサ9によって測定(ステップS5)し、その測定値TLが制御部13に送信される。測定値TLを受信した制御部13は、測定値TLが所望値(例えば15℃)以下であるか否かを判断する。測定値TLが所望値以下であれば次のステップに移り、所望値を超えていると制御部13はその冷却能力を高めるようにチラー8に制御信号を送信するとともに管内温度センサ9による温度測定を継続する(ステップS6)。チラー8によって冷却された純水の温度が所望値以下になると、バルブV3が開けられオゾンガス発生部12からオゾンガス溶解部10にオゾンガスが供給されて、オゾンガス溶解部10内で純水にオゾンガスが溶解されてオゾン水が生成される(ステップS7)。生成されたオゾン水は循環配管L1を介して洗浄槽2に循環供給されるとともに、そのオゾン濃度が濃度センサ11により測定されてその測定値ODが制御部13に送信される(ステップS8)。測定値ODを受信した制御部13は、測定値ODが所望値以上であるか否かを判断する(ステップS9)。
【0025】
オゾンガス溶解部10内でオゾンガスが溶解される純水またはオゾン水の温度が低いほど純水またはオゾン水に対するオゾンガスの溶解度が高くなるので、生成されたオゾン水中のオゾン濃度は、チラー8で冷却された純水またはオゾン水の温度に依存する。例えばチラー8によって純水またはオゾン水が約0℃から約20℃の範囲内まで冷却した場合、オゾンガス溶解部10内でオゾンガスが溶解されて生成されたオゾン水中のオゾン濃度は約50ppmから120ppmの範囲内となり、このオゾン濃度が濃度センサ11によって測定される。
【0026】
所望のオゾン濃度を有するオゾン水が洗浄槽2に循環供給されるとヒータ6を作動させて洗浄槽2内のオゾン水OLを例えば約20℃から約40℃の範囲内まで加熱する(ステップS10)。加熱されたオゾン水OLの温度が槽内温度センサ7により測定されその測定値TUが制御部13に送信される(ステップS11)。測定値TUを受信した制御部13は、測定値TUが所望値(例えば25℃)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。
【0027】
洗浄槽2に貯留されたオゾン水OLの温度が所望値以上になると図示しない搬送ロボットによって複数の基板Wが洗浄槽2内に搬入され支持部材4上に載置されてオゾン水OL中に浸漬される(ステップ13)。複数の基板Wが支持部材4上に載置されると制御部13によってバルブV4が開けられオゾンガス発生部12からオゾンガス供給管L3を介してオゾンガス供給部材5にオゾンガスが供給される。オゾンガス供給部材5に供給されたオゾンガスは多数の小孔Hからオゾン水OL中に供給されて、オゾン水OL中にオゾンガスの気泡が発生する(ステップS14)。
【0028】
上述のようにヒータ6によってオゾン水OLを加熱してオゾン水OLの温度を所望値以上とすると、基板に付着した有機物とオゾン水との反応速度が速くなり有機物が迅速に除去される。また、オゾン水OLを加熱するとオゾン水OLに溶解されていたオゾンによるオゾンガスの気泡がオゾン水OL中に均一に発生する。このオゾンガスの気泡はオゾン水OLに溶解されていたオゾンから発生するので、上述の特表平9―501017号公報に記載されたオゾン水中にオゾンガスを拡散させる従来の洗浄装置よりも、オゾン水OL中にオゾンガスの気泡を均一に発生させることが可能となる。加熱されたオゾン水OL中に均一に発生したオゾンガスの気泡により複数の基板Wに付着した有機物が均一に除去される。さらにオゾンガス供給部材5の多数の小孔Hから供給されるオゾンガスの気泡が有機物の除去効率を向上させる。
【0029】
複数の基板Wが支持部材4に載置されて所定時間(例えば10分)経過すると図示しない搬送ロボットにより複数の基板Wが洗浄槽2外へ搬出される(ステップ17)。所定のロット数、例えば20ロットの基板Wを基板洗浄装置1aで処理するまで、洗浄槽2への基板Wの搬入は繰り返される(ステップ18)。そして所定のロット数の基板Wを処理すると、洗浄槽2、外槽3および循環配管L1内のオゾン水が図示しない排液機構により基板洗浄装置1a外に排液される(ステップS19)。そして、次に処理すべき基板W(次ロット)ある場合はステップS1からの処理が繰り返される(ステップ20)。
【0030】
上述のように洗浄槽2内でヒータ6により加熱されたオゾン水OL中からオゾンガスが発生するので、外槽3に溢れ出したオゾン水中のオゾン濃度は低下している。オゾン濃度が低下したオゾン水は、循環配管L1を介してチラー8に供給され所望温度以下まで冷却された後、オゾン溶解部10にオゾンガスが溶解されて所望のオゾン濃度を有するオゾン水OLが生成され、洗浄槽2に循環供給される。
【0031】
次に上述の第1実施形態の変形例を図2を用いて説明する。図2において図1に示される符号と同じ符号が付された各部材は図1の各部材と同じ機能を有するものであり、その詳細な説明は省略する。図2に示す変形例は、図1に示す第1実施形態と異なり洗浄槽2の周囲にヒータが設けられていない。図2に示す基板処理装置1bではオゾンガス溶解部10と洗浄槽2とを流路接続する循環配管L1にヒータ21が介設されている。ヒータ21は、洗浄槽2内に供給されたオゾン水OLの温度が例えば約20℃から約40℃の範囲内となるように、循環配管L1中を洗浄槽2に向けて流れる例えば約15℃のオゾン水を加熱する。ヒータ21は槽内温度センサ7によって測定されたオゾン水OLの温度に基づいて制御部23によって制御される。
【0032】
また、洗浄槽2の底部には洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLに超音波振動を付与する超音波発生器22が取り付けられている。超音波発生器22は処理プログラムに基づいて制御部23によって制御される。
【0033】
上述の変形例の動作を図6を用いて説明する。図6は図5に示す第1実施形態のフローチャートと異なるステップを含む部分についてのみ図示され、次に説明するステップ以外は第1実施形態と同じである。図6のステップ10bにおいてヒータ21が作動され、ステップ15において超音波発生器22が作動される。すなわち、図2に示す循環配管L1に介設されたヒータ21により加熱されたオゾン水が洗浄槽2内に供給され、洗浄槽2内に貯留された例えば約20℃から約40℃の範囲内まで加熱されたオゾン水OL中に複数の基板Wが浸漬されて処理される。また、超音波発生器22によって洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLに超音波振動が付与されて、有機物の除去効率が向上する。
【0034】
次にこの発明の第2実施形態について説明する。図3は第2実施形態を示す模式図である。図3において図1に示される符号と同じ符号が付された各部材は図1の各部材と同じ機能を有するものであり、その詳細な説明は省略する。第2実施形態による基板洗浄装置1cは、洗浄槽2内で基板Wに対してオゾン水による処理と純水による処理とを連続的に実行できるワンバス(単槽)式の基板洗浄装置である。
【0035】
洗浄槽2内に設けられた図示しない液中パイプには主供給管L6が流路接続されている。主供給管L6には純水供給源WSと流路接続され開閉用のバルブV7が介設された純水供給管L7が流路接続されている。また、主供給管L6にはオゾン水供給管L9の一方端が流路接続されている。オゾン水供給管L9はその他方端がタンク31に流路接続されるとともに開閉用のバルブV6およびポンプP1がそれぞれ介設されている。
【0036】
純水供給管L8は上述の純水供給管L7から分岐しタンク31に開閉用のバルブV8を介して流路接続されている。タンク31にはタンク31に対して純水またはオゾン水を循環供給するための循環配管L10が流路接続されている。循環配管L10にはポンプP2、チラー32、管内温度センサ33およびオゾンガス溶解部34がそれぞれ介設されている。循環配管L10には、純水供給管L8から分岐し溶質溶解部36および開閉用のバルブV9が介設された溶液供給管L11が流路接続されている。タンク31内にはタンク31内に貯留されたオゾン水中のオゾン濃度を測定する濃度センサ37が設けられている。
【0037】
オゾンガス溶解部34にはオゾンガス発生部35と流路接続され開閉用のバブルV10が介設されたオゾンガス供給管L12が流路接続されている。オゾンガス発生部35には洗浄槽2内に配置されたオゾンガス供給部材5と流路接続され開閉用のバルブV11が介設されたオゾンガス供給管L13が流路接続されている。
【0038】
ドレイン管L14は外槽3に貯留されるオゾン水OLまたは純水を基板洗浄装置1c外に排液するための配管である。また、洗浄槽2にはドレイン管L14と流路接続され開閉用のバルブV12が介設された槽内排液管L15が流路接続されている。
【0039】
制御部38には、槽内温度センサ7、管内温度センサ33、濃度センサ37、各バルブV6〜V12、各ポンプP1,P2、ヒータ6およびチラー8が点線で示す信号線により電気的に接続されている。
【0040】
次に第2実施形態の動作について図7および図8に示すフローチャートを用いて説明する。まず、純水供給管L8に介設されたバルブV8を開き、純水供給管L8を介して純水供給源WSからタンク31に純水を所定量だけ供給する(ステップS1)。循環配管L10に介設されたポンプP2を駆動しタンク31に対して純水を循環供給する(ステップS2)。バルブV9を開けて溶質溶解部36で純水に溶質が溶解された溶液を溶液供給管L11を介して循環配管L10内を流れる純水中に供給する(ステップS3)。
【0041】
タンク31に対して循環供給される純水中に所定濃度の溶質が添加されると、チラー32が作動され例えば23℃の純水が例えば約0℃から約20℃の範囲内まで冷却される(ステップS4)。チラー32によって冷却された純水の温度を管内温度センサ33によって測定(ステップS5)し、その測定値TLが制御部38に送信される。測定値TLを受信した制御部38は、測定値TLが所望値(例えば15℃)以下であるか否かを判断する。
【0042】
測定値TLが所望値以下であれば次のステップに移り、所望値を超えていれば制御部38はその冷却能力を高めるようにチラー32に制御信号を送信するとともに管内温度センサ33による温度測定を継続する(ステップS6)。チラー32によって冷却された純水の温度が所望値以下になると、バルブV10が開けられオゾンガス発生部35からオゾンガス溶解部34にオゾンガスが供給されて、オゾンガス溶解部34内で純水にオゾンガスが溶解されてオゾン水が生成される(ステップS7)。
【0043】
生成されたオゾン水は循環配管L10を介してタンク31に循環供給されるとともに、そのオゾン濃度が濃度センサ37により測定されてその測定値ODが制御部38に送信される(ステップS8)。測定値ODを受信した制御部13は、測定値ODが所望値以上であるか否かを判断する(ステップS9)。所望のオゾン濃度を有するオゾン水がタンク31に循環供給されるとポンプP2を停止してタンク31内にオゾン水を貯留する。そして、バルブV6が開けられるとともにポンプP1が駆動されて主供給管L6および液中パイプを介して洗浄槽2内にオゾン水が供給される(ステップS10)。
【0044】
洗浄槽2内に供給されたオゾン水OLが外槽3に溢れ出すとヒータ6が作動され洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLが例えば約20℃から約40℃の範囲内まで加熱される(ステップS11)。なお、外槽3に溢れ出したオゾン水は外槽3に一旦貯留された後、ドレイン管L14を介して基板洗浄装置1c外に排液される。また、洗浄槽2にオゾン水を連続供給するだけのオゾン水がタンク31に貯留されていない場合は、上述のステップS1からステップS9を適宜に実行することによりオゾン水を追加生成する。
【0045】
ヒータ6によって加熱されたオゾン水OLの温度が槽内温度センサ7により測定されその測定値TUが制御部38に送信される(ステップS12)。測定値TUを受信した制御部13は、測定値TUが所望値(例えば25℃)以上であるか否かを判断する(ステップS13)。
【0046】
洗浄槽2に貯留されたオゾン水OLの温度が所望値以上になると図示しない搬送ロボットによって複数の基板Wが洗浄槽2内に搬入され支持部材4上に載置されてオゾン水OL中に浸漬される(ステップ14)。複数の基板Wが支持部材4上に載置されると制御部38によってバルブV11が開けられオゾンガス発生部35からオゾンガス供給管L13を介してオゾンガス供給部材5にオゾンガスが供給される。オゾンガス供給部材5に供給されたオゾンガスは多数の小孔Hからオゾン水OL中に供給されて、オゾン水OL中にオゾンガスの気泡が発生する(ステップS15)。
【0047】
上述のようにヒータ6によってオゾン水OLを加熱してオゾン水OLの温度を所望値以上とすると、基板に付着した有機物とオゾン水との反応速度が速くなり有機物が迅速に除去される。また、オゾン水OLを加熱するとオゾン水OLに溶解されていたオゾンによるオゾンガスの気泡がオゾン水OL中に均一に発生する。さらにオゾンガス供給部材5の多数の小孔Hから供給されるオゾンガスの気泡が有機物の除去効率を向上させる。
【0048】
複数の基板Wが支持部材4に載置されて所定時間(例えば10分)経過すると、バルブV11が閉じられて洗浄槽2内へのオゾンガスの供給が停止される(ステップS18)。そして、ポンプP1が停止されるとともにバルブV6が閉じられてタンク31から洗浄槽2へのオゾン水の導入が停止され(ステップS19)、ヒータ6への電力供給が停止される(ステップS20)。
【0049】
次に図8に示すステップ21に移り、バルブV7が開けられ純水供給管L7、主供給管L6および液中パイプを介して純水供給源WSから洗浄槽2に純水が供給される。洗浄槽2に供給された純水は洗浄槽2に貯留されたオゾン水OLと混合しつつ外槽3に溢れ出し、やがて洗浄槽2内のオゾン水は純水に置換され、支持部材4に支持された複数の基板Wは所定時間(例えば10分)だけ純水中に浸漬され洗浄される(ステップS22)。そして、ステップ24で図示しない搬送ロボットにより複数の基板Wが洗浄槽2外へ搬出された後、バルブV7が閉じられて洗浄槽2内への純水の供給が停止される(ステップS22)。
【0050】
次に処理すべき基板W(次ロット)の有無が判断され(ステップS26)、次ロットがある場合はステップS10(図7)からの処理が繰り返される。このようにステップS10からの処理が繰り返される場合、洗浄槽2内に貯留された純水がオゾン水に十分に置換するまでステップS10が継続された後、ステップS11に移る。また、ステップS1からステップS9までのオゾン水を生成するための工程は、前のロットの基板Wが純水によって処理されている間(ステップS21からステップS25)に実行される。
【0051】
ステップ26に戻り、次に処理すべきロット(次ロット)がない場合はステップ27に移る。ステップ27ではバルブV12が開けられ洗浄槽2内に貯留された純水が槽内排液管L15およびドレイン管14を介して基板洗浄装置1c外に排液される。
【0052】
次に上述の第2実施形態の変形例を図4を用いて説明する。図4において図3に示される符号と同じ符号が付された各部材は図3の各部材と同じ機能を有するものであり、その詳細な説明は省略する。図4に示す変形例は、図3に示す第2実施形態と異なり洗浄槽2の周囲にヒータが設けられていない。図4に示す基板処理装置1dでは主供給管L6にヒータ41が介設されている。ヒータ41は、洗浄槽2内に供給されたオゾン水OLの温度が例えば約20℃から約40℃の範囲内となるように、主供給管L6中を洗浄槽2に向けて流れる例えば約15℃のオゾン水を加熱する。ヒータ41は槽内温度センサ7によって測定されたオゾン水OLの温度に基づいて制御部43によって制御される。
【0053】
また、洗浄槽2の底部には洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLに超音波振動を付与する超音波発生器42が取り付けられている。超音波発生器42は処理プログラムに基づいて制御部43によって制御される。
【0054】
上述の変形例の動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。図9は図7および図8に示す第2実施形態のフローチャートと異なるステップを含む部分についてのみ図示され、次に説明するステップ以外は第2実施形態と同じである。図9に示すステップ11bにおいてヒータ41が作動され、ステップ16において超音波発生器42が作動され、ステップS23において超音波発生器42が停止される。すなわち、図4に示す主供給管L6に介設されたヒータ41により加熱されたオゾン水が洗浄槽2内に供給され、洗浄槽2内に貯留された例えば約20℃から約40℃の範囲内まで加熱されたオゾン水OL中に複数の基板Wが浸漬されて処理される。また、超音波発生器42によって洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLに超音波振動が付与されて、有機物の除去効率が向上する。
【0055】
この発明は上述の各実施形態やそれらの変形例に限定されるものではなく、次のような変形例を採用することも可能である。
純水やオゾン水を0℃付近まで冷却する必要のないときには、図1から図4に示す溶液供給管L5,L11および溶質溶解部14,36など冷却される純水およびオゾン水に溶質を溶解させて純水またはオゾン水の凝固点を降下させるための構成を省略し、図5、図7に示すステップ3の溶液供給工程を省略しても良い。
【0056】
オゾン水の凝固点を下げるためにオゾン水に溶解させる溶質は上述の塩化ナトリウム以外に塩化カリウム(KCl)、炭酸カルシウム(CaCO)でもよく、基板の処理に悪影響を与えることなくオゾン水の凝固点を下げる作用のある溶質であれば良い。
【0057】
また、上述の各実施形態において基板洗浄装置に、オゾンガス発生部12,35やオゾン水生成手段が設けられていたが、工場設備としてオゾンガス供給源やオゾン水供給源が設置されている場合は、基板洗浄装置にオゾンガス発生部12,35やオゾン水生成手段を設けず、各工場設備からオゾンガスやオゾン水を受け入れる構成としても良い。
【0058】
さらに上述の各実施形態において、超音波発生器22,42が洗浄槽2の底部に取り付けられる構成であるが、洗浄槽2を伝播水中に配置し、この伝播水に超音波発生器により超音波振動を付与し、伝播水を介して洗浄槽2内に貯留されたオゾン水OLに超音波振動を付与しても良い。
【0059】
この発明は、上述の各実施形態のような有機物を除去する基板洗浄装置以外に、基板に付着した金属異物を除去する基板洗浄装置や基板の表面に自然酸化膜を形成する基板処理装置などオゾン水の酸化力を用いて基板を処理する装置や方法に適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、請求項1または請求項9に係る発明によれば、冷却された純水またはオゾン水にオゾンを溶解させて生成されたオゾン水を加熱することによって、基板の処理を行うべきオゾン水中のオゾン濃度を高めることができるとともに基板に対する反応速度を向上させることができて、オゾン水による有機物の除去などの処理を迅速に実行することができる。
【0061】
また、請求項2に係る発明によれば、処理槽内に貯留されたオゾン水が加熱されることによって、基板が浸漬されるオゾン水中にオゾンガスの気泡を均一に発生させることができて、基板に対するオゾン水による処理を均一に実行することができる。
【0062】
また、請求項3に係る発明によれば、処理槽に供給される前のオゾン水が加熱されるので、基板の処理を行うべきオゾン水を確実に加熱することができる。
【0063】
さらに請求項4に係る発明によれば、制御手段が第1の温度測定手段よって測定された純水またはオゾン水の温度に基づいて冷却手段を制御することによって、純水またはオゾン水を正確に冷却することができる。
【0064】
またさらに請求項5に係る発明によれば、制御手段がオゾン水中のオゾン濃度に基づいてオゾン水生成手段を制御することによって、所望のオゾン濃度を有するオゾン水を確実に得ることができる。
【0065】
また、請求項6に係る発明によれば、制御手段が第2の温度測定手段によって測定されたオゾン水の温度に基づいて加熱手段を制御することによって、オゾン水を正確に加熱することができる。
【0066】
さらに請求項7または請求項10に係る発明によれば、冷却される純水またはオゾン水に所定の溶質を溶解させることによって、純水またはオゾン水の凝固点を下げることができ、純水またはオゾン水を0℃付近まで冷却することができて、純水またはオゾン水に対するオゾンの溶解度を向上させることができる。
【0067】
またさらに請求項8に係る発明によれば、処理槽に貯留されたオゾン水中にオゾンガスを供給することによって、基板の処理効率を向上できる。
【0068】
請求項11に係る発明によれば、冷却工程で純水またはオゾン水を約0℃から約20℃の範囲内まで冷却し、オゾン水生成工程でオゾン濃度が約50ppmから約120ppmの範囲内にあるオゾン水を生成し、加熱工程でオゾン水を約20℃から約40℃の範囲内まで加熱することによって、上記の効果をより確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す模式図である。
【図2】第1実施形態の変形例を示す模式図である。
【図3】この発明の第2実施形態を示す模式図である。
【図4】第2実施形態の変形例を示す模式図である。
【図5】第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図6】図2に示す変形例の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図7】第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートの前半部分を示す図である。
【図8】第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートの後半部分を示す図である。
【図9】図4に示す変形例の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 基板洗浄装置
2 洗浄槽
4 支持部材
5 オゾンガス供給部材
6,21,41 ヒータ
7 槽内温度センサ
8,32 チラー
9,33 管内温度センサ
10,34 オゾンガス溶解部
11,37 濃度センサ
12,35 オゾンガス発生部
13,23,38,43 制御部
14,36 溶質溶解部
W 基板
OL オゾン水

Claims (12)

  1. オゾン水中に基板を浸漬させて基板を処理する基板処理装置において、
    オゾン水を貯留する処理槽と、
    処理槽に貯留されたオゾン水中で基板を支持する支持手段と、
    前記処理槽に貯留された純水またはオゾン水を循環させる循環配管と、
    前記循環配管に設けられ、前記循環配管を流れる純水またはオゾン水を冷却する冷却手段と、
    前記循環配管に設けられ、前記冷却手段によって冷却された純水またはオゾン水にオゾンを溶解させて、所望のオゾン濃度を有するオゾン水を生成するオゾン水生成手段と、
    オゾン水を加熱する加熱手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、前記加熱手段は処理槽内に貯留されたオゾン水を加熱することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1に記載の基板処理装置において、前記加熱手段は処理槽に供給される前のオゾン水を加熱することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、冷却手段によって冷却された純水またはオゾン水の温度を測定する第1の温度測定手段を有し、第1の温度測定手段による測定結果に基づいて冷却手段を制御する制御手段を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処理装置において、オゾン水生成手段によって生成されたオゾン水中のオゾン濃度を測定するオゾン濃度測定手段を有し、オゾン濃度測定手段による測定結果に基づいてオゾン水生成手段を制御する制御手段を有することを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の基板処理装置において、加熱手段によって加熱されたオゾン水の温度を測定する第2の温度測定手段を有し、第2の温度測定手段による測定結果に基づいて加熱手段を制御する制御手段を有することを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の基板処理装置において、冷却手段によって冷却される純水またはオゾン水に所定の溶質を溶解させる溶解手段をさらに有することを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の基板処理装置において、処理槽に貯留されたオゾン水中にオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段をさらに有することを特徴とする基板処理装置。
  9. オゾン水中に基板を浸漬させて基板を処理する基板処理方法において、
    純水またはオゾン水を第1の温度まで冷却する冷却工程と、
    冷却工程で冷却された純水またはオゾン水にオゾンを溶解させて、所望のオゾン濃度を有するオゾン水を生成するオゾン水生成工程と、
    オゾン水生成工程で生成されたオゾン水中に基板を浸漬させる浸漬工程と、
    浸漬工程において基板が浸漬されるオゾン水を第2の温度まで加熱する加熱工程と、
    を含み、
    前記冷却工程と、前記オゾン水生成工程と、前記加熱工程は、純水またはオゾン水を循環させる過程において、循環される純水またはオゾン水に対して、順次に実行することを特徴とする基板処理方法。
  10. 請求項9に記載の基板処理方法において、冷却工程で冷却される純水またはオゾン水に所定の溶質を溶解させる溶解工程をさらに含むことを特徴とする基板処理方法。
  11. 請求項9または請求項10に記載の基板処理方法において、冷却工程で純水またはオゾン水を約0℃から約20℃の範囲内まで冷却し、オゾン水生成工程でオゾン濃度が約50ppmから約120ppmの範囲内にあるオゾン水を生成し、加熱工程でオゾン水を約20℃から約40℃の範囲内まで加熱することを特徴とする基板処理方法。
  12. 請求項8に記載の基板処理装置において、
    オゾンガスを発生させ、前記オゾン水生成手段と前記オゾンガス供給手段とにオゾンガスを供給するオゾンガス発生手段をさらに有することを特徴とする基板処理装置。
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